JP2575447Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2575447Y2
JP2575447Y2 JP1992007983U JP798392U JP2575447Y2 JP 2575447 Y2 JP2575447 Y2 JP 2575447Y2 JP 1992007983 U JP1992007983 U JP 1992007983U JP 798392 U JP798392 U JP 798392U JP 2575447 Y2 JP2575447 Y2 JP 2575447Y2
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透 我妻
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Alps Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、可動接点兼復帰ばねと
して機能させるばね部材を組み込んだスイッチ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチ装置は、内蔵するばね
部材の一部を固定接点に接離させてオン・オフの切換え
を行うとともに、作動体たるスライダが該ばね部材のば
ね力によって初期位置へ復帰するようになっているの
で、可動接点と復帰ばねとを別々に組み込む場合に比べ
て部品点数が削減でき、小型化やコストダウンに有利で
ある。そして、例えば実開昭61−112536号公報
に開示されているように、かかるばね部材として捩りコ
イルばねを用い、この捩りコイルばねの一端部をクリッ
プ状の固定接点に接離させるという構造が一般的であ
る。
【0003】図4は、このようなスイッチ装置の従来例
を示す分解斜視図で、金属板2の一部を埋設した状態で
成形されたウェハ1と、可動接点兼復帰ばねとして機能
する捩りコイルばね5と、この捩りコイルばね5に作動
力を付与するスライダ6と、このスライダ6を昇降自在
に挿通せしめウェハ1と組み合わされる蓋体7とによっ
て構成されており、ウェハ1の外部へ突出している端子
3a,3bやウェハ1の内部に立設されているクリップ
状の固定接点4は、予め金属板2をプレス加工して形成
したものである。なお、図4では、固定接点4から導出
された端子3aと、後述するように捩りコイルばね5と
導通状態に保たれる端子3bとが、ウェハ1の外部で連
結されているが、このスイッチ装置の完成品では、金属
板2のうち端子3a,3bを連結する部分が切り落とさ
れるので、両端子3a,3bは非導通状態となる。
【0004】捩りコイルばね5には、巻回部5aの一端
に、この巻回部5aの軸線方向と略直交する方向に延び
る弾性変形部5bが設けてあり、この弾性変形部5bの
先端から巻回部5aの軸線方向に延びる部分を作動体受
け部5cとなし、この作動体受け部5cの先端から巻回
部5a側へ直線状に延びる線材の一部を可動接点部5d
となしている。そして、この捩りコイルばね5を組み込
む際には、可動接点部5dをクリップ状の固定接点4の
斜め上方に配置させて巻回部5aをウェハ1上に載置す
るが、このとき巻回部5aを金属板2に接触させておく
ことにより、捩りコイルばね5と端子3bとの導通を確
保し、また、作動体受け部5cにはスライダ6の駆動部
6aを係合させる。なお、蓋体7には、スライダ6を挿
通するためのガイド孔7aと、捩りコイルばね5の巻回
部5aを位置決めするための押え部7bとが形成してあ
る。
【0005】上記構成からなる従来のスイッチ装置は、
非操作時には図5(a)に示すように、捩りコイルばね
5のばね力によってスライダ6は押し上げられており、
可動接点部5dは固定接点4から離間しているので、両
端子3a,3bが非導通のスイッチオフ状態に保たれて
いる。
【0006】そして、この状態でスライダ6に作動力を
付与すると、捩りコイルばね5の作動体受け部5cがス
ライダ6に押し込まれて弾性変形部5bが弾性変形し、
それに伴って可動接点部5dが斜め下方へ移動していく
ので、スライダ6を所定量下降させた時点で、図5
(b)に示すように、可動接点部5dがクリップ状の固
定接点4の衝合接点部4a内に圧入されていき、よって
可動接点部5dを衝合接点部4aに圧接させることがで
き、これら固定接点4および捩りコイルばね5を介して
両端子3a,3bが導通されることとなって、スイッチ
オン状態に切り替わる。
【0007】また、スイッチオン状態でスライダ6に加
えていた作動力を除去すると、捩りコイルばね5の弾性
変形部5bが自らの弾性で元の形状に戻っていくので、
可動接点部5dが固定接点4の衝合接点部4a内から離
脱してスイッチオフ状態に切り替わるとともに、作動体
受け部5cを介してスライダ6が初期位置まで押し上げ
られ、図5(a)の状態に復帰する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種のス
イッチ装置では、スイッチオン状態での可動接点部5d
と固定接点4との接点圧を確保するため、固定接点4の
衝合接点部4aが可動接点部5dに対してある程度強い
挟持力を付与できるようにしなければならず、したがっ
て可動接点部5dを衝合接点部4a内へ圧入するために
は該可動接点部5dをある程度強く駆動する必要があ
る。そして、上記従来例では、この可動接点部5dの衝
合接点部4a内への圧入を実現するために、捩りコイル
ばね5の作動体受け部5cをスライダ6で強く押し込ま
なければならず、つまりスライダ6に対して大きな作動
力が要求されるので、作動力の軽減化が困難であった。
【0009】また、上記従来例では、オン・オフの切換
え動作に伴って、可動接点部5dを蓋体7の天井面と固
定接点4の衝合接点部4aとの間で往復移動させるの
で、固定接点4の上方に広いスペースを確保しておかな
ければならず、装置全体の薄型化が図りにくいという不
具合があった。
【0010】本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、作動力が軽減できて薄型化
にも有利なスイッチ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、クリップ状の固定接点を立設した樹脂製
ウェハと、該ウェハに対して昇降可能に保持されたスラ
イダと、該スライダに復帰力を付与するとともに上記固
定接点に接離可能な可動接点部を有するばね部材とを備
え、上記スライダを上記ばね部材に抗して押し込むこと
により上記可動接点部上記固定接点に接触して接点
の切換えが行われるスイッチ装置において、上記ばね部
の上記スライダに係合する作動体受け部と上記可動接
点部とを連結する部分を上記ウェハに設けた突部にて揺
動可能に支持するとともに、上記可動接点部の近傍を上
記固定接点の内側に挿通させたことを特徴とする
【0012】
【作用】上記手段によれば、オン・オフの切換え動作に
伴って、ばね部材のうち可動接点部と作動体受け部とを
連結する部分を、樹脂製ウェハに設けた突部を支点とし
て揺動させることができるので、スライダを介して該作
動体受け部を強く押し込まなくとも、梃子の原理で該可
動接点部に大きな駆動力を与えることができ、また、ば
ね部材のうち可動接点部の近傍は、クリップ状の固定接
点の内側に挿通されたまま上記揺動動作時に傾動し、こ
の傾動によって該可動接点部を該固定接点に接離させる
ことができるので、該固定接点よりも上方に該可動接点
部を移動させるためのスペースを確保する必要がなくな
る。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づ
いて説明する。ここで、図1は実施例たるスイッチ装置
の一部破断斜視図、図2は図1の矢印A方向から見た概
略断面図、図3は該実施例の動作説明図であり、先に説
明した図4,5と対応する部分には同一符号が付してあ
る。
【0014】図1〜3に示すスイッチ装置は、クリップ
状の固定接点4や端子3a,3bを有するウェハ1と、
可動接点兼復帰ばねとして機能する捩りコイルばね5
と、この捩りコイルばね5に作動力を付与するスライダ
6と、このスライダ6を昇降自在に挿通せしめウェハ1
と組み合わされる蓋体7とによって構成されているが、
ウェハ1の樹脂成形体8の内底面には突部8aが立設し
てあり、この突部8a上に捩りコイルばね5の後述する
支点部5eが載せてある。すなわち、捩りコイルばね5
には、従来例と同様に、巻回部5aの一端から直線状に
延びて弾性に富む弾性変形部5bと、この弾性変形部5
bの先端から直線状に延びてスライダ6の駆動部6aに
係合する作動体受け部5cと、この作動体受け部5cの
先端から直線状に延びる線材の一部で固定接点4に接離
する可動接点部5dとが形成してあるが、この捩りコイ
ルばね5は、作動体受け部5cと可動接点部5dとを連
結する部分を上記突部8aを支点として揺動させるた
め、支点部5eが突部8a上に載せてあり、該連結部分
を下方から突部8aが支えている。そして、この捩りコ
イルばね5は、可動接点部5dの近傍がクリップ状の固
定接点4の内側に挿通してあり、作動体受け部5cに作
動力が付与されていないとき、図1,2に示すように、
可動接点部5dは支点部5eよりも下方に位置し、作動
体受け部5cは支点部5eよりも上方に位置している。
【0015】なお、端子3a,3bはそれぞれ、固定接
点4と捩りコイルばね5の出力端子であり、可動接点た
る捩りコイルばね5が固定接点4に接触していないとき
には両端子3a,3bは電気的に絶縁されている。
【0016】このような構成のスイッチ装置は、非操作
時には図3に実線で示すように、捩りコイルばね5のば
ね力によってスライダ6は押し上げられており、可動接
点部5dは最下点にあって固定接点4から離間している
ので、両端子3a,3bが非導通のスイッチオフ状態に
保たれている。
【0017】そして、この状態でスライダ6に作動力を
付与すると、捩りコイルばね5の作動体受け部5cがス
ライダ6に押し込まれて弾性変形部5bが弾性変形して
いくのに伴い、作動体受け部5cと可動接点部5dとを
連結する部分が支点部5eを中心に図3の反時計回り方
向へ回転していくので、可動接点部5dは固定接点4の
衝合接点部4aに向かって上昇していき、スライダ6を
所定量下降させた時点で、図3に鎖線で示すように可動
接点部5dが衝合接点部4a内に圧入されて両接点部5
d,4aが圧接し、よって両端子3a,3bが導通され
てスイッチオン状態に切り替わる。
【0018】また、スイッチオン状態でスライダ6に加
えていた作動力を除去すると、捩りコイルばね5の弾性
変形部5bが自らの弾性で元の形状に戻っていくので、
作動体受け部5cと可動接点部5dとを連結する部分は
図3の鎖線位置から支点部5eを中心に時計回り方向へ
回転していき、よって可動接点部5dが固定接点4の衝
合接点部4a内から離脱してスイッチオフ状態に切り替
わるとともに、作動体受け部5cを介してスライダ6が
初期位置まで押し上げられる。
【0019】このように上記実施例は、オン・オフの切
換え動作に伴って、捩りコイルばね5のうち作動体受け
部5cと可動接点部5dとを連結する部分が、支点部5
eを中心とする揺動、つまりウェハ1の突部8aを支点
とする揺動を行うので、スライダを介して作動体受け部
5cを強く押し込まなくとも梃子の原理によって、可動
接点部5dには固定接点4の衝合接点部4a内への圧入
に必要な大きな駆動力が与えられることとなり、作動力
を軽減することができる。
【0020】しかも上記実施例は、固定接点4の内側に
挿通せしめた捩りコイルばね5の可動接点部5d近傍が
上記揺動動作時に傾動し、この傾動によって可動接点部
5dを固定接点4の衝合接点部4aに接離させるという
ものなので、可動接点部5dの移動範囲が固定接点4の
上端よりも下方に設定されている。したがって、このス
イッチ装置は、従来例のように固定接点の上方に可動接
点部を移動させるためのスペースを確保する必要がな
く、その分、装置を薄型化することができる。
【0021】なお、可動接点兼復帰ばねとして機能させ
るばね部材として、捩りコイルばねの代わりに板ばね等
を用いることも可能である。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ばね部材のスライダに係合する作動体受け部と固定接点
に接離する可動接点部とを連結する部分が、ウェハの突
部を支点として揺動可能に支持されているので、スライ
ダを介して作動体受け部を強く押し込まなくとも梃子
の原理可動接点部に大きな駆動力を与えることがで
作動力軽減できるという優れた効果を奏し、ま
た、固定接点の上方に可動接点部を移動させるためのス
ペースを確保する必要がなくなるので、スイッチ装置の
薄型化が図れるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たるスイッチ装置の一部破断斜視図であ
る。
【図2】図1の矢印A方向から見た概略断面図である。
【図3】該実施例の動作説明図である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【図5】該従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ウェハ 4 固定接点 5 捩りコイルばね(ばね部材) 5c 作動体受け部 5d 可動接点部 5e 支点部 6 スライダ 8 樹脂成形体 8a 突部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ状の固定接点を立設した樹脂製
    ウェハと、該ウェハに対して昇降可能に保持されたスラ
    イダと、該スライダに復帰力を付与するとともに上記固
    定接点に接離可能な可動接点部を有するばね部材とを備
    え、上記スライダを上記ばね部材に抗して押し込むこと
    により上記可動接点部上記固定接点に接触して接点
    の切換えが行われるスイッチ装置において、上記ばね部
    の上記スライダに係合する作動体受け部と上記可動接
    点部とを連結する部分を上記ウェハに設けた突部にて揺
    動可能に支持するとともに、上記可動接点部の近傍を上
    記固定接点の内側に挿通させことを特徴とするスイッ
    チ装置。
JP1992007983U 1992-02-24 1992-02-24 スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2575447Y2 (ja)

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JPH0569829U JPH0569829U (ja) 1993-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6277830U (ja) * 1985-11-01 1987-05-19
JPH0718497Y2 (ja) * 1989-07-14 1995-05-01 三菱自動車工業株式会社 圧入装置

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