JP2002515166A - 直接接続ヨークターミナル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 べース構造と、間隔をおいてそこに固定された電気的接触器と、該電気的接触器と選択的な電気的接触を行うための電気的接触片と、上記電気的接触器のうちの一つに上記接触片を押し付けて選択的に接触させるスプリング偏移スイッチ手段とを備えたスイッチアッセンブリにおいて、上記接触片をその両端間の中間で支持する一の部分と、上記ベース構造に固定するため、これを貫いて延びている他の一体部分とを備えた電気的ヨークターミナルが存在する。

Description

【発明の詳細な説明】 直接接続ヨークターミナル 発明の背景 本発明は電気的スイッチ機構に関し、より詳しくは、自動車用シートの制御に 好適な電気的スイッチの設計に関する。 従来技術の説明 今日の自動車は、シート機構が電気的に制御されて幾つもの動作を行えるよう になっている。シート機構は、駆動モータの選択的な起動によって一連の動作を するように設計されている。駆動モータは手動スイッチによって起動される。一 般に、これらのスイッチはドアパネルの内側に取り付けられる。スイッチアッセ ンブリは、据え付けスペースの制限のため、出来るだけ場所を取らないように設 計される。そのような小型化は僅かに成功しているだけである。 スイッチ機構の小型化は、電気的接続のとぎれや、繰り返し使用した後の部品 の緩み、組立手順の複雑化という問題を招くことになる。 発明の概要 発明の目的は、据え付けスペースが最小となるような設計が可能な電気的スイ ッチ機構を提供することにある。 発明の他の目的は、構造が簡単で、固有の電気伝導率を生じる電 気的スイッチ機構を提供することにある。 発明の他の目的は、自動車への使用が特に好適で、最小の部品点数で構成でき 、かつ容易に製造，組立できる電気的スイッチ機構を提供することにある。 さらに、発明の他の目的は、効果を些かも低下させることなく、考えられる機 械的衝撃や振動力に晒されることができる電気的スイッチ機構を提供することに ある。 発明の以上の目的と他の目的は、一般に、ベース構造と、間隔をおいてそこに 固定された電気的接触器と、該電気的接触器と選択的な電気的接触を行うための 電気的接触片と、上記電気的接触器のうちの一つに上記接触片を通常押し付けて 選択的に接触させるスプリング偏位スイッチ手段とを備えてなる電気的スイッチ アセッブリにおいて、上記接触片をその両端間の中間で支持する一の部分と、上 記ベース構造を貫通している他の一体部分とを備えた電気的ヨークターミナルと 、上記ヨークをベース構造に取り付ける手段と、上記ヨークターミナルを電源に 結合する電気的伝導手段とを備えてなる電気的スイッチアセッブリによって、成 し遂げられる。 本発明の更なる目的と利点は、明細書の一部を構成する、以下の記述，添付ク レーム，添付図面に対する説明から明らかになるであろう、ここで、くつかの図 の中で同一の参照符号は対応する部分を示している。 図面の簡単な説明 発明に関する以上の目的及び他の目的さらに利点は、次のような 添付図面を参照しながら、発明の好ましい実施例についての以下の詳細な説明を 読むことで、その技術分野の当業者にとって、明白なものとなるであろう。 第１図は、従来の技術に係るスイッチアッセンブリを示す部分断面図である。 図２は、発明の特徴を具体化したスイッチアッセンブリを示す図１と同様の図 である。 図３は、図２に示したヨークターミナルの斜視図である。 図４は、図３に示したヨークターミナルの平面図である。 図５は、図３,図４に示したヨークターミナルの側面図である。 図６は、図３,図４,図５に示したヨークターミナルの前面図である。 図７は、関連するスイッチアッセンブリベースに杭固定されるのが可能なヨー クターミナルの変形例を示す斜視図である。 図８は、図１,図２と同類の部分断面図の一部で、図７に示したヨークターミ ナルを採用した図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１を参照すると、本発明の改良対象である従来例に相当するスイッチアッセ ンブリが示されている。スイッチアッセンブリは、例えば、型成形可能な合成樹 脂材で成形されたベース構造１０を備えている。この構造１０は、一般に、自動 車のフロントドアパネルのアームレストの前方に取り付けられるように設計され 、適当な締め付け手段、例えば、ネジ止めによって固定される。 スイッチアッセンブリは、関連するモータを起動させるために用いられ、運転 者のシートを、例えば上昇，降下，傾斜，前進，後退させ、場合によっては、腰 部の支持機構を駆動させる。図１に示すアッセンブリは、アイレット（ｅｙｅｌ ｅｔ）１４とヨーク（ｙｏｋｅ）部材１６からなる電気端子の２つの部分をリベ ット１２を用いて固定している。電流は、一般に、アイレット１４にクリンプ（ ｃｒｉｍｐ）された電線２０を通じて端子に供給される。 ヨークターミナル１６と関連して、グランドバスバーターミナル（ｇｒｏｕｎ ｄ ｂｕｓｓ ｂａｒ ｔｅｒｍｉｎａｌ）２２とＢ＋供給接触器（Ｂ＋ｆｅｅ ｄ ｃｏｎｔａｃｔｏｒ）２４が設けられている。略Ｖ型の接触片（ｃｏｎｔａ ｃｔｏｒ ｓｔｒｉｐ）２６が、ベース１０に形成された溝内に配設されている 。接触片２６の底面がヨークターミナル１６の上端と電気的に接触して、それに 常時支えられるようになっている。 スライドスイッチ機構３０は、スプリングで下方へ付勢されたプランジャ３２ を備え、ベース１０内を方々へスライドするように配置されている。スプリング で偏移されたプランジャ３２は、常時、接触器２４の上面側に向かうように設計 されている。スプリングで偏移されたプランジャ３２は、通常は、図１に実線で 示す位置にある。通常の位置では、接触片２６の一端がグランドバスバーターミ ナル２２と電気的に接触している。しかし、スライドスイッチ機構３０が動かさ れて、スプリングで偏移されたプランジャ３２が想像線で示す位置まで移動され ると、プランジャ３２が接触片２６を揺動させ、その一端をバスバーターミナル ２２から引き離す一方、そ の他端をＢ＋供給接触器２４に押し付けるように機能する。このような電気的な 接触が完了されると、関連する駆動モータがそれによって起動されて、上述した シート機能の１つを実行または完了させる。機能の完了後、運転者がスライドス イッチを押すのをやめる。すると、プランジャ３２が図１に実線で示す通常の位 置までスイッチを復帰させることになる。特に、スイッチ機構が静止した通常の 位置から押し遣られた時には、プランジャ３２が関連するスプリングの偏移に抗 して上方へカム移動させられることが認識されるべきである。しかし、接触片２ ６をＢ＋供給接触器２４に接触させているスライド力を解除すると、圧縮された スプリングのエネルギーがプランジャ３２を押し下げ、プランジャ３２がＶ型の 接触片２６の頂点側へスライドさせられて、接触片を図１に実線で示す通常の位 置まで復帰させる。 図２〜図６に示す改良された構造を参照すると、本発明の特徴を具体化したス イッチアッセンブリが示されている。特に、図２に示す構造にまず注目すると、 図１に示すアッセンブリで用いたのと同じ構成要素がいくつか用いられたスイッ チアッセンブリが示されている。このような類似する構成要素は、ダッシュを付 けた参照数字によって示されている。 図２のスイッチアッセンブリは、一般に自動車のフロントドアパネルに据え付 けられるベース１０’を備えており、決まった場所に適当な締め付け手段によっ て固定される。アッセンブリは、図３〜図６に特に詳細に示す改良された一体型 のヨーク部材４０を備えている。ヨーク部材４０は、穴４４を含む中央本体部分 ４２と、ヨー クターミナルを対応する起動電線２０’に固定するための一対のクリンプアーム ４６，４８とを備えている。 ターミナルヨーク４０は、最初に起動電線２０’の絶縁被覆と裸電線の回りに アーム４６,４８をそれぞれクリンプすることによって組み立てられる。 ターミナルヨーク４０は、次いで対応するベース構造１０’の適当な開口に挿 通される。そして、穴４４によって規定される領域における限られた範囲に熱エ ネルギーが導入され、ベース構造１０’のプラスチック材料が熔融させて、ステ ークジョイント（ｓｔａｋｅｄ ｊｏｉｎｔ）５０が形成されることによって、 アッセンブリが加熱による杭固定でベース構造に取り付けられる。ヨークターミ ナルは、このようにしてベース構造に整然と取り付けられ、支持ベース構造内に 一体型の導電体を構成する。 図２〜図６に示す実施例の動作は、図１に示す構造について説明したものと同 じである。しかし、この結果生じる電気的，機械的な接続は充分に改善されて、 組立作業が容易になるばかりでなく、寿命が延びることは、明白である。 動作においては、スイッチ機構が静止した通常の位置から押されると、プラン ジャ３２’が関連するスプリングの偏移に抗して上方へカム移動する。スイッチ 機構が往動された時には、ヨークターミナル40の最上端により与えられたてこの 支点の回りに、プランジャ３２’が接触片２６’を揺動させる。この結果、接触 片２６’の一端が接触していたバスバーターミナル２２’から引き上げられると ともに、その他端がＢ＋供給接触器２４’に押し付けられて接触す る。後者の位置では、電気エネルギーが関連するモータに供給されて、ある要求 される機能を実行する。 スライド力の解除状態では、圧縮されたスプリングのエネルギーがプランジャ ３５を押し下げ、関連するスイッチアッセンブリをＶ型の接触片２６’の頂点側 へスライドさせて、接触片２６’を図２に実線で示す位置まで復帰させる。 図７と図８は、図２〜図６に示した発明の実施例を示し、より詳しくは、ベー ス構造とヨークターミナルアッセンブリとの間の機械的な接続を果たす代替構造 を開示している。ダブルダッシュを施した数字が、図１〜図６に示された対応す る部分と同じ構造要素を表すのに用いられている。 図示の実施例は、より詳しくは、間隔をおいたステークアーム（ｓｔａｋｉｎ ｇ ａｒｍ）５０がヨークターミナル４０”と一体成形されたスイッチ機構に関 するものである。組立の際には、ベース構造１０”に適宜整列した穴が形成され て、ヨークターミナル４０とステークアーム５０をそれぞれ受け入れることが認 識されるであろう。ヨークターミナルアッセンブリがベース構造に組み込まれる と、ステークアーム５０が図８に示すように折り曲げられて、ヨークターミナル アッセンブリが機械的にベース構造１０”に取り付けられる。 図７と図８の実施例の動作は、図２〜図６に示した実施例について先に述べた ものと同じであることが認識される。よって、それに関する更なる説明は必要な いと思われる。 特許法の規定に従い、本発明は、好ましい実施例を表すと考えら れるものについて述べられている。しかし、本発明は、その思想と範囲を逸脱し なければ、特に図示，記述されたもの以外の態様で実施され得ることが理解され るべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ベース構造と、間隔をおいてそこに固定された電気的接触器と、該電気的接 触器と選択的な電気的接触を行うための電気的接触片と、上記電気的接触器のう ちの一つに上記接触片を押し付けて選択的に接触させるスプリング偏移スイッチ 手段とを備えてなる電気的スイッチアッセンブリにおいて、 上記接触片をその両端間の中間で支持する一の部分と、上記べース構造を貫通 している他の一体部分とを備えた電気的ヨークターミナルと、 上記ヨークをベース構造に取り付ける手段と、 上記ヨークターミナルを電源に結合する電気的伝導手段と、 を備えてなる電気的スイッチアッセンブリ。 ２．上記ヨークターミナルが、加熱による杭固定を行うための穴を備えているこ とを特徴とする請求項１に記載の電気的スイッチアッセンブリ。 ３．上記ヨークターミナルが加熱による杭固定で上記ベース構造に取り付けられ ることを特徴とする請求項２に記載の電気的スイッチアッセンブリ。 ４．上記ヨークターミナルが上記ベース構造を貫通していることを特徴とする請 求項３に記載の電気的スイッチアッセンブリ。 ５．上記ヨークターミナルの接触片支持部分が上記電気的伝導手段から隔離され ていることを特徴とする請求項４に記載の電気的スイッチアッセンブリ。 ６．上記ヨークターミナルの接触片支持部分と上記電気的伝導手段が上記ヨーク ターミナルの一体部分によって隔離されていることを特徴とする請求項５に記載 の電気的スイッチアッセンブリ。 ７．上記ヨークターミナルの一体部分が上記支持構造を貫通していることを特徴 とする請求項６に記載の電気的スイッチアッセンブリ。 ８．上記ヨークターミナルが機械的な杭固定で上記支持構造に取り付けられるこ とを特徴とする請求項１に記載の電気的スイッチアッセンブリ。