JPH05166084A - ガス遮断装置 - Google Patents
ガス遮断装置Info
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- JPH05166084A JPH05166084A JP33173291A JP33173291A JPH05166084A JP H05166084 A JPH05166084 A JP H05166084A JP 33173291 A JP33173291 A JP 33173291A JP 33173291 A JP33173291 A JP 33173291A JP H05166084 A JPH05166084 A JP H05166084A
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- JP
- Japan
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- gas
- flow rate
- appliance
- time
- cutoff
- Prior art date
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- Control Of Combustion (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス遮断装置に関するもので、無効遮断をな
くし正確に屋内の保有ガス器具の消し忘れ等の異常な使
用状態を推定しガスを遮断するガス遮断装置を提供す
る。 【構成】 遮断時間制御手段１０はガス流量に変化が認
められない状態が継続し得る限界の継続使用安全時間を
設定し、その設定時間を経過した時にはその該当保有ガ
ス器具の情報を出力する。器具判別式遮断手段２３は前
記遮断時間制御手段１０からの情報の該当保有ガス器具
が特定器具であれば表示部２６に特定器具が継続使用安
全時間を越えたことを表示し、特定器具でなければガス
を遮断するように構成され、各保有ガス器具別に安全使
用継続時間による遮断を行うかどうかを任意に設定でき
る。
くし正確に屋内の保有ガス器具の消し忘れ等の異常な使
用状態を推定しガスを遮断するガス遮断装置を提供す
る。 【構成】 遮断時間制御手段１０はガス流量に変化が認
められない状態が継続し得る限界の継続使用安全時間を
設定し、その設定時間を経過した時にはその該当保有ガ
ス器具の情報を出力する。器具判別式遮断手段２３は前
記遮断時間制御手段１０からの情報の該当保有ガス器具
が特定器具であれば表示部２６に特定器具が継続使用安
全時間を越えたことを表示し、特定器具でなければガス
を遮断するように構成され、各保有ガス器具別に安全使
用継続時間による遮断を行うかどうかを任意に設定でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータ等に内蔵さ
れガス等の流量を監視し流量変化の仕方により今どの様
なガス器具が使われているかを推定し、ガス器具が異常
な使われ方をしていると判断される時にはガスを遮断す
るように構成したガス遮断装置に関するものである。
れガス等の流量を監視し流量変化の仕方により今どの様
なガス器具が使われているかを推定し、ガス器具が異常
な使われ方をしていると判断される時にはガスを遮断す
るように構成したガス遮断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のガス遮断装置について膜式ガスメ
ータに用いた例を図２〜図５を用いて説明する。図２は
膜式ガスメータが家庭に取り付けられガス器具と接続さ
れている様子を示したガス配管図である。図２において
１０１は家屋、１０２は膜式ガスメータ、１０３は１次
側ガス配管、１０４は２次側ガス配管、１０５はガスフ
ァンヒータ、１０６はガステーブル、１０７は風呂、１
０８は給湯器である。
ータに用いた例を図２〜図５を用いて説明する。図２は
膜式ガスメータが家庭に取り付けられガス器具と接続さ
れている様子を示したガス配管図である。図２において
１０１は家屋、１０２は膜式ガスメータ、１０３は１次
側ガス配管、１０４は２次側ガス配管、１０５はガスフ
ァンヒータ、１０６はガステーブル、１０７は風呂、１
０８は給湯器である。
【０００３】膜式ガスメータ１０２では２次側配管１０
４に接続されている各ガス器具１０５〜１０８でのガス
使用状況を監視し、危険なガス使用状況を発見すると膜
式ガスメータ１０２に内蔵されたガス遮断弁を動作させ
てガスを遮断する。
４に接続されている各ガス器具１０５〜１０８でのガス
使用状況を監視し、危険なガス使用状況を発見すると膜
式ガスメータ１０２に内蔵されたガス遮断弁を動作させ
てガスを遮断する。
【０００４】図３は膜式ガスメータ１０２の機能を説明
したブロック図である。膜式ガスメータ１０２は特願平
２−２４０７９１号に示す”ガス器具判別装置”の機能
を内蔵している。同図において、１２は膜式ガスメータ
１０２の膜が一往復するのに連動して一回転する円盤、
１３は円盤１２の外周上に等間隔で配置された複数の磁
石、１４は円盤１２の外周近くに固定配置され磁界の変
化を検出する磁気抵抗素子、１５は磁気抵抗素子１４の
出力変化を計数し流量値に換算するパルスカウント部で
ある。そして前記円盤１２〜パルスカウント部１５で構
成されるが流量計測手段１である。２は流量計測手段１
からの流量値を、ある単位時間毎に順次記憶していく記
憶手段、３は流量変化検出手段であり、ガスメータ１０
２を流れる流量変化を検出する。４は個別流量推定手段
であり、推定部５、修正部６、個別流量記憶部７からな
り、前記流量変化検出手段３の出力を用いて現在使われ
ているガス器具毎の流量を推定する。８は外部スイッチ
Ａである。９は事象記憶手段であり、あらかじめその家
庭の保有するガス器具の点火時の流量が記憶されてい
る。遮断時間制御手段１０は前記個別流量推定手段４か
らの情報によりガス流量に変化が認められない状態が継
続し得る限界の継続使用安全時間を設定し、その設定時
間を経過した時にガスの消し忘れ等の異常な使われ方を
していると推定しガス遮断のために信号出力する。遮断
手段１１は前記遮断時間制御手段１０の信号によりガス
を遮断するように構成されている。
したブロック図である。膜式ガスメータ１０２は特願平
２−２４０７９１号に示す”ガス器具判別装置”の機能
を内蔵している。同図において、１２は膜式ガスメータ
１０２の膜が一往復するのに連動して一回転する円盤、
１３は円盤１２の外周上に等間隔で配置された複数の磁
石、１４は円盤１２の外周近くに固定配置され磁界の変
化を検出する磁気抵抗素子、１５は磁気抵抗素子１４の
出力変化を計数し流量値に換算するパルスカウント部で
ある。そして前記円盤１２〜パルスカウント部１５で構
成されるが流量計測手段１である。２は流量計測手段１
からの流量値を、ある単位時間毎に順次記憶していく記
憶手段、３は流量変化検出手段であり、ガスメータ１０
２を流れる流量変化を検出する。４は個別流量推定手段
であり、推定部５、修正部６、個別流量記憶部７からな
り、前記流量変化検出手段３の出力を用いて現在使われ
ているガス器具毎の流量を推定する。８は外部スイッチ
Ａである。９は事象記憶手段であり、あらかじめその家
庭の保有するガス器具の点火時の流量が記憶されてい
る。遮断時間制御手段１０は前記個別流量推定手段４か
らの情報によりガス流量に変化が認められない状態が継
続し得る限界の継続使用安全時間を設定し、その設定時
間を経過した時にガスの消し忘れ等の異常な使われ方を
していると推定しガス遮断のために信号出力する。遮断
手段１１は前記遮断時間制御手段１０の信号によりガス
を遮断するように構成されている。
【０００５】上記構成のガス遮断装置の動作について図
３〜図５を参照しながら説明する。流量変化検出手段３
は流量計測手段１からの現在の流量値と記憶手段２に記
憶されている過去の流量とから流量変化を検出する手段
であって、例えば現在の流量値Ｑi と一つ前の時間にお
ける流量値Ｑi-1 との差｜Ｑi −Ｑi-1 ｜があらかじめ
取り決めた閾値以上であれば流量が変化したと判定す
る。
３〜図５を参照しながら説明する。流量変化検出手段３
は流量計測手段１からの現在の流量値と記憶手段２に記
憶されている過去の流量とから流量変化を検出する手段
であって、例えば現在の流量値Ｑi と一つ前の時間にお
ける流量値Ｑi-1 との差｜Ｑi −Ｑi-1 ｜があらかじめ
取り決めた閾値以上であれば流量が変化したと判定す
る。
【０００６】次に事象記憶手段９に図２の保有器具１０
５〜１０８の点火流量値を記憶させる動作について説明
する。まず、すべての保有ガス器具を閉じ外部スイッチ
８を押して事象記憶手段９を書き込み可能状態にし、ガ
ス器具１０５〜１０８のうち一つのガス器具のみを点火
すると、流量変化検出手段３からの変化流量が事象記憶
手段９に記憶される。この動作を繰り返すことで事象記
憶手段９に図２の保有器具１０５〜１０８の点火流量値
を記憶できる。
５〜１０８の点火流量値を記憶させる動作について説明
する。まず、すべての保有ガス器具を閉じ外部スイッチ
８を押して事象記憶手段９を書き込み可能状態にし、ガ
ス器具１０５〜１０８のうち一つのガス器具のみを点火
すると、流量変化検出手段３からの変化流量が事象記憶
手段９に記憶される。この動作を繰り返すことで事象記
憶手段９に図２の保有器具１０５〜１０８の点火流量値
を記憶できる。
【０００７】次に個別流量推定手段４の動作について説
明する。個別流量記憶部７は保有ガス器具の使用流量を
記憶する。保有ガス器具の使用状況は、最初ガスファン
ヒータ１０５が２０００ワットで使用されており、次に
ガステーブル１０６が３０００ワットで点火された場合
を考える。
明する。個別流量記憶部７は保有ガス器具の使用流量を
記憶する。保有ガス器具の使用状況は、最初ガスファン
ヒータ１０５が２０００ワットで使用されており、次に
ガステーブル１０６が３０００ワットで点火された場合
を考える。
【０００８】図４は推定部５の動作をフローチャートに
したもので、まずステップ４１において現在２０００ワ
ットで使用中のガス器具であるガスファンヒータ１０５
が３０００ワット流量が増加して５０００ワットに変化
する可能性及び現在使われていない保有器具１０６〜１
０８が３０００ワットで点火された可能性をそれぞれ計
算する。可能性の計算方法はそれぞれのガス器具のガス
使用流量域と使用される可能性の関係をあらわす関数や
事象記憶手段９に記憶されている点火時の流量値と変化
流量値の比を用いてそれぞれのガス器具の変化の可能性
を計算する（特願平２−２４０７９１号、“ガス器具判
別装置”に具体的計算方法を示す）。事象記憶手段９に
は、ガステーブル１０６の点火時の流量値３０００ワッ
トが記憶されており変化流量３０００ワットと一致する
ためガステーブルが点火された可能性は１と計算され
る。次にステップ４２において保有ガス器具１０５〜１
０８のそれぞれについて変化の可能性の大きさを比較
し、ステップ４３で最も大きな可能性を有する保有ガス
器具の変化であると推定する。この場合は可能性１であ
るガステーブルの点火であると推定されることになる。
修正部６は前記推定部５の推定結果で個別流量記憶部７
の保有ガス器具の使用流量を修正する。
したもので、まずステップ４１において現在２０００ワ
ットで使用中のガス器具であるガスファンヒータ１０５
が３０００ワット流量が増加して５０００ワットに変化
する可能性及び現在使われていない保有器具１０６〜１
０８が３０００ワットで点火された可能性をそれぞれ計
算する。可能性の計算方法はそれぞれのガス器具のガス
使用流量域と使用される可能性の関係をあらわす関数や
事象記憶手段９に記憶されている点火時の流量値と変化
流量値の比を用いてそれぞれのガス器具の変化の可能性
を計算する（特願平２−２４０７９１号、“ガス器具判
別装置”に具体的計算方法を示す）。事象記憶手段９に
は、ガステーブル１０６の点火時の流量値３０００ワッ
トが記憶されており変化流量３０００ワットと一致する
ためガステーブルが点火された可能性は１と計算され
る。次にステップ４２において保有ガス器具１０５〜１
０８のそれぞれについて変化の可能性の大きさを比較
し、ステップ４３で最も大きな可能性を有する保有ガス
器具の変化であると推定する。この場合は可能性１であ
るガステーブルの点火であると推定されることになる。
修正部６は前記推定部５の推定結果で個別流量記憶部７
の保有ガス器具の使用流量を修正する。
【０００９】図５は、遮断時間制御手段１０の構成を示
すブロック図で、継続時間計測部１８は個別流量推定手
段４が一つの保有ガス器具が点火されたことを推定した
時点あるいは流量が変化した時点からのガス流量に変化
が認められない継続時間を使用状態にある各保有ガス器
具について測定する。流量区分別遮断時間記憶部１６
は、個々のガス器具に対応する流量区分毎に通常家庭内
でそのガス器具が正常に使用されていると判断される限
界の時間（以後継続使用安全時間と呼ぶ）をあらかじめ
記憶している。遮断時間設定部１７は、個別流量推定手
段４が推定した各保有ガス器具の使用流量に対応する流
量区分で設定されている時間を、流量区分別遮断時間記
憶部１６より引き出してきて各保有ガス器具別に設定す
る。時間比較部１９は、継続時間計測部１８が計測した
継続時間と遮断時間設定部１７が設定している継続使用
安全時間を比較し、継続時間が遮断時間を越えていたと
き遮断手段８に閉止信号を発する。
すブロック図で、継続時間計測部１８は個別流量推定手
段４が一つの保有ガス器具が点火されたことを推定した
時点あるいは流量が変化した時点からのガス流量に変化
が認められない継続時間を使用状態にある各保有ガス器
具について測定する。流量区分別遮断時間記憶部１６
は、個々のガス器具に対応する流量区分毎に通常家庭内
でそのガス器具が正常に使用されていると判断される限
界の時間（以後継続使用安全時間と呼ぶ）をあらかじめ
記憶している。遮断時間設定部１７は、個別流量推定手
段４が推定した各保有ガス器具の使用流量に対応する流
量区分で設定されている時間を、流量区分別遮断時間記
憶部１６より引き出してきて各保有ガス器具別に設定す
る。時間比較部１９は、継続時間計測部１８が計測した
継続時間と遮断時間設定部１７が設定している継続使用
安全時間を比較し、継続時間が遮断時間を越えていたと
き遮断手段８に閉止信号を発する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の爆発限界とガスの使用状態調査データを基に設定し
た安全継続時間により保有ガス器具の消し忘れ等の異常
な使用状態を推定し、ガスを遮断することでガス爆発お
よびＣＯ中毒事故を防止する構成では、近年屋外設置形
高出力給湯器（３００００ワット、安全使用継続時間は
６０分）が普及している。数名で構成された家庭で冬期
連続して入浴する際にこの給湯器を使用し落し込みを継
続した場合など安全使用継続時間を越えてしまいガスは
遮断され、落し込みのお湯が水にかわりガス利用者に迷
惑をかける。ガスが遮断された場合、ガス会社の係員が
遮断弁の復帰のため出動しなければならず、前記のよう
な無効遮断が増加すればガス会社の人件費も増加し、さ
らに利用者のガス会社への信頼感も損なわれガス普及の
妨げになるという課題を有していた。
来の爆発限界とガスの使用状態調査データを基に設定し
た安全継続時間により保有ガス器具の消し忘れ等の異常
な使用状態を推定し、ガスを遮断することでガス爆発お
よびＣＯ中毒事故を防止する構成では、近年屋外設置形
高出力給湯器（３００００ワット、安全使用継続時間は
６０分）が普及している。数名で構成された家庭で冬期
連続して入浴する際にこの給湯器を使用し落し込みを継
続した場合など安全使用継続時間を越えてしまいガスは
遮断され、落し込みのお湯が水にかわりガス利用者に迷
惑をかける。ガスが遮断された場合、ガス会社の係員が
遮断弁の復帰のため出動しなければならず、前記のよう
な無効遮断が増加すればガス会社の人件費も増加し、さ
らに利用者のガス会社への信頼感も損なわれガス普及の
妨げになるという課題を有していた。
【００１１】本発明は上記課題を解決するもので、正常
な使用状態にもかかわらずガス遮断すること（以後無効
遮断と呼ぶ）をなくし、正確に屋内の保有ガス器具の消
し忘れ等の異常な使用状態を推定しガスを遮断するガス
遮断装置の提供を目的としたものである。
な使用状態にもかかわらずガス遮断すること（以後無効
遮断と呼ぶ）をなくし、正確に屋内の保有ガス器具の消
し忘れ等の異常な使用状態を推定しガスを遮断するガス
遮断装置の提供を目的としたものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のガス遮断装置は、保有ガス器具が特定器具
であるのかどうかという情報を記憶する特定器具情報記
憶手段と、保有ガス器具の使用流量を記憶する個別流量
記憶手段と、流体の流量を計測する流量計測手段と、前
記流量計測手段からの計測流量により変化流量を検出す
る流量変化検出手段と、前記流量変化検出手段からの変
化流量より保有ガス器具の使用状態を推定し前記個別流
量記憶手段の内容を修正する個別流量推定手段と、前記
個別流量推定手段の推定結果により使用中の各保有ガス
器具に継続使用安全時間を設定するとともにその時間を
超えた保有器具の情報を出力する遮断時間制御手段と、
前記特定器具情報記憶手段の記憶情報より前記遮断時間
制御手段が出力した保有ガス器具が特定器具でなければ
ガスを遮断し特定器具であれば警告信号を出力する器具
判別式遮断手段とを備えたものである。
に、本発明のガス遮断装置は、保有ガス器具が特定器具
であるのかどうかという情報を記憶する特定器具情報記
憶手段と、保有ガス器具の使用流量を記憶する個別流量
記憶手段と、流体の流量を計測する流量計測手段と、前
記流量計測手段からの計測流量により変化流量を検出す
る流量変化検出手段と、前記流量変化検出手段からの変
化流量より保有ガス器具の使用状態を推定し前記個別流
量記憶手段の内容を修正する個別流量推定手段と、前記
個別流量推定手段の推定結果により使用中の各保有ガス
器具に継続使用安全時間を設定するとともにその時間を
超えた保有器具の情報を出力する遮断時間制御手段と、
前記特定器具情報記憶手段の記憶情報より前記遮断時間
制御手段が出力した保有ガス器具が特定器具でなければ
ガスを遮断し特定器具であれば警告信号を出力する器具
判別式遮断手段とを備えたものである。
【００１３】
【作用】本発明は、上記した構成によって、立消え防止
装置等の安全機能が装備された屋外で長時間使用される
ガス器具や屋外設置形の高出力ガス器具を特定器具に登
録することで、屋外設置形の高出力ガス器具による継続
使用安全時間を越える使用が発生しても、器具判別式遮
断手段が特定器具を識別し遮断を行わないため、無用な
遮断をなくし、正確に保有ガス器具の消し忘れ等の異常
な使用状態でのみガス遮断することができる。
装置等の安全機能が装備された屋外で長時間使用される
ガス器具や屋外設置形の高出力ガス器具を特定器具に登
録することで、屋外設置形の高出力ガス器具による継続
使用安全時間を越える使用が発生しても、器具判別式遮
断手段が特定器具を識別し遮断を行わないため、無用な
遮断をなくし、正確に保有ガス器具の消し忘れ等の異常
な使用状態でのみガス遮断することができる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例を図１を参照して説明す
る。なお前記従来例と同一部分には同一符号を付与して
いる。図１において、１は流量計測手段、２は記憶手
段、３は流量変化検出手段、４は個別流量推定手段、５
は推定部、６は修正部、７は個別流量記憶部、８は外部
スイッチＡ、９は事象記憶手段、１０は遮断時間制御手
段、２０は特定器具情報記憶手段、２１は特定器具情報
記憶部、２２は外部スイッチＢ、２３は器具判別式遮断
手段、２４は特定器具判別部、２５は遮断部、２６は表
示部である。
る。なお前記従来例と同一部分には同一符号を付与して
いる。図１において、１は流量計測手段、２は記憶手
段、３は流量変化検出手段、４は個別流量推定手段、５
は推定部、６は修正部、７は個別流量記憶部、８は外部
スイッチＡ、９は事象記憶手段、１０は遮断時間制御手
段、２０は特定器具情報記憶手段、２１は特定器具情報
記憶部、２２は外部スイッチＢ、２３は器具判別式遮断
手段、２４は特定器具判別部、２５は遮断部、２６は表
示部である。
【００１５】１２は膜式ガスメータにおいて膜が一往復
するのに連動して一回転する円盤、１３は等間隔に円盤
１２の外周上に配置された複数の磁石、１４は円盤１２
の近くに固定配置され磁界の変化を検出する磁気抵抗素
子、１５は磁気抵抗素子１４の出力変化を計数し流量値
に換算するパルスカウント部である。
するのに連動して一回転する円盤、１３は等間隔に円盤
１２の外周上に配置された複数の磁石、１４は円盤１２
の近くに固定配置され磁界の変化を検出する磁気抵抗素
子、１５は磁気抵抗素子１４の出力変化を計数し流量値
に換算するパルスカウント部である。
【００１６】そして上記流量計測手段１は前記円盤１２
〜パルスカウント部１５で構成される。従来例と同様に
記憶手段２は流量計測手段１からの流量値をある単位時
間毎に順次記憶し、流量変化検出手段３は流量計測手段
１からの現在の流量値と記憶手段３に記憶されている過
去の流量とから流量変化を検出する手段であって、例え
ば現在の流量値Ｑi と一つ前の時間における流量値Ｑ
i-1 との差｜Ｑi −Ｑi- 1 ｜があらかじめ取り決めた閾
値以上であれば流量変化を検出する。
〜パルスカウント部１５で構成される。従来例と同様に
記憶手段２は流量計測手段１からの流量値をある単位時
間毎に順次記憶し、流量変化検出手段３は流量計測手段
１からの現在の流量値と記憶手段３に記憶されている過
去の流量とから流量変化を検出する手段であって、例え
ば現在の流量値Ｑi と一つ前の時間における流量値Ｑ
i-1 との差｜Ｑi −Ｑi- 1 ｜があらかじめ取り決めた閾
値以上であれば流量変化を検出する。
【００１７】事象記憶手段９は各保有ガス器具の点火時
にどうのように流量が変化するかを記憶する。外部スイ
ッチＡ８は事象記憶手段９を書き込み状態にする。外部
スイッチＢ２２は特定器具情報記憶部２１に保有ガス器
具が特定器具であるかどうかを登録するスイッチであ
る。そして、特定器具情報記憶部２１と外部スイッチＢ
２２で特定器具情報記憶手段２０が構成される。個別流
量推定手段４は従来例と同様に推定部５でそれぞれの保
有ガス器具のガス使用流量域と使用される可能性の関係
をあらわす関数や事象記憶手段９で記憶されている点火
時の流量値と流量変化検出手段３からの変化流量値の比
を用いてそれぞれの保有ガス器具の変化の可能性を計算
し最も可能性の大きい保有ガス器具の流量変化と推定す
る。
にどうのように流量が変化するかを記憶する。外部スイ
ッチＡ８は事象記憶手段９を書き込み状態にする。外部
スイッチＢ２２は特定器具情報記憶部２１に保有ガス器
具が特定器具であるかどうかを登録するスイッチであ
る。そして、特定器具情報記憶部２１と外部スイッチＢ
２２で特定器具情報記憶手段２０が構成される。個別流
量推定手段４は従来例と同様に推定部５でそれぞれの保
有ガス器具のガス使用流量域と使用される可能性の関係
をあらわす関数や事象記憶手段９で記憶されている点火
時の流量値と流量変化検出手段３からの変化流量値の比
を用いてそれぞれの保有ガス器具の変化の可能性を計算
し最も可能性の大きい保有ガス器具の流量変化と推定す
る。
【００１８】修正部６は前記推定部５の推定結果で個別
流量記憶部７の各保有ガス器具の使用流量を修正する。
遮断時間制御手段１０は従来例と同様に前記個別流量推
定手段４からの情報によりガス流量に変化を認められな
い状態が継続し得る限界の継続使用安全時間を設定し、
その設定時間を経過した時にガスの消し忘れ等の異常な
使われ方をしていると推定し、その設定時間を経過した
該当保有ガス器具の情報を出力する。器具判別式遮断手
段２３は前記遮断時間制御手段１０からの情報が特定器
具であれば表示部２６に特定器具が継続使用安全時間を
越えたことを表示し、特定器具でなければガスを遮断す
るように構成されている。
流量記憶部７の各保有ガス器具の使用流量を修正する。
遮断時間制御手段１０は従来例と同様に前記個別流量推
定手段４からの情報によりガス流量に変化を認められな
い状態が継続し得る限界の継続使用安全時間を設定し、
その設定時間を経過した時にガスの消し忘れ等の異常な
使われ方をしていると推定し、その設定時間を経過した
該当保有ガス器具の情報を出力する。器具判別式遮断手
段２３は前記遮断時間制御手段１０からの情報が特定器
具であれば表示部２６に特定器具が継続使用安全時間を
越えたことを表示し、特定器具でなければガスを遮断す
るように構成されている。
【００１９】図１を参照しながら保有ガス器具の点火時
の流量を時象記憶手段９に登録しその保有ガス器具が特
定器具であるのかどうかを特定器具情報記憶部２１に記
憶する方法について説明する。事象記憶手段９は１０個
のガス器具の点火流量を記憶することができる。まずす
べての保有ガス器具を閉じ外部スイッチＡ８を押して事
象記憶手段９と特定器具情報記憶部２１を書き込み可能
状態にし保有ガス器具のうち一つのガス器具のみを点火
すると、流量変化検出手段３からの変化流量が事象記憶
手段９に記憶され、その後外部スイッチＢ２２を押す
と、その点火流量の保有ガス器具は特定器具として記憶
される。この動作を繰り返すことで事象記憶手段９に保
有ガス器具の点火流量値を特定器具情報記憶部２０に保
有ガス器具が特定器具かどうかを記憶することができ
る。
の流量を時象記憶手段９に登録しその保有ガス器具が特
定器具であるのかどうかを特定器具情報記憶部２１に記
憶する方法について説明する。事象記憶手段９は１０個
のガス器具の点火流量を記憶することができる。まずす
べての保有ガス器具を閉じ外部スイッチＡ８を押して事
象記憶手段９と特定器具情報記憶部２１を書き込み可能
状態にし保有ガス器具のうち一つのガス器具のみを点火
すると、流量変化検出手段３からの変化流量が事象記憶
手段９に記憶され、その後外部スイッチＢ２２を押す
と、その点火流量の保有ガス器具は特定器具として記憶
される。この動作を繰り返すことで事象記憶手段９に保
有ガス器具の点火流量値を特定器具情報記憶部２０に保
有ガス器具が特定器具かどうかを記憶することができ
る。
【００２０】遮断時間制御手段１０は図５に示す従来例
と同様に個別流量推定手段４が一つの保有ガス器具が点
火されたことを推定した時点あるいは流量が変化した時
点からのガス流量に変化が認められない継続時間を使用
状態にある各保有ガス器具について測定する。個別流量
推定手段４からの各保有ガス器具の使用流量情報で遮断
時間設定部１７は各保有ガス器具の使用流量に対応する
流量区分で設定されている時間を、流量区分別遮断時間
記憶部１６より引き出してきてその継続使用安全時間を
各保有ガス器具別に設定する。時間比較部１９は、継続
時間計測部１８が使用状態にある各保有ガス器具につい
て計測したガス流量に変化が認められない継続時間と遮
断時間設定部１７が設定している遮断時間を比較し、継
続時間が遮断時間を越えていたときその該当保有ガス器
具の情報を出力する。
と同様に個別流量推定手段４が一つの保有ガス器具が点
火されたことを推定した時点あるいは流量が変化した時
点からのガス流量に変化が認められない継続時間を使用
状態にある各保有ガス器具について測定する。個別流量
推定手段４からの各保有ガス器具の使用流量情報で遮断
時間設定部１７は各保有ガス器具の使用流量に対応する
流量区分で設定されている時間を、流量区分別遮断時間
記憶部１６より引き出してきてその継続使用安全時間を
各保有ガス器具別に設定する。時間比較部１９は、継続
時間計測部１８が使用状態にある各保有ガス器具につい
て計測したガス流量に変化が認められない継続時間と遮
断時間設定部１７が設定している遮断時間を比較し、継
続時間が遮断時間を越えていたときその該当保有ガス器
具の情報を出力する。
【００２１】器具判別式遮断手段２３は特定器具判別部
２４で前記遮断時間制御手段１０からの該当保有ガス器
具の情報と前記特定器具情報記憶部２１の情報により該
当保有ガス器具が特定器具であれば表示部２６に該当保
有ガス器具が安全使用継続時間を超えたことを表示し、
該当保有ガス器具が特定器具でなければ遮断部２５に信
号を出力し遮断部２５はガスの流れを遮断する。
２４で前記遮断時間制御手段１０からの該当保有ガス器
具の情報と前記特定器具情報記憶部２１の情報により該
当保有ガス器具が特定器具であれば表示部２６に該当保
有ガス器具が安全使用継続時間を超えたことを表示し、
該当保有ガス器具が特定器具でなければ遮断部２５に信
号を出力し遮断部２５はガスの流れを遮断する。
【００２２】上記構成において、屋外設置形の大型ガス
器具を特定器具に設定することで継続使用安全時間を経
過しても遮断しないように作用し、屋外設置形の大型ガ
ス器具による無効遮断をなくし、正確に屋内の保有ガス
器具の消し忘れ等の異常な使用状態を推定しガスを遮断
することができる。
器具を特定器具に設定することで継続使用安全時間を経
過しても遮断しないように作用し、屋外設置形の大型ガ
ス器具による無効遮断をなくし、正確に屋内の保有ガス
器具の消し忘れ等の異常な使用状態を推定しガスを遮断
することができる。
【００２３】なお上記実施例では特定器具が継続時間を
越えたとき表示するだけであったが、特定器具が継続時
間を越えたとき別継続時間を設定することで各保有ガス
器具別に安全使用継続時間を設定することになり無効遮
断をなくすことが出来る。
越えたとき表示するだけであったが、特定器具が継続時
間を越えたとき別継続時間を設定することで各保有ガス
器具別に安全使用継続時間を設定することになり無効遮
断をなくすことが出来る。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガス遮断装
置は、各保有ガス器具別に安全使用継続時間による遮断
を行うかどうかを任意に設定できるので、無効遮断をな
くすことができる。
置は、各保有ガス器具別に安全使用継続時間による遮断
を行うかどうかを任意に設定できるので、無効遮断をな
くすことができる。
【００２５】また、安全使用継続時間を越える使用が発
生して遮断を行わない場合は、その該当保有ガス器具が
継続時間を超えた使用状態にあることを表示することが
できるので、安心して器具の使用ができる。
生して遮断を行わない場合は、その該当保有ガス器具が
継続時間を超えた使用状態にあることを表示することが
できるので、安心して器具の使用ができる。
【図１】本発明の一実施例におけるガス遮断装置のブロ
ック図
ック図
【図２】家庭におけるガス配管図
【図３】従来のガス遮断装置のブロック図
【図４】同装置の推定部５のフローチャート
【図５】同装置の遮断時間制御手段のブロック図
１ 流量計測手段 ２ 記憶手段 ３ 流量変化検出手段 ４ 個別流量推定手段 ５ 推定部 ６ 修正部 ７ 個別流量記憶部（個別流量記憶手段） ８ 外部スイッチＡ ９ 事象記憶手段 １０ 遮断時間制御手段 １２ 円盤 １３ 磁石 １４ 磁気抵抗素子 １５ パルスカウント部 ２０ 特定器具情報記憶手段 ２１ 特定器具情報記憶部 ２２ 外部スイッチＢ ２３ 器具判別式遮断手段 ２４ 特定器具判別部 ２５ 遮断部 ２６ 表示部
Claims (2)
- 【請求項１】保有ガス器具が特定器具であるのかどうか
という情報を記憶する特定器具情報記憶手段と、保有ガ
ス器具の使用流量を記憶する個別流量記憶手段と、流体
の流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段か
らの計測流量により変化流量を検出する流量変化検出手
段と、前記流量変化検出手段からの変化流量より保有ガ
ス器具の使用状態を推定し前記個別流量記憶手段の内容
を修正する個別流量推定手段と、前記個別流量推定手段
の推定結果により使用中の各保有ガス器具に継続使用安
全時間を設定するとともにその時間を超えた保有器具の
情報を出力する遮断時間制御手段と、前記特定器具情報
記憶手段の記憶情報より前記遮断時間制御手段が出力し
た保有ガス器具が特定器具でなければガスを遮断する器
具判別式遮断手段で構成されたガス遮断装置。 - 【請求項２】器具判別式遮断手段は、遮断時間制御手段
が出力した該当保有器具が特定器具であれば警告信号を
出力する請求項１記載のガス遮断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33173291A JPH05166084A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | ガス遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33173291A JPH05166084A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | ガス遮断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05166084A true JPH05166084A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18246986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33173291A Pending JPH05166084A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | ガス遮断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05166084A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009041780A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Panasonic Corp | ガス遮断装置 |
| JP2017211131A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 株式会社ノーリツ | 給湯装置 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP33173291A patent/JPH05166084A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009041780A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Panasonic Corp | ガス遮断装置 |
| JP2017211131A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 株式会社ノーリツ | 給湯装置 |
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