JPH09231868A - 圧着摺動スイッチ - Google Patents
圧着摺動スイッチInfo
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- JPH09231868A JPH09231868A JP8062026A JP6202696A JPH09231868A JP H09231868 A JPH09231868 A JP H09231868A JP 8062026 A JP8062026 A JP 8062026A JP 6202696 A JP6202696 A JP 6202696A JP H09231868 A JPH09231868 A JP H09231868A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の圧着式の対向接点を用いたスイッチで
は、接点間にゴミが入り込んだ場合に、自力でゴミを排
出することができず、接触不良を起こすことがあった。 【解決手段】固定接点(4)(4)が前方上面に設けら
れると共に、中央部上面にバネ受凹部(3b)を形成した
端子板(3)の後部上方に、第一ピン(7)を介して操
作子(1)を、その下面が、端子板の上面と対向するよ
うに回動可能に設け、前記操作子の下面中央に、先端部
が略U字状に形成された可動接点(2)を、その後方上
部を第二ピン(8)を介してその先端部を回動可能に設
けると共に、前記操作子下面の前方にバネ穴(1d)設
け、このバネ穴(1d)に第二バネ(6)を装填して、前
記可動接点を下方に押圧すると共に、前記端子板のバネ
受凹部(3b)には、前記第二バネより強力な第一バネ
(5)を装填して、操作子を常時上方に押圧するように
構成したことを特徴とする圧着摺動スイッチ。
は、接点間にゴミが入り込んだ場合に、自力でゴミを排
出することができず、接触不良を起こすことがあった。 【解決手段】固定接点(4)(4)が前方上面に設けら
れると共に、中央部上面にバネ受凹部(3b)を形成した
端子板(3)の後部上方に、第一ピン(7)を介して操
作子(1)を、その下面が、端子板の上面と対向するよ
うに回動可能に設け、前記操作子の下面中央に、先端部
が略U字状に形成された可動接点(2)を、その後方上
部を第二ピン(8)を介してその先端部を回動可能に設
けると共に、前記操作子下面の前方にバネ穴(1d)設
け、このバネ穴(1d)に第二バネ(6)を装填して、前
記可動接点を下方に押圧すると共に、前記端子板のバネ
受凹部(3b)には、前記第二バネより強力な第一バネ
(5)を装填して、操作子を常時上方に押圧するように
構成したことを特徴とする圧着摺動スイッチ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば二輪自動車
のホーンスイッチやエンジン始動スイッチ等に好適な、
圧着摺動スイッチに関する。
のホーンスイッチやエンジン始動スイッチ等に好適な、
圧着摺動スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二輪自動車のホーンスイッチやエ
ンジン始動スイッチ等には、図7に示すように、圧着式
の対向接点を用いたスイッチが広く用いられてきた。
ンジン始動スイッチ等には、図7に示すように、圧着式
の対向接点を用いたスイッチが広く用いられてきた。
【0003】このスイッチは、一端を回動軸(15)によ
り端子板(12)上に支持された、一定角度内で回動可能
な操作子(11)と、この操作子(11)の下面に設けられ
た段付リベット状の可動接点(13)と、この可動接点
(13)の下面と対向する位置で、前記端子板(12)上に
設けられたリベット状の固定接点(16)と、この固定接
点(16)の段部(16a)の下方に設けられた段付円盤状
の絶縁子(17)と、この絶縁子(17)下方に同心状に設
けられた板状の端子(18)と、一端が前記可動接点(1
3)の段部(13a)に当接し他端が前記端子板(12)上
の端子(18)に当接した圧縮コイルバネ(14)と、前記
固定接点(16)に接続されたリード線(19a)と、前記
端子(18)に接続されたリード線(19b)と、から構成
されている。
り端子板(12)上に支持された、一定角度内で回動可能
な操作子(11)と、この操作子(11)の下面に設けられ
た段付リベット状の可動接点(13)と、この可動接点
(13)の下面と対向する位置で、前記端子板(12)上に
設けられたリベット状の固定接点(16)と、この固定接
点(16)の段部(16a)の下方に設けられた段付円盤状
の絶縁子(17)と、この絶縁子(17)下方に同心状に設
けられた板状の端子(18)と、一端が前記可動接点(1
3)の段部(13a)に当接し他端が前記端子板(12)上
の端子(18)に当接した圧縮コイルバネ(14)と、前記
固定接点(16)に接続されたリード線(19a)と、前記
端子(18)に接続されたリード線(19b)と、から構成
されている。
【0004】操作子(11)を圧縮コイルバネ(14)の弾
発力に抗して押下げると、操作子(11)が回動軸(15)
を支点として、図中、反時計方向に回動する。操作子
(11)が回動していくと、可動接点(13)と固定接点
(16)とが接触する。これにより、リード線(19b)、
端子(18)、圧縮コイルバネ(14)、可動接点(13)、
固定接点(16)、リード線(19a)、の順で回路が構成
される。
発力に抗して押下げると、操作子(11)が回動軸(15)
を支点として、図中、反時計方向に回動する。操作子
(11)が回動していくと、可動接点(13)と固定接点
(16)とが接触する。これにより、リード線(19b)、
端子(18)、圧縮コイルバネ(14)、可動接点(13)、
固定接点(16)、リード線(19a)、の順で回路が構成
される。
【0005】リード線(19a)(19b)には、車両のバ
ッテリやホーン装置等(図示しない)が接続されている
ので、これにより例えばホーン装置が吹鳴する。
ッテリやホーン装置等(図示しない)が接続されている
ので、これにより例えばホーン装置が吹鳴する。
【0006】操作子(11)の押下力を除去すると、圧縮
コイルバネ(14)の弾発力により、可動接点(13)は固
定接点(16)から引き離される。これにより、回路が切
断されるので、ホーン装置等の作動は停止する。
コイルバネ(14)の弾発力により、可動接点(13)は固
定接点(16)から引き離される。これにより、回路が切
断されるので、ホーン装置等の作動は停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
スイッチでは、可動接点(13)と固定接点(16)とが圧
着式の対向接点である為、万一、接点間にゴミが入り込
んだ場合に自力でゴミを排出することができず、接触不
良を起こしやすいという問題点があった。
スイッチでは、可動接点(13)と固定接点(16)とが圧
着式の対向接点である為、万一、接点間にゴミが入り込
んだ場合に自力でゴミを排出することができず、接触不
良を起こしやすいという問題点があった。
【0008】また、一方の接点の表面の一部が溶融した
場合、この溶融部が、他方の接点の表面に転移して、接
点表面に凹凸が生じることがある。この凹凸は、接点の
開閉を繰り返しているうちに次第に大きくなり、やが
て、この凹凸同士が機械的に噛み合って、可動接点(1
3)と固定接点(16)とが離れなくなる、いわゆるロッ
キング現象に発展することがあった。
場合、この溶融部が、他方の接点の表面に転移して、接
点表面に凹凸が生じることがある。この凹凸は、接点の
開閉を繰り返しているうちに次第に大きくなり、やが
て、この凹凸同士が機械的に噛み合って、可動接点(1
3)と固定接点(16)とが離れなくなる、いわゆるロッ
キング現象に発展することがあった。
【0009】さらに、圧縮コイルバネ(14)を導体とし
て用いているため、電流容量は、この圧縮コイルバネ
(14)の線径にて決定されることになる。したがって、
この従来技術のスイッチは、大電流用途には不向きであ
り、あえて大電流用途に用いる場合には、圧縮コイルバ
ネ(14)の線径を太くするか、または、圧縮コイルバネ
(14)に銀メッキを施したり、固定接点(16)や可動接
点(13)に銀張りを施す必要があった。しかし、圧縮コ
イルバネ(14)の線径を太くすることは、操作子(11)
の操作荷重を増大させるものであり、また、銀メッキや
銀張りは、部品コストの上昇を招くものであった。
て用いているため、電流容量は、この圧縮コイルバネ
(14)の線径にて決定されることになる。したがって、
この従来技術のスイッチは、大電流用途には不向きであ
り、あえて大電流用途に用いる場合には、圧縮コイルバ
ネ(14)の線径を太くするか、または、圧縮コイルバネ
(14)に銀メッキを施したり、固定接点(16)や可動接
点(13)に銀張りを施す必要があった。しかし、圧縮コ
イルバネ(14)の線径を太くすることは、操作子(11)
の操作荷重を増大させるものであり、また、銀メッキや
銀張りは、部品コストの上昇を招くものであった。
【0010】さらにまた、接点が対向式の圧着接点であ
ることから、接点の接触圧は、操作する者の指の力によ
って変化し、安定しないという問題点があった。
ることから、接点の接触圧は、操作する者の指の力によ
って変化し、安定しないという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の各問題点
を解決するために、可動接点が固定接点に圧着した後、
固定接点上を摺動するように構成したことを特徴とする
ものである。
を解決するために、可動接点が固定接点に圧着した後、
固定接点上を摺動するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0012】すなわち本発明は、固定接点(4)(4)
が前方上面に設けられると共に、中央部上面にバネ受凹
部(3b)を形成した端子板(3)の後部上方に、第一ピ
ン(7)を介して操作子(1)を、その下面が、端子板
(3)の上面と対向するように回動可能に設け、前記操
作子(1)の下面中央に、先端部が略U字状に形成され
た可動接点(2)を、その後方上部を第二ピン(8)を
介してその先端部を回動可能に設けると共に、前記操作
子(1)下面の前方にバネ穴(1d)設け、このバネ穴
(1d)に第二バネ(6)を装填して、前記可動接点
(2)を下方に押圧すると共に、前記端子板(3)のバ
ネ受凹部(3b)には、前記第二バネ(6)より強力な第
一バネ(5)を装填して、操作子(1)を常時上方に押
圧するように構成したことを特徴とする圧着摺動スイッ
チである。
が前方上面に設けられると共に、中央部上面にバネ受凹
部(3b)を形成した端子板(3)の後部上方に、第一ピ
ン(7)を介して操作子(1)を、その下面が、端子板
(3)の上面と対向するように回動可能に設け、前記操
作子(1)の下面中央に、先端部が略U字状に形成され
た可動接点(2)を、その後方上部を第二ピン(8)を
介してその先端部を回動可能に設けると共に、前記操作
子(1)下面の前方にバネ穴(1d)設け、このバネ穴
(1d)に第二バネ(6)を装填して、前記可動接点
(2)を下方に押圧すると共に、前記端子板(3)のバ
ネ受凹部(3b)には、前記第二バネ(6)より強力な第
一バネ(5)を装填して、操作子(1)を常時上方に押
圧するように構成したことを特徴とする圧着摺動スイッ
チである。
【0013】また、請求項2に記載のものは、可動接点
(2)の先端部が、一定寸法範囲内にて回動することを
特徴とする圧着摺動スイッチである。
(2)の先端部が、一定寸法範囲内にて回動することを
特徴とする圧着摺動スイッチである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態を、図1〜図6に基づき説明する。
態を、図1〜図6に基づき説明する。
【0015】本発明に係る圧着摺動スイッチは、操作子
(1)、端子板(3)、可動接点(2)、固定接点
(4)、等から形成される。
(1)、端子板(3)、可動接点(2)、固定接点
(4)、等から形成される。
【0016】操作子(1)は、一端下部に細巾状の軸受
部(1a)が突出状に設けられている。そして、この軸受
部(1a)より前方(図中左側)下面には、凹部(1c)が
設けられると共に、この凹部(1c)の上端前方には、窓
部(1f)が貫通状に設けられている。
部(1a)が突出状に設けられている。そして、この軸受
部(1a)より前方(図中左側)下面には、凹部(1c)が
設けられると共に、この凹部(1c)の上端前方には、窓
部(1f)が貫通状に設けられている。
【0017】前記操作子(1)の凹部(1c)内面(図面
では上面)には、後記する可動接点(2)の後端部を支
持するための軸受凹部(1b)が形成され、その前方には
バネ穴(1d)が設けられている。
では上面)には、後記する可動接点(2)の後端部を支
持するための軸受凹部(1b)が形成され、その前方には
バネ穴(1d)が設けられている。
【0018】可動接点(2)は金属板をプレス加工して
作製され、図6に示すように、後端上部に、前記操作子
(1)の軸受凹部(1b)に嵌まる軸受部(2a)が垂直状
に形成され、先端部は、側面視で略U字型に折り曲げ加
工されると共に、その上部前方に水平状の先端部(2b)
を突出させたものである。
作製され、図6に示すように、後端上部に、前記操作子
(1)の軸受凹部(1b)に嵌まる軸受部(2a)が垂直状
に形成され、先端部は、側面視で略U字型に折り曲げ加
工されると共に、その上部前方に水平状の先端部(2b)
を突出させたものである。
【0019】端子板(3)は、その一端上部に前記操作
子(1)の軸受部(1a)が回動可能に嵌まる二又状の軸
受部(3a)が設けられ、この軸受部(3a)の前方(図中
左側)上面の中央部には、バネ受け凹部(3b)が、そし
て、その前方には、リベット状の固定接点(4)(4)
が埋め込まれて、カシメその他の手段により固定されて
いる。尚、この固定接点(4)(4)には、リード線
(9)(9)が接続されていて、例えば、車両のバッテ
リやホーン装置等に接続されている。
子(1)の軸受部(1a)が回動可能に嵌まる二又状の軸
受部(3a)が設けられ、この軸受部(3a)の前方(図中
左側)上面の中央部には、バネ受け凹部(3b)が、そし
て、その前方には、リベット状の固定接点(4)(4)
が埋め込まれて、カシメその他の手段により固定されて
いる。尚、この固定接点(4)(4)には、リード線
(9)(9)が接続されていて、例えば、車両のバッテ
リやホーン装置等に接続されている。
【0020】次に、この圧着摺動スイッチの組立手順に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0021】まず、操作子(1)のバネ穴(1d)に、こ
の操作子(1)のバネ穴(1d)の深さより少し長い、第
二バネ(6)を挿入した後、このバネ(6)を、操作子
(1)の下方から可動接点(2)中央部の上面に当接さ
せる。次に、前記第二バネ(6)を圧縮しつつ、可動接
点(2)の先端部(2c)を操作子(1)前方の窓部(1
f)に内側から引っかけるように挿入し、可動接点
(2)後部の軸受部(2a)を、操作子(1)の軸受凹部
(1b)に嵌め込み、第二ピン(8)を、操作子(1)の
側面から可動接点(2)の軸受部(2a)に貫通させて打
ち込む。これにより、可動接点(2)の先端部(2c)
は、操作子(1)の下面に窓部(1f)の高さの範囲内に
おいて回動可能に支持される。
の操作子(1)のバネ穴(1d)の深さより少し長い、第
二バネ(6)を挿入した後、このバネ(6)を、操作子
(1)の下方から可動接点(2)中央部の上面に当接さ
せる。次に、前記第二バネ(6)を圧縮しつつ、可動接
点(2)の先端部(2c)を操作子(1)前方の窓部(1
f)に内側から引っかけるように挿入し、可動接点
(2)後部の軸受部(2a)を、操作子(1)の軸受凹部
(1b)に嵌め込み、第二ピン(8)を、操作子(1)の
側面から可動接点(2)の軸受部(2a)に貫通させて打
ち込む。これにより、可動接点(2)の先端部(2c)
は、操作子(1)の下面に窓部(1f)の高さの範囲内に
おいて回動可能に支持される。
【0022】次に、前記端子板(3)中央上部のバネ受
凹部(3b)に、このバネ受凹部(3b)の底から、軸受部
(1a)のほぼ中心までの高さの第一バネ(5)を挿入
し、前記操作子(1)の下面に当接させる。次に、前記
第一バネ(5)を圧縮しつつ、操作子(1)の軸受部
(1a)を、端子板(3)後方の二又状の軸受部(3a)の
間に挿入し、この軸受部(1a)の側面から、第一ピン
(7a)を打ち込む。これにより、操作子(1)の先端部
が、第一バネ(5)の力に抗して、回動可能に支持され
る。
凹部(3b)に、このバネ受凹部(3b)の底から、軸受部
(1a)のほぼ中心までの高さの第一バネ(5)を挿入
し、前記操作子(1)の下面に当接させる。次に、前記
第一バネ(5)を圧縮しつつ、操作子(1)の軸受部
(1a)を、端子板(3)後方の二又状の軸受部(3a)の
間に挿入し、この軸受部(1a)の側面から、第一ピン
(7a)を打ち込む。これにより、操作子(1)の先端部
が、第一バネ(5)の力に抗して、回動可能に支持され
る。
【0023】次に本発明に係る圧着摺動スイッチの動作
について説明する。
について説明する。
【0024】操作子(1)の上部前方を押し下げると、
該操作子(1)は第一ピン(7)によって回動可能に支
持されているので、この第一ピン(7)を支点として、
第一バネ(5)に抗して図中、反時計方向に回動(下
降)していく。
該操作子(1)は第一ピン(7)によって回動可能に支
持されているので、この第一ピン(7)を支点として、
第一バネ(5)に抗して図中、反時計方向に回動(下
降)していく。
【0025】操作子(1)が回動していくと、図4
(a)、すなわち図5の点線で示すように、可動接点
(2)先端のU字状下部が、固定接点(4)(4)間に
接触する。この状態では、第一ピン(7)と、可動接点
(2)の下面とを結ぶ線より、第二ピン(8)が上方に
位置している。従って、操作子(1)を更に押し下げて
いくと、図4(b)、すなわち図5の実線で示すよう
に、可動接点(2)は第二ピン(8)を支点として、第
二バネ(6)に抗して図中時計方向に回動(上昇)す
る。この際、操作子(1)の前方は下降すると同時に可
動接点(2)の前方は上昇するので、図5に示すよう
に、可動接点(2)先端のU字状下部は、固定接点
(4)(4)の上面を、前方(図中左側)に向けて摺動
する。
(a)、すなわち図5の点線で示すように、可動接点
(2)先端のU字状下部が、固定接点(4)(4)間に
接触する。この状態では、第一ピン(7)と、可動接点
(2)の下面とを結ぶ線より、第二ピン(8)が上方に
位置している。従って、操作子(1)を更に押し下げて
いくと、図4(b)、すなわち図5の実線で示すよう
に、可動接点(2)は第二ピン(8)を支点として、第
二バネ(6)に抗して図中時計方向に回動(上昇)す
る。この際、操作子(1)の前方は下降すると同時に可
動接点(2)の前方は上昇するので、図5に示すよう
に、可動接点(2)先端のU字状下部は、固定接点
(4)(4)の上面を、前方(図中左側)に向けて摺動
する。
【0026】操作子(1)への押圧力を除去すると、操
作子(1)は第一バネ(5)の弾発力により、第一ピン
(7)を支点として時計方向に回動(上昇)する。これ
により可動接点(2)は前述の接触時と反対の後方(図
中右側)に固定接点(4)(4)上を摺動した後、固定
接点(4)(4)から離間する。
作子(1)は第一バネ(5)の弾発力により、第一ピン
(7)を支点として時計方向に回動(上昇)する。これ
により可動接点(2)は前述の接触時と反対の後方(図
中右側)に固定接点(4)(4)上を摺動した後、固定
接点(4)(4)から離間する。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように、可動接点(2)
が固定接点(4)に一旦接触した後に、固定接点(4)
(4)上を摺動するように構成されている。従って、接
点間のゴミは可動接点(2)の摺動により自動的に前方
に排出されるので、接点表面は常に清浄な状態に保た
れ、長期間安定した性能を保つことができる。
が固定接点(4)に一旦接触した後に、固定接点(4)
(4)上を摺動するように構成されている。従って、接
点間のゴミは可動接点(2)の摺動により自動的に前方
に排出されるので、接点表面は常に清浄な状態に保た
れ、長期間安定した性能を保つことができる。
【0028】また、接触点が常に摺動するため、溶融部
の転移現象やロッキング現象が発生しにくく、実用性が
高いものである。
の転移現象やロッキング現象が発生しにくく、実用性が
高いものである。
【0029】さらに、大電流用途に用いる場合において
も、従来品のように、操作子(1)の操作荷重や部品コ
ストを増大することなく、容易に適用が可能であるほ
か、接点の接触圧は、第二バネ(6)により安定的に確
保される、等の効果が得られるものである。
も、従来品のように、操作子(1)の操作荷重や部品コ
ストを増大することなく、容易に適用が可能であるほ
か、接点の接触圧は、第二バネ(6)により安定的に確
保される、等の効果が得られるものである。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】可動接点の接触時を示す断側面図であり、
(a)は接触時、(b)は接触摺動時をそれぞれ示す。
(a)は接触時、(b)は接触摺動時をそれぞれ示す。
【図5】本実施例の作動原理を示す概略図
【図6】可動接点を示す斜視図。
【図7】従来品を示す縦断側面図。
1……………操作子 1a……………軸受部 1b……………軸受凹部 2……………可動接点 2a……………軸受部 2b……………先端部 3……………端子板 3a……………軸受部 3b……………バネ受凹部 4……………固定接点 5……………第一バネ 6……………第二バネ 7……………第一ピン 8……………第二ピン
Claims (2)
- 【請求項1】固定接点(4)(4)が前方上面に設けら
れると共に、中央部上面にバネ受凹部(3b)を形成した
端子板(3)の後部上方に、第一ピン(7)を介して操
作子(1)を、その下面が、端子板(3)の上面と対向
するように回動可能に設け、前記操作子(1)の下面中
央に、先端部が略U字状に形成された可動接点(2)
を、その後方上部を第二ピン(8)を介してその先端部
を回動可能に設けると共に、前記操作子(1)下面の前
方にバネ穴(1d)設け、このバネ穴(1d)に第二バネ
(6)を装填して、前記可動接点(2)を下方に押圧す
ると共に、前記端子板(3)のバネ受凹部(3b)には、
前記第二バネ(6)より強力な第一バネ(5)を装填し
て、操作子(1)を常時上方に押圧するように構成した
ことを特徴とする圧着摺動スイッチ。 - 【請求項2】可動接点(2)の先端部が、一定寸法範囲
内にて回動するものである、請求項1に記載の圧着摺動
スイッチ。
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JP06202696A JP3662659B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 圧着摺動スイッチ |
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ID=13188258
Family Applications (1)
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JP06202696A Expired - Fee Related JP3662659B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 圧着摺動スイッチ |
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-
1996
- 1996-02-23 JP JP06202696A patent/JP3662659B2/ja not_active Expired - Fee Related
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