JPH0569829U - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH0569829U
JPH0569829U JP798392U JP798392U JPH0569829U JP H0569829 U JPH0569829 U JP H0569829U JP 798392 U JP798392 U JP 798392U JP 798392 U JP798392 U JP 798392U JP H0569829 U JPH0569829 U JP H0569829U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ばね部材の作動体受け部を強く押し込まなく
とも可動接点部に大きな駆動力が与えられるようにして
作動力を軽減し、かつ固定接点の上方に必要とされてい
た可動接点部を移動させるためのスペースを省略するこ
とができて薄型化にも有利なスイッチ装置を提供する。 【構成】 ばね部材5のうち、可動接点部5dの近傍を
クリップ状の固定接点4の内側に挿通させるとともに、
該可動接点部5dと作動体受け部5cとを連結する部分
をウェハ1の樹脂製突部8aにて支持することとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、可動接点兼復帰ばねとして機能させるばね部材を組み込んだスイッ チ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスイッチ装置は、内蔵するばね部材の一部を固定接点に接離させてオ ン・オフの切換えを行うとともに、作動体たるスライダが該ばね部材のばね力に よって初期位置へ復帰するようになっているので、可動接点と復帰ばねとを別々 に組み込む場合に比べて部品点数が削減でき、小型化やコストダウンに有利であ る。そして、例えば実開昭61−112536号公報に開示されているように、 かかるばね部材として捩りコイルばねを用い、この捩りコイルばねの一端部をク リップ状の固定接点に接離させるという構造が一般的である。
【0003】 図4は、このようなスイッチ装置の従来例を示す分解斜視図で、金属板2の一 部を埋設した状態で成形されたウェハ1と、可動接点兼復帰ばねとして機能する 捩りコイルばね5と、この捩りコイルばね5に作動力を付与するスライダ6と、 このスライダ6を昇降自在に挿通せしめウェハ1と組み合わされる蓋体7とによ って構成されており、ウェハ1の外部へ突出している端子3a,3bやウェハ1 の内部に立設されているクリップ状の固定接点4は、予め金属板2をプレス加工 して形成したものである。なお、図4では、固定接点4から導出された端子3a と、後述するように捩りコイルばね5と導通状態に保たれる端子3bとが、ウェ ハ1の外部で連結されているが、このスイッチ装置の完成品では、金属板2のう ち端子3a,3bを連結する部分が切り落とされるので、両端子3a,3bは非 導通状態となる。
【0004】 捩りコイルばね5には、巻回部5aの一端に、この巻回部5aの軸線方向と略 直交する方向に延びる弾性変形部5bが設けてあり、この弾性変形部5bの先端 から巻回部5aの軸線方向に延びる部分を作動体受け部5cとなし、この作動体 受け部5cの先端から巻回部5a側へ直線状に延びる線材の一部を可動接点部5 dとなしている。そして、この捩りコイルばね5を組み込む際には、可動接点部 5dをクリップ状の固定接点4の斜め上方に配置させて巻回部5aをウェハ1上 に載置するが、このとき巻回部5aを金属板2に接触させておくことにより、捩 りコイルばね5と端子3bとの導通を確保し、また、作動体受け部5cにはスラ イダ6の駆動部6aを係合させる。なお、蓋体7には、スライダ6を挿通するた めのガイド孔7aと、捩りコイルばね5の巻回部5aを位置決めするための押え 部7bとが形成してある。
【0005】 上記構成からなる従来のスイッチ装置は、非操作時には図5(a)に示すよう に、捩りコイルばね5のばね力によってスライダ6は押し上げられており、可動 接点部5dは固定接点4から離間しているので、両端子3a,3bが非導通のス イッチオフ状態に保たれている。
【0006】 そして、この状態でスライダ6に作動力を付与すると、捩りコイルばね5の作 動体受け部5cがスライダ6に押し込まれて弾性変形部5bが弾性変形し、それ に伴って可動接点部5dが斜め下方へ移動していくので、スライダ6を所定量下 降させた時点で、図5(b)に示すように、可動接点部5dがクリップ状の固定 接点4の衝合接点部4a内に圧入されていき、よって可動接点部5dを衝合接点 部4aに圧接させることができ、これら固定接点4および捩りコイルばね5を介 して両端子3a,3bが導通されることとなって、スイッチオン状態に切り替わ る。
【0007】 また、スイッチオン状態でスライダ6に加えていた作動力を除去すると、捩り コイルばね5の弾性変形部5bが自らの弾性で元の形状に戻っていくので、可動 接点部5dが固定接点4の衝合接点部4a内から離脱してスイッチオフ状態に切 り替わるとともに、作動体受け部5cを介してスライダ6が初期位置まで押し上 げられ、図5(a)の状態に復帰する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種のスイッチ装置では、スイッチオン状態での可動接点部5d と固定接点4との接点圧を確保するため、固定接点4の衝合接点部4aが可動接 点部5dに対してある程度強い挟持力を付与できるようにしなければならず、し たがって可動接点部5dを衝合接点部4a内へ圧入するためには該可動接点部5 dをある程度強く駆動する必要がある。そして、上記従来例では、この可動接点 部5dの衝合接点部4a内への圧入を実現するために、捩りコイルばね5の作動 体受け部5cをスライダ6で強く押し込まなければならず、つまりスライダ6に 対して大きな作動力が要求されるので、作動力の軽減化が困難であった。
【0009】 また、上記従来例では、オン・オフの切換え動作に伴って、可動接点部5dを 蓋体7の天井面と固定接点4の衝合接点部4aとの間で往復移動させるので、固 定接点4の上方に広いスペースを確保しておかなければならず、装置全体の薄型 化が図りにくいという不具合があった。
【0010】 本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、作動力 が軽減できて薄型化にも有利なスイッチ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、クリップ状の固定接点を立設したウェ ハと、作動力が付与されるスライダと、該スライダに係合する作動体受け部およ び上記固定接点に接離する可動接点部が形成されたばね部材とを備え、上記スラ イダを介して上記作動体受け部を押し込むことにより上記可動接点部を上記固定 接点に接触させるスイッチ装置において、上記ばね部材のうち、上記可動接点部 の近傍を上記固定接点の内側に挿通させるとともに、該可動接点部と上記作動体 受け部とを連結する部分を上記ウェハの樹脂製突部にて支持することとした。
【0012】
【作用】 上記手段によれば、オン・オフの切換え動作に伴って、ばね部材のうち可動接 点部と作動体受け部とを連結する部分を、ウェハの樹脂製突部を支点として揺動 させることができるので、スライダを介して該作動体受け部を強く押し込まなく とも、梃子の原理で該可動接点部に大きな駆動力を与えることができ、また、ば ね部材のうち可動接点部の近傍は、クリップ状の固定接点の内側に挿通されたま ま上記揺動動作時に傾動し、この傾動によって該可動接点部を該固定接点に接離 させることができるので、該固定接点よりも上方に該可動接点部を移動させるた めのスペースを確保する必要がなくなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。ここで、図1は実 施例たるスイッチ装置の一部破断斜視図、図2は図1の矢印A方向から見た概略 断面図、図3は該実施例の動作説明図であり、先に説明した図4,5と対応する 部分には同一符号が付してある。
【0014】 図1〜3に示すスイッチ装置は、クリップ状の固定接点4や端子3a,3bを 有するウェハ1と、可動接点兼復帰ばねとして機能する捩りコイルばね5と、こ の捩りコイルばね5に作動力を付与するスライダ6と、このスライダ6を昇降自 在に挿通せしめウェハ1と組み合わされる蓋体7とによって構成されているが、 ウェハ1の樹脂成形体8の内底面には突部8aが立設してあり、この突部8a上 に捩りコイルばね5の後述する支点部5eが載せてある。すなわち、捩りコイル ばね5には、従来例と同様に、巻回部5aの一端から直線状に延びて弾性に富む 弾性変形部5bと、この弾性変形部5bの先端から直線状に延びてスライダ6の 駆動部6aに係合する作動体受け部5cと、この作動体受け部5cの先端から直 線状に延びる線材の一部で固定接点4に接離する可動接点部5dとが形成してあ るが、この捩りコイルばね5は、作動体受け部5cと可動接点部5dとを連結す る部分を上記突部8aを支点として揺動させるため、支点部5eが突部8a上に 載せてあり、該連結部分を下方から突部8aが支えている。そして、この捩りコ イルばね5は、可動接点部5dの近傍がクリップ状の固定接点4の内側に挿通し てあり、作動体受け部5cに作動力が付与されていないとき、図1,2に示すよ うに、可動接点部5dは支点部5eよりも下方に位置し、作動体受け部5cは支 点部5eよりも上方に位置している。
【0015】 なお、端子3a,3bはそれぞれ、固定接点4と捩りコイルばね5の出力端子 であり、可動接点たる捩りコイルばね5が固定接点4に接触していないときには 両端子3a,3bは電気的に絶縁されている。
【0016】 このような構成のスイッチ装置は、非操作時には図3に実線で示すように、捩 りコイルばね5のばね力によってスライダ6は押し上げられており、可動接点部 5dは最下点にあって固定接点4から離間しているので、両端子3a,3bが非 導通のスイッチオフ状態に保たれている。
【0017】 そして、この状態でスライダ6に作動力を付与すると、捩りコイルばね5の作 動体受け部5cがスライダ6に押し込まれて弾性変形部5bが弾性変形していく のに伴い、作動体受け部5cと可動接点部5dとを連結する部分が支点部5eを 中心に図3の反時計回り方向へ回転していくので、可動接点部5dは固定接点4 の衝合接点部4aに向かって上昇していき、スライダ6を所定量下降させた時点 で、図3に鎖線で示すように可動接点部5dが衝合接点部4a内に圧入されて両 接点部5d,4aが圧接し、よって両端子3a,3bが導通されてスイッチオン 状態に切り替わる。
【0018】 また、スイッチオン状態でスライダ6に加えていた作動力を除去すると、捩り コイルばね5の弾性変形部5bが自らの弾性で元の形状に戻っていくので、作動 体受け部5cと可動接点部5dとを連結する部分は図3の鎖線位置から支点部5 eを中心に時計回り方向へ回転していき、よって可動接点部5dが固定接点4の 衝合接点部4a内から離脱してスイッチオフ状態に切り替わるとともに、作動体 受け部5cを介してスライダ6が初期位置まで押し上げられる。
【0019】 このように上記実施例は、オン・オフの切換え動作に伴って、捩りコイルばね 5のうち作動体受け部5cと可動接点部5dとを連結する部分が、支点部5eを 中心とする揺動、つまりウェハ1の突部8aを支点とする揺動を行うので、スラ イダを介して作動体受け部5cを強く押し込まなくとも梃子の原理によって、可 動接点部5dには固定接点4の衝合接点部4a内への圧入に必要な大きな駆動力 が与えられることとなり、作動力を軽減することができる。
【0020】 しかも上記実施例は、固定接点4の内側に挿通せしめた捩りコイルばね5の可 動接点部5d近傍が上記揺動動作時に傾動し、この傾動によって可動接点部5d を固定接点4の衝合接点部4aに接離させるというものなので、可動接点部5d の移動範囲が固定接点4の上端よりも下方に設定されている。したがって、この スイッチ装置は、従来例のように固定接点の上方に可動接点部を移動させるため のスペースを確保する必要がなく、その分、装置を薄型化することができる。
【0021】 なお、可動接点兼復帰ばねとして機能させるばね部材として、捩りコイルばね の代わりに板ばね等を用いることも可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、可動接点部や作動体受け部を形成したばね部材のうち該 可動接点部近傍を固定接点の内側に挿通させ、該可動接点部と該作動体受け部と を連結する部分をウェハの樹脂製突部を支点として揺動させる本考案によれば、 該作動体受け部を強く押し込まなくとも梃子の原理で該可動接点部に大きな駆動 力を与えることができるので、作動力が軽減できるという優れた効果を奏し、ま た、固定接点の上方に可動接点部を移動させるためのスペースを確保する必要が なくなるので、スイッチ装置の薄型化が図れるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たるスイッチ装置の一部破断斜視図であ
る。
【図2】図1の矢印A方向から見た概略断面図である。
【図3】該実施例の動作説明図である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【図5】該従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ウェハ 4 固定接点 5 捩りコイルばね(ばね部材) 5c 作動体受け部 5d 可動接点部 5e 支点部 6 スライダ 8 樹脂成形体 8a 突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ状の固定接点を立設したウェハ
    と、作動力が付与されるスライダと、該スライダに係合
    する作動体受け部および上記固定接点に接離する可動接
    点部が形成されたばね部材とを備え、上記スライダを介
    して上記作動体受け部を押し込むことにより上記可動接
    点部を上記固定接点に接触させるスイッチ装置におい
    て、上記ばね部材のうち、上記可動接点部の近傍を上記
    固定接点の内側に挿通させるとともに、該可動接点部と
    上記作動体受け部とを連結する部分を上記ウェハの樹脂
    製突部にて支持したことを特徴とするスイッチ装置。
JP1992007983U 1992-02-24 1992-02-24 スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2575447Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6277830U (ja) * 1985-11-01 1987-05-19
JPH0322827U (ja) * 1989-07-14 1991-03-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6277830U (ja) * 1985-11-01 1987-05-19
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