JP4706500B2 - 保安システム - Google Patents

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本発明は、ガスの使用流量を計測するガスメータと屋内に設置された異常警報器との連携において、事故の防止のための処置を行う装置に関するものである。
従来、この種の保安システムとしては、例えば特許文献1に記載させたものが知られていた。以下、その構成について図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、ガスメータ1は、積算表示部2、計量部3、流量センサ4を備えている。上記積算表示部2は、ガス供給源であるガス容器(図示せず)からガス器具(図示せず)に供給されるガスの流量がカウント表示(積算表示)される。そして、この積算表示部2は、計量部3を介して流量センサ4に接続されている。
そして、ガスメータ1は、弁閉により、ガス容器からガス器具へのガス供給を遮断する遮断弁5と、ガス漏れ警報器6が接続される端子台7と、伝送コントローラ(NCU)8が接続される端子台9とを備えている。
また、上記NCU8は、電話線を通じて、電話回線網に接続し、遠隔の管理センターとの通信を行うためのモデム(図示せず)及び電話線の接続を加入者電話機とガスメータ1との間で切り替える自動切替器(図示せず)を備えている。
さらに、ガスメータ1は、制御回路10を備えている。制御回路10は、主制御部であるマイクロコンピュータ(μCOM)11と、動作電源として機能する電池12と、インタフェース13などから構成されている。ここで、14はプログラムや固定データなどを格納する読み出し専用のメモリであるROM、15はROM14に格納したプログラムに従って各種の処理演算を行う中央処理ユニット(CPU)15、16はCPU15における処理に利用する作業エリアや処理演算結果を格納するデータ格納エリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAMである。また、上述したインタフェース13には、流量センサ4のパルス出力端、遮断弁5の制御端、端子台7及び9などが接続されている
上記構成において、ガスメータ1内のCPU15は、ガス容器からガス器具へと流れるガス流量を検出し、この検出したガス流量を積算してガス使用量として検出する計量処理と、ガス漏れ警報器6がガス漏れを検出するとNCU8を制御して、遠隔にある管理センターにガス漏れを通報するガス漏れ通報処理とを行うことになっていた。
特開2004−19956号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ガス漏れ警報器またはガスメータのそれぞれのガス漏れ検知の情報によりガス遮断が行われていたが、ガス漏れの判定が曖昧な場合にもガス遮断が行われ、ガスの利用者にとっての利便性が低下するという課題があった。
前記従来の課題を解決するために、本発明の保安システムは、流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、前記ガスメータと前記警報器の少なくともいずれか一方が、前記ガスメータと前記警報器の2つの情報を基に状況を判断して安全動作を管理するものである。
これによって、ガスメータと警報器の両方の情報を用いて状況を判断して、ガスを遮断するか否かの処置方法を選択することができるので、誤遮断が低減され、利便性を向上させることができる。
本発明の保安システムは、ガスメータと警報器が互いに連携して安全動作を管理するもので、ガスメータと警報器の両方の情報を用いてガスを遮断するか否かを判断することができるので、誤遮断が低減され、利便性を向上させることができる。
の発明は、流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、前記ガスメータは、警報器からの異常情報を受信した時に、ガスメータの器具判別手段がガス器具を使用していないと判断した時は、所定時間後に警報器の情報を再確認し、その結果が異常を示していればガスを遮断し、異常が示されていなければガス遮断は行わないように処置を選択することで、無駄なガス遮断を防止すると共に、誤遮断が低減され利便性を向上させることができる。
の発明は、特に、第1の発明において、警報器からの異常信号が発生していない時、かつ器具判別手段がガス器具を使用していないと判断した時は、ガス遮断弁を開弁する自動復帰処置を行うことで、ガスの供給を自動的に復旧させることができるので利便性を向上させることができる。
の発明は、流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、前記ガスメータは、警報器としてのガス漏れ警報器と火災警報器とCO検出器のうち、少なくとも2つ以上の警報器の異常信号によりガスを遮断することで、情報の信憑性が向上し誤遮断を低減させることができる。
の発明は、特に第の発明において前記警報器は、ガスメータからの異常情報を受信した時に、警報器の情報とガスメータの異常情報が一致していれば異常報知を行い、一致していなければ確認報知を行い、所定時間経過後にガスメータの情報を再確認して、その結果が異常を示していれば異常報知を行うことで、情報の信憑性が向上し誤遮断を低減させることができる。
の発明は、流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、前記ガスメータは、ガスの流量区分別またはガス器具別の連続使用制限時間テーブルを記憶した記憶手段と、前記連続使用制限時間テーブルの時間を越えてガスが使用されたときガスを遮断するガス遮断手段と、を有し、警報器からの異常情報に基づき、連続使用制限時間テーブルのデータを変更してガス遮断手段の動作を制御することにより、異常検知が発生する場合は連続使用の時間を短く設定する処理を行って、その使用現場の状況に応じた処置に変更でき処置を早くすることができる。
の発明は、特に、第の発明において、警報器からの異常情報の発生頻度により連続使用制限時間のテーブルを変更する比率を変える変更学習手段を備えたことで、異常の発生頻度により連続使用時間を変更、異常検知が多発する場合は連続使用の時間を短く設定するなどの処理を行って、その使用現場の状況に応じ学習して、頻度の高い現場に対して処置を早くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における保安システムの構成図を図1に、同ブロック図を図2示すものである。
図1と図2において保安システムは、流路17に流れるガスの流量を計測する流量計測手段としての超音波流量計18と、異常を検出すればガスを遮断するガス遮断手段としての遮断弁19と、前記超音波流量計18の検出流量情報から使用されているガス器具を判別する器具判別手段20と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段21とを備えたガスメータ22と、火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段としてのガスセンサ23と、外部へ異常を報知する報知手段24と、検知した情報をガスメータ22と情報通信する通信手段25とを備えたガス漏れ警報器26とから構成され、前記ガスメータ22と前記ガス漏れ警報器26の2つの情報を基に状況を判断して処置方法を選択する処置選択手段27を前記ガスメータ22に、同様の処置選択手段28を前記ガス漏れ警報器26に備えて互いにそれぞれの通信手段を用いて情報交換し連携し合って安全動作を管
理することとした。ここで、29は流路17に接続されたガス給湯器、30はガステーブル、31はガスファンヒータ、32は火災警報器、33はCO警報器であり、前記火災警報器32と前記CO警報器33の内部には、ガス漏れ警報器26と同様に通信手段(図示せず)と処置選択手段(図示せず)と報知手段(図示せず)をそれぞれ備えている。そして、34は火災センサ、35はCOセンサである。
以上のように構成された保安システムについて、その動作、作用を説明する。
まず、器具判別手段20の動作は、超音波流量計18によって2秒ごとに計測された瞬時流量の流量値や変化流量などの流量情報により、超音波流量計18の下流側に接続されたガス器具のうち、どのガス器具が使用されたかを判別するものである。
ここで、器具判別手段20の動作の1例を説明する。器具判別動作は、2秒ごとの瞬時流量の変化幅である差分流量が所定値より大きくプラス値の場合、なんらかの器具が動作開始したと判別し、また差分流量が所定値より大きくマイナス値の場合、なんらかの器具が動作停止したと判定するものである。そして、その後の差分流量の変化の組み合わせを用いて、あらかじめ入力された器具の差分流量の変化の特徴と比較して器具を特定するものである。例えば、差分流量とは、2秒間隔で計測された瞬時流量値の特定時間間隔(例えば4秒間)ごとの流量差を求めることで算出もので、器具判別は、2秒差分流量と4秒差分流量と6秒差分流量などの異なった差分流量を組合せることによって、特徴を抽出し使用されているガス器具を判別するものである。
なお、計測時間間隔は短いほど流量変化が的確に捉えられ高精度に判別を行うことができるが、電池で駆動させるガスメータでは、低消費電力と計測精度の観点から、2秒単位ごとの差分流量を用いることが適し、10年間の使用を可能にしているのである。また超音波流量計18だから、所定等間隔時間の瞬時流量値を検出できるので、器具判別も高精度に行うことができるのである。
このような器具判別手段20を有したガスメータ22に、屋内に設置されたガス漏れ警報器26から異常情報としてのガス漏れ情報が送信されてきた場合、ガスメータ22の処置選択手段27は、次のような処置を行う。
例えば、ガスメータ22の処置選択手段27は、器具判別手段20が使用しているガス器具があるかどうかを確認する。そして、動作しているガス器具がガステーブル30の場合、ガスを遮断する処置を行う。また、動作しているガス器具がガス給湯器29の場合は、すぐにはガス遮断を行わず、所定時間後、例えば2分後にもう一度ガス漏れ警報器26の情報を再確認する処置を行う。そして、再確認した結果、ガス漏れ情報が発生していれば、ガスを遮断する。また、再確認した結果、ガス漏れ情報が示されておらず解除されていた場合は、ガス遮断を行わない。ここで所定時間は、1分から10分が望ましい。また所定時間後の再確認は1度だけでなく、複数回行って確認しても良い。
このように使用されているガス器具の種類によって、ガスメータの動作処置を選択して対処することで、ガスの瞬時停止を防止できる。例えば、お風呂でシャワーを浴びている場合、他の部屋の警報器が異常を検知してガスを遮断したら、シャワーからは冷水が流れ出て不快感を体験することになる。このような現象が防止できるのである。
このように、使用されているガス器具の種類によって処置を選択することによって保安機能を保ちつつ利便性を向上することができる。ここでは、ガス器具の種類によって処置を選択する方法を説明したが、ガス器具が屋内設置タイプか、屋外設置タイプかによっても処置の選択を分けることができる。
また、屋内に設置されたガス漏れ警報器26から異常情報が送信されてきた場合でも、
ガス器具が使用されていないと判断した時、所定時間後、例えば2分後に警報器の情報を再確認し、その結果が異常を示していればガスを遮断し、異常が解除されていればガス遮断は行わないように処置を選択することもできる。このように処置することで、殺虫剤やヘアースプレーなどによる誤遮断としての無駄なガス遮断を防止することができ、ガス遮断弁19の開弁作業を減らし利便性を向上することができる。また、遮断弁の動作回数が減るのでガスメータの電池寿命を長くできる効果もある。もし再確認したとき、ガス漏れ警報器26がガス漏れの異常を示していたらガスを遮断して、ガス遮断弁19の復帰作業を待つことになる。ここで所定時間は、1分から10分が望ましい。また所定時間後の再確認は1度だけでなく、複数回行って確認しても良く、複数回後にガス漏れの異常を示していたら、ガスを遮断するようにしてもよい。
そして、ガスメータに備えた処置選択手段27は、ガス漏れ警報器26からの異常信号が解除された時、かつ器具判別手段20がガス器具を使用していないと判断した時は、ガス遮断弁19を開弁する自動復帰処置を行う処置を行う。この動作によって、ガスの開弁作業が省略され、所定時間後に自動的にガスの供給が復旧するので、安全性と利便性の両立を図ることができる。
さらに、ガスメータに備えた処置選択手段27は、警報器としてのガス漏れ警報器26と火災警報器32とCO警報器33のうち、少なくとも2つ以上の警報器の異常信号によりガスを遮断する処置とすることにより、警報器の情報の信憑性が向上し誤遮断を低減させることができる。警報器は、ガス漏れ警報器26と同じ種類のものでも良いが、上記のように異なった情報を検出する種類の警報器、例えば火災警報器やCO警報器などの情報を利用することで、より異常情報の信憑性が向上し、誤遮断を防止することができる。
また、ガス漏れ警報器26に備えた処置選択手段28は、ガスメータ22からの異常情報を受信した時に、ガス漏れ警報器26の情報とガスメータ22の異常情報が一致していれば異常報知を行い、一致していなければ確認報知を行い、所定時間経過後にガスメータ22の情報を再確認して、その結果が異常を示していれば異常報知を行うように処置を選択する。このような処置選択手段においても、警報の情報源が異なるものであり、それぞれが異常情報を検出したとき、異常の信憑性が非常高くなり、誤遮断を防止することができる。このように信憑性の高い状態でガス遮断を行ったときは、自動復帰の動作は行わず、手動復帰によってガスの供給を再開することで、安全性を確保することもできる。
なお、以上の説明は超音波流量計を用いた場合について説明したが、他の瞬間式の流量計測手段でも、同様の効果が得られることは明白である。また、ガスメータと警報器の間での情報通信を中心に説明してきたが、ガスメータと警報器の情報を管理センターに通信して処理選択することでも同様の効果が得られる。また、通信手段は、無線による送受信で図示したが、有線で構成しても同様の効果が得られることは明白である。また、全部の警報器に処置選択手段を取り付けた構成で説明したが、一部の警報器に取り付けて構成しても良いし、ガスメータ側のみでもよい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態である保安システムの動作原理を示す説明図である。以下、実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
図3において、36はガスの流量区分別またはガス器具別の連続使用時間テーブルを記憶した記憶手段、37は警報器からの異常情報の発生頻度により連続使用時間のテーブルを変更する比率を変える変更学習手段である。ガスメータ側のみを示し、警報器側は省略する。
そして、図4に示すようにガス流量区分別の連続使用限界時間のテーブルが、記憶手段に記憶させてある。これは、流量区分1の流量を使用しているガス器具の場合、連続して使用できる時間が、T1からT5の範囲で設定でき、初期値としてT5の時間が記憶してあることを示す。このようなテーブルを参照していることで、連続使用時間を越えてガスが使用されたとき、ガスを遮断することができるのである。
ここで、警報器からの異常情報が発生したとき、連続使用制限時間の初期設定値のデータを短くなるように変更する。そうすることで、ガス漏れ等の異常が発生する家庭においては、連続使用制限時間を短く設定することができ、より安全にガスの供給を管理することができる。
また、2回目に警報器から異常情報が送られてきたときは、更に短い連続使用制限時間に変更していくことで、徐々に連続使用時間を短く設定できるので、その使用現場の状況に応じた処置に変更でき、ガスを安全に使用することができる。
さらに、警報器からの異常情報の発生が頻繁に起こる場合、その発生頻度により連続使用制限時間のテーブルを変更する比率を変える変更学習手段37を備える。そして、変更学習手段37は、異常の発生頻度が多発する場合、変更比率を大きくして制限時間を非常に短く設定するなどの処理を行う。その結果、その使用現場の状況に応じた安全管理の処置を行うことができることになる。使用制限時間が短くなることで、事故の発生を低減することができる。
ここで、頻繁に発生するとは、異常の発生時間間隔が短い場合や、異常の発生回数が多い場合のことを意味し、1ヶ月間や1週間単位で間隔や回数を判定することで、頻度の大小を判別するものである。
なお、流量区分別テーブルで説明したが、器具判別手段20が検出する器具ごとの使用制限時間を設けた場合も同様である。従来、2機種以上のガス器具が同時に運転されたとき、1機種の連続時間でしか管理できなかったが、器具判別によって、別々に動作時間を管理できるので、より細かく連続使用時間を管理することができ、安全性を向上させることができる。また、3区分で説明したが、13区分など多数の流量区分や、多機種の器具別テーブルでも同様である。また、連続使用制限時間で説明したが、ガスメータの他の保安機能の制限データを変更することも同様に考えられる。例えば、合計流量遮断や増加流量遮断、復帰確認時間や圧力監視機能、感震遮断機能などが考えられる。さらに、実施の形態1で説明したいくつかの方法と組み合わせることによって、より安全で利便性のよいガス使用環境が実現できるものである。
そして、器具判別手段20は、使用ガス器具の種類を判別するように説明したが、流量の有無を検知する意味も含まれていることを追記しておく。すなわち、器具判別手段で流量のあり、なしの状態を判別して処置を選択することもできるのである。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態である保安システムのブロック図を示すものである。以下、実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
図5において、38は表示手段、39は管理センター、40は自治体である。ここでは、それぞれ管理センターや自治体の通信手段は略する。
このような保安システムのガスメータにおいて、警報器からの有効期限情報により、警報器の有効期限の点検を行い、有効期限が過ぎていれば、ガスメータが表示手段38に報
知することで、警報器の有効期限切れの検出を自動的に行うことができる。また、通信手段21を用いて管理センター39に通報することも可能である。よって、有効期限が過ぎた警報器による誤警報が防止でき、ガスの誤遮断を低減できるので利便性も向上する。
例えば、警報器の有効期限は、通信情報としてガスメータ22に送信する方法がある。また、ガスメータ22と警報器26を設置したとき、あるいは警報器26を設置したときに日付をガスメータに入力して管理することでも有効期限が管理できる。さらに、すでに警報器26が設置されている場合は、ガスメータ22に残りの有効期間を入力する方法でも管理できる。
そして、有効期限が過ぎてから報知するように説明したが、有効期限が切れる直前、例えば1ヶ月前から予告報知することも考えられる。
また、警報器の有効期限が切れて、所定期間経過しても警報器を取り替えられない場合は、ガスを遮断することも可能である。当然、実施の形態2のように制限時間を短縮するように制約を設けることも可能である。
さらに、電池で動作させる警報器の場合は、電池寿命を推定して事前に管理センターに知らせることも可能である。
一般住宅へも火災報知器等の警報機の設置が義務付けられてきても、その設置確認を行う手段がなかったが、上記のようにガスメータ22に設けた通信手段21と警報器26に設けた通信手段を利用することですることで、設置の有無管理や有効期限の管理が容易に行えることになり、管理労力を削減できるとともに、各家庭において自動的に警報器の有効期限を管理してくれるので安心して生活できる。
また、ガスメータに表示するだけでなく、管理センターに通信することで、専門知識を持ったガス事業者39が警報器の有効期限を管理することができる。そして、ガス事業者39だけでなく、警報器設置を義務付けている自治体40にその情報を提供することで、自治体40が管理することも可能である。そして、自治体40はガス事業者39からの情報を受けるようにすれば、大きなシステム導入をしなくても実現できるメリットがある。さらに、ガス事業者39は、その管理費用を自治体40から貰い受けることも可能で、警報器を管理するビジネスモデルとして考えられる。自治体とガス事業者のシステムでなく、他の管理団体や消防署などの間でも同様のビジネスモデルが構築できる。
なお、警報器に関して説明したが、本発明の器具判別手段を用いて、器具ごとの有効期限や寿命、器具の使用期間や運転時間等を管理することも同様に実現することが可能である。
また、通信手段は、無線による送受信で図示したが、有線で構成しても同様の効果が得られることは明白である。特に、LANや電話回線等ガスメータからガス事業者、あるいはガス事業者と自治体との間は、既設の電話回線やLANを利用することが有効である。
以上のように、本発明にかかる保安システムは、流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、前記ガスメータと前記警報器の少なく
ともいずれか一方が、前記ガスメータと前記警報器の2つの情報を基に状況を判断して安全動作を管理する構成とすることにより、ガスメータと警報器の両方の情報を用いてガスを遮断するか否かを判断することができるので、誤遮断が低減され、利便性を向上させることができるものである。
本発明の実施形態1における保安システムのシステム図 同保安システムのブロック図 本発明の実施形態2における保安システムのブロック図 同保安システムの動作説明図 本発明の実施形態3におけるガスメータのブロック図 従来の保安システムのブロック図
17 流路
18 超音波流量計(流量計測手段)
19 遮断弁
20 器具判別手段
21、25 通信手段
22 ガスメータ
23 情報検知手段としてのガスセンサ
24 報知手段
26 警報器としてのガス漏れ警報器
27、28 処置選択手段
29 ガス器具としてのガス給湯器
30 ガス器具としてのガステーブル
31 ガス器具としてのガスファンヒータ
32 警報器としての火災警報器
33 警報器としてのCO警報器
34 情報検知手段としての火災センサ
35 情報検知手段としてのCOセンサ
36 記憶手段
37 変更学習手段

Claims (6)

  1. 流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、
    火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、
    前記ガスメータは、警報器からの異常情報を受信した時に、ガスメータの器具判別手段がガス器具を使用していないと判断した時は、所定時間後に警報器の情報を再確認し、その結果が異常を示していればガスを遮断し、異常が示されていなければガス遮断は行わないように処置を選択する保安システム。
  2. 警報器からの異常信号が発生していない時、かつ器具判別手段がガス器具を使用していないと判断した時は、ガス遮断弁を開弁する自動復帰処置を行う請求項記載の保安システム。
  3. 流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、
    火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、
    前記ガスメータは、警報器としてのガス漏れ警報器と火災警報器とCO検出器のうち、少なくとも2つ以上の警報器の異常信号によりガスを遮断する保安システム。
  4. 前記警報器は、ガスメータからの異常情報を受信した時に、警報器の情報とガスメータの異常情報が一致していれば異常報知を行い、一致していなければ確認報知を行い、所定時間経過後にガスメータの情報を再確認して、その結果が異常を示していれば異常報知を行う請求項記載の保安システム。
  5. 流量計測手段で計測された流量情報に基づいて流路に接続され使用されているガス器具を特定する器具判別手段と、外部の情報検知手段と情報通信する通信手段と、異常を検知したときにガスを遮断するガス遮断手段とを備えたガスメータと、
    火災または可燃流体や有毒流体を検出する情報検知手段と、外部へ異常を報知する報知手段と、検知した情報をガスメータと情報通信する通信手段とを備えた警報器と、を備えた保安システムにおいて、
    前記ガスメータは、ガスの流量区分別またはガス器具別の連続使用制限時間テーブルを記憶した記憶手段と、前記連続使用制限時間テーブルの時間を越えてガスが使用されたときガスを遮断するガス遮断手段と、を有し、警報器からの異常情報に基づき、連続使用制限時間テーブルのデータを変更してガス遮断手段の動作を制御する保安システム。
  6. 警報器からの異常情報の発生頻度により連続使用制限時間のテーブルを変更する比率を変える変更学習手段を備えた請求項記載の保安システム。
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