JPH06193869A - 器具判別装置及び器具判別装置用送信装置 - Google Patents

器具判別装置及び器具判別装置用送信装置

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JPH06193869A
JPH06193869A JP34616592A JP34616592A JPH06193869A JP H06193869 A JPH06193869 A JP H06193869A JP 34616592 A JP34616592 A JP 34616592A JP 34616592 A JP34616592 A JP 34616592A JP H06193869 A JPH06193869 A JP H06193869A
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JP
Japan
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flow rate
appliance
information
ignition
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JP34616592A
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English (en)
Inventor
Toru Atsumi
徹 渥美
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、比例制御式ガス器具の点火を確実
に推定する器具判別装置の提供を目的としたものであ
る。 【構成】 特定器具情報記憶部15に予め特定した器具
である比例制御式給湯器に対し点火時の流量を複数記憶
することで、個別流量推定手段11が前記複数の点火流
量情報と、らしさ関数とから比例制御式給湯器の最大燃
焼量から最小燃焼量間の燃焼範囲内である流量変化が全
て比例制御式給湯器の点火の可能性があると推定するよ
うに作用し、確実に比例制御式給湯器の点火を推定でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータ等に内蔵さ
れガス等の流量を監視し流量変化の仕方により今どの様
なガス器具が使われているかを推定し、ガス器具が異常
な使われ方をしていると判断される時にはガスを遮断す
るように構成したいわゆるマイコンメータ等に内蔵され
る器具判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の器具判別装置について膜式ガスメ
ータに用いた例を図5〜図8を用いて説明する。図5は
膜式ガスメータが家庭に取り付けられガス器具と接続さ
れている様子を示したガス配管図である。図5において
101は家屋、102は膜式ガスメータ、103は1次
側ガス配管、104は2次側ガス配管、105はガステ
ーブル、106はガスファンヒータ、107は風呂、1
08は給湯器である。膜式ガスメータ102では2次側
配管104に接続されている各ガス器具105〜108
でのガス使用状況を監視し危険なガス使用状況を発見す
ると膜式ガスメータ102に内蔵されたガス遮断弁を動
作させてガスを遮断する。図6は膜式ガスメータ102
の機能を説明したブロック図である。同図において、1
は膜式ガスメータ102の膜が一往復するのに連動して
一回転する円盤、2は円盤1の外周上に配置された磁
石、3は円盤2の近くに固定配置され磁界の変化を検出
する磁気抵抗素子、4は磁気抵抗素子3の出力変化を計
数し流量値に換算するパルスカウント部である。そして
前記円盤1からパルスカウント部4で構成される5は各
家庭の使用ガス流量を計測する計測手段である。6は計
測手段5からの計測流量値をある単位時間毎に順次記憶
していく記憶手段、7はガスメータ102を流れるガス
流量の変化を検出する変化検出手段である。8は外部ス
イッチ、9はあらかじめその家庭の保有するガス器具の
点火時の流量(以後点火流量とする)を記憶する器具情
報記憶部である。そして、外部スイッチ8と器具情報記
憶部9で器具情報記憶手段10が構成される。11は前
記変化検出手段7の出力情報と器具情報記憶手段10の
情報から流量変化の原因を推定するとともに各保有ガス
器具の使用状態を記憶する個別流量推定手段である。そ
して、計測手段5から個別流量推定手段11でもって器
具判別装置12が構成されている。13は器具判別装置
12の情報で各保有ガス器具のガス流量に変化が認めら
れない状態が継続し得る限界の継続使用安全時間を設定
しその設定時間を経過した時にガスの消し忘れ等の異常
な使われ方をしていると推定しガス遮断のために信号を
出力する遮断時間制御手段、14は遮断時間制御手段1
3の信号によりガスを遮断する遮断手段である。そし
て、器具判別装置12と、遮断時間制御手段13、遮断
手段14とで膜式ガスメータは構成されている。
【0003】上記構成の器具判別装置12の動作につい
て図6〜図8を参照しながら詳しく説明する。変化検出
手段7は流量計測手段5からの現在の流量値と記憶手段
6に記憶されている過去の流量とから、例えば現在の流
量値Qiと一つ前の時間における流量値Qi-1との差|Q
i−Qi-1|があらかじめ取り決めた閾値以上であれば流
量が変化したと判定する。次に器具情報記憶手段10に
図5の保有器具105〜108の点火流量値を記憶させ
る動作について説明する。まずすべての保有ガス器具を
閉じ外部スイッチ8を押して器具情報記憶部9を書き込
み可能状態にし、ガス器具105〜108のうち一つの
ガス器具のみを点火すると、流量変化検出手段3からの
変化流量が器具情報記憶部9に記憶される。この動作を
繰り返すことで器具情報記憶手段10に図5の保有器具
105〜108の点火流量値が記憶できる。次に個別流
量推定手段11の動作について説明する。保有ガス器具
の使用状況は、最初ガステーブル105が2000ワットで
使用されており、次に給湯器108が13000ワットで点
火された場合を考える。図7は個別流量推定手段11の
動作をフローチャートにしたもので、まずステップ51
において現在2000ワットで使用中のガス器具であるガス
テーブル105が13000ワットに流量が増加して15000ワ
ットに変化する可能性(らしさ)及び現在使われていな
い保有器具106〜108が13000ワットで点火された
可能性をそれぞれ計算する。可能性の計算方法はそれぞ
れのガス器具のガス使用流量域から求めた使用される可
能性の関係をあらわす図8のらしさ関数と器具情報記憶
手段10に記憶されている点火流量値(Qhn)と変化
流量値(DQ=13000ワット)の比を用いてそれぞれの
ガス器具について変化の可能性を算出し、最も大きな可
能性を有する保有ガス器具の変化であると推定する(特
願平2−240791号「ガス器具判別装置」に具体的
計算方法を示す)。まず給湯器108について点火の可
能性を計算する。器具情報記憶手段10に記憶されてい
る給湯器108の点火流量値情報(Qh108=12000ワッ
ト)と今回の変化流量値情報(DQ=13000ワット)と
図8の点火らしさ関数より給湯器108の点火らしさ=
1が算出される。同様に風呂107(Qh107=7000ワッ
ト)・ガスファンヒータ106(Qh106=4000ワット)
の点火らしさ=0が算出される。次にガステーブル10
5の流量が15000ワットで使用される可能性を計算す
る。器具情報記憶手段10に記憶されているガステーブ
ル105の点火流量値情報(Qh105=3000ワット)と今
回の変化流量値情報(DQ=13000ワット)と個別流量
推定手段に記憶されている現在のガステーブル105の
個別流量(Qk105=200 ワット)と図8の点火らしさ関
数よりガステーブル105の増加らしさ=0が算出され
る。そして、ステップ52において保有ガス器具105
〜108のそれぞれについて変化の可能性の大きさを比
較し、ステップ53で最も大きな可能性を有する保有ガ
ス器具の変化であると推定する。この場合は可能性1で
ある給湯器108の点火であると推定されることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年給湯器等の燃焼制
御方式は、マイコンがお湯の使われ方により自動的に燃
焼量をコントロールする比例制御タイプが主流である。
そして、前記比例制御式20号給湯器のような場合に
は、図9に示すようにお湯の使われ方により点火流量は
最小燃焼量6000ワットから最大燃焼量40000ワットまで
の燃焼範囲内の任意の流量値となる。そして、上記従来
の構成により前記給湯器の使われ方を推定しようとした
とき、例えば器具情報記憶手段10に比例制御式20号
給湯器の点火流量が12000ワットで記憶されていて変化
検出手段7が40000ワットの変化を検出した時、個別流
量推定手段は図8のらしさ関数より前記給湯器の点火ろ
しさ=0を算出し前記給湯器の点火ではないと推定す
る。すなわち前記燃焼範囲内の点火流量については全て
前記給湯器の点火の可能性があるにもかかわらず、器具
情報記憶手段10に記憶している前記給湯器の一つの点
火流量情報だけでは個別流量推定手段11は前記給湯器
の点火を確実に推定することができないという課題があ
った。
【0005】本発明は、かかる従来の課題を解決するも
ので、比例制御式ガス器具の点火を確実に推定する器具
判別装置の提供を第1の目的としたものである。
【0006】また、第2の目的は比例制御式ガス器具の
点火を確実に推定するために各保有ガス器具に関する複
数の情報を器具情報記憶手段10に記憶させることがで
きる器具判別装置の提供である。
【0007】また、第3の目的は比例制御式ガス器具の
点火を確実に推定するために各保有ガス器具に関する複
数の情報を瞬時に器具情報記憶手段10に記憶させるこ
とが容易にできる低コストの器具判別装置の提供であ
る。
【0008】さらに、第4の目的は比例制御式ガス器具
の点火を確実に推定するために各保有ガス器具に関する
複数の情報を瞬時に器具情報記憶手段10に記憶させる
ことが容易にできる器具判別装置用送信手段の提供であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、流体流量を計測する計測手段と、前
記計測手段の計測流量を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段の記憶情報と計測手段の計測流量から流量の変化を
検出し変化流量を算出する変化検出手段と、予め特定し
た器具に対し点火時の流量を複数記憶する器具情報記憶
手段と、前記器具情報記憶手段の記憶情報と前記変化検
出手段からの変化流量で流量変化の原因を推定しその推
定結果を記憶する個別流量推定手段を備えたものであ
る。
【0010】また第2の目的を達成するために本発明
は、流体流量を計測する計測手段と、前記計測手段の計
測流量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶情報
と計測手段の計測流量から流量の変化を検出し変化流量
を算出する変化検出手段と、予め特定した保有器具の器
具情報を入力する入力手段と、前記入力手段より入力さ
れた器具情報から予め特定した保有器具の点火時の流量
を複数算出する点火流量算出手段と、前記点火流量算出
手段が算出した点火流量情報を記憶する器具情報記憶手
と、前記器具情報記憶手段の記憶情報と前記変化検出手
段からの変化流量で流量変化の原因を推定しその推定結
果を記憶する個別流量推定手段を備えたものである。
【0011】また、第3の目的を達成するために本発明
は、流体流量を計測する計測手段と、前記計測手段の計
測流量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶情報
と計測手段の計測流量から流量の変化を検出し変化流量
を算出する変化検出手段と、保有器具の器具情報を受信
する受信手段と、前記受信手段が受信した情報を記憶す
る器具情報記憶手段と、前記器具情報記憶手段の記憶情
報と前記変化検出手段からの変化流量で流量変化の原因
を推定しその推定結果を記憶する個別流量推定手段を備
えたものである。
【0012】さらに、第4の目的を達成するために本発
明は、バーコードを読み込むバーコード検出手段と、前
記バーコード検出手段が読み込んだ情報を保有器具情報
に解読するバーコード解読手段と、前記バーコード解読
手段の出力を流量変化の仕方により今どの様なガス器具
が使われているかを推定する器具判別装置に送信する送
信手段を備えたものである。
【0013】
【作用】本発明は、器具情報記憶手段に予め特定した器
具に対し点火時の流量を複数記憶することで、個別流量
推定手段が前記複数の点火流量情報と図8のらしさ関数
とから比例制御式ガス器具の最大燃焼量から最小燃焼量
間の燃焼範囲内である流量変化が全てこのガス器具の点
火の可能性があると推定する。
【0014】また、入力手段から入力した情報で算出手
段が予め特定した比例制御式ガス器具の点火時の流量を
複数算出し器具情報記憶手段が記憶するように作用し、
個別流量推定手段は前記複数の点火流量情報と図8のら
しさ関数とから予め特定した比例制御式ガス器具の最大
燃焼量から最小燃焼量間の燃焼範囲内で起こる点火を確
実に推定する。
【0015】また、受信手段は受信した保有器具に関す
る複数の器具情報を器具情報記憶手段に記憶させるよう
に作用し、個別流量推定手段が前記複数の器具情報と図
8のらしさ関数とから比例制御式ガス器具の最大燃焼量
から最小燃焼量間の燃焼範囲内で起こる点火を確実に推
定する。
【0016】さらに、送信手段が予めガス器具に関する
点火流量情報、燃焼流量情報、安全継続時間情報、ガス
燃焼制御方式情報等の複数の情報が圧縮されたバーコー
ドから保有器具に関する複数の情報を瞬時に読みとり器
具判別装置の受信手段に保有器具に関する大量の情報を
瞬時にかつ正確に伝送する。
【0017】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1を参照して
説明する。なお従来例と同一部分には同一符号を付与し
ている。図1において、1は膜式ガスメータ102の膜
が一往復するのに連動して一回転する円盤、2は円盤1
の外周上に配置された磁石、3は円盤2の近くに固定配
置され磁界の変化を検出する磁気抵抗素子、4は磁気抵
抗素子3の出力変化を計数し流量値に換算するパルスカ
ウント部である。そして前記円盤1からパルスカウント
部4で構成される5は各家庭の使用ガス流量を計測する
計測手段である。6は計測手段5からの計測流量値をあ
る単位時間毎に順次記憶していく記憶手段、7はガスメ
ータ102を流れるガス流量の変化を検出する変化検出
手段である。8は外部スイッチ、9は予めその家庭の保
有するガス器具の点火時の流量を記憶する器具情報記憶
部、10は予め特定した比例制御式給湯器に対して複数
の点火流量を記憶している特定器具情報記憶部である。
そして、外部スイッチ8と器具情報記憶部9と特定器具
情報記憶部15で器具情報記憶手段10が構成される。
11は前記変化検出手段7の出力情報と器具情報記憶手
段10の情報から流量変化の原因を推定するとともに各
保有ガス器具の使用状態を記憶する個別流量推定手段で
ある。そして、計測手段5と、記憶手段6、変化検出手
段7、器具情報記憶手段10、個別流量推定手段11で
もって器具判別装置が構成される。
【0018】上記構成の器具判別装置の動作について詳
しく説明する。変化検出手段7は流量計測手段5からの
現在の流量値と記憶手段6に記憶されている過去の流量
とから、例えば現在の流量値Qiと一つ前の時間におけ
る流量値Qi-1との差|Qi−Qi-1|があらかじめ取り
決めた閾値以上であれば流量が変化したと判定し変化流
量を算出する。次に器具情報記憶部9に保有器具情報を
記憶させる動作について説明する。まずガステーブル1
05の点火流量の記憶について説明する。すべての保有
ガス器具を閉じ外部スイッチ8を押して器具情報記憶部
9を書き込み可能状態にし、ガステーブル105のみを
点火すると、流量変化検出手段3からの変化流量が器具
情報記憶部9に記憶される。同様にしてガスファンヒー
タ106と風呂107について点火流量を器具情報記憶
手段10に記憶する。次に給湯器108の点火流量につ
いては予め特定器具情報記憶部15に点火流量=7500ワ
ット、11250ワット、16850ワット、25300ワット、37950
ワットの5つが記憶されている。
【0019】次に個別流量推定手段11の動作について
説明する。保有ガス器具の使用状況は、最初ガステーブ
ル105が2000ワットで使用されており、次に給湯器1
08が40000ワットで点火された場合を考える。現在200
0ワットで使用中のガステーブル105の流量が増加し
て42000ワットに変化する可能性(らしさ)及び現在使
われていない保有器具106〜108が40000ワットで
点火された可能性をそれぞれ計算する。可能性の計算方
法はそれぞれのガス器具のガス使用流量域から求めた使
用される可能性の関係をあらわす図8のらしさ関数と器
具情報記憶手段10に記憶されている点火時の流量値と
変化流量値(DQ=40000ワット)の比を用いてそれぞれ
のガス器具について変化の可能性を算出し、最も大きな
可能性を有する保有ガス器具の変化であると推定する。
まず給湯器108について点火の可能性を計算する。特
定器具情報記憶部15に記憶されている給湯器108に
関する複数の点火時の流量値情報について点火の可能性
を計算すると点火流量=37950ワットの点火らしさ=1
が算出される。同様に風呂107(Qh107=7000ワッ
ト)・ガスファンヒータ106(Qh106=4000ワット)
の点火らしさ=0が算出される。次にガステーブル10
5の流量が42000ワットで使用される可能性を計算す
る。器具情報記憶手段10に記憶されているガステーブ
ル105の点火時の流量値情報(Qh105=3000ワット)
と今回の変化流量値情報(DQ=40000ワット)と個別流
量推定手段に記憶されている現在のガステーブル105
の個別流量(Qk105=2000 ワット)と図8の増減らし
さ関数よりガステーブル105の増減らしさ=0が算出
される。そして、保有ガス器具105〜108のそれぞ
れについて変化の可能性の大きさを比較し、最も大きな
可能性を有する保有ガス器具の変化であると推定する。
この場合は可能性1である給湯器108の点火であると
推定されることになる。
【0020】上記構成において、特定器具情報記憶部1
5に予め特定した器具である給湯器108の点火流量を
複数記憶することで、個別流量推定手段11が前記複数
の点火流量情報と図8のらしさ関数とから給湯器108
の最大燃焼量から最小燃焼量間の燃焼範囲内である流量
変化が全て給湯器108の点火の可能性があると推定す
るように作用し、確実に給湯器108の点火を推定でき
る。
【0021】図2に示される第2の実施例において、1
は膜式ガスメータ102の膜が一往復するのに連動して
一回転する円盤、2は円盤1の外周上に配置された磁
石、3は円盤2の近くに固定配置され磁界の変化を検出
する磁気抵抗素子、4は磁気抵抗素子3の出力変化を計
数し流量値に換算するパルスカウント部である。そして
前記円盤1からパルスカウント部4で構成される5は各
家庭の使用ガス流量を計測する計測手段である。6は計
測手段5からの計測流量値をある単位時間毎に順次記憶
していく記憶手段、7はガスメータ102を流れるガス
流量の変化を検出する変化検出手段である。8は外部ス
イッチ、9は予めその家庭の保有するガス器具の点火時
の流量を記憶する器具情報記憶部である。そして、外部
スイッチ8と器具情報記憶部9で器具情報記憶手段10
が構成される。16は予め特定した保有ガス器具の最大
燃焼量と最小燃焼量を入力する入力手段、17は入力手
段16から入力された情報と予め設定されているガス器
具のガス使用流量域から求めた使用される可能性の関係
をあらわす図8のらしさ関数とから給湯器108の点火
流量を算出し器具情報記憶手段に記憶させる点火流量算
出手段である。11は前記変化検出手段7の出力情報と
器具情報記憶手段10の情報から流量変化の原因を推定
するとともに各保有ガス器具の使用状態を記憶する個別
流量推定手段である。そして、計測手段5と、記憶手段
6、変化検出手段7、器具情報記憶手段10、個別流量
推定手段11、入力手段16、点火流量算出手段17で
もって器具判別装置が構成される。
【0022】上記構成の器具判別装置の動作について詳
しく説明する。変化検出手段7は流量計測手段5からの
現在の流量値と記憶手段6に記憶されている過去の流量
とから、例えば現在の流量値Qiと一つ前の時間におけ
る流量値Qi-1との差|Qi−Qi-1|が予め取り決めた
閾値以上であれば流量が変化したと判定し変化流量を算
出する。次に器具情報記憶手段10に点火流量3000ワッ
トのガステーブル105と比例制御式20号給湯器10
8の点火流量値を記憶させる動作について説明する。ま
ずガステーブル105の点火流量の記憶について説明す
る。すべての保有ガス器具を閉じ外部スイッチ8を押し
て器具情報記憶部9を書き込み可能状態にし、ガステー
ブル105のみを点火すると、流量変化検出手段3から
の変化流量が器具情報記憶部9に記憶される。次に比例
制御式給湯器108の点火流量の記憶方法について説明
する。まずすべての保有ガス器具を閉じ外部スイッチ8
を押して器具情報記憶部9を書き込み可能状態にし、入
力手段16から比例制御式給湯器108の最大燃焼量40
000ワットと最小燃焼量6000ワットの流量情報を入力す
ると、点火流量算出手段17が前記入力情報と予め設定
されているガス器具のガス使用流量域から求めた使用さ
れる可能性の関係をあらわす図8のらしさ関数とから表
1に示す給湯器108の複数の点火流量を算出し、器具
情報記憶手段10は点火流量算出手段17が算出した表
1の複数の点火流量を給湯器108の点火流量として記
憶する。
【0023】
【表1】
【0024】次に個別流量推定手段11の動作について
説明する。保有ガス器具の使用状況は、最初ガステーブ
ル105が2000ワットで使用されており、次に給湯器1
08が40000ワットで点火された場合を考える。現在200
0ワットで使用中のガステーブル105の流量が増加し
て42000ワットに変化する可能性(らしさ)及び現在使
われていない保有器具106〜108が40000ワットで
点火された可能性をそれぞれ計算する。可能性の計算方
法はそれぞれのガス器具のガス使用流量域から求めた使
用される可能性の関係をあらわす図8のらしさ関数と器
具情報記憶手段10に記憶されている点火時の流量値と
変化流量値(DQ=40000ワット)の比を用いてそれぞれ
のガス器具について変化の可能性を算出し、最も大きな
可能性を有する保有ガス器具の変化であると推定する。
まず給湯器108について点火の可能性を計算する。器
具情報記憶手段10に記憶されている給湯器108に関
する複数の点火時の流量値情報についてそれぞれ点火の
可能性を計算すると点火流量=37950ワットの点火らし
さ=1が算出される。同様に風呂107(Qh107=7000
ワット)・ガスファンヒータ106(Qh106=4000ワッ
ト)の点火らしさ=0が算出される。次にガステーブル
105の流量が42000ワットで使用される可能性を計算
する。器具情報記憶手段10に記憶されているガステー
ブル105の点火時の流量値情報(Qh105=3000ワッ
ト)と今回の変化流量値情報(DQ=40000ワット)と個
別流量推定手段に記憶されている現在のガステーブル1
05の個別流量(Qk105=2000 ワット)と図8の点火
らしさ関数よりガステーブル105の増加らしさ=0が
算出される。そして、保有ガス器具105〜108のそ
れぞれについて変化の可能性の大きさを比較し、最も大
きな可能性を有する保有ガス器具の変化であると推定す
る。この場合は可能性1である給湯器108の点火であ
ると推定されることになる。
【0025】上記構成において、入力手段16から給湯
器108の最大燃焼量40000ワットと最小燃焼量6000ワ
ットの情報を入力すると、点火流量算出手段17が最小
燃焼量6000ワットとガス器具のガス使用流量域から求め
た使用される可能性の関係をあらわす図8のらしさ関数
とから給湯器108の燃焼範囲である6000ワットから40
000ワット間での流量変化が全て給湯器108の点火の
可能性があるように複数の点火流量を算出し、器具情報
記憶手段10が点火流量算出手段17が算出した複数の
点火流量を記憶するように作用し、確実に給湯器108
の点火を推定できるとともに簡単な流量情報の入力作業
だけで比例制御式給湯器108の複数の点火流量を容易
に設定できる。
【0026】なお、本実施例では比例制御式ガス器具の
最大燃焼量と最小燃焼量を入力情報としたが、予めガス
器具の情報を記憶させておき入力情報として器具の大き
さを表す号数情報を入力情報としても簡単な入力作業だ
けで比例制御式ガス器具の複数の点火流量を容易に記憶
できるという同様の効果がある。
【0027】図3に示される第3の実施例において、1
は膜式ガスメータ102の膜が一往復するのに連動して
一回転する円盤、2は円盤1の外周上に配置された磁
石、3は円盤2の近くに固定配置され磁界の変化を検出
する磁気抵抗素子、4は磁気抵抗素子3の出力変化を計
数し流量値に換算するパルスカウント部である。そして
前記円盤1からパルスカウント部4で構成される5は各
家庭の使用ガス流量を計測する計測手段である。6は計
測手段5からの計測流量値をある単位時間毎に順次記憶
していく記憶手段、7はガスメータ102を流れるガス
流量の変化を検出する変化検出手段、10は保有器具の
器具情報を記憶する器具情報記憶手段、11は変化検出
手段7の出力情報と器具情報記憶手段10の情報から流
量変化の原因を推定するとともに各保有ガス器具の使用
状態を記憶する個別流量推定手段である。21は器具情
報を送信する送信装置、22は送信装置21が送信した
器具情報を受信し器具情報記憶手段10に記憶させる受
信手段である。13は個別流量推定手段11が推定した
保有器具の使用情報と器具情報記憶手段10に記憶され
た各保有器具が安全に使用されていると思われる時間情
報とから各保有ガス器具のガス流量に変化が認められな
い状態が継続し得る限界の継続使用安全時間を設定しそ
の設定時間を経過した時にガスの消し忘れ等の異常な使
われ方をしていると推定しガス遮断のために信号を出力
する遮断時間制御手段、14は遮断時間制御手段13の
信号によりガスを遮断する遮断手段である。そして、計
測手段5と、記憶手段6、変化検出手段7、器具情報記
憶手段10、個別流量推定手段11、遮断時間制御手段
13、遮断手段14、受信手段22でもって器具判別装
置が構成される。
【0028】上記構成において、受信手段22は送信装
置21が赤外線を用いた通信手段で送信した各保有器具
の点火流量情報、燃焼流量情報、安全継続時間情報、ガ
ス燃焼制御方式情報等の複数の器具情報を受信し器具情
報記憶手段10に記憶させるように作用することで、各
保有器具に関する器具情報を瞬時に器具情報記憶手段1
0に記憶させることが容易にできる。さらに比例制御式
給湯器の点火を確実に推定できるとともに、送信装置2
1を独立して構成できるため複数の器具判別装置に保有
器具情報を設定するとき送信装置21が一つで済む。
【0029】図4に示される第4の実施例において、1
8は赤外線方式によりバーコードを読み取るバーコード
検出手段、19はバーコード検出手段18が読み込んだ
バーコード情報から圧縮されたガス器具情報を解読する
バーコード解読手段、20はバーコード解読手段19が
解読した器具情報を赤外線を用いた通信手段で流量変化
の仕方により今どの様なガス器具が使われているかを推
定する器具判別装置に送信する送信手段である。そし
て、バーコード検出手段18と、バーコード解読手段1
9、送信手段20で送信装置21が構成される。
【0030】上記構成において、送信装置21はバーコ
ード検出手段18が検出した予めガス器具に関する点火
流量情報、燃焼流量情報、安全継続時間情報、ガス燃焼
制御方式情報等の複数の情報が圧縮されたバーコードか
らバーコード解読手段19が保有器具に関する複数の情
報を瞬時に解読し送信手段20が器具判別装置の受信手
段に保有器具に関する大量の情報を瞬時にかつ正確に伝
送することができるとともに送信手段20は指向性のあ
る通信方式を採用しているため設定したいガスメータに
設置された受信手段にむけて送信することで確実に設定
したい器具判別装置に器具情報を設定できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の器具判別装
置は、器具情報記憶手段に予め特定した器具に対し点火
時の流量を複数記憶することで、個別流量推定手段が前
記複数の点火流量情報と図8のらしさ関数とから比例制
御式ガス器具の最大燃焼量から最小燃焼量間の燃焼範囲
内である流量変化が全てこのガス器具の点火の可能性が
あると推定するように作用し、比例制御式ガス器具の点
火を確実に推定することができる。
【0032】また、入力手段から入力した情報で算出手
段が点火時の流量を複数算出し器具情報記憶手段が記憶
する。そして、個別流量推定手段が前記複数の点火流量
情報と図8のらしさ関数とから比例制御式ガス器具の最
大燃焼量から最小燃焼量間の燃焼範囲内である流量変化
が全てこのガス器具の点火の可能性があると推定するよ
うに作用し、比例制御式ガス器具の点火を確実に推定す
ることができるとともに器具情報を瞬時に設定でき作業
時間を短縮できる。また、器具情報を設定するためだけ
にわざわざガス器具を使用していただく必要がなくな
る。
【0033】また、通信技術を用いて保有ガス器具に関
する複数の情報を瞬時に器具情報記憶手段に記憶するこ
とができるため、器具情報を設定する作業時間を大幅に
短縮できるとともに、各保有ガス器具別に複数の器具情
報を設定し安全機能に対しきめ細かい監視を行い安全性
をより向上させることや、送信装置は設定後は不要とな
り一つの送信装置があれば複数の器具判別装置への器具
情報の設定ができるため低コストの器具判別装置を提供
できる。
【0034】さらに、ガス器具に関する点火流量情報、
燃焼流量情報、安全継続時間情報、ガス燃焼制御方式情
報等の複数の情報が圧縮されたバーコードから各保有ガ
ス器具に関する複数の情報を瞬時に読み取り通信手段を
用いて器具判別装置に記憶させることが容易にかつ瞬時
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における器具判別装置の
ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における器具判別装置の
ブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における器具判別装置の
ブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における器具判別装置用
送信装置のブロック図
【図5】家庭におけるガス配管図
【図6】従来の器具判別装置のブロック図
【図7】同装置の推定部5のフローチャート
【図8】ガス使用流量域から求めた使用される可能性の
関係をあらわす図
【図9】20号給湯器の点火流量分布図
【符号の説明】
5 流量計測手段 6 記憶手段 7 変化検出手段 10 器具情報記憶手段 11 個別流量推定手段 15 特定器具情報記憶部 16 入力手段 17 点火流量算出手段 18 バーコード検出手段 19 バーコード解読手段 20 送信手段 21 送信装置 22 受信手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流量を計測する計測手段と、前記計測
    手段の計測流量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の
    記憶情報と計測手段の計測流量から流量の変化を検出し
    変化流量を算出する変化検出手段と、予め特定した器具
    に対し点火時の流量を複数記憶する器具情報記憶手段
    と、前記器具情報記憶手段の記憶情報と前記変化検出手
    段からの変化流量で流量変化の原因を推定しその推定結
    果を記憶する個別流量推定手段とを備えた器具判別装
    置。
  2. 【請求項2】流体流量を計測する計測手段と、前記計測
    手段の計測流量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の
    記憶情報と計測手段の計測流量から流量の変化を検出し
    変化流量を算出する変化検出手段と、予め特定した保有
    器具の器具情報を入力する入力手段と、前記入力手段よ
    り入力された器具情報から予め特定した保有器具の点火
    時の流量を複数算出する点火流量算出手段と、前記点火
    流量算出手段が算出した点火流量情報を記憶する器具情
    報記憶手段と、前記器具情報記憶手段の記憶情報と前記
    変化検出手段からの変化流量で流量変化の原因を推定し
    その推定結果を記憶する個別流量推定手段とを備えた器
    具判別装置。
  3. 【請求項3】流体流量を計測する計測手段と、前記計測
    手段の計測流量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の
    記憶情報と計測手段の計測流量から流量の変化を検出し
    変化流量を算出する変化検出手段と、保有器具の器具情
    報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した情報
    を記憶する器具情報記憶手段と、前記器具情報記憶手段
    の記憶情報と前記変化検出手段からの変化流量で流量変
    化の原因を推定しその推定結果を記憶する個別流量推定
    手段とを備えた器具判別装置。
  4. 【請求項4】バーコードを読み込むバーコード検出手段
    と、前記バーコード検出手段が読み込んだ情報を保有器
    具情報に解読するバーコード解読手段と、前記バーコー
    ド解読手段の出力を流量変化の仕方により今どの様なガ
    ス器具が使われているかを推定する器具判別装置に送信
    する送信手段を備えた器具判別装置用送信装置。
JP34616592A 1992-12-25 1992-12-25 器具判別装置及び器具判別装置用送信装置 Pending JPH06193869A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008737A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス器具監視装置
JP2008008738A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス器具監視装置
JP2008185485A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Yazaki Corp ガス器具判別用ガス流量パターン登録方法及び装置、並びに、ガス器具判別装置
JP2010261884A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Panasonic Corp 器具判別ガスメータシステム

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