JP3155402U - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペース効率に優れ、小型化の要請に対応することができるスイッチ装置を提供する。【解決手段】収納部201を有し、固定接点311と切換接点321とが設けられた略矩形状のケースと、巻回部とこの巻回部から所定の開放角度を存して延びる一対の弾性腕部402、403とを有する捻りコイルばねからなる可動接点と、回動可能にケースに保持される操作部材5とを備え、一対の弾性腕部402、403が固定接点311と操作部材5との間で保持され、操作部材5の回動操作に伴って弾性腕部402を切換接点321に接離させるスイッチ装置1であって、巻回部は、ケースの隅部に対応した位置における収納部201に保持されると共に、切換接点321は、上記隅部と対角線上に位置する他の隅部側の収納部201に配置されていることを特徴とする。【選択図】図6

Description

本考案は、スイッチ装置に関し、特に、操作レバーの回動操作に伴ってオン/オフの切換えを行うことができるスイッチ装置に関する。
従来、巻回部とこの巻回部の両端から所定の開放角度を有して一方向に延びる自由端状の第1、第2腕部を有する捻りコイルばねと、この捻りコイルばねが取り付けられる操作レバーとを備え、捻りコイルばねの第1腕部を固定接点に常時弾接させる一方、第2腕部を操作レバーの当接部に弾接させ、操作レバーの回動操作に伴って第2の腕部を、クリップ状に形成された一対の接点部を有する切換接点と接離させるスイッチ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このスイッチ装置によれば、切換接点において、クリップ状に形成された一対の接点部間に弾接挟持した状態で第2の腕部をスライド移動させることができるので、スイッチオン時の接触の安定性を向上させると共に、スイッチオン位置のバラツキをなくすことができるものとなっている。
特許第4044364号公報
しかしながら、上述した従来のスイッチ装置においては、捻りコイルばねの巻回部や切換接点が、スイッチ装置のケースの幅方向の略中央位置に配置されていることから、装置自体の更なる小型化の要請に対応することが困難であるという問題がある。
本考案はかかる問題点に鑑みて為されたものであり、スペース効率に優れ、小型化の要請に対応することができるスイッチ装置を提供することを目的とする。
本考案のスイッチ装置は、収納部を有し、固定接点と切換接点とが設けられた略矩形状のケースと、巻回部とこの巻回部から所定の開放角度を存して延びる一対の弾性腕部とを有する捻りコイルばねからなる可動接点と、回動可能に前記ケースに保持される操作部材とを備え、前記一対の弾性腕部が前記固定接点と前記操作部材との間で保持され、当該操作部材の回動操作に伴って一方の前記弾性腕部を前記切換接点に接離させるスイッチ装置であって、前記巻回部は、前記ケースの隅部に対応した位置における前記収納部に保持されると共に、前記切換接点は、前記隅部と対角線上に位置する他の隅部側の前記収納部に配置されていることを特徴とする。
上記スイッチ装置によれば、可動接点を構成する捻りコイルばねの巻回部と切換接点とが矩形状のケースの対角線上に対向配置されるようにしたことから、収納部の隅部を有効に活用することができるので、スペース効率に優れ、小型化の要請に対応することができるスイッチ装置を提供することが可能となる。
本考案のスイッチ装置において、前記切換接点は、前記一方の弾性腕部を挟持可能な一対の接点部を備えており、これら一対の接点部が前記対角線と略直交する方向に対向状態で延びていると共に、一対の前記接点部を連結する折り曲げ形成された弾性連結部が前記他の隅部側に設けられていることが好ましい。この場合には、一方の弾性腕部を一対の接点部で挟持することができるので、接触安定性に優れたスイッチ装置を提供することが可能となる。また、一対の接点部が上記対角線と略直交する方向に延びることから、一対の接点部における一方の弾性腕部との接触位置を略同一箇所に統一することができるので、異なる位置で当該弾性腕部と接触する場合と比べて安定した復帰性を確保することが可能となる。
なお、本考案のスイッチ装置においては、前記弾性連結部を、前記接点部の両端部の間に複数設けるようにしても良い。この場合には、切換接点の全体に亘って接点荷重を均一化することができるので、一対の接点部で挟持される一方の弾性腕部の移動量が大きなものであっても、確実に初期状態に復帰させることが可能となる。
また、本考案のスイッチ装置において、一対の前記接点部は、前記収納部の内底面側に位置する下方側の接点部が上方側の接点部よりも幅広の部分を備えていることが好ましい。この場合には、下方側の接点部の幅広部分を上方側の接点部から露出させることができ、この幅広部分に可動接点の潤滑材を容易に塗布することが可能となる。
さらに、本考案のスイッチ装置においては、前記切換接点と導通する端子が前記ケースの外部に延出しており、前記切換接点と前記端子とは異なる金属板により形成され、一方の金属板に形成した孔部に他方の金属板に設けた突出部を挿通させて当該突出部を前記孔部の周囲で変形させることにより両金属板を一体化すると共に、前記孔部及び突出部を、前記ケースを構成する樹脂に埋設することが好ましい。この場合には、切換接点と端子とを異なる金属板により構成していることから、切換接点を構成する高価な金属材料の使用量を抑えることができるので、低コスト化を実現すると共に、端子の引き出し位置の自由度を高めることが可能となる。
さらに、本考案のスイッチ装置において、前記収納部の内底面の前記隅部には、前記可動接点の前記巻回部が挿通される突出部が設けられると共に、この突出部には段部を介して当該突出部よりも細い軸部が形成されており、前記操作部材は、基部とこの基部に形成され前記軸部に回動支持される孔を有し、前記巻回部が前記ケースの内底面と前記操作部材の基部との間で保持された状態で前記基部の孔が前記軸部に回動可能に挿通され、前記操作部材が収納された状態の前記収納部を覆うように取付部材が取り付けられることが好ましい。この場合には、捻りコイルばねの巻回部が、突出部に挿通された状態で、ケースと操作部材の基部との間で保持されることから、組立途中で捻りコイルばねが外れる事態を防止でき、スイッチ装置の組立性を向上することが可能となる。
さらに、本考案のスイッチ装置においては、前記可動接点の一対の前記弾性腕部は、前記切換接点と接離する前記一方の弾性腕部が、前記固定接点と常時当接する他方の弾性腕部よりも前記ケースの内底面側となるように構成されており、前記固定接点は、起立部とこの起立部から先端がL字状に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記捻りコイルばねの弾性力により、前記他方の弾性腕部が前記起立部及び折り曲げ部に弾接していることが好ましい。この場合には、他方の弾性腕部が固定接点の折り曲げ部で係止されることから、捻りコイルばねをケースに組み付ける際の作業を簡素化でき、更にスイッチ装置の組立性を向上することが可能となる。また、固定接点と他方の弾性腕部とを、捻りコイルばねの弾性力によって複数箇所で接触させていることから、両者の電気的な接続(導通)の信頼性を高めることができる。
特に、本考案のスイッチ装置において、前記捻りコイルばねは、前記可動接点の一対の前記弾性腕部が前記巻回部から直線状に延伸すると共に、当該一対の前記弾性腕部の中間位置であって前記巻回部の中央部を通る線で線対称に設けられていることが好ましい。この場合には、一対の弾性腕部が直線状に延伸すると共に、線対称に設けられていることから、巻回部を突出部に挿通する際の方向性を無くすことができ、生産性を向上することが可能となる。
本考案によれば、可動接点を構成する捻りコイルばねの巻回部と切換接点とが矩形状のケースの対角線上に対向配置されるようにしたことから、収納部の隅部を有効活用することができるので、スペース効率に優れ、小型化の要請に対応することができるスイッチ装置を提供することが可能となる。
本考案の一実施の形態に係るスイッチ装置の全体構成を示す分解斜視図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置が有する第2切換接点部材の構成を示す斜視図(a)及び上面図(b)である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置を組み立てた状態の斜視図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置を組み立てた状態の側断面図である。 図3に示すスイッチ装置から取付部材を取り除いた状態のスイッチ装置の斜視図である。 図3に示すスイッチ装置から取付部材を取り除いた状態のスイッチ装置の上面図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置が有するケースの上面図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置が有するケースにコイルばねを組み込んだ状態の上面図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置における動作を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置における動作を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るスイッチ装置が有する切換接点の他の構成を説明するための図である。
以下、本考案の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施の形態に係るスイッチ装置1の全体構成を示す分解斜視図である。図2は、本実施の形態に係るスイッチ装置1が有する第2切換接点部材320bの構成を示す斜視図(a)及び上面図(b)である。図3は、本実施の形態に係るスイッチ装置1を組み立てた状態の斜視図である。なお、図1においては、説明の便宜上、ケース2に埋設される接点部材3をケース2から分離して示している。
図1に示すように、本実施の形態に係るスイッチ装置1は、上方に開口した収納部201を有するケース2と、このケース2にインサート成形等により埋設される接点部材3と、ケース2の収納部201に立設された突出部203に取り付けられる捻りコイルばね(以下、単に「コイルばね」という)4と、後述する固定接点311との間でコイルばね4を保持し、操作者からの回動操作を受け付ける操作部材5と、コイルばね4及び操作部材5を収納した状態の収納部201を覆うようにケース2に取り付けられる取付部材6とを備えている。
ケース2は、例えば、絶縁性の樹脂材料で成形されており、概して矩形状を有している。ケース2の内部には、ケース2の外形に対応する、概して矩形状の収納部201が設けられており、この収納部201の内底面202から後述する固定接点311及び切換接点321が露出するように接点部材3がケース2に埋設されている。収納部201の内底面202の隅部には、後述するコイルばね4の巻回部401が挿通される円柱形状の突出部203が立設されている。また、この突出部203の上面には、段部を介して突出部203よりも細い軸部204が設けられている。この軸部204は、後述する操作部材5の孔503に挿通され、当該操作部材5を回動可能に保持する。収納部201は、上述した内底面202と、ケース2の対向する二対の側壁部205a、205b及び206a、206bとにより規定されている。側壁部206bの一部には、開口部207が形成されており、この開口部207から操作部材5の一部をケース2の外側に露出できるものとなっている。
接点部材3は、固定接点311を有する固定接点部材310と、切換接点321を有する切換接点部材320とを有している。固定接点部材310は、黄銅等の金属板に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことで形成され、概して平面形状部312と、この平面形状部312と略垂直に折り曲げられた起立部313と、この起立部313から先端が切換接点321側を向くように、L字状に折り曲げられた折り曲げ部314とを有している。固定接点311は、これらの起立部313及び折り曲げ部314で構成されている。平面形状部312には、この固定接点311と導通する外部出力端子315が設けられている。
切換接点部材320は、黄銅等の金属板に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことで形成される第1切換接点部材320aと、りん青銅等に銀めっきした金属板に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことで形成される第2切換接点部材320bとを有している。第1切換接点部材320aは、平面形状部322と、この平面形状部322の上面に設けられた一対の突出部322a、322bと、平面形状部322の側縁部から突出して設けられ、切換接点321と導通する外部出力端子323とを有している。
第2切換接点部材320bは、図2(a)に示すように、第1切換接点部材320aの一対の突出部322a、322bが挿通される一対の孔部324が形成された固定面部325と、この固定面部325の両側縁部から突出して設けられ、先端部が切換接点321に連結される弾性連結部326a、326bと、弾性連結部326a、326bの先端部にそれぞれ設けられ、互いに上下方向に対向して配置された上方側接点部321a、下方側接点部321bとを有している(図1において弾性連結部326bは不図示)。
第1切換接点部材320aと第2切換接点部材320bとは、突出部322a、322bを孔部324に挿通させて、当該突出部322a、322bを孔部324の周囲で変形させることにより一体化される。このように、切換接点321を有する第2切換接点部材320bと、外部出力端子323を有する第1切換接点部材320aとを異なる金属板により構成していることから、切換接点321を構成する高価な金属材料の使用量を抑えることができるので、低コスト化を実現すると共に、外部出力端子323の引き出し位置の自由度を高めることができるものとなっている。
切換接点321は、これらの一対の上方側接点部321a、下方側接点部321bで構成されている。弾性連結部326a、326bは、側面視にて略U字状に折り曲げ形成されており、上方側接点部321aと下方側接点部321bとを弾接させている。上方側接点部321a、下方側接点部321bとは、後述するコイルばね4の弾性腕部402を挟持可能に構成されている。このように弾性腕部402を上方側接点部321a、下方側接点部321bで挟持することで、スイッチ装置1においては接触安定性を確保できるものとなっている。
また、上方側接点部321a及び下方側接点部321bの一端は、それぞれ上方側及び下方側に折り曲げられており、後述するコイルばね4の一方の弾性腕部402を切換接点321の弾接面に案内する案内部327を構成している。図2(b)に示すように、下方側接点部321bは、上方側接点部321aよりも幅広の部分を有している。このように構成することにより、下方側接点部321bの幅広部分を上方側接点部321aから露出させることができ、この幅広部分に可動接点321の潤滑材を容易に塗布することができるものとなっている。
コイルばね4は、可動接点を構成するものであり、巻回部401と、この巻回部401から所定の開放角度を存して延びる一対の弾性腕部402、403とを有している。これらの弾性腕部402、403は、巻回部401から直線状に延びており、弾性腕部402が弾性腕部403よりも収納部201の内底面202側に配置されている。特に、コイルばね4は、弾性腕部402、403の中間位置であって、巻回部401の中央部を通る線で線対称に設けられており、図1に示す上下方向を反対にした場合にも、同一形状を確保できる構成となっている。弾性腕部402は、操作部材5の回動操作に応じて切換接点321と接離するように構成されており、実用新案登録請求の範囲においては、これを「一方の弾性腕部」と呼んでいる。一方、弾性腕部403は、固定接点311と常時当接するように構成されており、実用新案登録請求の範囲においては、これを「他方の弾性腕部」と呼んでいる。
操作部材5は、例えば、絶縁性の樹脂材料で成形され、基部501と、この基部501の一部から延出する操作部502とを有している。基部501には、ケース2の軸部204が挿通される孔503が形成されている。また、基部501の上面には、スイッチ装置1が組み立てられた際に取付部材6の下面に摺接可能な突出部504、505が設けられている。突出部504は、孔503の周囲に設けられ、突出部505は、基部501と操作部502との中間位置近傍に設けられている。これらの突出部504、505は、取付部材6の下面との接触面積を低減して操作部材5の操作性を向上する役割を果たしている。さらに、操作部材5の下面であって、基部501と操作部502との中間位置近傍には、コイルばね4の弾性腕部402を駆動する駆動部506が設けられている。
取付部材6は、例えば、金属板に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施して形成され、ケース2の収納部201に対応する略矩形状を有する平面形状部601と、この平面形状部601の側縁部から下方側に垂下して設けられた複数の係合片602とを有している。それぞれの係合片602は、概してL字状に設けられており、ケース2の側壁部205a、205bに設けられた突出片205cと係合可能に設けられている。
このような構成を有するスイッチ装置1を組み立てると、図3に示すように、ケース2の収納部201にコイルばね4及び操作部材5の一部が収納された状態において、取付部材6が収納部201を覆うように被せられる。この場合、取付部材6は、収納部201を平面形状部601で覆った状態で、係合片602を突出片205cと係合させてケース2に取り付けられる。操作部材5の操作部502は、ケース2の側壁部206bに設けられた開口部207からその一部を突出した状態となっており、操作者からの回動操作を受け付け可能に構成されている。
次に、本実施の形態に係るスイッチ装置1の内部構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るスイッチ装置1を組み立てた状態の側断面図である。図5及び図6は、それぞれ図3に示すスイッチ装置1から取付部材6を取り除いた状態のスイッチ装置の斜視図及び上面図である。図4においては、スイッチ装置1が有する切換接点321よりも外部出力端子323側の位置における側壁部205bと平行な断面を示している。
図4に示すように、スイッチ装置1の内部においては、収納部201に設けられた突出部203が巻回部401を挿通するようにコイルばね4が配置されている。そして、図5及び図6に示すように、その上方に軸部204が基部501の孔503を挿通するように操作部材5が配置されている。この場合において、コイルばね4の弾性腕部403は、固定接点311を構成する起立部313及び折り曲げ部314に係止された状態となっており、弾性腕部402は、操作部材5の駆動部506の側面に係止された状態となっている。弾性腕部402は、図4に示すように、切換接点321に対応する位置、より具体的には、切換接点321の案内部327に対応する位置に配置されている。
なお、ケース2の下面には、図4に示すように、スイッチ装置1が実装されるプリント基板への位置決めするための一対の突出片220a、220bが設けられている。突出片220a、220bは、概して円柱形状を有すると共に、その下端部にテーパ面が設けられている。このように位置決め用の突出片220a、220bを設けることにより、簡単にプリント基板にスイッチ装置1を組み付けることが可能となる。これらの突出片220a、220bを備えることが実施の形態として好ましいが、必ずしも備えなくても良い。
ここで、ケース2の詳細な構成について説明すると共に、このケース2にコイルばね4及び操作部材5を組み込む際の工程について説明する。図7は、本実施の形態に係るスイッチ装置1が有するケース2の上面図である。図8は、本実施の形態に係るスイッチ装置1が有するケース2にコイルばね4を組み込んだ状態の上面図である。
ケース2においては、図7に示すように、収納部201の内底面202に接点部材3がインサート成形等により埋設されている。固定接点部材310及び切換接点部材320の平面形状部312、322の一部は、内底面202から露出しており、それぞれの露出部分から固定接点311、第2切換接点部材320bの一部が露出して設けられている。なお、切換接点部材320においては、第1切換接点部材320aの突出部322a、322bを、第2切換接点部材320bの孔部324に挿通させて当該孔部324の周囲で変形させることで一体化されている。そして、これらの突出部322a、322b及び孔部324の接合部分が内底面202に埋設された状態となっている。
収納部201において、突出部203は、ケース2(収納部201)の隅部(図7に示すA)に対応する位置に設けられており、その上面に偏芯した状態で軸部204が設けられている。切換接点321は、突出部203が設けられた隅部と対角線(図7に一点鎖線で示す)上に位置する他の隅部(図7に示すB)側の位置に配置されている。切換接点321を構成する上方側接点部321a及び下方側接点部321bは、上記対角線と略直交する方向(図7に示す二点鎖線で示す方向)に延伸して設けられている。
突出部203の周囲には、コイルばね4の巻回部401を収容する収容部208が設けられている。そして、この収容部208の近傍であって、ケース2の側壁部206bの開口部207側の端部には、コイルばね4を組み込む際に弾性腕部402の基端部近傍を係止する係止片209が設けられている。さらに、収納部201の内底面202における切換接点321の案内部327側の端部近傍には、コイルばね4の弾性腕部402を切換接点321(案内部327)に案内する案内凸部210が設けられている。この案内凸部210は、開口部207側から収納部201の内側に向けて延伸する形状を有している。
収納部201に金属線材からなるコイルばね4を組み込む際には、図8に示すように、巻回部401が収容部208に収容されるように配置し、固定接点311(起立部313及び折り曲げ部314)で弾性腕部403を係止すると共に、係止片209で弾性腕部402の基端部近傍を係止する。このように弾性腕部403が固定接点311の折り曲げ部314で係止されることから、コイルばね4をケース2に組み付ける際の作業を簡素化でき、スイッチ装置1の組立性を向上できるものとなっている。なお、この場合において、弾性腕部403は、固定接点311に対して起立部313及び折り曲げ部314の2箇所で接触した状態となっており、両者の電気的な接続(導通)の信頼性を高めることができるものとなっている。また、コイルばね4は、弾性腕部402、403が直線状に延伸すると共に、弾性腕部402、403の中間位置であって巻回部401の中央部を通る線で線対称に設けられていることから、巻回部401を突出部203に挿通する際の方向性を無くすことができ、生産性を向上することができるものとなっている。
操作部材5は、このように配置されたコイルばね4の上方側から、軸部204を孔503に挿通させると共に、コイルばね4の弾性腕部402を駆動部506の内側側面に係合させるように取り付けられる(図5及び図6参照)。この場合、コイルばね4の巻回部401は、突出部203に挿通された状態でケース2と操作部材5の平板状をなした基部501との間で保持されることから、組立途中でコイルばね4が外れる事態を防止でき、スイッチ装置1の組立性を向上できるものとなっている。このように操作部材5が取り付けられた状態において、操作部材5の上面は、ケース2の側壁部205a、205b、206a、206bの上端部よりも僅かに低い位置に配置されると共に、突出部504、505が側壁部205a、205b、206a、206bの上端部と略同一の高さの位置に配置されることとなる。これにより、取付部材6がケース2に取り付けられた場合にも、その下面に円弧状の突出部504、505を摺接させた状態で操作部材5を回動させることができるものとなっている。
次に、本実施の形態に係るスイッチ装置1における動作について説明する。図9及び図10は、それぞれ本実施の形態に係るスイッチ装置1における動作を説明するための上面図である。図9においては、コイルばね4を介して固定接点311と切換接点321とが導通状態に切り換えられる時点のスイッチ装置1を示し、図10においては、操作部材5が最大限に回動操作された時点のスイッチ装置1を示している。なお、図9及び図10に示すスイッチ装置1においては、説明の便宜上、取付部材6を省略している。
図6に示す状態から、操作者によって操作部材5に対して回動操作が行われると、軸部204の中心を回動支点として操作部材5が回動する。操作部材5の基部501と案内凸部210との間に配置されているコイルばね4の弾性腕部402は、操作部材5の回動に伴って駆動部506により切換接点321側に駆動される。そして、図9に示すように、弾性腕部402が切換接点321に到達した時点で、コイルばね4を介して固定接点311と切換接点321とが導通状態に切り換えられる。このとき、弾性腕部402は、切換接点321の案内部327によって上方側接点部321aと下方側接点部321bの弾接面に案内されている。なお、少なくとも弾性腕部402が案内部327で案内されるようになるまでは、弾性腕部402の移動は案内凸部210によって案内される。
そして、図9に示す状態から更に操作部材5に対する回動操作が行われると、図10に示すように、弾性腕部402が上方側接点部321aと下方側接点部321bとの弾接面の間を時計回転方向に進んでいく。この場合において、切換接点321は、操作部材5の回動支点を構成する軸部204が配置された収納部201の隅部と、対角線上に配置された他の隅部とを繋ぐ対角線と略直交する方向に延伸していることから、コイルばね4の弾性腕部402との接触位置を略同一箇所に統一することができるので、異なる位置で弾性腕部402と接触する場合と比べて安定した復帰性を確保することが可能となる。
このように本実施の形態に係るスイッチ装置1においては、可動接点を構成するコイルばね4の巻回部401と切換接点321とが、矩形状のケース2の対角線上に対向配置されるようにしたことから、収納部201の隅部を有効に活用することができるので、スペース効率に優れ、小型化の要請に対応することができるスイッチ装置1を提供することが可能となる。
なお、本考案は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本考案の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本考案の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
上記実施の形態においては、第2切換接点部材320bにおいて、切換接点321(上方側接点部321a、下方側接点部321b)をその中央近傍に配置された弾性連結部326a、326bで連結する場合について説明している。しかしながら、切換接点321(上方側接点部321a、下方側接点部321b)を連結する構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、切換接点321の両端部の間に複数の弾性連結部を設けても良い。
図11は、本実施の形態に係るスイッチ装置1が有する第2切換接点部材320bの他の構成を説明するための図である。図11(a)においては、他の構成を有する第2切換接点部材320bを示し、同図(b)においては、上記実施の形態に係る第2切換接点部材320bを示している。図11(a)に示す第2切換接点部材320bは、第1の弾性連結部328a、328b、並びに、第2の弾性連結部329a、329bを備え、これらの端部に切換接点321が連結されている点で上記実施の形態に係る第2切換接点部材320bと相違する。
上記実施の形態に係る弾性連結部326a、326bで切換接点321を連結した場合には、図11(b)に示すように、接点荷重が不均一になる事態が発生し得る。具体的には、弾性連結部326a、326bとの接続部分以外の部分(端部近傍)において、接点荷重が低くなる。これにより、弾性腕部402が最大限まで移動すると、初期状態に復帰し難くなる事態が発生し得る。しかしながら、図11(a)に示すように、複数の弾性連結部328、329(第1の弾性連結部328a、328b、並びに、第2の弾性連結部329a、329b)で切換接点321を連結した場合には、切換接点321の全体に亘って接点荷重を均一化することが可能となる。これにより、上方側接点部321a、下方側接点部321bで挟持される弾性腕部402の移動量が大きなものであっても、コイルばね4自身の弾性力により確実に初期状態に弾性腕部402を復帰させることが可能となる。
1 スイッチ装置
2 ケース
201 収納部
202 内底面
203 突出部
204 軸部
205a、205b、206a、206b 側壁部
207 開口部
208 収容部
209 係止片
210 案内凸部
220 突出片
3 接点部材
310 固定接点部材
311 固定接点
312 平面形状部
313 起立部
314 折り曲げ部
315 外部出力端子
320 切換接点部材
320a 第1切換接点部材
320b 第2切換接点部材
321 切換接点
321a 上方側接点部
321b 下方側接点部
322 平面形状部
322a、322b 突出部
323 外部出力端子
324 孔部
325 固定面部
326a、326b 弾性連結部
327 案内部
328a、328b、329a、329b 弾性連結部
4 捻りコイルばね(コイルばね)
401 巻回部
402、403 弾性腕部
5 操作部材
501 基部
502 操作部
503 孔
504、505 突出部
506 駆動部
6 取付部材
601 平面形状部
602 係合片

Claims (8)

  1. 収納部を有し、固定接点と切換接点とが設けられた略矩形状のケースと、巻回部とこの巻回部から所定の開放角度を存して延びる一対の弾性腕部とを有する捻りコイルばねからなる可動接点と、回動可能に前記ケースに保持される操作部材とを備え、前記一対の弾性腕部が前記固定接点と前記操作部材との間で保持され、当該操作部材の回動操作に伴って一方の前記弾性腕部を前記切換接点に接離させるスイッチ装置であって、前記巻回部は、前記ケースの隅部に対応した位置における前記収納部に保持されると共に、前記切換接点は、前記隅部と対角線上に位置する他の隅部側の前記収納部に配置されていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記切換接点は、前記一方の弾性腕部を挟持可能な一対の接点部を備えており、これら一対の接点部が前記対角線と略直交する方向に対向状態で延びていると共に、一対の前記接点部を連結する折り曲げ形成された弾性連結部が前記他の隅部側に設けられていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記弾性連結部を、前記接点部の両端部の間に複数設けたことを特徴とする請求項2記載のスイッチ装置。
  4. 一対の前記接点部は、前記収納部の内底面側に位置する下方側の接点部が上方側の接点部よりも幅広の部分を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のスイッチ装置。
  5. 前記切換接点と導通する端子が前記ケースの外部に延出しており、前記切換接点と前記端子とは異なる金属板により形成され、一方の金属板に形成した孔部に他方の金属板に設けた突出部を挿通させて当該突出部を前記孔部の周囲で変形させることにより両金属板を一体化すると共に、前記孔部及び突出部を、前記ケースを構成する樹脂に埋設したことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置。
  6. 前記収納部の内底面の前記隅部には、前記可動接点の前記巻回部が挿通される突出部が設けられると共に、この突出部には段部を介して当該突出部よりも細い軸部が形成されており、前記操作部材は、基部とこの基部に形成され前記軸部に回動支持される孔を有し、前記巻回部が前記ケースの内底面と前記操作部材の基部との間で保持された状態で前記基部の孔が前記軸部に回動可能に挿通され、前記操作部材が収納された状態の前記収納部を覆うように取付部材が取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置。
  7. 前記可動接点の一対の前記弾性腕部は、前記切換接点と接離する前記一方の弾性腕部が、前記固定接点と常時当接する他方の弾性腕部よりも前記ケースの内底面側となるように構成されており、前記固定接点は、起立部とこの起立部から先端がL字状に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記捻りコイルばねの弾性力により、前記他方の弾性腕部が前記起立部及び折り曲げ部に弾接していることを特徴とする請求項6記載のスイッチ装置。
  8. 前記捻りコイルばねは、前記可動接点の一対の前記弾性腕部が前記巻回部から直線状に延伸すると共に、当該一対の前記弾性腕部の中間位置であって前記巻回部の中央部を通る線で線対称に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のスイッチ装置。
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