JP2548306Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2548306Y2
JP2548306Y2 JP6101191U JP6101191U JP2548306Y2 JP 2548306 Y2 JP2548306 Y2 JP 2548306Y2 JP 6101191 U JP6101191 U JP 6101191U JP 6101191 U JP6101191 U JP 6101191U JP 2548306 Y2 JP2548306 Y2 JP 2548306Y2
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JP
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return spring
movable contact
switch device
slider
portions
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JP6101191U
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JPH056585U (ja
Inventor
伸之 二宮
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作動体たるスライダを
複数具備したプッシュタイプのスイッチ装置に係り、特
に、スライダを初期位置へ復帰させる復帰ばねを可動接
点として利用することで部品点数の削減を図ったスイッ
チ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチ装置としては、従来、
図3の分解斜視図に示す如きものが広く知られている。
【0003】同図において、下ケース1は、リン青銅等
の金属板をインサートして成形されたもので、外壁面に
2本の共通端子2と3本の出力端子(図示せず)が突出
させてあるとともに、内底面の3個所にクリップ状の固
定接点3が立設させてあり、各固定接点3はそれぞれ異
なる上記出力端子と導通されている。なお、かかるクリ
ップ状の固定接点3の接点部は互いに付勢しあう一対の
弾性片3a,3bであり、両弾性片3a,3b間に可動
接点が挿脱できるようになっている。そして、下ケース
1内には、各固定接点3の近傍にコイルばねからなる3
個の復帰ばね4が配設されており、各復帰ばね4の一端
部が直線状に延伸された可動接点部4aとして、近傍の
固定接点3の両弾性片3a,3bの上方に位置してい
る。これら3個の復帰ばね4はそれぞれ、対応するスラ
イダ5と下ケース1の内底面との間に圧縮状態で介設さ
れており、該スライダ5の底面が可動接点部4aの基部
に常時当接している。また、下ケース1に一体化される
上ケース6の所定位置には、各スライダ5を突出させる
ためのガイド孔6aが3個所形成されており、この上ケ
ース6と下方の復帰ばね4とによって作動体たる各スラ
イダ5は昇降自在に保持されている。なお、各復帰ばね
4はすべて、下ケース1の内底面に露出する接点板7を
介して共通端子2と導通されている。
【0004】上記のように構成されたスイッチ装置は、
上ケース6の上方から任意のスライダ5を押し込んでい
くと、その下方で圧縮される復帰ばね4の可動接点部4
aが近傍の固定接点3の両弾性片3a,3b間に挿入さ
れるので、該復帰ばね4と該固定接点3とが接触して共
通端子2と図示せぬ出力端子とが導通されることとな
り、オフからオンへのスイッチングが行われる。また、
こうして押し込んだスライダ5から押圧操作力を除去す
ると、ストローク最下点まで圧縮されていた復帰ばね4
の弾性力によって該スライダ5は自動的に初期位置まで
押し上げられ、それに伴い該復帰ばね4の可動接点部4
aが両弾性片3a,3b間から上方へ離脱するので、共
通端子2と上記出力端子との導通が解除され、オンから
オフへのスイッチングが行われる。
【0005】ところで、上述した従来のスイッチ装置
は、可動接点を兼ねた復帰ばね4を用いて部品点数を減
らしているので比較的小型化が図りやすいが、組込が容
易でない小さな復帰ばね4をスライダ5と同数必要とす
ることから、ある程度小型化が進むと組立性が極端に悪
くなるという難点があった。
【0006】これに対し、実開昭62−129730号
公報に開示されているスイッチ装置は、図4に示す如
く、捩りコイルばねの両端部を斜め上方へ直線上に延伸
させて可動接点部8a,8bとなした復帰ばね8を用
い、各可動接点部8a,8bがそれぞれ対応するスライ
ダ5に押圧駆動されるようになっているので、前記従来
例に比べて部品点数が削減でき、組立性も向上する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来提案も、1個の復帰ばね8が2個のスライダ5にし
か対応できないので、3個以上のスライダを具備するこ
とが多いこの種のスイッチ装置に適用しても大きな効果
は期待できなかった。
【0008】したがって本考案の目的とするところは、
可動接点を兼ねた復帰ばねを1個組み込むだけで3個以
上のスライダに対応させることができるスイッチ装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、復帰ばねとして、複数個所に巻回部を有し隣合う巻
回部の巻回方向を逆向きに設定したコイルばねを用い、
該コイルばねの両端部分および上記巻回部どうしを連結
する部分に可動接点部を設けることによって達成され
る。
【0010】
【作用】上記手段によれば、復帰ばねたるコイルばねの
巻回部の数をn(ただしnは2以上の整数)とすると、
該コイルばねには(n+1)個所に可動接点部が形成で
きるので、例えば2個所に巻回部を有するコイルばねを
用いれば、復帰ばねを1個組み込むだけで3個のスライ
ダに対応させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は本考案によるスイッチ装置の一実施
例を示す内部平面図、図2は図1のA−A線に沿う該ス
イッチ装置の断面図であり、符号9で示す復帰ばねを除
いて図3と対応する部分には同一符号が付してある。
【0013】図1,2に示すスイッチ装置は、作動体た
るスライダ5を3個具備し、任意のスライダ5を押圧操
作すると共通の復帰ばね9を介してスイッチングが行わ
れるとともに、該復帰ばね9によって該スライダ5が初
期位置へと復帰するようになっている。すなわち、この
スイッチ装置に組み込まれている復帰ばね9は、図1に
明らかなように2個所に巻回部9a,9bを有して他を
略コ字形に延伸させたコイルばねであって、両端の略コ
字形部分を可動接点部9c,9dとなし、両巻回部9
a,9bを連結する略コ字形部分を可動接点部9eとな
しているので、これら3個所の可動接点部9c〜9eの
下方にそれぞれクリップ状の固定接点3を配し、且つ上
方にそれぞれスライダ5を配することにより、図3に示
した従来一般の復帰ばね3個分の機能を果たすことがで
きる。また、この復帰ばね9の両巻回部9a,9bの巻
回方向は互いに逆向きであって、これら両巻回部9a,
9bに高さ方向のずれはなく、このうち一方の巻回部9
aを接点板7上に載置することで復帰ばね9と共通端子
2との導通が保たれている。なお、下ケース1の共通端
子2側とは反対側から突出している3本の端子10は出
力端子で、該下ケース1の内底面の3個所に配設した固
定接点3はそれぞれ異なる出力端子10と導通されてい
る。
【0014】したがって、上ケース6の上方から任意の
スライダ5を押し込んでいくと、その下方に位置する可
動接点部(9cまたは9dまたは9e)が、該スライダ
5に押圧駆動されて図2中の鎖線に示す如く下方へ回転
するので、回転した該可動接点部がその下方の固定接点
3の両弾性片3a,3b間に挿入されて、オフからオン
へのスイッチングが行われる。また、押し込んだスライ
ダ5から押圧操作力を除去すると、下方へ回転していた
可動接点部が巻回部9aや巻回部9bの弾性力によって
上方へ回転するので、該スライダ5が初期位置まで押し
上げられるとともに、該可動接点部が両弾性片3a,3
b間から離脱してオンからオフへのスイッチングが行わ
れる。その他、上記実施例の特に説明しない部分の構成
ならびに動作は、図3に示した従来例と同様である。
【0015】このように上記実施例は、3個のスライダ
5を具備したスイッチ装置でありながら、復帰ばね9を
1個組み込むだけでよいので、従来品に比べて部品点数
が削減でき、組立性も向上する。その結果、この種のス
イッチ装置のコストダウンが図れ、小型化を促進するこ
ともできる。
【0016】なお、固定接点3は、復帰ばね9の可動接
点部との接離が円滑に行えるのであればクリップ状でな
くともよい。
【0017】また、スライダ5を4個以上具備するスイ
ッチ装置を作製する場合は、復帰ばね9として、巻回部
を3個所以上形成したコイルばねを用い、隣合う巻回部
どうしを連結する可動接点部の数を増やせばよい。つま
り、復帰ばね9として用いるコイルばねの巻回部の数を
nとすると、隣合う巻回部どうしを連結する可動接点部
が(n−1)個所に形成できるので、両端部分の可動接
点部を加えて、該コイルばねには(n+1)個所に可動
接点部が形成できる。このとき、隣合う巻回部の巻回方
向を逆向きに設定しておくことにより、すべての巻回部
を同じ高さに配置させることができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるスイッ
チ装置は、可動接点を兼ねた復帰ばねとして複数個所に
巻回部を有するコイルばねを用い、該コイルばねの両端
部分および巻回部どうしを連結する部分に可動接点部が
設けてあるので、該復帰ばねを1個組み込むだけで3個
以上のスライダ(作動体)に対応させることができ、よ
って部品点数が削減できて組立性も向上するという優れ
た効果を奏し、コストダウンや小型化促進に寄与すると
ころ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスイッチ装置の一実施例を示す内
部平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う該スイッチ装置の断面図
である。
【図3】従来例を示す分解斜視図である。
【図4】他の従来例を示す要部説明図である。
【符号の説明】
1 下ケース 3 固定接点 3a,3b 弾性片 5 スライダ 6 上ケース 9 復帰ばね 9a,9b 巻回部 9c,9d,9e 可動接点部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性のケースと、該ケース内の互いに
    離間した位置に露出する複数の固定接点と、上記ケース
    に対しそれぞれが昇降自在に保持された複数のスライダ
    と、該スライダに押圧駆動されて上記固定接点に接触す
    る可動接点部を複数個所に設けた復帰ばねとを備え、各
    スライダを押圧操作してスイッチングが行われるととも
    に上記復帰ばねの弾性力で該スライダが初期位置へと復
    帰するスイッチ装置において、上記復帰ばねとして、複
    数個所に巻回部を有し隣合う巻回部の巻回方向を逆向き
    に設定したコイルばねを用い、該コイルばねの両端部分
    および上記巻回部どうしを連結する部分に上記可動接点
    部を設けたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、絶縁性のケー
    スの内底面に、互いに付勢しあう一対の弾性片を接点部
    となしたクリップ状の固定接点を立設し、該固定接点の
    両弾性片間に復帰ばねの可動接点部を挿脱させることを
    特徴とするスイッチ装置。
JP6101191U 1991-07-09 1991-07-09 スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2548306Y2 (ja)

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JP6101191U JP2548306Y2 (ja) 1991-07-09 1991-07-09 スイッチ装置

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JP6101191U JP2548306Y2 (ja) 1991-07-09 1991-07-09 スイッチ装置

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JPH056585U JPH056585U (ja) 1993-01-29
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