JPH0570258U - 掘取機の操作構造 - Google Patents

掘取機の操作構造

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JPH0570258U
JPH0570258U JP2029092U JP2029092U JPH0570258U JP H0570258 U JPH0570258 U JP H0570258U JP 2029092 U JP2029092 U JP 2029092U JP 2029092 U JP2029092 U JP 2029092U JP H0570258 U JPH0570258 U JP H0570258U
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digging
blade
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traveling vehicle
crane
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JP2029092U
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金一 藤原
実 上田
敏彦 山根
利明 竹房
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 クレーン装置を装備した掘取機の操作性の向
上並びに誤操作の防止を図る。 〔構成〕 乗用設備10を有する走行車体12と、走行
車体12の前方に設けられ、走行車体12に設けられた
垂直支持軸32及び水平支持軸36の回りをそれぞれ旋
回及び俯仰できるフレーム28並びに両端支持部を前後
に配してフレーム28の前方に設けられ、回転方向前後
に振動しながら回転する半円状のブレード30を有する
掘取装置14と、垂直軸116の回りを旋回できる基柱
110及び基柱110に設けられた水平軸118の回り
を俯仰でき、且つ、長手方向に伸縮できるアーム112
を有するクレーン装置16とからなる掘取機において、
掘取装置14の旋回及び俯仰を一本の掘取り旋回俯仰レ
バー134の左右動と前後動とで、クレーン装置16の
旋回及び俯仰を一本のクレーン旋回俯仰レバー136の
左右動と前後動とでそれぞれ行わせることを特徴とする
掘取装置の操作構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹木を移植するときにその根土を半球状に切り取る掘取機の操作構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹木を移植するときには、その根土(根鉢)を半球状に切り取る必要があるが 、これを人力で行うと非常に労力を要する上に能率も悪い。このため、特開昭5 9−147880号公報に見られるように、回転方向に振動しながら回転する半 円状のブレードを有する掘取機を用いることがある。又、切り取った根鉢の穴か らの取り出しや車輛への積み込みにも大きな労力を必要とするから、特開平2− 291217号公報に見られるように、この掘取機にクレーン装置を装備したも のがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ブレードの振動と回転とは分けた方が掘取性が高まるから、この操 作は別々にできるようにしてある。又、作業性を高めるために、掘取装置は走行 車体に対して旋回及び俯仰ができるようにし、更に、これに伴ってクレーン装置 も旋回および俯仰ができるようにしてある。本来はこれらをそれぞれ専用のレバ ーで操作することになるが、こうすると操作レバーの数が増え、作業がやり難い 上に誤操作を招くこともある。 本考案は、以上のような課題を解決するものであり、特定の機能に対してはで きるだけ数の少ない操作レバーで集中化できるようにし、操作性の向上と誤操作 の防止を図ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、乗用設備を有する走行車体と、走行車体の前方に設けら れ、走行車体に設けられた垂直支持軸及び水平支持軸の回りをそれぞれ旋回及び 俯仰できるフレーム並びに両端支持部を前後に配してフレームの前方に設けられ 、回転方向前後に振動しながら回転する半円状のブレードを有する掘取装置と、 垂直軸の回りを旋回できる基柱及び基柱に設けられた水平軸の回りを俯仰でき、 且つ、長手方向に伸縮できるアームを有するクレーン装置とからなる掘取機にお いて、掘取装置の旋回及び俯仰を一本の掘取り旋回俯仰レバーの左右動と前後動 とで、クレーン装置の旋回及び俯仰を一本のクレーン旋回俯仰レバーの左右動と 前後動とでそれぞれ行わせることを特徴とする掘取装置の操作構造を提供したも のである。
【0005】
【作用】
以上の手段をとることにより、掘取装置の旋回及び俯仰は一本の掘取り旋回俯 仰レバーの左右動と前後動とででき、又、クレーン装置の旋回及び俯仰は一本の クレーン旋回俯仰レバーの左右動と前後動とでできるから、それぞれが別々のモ ノレバーで操作でき、操作性の向上及び誤操作の防止が可能になる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に係る掘取機の側面図、図2は平面図であるが、この掘取機は作 業者が座る座席等の乗用設備10を有する走行車体12と、走行車体12の前方 に旋回及び俯仰可能に設けられる掘取装置14と、走行車体の前部に据え付けら れるクレーン装置16とからなる。尚、図2は理解が容易なように、掘取装置1 4とクレーン装置16の位置をずらせて描いている。
【0007】 走行車体12はクローラ18を装備している走行フレーム20の上に車台22 が旋回可能に載架していて自走機能を有する。車台22にはエンジン(図示省略 )が搭載されており、クローラ18の駆動及び各部の駆動はこのエンジンを動力 源とする。この他、車台22には前記した乗用設備10の他に各種の操作レバー 類24や作業者を覆う日除け26等も設けられている。
【0008】 掘取装置14は車台22の前方に旋回及び俯仰可能に取り付けられるフレーム 28と、両端支持部を前後に配してフレーム28の前方に設けられる半円状のブ レード30とからなる。即ち、車台22の前部に垂直支持軸32を設け、この垂 直支持軸32に取付けプレート34を回動可能に取り付けるとともに、取付けプ レート34に水平支持軸36を設け、この水平支持軸36にフレーム28を回動 可能に取り付ける。取付けプレート34の旋回はこれと車台22との間に介装さ れる油圧シリンダ38の伸縮で行い、俯仰は取付けプレート34に取り付けられ るブラケット40とフレーム28との間に取り付けられる油圧シリンダ42の伸 縮で行う。
【0009】 フレーム28の一側(平面視で進行方向左側)側からは先端にブラケット44 を垂下させた支持アーム46が前延しており、このブラケット44とフレーム2 8の前端に突出している駆動軸48とでブレード30の前後端をそれぞれ支持す る。ブレード30は切削抵抗を減じてその切削性能を高めるために径方向のみな らず周方向にも円形をしており、ちょうど球面の一部を破断したような形状をし ている。又、進行方向前端には先鋭な刃部30aが形成されている。尚、この掘 取機には種々の大きさのブレード30が付け替えられるようになっており、これ に対処するために支持アーム46の前後取付け位置が変更できるようになってい る。
【0010】 ところで、ブレード30は回転方向前後に振動しながら回転することは前記し たが、振動力は振動発生器64で、回転力は回転駆動器66でそれぞれ付与され る。振動発生器64と回転駆動器66の具体的構造は本考案の要旨とは関係ない ので、ここでの詳説は省略するが、要するに、振動発生器64は駆動軸48に揺 動振動運動を付与するものであり、回転駆動器66は駆動軸48に等速回転運動 を付与するものであり、結局、駆動軸48はこれの運動が合成された振動回転運 動をするようになっているのである。
【0011】 次に、クレーン装置16であるが、図1及び図2に示すように、このクレーン 装置16は上方に延びる基柱110と、基柱110から水平に延びるアーム11 2とからなるジブクレーンタイプのものを使用する。基柱110は車台22の上 に設けられた支持台114に垂直軸116で旋回可能に取り付けられており、ア ーム112は基柱110の上部に設けられた水平軸118で俯仰可能に取り付け られている。
【0012】 基柱110と車台22との間及び基柱110とアーム112との間にはそれぞ れ油圧シリンダ120、122が介装されており、これら油圧シリンダ120、 122を伸縮させることで基柱110及びアーム112は旋回及び俯仰ができる ようになっている。又、アーム112には副アーム124が内蔵されており、ア ーム112と副アーム124との間にも油圧シリンダ126が介装されているか ら、この油圧シリンダ126を伸縮させると副アーム124は伸縮できる。この 他、副アーム124からは先端にフック128が装着されたワイヤ130が垂れ 下がっており、このワイヤ130を動力源(図示省略)で昇降させることで物を 吊り上げることができる。尚、副アーム124はブレード30のほぼ中心付近ま で伸長できる。
【0013】 ところで、クレーン装置16の基柱110を支持する垂直軸116と掘取装置 14のフレーム28を支持する垂直支持軸32とは非常に接近した位置に設けら れる。即ち、クレーン装置16の垂直軸116の前後位置は掘取装置14の垂直 支持軸32よりも僅か後方で、左右位置はそれよりもやや左側(支持アーム46 が存する側)に偏っている。このような配置にしたのは、重量バランスを保ちつ つクレーン装置16自体を小型化するためと、支持アーム46の開放側の視界を 十分確保するためである。
【0014】 図3はこの掘取機の作業状態を示す側面図、図4は平面図であるが、掘取装置 14を旋回させて掘り取る樹木132がブレード30の中心に来るように操作し たなら(このとき、ブレード30は支持アーム46側のほぼ水平位置で停止させ ておく)、支持アーム46のブラケット44の先端が土中に突き刺さるまで掘取 装置14を俯かせる。次に、ブレード30を振動回転させて約180°以上回転 させると、樹木132の根土は略半球状に切り取られる。そこで、クレーン装置 16のフック128が樹木132の上に来るように基柱110を旋回及びアーム 112を伸縮させてフック128を根鉢又は枝等に引っ掛けて吊り上げる。
【0015】 尚、このような掘取作業を連続して行う場合、クレーン装置16で吊り上げた 根鉢は支持アーム46の開放側まで旋回させ、地上に一旦置いてから次の作業に 入る。このようなことから、掘取装置14の旋回角度αは走行車体12の中心か ら左右に等分に振り分けられるのが好ましいし、クレーン装置16の旋回角度β は掘取装置14の旋回角度αをすべてカバーし、しかも、支持アーム46の開放 側にはより大きく旋回できるのが好ましい。
【0016】 次に、以上の各操作は油圧モータ及び油圧シリンダを用いて行うが、これを制 御する方向切換弁(図示省略)の切換えは乗用設備10付近に集中配置される操 作レバー類24を操作して行う。図5は操作レバー類24の配置状態を示す平面 図であるが、掘取装置14の旋回及び俯仰は掘取り旋回俯仰レバー134の左右 動と前後動で行い、クレーン装置16の旋回及び俯仰はクレーン旋回俯仰レバー 136の左右動と前後動で、又、伸縮はクレーン伸縮レバー138の押引でそれ ぞれ行う。更に、ブレード30の振動はブレード振動ペダル140の踏込みで、 回転はブレード回転ペダル142の踏込みでそれぞれ行う。この他、左右の駆動 輪144も油圧モータ(図示省略)で駆動されるようになっており、その始動は 左右の走行用レバー146、148の押引で行い、このときの流量調整(機体の 速度)はアクセルレバー150の押引で行う。
【0017】 図6はブレード30を回転させるブレード回転ペダル142の背面図であるが 、このブレード回転ペダル142は水平な支持軸152を中心に左右に回転でき るようになっており、右側を踏んで右回転させればブレード30は右に回転し、 左側を踏んで左回転させれば左に回転するようになっている。尚、ブレード回転 ペダル142には回動してその上を覆う安全カバー154が設けられており、不 意に回転しては危険なときにはこの安全カバー154を降ろしておく。
【0018】
【考案の効果】
以上、本考案は、前記したものであるから、即ち、掘取装置の旋回及び俯仰は 掘取り旋回俯仰レバーの左右動と前後動で行い、クレーン装置の旋回及び俯仰は クレーン旋回俯仰レバーの左右動と前後動で、又、伸縮はクレーン伸縮レバーの 押引でそれぞれ行い、更に、ブレードの振動はブレード振動ペダルの踏込みで、 回転はブレード回転ペダルの踏込みでそれぞれ行うようにしたものであるから、 手と足とをフルに使って一つの機能に対しては一本の操作器具で操作できるので 、操作性が向上するとともに、誤操作が防止できる。特に、危険を伴うブレード の回転はブレード回転ペダルの踏み分けで行い、且つ、不使用時は安全カバーで 覆っているため、安全度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘取機の側面図である。
【図2】掘取機の平面図である。
【図3】掘取機の作業状態を示す側面図である。
【図4】掘取機の作業状態を示す平面図である。
【図5】操作レバー類の配置状態を示す平面図である。
【図6】ブレード回転ペダルの背面図である。
【符号の説明】
10 乗用設備 12 走行車体 14 掘取装置 16 クレーン装置 28 フレーム 30 ブレード 32 垂直支持軸 36 水平支持軸 110 基柱 112 アーム 116 垂直軸 118 水平軸 134 掘取り旋回俯仰レバー 136 クレーン旋回俯仰レバー 140 ブレード振動ペダル 142 ブレード回転ペダル
フロントページの続き (72)考案者 竹房 利明 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用設備を有する走行車体と、走行車体
    の前方に設けられ、走行車体に設けられた垂直支持軸及
    び水平支持軸の回りをそれぞれ旋回及び俯仰できるフレ
    ーム並びに両端支持部を前後に配してフレームの前方に
    設けられ、回転方向前後に振動しながら回転する半円状
    のブレードを有する掘取装置と、垂直軸の回りを旋回で
    きる基柱及び基柱に設けられた水平軸の回りを俯仰で
    き、且つ、長手方向に伸縮できるアームを有するクレー
    ン装置とからなる掘取機において、掘取装置の旋回及び
    俯仰を一本の掘取り旋回俯仰レバーの左右動と前後動と
    で、クレーン装置の旋回及び俯仰を一本のクレーン旋回
    俯仰レバーの左右動と前後動とでそれぞれ行わせること
    を特徴とする掘取装置の操作構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の掘取装置のブレードの振動を
    ブレード振動ペダルで、ブレードの回転はブレード回転
    ペダルでそれぞれ行わせることを特徴とする掘取機の操
    作構造。
JP2029092U 1992-03-03 1992-03-03 掘取機の操作構造 Pending JPH0570258U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132188B2 (ja) * 1978-03-10 1986-07-25 Tokyo Shibaura Electric Co
JPS6327567U (ja) * 1986-08-07 1988-02-23
JPH02291217A (ja) * 1989-05-02 1990-12-03 Tsunoda Tekko Kk 樹木移植装置付自走式主動機

Patent Citations (3)

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