JPH0571174U - 食品包装資材 - Google Patents

食品包装資材

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JPH0571174U
JPH0571174U JP1964592U JP1964592U JPH0571174U JP H0571174 U JPH0571174 U JP H0571174U JP 1964592 U JP1964592 U JP 1964592U JP 1964592 U JP1964592 U JP 1964592U JP H0571174 U JPH0571174 U JP H0571174U
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plastic film
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adhesive
perforated
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大機 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部の結露を防止して結露水分を分離し、内
部のガス抜きと外部の空気を透過確保して収納食品の生
鮮状態を保持する。 【構成】 微孔11を無数に溶解透設することで夫々の
微孔11周囲に小突起12を突設した有孔フイルム1
と、ガス透過性プラスチックフイルム2とを、全面では
なく散在状に施した接着剤3層を介して有孔フイルム1
の小突起13配置側で接合させ、接着剤3のない間隙部
位に保水室4を形成して成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチックフイルムの気体通過を確保した結露防止の包装資材に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から食品包装材にプラスチックフイルムが使用されているが、特に食品と の接触面では結露を防止し、またガスを外に発散することで食品の変色や腐敗を 防止する機能を有することが最適である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、両面のプラスチックフイルムの間に保水室を設け、内面のフ イルムに微孔を無数に設けることで内部の水分を保水室に導いて結露を防止し、 外面のフイルムでは内部への水の浸入を阻止すると共に、内部のガス抜き及び呼 吸用酸素を確保できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、微孔を無数に溶解透設することで夫々の微孔周囲に小突起 を突設した有孔フイルムと、ガス透過性プラスチックフイルムとを、全面ではな く散在状に施した接着剤層を介して有孔フイルムの小突起面側で接合させて、接 着剤のない間隙部位に保水室を形成した構成としている。なお、有孔フイルムを プラスチック延伸フイルムで形成すると共にヒートシール加工し、ガス透過性プ ラスチックフイルムをポリスチレンフイルムで形成してもよく、防曇効果を保有 させた有孔フイルム及びガス透過性プラスチックフイルムを用いてもよい。
【0005】
【作用】
有孔プラスチックフイルムとガス透過性プラスチックフイルムとが全面接着で はなく散在状に接着してあることから、接着剤層がない間隙層が保水室となって 内部からの結露水分を食品から分離して溜め、また収納食品が排出するエチレン ガス等の内部の気体を有孔プラスチックフイルムの微孔から保水室を通過して外 側のガス透過性プラスチックフイルムから発散するのである。この際、微孔を溶 解透設することで生じる微孔周囲の小突起によって保水室の密着状態を防止し、 且つ両フイルム間の間隙巾が大きくなるため保水室の膨らみを確保できるのであ り、小突起の壁作用によって保水室の水分が微孔から内部に逆流することを阻止 するのである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の図示実施例を説明する。図1及び図2に示す本例において、1 はポリエチレンの有孔フイルムであって、熱針による溶解によって直径約150 ミクロンの微孔11が無数に透設してあり、夫々の微孔11の周囲には溶解樹脂 が硬化して小突起12が生じるのである。2はポリスチレンのガス透過性プラス チックフイルムであり、水分を通過させずガスだけを通過させるフイルムであり 、各種のものが開発されている。
【0007】 そして、図3のように、接着剤含有凹部32を断続させて成る糊付けロール3 1を用い、糊付けロール31に熱硬化性又は時間硬化性接着剤3を浸してスクレ ーパで凹部32以外に付着した接着剤3をかき落した後、ガス透過性プラスチッ クフイルム2の片面に圧接して接着剤3を散在状に付着するのである。
【0008】 ついで、図4のように、接着剤3が断続的な散在状に付着されたガス透過性プ ラスチックフイルム2に接合機によって小突起12面を内側にした有孔フイルム 1を張り合わせて複合体とするのである。なお、両フイルム1,2には防曇加工 が施してある。
【0009】 このように本例によると、散在している接着剤3層のない間隙層に保水室4が 形成されるのであり、保水室4を介して通気性が平均的に確保されるのである。 また小突起12面で接合したため小突起12によって保水室4の密着状態が防止 され、且つ両フイルム1,2間の間隙巾が大きくなるため保水室4の膨らみを確 保できるのである。さらに、内外面では小突起12のない平滑なフイルム面とな って微孔11へ水分が浸入し易いのである。さらに、熱溶着できるため有孔フイ ルム1のため袋状にすることもできるのである。
【0010】 このため本例の通気性を有する包装資材を、水分を発散する食品、特に椎茸、 しめじ、まいたけ、ひらたけ、えのき等の微呼吸を必要とする食用きのこ等の生 鮮食料品の包装材として使用すれば最適であり、袋内の結露水分が微孔11から 保水室4に貯水されることから結露防止の効果が優れるのである。なお、一旦保 水室4に貯水された水分は、小突起12の壁によって微孔11へ導かれることが 邪魔されることから内部への逆流が防止されるのである。このため食品に付着し て変色や腐敗を促すことがない。
【0011】 また、接着剤3の接着面積を加減して有孔フイルム1とガス透過性プラスチッ クフイルム2とを接着することにより、保水室の広さを加減できるため、全体と しての通気保水性を適度に調整制御できるのである。さらに両フイルム1,2に 防曇処理を施したため曇りが防止され、且つフイルム特性によって流れがよく水 分を特定部分の微孔11から保水室4に誘導できるようにすることもできるので ある。
【0012】 本例は上記のように構成したが、本考案においてはこれに限定されない。例え ば、有孔プラスチックフイルムの素材は問わず、ポリプロピレン等の各種プラス チックフイルムでもよく、プラスチックの複合体フイルムであってもよい。有孔 フイルムをプラスチック延伸フイルムで形成した場合はヒートシール加工を施す ことによって袋状に熱圧着できるのである。
【0013】 また、他方のガス透過性プラスチックフイルムの素材も限定されず、ブタジェ ン酸等のプラスチックフイルムでもよく、ガス透過性が確保できればそれらの複 合体であつてもよい。さらに、微孔の大きさは適宜であって100〜500ミク ロンが妥当であり、水分を通過できればよい。なお、接着剤の種類も任意であり 、散在状の接着配置も適宜である。接着剤を間隔をおいて交互に帯状に塗布する ことにより、保水室を帯状にできて端部の微孔から排水させることもできるので ある。
【0014】
【考案の効果】
本考案によると、通気性が良好なことから収納食品の生鮮保持に優れ、また有 孔プラスチックフイルムとガス透過性プラスチックフイルムとが全面接着ではな く散在状に接着してあることから、接着剤層がない間隙層が保水室となるため内 部からの結露水分を食品から分離貯水して結露防止に優れ、溜まった水分は微孔 周囲の小突起によって逆流を阻止されるため収納食品の変色防止や腐敗防止の効 果が大きく、微孔周囲の小突起によって保水室の密着状態を防止すると共に、両 フイルム間の間隙巾が大きくなるため保水室の膨らみを確保できるのである。
【0015】 また、請求項2によると、安価で良好な通気効果が得られ、有孔フイルムのヒ ートシールを内側面とすれば袋状等の所定形状に熱溶着できるのである。請求項 3によると、収納食品が透視できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す拡大した斜視図であ
る。
【図2】そのさらに拡大した縦断面図である。
【図3】接着剤含有凹部を断続させて成る糊付けロール
の斜視図である。
【図4】その複合接着する斜視図である。
【符号の説明】
1 有孔フイルム 11 微孔 12 小突起 2 ガス透過性プラスチックフイルム 3 接着剤 31 糊付けロール 4 保水室

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微孔11を無数に溶解透設することで夫
    々の微孔周囲に小突起12を突設した有孔フイルム1
    と、ガス透過性プラスチックフイルム2とを、全面では
    なく散在状に施した接着剤3層を介して有孔フイルムの
    小突起面側で接合させて、接着剤のない間隙部位に保水
    室4を形成して成ることを特徴とする食品包装資材。
  2. 【請求項2】 有孔フイルム1をプラスチック延伸フイ
    ルムで形成すると共にヒートシール加工し、ガス透過性
    プラスチックフイルム2をポリスチレンフイルムで形成
    した請求項1の食品包装資材。
  3. 【請求項3】 有孔フイルム1及びガス透過性プラスチ
    ックフイルム2に夫々防曇効果を保有させた請求項1又
    は請求項2のプラスチック複合資材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0976390A (ja) * 1995-09-13 1997-03-25 Tokuyama Corp 積層フィルム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60171891U (ja) * 1984-04-25 1985-11-14 雪印乳業株式会社 チ−ズ用包材
JPH01127739U (ja) * 1988-02-19 1989-08-31

Patent Citations (2)

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