JPH0567283A - 流量変化判別装置 - Google Patents
流量変化判別装置Info
- Publication number
- JPH0567283A JPH0567283A JP22776191A JP22776191A JPH0567283A JP H0567283 A JPH0567283 A JP H0567283A JP 22776191 A JP22776191 A JP 22776191A JP 22776191 A JP22776191 A JP 22776191A JP H0567283 A JPH0567283 A JP H0567283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- gas
- change
- rate change
- phenomenon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスメータに内蔵される流量変化判別装置
で、家庭の保有するガス器具の点火時の流量を自動的に
登録させ、その手間を省きかつガス器具の買い替えや新
規なガス器具の導入に即座に対応して登録処理を行う。 【構成】 流量計測手段1と、この手段からの信号変化
を検出する流量変化検出手段4と、この手段からの信号
により流量変化がどのような事象で生じたかを推定する
個別流量推定手段5と、この手段で推定した事象の変化
推定の確からしさが、ある値以下であるかどうかを判定
し前記推定の確からしさがある値以下であれば次段の事
象記憶手段8に制御信号を出力する事象登録判定手段1
5と、この手段からの制御信号により手段4で検出した
流量変化値を新たな事象として記憶する事象記憶手段8
とで構成する。登録されていない新たなガス器具が点火
されたと、かなり高い可能性で推測される時には新たな
ガス器具の点火時流量値の登録動作が自動的に行われ
る。
で、家庭の保有するガス器具の点火時の流量を自動的に
登録させ、その手間を省きかつガス器具の買い替えや新
規なガス器具の導入に即座に対応して登録処理を行う。 【構成】 流量計測手段1と、この手段からの信号変化
を検出する流量変化検出手段4と、この手段からの信号
により流量変化がどのような事象で生じたかを推定する
個別流量推定手段5と、この手段で推定した事象の変化
推定の確からしさが、ある値以下であるかどうかを判定
し前記推定の確からしさがある値以下であれば次段の事
象記憶手段8に制御信号を出力する事象登録判定手段1
5と、この手段からの制御信号により手段4で検出した
流量変化値を新たな事象として記憶する事象記憶手段8
とで構成する。登録されていない新たなガス器具が点火
されたと、かなり高い可能性で推測される時には新たな
ガス器具の点火時流量値の登録動作が自動的に行われ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等の流量を監視し
流量変化の仕方により今どの様なガス器具が使われてい
るかを推定し、ガス器具が異常な使われ方をしていると
判断される時にはガスを遮断するように構成したいわゆ
るマイコンメータと呼ばれるガスメータ等に内蔵される
流量変化判別装置に関するものである。
流量変化の仕方により今どの様なガス器具が使われてい
るかを推定し、ガス器具が異常な使われ方をしていると
判断される時にはガスを遮断するように構成したいわゆ
るマイコンメータと呼ばれるガスメータ等に内蔵される
流量変化判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の流量変化判別装置について膜式ガ
スメータに用いた例を図2、図3に示し説明する。図2
は膜式ガスメータが家庭に取り付けられガス器具と接続
されている様子を示したガス配管図である。図2におい
て、101は家屋、102は膜式ガスメータ、103は
1次側ガス配管、104は2次側ガス配管、105はガ
スファンヒータ、106はガステーブル、107は風呂
釜、108は給湯器である。膜式ガスメータ102では
2次側配管104に接続されているガス器具105〜1
08で使用されたガス流量の積算値を表示すると共に、
各ガス器具105〜108でのガス使用状況を監視し危
険なガス使用状況を発見すると膜式ガスメータ102に
内蔵されたガス遮断弁を動作させてガスを遮断する。
スメータに用いた例を図2、図3に示し説明する。図2
は膜式ガスメータが家庭に取り付けられガス器具と接続
されている様子を示したガス配管図である。図2におい
て、101は家屋、102は膜式ガスメータ、103は
1次側ガス配管、104は2次側ガス配管、105はガ
スファンヒータ、106はガステーブル、107は風呂
釜、108は給湯器である。膜式ガスメータ102では
2次側配管104に接続されているガス器具105〜1
08で使用されたガス流量の積算値を表示すると共に、
各ガス器具105〜108でのガス使用状況を監視し危
険なガス使用状況を発見すると膜式ガスメータ102に
内蔵されたガス遮断弁を動作させてガスを遮断する。
【0003】図3は膜式ガスメータ102の機能を説明
したブロック図である。膜式ガスメータ102は特願平
2−240791号に示す”ガス器具判別装置”の機能
を内蔵している。同図において11は膜式ガスメータ1
02の膜が一往復するのに連動して一回転する円盤、1
2は円盤11の外周上に配置された複数の磁石、13は
円盤11の近くに固定配置され磁界の変化を検出する磁
気抵抗素子、14は磁気抵抗素子13の出力変化を計数
し流量値に換算するバルスカウント手段である。そして
前記円盤11からパルスカウント手段14で構成される
1は流量計測手段である。2は積算手段、3は流量計測
手段1からの流量値をある単位時間毎に順次記憶してい
く記憶手段、4は流量変化検出手段であり、ガスメータ
102を流れる流量変化を検出する。5は個別流量推定
手段であり、前記流量変化検出手段4の出力を用いて現
在使われているガス器具毎の流量を推定する。8は事象
記憶手段であり、あらかじめその家庭の保有するガス器
具の点火時の流量値が記憶されている。9は外部スイッ
チである。以上の符号、1、3、4、5、8、9で示す
各手段で構成される装置が流量変化判別装置10であ
る。安全手段6はこの流量変化判別装置10からの情報
によりガス器具の消し忘れ等のガスの異常な使われ方を
していると推定される時にガスを遮断するように構成さ
れている。器具別積算手段7では流量変化判別装置10
からの情報により器具毎に使用流量を積算表示する。
したブロック図である。膜式ガスメータ102は特願平
2−240791号に示す”ガス器具判別装置”の機能
を内蔵している。同図において11は膜式ガスメータ1
02の膜が一往復するのに連動して一回転する円盤、1
2は円盤11の外周上に配置された複数の磁石、13は
円盤11の近くに固定配置され磁界の変化を検出する磁
気抵抗素子、14は磁気抵抗素子13の出力変化を計数
し流量値に換算するバルスカウント手段である。そして
前記円盤11からパルスカウント手段14で構成される
1は流量計測手段である。2は積算手段、3は流量計測
手段1からの流量値をある単位時間毎に順次記憶してい
く記憶手段、4は流量変化検出手段であり、ガスメータ
102を流れる流量変化を検出する。5は個別流量推定
手段であり、前記流量変化検出手段4の出力を用いて現
在使われているガス器具毎の流量を推定する。8は事象
記憶手段であり、あらかじめその家庭の保有するガス器
具の点火時の流量値が記憶されている。9は外部スイッ
チである。以上の符号、1、3、4、5、8、9で示す
各手段で構成される装置が流量変化判別装置10であ
る。安全手段6はこの流量変化判別装置10からの情報
によりガス器具の消し忘れ等のガスの異常な使われ方を
していると推定される時にガスを遮断するように構成さ
れている。器具別積算手段7では流量変化判別装置10
からの情報により器具毎に使用流量を積算表示する。
【0004】さて上記構成の流量変化判別装置10の動
作について図2及び図3を参照しながら説明する。まず
流量変化検出手段4の動作について説明する。流量検出
手段4は流量計測手段1からの現在の流量値と記憶手段
3に記憶されている過去の流量値とから流量変化を検出
する手段であって、流量変化検出方法は例えば現在の流
量値Qi と1つ前の時間における流量値Qi-1 との差|
Qi −Qi-1 |があらかじめ定めたあるしきい値以上で
あればあるガス器具の流量が変化したと判定する。次に
事象記憶手段8に保有器具の点火時、流量値を記憶させ
る動作について説明する。図2に示すガス器具105〜
107が最初から保有されているガス器具であり、給湯
器108は最初取り付けられていなかったと仮定する。
ガスメータ102を取り付けた時に以下の手順に従って
保有されているガス器具105〜107の点火時の流量
値を事象記憶手段8に記憶していく。 (イ)すべてのガス器具を閉じる (ロ)外部スイッチ9を押して事象記憶手段8を書き込
み可能状態にする (ハ)ガス器具105〜107のうちの一つのガス器具
のみを点火する (ニ)流量変化検出手段4からの変化流量が事象記憶手
段8に記憶される (ホ)すべてのガス器具105〜107について上記
(イ)から上記(ニ)を繰り返す 上記手法により事象記憶手段8にすべてのガス器具10
5〜107の点火時の流量が記憶されることとなる。次
に個別流量推定手段5の動作について説明する。ガス器
具の使用状況としては最初ガスファンヒータ105が2
000ワットで使用されており、次にガステーブルが3
000ワットで点火された場合を考える。図4は個別流
量推定手段5の動作をフローチャートにしたものであ
る。まずステップ51において現在使用中のガス器具で
あるファンヒータ105が3000ワット流量が増加し
て5000ワットに変化する可能性及び現在使われてい
ないガス器具106と107が3000ワットで点火さ
れた可能性をそれぞれ計算する。可能性の計算方法は特
願平2−240791号のガス器具判別装置において示
したようにそれぞれのガス器具のガス使用流量域と使用
される可能性の関係をあらわす関数や事象記憶手段8に
記憶されている点火時の流量値と変化流量値の比を用い
てそれぞれのガス器具の変化の可能性を計算する。事象
記憶手段8にはガステーブル106の点火時の流量値3
000ワットが記憶されており変化流量3000ワット
と一致するためガステーブルが点火された可能性は1と
計算される。次にステップ52においてガス器具105
〜107のうちのどのガス器具の変化の可能性が大きい
か可能性の大きさを比較する。そしてステップ53で最
も大きな可能性を有するガス器具の変化であると300
0ワットの変化を推定する。すなわち可能性1であるガ
ステーブルの点火であると推定されることとなる。
作について図2及び図3を参照しながら説明する。まず
流量変化検出手段4の動作について説明する。流量検出
手段4は流量計測手段1からの現在の流量値と記憶手段
3に記憶されている過去の流量値とから流量変化を検出
する手段であって、流量変化検出方法は例えば現在の流
量値Qi と1つ前の時間における流量値Qi-1 との差|
Qi −Qi-1 |があらかじめ定めたあるしきい値以上で
あればあるガス器具の流量が変化したと判定する。次に
事象記憶手段8に保有器具の点火時、流量値を記憶させ
る動作について説明する。図2に示すガス器具105〜
107が最初から保有されているガス器具であり、給湯
器108は最初取り付けられていなかったと仮定する。
ガスメータ102を取り付けた時に以下の手順に従って
保有されているガス器具105〜107の点火時の流量
値を事象記憶手段8に記憶していく。 (イ)すべてのガス器具を閉じる (ロ)外部スイッチ9を押して事象記憶手段8を書き込
み可能状態にする (ハ)ガス器具105〜107のうちの一つのガス器具
のみを点火する (ニ)流量変化検出手段4からの変化流量が事象記憶手
段8に記憶される (ホ)すべてのガス器具105〜107について上記
(イ)から上記(ニ)を繰り返す 上記手法により事象記憶手段8にすべてのガス器具10
5〜107の点火時の流量が記憶されることとなる。次
に個別流量推定手段5の動作について説明する。ガス器
具の使用状況としては最初ガスファンヒータ105が2
000ワットで使用されており、次にガステーブルが3
000ワットで点火された場合を考える。図4は個別流
量推定手段5の動作をフローチャートにしたものであ
る。まずステップ51において現在使用中のガス器具で
あるファンヒータ105が3000ワット流量が増加し
て5000ワットに変化する可能性及び現在使われてい
ないガス器具106と107が3000ワットで点火さ
れた可能性をそれぞれ計算する。可能性の計算方法は特
願平2−240791号のガス器具判別装置において示
したようにそれぞれのガス器具のガス使用流量域と使用
される可能性の関係をあらわす関数や事象記憶手段8に
記憶されている点火時の流量値と変化流量値の比を用い
てそれぞれのガス器具の変化の可能性を計算する。事象
記憶手段8にはガステーブル106の点火時の流量値3
000ワットが記憶されており変化流量3000ワット
と一致するためガステーブルが点火された可能性は1と
計算される。次にステップ52においてガス器具105
〜107のうちのどのガス器具の変化の可能性が大きい
か可能性の大きさを比較する。そしてステップ53で最
も大きな可能性を有するガス器具の変化であると300
0ワットの変化を推定する。すなわち可能性1であるガ
ステーブルの点火であると推定されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、あらかじめ人が外部スイッチ9を押した
後、登録したいガス器具を点火させ、ガス器具の点火時
の流量を事象記憶手段8に登録しなければならないた
め、 (へ)登録に時間と人手がかかり不便である (ト)ガス器具の買い換えや新規導入(例えば図2の給
湯器108)に対応できない という課題があった。
の構成では、あらかじめ人が外部スイッチ9を押した
後、登録したいガス器具を点火させ、ガス器具の点火時
の流量を事象記憶手段8に登録しなければならないた
め、 (へ)登録に時間と人手がかかり不便である (ト)ガス器具の買い換えや新規導入(例えば図2の給
湯器108)に対応できない という課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、例え
ば各家庭の保有するガス器具の点火時の流量値を自動的
に登録することにより登録の手間を省きかつガス器具の
買い換えや新規導入に対応することを目的としたもので
ある。
ば各家庭の保有するガス器具の点火時の流量値を自動的
に登録することにより登録の手間を省きかつガス器具の
買い換えや新規導入に対応することを目的としたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流量変化判別装置は、流体の流量を計測す
る流量計測手段と、前記流量計測手段からの信号が変化
したかどうかを検出する流量変化検出手段と、前記流量
変化検出手段からの信号により流量変化がどのような事
象により生じたかを推定する個別流量推定手段と、前記
個別流量推定手段で推定した事象の変化推定の確からし
さがある値以下であるかどうかを判定し前記推定の確か
らしさがある値以下であれば次段の事象記憶手段に制御
信号を出力する事象登録判定手段と、前記事象登録判定
手段からの制御信号により前記流量変化検出手段で検出
した流量変化値を新たな事象として記憶する事象記憶手
段とを備えたものである。
に、本発明の流量変化判別装置は、流体の流量を計測す
る流量計測手段と、前記流量計測手段からの信号が変化
したかどうかを検出する流量変化検出手段と、前記流量
変化検出手段からの信号により流量変化がどのような事
象により生じたかを推定する個別流量推定手段と、前記
個別流量推定手段で推定した事象の変化推定の確からし
さがある値以下であるかどうかを判定し前記推定の確か
らしさがある値以下であれば次段の事象記憶手段に制御
信号を出力する事象登録判定手段と、前記事象登録判定
手段からの制御信号により前記流量変化検出手段で検出
した流量変化値を新たな事象として記憶する事象記憶手
段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、ガス器具の点火時
の流量値の登録の手間を省きかつガス器具の買い換えや
新規導入に対応できるようになる。
の流量値の登録の手間を省きかつガス器具の買い換えや
新規導入に対応できるようになる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図1を参照して説明す
る。なお上記従来例と同一部分には同一符号を付与して
いる。図1において、1は流量計測手段、2は積算手
段、3は記憶手段、4は流量変化検出手段、5は個別流
量推定手段、6は安全手段、7は器具別積算手段、8は
事象記憶手段、15は事象登録判定手段である。11は
膜式ガスメータ102において膜の運動と連動して回転
する円盤、12は円盤11上の外周に8個等間隔に配置
された磁石、13は円盤11の近くに固定して配置され
円盤11の回転によって生じる磁界の変化を検出する磁
気抵抗素子、14は前記磁界の変化に対応して磁気抵抗
素子13から出力する信号の変化回数を計数するパルス
カウント手段である。上記11〜14の符号で示す手段
をもって流量計測手段1が成り立っている。そして本発
明の流量変化判別装置10は上記した1、3、4、5、
8、15の符号で示す手段から構成されている。
る。なお上記従来例と同一部分には同一符号を付与して
いる。図1において、1は流量計測手段、2は積算手
段、3は記憶手段、4は流量変化検出手段、5は個別流
量推定手段、6は安全手段、7は器具別積算手段、8は
事象記憶手段、15は事象登録判定手段である。11は
膜式ガスメータ102において膜の運動と連動して回転
する円盤、12は円盤11上の外周に8個等間隔に配置
された磁石、13は円盤11の近くに固定して配置され
円盤11の回転によって生じる磁界の変化を検出する磁
気抵抗素子、14は前記磁界の変化に対応して磁気抵抗
素子13から出力する信号の変化回数を計数するパルス
カウント手段である。上記11〜14の符号で示す手段
をもって流量計測手段1が成り立っている。そして本発
明の流量変化判別装置10は上記した1、3、4、5、
8、15の符号で示す手段から構成されている。
【0010】図1を参照しながら保有ガス器具の点火時
の流量値の登録動作を説明する。ガス器具の使用状況と
しては、すでに図2のガス器具105〜107の点火時
の流量値が事象記憶手段8に記憶されている。そして新
たにガス給湯器108が新規購入されたと想定する。現
在ガスファンヒータが2000ワットで使われており、
この状態から20000ワットの流量変化があったと仮
定する。なお事象記憶手段8に記憶されている点火時の
流量値はそれぞれガスファンヒータ105=2500ワ
ット、ガステーブル=3000ワット、風呂釜=100
00ワットである。個別流量推定手段5においてそれぞ
れのガス器具105〜107の流量変化の可能性が計算
される。まずファンヒータ105の変化の可能性である
が現在2000ワットで使われており20000ワット
流量増加があったとするとファンヒータ105の使用流
量値は22000ワットになってしまう。これはファン
ヒータ105の使用可能な流量域をはるかにこえてお
り、ファンヒータ105の流量が変化した可能性はゼロ
と計算される。次にガステーブル106が点火した可能
性が計算される。事象記憶手段8に記憶されているガス
テーブル106の点火時の流量値3000ワットと変化
流量値20000ワットが比較され、ある関係式によっ
て可能性の大きさが計算される。点火時の流量値と変化
流量値の比が1に近い程そのガス器具の点火の可能性は
大きくなる。ガステーブル106の点火の可能性は点火
時の流量値3000ワットと変化流量値20000ワッ
トの比が1から非常にかけ離れているため可能性ゼロと
計算される。同様に風呂釜の点火の可能性についても可
能性ゼロと計算される。個別流量推定手段5ではすべて
のガス器具の変化の可能性が0.5以下であれば事象記
憶手段8に登録されていない20000ワットの未登録
器具の点火と推定される。そして事象登録判定手段15
では個別流量推定手段5で計算された各ガス器具の流量
変化の可能性がゼロであれば新たなガス器具が新規に導
入されたことは確実であると判定して事象記憶手段8を
書き込み可能に制御する。事象記憶手段8では2000
0ワットの点火時流量値を記憶する。
の流量値の登録動作を説明する。ガス器具の使用状況と
しては、すでに図2のガス器具105〜107の点火時
の流量値が事象記憶手段8に記憶されている。そして新
たにガス給湯器108が新規購入されたと想定する。現
在ガスファンヒータが2000ワットで使われており、
この状態から20000ワットの流量変化があったと仮
定する。なお事象記憶手段8に記憶されている点火時の
流量値はそれぞれガスファンヒータ105=2500ワ
ット、ガステーブル=3000ワット、風呂釜=100
00ワットである。個別流量推定手段5においてそれぞ
れのガス器具105〜107の流量変化の可能性が計算
される。まずファンヒータ105の変化の可能性である
が現在2000ワットで使われており20000ワット
流量増加があったとするとファンヒータ105の使用流
量値は22000ワットになってしまう。これはファン
ヒータ105の使用可能な流量域をはるかにこえてお
り、ファンヒータ105の流量が変化した可能性はゼロ
と計算される。次にガステーブル106が点火した可能
性が計算される。事象記憶手段8に記憶されているガス
テーブル106の点火時の流量値3000ワットと変化
流量値20000ワットが比較され、ある関係式によっ
て可能性の大きさが計算される。点火時の流量値と変化
流量値の比が1に近い程そのガス器具の点火の可能性は
大きくなる。ガステーブル106の点火の可能性は点火
時の流量値3000ワットと変化流量値20000ワッ
トの比が1から非常にかけ離れているため可能性ゼロと
計算される。同様に風呂釜の点火の可能性についても可
能性ゼロと計算される。個別流量推定手段5ではすべて
のガス器具の変化の可能性が0.5以下であれば事象記
憶手段8に登録されていない20000ワットの未登録
器具の点火と推定される。そして事象登録判定手段15
では個別流量推定手段5で計算された各ガス器具の流量
変化の可能性がゼロであれば新たなガス器具が新規に導
入されたことは確実であると判定して事象記憶手段8を
書き込み可能に制御する。事象記憶手段8では2000
0ワットの点火時流量値を記憶する。
【0011】上記構成において、流量変化判別装置10
は、登録されていない新たなガス器具が点火されたと、
かなり高い可能性で推測される時には新たなガス器具の
点火時の流量値の登録動作が自動的に行われるように作
用し、新たなガス器具の点火時の流量値の登録の手間を
省き、かつガス器具の買い換えや新規導入に対応できる
という効果がある。
は、登録されていない新たなガス器具が点火されたと、
かなり高い可能性で推測される時には新たなガス器具の
点火時の流量値の登録動作が自動的に行われるように作
用し、新たなガス器具の点火時の流量値の登録の手間を
省き、かつガス器具の買い換えや新規導入に対応できる
という効果がある。
【0012】なお図1の本実施例では流量計測手段1と
して膜式ガスメータを例に説明したが、例えばフルイデ
ィック素子を用いたいわゆるフルイディックガスメータ
であってもかまわない。もちろんガスメータだけにこだ
わるものでもなく流体の流量を計測する計測手段であれ
ばよい。
して膜式ガスメータを例に説明したが、例えばフルイデ
ィック素子を用いたいわゆるフルイディックガスメータ
であってもかまわない。もちろんガスメータだけにこだ
わるものでもなく流体の流量を計測する計測手段であれ
ばよい。
【0013】また図1の本実施例では事象登録判定手段
15の判定レベルとして登録されているすべてのガス器
具の流量変化の可能性がゼロであることを判定レベルと
したがゼロにこだわらない。例えば判定レベルとして
0.5を採用しても良い。
15の判定レベルとして登録されているすべてのガス器
具の流量変化の可能性がゼロであることを判定レベルと
したがゼロにこだわらない。例えば判定レベルとして
0.5を採用しても良い。
【0014】また事象登録判定手段15の判定レベルを
2段階にして、例えば可能性がゼロの時には登録判定、
可能性の値がゼロ以外でかつ0.5以下の時には仮登録
判定として事象記憶手段8を制御するようにしても良
い。仮登録判定とは例えばある期間の間に5回以上仮登
録があれば正式に登録を行うというものである。
2段階にして、例えば可能性がゼロの時には登録判定、
可能性の値がゼロ以外でかつ0.5以下の時には仮登録
判定として事象記憶手段8を制御するようにしても良
い。仮登録判定とは例えばある期間の間に5回以上仮登
録があれば正式に登録を行うというものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量変化判
別装置によれば、登録されていない新たなガス器具が点
火されたと、かなり高い可能性で推測される時には新た
なガス器具の点火時の流量値の登録動作が自動的に行わ
れるように構成しているため、新たなガス器具の点火時
の流量値の登録の手間を省き、かつガス器具の買い換え
や新規導入に対応できるという効果がある。
別装置によれば、登録されていない新たなガス器具が点
火されたと、かなり高い可能性で推測される時には新た
なガス器具の点火時の流量値の登録動作が自動的に行わ
れるように構成しているため、新たなガス器具の点火時
の流量値の登録の手間を省き、かつガス器具の買い換え
や新規導入に対応できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例における流量変化判別装置の
ブロック図
ブロック図
【図2】家庭におけるガス配管図
【図3】従来の流量変化判別装置のブロック図
【図4】同装置の個別流量推定手段5の動作を説明する
フローチャート
フローチャート
1 流量計測手段 3 記憶手段 4 流量変化検出手段 5 個別流量推定手段 8 事象記憶手段
Claims (1)
- 【請求項1】流体の流量を計測する流量計測手段と、前
記流量計測手段からの信号が変化したかどうかを検出す
る流量変化検出手段と、前記流量変化検出手段からの信
号により流量変化がどのような事象により生じたかを推
定する個別流量推定手段と、前記個別流量推定手段で推
定した事象の変化推定の確からしさがある値以下である
かどうかを判定し前記推定の確からしさがある値以下で
あれば次段の事象記憶手段に制御信号を出力する事象登
録判定手段と、前記事象登録判定手段からの制御信号に
より前記流量変化検出手段で検出した流量変化値を新た
な事象として記憶する事象記憶手段とからなる流量変化
判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22776191A JPH0567283A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 流量変化判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22776191A JPH0567283A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 流量変化判別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567283A true JPH0567283A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16865965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22776191A Pending JPH0567283A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 流量変化判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0567283A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024749A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流量計測装置 |
JP2008275417A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流量計測装置およびそのプログラム |
WO2010041456A1 (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-15 | パナソニック株式会社 | ガス遮断装置 |
WO2010087185A1 (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-05 | パナソニック株式会社 | ガス遮断装置 |
JP2010175127A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Panasonic Corp | ガス遮断装置 |
JP2010175128A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Panasonic Corp | ガス遮断装置 |
JP2013530391A (ja) * | 2010-05-14 | 2013-07-25 | ベルキン・インターナショナル・インコーポレイテッド | ガス使用状況を検出するよう構成された装置、同装置を設ける方法およびガス使用状況を検出する方法 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP22776191A patent/JPH0567283A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007024749A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流量計測装置 |
JP4665641B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-04-06 | パナソニック株式会社 | 流量計測装置 |
JP2008275417A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流量計測装置およびそのプログラム |
WO2010041456A1 (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-15 | パナソニック株式会社 | ガス遮断装置 |
CN102144130A (zh) * | 2008-10-08 | 2011-08-03 | 松下电器产业株式会社 | 燃气切断装置 |
WO2010087185A1 (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-05 | パナソニック株式会社 | ガス遮断装置 |
JP2010175127A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Panasonic Corp | ガス遮断装置 |
JP2010175128A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Panasonic Corp | ガス遮断装置 |
CN102369395A (zh) * | 2009-01-29 | 2012-03-07 | 松下电器产业株式会社 | 燃气切断装置 |
JP2013530391A (ja) * | 2010-05-14 | 2013-07-25 | ベルキン・インターナショナル・インコーポレイテッド | ガス使用状況を検出するよう構成された装置、同装置を設ける方法およびガス使用状況を検出する方法 |
US9222816B2 (en) | 2010-05-14 | 2015-12-29 | Belkin International, Inc. | Apparatus configured to detect gas usage, method of providing same, and method of detecting gas usage |
JP2016105091A (ja) * | 2010-05-14 | 2016-06-09 | ベルキン・インターナショナル・インコーポレイテッド | ガス使用状況を検出するよう構成された装置、同装置を設ける方法およびガス使用状況を検出する方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4581882B2 (ja) | 流量計測装置 | |
JPH0567284A (ja) | 流量変化推定装置 | |
JP5094374B2 (ja) | 流量計測装置とガス供給システム | |
JPH0567283A (ja) | 流量変化判別装置 | |
JP2008107262A (ja) | ガス器具判別装置 | |
JP4956342B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
SE460430B (sv) | Anordning foer att foerhindra vattenskador i byggnader | |
JP3109210B2 (ja) | 点火流量検出装置 | |
JP3179950B2 (ja) | 流量変化判別装置 | |
JP4930067B2 (ja) | 流量計測装置 | |
JPH06193869A (ja) | 器具判別装置及び器具判別装置用送信装置 | |
JPH07151577A (ja) | 流量変化判別装置 | |
KR930016737A (ko) | 실내 습도 검출 방법 | |
JPH02756B2 (ja) | ||
JPH05166084A (ja) | ガス遮断装置 | |
JPH05264316A (ja) | 流量検出装置 | |
JPH05107096A (ja) | 流量変化判別装置 | |
JP3044933B2 (ja) | 器具判別装置 | |
JP2010085383A (ja) | 流量計測装置 | |
JPH05215581A (ja) | 瞬時流量計測装置 | |
JPH0540054A (ja) | 流量変化検出装置 | |
JPH055643A (ja) | 流量判別装置 | |
JPH07151576A (ja) | 流量変化判別装置 | |
JPH085502A (ja) | ガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメータ | |
JPH06117901A (ja) | 器具判別装置 |