JPH07151577A - 流量変化判別装置 - Google Patents
流量変化判別装置Info
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- JPH07151577A JPH07151577A JP32327193A JP32327193A JPH07151577A JP H07151577 A JPH07151577 A JP H07151577A JP 32327193 A JP32327193 A JP 32327193A JP 32327193 A JP32327193 A JP 32327193A JP H07151577 A JPH07151577 A JP H07151577A
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Abstract
生じたものか、あるいは使用中の同一ガス器具による流
量変動により生じたものかを判別できるようにする。 【構成】 流量計測手段41によりガスの瞬時流量が計
測される。計測された瞬時流量は平均値演算手段42に
より所定時間毎に平均化(階段近似)され、流量平均値
が記憶手段43に記憶される。変化流量演算手段44で
は、平均値演算手段42から出力される現在の流量平均
値の変化と、記憶手段43に記憶された過去の流量平均
値の変化とから変化流量が算出される。また、流量変化
継続時間計測手段45により流量変化継続時間ΔTが計
測される。判別手段46では、変化流量と流量変化継続
時間とにより、流量変化がどのような事象(点火または
消火、あるいは同一ガス器具の流量変動)により生じた
かが判別される。
Description
ような事象により生じたかを判別するための流量変化判
別装置に係り、特に流量変化がガス器具の点火または消
火により生じたものか、あるいは使用中の同一ガス器具
による流量変動(比例制御)に伴うものであるかを判別
するための流量変化判別装置に関する。
するガスの流量を計測する機能の他に、マイクロコンピ
ュータを搭載して安全機能を付加したものが実用化され
ており、例えば所定量以上のガス流量を検出した場合や
所定のガス流量を所定時間以上検出した場合に、ガス遮
断弁を駆動してガス流路を遮断させるようになってい
る。これらの機能により配管中の漏洩や、不自然なガス
の流出などを検出して、事故を未然に防止し、安全性を
保証するものである。
別流量(個別ガス器具単位の流量)のうち最大の流量
(最大個別流量)のものを基準にしてガス遮断時間が設
定されており、ガス器具の点火または消火があると、そ
のガス器具およびその個別流量を推定し登録すると共
に、この登録により現在使用中のガス器具のうちの最大
個別流量が変化した場合にはガス遮断時間を再設定する
こととしている。従って、点火あるいは消火したガス器
具の推定、および個別流量の登録が正確に行われなけれ
ば、危険なガス使用状態と正常なガス使用状態の識別が
困難であり、上述の安全機能が有効に作動しない。
とは、次のようにして検出されている。すなわち、現在
の流量と1つ前の流量単位時点の流量との差(変化流
量)の絶対値が閾値以上であれば、必ずある1つの独立
した変化、すなわち新たなガス器具が点火され使用が開
始、あるいは使用中のガス器具が消火され使用が停止さ
れたと判断しており、その変化流量の大きさと各ガス器
具の個別の流量値の大きさとを比較して流量変化のあっ
たガス器具を推定している。
スメータでは、変化流量の大きさと、各ガス器具の個別
の流量値の大きさとを比較して流量変化のあったガス器
具を推定しているため、次のような問題点があった。す
なわち、ガス器具として例えばファンヒータおよび給湯
器を使用している場合に、ガスファンヒータの使用流量
と等しい流量変化(減少)が給湯器の比例制御によって
生じると、給湯器による流量減少がファンヒータが消さ
れたことに起因するものであると、誤って判断されるこ
とがある。このように流量変化の原因となるガス器具の
推定を誤ると、上述の安全機能が正確に作動しないとい
う問題があった。
ので、その目的は、流量変化があった場合に、その流量
変化がガス器具の点火または消火により生じたものか、
あるいは使用中の同一ガス器具による流量変動に伴うも
のであるかをより正確に判別することができ、安全性を
向上させることができる流量変化判別装置を提供するこ
とにある。
判別装置は、ガスの瞬時流量を計測する流量計測手段
と、この流量計測手段によって計測された瞬時流量を所
定時間毎に平均化して流量平均値を出力する平均値演算
手段と、この平均値演算手段から出力される流量平均値
を記憶する記憶手段と、前記平均値演算手段および前記
記憶手段の各出力信号を入力し、前記平均値演算手段か
ら出力される現在の流量平均値と前記記憶手段に記憶さ
れた過去の流量平均値とを用いて変化流量を算出する変
化流量演算手段と、流量変化継続時間を計測する流量変
化継続時間計測手段と、前記変化流量演算手段により算
出された変化流量と前記流量変化継続時間計測手段によ
り計測された流量変化継続時間とにより、流量変化がど
のような事象により生じたかを判別する判別手段とを備
えたものである。
によってガスの瞬時流量が計測されると共に、平均値演
算手段によって瞬時流量が所定時間毎に平均化(階段近
似)されて流量平均値が出力され、この流量平均値が記
憶手段に記憶される。そして、変化流量演算手段におい
て、記憶手段に記憶された過去の流量平均値と、平均値
演算手段から出力される現在の流量平均値とから変化流
量が算出される。一方、流量変化継続時間計測手段によ
って流量変化の継続時間が計測される。判別手段では、
変化流量演算手段により算出された変化流量と流量変化
継続時間計測手段により計測された流量変化継続時間と
により、流量変化がどのような事象(点火または消火、
あるいは同一ガス器具の流量変動)により生じたかが判
別される。
項1記載の判別手段を、前記変化流量演算手段により算
出された変化流量の絶対値が所定の範囲より大きく、か
つ前記流量変化継続時間計測手段により計測された流量
変化継続時間が所定時間より短い場合には、流量変化は
新たなガス器具の点火または使用中のガス器具の消火の
いずれかにより生じたものであると判断し、前記変化流
量演算手段により算出された変化流量の絶対値が所定の
範囲以下、または前記流量変化継続時間計測手段により
計測された流量変化継続時間が所定時間以上である場合
には、流量変化は使用中の同一ガス器具による流量変動
に伴うものであると判断するよう構成したものである。
項2記載の流量変化判別装置において、判別手段を、更
に、前記変化流量演算手段により算出された変化流量の
絶対値が所定の範囲より大きく、かつ前記流量変化継続
時間計測手段により計測された流量変化継続時間が所定
時間より短い場合であって、流量が増加した場合には新
たなガス器具の点火であると判断し、流量が減少した場
合には使用中のガス器具の消火により生じたものである
と判断するよう構成したものである。
て説明する。
別装置をガスメータに適用した例を表すものである。こ
のガスメータ10は、マイクロコンピュータを用いた安
全機能を付加したものである。ガスメータ10の内部に
は、ガス流入口16およびガス流出口17を有するガス
流路11が設けられている。このガス流路11には、図
示しない配管を通じて都市ガス等のガス20が流入し、
このガス20が図示しないガスコンロ等のガス器具に対
して供給されるようになっている。ガス流路11にはガ
ス流入口16側から順に、ガス流路11を遮断するため
のガス遮断弁12およびガス流路11を通過するガスの
流量を計測するためのガス流量計13が順次配設されて
いる。
13の出力信号を入力し、ガス遮断弁12を制御するた
めの制御部14が設けられている。
制御部14とその周辺の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、制御部14は、CPU(中央処理
装置)30、ROM(リード・オンリ・メモリ)31、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)32、時間計測
のためのクロック33および入出力ポート34を備え、
これらは互いにバス35によって接続されている。入出
力ポート34には前述のガス流量計13の他に、ガス遮
断弁12を駆動するための駆動回路36が接続されてい
る。この制御部14では、CPU30が、RAM32を
ワーキングエリアとして、ROM31に格納されたプロ
グラムを実行することによって、ガス流量変化原因とな
る事象(点火または消火、あるいは同一ガス器具の流量
変動)の判別、およびガス漏れの検査等の安全機能を実
現するようになっている。
を示す機能ブロック図である。この図に示すように、流
量変化判別装置は、ガスの瞬時流量を計測するための流
量計測手段41と、この流量計測手段41によって計測
された瞬時流量を所定時間毎に平均化して流量平均値を
出力する平均値演算手段42と、この平均値演算手段4
2から出力される流量平均値を記憶する記憶手段43
と、平均値演算手段42および記憶手段43の各出力信
号を入力し、平均値演算手段42から出力される現在の
流量平均値と記憶手段43に記憶された過去の流量平均
値とを用いて変化流量を算出する変化流量演算手段44
とを備えている。流量計測手段41はガス流量計13、
平均値演算手段42は制御部14、記憶手段43はRA
M32、変化流量演算手段44は制御部14によりそれ
ぞれ実現される。
平均値を算出する理由は、次の通りである。すなわち、
流量計測手段41により計測されるガス流量には必ず誤
差が含まれるため常に変動している。従って、この流量
を変化流量演算手段44による変化流量の算出に直接使
用すると、正確な変化流量を算出することができない。
そのため所定時間毎の流量平均値を算出することによ
り、変化流量の演算精度を上げるものである。
た、風呂釜使用中のガステーブルの点火および消火波形
を示し、図6はこの波形を平均値演算手段42によって
平均化(階段近似)した状態を示している。
変化継続時間を計測するための流量変化継続時間計測手
段45と、変化流量演算手段44により算出された変化
流量と流量変化継続時間計測手段45により計測された
流量変化継続時間とにより、流量変化がどのような事象
により生じたかを判別するための判別手段46とを備え
ている。流量変化継続時間計測手段45はクロック3
3、判別手段46は制御部14によりそれぞれ実現され
る。
うな判断を行うようになっている。
れた変化流量の絶対値が所定の範囲より大きく、かつ流
量変化継続時間計測手段45により計測された流量変化
継続時間が所定時間より短い場合には、流量変化は新た
なガス器具の点火または使用中のガス器具の消火のいず
れかにより生じたものであるとする。ここで、流量が増
加した場合には新たなガス器具の点火であるとし、流量
が減少した場合には使用中のガス器具の消火により生じ
たものであるとする。一方、変化流量演算手段44によ
り算出された変化流量の絶対値が所定の範囲以下、また
は流量変化継続時間計測手段45により計測された流量
変化継続時間が所定時間以上である場合には、流量変化
は使用中の同一ガス器具による流量変動(比例制御)に
伴うものであるとする。すなわち、給湯器等のガス器具
の比例制御により流量が変化する場合には、複数の流量
単位にわたって緩やかに変化し、一方、ガス器具が点火
あるいは消火されるときには、流量変化の立ち上がりは
急峻であり、少ない流量単位の間で流量変化が生ずるも
のであり、このような特性を利用して判別を行うもので
ある。
動作について図4に示す流れ図を参照して具体的に説明
する。
ガス20の瞬時流量が計測されると共に、平均値演算手
段42により瞬時流量が所定時間毎に平均化(階段近
似)され流量平均値が出力され、この流量平均値が記憶
手段43に記憶される。そして、変化流量演算手段44
では、記憶手段43に記憶された過去の流量平均値と、
平均値演算手段42から出力される現在の流量平均値と
から変化流量ΔQtが算出される。一方、流量変化継続
時間計測手段45によって、流量変化継続時間ΔTが計
測される(ステップS100)。
段44により算出された変化流量ΔQtの絶対値が所定
の値αより大きいか否かを判断する(ステップS10
1)。ここで、ΔQtの絶対値がα以下の場合(N)に
は、流量変化が小さいため、同一ガス器具(例えば給湯
器)の比例制御による流量変動によるものであると判断
する(ステップS104)。一方、ΔQtの絶対値がα
より大きい場合(ステップS101;Y)には、判別手
段46は、次に流量変化継続時間ΔTが所定時間βより
短いか否かを判断する(ステップS102)。そして、
ΔTがβ以上である場合(N)には、流量変化が緩やか
であるため、同一ガス器具(例えば給湯器)の比例制御
による流量変動によるものであると判断する。一方、Δ
Tがβ以下である場合(ステップS102;Y)には、
更に、変化流量ΔQtが増加であるか否かを判断する
(ステップS103)。変化流量ΔQtが増加により生
じたものである場合(Y)には、新たなガス器具が点火
されたと判断する(ステップS105)。また、変化流
量ΔQtが減少により生じたものである場合(N)に
は、使用中のガス器具が消火されたと判断する(ステッ
プS106)。
合や所定のガス流量を所定時間以上検出した場合等に、
ガス遮断弁12を駆動してガス流路11を遮断させるこ
とは従来と同様であるので、その説明は省略する。
1によってガスの瞬時流量が計測されると共に、平均値
演算手段42によって瞬時流量が所定時間毎に平均化
(階段近似)されて流量平均値が出力され、この流量平
均値が記憶手段43に記憶される。そして、変化流量演
算手段44において、記憶手段43に記憶された過去の
流量平均値と、平均値演算手段42から出力される現在
の流量平均値とから変化流量ΔQtが算出される。一
方、流量変化継続時間計測手段45によって、流量変化
の継続時間ΔTが計測される。そして判別手段46にお
いて、変化流量ΔQtと流量変化継続時間ΔTとによ
り、流量変化がどのような事象(点火または消火、ある
いは同一ガス器具の流量変動)により生じたかが判別さ
れる。よって、ガス器具および個別流量の推定の精度が
高まり、ガスメータ10における安全機能が向上する。
の流量変化判別装置によれば、ガスの瞬時流量を計測す
ると共に、瞬時流量を所定時間毎に平均化して流量平均
値を出力し、この流量平均値を記憶手段に記憶させ、更
に、記憶手段に記憶された過去の流量平均値と現在の流
量平均値とから変化流量を算出すると共に、流量変化の
継続時間を計測し、変化流量と流量変化継続時間とによ
り、流量変化がどのような事象により生じたかを判別す
るようにしたので、ガス器具の点火または消火、あるい
は同一ガス器具の流量変動であるかの判別を容易に行う
ことができ、よってガス器具および個別流量の推定の精
度が向上し、更にはガスメータ等における安全機能を向
上させることができるという効果がある。
用したガスメータの概略の構成を示す説明図である。
ロック図である。
図である。
明するための流れ図である。
中のガステーブルの点火(消火)波形図である。
(階段近似)した後の波形図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガスの瞬時流量を計測する流量計測手段
と、 この流量計測手段によって計測された瞬時流量を所定時
間毎に平均化して流量平均値を出力する平均値演算手段
と、 この平均値演算手段から出力される流量平均値を記憶す
る記憶手段と、 前記平均値演算手段および前記記憶手段の各出力信号を
入力し、前記平均値演算手段から出力される現在の流量
平均値と前記記憶手段に記憶された過去の流量平均値と
を用いて変化流量を算出する変化流量演算手段と、 流量変化継続時間を計測する流量変化継続時間計測手段
と、 前記変化流量演算手段により算出された変化流量と前記
流量変化継続時間計測手段により計測された流量変化継
続時間とにより、流量変化がどのような事象により生じ
たかを判別する判別手段とを具備することを特徴とする
流量変化判別装置。 - 【請求項2】 前記判別手段は、前記変化流量演算手段
により算出された変化流量の絶対値が所定の範囲より大
きく、かつ前記流量変化継続時間計測手段により計測さ
れた流量変化継続時間が所定時間より短い場合には、流
量変化は新たなガス器具の点火または使用中のガス器具
の消火のいずれかにより生じたものであると判断し、前
記変化流量演算手段により算出された変化流量の絶対値
が所定の範囲以下、または前記流量変化継続時間計測手
段により計測された流量変化継続時間が所定時間以上で
ある場合には、流量変化は使用中の同一ガス器具による
流量変動に伴うものであると判断することを特徴とする
請求項1記載の流量変化判別装置。 - 【請求項3】 前記判別手段は、前記変化流量演算手段
により算出された変化流量の絶対値が所定の範囲より大
きく、かつ前記流量変化継続時間計測手段により計測さ
れた流量変化継続時間が所定時間より短い場合であっ
て、流量が増加した場合には新たなガス器具の点火であ
ると判断し、流量が減少した場合には使用中のガス器具
の消火により生じたものであると判断することを特徴と
する請求項2記載の流量変化判別装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32327193A JP3494688B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 流量変化判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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JPH07151577A true JPH07151577A (ja) | 1995-06-16 |
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ID=18152931
Family Applications (1)
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JP32327193A Expired - Fee Related JP3494688B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 流量変化判別装置 |
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JP (1) | JP3494688B2 (ja) |
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-
1993
- 1993-11-29 JP JP32327193A patent/JP3494688B2/ja not_active Expired - Fee Related
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