JPH0414824Y2 - - Google Patents

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JPH0414824Y2
JPH0414824Y2 JP1983172765U JP17276583U JPH0414824Y2 JP H0414824 Y2 JPH0414824 Y2 JP H0414824Y2 JP 1983172765 U JP1983172765 U JP 1983172765U JP 17276583 U JP17276583 U JP 17276583U JP H0414824 Y2 JPH0414824 Y2 JP H0414824Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は操作体をプツシユ・プツシユ式に押圧
操作することによりON・OFF動作されるプツシ
ユスイツチの改良に関するものである。
本願出願人は、この種プツシユスイツチの一例
として、実願昭58−143021号に記載されているも
のを既に開発している。この先行技術は接片投入
速度が早く、小形で電気容量が大きい等の利点を
有しているが、次の不具合をも内包していた。
すなわち、OFF状態からON状態へ切換動作さ
せる際に、操作体が押圧行程中にはOFFからON
へ切換わらず、押圧終了後に操作体が常態に復帰
する途中でOFFからONへの切換動作が行なわれ
る機構となつていたので、操作体の押圧行程中に
前記の切換がなされるという先入観がある操作者
にとつては、操作上の異和感が生じていた。
また、前記先行技術では、例えばOFF状態か
らON状態への切換動作中に、内部のカムと係合
突起との係合が5回にわたつて切換わり、この係
合の切換わり時に発生した衝撃が操作体を通じて
操作者に伝わり、スイツチとしての操作感を悪化
させていた。
本考案はかかる不具合に鑑みてなされたもの
で、OFF状態からON状態への切換動作が操作体
の押圧行程中に行なわれる所謂プツシユオン動作
が可能で、かつ切換動作中の操作感が滑めらかな
プツシユスイツチを提供しようとするものであ
る。
この課題を解決した本考案のプツシユスイツチ
は、スイツチ本体に、非押圧操作位置と押圧操作
位置とに亘つて上下スライド自在に且つスライド
軸線回りに回転不能に支持されており、一側端面
を上方へ傾斜する傾斜カム面に形成した2個の操
作爪および、これらの操作爪に隣接した係合凹溝
が一組となつて、スライド軸線回りに連続して突
設されている操作体と、該操作体を非押圧操作位
置に付勢保持させる操作体付勢保持手段と、スイ
ツチ本体に固設されており、一側端面を前記スラ
イド軸線回りの位置関係において前記隣合う二つ
の操作爪の傾斜カム面間に跨つて位置し且つ該傾
斜カム面と同一方向に傾斜する傾斜カム面に形成
した下方開口状の係合凹部を、その傾斜カム面を
押圧操作位置における操作爪の傾斜カム面よりも
若干上位に位置させた状態で、前記スライド軸線
回りに等角間隔を隔てて形成してあると共に、前
記各係合凹部間に、各々、係合凹部の傾斜カム面
と同一方向に傾斜する傾斜案内面を介して係合凹
部に連らなり且つ最底面位置が上下方向において
少なくとも非押圧操作位置における操作体の操作
爪位置に至る前記傾斜カム面と同一方向に傾斜す
る係合斜面を形成してある保持体と、スイツチ本
体に固定保持された第1及び第2端子部材と、該
両端子部材の接点に接触するスイツチON位置と
該接点から下方に所定量離間するスイツチOFF
位置とに亘つて上下スライド自在とされた可動接
片と、前記操作体及び保持体と可動接片との間に
上下スライド自在に且つ前記スライド軸線回りに
回転自在に介設されており、前記操作爪及び係合
凹部の各傾斜カム面並びに前記傾斜案内面に摺接
しうる傾斜カム面を有し且つ前記係合斜面に係入
しうる係合突起を突設してある被操作体と、この
被操作体を上方へ付勢する被操作体押圧手段と、
前記可動接片を第1、第2接子部材に接触させる
可動接片押圧手段とを具備し、前記操作体を非押
圧位置に復帰させたときにおいて、被操作体の係
合突起が前記操作体の係合凹溝に係入されると、
可動接片が前記スイツチON位置へと付勢変位せ
しめられ、且つ前記係合突起が前記保持体の係合
凹部に係合されると、可動接片がスイツチOFF
状態に付勢保持せしめられるように構成してある
ものである。
以下、その実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、第1図〜第5図に示すプツシ
ユ・プツシユ式のプツシユスイツチに本考案を適
用した例に係る。
このプツシユスイツチは、ハウジング2及びカ
バー3からなるスイツチ本体1と、押釦17及び
操作体4からなるスイツチ操作体18と、スイツ
チ操作体18つまり操作体4を嵌挿支持する保持
体5と、操作体4により動作される被操作体6
と、一対の端子部材7,7及び可動接片8と、発
光素子19とを具備してなる。なお、スイツチ本
体1、スイツチ操作体18、保持体5及び被操作
体6は電気絶縁性の樹脂材でもつて成形されてお
り、端子部材7及び可動接片8は良導電材でもつ
て成形されている。また、前記スイツチ操作体1
8は必ずしも押釦17で操作体4を動作させるも
のに限らず押釦17を削除して操作体4を直接押
圧するようにしてもよい。
ハウジング2は、手前側外面に楔状の係合突起
2aを突設した上方開放箱形状に成形されてい
る。カバー3は、中央に第1及び第2貫通孔3
a,3dを有し且つ手前側面にコ字状の係合腕3
bを垂設し、反対側には一対の側壁3b′,3b′を
垂設した矩形板状に成形されていて、これら係合
腕3bおよび側壁3b′を素材の弾性を利用してハ
ウジング2の突起2aおよび係合段部2a′に係合
させることによつて、第1図に示す如く、ハウジ
ング2にその上端開口部を閉塞した状態で取付け
られるようになされている。
スイツチ操作体18は、使用セツトのキヤビネ
ツト等の押釦支持部材22の支持孔22aに上下
動自在に挿通支持され、その下端段部17cが押
釦支持部材22に係止されることで上方への移動
を規制された断面凸字状の押釦17と、カバー3
の第1貫通孔3aに上下動自在に挿通支持され、
押釦17の下面部に形成した第1嵌合凹部17a
にその上端部を嵌合固定された上部閉塞円筒状の
操作体4とからなる。操作体4の下端寄りの外周
部には、軸線回りに等角間隔を隔てて3個の回転
阻止突起4a,4a……が突設されている。さら
に操作体4の下端縁部には、一側端面を上方へ傾
斜する傾斜カム面9aに形成した直角三角形状の
2個の操作爪9および、これらの操作爪9に隣接
した係合凹溝9bが一組となつて、スライド軸線
回りに3組の操作爪9および係合凹溝9bが連続
して突設されている。
保持体5は、カバー3の下面部に第1貫通孔3
aに沿つて一体的に突設された円筒状のもので、
その下端縁部には、一側端面を上方へ傾斜する傾
斜カム面10aに形成した直角三角形状の3個の
係合凹部10,10……が軸線回りに等角間隔を
隔てて形成されていると共に、各係合凹部10,
10間に位置せしめて、各々、前記傾斜カム面1
0aと同一方向に傾斜する傾斜案内面11を介し
て係合凹部10に連らなる係合斜面12が形成さ
れている。なお、係合凹部10,傾斜案内面11
及び係合斜面12の軸線回り方向の幅は前記操作
体4の操作爪9および係合凹溝9aに対応して設
定されており、係合凹部10は前記操作爪9の1
ピツチ巾に設定され、傾斜案内面11は0.5ピツ
チ巾に設定され、係合斜面12は1.5ピッチ巾に
設定されている。また、係合斜面12の最底面位
置は前記係合凹溝9bより若干浅く形成されてい
る。
而して、操作体4は、カバー3の第1貫通孔3
aに挿通されると共に保持体5に嵌挿されてお
り、且つ各回転阻止突起4aが保持体5の内周面
に刻設された係合凹溝12aに係入されているこ
とによつて、軸線回りの回転を阻止された状態
で、非押圧操作位置(第2図A,C図示位置、第
6図A,F図示位置)と押圧操作位置(第2図B
図示位置、第6図D,H位置)とに亘つて上下ス
ライド自在に支持されている。
また、操作体4の操作爪9と保持体5の傾斜カ
ム面10a及び傾斜案内面11並びに係合斜面1
2との軸線回りの位置関係は、後者10a,1
1,12が各々前者の隣合う2つの傾斜カム面9
a,9a間に跨るように、つまり操作爪9と半ピ
ツチずれるように設定されており、操作体4が押
圧操作位置に設定されている状態での前記操作爪
9と傾斜カム面10a(及び傾斜案内面11)と
の上下方向位置関係は、後者10aが前記押圧操
作位置における操作爪9の傾斜カム面9aよりも
若干上位に位置されるように設定されている(第
2図、第6図参照)。
被操作体6は、中間部に隔壁を有する円筒状に
成形されており、前記操作体4に上下スライド自
在且つ回転自在に嵌挿されている。被操作体6の
中間部の外周部には、軸線回りに等角間隔を隔て
て3個の係合突起13,13……が突設されてい
る。係合突設13は、操作爪9,9間,係合凹溝
9b及び係合凹部10に係合しうる形状とされて
おり、上面には前記各傾斜カム面9a,10a及
び傾斜案内面11並びに係合凹溝12に摺接しう
る傾斜カム面13aが形成されているものであ
る。
端子部材7,7は、各々、中央部に五角形状の
窓孔7aを形成して、該窓孔7aの山形状頂上部
周面を接点7bに構成したもので、端子部7cを
ハウジング2の底部に形成したスリツト(図示せ
ず)に貫通支持させると共に上端部をハウジング
2の内面に押圧保持させることによつて、ハウジ
ング2に対峙状に固定保持されている。
可動接片8は、前記端子部材7の接点7bに接
触すべく断面山形状に成形されたもので、各端部
を、各々、端子部材7の窓孔7aに挿入させた上
ハウジング2の内面に形成した案内凹溝2bに係
入させてあつて、各端子部材7の接点7bに接触
するスイツチON位置(第2図A図示位置)と該
接点7bから下方に離間するスイツチOFF位置
(第2図B若しくは同図C図示位置)とに亘つて
上下変位自在に且つ回転不能に支持されている。
なお、各端子部材7及び可動接片8は何れも剛体
にて構成されたものである。
また、操作体4を非押圧操作位置に付勢保持さ
せる操作体付勢保持手段、及び可動接片8を上方
へ付勢させる可動接片付勢手段、並びに被操作体
6を上方へ付勢させる被操作体付勢手段が設けら
れている。
すなわち、操作体4と被操作体6との間に第1
コイルバネ14を介装してあつて、操作体4を被
操作体6に対して上方へと付勢し、被操作体6の
上下スライドに拘わらず非押圧操作位置に付勢保
持せしめている。なお、第1コイルバネ14の下
端と被操作体6との間にはポリスライダ15を介
在させてあつて、被操作体6の操作体4に対する
回転が円滑に行われるように工夫してある。この
ポリスライダ15は、球状の転動体等で代用させ
ることも可能であり、要は第1コイルバネ14に
よつて被操作体6の回転が妨げられないようにで
きるものであればよい。また、可動接片8とハウ
ジング2の底部との間に前記第1コイルバネ14
よりも所定量バネ力の強い第2コイルバネ16を
介装させると共に、被操作体6の下部を可動接片
8の上面中央部に形成した透孔8aに挿通させて
あつて、可動接片8を、相対回転自在に且つ上方
へ付勢させている。さらに、被操作体6とハウジ
ング2の底部との間には第3コイルスプリング1
4aが介装されており、この第3コイルスプリン
グ14aは第1コイルスプリング14より若干量
バネ力が強く設定されている。そして、第3コイ
ルスプリング14a上端と被操作体6との間にも
前記ポリスライダ15が介装されている。また、
可動接片8上面と被操作体6の係合突起13下面
との間にも大径のポリスライダ15aが介装され
ている。
また、発光素子19は、カバー3の第2貫通孔
3d及びこれに連通状に設けた矩形筒体20にス
イツチ操作体18の操作方向つまり上下方向に摺
動自在に嵌挿支持されているとともに、発光素子
19の下面部とハウジング20の底部との間に介
装させた一対の第4コイルバネ21,21によつ
て、常時は、その下端段部19b,19bが矩形
筒体20の下端部に係止された最上昇位置(第3
図実線位置)に付勢保持せしめられている。前記
各第4コイルバネ21の上端部は、その先端21
aを第4図Aに鎖線で示す如く径方向に折曲させ
て、発光素子19の下面から垂下するリード部1
9aを弾性的に挟持させることによつて、各リー
ド部19aに導通状態で連結されており(同図A
実線図示)、さらにその下端部は下方へ直線状に
伸長された端子部21bに形成されていて、ハウ
ジング2の底壁に形成した貫通孔2cに挿通支持
されている。したがつて、前記各第4コイルバネ
21は、発光素子19を上方へ付勢させる付勢手
段として機能する他、発光素子19の上下伸縮自
在なリード線としても機能するものである。な
お、前記リード線19aと第4コイルバネ21の
上端部との連結は、バネ先端21aを第4図B,
Cの如く折曲させておくことによつても上記同様
に行うことができる。
そして、発光素子19は、その上端部を前記押
釦17の下面部に形成した第2嵌合凹部17bに
嵌合固定させることによつて、スイツチ操作体1
8に連動連結されている。なお、押釦17には、
第2嵌合凹部17bに連らなつて上面上へと開口
する窓孔17dが形成されている。この窓孔17
dには、必要に応じて透明カバー(図示せず)を
装着しておいてもよい。
したがつて、発光素子19は、押釦17が押圧
操作されない常態では、第4コイルバネ21によ
つて第3図に実線で示す如き状態(第2図A,C
に対応する)に保持されており、この状態から押
釦17を下方へ押圧操作させると、押釦17及び
操作体4に追随しながら、第4コイルバネ21に
抗して下方へ変位せしめられ(第3図鎖線)、さ
らに押釦17の押圧を止めると、再び押釦17及
び操作体4と共に第3図実線図示状態へと付勢復
帰せしめられる。すなわち、押釦17及び操作体
4つまりスイツチ操作体18の上下変位に拘わら
ず、常に発光素子19のスイツチ操作体18に対
する相対位置は一定に保持されるようになつてい
るのである。
以上のような構成であれば、スイツチ操作体1
8の位置に拘わらず、押釦17の窓孔17dから
照射される光の強度は常に一定であり、従来のも
のにおける如くスイツチ操作体の位置如何で光の
ロスが大幅に異なることもなく、光のロスを可及
的に少なからしめることができる。しかも、前記
した如く、発光素子19の上端発光部が常に押釦
17の第2嵌合凹部17bに嵌合された状態とな
り、これによつて光の分散によるロスを更に少な
からしめることができるのである。
また、発光素子19は操作体4等のスイツチ構
成部材と独立して設けられていて、操作体4等に
組込むことを必要としないから、その組立が容易
となると共に設計の自由度も大きくなる。
さらに、発光素子17を上方へ付勢させるため
の各第4コイルバネ21を、発光素子17の伸縮
自在なリード線として兼用させているから、部品
点数が少なくなり、コスト的にも有利となる。し
かも、発光素子17の上下変位に伴つてリード線
が絡み合つたり、そのことによつて発光素子17
の円滑な変位が妨げられたりする虞れもない。
ところで、上記実施例のプツシユスイツチは、
以下の操作を繰返すことによつて、つまり押釦1
7により操作体4をプツシユ・プツシユ操作させ
ることによつて、スイツチをON・OFF動作させ
ることができるのである。
すなわち、今、操作体4が非押圧操作位置に位
置されており、被操作体6の係合突起13が保持
体5の係合斜面12に係入されているとすると、
この状態では、非操作体6は最上昇位置に付勢保
持されており、可動接片8はその両端部が両端子
部材7,7の接点7a,7aに接触せしめられた
スイツチON位置に保持されている(第2図A,
第6図A)。
そして、このスイツチONの状態から操作体4
を下方へ押圧操作させると、係合突起13が傾斜
カム面9aで受け止められ、操作体4の下降に伴
つて、非操作体6が第2コイルバネ16に抗して
下降せしめられていき(第6図B)、操作体4が
押圧操作位置までもたらされると、係合突起13
の傾斜カム面13aが操作爪9の傾斜カム面9a
上を滑動して、係合突起13つまり被操作体6が
半ピツチ回転せしめられる。この状態において
は、可動接片8は各端子部材7の接点7aから最
も離間したスイツチOFF位置(第2図C位置)
にもたらされており、係合突起13の傾斜カム面
13aが係合凹部10の傾斜カム面10aより若
干下位で且つ軸線回り方向において該傾斜カム面
10aに一部跨つた位置に位置されていて、係合
突起13は係合斜面12ではなく係合凹部10に
係入可能な最下降位置に保持される。
そして、この状態において操作体4の押圧操作
を止めると、操作体4は第1コイルバネ14によ
つて非押圧位置に直ちに復帰せしめられ、一方被
操作体6は、傾斜カム面13aが係合凹部10の
傾斜カム面10aに当接する位置まで、第3コイ
ルバネ14aによつて上昇せしめられる。両傾面
カム面10a,13aが交互に当接せしめられる
と、傾斜カム面13aが傾斜カム面10a上を滑
動する(第6図D位置)。やがて、係合突起13
が係合凹部10に係合せしめられ、被操作体6は
前記最下降位置より若干上位の位置に保持され
(第6図E位置)、可動接片8はスイツチOFF位
置に保持されることになり(第2図C,第6図F
位置)、スイツチはOFF状態となる。
そして、再び操作体4を押圧操作させると、ま
ず操作爪9の傾斜カム面9aが係合突起13の傾
斜カム面13aに当接し(第6図G位置)、傾斜
カム面9aが係合凹部10の傾斜カム面10aよ
り下位にもたらされると、係合突起13の傾斜カ
ム面13aは係合凹部10の傾斜カム面10aか
ら離間せしめられる(第6図H位置)。操作体4
が押圧操作位置までもたらされると、係合突起1
3の傾斜カム面13aが操作爪9の傾斜カム面9
a上を滑動して、被操作体6が半ピツチ回転せし
められ、係合突起13は係合凹部10から離脱さ
れ傾斜カム面9aから係合凹溝9bに係入される
ことになる(第6図I位置)。この状態で、被操
作体6は第3コイルスプリング14aで上方へ押
圧されて上昇し、可動接片8は各端子部材7の接
点7bに接触することになる。さらに、係合突起
13は保持体5の係合斜面12に当接して、操作
体4が上昇すると係合凹溝9bから離脱して前記
係合斜面12上を滑動しながら半ピツチ回転して
第6図A位置に保持される。
したがつて、以上のようなプツシユスイツチに
あつては、保持体5には係合凹部10に連らなつ
て傾斜案内面11が形成され、さらに係合斜面1
2が形成されていること、一方保持体5側には係
合凹溝9bが係成されていること、及びこれと相
俟つて被操作体6が第3コイルスプリング14a
によつて押圧されていることにより、係合突起1
3が係合凹溝9bに係入して被操作体6が上昇す
るから、操作体4の押圧工程中に可動接片8と接
点7bが導通する、いわゆるプツシユオン動作が
可能となり、操作上の異和感をなくすことができ
る。
また、係合凹溝9bへの係入・離脱および係合
斜面12の底部への係合は、係合突起13が係合
斜面12上を滑動した状態で行なわれることか
ら、係合突起13と係合凹溝9bおよび係合斜面
12との衝突による衝撃力が発生せず、操作体4
を押圧する操作者の指に該衝撃力が伝達されるこ
とはなく、操作体4を押圧する際の感触が滑らか
になりスイツチとしての操作感を向上させること
ができる。
なお、上記実施例においては、発光素子19を
押釦17を介して操作体4に連動連結させたが、
操作体4に直接連結させるようにしてもよい。こ
の場合、第4コイルバネ21はこれを必ずしも設
けておく必要のないものである。
また、発光素子19の数及び配置は、上記実施
例に限定されず、必要に応じて適宜に設定してお
くことができる。
さらに、上記実施例では、本考案を、特に電流
容量が大きくしかも小型化を図るべく工夫された
プツシユ・プツシユ式のプツシユスイツチに適用
したが、これに限定されず、他のあらゆる形式、
構造のプツシユスイツチにも好適に適用しうるこ
と勿論である。
以上の説明から明らかなように、本考案による
プツシユスイツチにあつては、被操作体を押圧す
る被押圧体付勢手段を設け、操作体には被操作体
の係合突起が係入される係合凹溝を形成し、保持
体には係合斜面を形成したので、スイツチの
OFF状態からON状態への切換動作が操作体の押
圧工程中に行なわれる、所謂プツシユオン動作を
可能とし、かつ切換動作中の操作感を滑らかにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案に係るプツシユスイツ
チの一実施例を示したもので、第1図は押釦を取
除いて示す斜視図、第2図A〜Cは夫々異なつた
作用状態を示す縦断側面図(断面は第1図の−
線に沿う)、第3図は発光素子の作用状態を示
す縦断側面図(断面は第1図の−線に沿う)、
第4図A〜Cは夫々発光素子のリード部と第3コ
イルバネとの連結態様を示す横断平面図、第5図
は押釦を除くスイツチ構成部材の分解斜視図、第
6図A〜Iは操作体、保持体及び被操作体の各作
用状態における位置関係を軸線回りに展開して示
す作用説明図である。 1……スイツチ本体、4……操作体、5……保
持体、6……被操作体、8a……透孔、16……
第2コイルバネ(可動接片付勢手段)、7……端
子部材、8……可動接片、9……操作爪、9a…
…操作爪の傾斜カム面、9b……係合凹溝、10
……係合凹部、10a……係合凹部の傾斜カム
面、11……傾斜案内面、12……係合斜面、1
3……係合突起、13a……係合突起の傾斜カム
面、14……第1コイルバネ(操作体付勢保持手
段)、14a……第3コイルスプリング(被操作
体付勢手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイツチ本体1と、 スイツチ本体1に、非押圧操作位置と押圧操作
    位置とに亘つて上下スライド自在に且つスライド
    軸線回りに回転不能に支持されており、一側端面
    を上方へ傾斜する傾斜カム面9aに形成した2個
    の操作爪9とこれらの操作爪9に隣接した係合凹
    溝9bとが一組となつて、連続して突設されてい
    る操作体4と、 該操作体4を非押圧操作位置に付勢保持させる
    操作体付勢保持手段14と、 スイツチ本体1に固設されており、一側端面を
    前記スライド軸線回りの位置関係において前記隣
    合う二つの操作爪9,9の傾斜カム面9a,9a
    間に跨つて位置し且つ該傾斜カム面9aと同一方
    向に傾斜する傾斜カム面10aに形成した下方開
    口状の係合凹部10を、その傾斜カム面10aを
    押圧操作位置における操作爪9の傾斜カム面9a
    よりも若干上位に位置させた状態で、前記スライ
    ド軸線回りに等角間隔を隔てて形成してあると共
    に、前記各係合凹部10間に、各々、係合凹部1
    0の傾斜カム面10aと同一方向に傾斜する傾斜
    案内面11を介して係合凹部10に連らなり且つ
    最底面位置が上下方向において少なくとも非押圧
    操作位置における操作体4の操作爪9の位置に至
    る前記傾斜カム面10aと同一方向に傾斜する係
    合斜面12を形成してある保持体5と、 スイツチ本体1に固定保持された端子部材7
    と、 端子部材7の接点に接触するスイツチON位置
    と該接点から下方に所定量離間するスイツチ
    OFF位置とに亘つて上下スライド自在とされた
    可動接片8と、 前記操作体4及び保持体5と可動接片8との間
    に上下スライド自在に且つ前記スライド軸線回り
    で回転自在に介設されており、前記操作爪9及び
    係合凹部10の各傾斜カム面9a,10a並びに
    前記傾斜案内面11aに摺接しうる傾斜カム面1
    3aを有し且つ前記係合斜面12に係入しうる係
    合突起13を突設してある被操作体6と、 この被操作体6を上方へ付勢する被操作体押圧
    手段14aと、 前記可動接片8を端子部材7に接触させる可動
    接片付勢手段16とを具備し、 前記操作体4を非押圧位置に復帰させたときに
    おいて、被操作体4の係合突起13が前記操作体
    4の係合凹溝9bに係入されると、可動接片8が
    前記スイツチON位置へと付勢せしめられ、且つ
    前記係合突起13が前記保持体5の係合凹部10
    に係合されると、可動接片8がスイツチOFF位
    置に付勢保持せしめられるように構成してあるこ
    とを特徴とするプツシユスイツチ。
JP17276583U 1983-11-07 1983-11-07 プツシユスイツチ Granted JPS6080631U (ja)

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