JP3662659B2 - 圧着摺動スイッチ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば二輪自動車のホーンスイッチやエンジン始動スイッチ等に好適な、圧着摺動スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二輪自動車のホーンスイッチやエンジン始動スイッチ等には、図7に示すように、圧着式の対向接点を用いたスイッチが広く用いられてきた。
【0003】
このスイッチは、一端を回動軸(15)により端子板(12)上に支持された、一定角度内で回動可能な操作子(11)と、この操作子(11)の下面に設けられた段付リベット状の可動接点(13)と、この可動接点(13)の下面と対向する位置で、前記端子板(12)上に設けられたリベット状の固定接点(16)と、この固定接点(16)の段部(16a)の下方に設けられた段付円盤状の絶縁子(17)と、この絶縁子(17)下方に同心状に設けられた板状の端子(18)と、一端が前記可動接点(13)の段部(13a)に当接し他端が前記端子板(12)上の端子(18)に当接した圧縮コイルバネ(14)と、前記固定接点(16)に接続されたリード線(19a)と、前記端子(18)に接続されたリード線(19b)と、から構成されている。
【0004】
操作子(11)を圧縮コイルバネ(14)の弾発力に抗して押下げると、操作子(11)が回動軸(15)を支点として、図中、反時計方向に回動する。操作子(11)が回動していくと、可動接点(13)と固定接点(16)とが接触する。これにより、リード線(19b)、端子(18)、圧縮コイルバネ(14)、可動接点(13)、固定接点(16)、リード線(19a)、の順で回路が構成される。
【0005】
リード線(19a)(19b)には、車両のバッテリやホーン装置等(図示しない)が接続されているので、これにより例えばホーン装置が吹鳴する。
【0006】
操作子(11)の押下力を除去すると、圧縮コイルバネ(14)の弾発力により、可動接点(13)は固定接点(16)から引き離される。これにより、回路が切断されるので、ホーン装置等の作動は停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のスイッチでは、可動接点(13)と固定接点(16)とが圧着式の対向接点である為、万一、接点間にゴミが入り込んだ場合に自力でゴミを排出することができず、接触不良を起こしやすいという問題点があった。
【0008】
また、一方の接点の表面の一部が溶融した場合、この溶融部が、他方の接点の表面に転移して、接点表面に凹凸が生じることがある。この凹凸は、接点の開閉を繰り返しているうちに次第に大きくなり、やがて、この凹凸同士が機械的に噛み合って、可動接点(13)と固定接点(16)とが離れなくなる、いわゆるロッキング現象に発展することがあった。
【0009】
さらに、圧縮コイルバネ(14)を導体として用いているため、電流容量は、この圧縮コイルバネ(14)の線径にて決定されることになる。したがって、この従来技術のスイッチは、大電流用途には不向きであり、あえて大電流用途に用いる場合には、圧縮コイルバネ(14)の線径を太くするか、または、圧縮コイルバネ(14)に銀メッキを施したり、固定接点(16)や可動接点(13)に銀張りを施す必要があった。しかし、圧縮コイルバネ(14)の線径を太くすることは、操作子(11)の操作荷重を増大させるものであり、また、銀メッキや銀張りは、部品コストの上昇を招くものであった。
【0010】
さらにまた、接点が対向式の圧着接点であることから、接点の接触圧は、操作する者の指の力によって変化し、安定しないという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の各問題点を解決するために、可動接点が固定接点に圧着した後、固定接点上を摺動するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
すなわち、本発明の第一は、二つの固定接点が前方上面に設けられると共に、後方上面に軸受部が形成された端子板と、該軸受部に第一ピンで回動可能に軸支された操作子と、該操作子の下面中央に第二ピンで後端部が回動可能に軸支されると共に、先端部に側面視で略U字状に形成されたU字状下部を有する可動接点と、前記端子板の上面と前記操作子の下面との間に装填され、前記操作子を上方に付勢する第一バネと、前記可動接点の上面と前記操作子の下面との間に装填され、前記可動接点を下方に付勢する第二バネと、から成り、前記操作子を押圧して、前記第一バネを圧縮しつつ前記可動接点のU字状下部を前記固定接点間に接触させることによって、前記可動接点で前記固定接点間を導通させ、この状態から更に操作子を押圧することにより、前記第二バネを圧縮して前記可動接点を回動させ、前記U字状下部を前記固定接点上で摺動させることを特徴とする圧着摺動スイッチである。
【0013】
また、本発明の第二は、前記第一の発明において、前記可動接点の先端部が、一定寸法範囲内にて回動するものであることを特徴とする圧着摺動スイッチである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の代表的な実施の形態を、図1〜図6に基づき説明する。
【0015】
本発明に係る圧着摺動スイッチは、操作子(1)、端子板(3)、可動接点(2)、固定接点(4)、等から形成される。
【0016】
操作子(1)は、一端下部に細巾状の軸受部(1a)が突出状に設けられている。そして、この軸受部(1a)より前方(図中左側)下面には、凹部(1c)が設けられると共に、この凹部(1c)の上端前方には、窓部(1f)が貫通状に設けられている。
【0017】
前記操作子(1)の凹部(1c)内面(図面では上面)には、後記する可動接点(2)の後端部を支持するための軸受凹部(1b)が形成され、その前方にはバネ穴(1d)が設けられている。
【0018】
可動接点(2)は金属板をプレス加工して作製され、図6に示すように、後端上部に、前記操作子(1)の軸受凹部(1b)に嵌まる軸受部(2a)が垂直状に形成され、先端部は、側面視で略U字型に折り曲げ加工されると共に、その上部前方に水平状の先端部(2b)を突出させたものである。
【0019】
端子板(3)は、その一端上部に前記操作子(1)の軸受部(1a)が回動可能に嵌まる二又状の軸受部(3a)が設けられ、この軸受部(3a)の前方(図中左側)上面の中央部には、バネ受け凹部(3b)が、そして、その前方には、リベット状の固定接点(4)(4)が埋め込まれて、カシメその他の手段により固定されている。尚、この固定接点(4)(4)には、リード線(9)(9)が接続されていて、例えば、車両のバッテリやホーン装置等に接続されている。
【0020】
次に、この圧着摺動スイッチの組立手順について説明する。
【0021】
まず、操作子(1)のバネ穴(1d)に、この操作子(1)のバネ穴(1d)の深さより少し長い第二バネ(6)を挿入した後、このバネ(6)を操作子(1)の下方から可動接点(2)中央部の上面に当接させる。次に、前記第二バネ(6)を圧縮しつつ、可動接点(2)の先端部(2b)を操作子(1)前方の窓部(1f)に内側から引っかけるように挿入し、可動接点(2)後部の軸受部(2a)を操作子(1)の軸受凹部(1d)に嵌め込み、第二ピン(8)を操作子(1)の側面から可動接点(2)の軸受部(2a)に貫通させて打ち込む。これにより、可動接点(2)の先端部(2b)は、操作子(1)の下面に窓部(1f)の高さの範囲内において回動可能に支持される。
【0022】
次に、前記端子板(3)中央上部のバネ受け凹部(3b)に、このバネ受け凹部(3b)の底から、軸受部(1b)のほぼ中心までの高さの第一バネ(5)を挿入し、前記操作子(1)の下面に当接させる。次に、前記第一バネ(5)を圧縮しつつ、操作子(1)の軸受部(1a)を端子板(3)後方の二又状の軸受部(3a)の間に挿入し、この軸受部(3a)の側面から第一ピン(7)を打ち込む。これにより、操作子(1)の先端部が、第一バネ(5)の力に抗して回動可能に支持される。
【0023】
次に本発明に係る圧着摺動スイッチの動作について説明する。
【0024】
操作子(1)の上部前方を押し下げると、該操作子(1)は第一ピン(7)によって回動可能に支持されているので、この第一ピン(7)を支点として、第一バネ(5)に抗して図中、反時計方向に回動(下降)していく。
【0025】
操作子(1)が回動していくと、図4(a)、すなわち図5の点線で示すように、可動接点(2)先端のU字状下部が、固定接点(4)(4)間に接触する。この状態では、第一ピン(7)と、可動接点(2)の下面とを結ぶ線より、第二ピン(8)が上方に位置している。従って、操作子(1)を更に押し下げていくと、図4(b)、すなわち図5の実線で示すように、可動接点(2)は第二ピン(8)を支点として、第二バネ(6)に抗して図中時計方向に回動(上昇)する。この際、操作子(1)の前方は下降すると同時に可動接点(2)の前方は上昇するので、図5に示すように、可動接点(2)先端のU字状下部は、固定接点(4)(4)の上面を、前方(図中左側)に向けて摺動する。
【0026】
操作子(1)への押圧力を除去すると、操作子(1)は第一バネ(5)の弾発力により、第一ピン(7)を支点として時計方向に回動(上昇)する。これにより可動接点(2)は前述の接触時と反対の後方(図中右側)に固定接点(4)(4)上を摺動した後、固定接点(4)(4)から離間する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上のように、可動接点(2)が固定接点(4)(4)間に一旦接触した後に、固定接点(4)(4)上を摺動するように構成されている。従って、接点間のゴミは、可動接点(2)の摺動により自動的に前方に排出されるので、接点表面は常に清浄な状態に保たれ、長期間安定した性能を保つことができる。
【0028】
また、接触点が常に摺動するため、溶融部の転移現象やロッキング現象が発生しにくく、実用性が高いものである。
【0029】
さらに、大電流用途に用いる場合においても、従来品のように、操作子(1)の操作荷重や部品コストを増大することなく、容易に適用が可能であるほか、接点の接触圧は、第二バネ(6)により安定的に確保される、等の効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】可動接点の接触時を示す断側面図であり、(a)は接触時、(b)は接触摺動時をそれぞれ示す。
【図5】本実施例の作動原理を示す概略図
【図6】可動接点を示す斜視図。
【図7】従来品を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1……………操作子
1a……………軸受部
1b……………軸受凹部
2……………可動接点
2a……………軸受部
2b……………先端部
3……………端子板
3a……………軸受部
3b……………バネ受凹部
4……………固定接点
5……………第一バネ
6……………第二バネ
7……………第一ピン
8……………第二ピン
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば二輪自動車のホーンスイッチやエンジン始動スイッチ等に好適な、圧着摺動スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二輪自動車のホーンスイッチやエンジン始動スイッチ等には、図7に示すように、圧着式の対向接点を用いたスイッチが広く用いられてきた。
【0003】
このスイッチは、一端を回動軸(15)により端子板(12)上に支持された、一定角度内で回動可能な操作子(11)と、この操作子(11)の下面に設けられた段付リベット状の可動接点(13)と、この可動接点(13)の下面と対向する位置で、前記端子板(12)上に設けられたリベット状の固定接点(16)と、この固定接点(16)の段部(16a)の下方に設けられた段付円盤状の絶縁子(17)と、この絶縁子(17)下方に同心状に設けられた板状の端子(18)と、一端が前記可動接点(13)の段部(13a)に当接し他端が前記端子板(12)上の端子(18)に当接した圧縮コイルバネ(14)と、前記固定接点(16)に接続されたリード線(19a)と、前記端子(18)に接続されたリード線(19b)と、から構成されている。
【0004】
操作子(11)を圧縮コイルバネ(14)の弾発力に抗して押下げると、操作子(11)が回動軸(15)を支点として、図中、反時計方向に回動する。操作子(11)が回動していくと、可動接点(13)と固定接点(16)とが接触する。これにより、リード線(19b)、端子(18)、圧縮コイルバネ(14)、可動接点(13)、固定接点(16)、リード線(19a)、の順で回路が構成される。
【0005】
リード線(19a)(19b)には、車両のバッテリやホーン装置等(図示しない)が接続されているので、これにより例えばホーン装置が吹鳴する。
【0006】
操作子(11)の押下力を除去すると、圧縮コイルバネ(14)の弾発力により、可動接点(13)は固定接点(16)から引き離される。これにより、回路が切断されるので、ホーン装置等の作動は停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のスイッチでは、可動接点(13)と固定接点(16)とが圧着式の対向接点である為、万一、接点間にゴミが入り込んだ場合に自力でゴミを排出することができず、接触不良を起こしやすいという問題点があった。
【0008】
また、一方の接点の表面の一部が溶融した場合、この溶融部が、他方の接点の表面に転移して、接点表面に凹凸が生じることがある。この凹凸は、接点の開閉を繰り返しているうちに次第に大きくなり、やがて、この凹凸同士が機械的に噛み合って、可動接点(13)と固定接点(16)とが離れなくなる、いわゆるロッキング現象に発展することがあった。
【0009】
さらに、圧縮コイルバネ(14)を導体として用いているため、電流容量は、この圧縮コイルバネ(14)の線径にて決定されることになる。したがって、この従来技術のスイッチは、大電流用途には不向きであり、あえて大電流用途に用いる場合には、圧縮コイルバネ(14)の線径を太くするか、または、圧縮コイルバネ(14)に銀メッキを施したり、固定接点(16)や可動接点(13)に銀張りを施す必要があった。しかし、圧縮コイルバネ(14)の線径を太くすることは、操作子(11)の操作荷重を増大させるものであり、また、銀メッキや銀張りは、部品コストの上昇を招くものであった。
【0010】
さらにまた、接点が対向式の圧着接点であることから、接点の接触圧は、操作する者の指の力によって変化し、安定しないという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の各問題点を解決するために、可動接点が固定接点に圧着した後、固定接点上を摺動するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
すなわち、本発明の第一は、二つの固定接点が前方上面に設けられると共に、後方上面に軸受部が形成された端子板と、該軸受部に第一ピンで回動可能に軸支された操作子と、該操作子の下面中央に第二ピンで後端部が回動可能に軸支されると共に、先端部に側面視で略U字状に形成されたU字状下部を有する可動接点と、前記端子板の上面と前記操作子の下面との間に装填され、前記操作子を上方に付勢する第一バネと、前記可動接点の上面と前記操作子の下面との間に装填され、前記可動接点を下方に付勢する第二バネと、から成り、前記操作子を押圧して、前記第一バネを圧縮しつつ前記可動接点のU字状下部を前記固定接点間に接触させることによって、前記可動接点で前記固定接点間を導通させ、この状態から更に操作子を押圧することにより、前記第二バネを圧縮して前記可動接点を回動させ、前記U字状下部を前記固定接点上で摺動させることを特徴とする圧着摺動スイッチである。
【0013】
また、本発明の第二は、前記第一の発明において、前記可動接点の先端部が、一定寸法範囲内にて回動するものであることを特徴とする圧着摺動スイッチである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の代表的な実施の形態を、図1〜図6に基づき説明する。
【0015】
本発明に係る圧着摺動スイッチは、操作子(1)、端子板(3)、可動接点(2)、固定接点(4)、等から形成される。
【0016】
操作子(1)は、一端下部に細巾状の軸受部(1a)が突出状に設けられている。そして、この軸受部(1a)より前方(図中左側)下面には、凹部(1c)が設けられると共に、この凹部(1c)の上端前方には、窓部(1f)が貫通状に設けられている。
【0017】
前記操作子(1)の凹部(1c)内面(図面では上面)には、後記する可動接点(2)の後端部を支持するための軸受凹部(1b)が形成され、その前方にはバネ穴(1d)が設けられている。
【0018】
可動接点(2)は金属板をプレス加工して作製され、図6に示すように、後端上部に、前記操作子(1)の軸受凹部(1b)に嵌まる軸受部(2a)が垂直状に形成され、先端部は、側面視で略U字型に折り曲げ加工されると共に、その上部前方に水平状の先端部(2b)を突出させたものである。
【0019】
端子板(3)は、その一端上部に前記操作子(1)の軸受部(1a)が回動可能に嵌まる二又状の軸受部(3a)が設けられ、この軸受部(3a)の前方(図中左側)上面の中央部には、バネ受け凹部(3b)が、そして、その前方には、リベット状の固定接点(4)(4)が埋め込まれて、カシメその他の手段により固定されている。尚、この固定接点(4)(4)には、リード線(9)(9)が接続されていて、例えば、車両のバッテリやホーン装置等に接続されている。
【0020】
次に、この圧着摺動スイッチの組立手順について説明する。
【0021】
まず、操作子(1)のバネ穴(1d)に、この操作子(1)のバネ穴(1d)の深さより少し長い第二バネ(6)を挿入した後、このバネ(6)を操作子(1)の下方から可動接点(2)中央部の上面に当接させる。次に、前記第二バネ(6)を圧縮しつつ、可動接点(2)の先端部(2b)を操作子(1)前方の窓部(1f)に内側から引っかけるように挿入し、可動接点(2)後部の軸受部(2a)を操作子(1)の軸受凹部(1d)に嵌め込み、第二ピン(8)を操作子(1)の側面から可動接点(2)の軸受部(2a)に貫通させて打ち込む。これにより、可動接点(2)の先端部(2b)は、操作子(1)の下面に窓部(1f)の高さの範囲内において回動可能に支持される。
【0022】
次に、前記端子板(3)中央上部のバネ受け凹部(3b)に、このバネ受け凹部(3b)の底から、軸受部(1b)のほぼ中心までの高さの第一バネ(5)を挿入し、前記操作子(1)の下面に当接させる。次に、前記第一バネ(5)を圧縮しつつ、操作子(1)の軸受部(1a)を端子板(3)後方の二又状の軸受部(3a)の間に挿入し、この軸受部(3a)の側面から第一ピン(7)を打ち込む。これにより、操作子(1)の先端部が、第一バネ(5)の力に抗して回動可能に支持される。
【0023】
次に本発明に係る圧着摺動スイッチの動作について説明する。
【0024】
操作子(1)の上部前方を押し下げると、該操作子(1)は第一ピン(7)によって回動可能に支持されているので、この第一ピン(7)を支点として、第一バネ(5)に抗して図中、反時計方向に回動(下降)していく。
【0025】
操作子(1)が回動していくと、図4(a)、すなわち図5の点線で示すように、可動接点(2)先端のU字状下部が、固定接点(4)(4)間に接触する。この状態では、第一ピン(7)と、可動接点(2)の下面とを結ぶ線より、第二ピン(8)が上方に位置している。従って、操作子(1)を更に押し下げていくと、図4(b)、すなわち図5の実線で示すように、可動接点(2)は第二ピン(8)を支点として、第二バネ(6)に抗して図中時計方向に回動(上昇)する。この際、操作子(1)の前方は下降すると同時に可動接点(2)の前方は上昇するので、図5に示すように、可動接点(2)先端のU字状下部は、固定接点(4)(4)の上面を、前方(図中左側)に向けて摺動する。
【0026】
操作子(1)への押圧力を除去すると、操作子(1)は第一バネ(5)の弾発力により、第一ピン(7)を支点として時計方向に回動(上昇)する。これにより可動接点(2)は前述の接触時と反対の後方(図中右側)に固定接点(4)(4)上を摺動した後、固定接点(4)(4)から離間する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上のように、可動接点(2)が固定接点(4)(4)間に一旦接触した後に、固定接点(4)(4)上を摺動するように構成されている。従って、接点間のゴミは、可動接点(2)の摺動により自動的に前方に排出されるので、接点表面は常に清浄な状態に保たれ、長期間安定した性能を保つことができる。
【0028】
また、接触点が常に摺動するため、溶融部の転移現象やロッキング現象が発生しにくく、実用性が高いものである。
【0029】
さらに、大電流用途に用いる場合においても、従来品のように、操作子(1)の操作荷重や部品コストを増大することなく、容易に適用が可能であるほか、接点の接触圧は、第二バネ(6)により安定的に確保される、等の効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】可動接点の接触時を示す断側面図であり、(a)は接触時、(b)は接触摺動時をそれぞれ示す。
【図5】本実施例の作動原理を示す概略図
【図6】可動接点を示す斜視図。
【図7】従来品を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1……………操作子
1a……………軸受部
1b……………軸受凹部
2……………可動接点
2a……………軸受部
2b……………先端部
3……………端子板
3a……………軸受部
3b……………バネ受凹部
4……………固定接点
5……………第一バネ
6……………第二バネ
7……………第一ピン
8……………第二ピン
Claims (2)
- 二つの固定接点が前方上面に設けられると共に、後方上面に軸受部が形成された端子板と、該軸受部に第一ピンで回動可能に軸支された操作子と、該操作子の下面中央に第二ピンで後端部が回動可能に軸支されると共に、先端部に側面視で略U字状に形成されたU字状下部を有する可動接点と、前記端子板の上面と前記操作子の下面との間に装填され、前記操作子を上方に付勢する第一バネと、前記可動接点の上面と前記操作子の下面との間に装填され、前記可動接点を下方に付勢する第二バネと、から成り、前記操作子を押圧して、前記第一バネを圧縮しつつ前記可動接点のU字状下部を前記固定接点間に接触させることによって、前記可動接点で前記固定接点間を導通させ、この状態から更に操作子を押圧することにより、前記第二バネを圧縮して前記可動接点を回動させ、前記U字状下部を前記固定接点上で摺動させることを特徴とする圧着摺動スイッチ。
- 前記可動接点の先端部が、一定寸法範囲内にて回動するものである、請求項1に記載の圧着摺動スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202696A JP3662659B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 圧着摺動スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06202696A JP3662659B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 圧着摺動スイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09231868A JPH09231868A (ja) | 1997-09-05 |
| JP3662659B2 true JP3662659B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=13188258
Family Applications (1)
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