JP2016105091A - ガス使用状況を検出するよう構成された装置、同装置を設ける方法およびガス使用状況を検出する方法 - Google Patents

ガス使用状況を検出するよう構成された装置、同装置を設ける方法およびガス使用状況を検出する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】いくつかの実施形態において、装置は、ガス使用状況を検出するよう構成することができる。【解決手段】装置は、(a)コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールと、(b)ガス調整器と結合するよう構成された検知ユニットとを含み得、検知ユニットは、(1)ガス調整器によって生成された2つ以上の音響信号を検出し、2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデータ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサ、および、(2)少なくとも1つの音響センサと電気的に結合され、1つまたは複数の第1のデータ信号をコンピュータユニットに送信するよう構成された送信機を有する。処理モジュールは、1つまたは複数の第1のデータ信号を使用して、ガス使用状況を判断するよう構成される。他の実施形態も開示される。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2010年5月14日に出願された米国特許出願第12/780,713号明細書の利益を主張する。米国特許出願第12/780,713号明細書は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、概して、インフラストラクチャを介して行われる検知のための装置および方法に関し、より具体的には、ガス使用状況を検出するための装置、同装置を設ける方法およびガス使用状況を検出する方法に関する。
天然ガスは、米国の家庭において最も広く消費されているエネルギー源である。天然ガスは、炉、湯沸かし器、コンロ、暖炉、プールヒータ、および、いくつかの事例では衣類乾燥機に使用される。米国では、天然ガス価格は、高まる需要および限られたパイプライン容量のため、過去10年間で4倍に増えた。その結果、政府機関およびガス公益事業者は、急いで保存プログラムを実施し、需要の削減および顧客のエネルギーコストの管理に対する支援を進めた。公益事業用パイプラインによって天然ガスが供給されない地域では、通常、プロパンタンクを使用して、特定の住宅、建物または建物群にガス事業を提供する。最近の研究活動では、住宅における電気および水の使用状況の検知に焦点が置かれているが、天然またはプロパンガスの使用状況の検知にはほとんど注意は払われてこなかった。
テレビを見る、洗濯するまたはシャワーを浴びるなどの人間の行動による直接の結果である場合が多い電気および水の使用状況とは異なり、ガス使用状況は、炉または湯沸かし器のような自動システムによるものが大多数を占める。アクティビティと消費とに関連がないことにより、住宅においてどのようにガスが使用されているか、特に、どの器具がこの使用状況の一番の原因であるかについて、消費者は理解不足に陥る。大抵の人は、単に、毎月の請求書以外に住宅のガス消費量を判断する手段がないだけであり、この請求書でさえ、この消費量の主な原因となるものについての項目別の詳細な説明を提供してはいない。
特開2004−191103号公報 特開平02−134515号公報 特開平02−194322号公報
各住宅における天然ガスまたはプロパン器具が少数であれば、ガス使用状況の検知に対して分散型の直接検知手法(例えば、各器具の後方に流量センサを設置する)を考慮したくなる。この手法には3つの潜在的な課題がある。第1に、非侵襲的方法でさまざまな既存のガス器具モデルに適合するほど十分に柔軟でロバストなセンサを構築する必要がある。第2に、本質的に複数のセンサが関与し、それにより、配備のコストおよび技術面での複雑性が増加する。最終的に、天然ガスおよびプロパンは非常に可燃性の化合物であるため、検知手法は、安全なもの、好ましくは、設置に専門家の助けを必要としないものでなければならない。利用可能なガス使用状況センサは、これらの課題に対応するものではない。既存のガス使用状況センサは、さまざまなガス器具での使用に対する柔軟性に欠ける場合も、設置および保守が複雑でコストがかかる場合もあり、通常、専門的な設置が必要とされる。
従って、住宅または他の建造物におけるガス使用状況についての詳細な情報を提供することができ、さらに、配備に比較的費用がかからず、専門的な設置を必要としない装置または方法に対して、利益の必要性または可能性が存在する。
実施形態のさらなる説明を容易にするため、以下の図面を提供する。
第1の実施形態による、ガス検知デバイスのブロック図を示す。 第1の実施形態による、図1のガス検知デバイスの検知ユニットの一例を示す。 第1の実施形態による、ガス調整器と結合された図2の検知ユニットの一例を示す。 第1の実施形態による、図3のガス調整器と結合された図2の検知ユニットの断面図を示す。 第2の実施形態による、例示的なガス調整器ユニットの実装形態を示す。 一実施形態による、ガス検知デバイスを設ける方法の実施形態のフロー図を示す。 一実施形態による、1つまたは複数のガス器具によるガスの使用状況を検出する方法の実施形態のフロー図を示す。 一実施形態による、1つまたは複数の電気信号を使用してコンピュータユニットを訓練するアクティビティのフロー図を示す。 一実施形態による、周囲雑音および例示的なガス調整器のアクティビティの周波数スペクトログラムを示す。 一実施形態による、例示的なガス検知デバイスからの未処理の音響信号に対する流量対時間のグラフを示す。 一実施形態による、例示的なガス検知デバイスからの平滑化された音響信号に対する流量対時間のグラフを示す。 一実施形態による、例示的な建造物での例示的なガス検知デバイスの例示的な較正手順からのデータの流量対音響強度のグラフを示す。 一実施形態による、例示的な建造物での例示的なガス検知デバイスの例示的な較正手順からのデータの音響強度の線形性を示すグラフを示す。 一実施形態による、例示的なガス検知デバイスの例示的な配備の間の流量対時間のグラフを示す。 一実施形態による、例示的なガス検知デバイスの例示的な配備の間の流量対時間の別のグラフを示す。 一実施形態による、例示的なガス検知デバイスの例示的な配備の間に例示的なガス炉に起因する低周波数サンプ音を示す周波数対時間のグラフを示す。 一実施形態による、例示的なガス検知デバイスの例示的な配備に使用される建造物のデモグラフィックデータの表を示す。 一実施形態による、例示的な配備の間の例示的なガス検知デバイスの性能を示す表を示す。 一実施形態による、例示的な配備の間の例示的なガス検知デバイスの性能を示す別の表を示す。 図1のコンピュータユニットの実施形態の実施に適切なコンピュータを示す。 図20のコンピュータのシャーシの内部の回路基板に含まれる要素の例の代表的なブロック図を示す。
図示を簡単かつ明確にするため、図面は一般様式の構築物を示し、周知の特徴および技法の説明および詳細は、不必要に本発明を不明瞭にすることを避けるために省略される場合がある。それに加えて、図面の要素は、必ずしも原寸に比例するとは限らない。例えば、図面の要素のいくつかの寸法は、他の要素と比べて拡大することで、本発明の実施形態に対する理解を高める際に役立てることができる。異なる図面における同じ参照番号は、同じ要素を示す。
説明内および特許請求の範囲内に「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」および同様の用語が使用される場合、これらの用語は、同様の要素を区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の連続的または時間的順序を説明するものではない。そのように使用される用語は適切な状況下で交換可能であり、その結果、本明細書に記載される実施形態は、例えば、本明細書に図示されるまたは別の方法で記載されるもの以外の順番で動作できることを理解されたい。その上、「含む」および「有する」ならびにその任意の変形用語は、非排他的な包括を取り扱うことを意図し、その結果、要素のリストを含むプロセス、方法、システム、物品、デバイスまたは装置は、必ずしもそれらの要素に限定されるものではなく、そのようなプロセス、方法、システム、物品、デバイスまたは装置に明確に表示されていないまたは固有の他の要素を含んでもよい。
説明内および特許請求の範囲内に「左側」、「右側」、「前側」、「後側」、「上部」、「下部」、「上方」、「下方」および同様の用語が使用される場合、これらの用語は、目的を説明するために使用されるものであり、必ずしも永久的な相対位置を説明するものではない。そのように使用される用語は適切な状況下で交換可能であり、その結果、本明細書に記載される本発明の実施形態は、例えば、本明細書に図示されるまたは別の方法で記載されるもの以外の方向付けで動作できることを理解されたい。
「結合する(couple)」、「結合された(coupled)」、「結合する(couples)」、「結合している(coupling)」および同様の用語は、幅広く理解すべきであり、2つ以上の要素または信号を電気的に、機械的におよび/または別の方法で接続することを指す。2つ以上の電気要素は、電気的に結合されるが、機械的にまたは別の方法で結合されなくともよく、2つ以上の機械要素は、機械的に結合されるが、電気的にまたは別の方法で結合されなくともよく、2つ以上の電気要素は、機械的に結合されるが、電気的にまたは別の方法で結合されなくともよい。結合は、例えば、永久的もしくは半永久的またはほんの一瞬など、どのような時間長でもよい。
「電気結合」および同様の用語は、幅広く理解すべきであり、パワー信号、データ信号および/または電気信号の他のタイプもしくは組合せに関わらず、任意の電気信号に関与する結合を含む。「機械結合」および同様の用語は、幅広く理解すべきであり、すべてのタイプの機械結合を含む。「結合された」および同様の用語に「着脱可能に」、「着脱可能な」および同様の用語が付随しなければ、問題の結合などが着脱可能であることも着脱可能でないことも意味しない。本明細書で使用される場合、「音響信号」は、可聴信号(20ヘルツ(Hz)〜15キロヘルツ(kHz))、可聴下(20Hz未満)信号または超音波(15kHz超)信号を含み得る。
いくつかの実施形態では、装置は、ガス使用状況を検出するよう構成することができる。装置は、(a)コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールと、(b)ガス調整器と結合するよう構成された検知ユニットとを含み得、検知ユニットは、(1)ガス調整器によって生成された2つ以上の音響信号を検出し、2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデータ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサ、および、(2)少なくとも1つの音響センサと電気的に結合され、1つまたは複数の第1のデータ信号をコンピュータユニットに送信するよう構成された送信機を有する。処理モジュールは、1つまたは複数の第1のデータ信号を使用して、ガス使用状況を判断するよう構成される。
さらなる他の実施形態は、建物内のガスの使用状況を検出する方法に関する。建物は、圧力放散口を備えたガス調整器を有し得る。本方法は、少なくとも1つの音響センサを使用して、ガス調整器の圧力放散口から1つまたは複数の第1の音響信号を受信する工程と、1つまたは複数の第1の音響信号を1つまたは複数の第1の電気信号に変換する工程と、1つまたは複数の第1の電気信号を使用して第1のガス流量を判断する工程とを含み得る。
他の実施形態は、ガス検知デバイスを設ける方法に関する。本方法は、ガス調整器内で2つ以上の音響信号を検出し、2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデータ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサを設ける工程と、1つまたは複数の第1のデータ信号を送信するよう構成された送信機を設ける工程と、送信機を少なくとも1つの音響センサと電気的に結合する工程と、ガス調整器と機械的に結合するよう構成されたセンサ装着具を設ける工程と、少なくとも1つの音響センサおよび送信機をセンサ装着具と機械的に結合する工程と、コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールであって、1つまたは複数の第1のデータを使用するよう構成された事象検出モジュールを有する処理モジュールを設ける工程とを含み得る。
さらなる他の実施形態では、調整器ユニットは、(a)(1)ガス注入口、(2)ガス調整器中を流れるガスの量を制御するよう構成されたダイヤフラムチャンバ、(3)ダイヤフラムチャンバと結合された放散バルブおよび(4)放散バルブと結合された放散口を有するガス調整器と、(b)ガス調整器内で2つ以上の音響信号を検出し、2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデータ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサであって、ガス調整器に位置する少なくとも1つの音響センサと、(c)コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールとを含み得る。処理モジュールは、1つまたは複数の第1のデータ信号を使用して、1つまたは複数のガス器具によるガス使用状況を判断するよう構成することができる。
図面を参照すると、図1は、第1の実施形態による、ガス検知デバイス100のブロック図を示す。図2は、第1の実施形態による、ガス検知デバイス100の検知ユニット110の一例を示す。図3は、第1の実施形態による、ガス調整器350と結合されたガス検知デバイス100の検知ユニット110の一例を示す。図4は、第1の実施形態による、ガス調整器350と結合された検知ユニット110の断面図を示す。ガス検知デバイス100は、単なる例示であり、本明細書に提示される実施形態に限定されない。ガス検知デバイス100は、本明細書に具体的に描写も記載もされない多くの異なる実施形態または実施例において使用することができる。
住宅での検知における先行研究は、2つの独立した関心事項のいずれか1つ、すなわち、(1)介助環境(例えば、老人介護のモニタリング)に対する人間のアクティビティを検知すること、または、(2)無駄な消費慣行を縮小するために非常に詳細な生態フィードバックの適用を可能にすることよって動機付けられている。住宅におけるガス使用状況の自動特定は実際に対応する人間のアクティビティを知る上での手掛かりとなる(例えば、コンロの使用は調理中であることを示し、長時間の湯の使用はシャワー中であることを示す)が、大部分のガス使用は、自動機械システム(例えば、家庭の炉および湯沸かし器)に由来し、人間の現行のアクティビティに直接対応するものでも、対応しないものでもあり得る。したがって、ガス検知の主な目的は、第2の関心事項を支援することであり、それは、住宅におけるガス使用状況についての新しいタイプの生態フィードバックを可能にすることである。そのようなフィードバックは、再設計された請求書、家庭用インターネットポータルまたはアンビエントホームディスプレイの形でもたらすことができる。そのようなフィードバックの一要素は、総数ばかりでなくその使用源に至るガス使用状況の項目別の明細でもある検知データを公益事業者および消費者に提供する。この詳細なデータにより、居住者は、住宅においてガスを消費する方法のコストおよび利益について、情報に基づく決定を下すことができるはずである(例えば、衣類洗濯機で湯を使用する場合の湯沸かし器に対する温度設定)。
ガス検知デバイス100は、住宅または他の建造物におけるガス使用状況についての非常に詳細な情報を提供することによって、住宅または他の建造物におけるガス使用状況についての知識の差を解消する際に役立てることができる。ガス検知デバイス100は、ガス事象の音響強度の変化を使用してその使用源(例えば、湯沸かし器、炉または暖炉)に至るガス使用状況を自動的に特定し、ガス流量推定値を提供する低コストの一点検知ソリューションであり得る。住宅内の各ガスデバイスは、起動すると独特のガスの量を引き出し、流量変化率は、器具のタイプに基づき、ある程度は住宅内のその位置(すなわち、ガス器具までのパイプ経路)に基づく。従って、ガス検知デバイス100は、流量および変化率に基づいて、その使用源に至るガス使用状況を自動的に分類することができる。
ガス検知デバイス100はガス事象の音響シグネチャを分析するため、その測定および計算を実行するためにガス自体と直接接触する必要はない。このように直接接触していないことは、使用状況の総計測定値のみを提供し、動作においてガスとのインライン接触を必要とし、通常、専門的な設置も必要とする従来のガス検知手法とは対照的である。
図1および2に示されるように、ガス使用状況を検知するための装置またはガス検知デバイス100は、(a)検知ユニット110と、(b)コンピュータユニット120とを含み得る。検知ユニット110は、(a)音響信号を検出し、音響信号をデータ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサ130と、(b)音響センサ130の出力と結合された少なくとも1つの増幅器131(例えば、演算増幅器またはオペアンプ)と、(c)メモリ119およびアナログデジタル(A/D)変換器115を備えた少なくとも1つのコントローラ118と、(d)電源117と、(e)音響センサ130と電気的に結合され、データ信号をコンピュータユニット120に送信するよう構成された少なくとも1つの送信機116と、(f)センサ装着具とを含み得る。
また、いくつかの例では、ガス検知デバイス100は、歪みが起こる場合に音響センサ130によって検出された音響信号の増幅利得を自動的に低減するための利得コントローラ138を含み得る。また、利得コントローラ138を使用して、増幅器またはA/D変換器の歪みが起こる場合に増幅利得を自動的に低減することもできる。同じまたは異なる例では、A/D変換器115および/もしくはメモリ119をコントローラ118から分離することができ、ならびに/または、増幅器131および/もしくは利得コントローラ138はコントローラ118の一部であり得る。別の実施形態では、これらの要素の1つまたは複数は、単一の集積回路に組み合わされる。さらなる実施形態では、音響センサは、微小電気機械システム(MEMS)技法によって他の要素のいくつかまたはすべてと同じ集積回路上に実装される。
コンピュータユニット120は、(a)トランシーバまたは受信機121と、(b)処理モジュール122と、(c)格納モジュール126とを含み得る。いくつかの例では、処理モジュール122は、(a)特定の器具によるガス使用状況を音響センサ130によって受信された音響信号と関連付けるよう、処理モジュール122を訓練するよう構成された訓練モジュール123と、(b)受信された音響信号を少なくとも1つの特定の器具によるガス使用状況と関連付けるよう構成された事象検出モジュール124と、(c)ユーザと通信するよう構成された通信モジュール125とを含み得る。一例として、処理モジュール122は、1つまたは複数のソフトウェアプログラムであり得る。受信機121は、送信機116からデータ信号を受信するよう構成することができる。
天然ガスインフラストラクチャでは、加圧配管インフラストラクチャを通じて住宅および他の建造物にガスを供給する。高圧の輸送パイプラインは、生産会社のクリーニング工場からガス分配施設までガスを移動させる。調整器および制御バルブは、高圧ガスがパイプラインに沿って移動する際に高圧ガスを制御する。市の圧力調整施設では、ガス調整器は、パイプラインのガス圧を分配圧まで低減する。一定の測定可能なガス圧を提供するため、ガス調整器は、ガスメータに入って住宅内に入る直前にガス圧を制御する。プロパンの事例では、ガスは、現地のタンク内に貯蔵され、プロパンは通常地方のプロパン貯蔵タンクと住宅または建物との間では計量されないため、1つまたは複数の圧力調整器を通じて住宅または建物に入る。
ガス調整器は、安全な圧力レベルを住宅の配管システムに供給するように、米国国家規格(ANSI規格B109.4−1998)によって義務付けられる。これらの政府規制を考慮すると、ガス調整器が住宅および他の建造物の間に一貫して存在する合理的な予測レベルが存在する。
図3および4は、例示的なガス調整器350を示す。図3および4に示されるように、ガス調整器350は、(a)ダイヤフラムチャンバ353と、(b)調整器制御454と、(c)ガス注入口455と、(d)ガス流量バルブ456と、(e)ガス排出口457と、(f)通気口または放散バルブ452と、(g)放散口451とを含み得る。
ダイヤフラムチャンバ353は、ガス流量を制御するバネ仕掛けの事例を含み得る。ダイヤフラムチャンバ353が高いまたは低い圧力変化を検知すれば、ダイヤフラムチャンバ353は、それに応じてガス流量を制限または増加するよう調整する。追加された安全機能として、ガス管が過度に加圧される場合またはガス調整器350が誤動作する場合に害を及ぼさない形でガスを放散するための放散バルブ452が存在する。放散バルブ452は、ダイヤフラムチャンバ353と結合され、放散口451(例えば、外部の鋼管)を通じてガスを放出する。1つまたは複数の器具によってガスが消費されている場合、ガス流量バルブ456においてガスがガス調整器350中を流れる音を聞くことが可能であり、それは、通常、わずかなシューという音のように聞こえる。この音響信号は、ダイヤフラムチャンバ353によって増幅され、ダイヤフラムチャンバ353は、共鳴空洞として機能する。
ガス流量は、放散口451に隣接して配置された音響センサ130を介してガス流量バルブ456を通じて検知することができる。すなわち、検知ユニット110は、ガス調整器350の圧力放散口451と結合するよう構成することができる。あるいは、音響センサ130は、ダイヤフラムチャンバ353または放散口451との機械結合を通じて、ガス調整器350と物理的に直接接触するよう配置することができる。この事例では、音響信号は、ガス調整器350を含む材料中で機械的振動として搬送され、開放空隙中を通過するよりむしろ、音響センサ130によって直接変換される。
音響センサはどちらかといえば間接的なガス流量測定方法のように見える場合があるが、いくつかの理論的基礎がある。第1に、固定チャンバの場合、共鳴周波数も固定され、チャンバのサイズに全面的に従って決定される。この関係は、口笛における共鳴と類似している。すなわち、人が口笛を強く吹く場合でさえ、人は音の強度を変化させるだけであって、音高を変化させることはない。第2に、管中での流量の増加は、管の一方の端部における圧力の増加からのみ生じることができる。管の内部のガス流が層流の場合、管の端部でかけられた圧力との関係は、管中の流量に線形に関連する。その上、流量に比例するこの圧力は、共鳴周波数の振幅として明示され、音響センサ130を介した測定に理想的に適合する。放散口451は、音響信号が周囲外方へ向けて伝播される、ダイヤフラムチャンバ353の唯一の開口部であり、センサ配置に理想的に適合するようにするが、ガス調整器350上またはガス調整器350近くの他の位置へのマイクロホンまたは音響センサ130の代替の配置も検討される。それに加えて、以前に述べたように、空気を通じたまたはガス調整器350を含む材料中の機械的導通を直接通じた音響信号結合も検討される。適正なフィルタ処理および雑音除去技法を用いると、周囲雑音が存在する場合でさえ、この音響信号を隔離および較正して総ガス流量を反映することができる。
図1〜4を参照すると、音響センサ130は、音響信号を受信し、音響信号をデータ信号に変換するよう構成することができる。いくつかの例では、音響センサ130は、全指向性マイクロホンであり得る。他の例では、音響センサ130は、一方向性マイクロホンであり得る。他の例では、音響センサ130は、以下、すなわち、電気マイクロホン、圧電センサ、音響電気変換器、微小電気機械センサまたは超音波マイクロホンの少なくとも1つを含み得る。同じまたは異なる例では、音響センサ130は、100ヘルツ(Hz)〜10キロヘルツ(kHz)の周波数範囲にわたって−44デシベル(dB)の感度を有し得る。いくつかの実施形態では、高ダイナミックレンジのオペアンプを備えた音響センサを使用して、より線形の振幅応答を引き起こすことができる。他の実施形態では、音響センサ130は、ガス調整器350の1つまたは複数のコンポーネントと機械的に結合され、ガス調整器350によって生成された音響信号の固有の直接結合は、ガス調整器350と音響センサまたはマイクロホン130との間に空隙を含む他の実施形態より高い信号対雑音比をもたらす。
それに加えて、さまざまな実施形態では、ガス検知デバイス100は、主要な音響センサの近くではあるが、ガス調整器350の放散口451には隣接しない第2の音響センサ(図3または4では図示せず)も含み得る。この第2の音響センサは、背景雑音を記録することができ、雑音消去に使用することができる。雑音消去は、信号対雑音比を劇的に増加することができ、ガス検知デバイス100は、ガス調整器350からの極めて静かなシューという音を測定することができる。
音響センサ130は、小型のプリント回路基板(PCB)234に取り付けることができる。いくつかの例では、PCB 234は、データ信号を増幅するための増幅器131(図1)を含み得る。増幅器131は、音響センサ130からのデータ信号を増幅し、増幅したデータ信号をコントローラ118(図1)に渡すよう構成することができる。
PCB 234は、センサ装着具132に取り付けられ、センサ装着具132は、ガス調整器350の放散口451の端部または近接部に適合し得る。センサ装着具132は、音響センサ130が固定され、水平であり、放散口451の直下に中心を置くことを保証することができ、風、雨およびほこりから音響センサ130を保護することもできる。図3および4は、ガス調整器350に装着された検知ユニット110を示す。他の例では、他の装着デバイスを使用して、検知ユニット110をガス調整器350と結合することができる。図2〜4に示される例では、電源117(図1)は、ワイヤ233でPCB 234と結合される。さまざまな実施形態では、電源117は、検知ユニット110の残りの部分に給電するための1つまたは複数のバッテリを含み得る。異なる実施形態では、電源117は、1つまたは複数のバッテリを再充電するための太陽電池パネルも含み得る。
いくつかの例では、コントローラ118(図1)は、PCB 234上に装着して、音響センサ130からデータ信号を受信するよう構成することができる。いくつかの例では、コントローラ118は、検知ユニット110を制御し、送信機116(図1)を介してデータ信号をコンピュータユニット120に伝達する前に、データ信号の何らかの処理(例えば、A/D変換器115を使用して、アナログ信号からデジタル信号へデータ信号を変換する)を実行することができる。
図1に戻ると、送信機116は、PCB 234上に装着することができ、増幅器131、音響センサ130および/またはコントローラ118と電気的に結合することができる。いくつかの例では、送信機116は、コンピュータユニット120の受信機121にデータ信号を伝達する。いくつかの例では、送信機116は無線送信機であり得、受信機121は無線受信機であり得る。いくつかの例では、電気信号は、WI−FI(ワイヤレスフィディリティ)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11無線プロトコルまたはBluetooth(登録商標)3.0+HS(高速)無線プロトコルを使用して送信することができる。他の例では、Zigbee(登録商標)(IEEE802.15.4)またはZ−Wave無線プロトコルを使用することができる。他の例では、送信機116は、電気信号を送信することができる。
コンピュータユニット120は、音響センサ130からのデータ信号を使用して、ガス使用状況を判断するよう構成することができる。いくつかの例では、コンピュータユニット120は、住宅または他の建物による総ガス使用状況を判断するよう構成することができる。同じまたは異なる例では、コンピュータユニット120は、住宅または他の建造物内のガス器具の1つまたは複数によるガス使用状況を判断するよう構成される。
本明細書で使用される場合、「コンピュータユニット120」は、単一のコンピュータ、単一のサーバ、または、コンピュータおよび/もしくはサーバのクラスタもしくは集合体を指し得る。いくつかの例では、コンピュータユニット120は、ユーザにローカル接続することができる。他の例では、ユーザまたはガス検知デバイス100は、インターネットまたは他のネットワークを通じてコンピュータユニット120にアクセスすることができる。
いくつかの例では、コンピュータユニット120は、ガス検知デバイス100のユーザの家庭用コンピュータ、または、ガス検知デバイス100が設置されている建造物の所有者が所有するコンピュータであり得る。他の例では、第1のサーバまたはコンピュータ(例えば、家庭用コンピュータ)は、受信機121、格納モジュール126、訓練モジュール123、事象検出モジュール124および通信モジュール125の第1の部分を含み得る。1つまたは複数の第2のサーバ(例えば、ガス検知デバイス100の製造業者によってまたはそれらを代表して所有または動作されるコンピュータまたはサーバ)は、これらのモジュールの重複する可能性がある第2の部分を含み得る。これらの例では、コンピュータユニット120は、第1のコンピュータと1つまたは複数の第2のサーバの組合せを含み得る。いくつかの例では、格納モジュール126は、特定の器具によるガスの使用状況とともに、特定のデータ信号(すなわち、音響信号)間の相関情報を格納することができる。
事象検出モジュール124は、(a)使用されるガスの総量、および、(b)ガスを使用する特定の器具、一度に複数のガス器具が動作している場合は、それぞれの器具によって使用されるガスの量を判断することができる。いくつかの例では、事象検出モジュール124は、3ステップ手法を利用して、音響センサ130からのデータ信号をガス流量推定値に変換し、器具レベルのアクティビティを推測することができる。第1に、事象検出モジュール124は、例えば、フーリエ変換および/または帯域通過フィルタリングを使用して、検知ユニット110からの未処理の音響信号データセットの雑音を一掃することができる。いくつかの例では、この雑音の一掃により、環境雑音に起因する信号を除去することができる。第2に、事象検出モジュール124は、音響強度とガス流量との関係に対する数学モデルを使用して、ガスの使用量を推定する。最終的に、事象検出モジュール124は、ガス流量および変化率を計算することができ、これらを使用してガスを消費する器具を分類することができる。
訓練モジュール123は、特定の音響信号を特定の場所の特定の事象と関連付けるよう構成することができる。例えば、訓練モジュール123は、図14に示される事象がガスコンロの使用であるかを判断するよう構成することができる。
いくつかの例では、訓練モジュール123は、訓練または較正シーケンスを実行して、音響センサ130によって検出された音響信号を特定の場所の特定の事象と関連付けるよう構成することができる。較正シーケンスを実行した後、訓練モジュール123は、事象検出モジュール124に訓練相関データを提供することができ、その結果、事象検出モジュール124は、訓練相関データに基づいて、音響センサ130によって検出された音響信号を特定の場所の特定の動作事象と関連付けることができる。訓練または較正シーケンスは、図7の方法700のアクティビティ735と関連して説明される。
通信モジュール125を使用して、ガス検知デバイス100の1人または複数のユーザへ情報を伝達したり、同ユーザから情報を受信したりすることができる。例えば、ユーザは、通信モジュール125を使用して、訓練または較正シーケンス中に情報を入力することができる。それに加えて、通信モジュール125は、ガス使用事象が発生する際にそれをユーザに通知することができる。いくつかの実施形態では、通信モジュール125は、図20のモニタ2006、キーボード2004および/またはマウス2010を使用することができる。
別の実施形態を参照すると、図5は、第2の実施形態による、例示的なガス調整器ユニット500内の検知ユニット510の実装形態を示す。ガス調整器ユニット500は、単なる例示であり、本明細書に提示される実施形態に限定されない。ガス調整器ユニット500は、本明細書に具体的に描写も記載もされない多くの異なる実施形態または実施例において使用することができる。
図5に示される例では、ガス調整器ユニット500は、(a)ガス調整器550と、(b)検知ユニット510と、(c)コンピュータユニット120(図1)とを含む。この例では、検知ユニット510は、ガス調整器550と統合されるおよび/または永久的に結合される。
検知ユニット510は、図1の検知ユニット110と同様でもよく、(a)ガス調整器550内で音響信号を検出し、音響信号を1つまたは複数の第1のデータ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサ530と、(b)音響センサ530の出力と結合された少なくとも1つの増幅器131(図1)と、(c)少なくとも1つのコントローラ118(図1)と、(d)電源117(図1)と、(e)音響センサ530と電気的に結合された送信機116(図1)と、(f)センサ装着具559とを含み得る。
ガス調整器550は、(a)ダイヤフラムチャンバ353と、(b)調整器制御454と、(c)ガス注入口455と、(d)ガス流量バルブ456と、(e)ガス排出口457と、(f)通気口または放散バルブ452と、(g)放散口551とを含み得る。
この例では、音響センサ530は、放散口551と結合することも、放散口551の内部に位置することもできる。送信機116、電源117および増幅器131は、ガス調整器550と結合されたセンサ装着具559に位置することができる。他の例では、音響センサ530は、ダイヤフラムチャンバ353、ガス排出口457またはガス注入口455の少なくとも1つに位置することができる。
図6は、一実施形態による、ガスセンサを設ける方法600の実施形態のフロー図を示す。方法600は、単なる例示であり、本明細書に提示される実施形態に限定されない。方法600は、本明細書に具体的に描写も記載もされない多くの異なる実施形態または実施例において使用することができる。いくつかの実施形態では、方法600のアクティビティ、手順および/またはプロセスは、提示される順序で実行することができる。他の実施形態では、方法600のアクティビティ、手順および/またはプロセスは、他の任意の適切な順序で実行することができる。さらなる他の実施形態では、方法600のアクティビティ、手順および/またはプロセスの1つまたは複数は、組み合わせることも、省略することもできる。
図6を参照すると、方法600は、少なくとも1つの音響センサを設けるアクティビティ610を含む。いくつかの実施形態では、音響センサは、ガス調整器内で音響信号を検出し、音響信号を1つまたは複数の第1のデータ信号に変換するよう構成することができる。例えば、少なくとも1つの音響センサはそれぞれ、図1および5の音響センサ130または530と同様でも同一でもよい。同じまたは異なる例では、アクティビティ610は、第2の音響センサを設ける工程を含み得る。第2の音響センサは、ガス調整器の外部に位置することができ、第2の音響センサによって検出された音響信号は雑音消去に使用することができる。
図6の方法600は、送信機を設けるアクティビティ615を引き続き実行する。いくつかの実施形態では、送信機は、1つまたは複数の第1のデータ信号を伝達するよう構成することができる。一例として、送信機は、図1の送信機116と同様でも同一でもよい。
その後、図6の方法600は、コントローラを設けるアクティビティ620を含む。一例として、コントローラは、図1のコントローラ118と同様でも同一でもよい。
次に、図6の方法600は、送信機、少なくとも1つの音響センサおよびコントローラを電気的に結合するアクティビティ625を含む。例えば、送信機、少なくとも1つの音響センサおよびコントローラの電気結合は、図1に示される送信機116、音響センサ130およびコントローラ118の電気結合と同様でも同一でもよい。
図6の方法600は、センサ装着具を設けるアクティビティ630を引き続き実行する。いくつかの実施形態では、センサ装着具は、ガス調整器と結合するよう構成することができる。例えば、センサ装着具は、ガス調整器の圧力放散口と結合するよう構成することができる。センサ装着具は、図1のセンサ装着具132および/または図5のセンサ装着具559と同様でも同一でもよい。
その後、図6の方法600は、少なくとも1つの音響センサ、コントローラおよび送信機をセンサ装着具と機械的に結合するアクティビティ635を含む。少なくとも1つの音響センサ、コントローラおよび送信機とセンサ装着具との機械結合は、図2および3に示される音響センサ130、コントローラ118および送信機116とセンサ装着具132との機械結合と同様でも同一でもよい。
次に、図6の方法600は、コンピュータユニットを設けるアクティビティ640を含む。いくつかの実施形態では、コンピューテーションユニットは、1つまたは複数の第1のデータ信号を使用して、1つまたは複数のガス器具によるガス使用状況を判断するよう構成することができる。一例として、コンピューテーションユニットは、図1のコンピュータユニット120と同様でも同一でもよい。
いくつかの例では、アクティビティ640は、(a)2つ以上の第1のデータ信号を使用して1つまたは複数のガス器具によるガス使用状況を判断するよう構成された事象検出モジュールと、(b)送信機から1つまたは複数の第1のデータ信号を受信するよう構成された受信機と、(c)1つまたは複数の第1のデータ信号と1つまたは複数のガス器具によるガス使用状況との関係を判断するよう構成された訓練モジュールと、(c)ユーザと通信するよう構成された通信モジュールとを含むコンピューテーションユニットを設ける工程を含み得る。一例として、事象検出モジュール、受信機、訓練モジュール、通信モジュールはそれぞれ、図1の事象検出モジュール124、受信機121、訓練モジュール123、通信モジュール125と同様でも同一でもよい。
図7は、一実施形態による、建物内の1つまたは複数のガス器具によるガスの使用状況を検出する方法700の実施形態のフロー図を示す。方法700は、単なる例示であり、本明細書に提示される実施形態に限定されない。方法700は、本明細書に具体的に描写も記載もされない多くの異なる実施形態または実施例において使用することができる。いくつかの実施形態では、方法700のアクティビティ、手順および/またはプロセスは、提示される順序で実行することができる。他の実施形態では、方法700のアクティビティ、手順および/またはプロセスは、他の任意の適切な順序で実行することができる。さらなる他の実施形態では、方法700のアクティビティ、手順および/またはプロセスの1つまたは複数は、組み合わせることも、省略することもできる。
図7を参照すると、方法700は、少なくとも1つの音響センサを建物のガス調整器と結合するアクティビティ710を含み得る。建物のガス(天然ガスまたはプロパンに関わらず)の供給源は、建物に入るガスの圧力を調整するためのガス調整器を有し得る。いくつかの例では、少なくとも1つの音響センサは、ガス調整器の圧力放散口と結合することができる。
一例として、少なくとも1つの音響センサはそれぞれ、図1および5の音響センサ130または530と同様でも同一でもよい。ガス調整器および圧力放散口はそれぞれ、図3および4のガス調整器350および圧力放散口451と同様でも同一でもよい。少なくとも1つの音響センサとガス調整器との結合は、図3および4に示される音響センサ130とガス調整器350との結合、または、図5に示される音響センサ530とガス調整器550との結合と同様でも同一でもよい。いくつかの例では、少なくとも1つの音響センサは、センサ装着具(例えば、図1〜4のセンサ装着具132または図5のセンサ装着具559)を使用してガス調整器と結合することができる。
その後、図7の方法700は、少なくとも1つの音響センサを用いて1つまたは複数の第1の音響信号を受信し、1つまたは複数の第1の音響信号を1つまたは複数の第1の電気信号に変換するアクティビティ715を含む。
次に、図7の方法700は、1つまたは複数の第1の電気信号を増幅するアクティビティ720を含む。いくつかの例では、1つまたは複数の第1の電気信号は、オペアンプを使用して増幅することができる。一例として、オペアンプは、図1の増幅器131と同様でも同一でもよい。
それに加えて、いくつかの例では、1つまたは複数の第1の電気信号は、アクティビティ725の前に、A/D変換器(例えば、A/D変換器115)によってアナログからデジタル信号に変換することができる。
図7の方法700は、1つまたは複数の第1の電気信号を送信するアクティビティ725を引き続き実行する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の電気信号は、送信機を使用して送信することができる。一例として、送信機は、図1の送信機116と同様でも同一でもよい。いくつかの例では、送信機は、無線送信機であり得る。
その後、図7の方法700は、1つまたは複数の第1の電気信号を受信するアクティビティ730を含む。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1の電気信号は、受信機を使用して受信することができる。一例として、受信機は、図1の受信機121と同様でも同一でもよい。いくつかの例では、受信機は、無線受信機であり得る。
次に、図7の方法700は、1つまたは複数の第1の電気信号を使用して、もう1つの第1の音響信号を特定のガス器具によるガス使用状況と関連付けるアクティビティ735を含む。いくつかの例では、コンピュータユニット120(図1)の訓練モジュール123(図1)は、ユーザとともに訓練または較正プロセスを実行することができる。
図8は、一実施形態による、1つまたは複数の第1の電気信号を使用して、もう1つの第1の音響信号を1つまたは複数のガス器具の特定の器具によるガス使用状況と関連付けるよう、コンピュータユニットを訓練するアクティビティ735のフロー図を示す。
図8のアクティビティ735の第1の手順は、分析用の1つまたは複数の第1のデータ信号を準備する手順811である。いくつかの例では、事象検出モジュール124は、第1のデータ信号の雑音を一掃することができる。第1のデータ信号は、ガス使用状況についての情報を抽出する前に雑音の一掃が必要な未処理の音響ファイルであり得る。
例えば、第1のデータ信号は、非圧縮WAV(Waveformオーディオファイル形式)記録であり得る。圧力調整器の非圧縮WAV記録は、非重複時間ウィンドウ別に分類することができ、各ウィンドウは1秒間のデータを含む。これらの1秒ウィンドウを使用して、事象検出モジュール124は、音響信号の短時間フーリエ変換(すなわち、スペクトログラム)を演算することができる。図9は、時間と周波数の両方の関数として、結果として得られたスペクトログラム900(デシベル単位)を示す。音響信号961は、スペクトログラムの特定の周波数を主に占めることに留意されたい(図9では、音響信号は7.5kHzで発生する)。共鳴周波数は、調整器ごとに変化し得るが、一般に、共鳴周波数は、5〜9kHzの範囲内にとどまる。
すべての音響センサベースの手法と同様に、音響信号は周囲雑音の影響を受けやすい。図9でラベル付けされた、風、飛行機および自動車の雑音を観察すると、幸い、この雑音(例えば、足音、風、草刈り機)の大部分は低周波数(4kHz未満)雑音である。雑音が5〜9kHzの範囲に侵入すると、この雑音は、広帯域周波数シグネチャを有する場合が多く、容易に特定することができるようになる。特に、5〜9kHzの範囲外の平均エネルギーが共鳴周波数でのエネルギーの1/10を超えれば、事象検出モジュール124は、この時間帯のデータを廃棄し、それを雑音事象の2秒前と2秒後の値の中央値と置き換えることができる(図10を参照)。
スペクトログラムから環境雑音を除去した後、事象検出モジュール124は、5〜9kHzの範囲内の最大共鳴を得ることによって共鳴周波数を見出すことができる。事象検出モジュール124は、流量と直接関連付けられる値の時系列ベクトル(時間、共鳴周波数の強度)を形成する時間を通じて、共鳴周波数の振幅を抽出することができる(図10および11を参照)。次いで、このベクトルは、5秒長の移動平均フィルタを使用して平滑化される。
その後、図8のアクティビティ735は、ガスの流量を判断する手順812を含む。いくつかの例では、音響強度とガス流量との線形関係を使用して、使用されたガスの量を推定することができる。他の例では、非線形の数学モデルを使用して、使用されたガスの量を推定する。
上記で説明されるように、いくつかの例では、圧力調整器バルブ上を通過するガスの音響強度は流量に線形に関連する。図12は、一実施形態による、例示的な建造物での例示的なガス検知デバイスの例示的な較正手順からのデータの流量対音響信号強度のグラフ1200を示す。グランドトゥルースデータ収集に対する課題のため、このグラフは、特に低流量値において、完全に線形ではないことに留意されたい。この理由のため、非線形の数学モデルは、使用されたガスの量の推定に適用することができる。
その上、音響信号強度とガス流量との間には線形関係がある場合が多いため、複事象の全体的な音響信号強度は、その個別に収集された音響信号強度部分の合計と想定することができる。この関係は、全体的なガス流量が各器具からの個別の流量の合計であるべきことと同じである。この関係をテストするため、個別に収集された(単一の事象)データセットを複事象データセットと比較することができる。図13は、一実施形態による、例示的な建造物での例示的なガス検知デバイスの例示的な較正手順からのデータの音響信号強度の線形性を示すグラフ1300を示す。すなわち、図13は、テストデータセット内の個別の事象と複事象の両方に対する、個別の器具の強度の合計に基づく予測値と測定された音響信号強度との関係をグラフに描いている。ポイントは単一勾配上に位置し、音波強度とガス流量との関係が線形であることを示すことに留意されたい。ガスの高流量におけるわずかな非線形性は、非常に高い振幅の信号に歪みを引き起こすオペアンプに起因し得、これは、事象検出モジュール124(図1)を使用することによって補うことができる。
強度と流量との関係が線形であるため、事象検出モジュール124は、簡単な線形回帰を使用して、ガスの相対流量(すなわち、強度)を、Centum Cubic Feet(CCFもしくは100立方フィート)またはTherms(サーム)単位で測定される絶対ガス流量にマッピングすることができる。回帰には、ガス検知デバイス100が流量対強度のグラフ上に2つのポイントまたは1つのポイントのみのいずれかを有することが必要とされ、原点(背景雑音レベル)はデータセットの一部であると想定する。したがって、ガス検知デバイス100は、異なる流量を有する2つの器具からまたは可変流量を有する単一の器具から較正することができる。当然ながら、追加の器具から追加のデータポイント提供することにより、回帰を向上させることができ、その結果、ガス流量推定値を改善することができる。3つの較正方法を使用して、ガス検知デバイス100によって推測された相対流量を絶対消費量(CCFまたはサーム単位など)と関連付けるために必要なデータを提供することができる。
第1の方法は、建造物のガスメータからガス使用状況を読み取り、通信モジュール125(図1)を使用してこのデータを入力する工程を伴う。第2の方法は、湯沸かし器または炉などのある特定の器具上の流量を読み取り、通信モジュール125(図1)を使用してこのデータを入力する工程を伴う。大型の器具は、通常、国家規格によってそれらのガス消費量を示すことが要求される。この方法は、特に、プロパンを使用する住宅において有用であるが、その理由は、それらの住宅は通常ガスメータを有していないためである。
第3のそれほど集約的ではない方法は、ガス料金請求書上で報告される測定値を使用することである。ガス検知デバイス100はガス使用期間およびその相対流量を記録することができるため、訓練モジュール123および/または事象検出モジュール124は、この期間にわたって消費された総ガス量を計算することができる。このように、最初のガス料金請求書(または、ガスメータからの一連の少量測定さえも)を使用して、流量の絶対単位にガス検知デバイス100を較正することができる。住宅所有者は、使用日および総ガス使用量のみを入力する必要があろう。米国の多くのガス公益事業者はエネルギー単位(通常サーム単位)でガス消費量を請求するが、多くのガス料金請求書は、メータによって測定されたガスの総量(通常CCF単位)も報告し、このタイプの較正方法の使用を可能にする。
その後、図8のアクティビティ735は、特定のガス器具を特定のガス使用事象と関連付ける手順813を含む。いくつかの例では、訓練モジュール123(図1)は、ユーザとともに訓練または較正プロセスを実行してこの関連性を生み出すことができる。
図1に戻って参照すると、さまざまな実施形態では、較正プロセスは、ラベル付けプロセスを伴う場合があり、このプロセスでは、検知デバイス100のユーザは、音響信号を特定のガス事象に関連付ける際に支援する。いくつかの実施形態では、訓練シーケンスは、訓練モジュール123が動作して、ガス調整器内で音響信号を記録している間に、ガス検知デバイス100のユーザが住宅または建物内のガス器具のそれぞれをオンにしたりオフにしたりする工程を伴う。
ガス使用事象を特定するため、訓練モジュール123(または、事象検出モジュール124)は、スライディングウィンドウステップ検出器を適用することができ、この検出器は、共鳴周波数強度の大きさの変化を絶え間なく探索する(例えば、図11または14を参照)。訓練モジュール123(または、事象検出モジュール124)は、平滑化された共鳴周波数ベクトルを入力として使用することができる。ステップ検出器は、学習されたまたは既定の閾値を超える変化率での信号の単調増加または減少に遭遇する際に、トリガする。
いくつかの例では、学習された閾値は、任意の大数に設定し、小さなステップで減少させる。各ステップに対し、訓練モジュール123(または、事象検出モジュール124)は、絶縁した状態で発生する事象の無作為のサブセットを分割することができる。適正な事象数が計算されれば、閾値は容認される。そうでなければ、閾値を減少させ、プロセスを繰り返す。例えば、サブセットが4つの事象を含む場合、分割された4つのステップ増加と4つのステップ減少が存在するはずである。訓練モジュール123(または、事象検出モジュール124)は、このパターンが見られるまで検出閾値を単調減少することができる。このように、学習された閾値は、最小限の管理で設定される。
それぞれのガス器具の電源を入れ直した後、ユーザは、通信モジュール125を使用して、訓練モジュール123によって検出された各ガス事象をラベル付けすることができる。例えば、ユーザが、(1)ガス暖炉をオン・オフにする場合、および、(2)コンロ上の4つのバーナーのそれぞれをオンにしたりオフにしたりする場合、ガス検知デバイス100によって検出された最初の2つのガス事象は、ガス暖炉をオン・オフにしたとしてラベル付けすることができ、次の8つのガス事象は、ガスコンロ上の4つのバーナーのそれぞれをオンにしたりオフにしたりしたとしてラベル付けすることができる。同様に、ユーザは、住宅または建物内のすべてのガス器具のガスの入・切を繰り返し、同様のラベル付け手順を実行することができる。
他の例では、通信モジュール125は、特定のガス事象が発生した際にユーザがタイムスタンプでマーク付けできる、携帯用電気デバイス(例えば、California、CupertinoのApple Computers,Inc.によるiPhone(登録商標)デバイス)上で実行することができる部分を含み得る。これらの例では、ユーザは、通信モジュール125の一部を実行している電気デバイスを持ち運ぶ間、住宅または建物内のすべてのガス器具のガスの入・切を繰り返すことができる。ユーザは、通信モジュール125を使用して、ガス事象が発生する際にマーク付けすることができる。例えば、訓練モジュール123が動作して、ガス事象を記録している間に、ユーザは、ガスプールヒータをオンにして、電気デバイスにガス事象の説明および事象が発生した時間を記録させる、携帯用電気デバイス上のボタンを押すことができる。
訓練モジュール123は、携帯用電気デバイスによって記録されたデータと音響センサ130によって記録された音響信号とを関連付けることができる。いくつかの例では、携帯用電気デバイスは、速やかに(例えば、リアルタイムで)コンピュータユニット120にデータを中継することができ、他の例では、訓練プロセスが完了してから(例えば、バッチモードで)コンピュータユニット120にデータを伝達することができる。
さらなる例では、ユーザは、住宅または建物内のすべてのガス器具のガスの入・切を繰り返すことができ、訓練モジュール123は、格納モジュール126に格納されたガス器具の音響シグネチャにアクセスし、ガス事象を特定のガス器具の音響シグネチャと自動的に関連付けることができる。さまざまな実施形態では、ユーザは、建物内のガス器具についての情報(例えば、製造業者、モジュール番号および/またはシリアル番号)を入力して、訓練モジュール123がガス事象を住宅内の器具の音響シグネチャと関連付ける際に役立てることができる。すなわち、訓練モジュール123は、音響センサ130によって検出された音響信号を、建物内のガス器具の格納された音響シグネチャと比較して、ガス事象を特定のガス器具と関連付けることができる。いくつかの例では、ガス器具の音響シグネチャは、第三者(例えば、ガス検知デバイス100の製造業者)が提供することができる。
コンピュータユニット120は、関連付けまたは較正プロセスの結果を格納モジュール126に格納することができる。後にこの情報を使用して、1つまたは複数の音響信号を特定のガス器具によるガス使用状況と関連付けることができる。特定のガス器具と特定のガス使用事象との関連付けを完了すると、図8のアクティビティ735が完了する。
図7を再度参照すると、方法700は、少なくとも1つの音響センサを用いて1つまたは複数の第2の音響信号を受信し、1つまたは複数の第2の音響信号を1つまたは複数の第2の電気信号に変換するアクティビティ740を引き続き実行する。アクティビティ740は、アクティビティ715と同様でも同一でもよい。
その後、図7の方法700は、1つまたは複数の第2の電気信号を増幅するアクティビティ745を含む。アクティビティ745は、アクティビティ720と同様でも同一でもよい。
次に、図7の方法700は、1つまたは複数の第2の電気信号を送信するアクティビティ750を含む。アクティビティ750は、アクティビティ725と同様でも同一でもよい。
図7の方法700は、1つまたは複数の第2の電気信号を受信するアクティビティ755を引き続き実行する。アクティビティ755は、アクティビティ730と同様でも同一でもよい。
その後、図7の方法700は、1つまたは複数の第2の音響信号を少なくとも1つの特定の器具によるガスの使用状況に関連付けるアクティビティ760を含む。いくつかの例では、アクティビティ760は、第2のガス流量を少なくとも1つの特定の器具によるガスの使用状況と関連付けると見なすことができる。
ガス使用事象を特定するため、事象検出モジュール124(図1)は、スライディングウィンドウステップ検出器を適用することができ、この検出器は、音響センサ130(図1)からの音響信号の共鳴周波数強度の大きさの変化を絶え間なく探索する。事象検出モジュール124(図1)は、平滑化された共鳴周波数ベクトルを器具識別アルゴリズムへの入力として使用する。事象検出モジュール124(図1)は、学習された閾値を超える変化率での信号の単調増加または減少に遭遇する際に、ステップが生じたものとしてトリガする。ステップに対する閾値は、較正プロセス中に(すなわち、図8の手順813において)各建造物に対して決定される。例えば、図10および11は、ステップとして特定されたいくつかのハイライトされた領域を含む。
事象検出モジュール124が音響センサ130(図1)からの音響信号のステップ変化を位置付けた後、事象検出モジュール124は、信号から3つの特徴(1)ステップ変化の相対振幅、(2)流量変化の勾配および(3)未知の事象の立ち上がりまたは立ち下がり時間を抽出することができる。第1の特徴(ステップサイズ)は、器具が消費するガスの量の推定値を提供する。この特徴は、固定流量を有する器具の曖昧さを除く際に有用である(例えば、湯沸かし器は、通常、炉より少ないガスを使用する)。また、ステップサイズは、可変流量を有する器具(例えば、コンロまたは暖炉)の曖昧さを除く際にも有用であるが、その理由は、これらのシステムは、起動中は最大流量でオンにするよう設計され、信頼できるステップ増加を実現するためである。第2および第3の特徴(ステップ勾配および立ち上がり時間)は、手動または人間によって制御される器具と比較すると、電気機械的に切り替えられる器具は急傾斜の動作勾配を有するため、有用である。
特徴ベクトルは、それぞれの分割された事象に対して生成し、次いで、k近傍法(KNN)モデルの構築に使用することができる。KNNモデルを使用して、ガス事象の発生源を自動的に特定することができる。事象検出モジュール124は、ユークリッド距離メトリックおよび逆重み付けを用いてKNN(k=3)を適用することができ、これは、N次元空間における短い距離は同様の流量および勾配を有するガス事象に対応しているため、この種の特徴ベクトルによく適している。
図14および15は、一実施形態による、例示的なガス検知デバイスの例示的な配備の間の流量対時間のグラフを示す。例えば、図14は、例示的なガスコンロの使用中の流量対時間のグラフ1400を示す。図15は、例示的な複事象間の流量対時間のグラフ1500を示す。すなわち、図15は、ガス暖炉をオンにする際に、ガスコンロをオンにし、ガス炉をオンにし、ガス湯沸かし器をオンにし、次いで、これらの器具のそれぞれを順番にオフにする一例を示す。
いくつかの例では、事象検出モジュール124は、音響信号の追加の特徴を使用して、例えば、炉および湯沸かし器を特定することができる。炉および湯沸かし器は、バルブが開閉するとそれらの点火モジュールから低周波数信号または「サンプ音」を生成する(図16を参照)。これらの器具は、ガスの流量を機械的に制御するために2状態ソレノイドバルブを有し得、ソレノイドがバルブをその位置に衝突させると、特有のサンプ音を生成する。このサンプ音は、音響センサ130(図1)を使用して容易に検知され、器具間でかなり異なり、これを使用して同様のガス事象を区別する際に役立てることができる。
残念ながら、音響センサ130は、住宅の外を歩く人々、通行する自動車または周囲環境からの他の発生源からの低周波数雑音もかなり捕える。これにより、これらの周波数レベルでの特徴抽出は潜在的に信頼できないものになる。雑音消去ハードウェアおよび手順は、この問題を軽減する際に役立てることができる。しかし、特徴に対する低周波数を絶え間なく調査する代わりに、事象検出モジュール124は、低周波数分析を使用して、流量のみに基づいて確実に区別することができない器具の曖昧さを除くことができる。例えば、低周波数のサンプ音の特徴は、ガス検知デバイス100のいくつかのテストにおいて時折互いに混同された、ガス暖炉から炉の曖昧さを除く際に役立つであろう。
最終的に、図7の方法700は、ユーザにガス使用状況を表示するアクティビティ765を含む。いくつかの例では、通信モジュール125は、ユーザにガス使用状況データを表示することができる。データは、さまざまな形式で表示することができる。いくつかの実施形態では、特定の期間における建造物内のそれぞれのガス器具のガス使用状況は、図表またはグラフ形式でユーザに提示することができる。例えば、図14または15に類似して示され得るグラフをユーザに提供して、1つまたは複数のガス器具のガス使用状況対時間を示すことができる。いくつかの実施形態では、ガス使用状況は、リアルタイムで表示することができる。
ガス検知デバイス100をテストした結果を本明細書に提示する。ガス検知デバイス100の精度を評価するため、496個のガス事象を有する総データセットが9つの住宅および5つの別々の器具タイプ(炉、湯沸かし器、コンロ、暖炉およびプールヒータ)にわたって収集された。496個のガス事象のうち、175個の事象は絶縁した状態で記録され、321個の事象は複合した状態で記録された。これらのテストの結果は、ガス検知デバイス100が95.1%の全体の平均精度で個別の器具を確実に検出して分類することができることを示す。
データは、4つの都市に位置するさまざまな規模および建造年の9つの異なる住宅で収集されてラベル付けされた(図17の表1を参照)。各住宅には、その所在地(高速道路付近、歩道通行など)に応じたさまざまなレベルの背景雑音が含まれていた。各住宅では、炉、湯沸かし器、コンロ、暖炉(手動および電動スタータの両方)およびプールヒータを含む利用可能なすべてのガス器具のテストが行われた。天然ガス器具に焦点が置かれたが、プロパンを使用する一住宅(すなわち、図17の表1のH5)でもガス検知デバイス100のテストが行われた。各データセットに対し、器具をオン・オフにするタイムスタンプが示された場合には訓練手順が実行された。このデータは、この手法を評価するためのグランドトゥルースラベルとして機能した。
すべてのデータが収集され、最初に配備ラップトップからのサウンドカードを使用して処理された。音響信号は、毎秒22,050個のサンプルでサンプリングされ、それにより、音響センサの周波数範囲全体に対する周波数分析が可能になった。未処理のデータは、各サンプルを表すよう、16ビットの整数を使用して非圧縮WAVファイルに記録された。
事前に定義された実験手順に従って、配備場所にわたるデータの一貫性が確保された。各住宅では、センサは、図3および4に示されるように、ガス調整器上の放散口に取り付けられた。各ガス器具は、個別に最低15秒間オンにし、次いで、オフにした。このプロセスは、各器具に対して少なくとも3回繰り返された。この手順により、住宅全体において各器具が唯一のガスデバイスとなる雑音のないデータセットの取得が可能になった。
多くのガスデバイスは、ガス流量を制御するメカニズムを設けておらず、デバイスは単にオン・オフにできるだけである(炉、湯沸かし器、乾燥機および一部の暖炉)。流量を制御できるすべてのデバイスの場合、デバイスは、各流量レベルを通じて徐々に調整され、可変流量デバイスの効果が捕捉された。例えば、ガスコンロでは、単一のバーナーに最大流量から最小流量まで傾斜を持たせ、そして元に戻した(図14)。
個別に各器具をテストすることに加えて、データは、複数のガス器具を同時に使用しているというより現実的なシナリオを含めて収集された(例えば、炉、湯沸かし器およびコンロを起動した)。これらの複事象は、任意の住宅において恐らくよくあることであり、したがって、特別な注意が必要である。複事象をシミュレートするため、複数のガス器具は、15秒間隔で一度に最大4つの器具までオンにした。図15は、複事象テストから収集されたデータを示す。
また、自動制御されたガス器具(炉および湯沸かし器)と手動制御されたガス器具(コンロおよび暖炉)の両方に対する流量情報も収集された。グランドトゥルースガス流量の収集に対して2つの方法、すなわち、天然ガスメータおよびガス器具ラベル/マニュアルが使用されたが、残念ながら、そのいずれも、完全に正確なグランドトゥルースを提供することはなかった。天然ガスメータは実際にガス流量の測定値を提供するが、それらは、瞬間流量についての正確なデータを視覚化するよう設計されたものではない。一定量のガスが流れる場合でも、ガスメータダイヤルは、一般に断続的なものであり、後に、一回転した場合とほぼ同程度急増することになる。これらの影響を緩和するため、流量測定データを長時間にわたって収集し(通常4分以上、これは少なくとも2立方フィートのガスに相当する)、結果を平均して流量を得た。この方法は、メータなしのプロパンを使用するH5以外のすべての住宅に使用された。
ガスメータの代わりに、ガス器具(またはそのマニュアル)上に記載される消費量情報がグランドトゥルースに対して使用された。最も大型の器具には、それらの電力消費量(通常、BTU毎時単位)が直接ラベル付けされた。この方法を使用することにより、個別の器具に対するガス消費量の推定値を提供する。しかし、器具に関する文書から得られた電力消費量は単純にガス流量に変換することはできない。その理由は、この変換は温度、圧力および湿度により異なるためである。したがって、この較正方法は、使用状況の概算を提供することのみ可能である。メータのない住宅(例えば、プロパンガスの住宅)の場合、この方法は、流量を推定する唯一の方法であり得る。この分析において、この方法は、メータなしのプロパンを使用する唯一の住居であるH5に使用された。
事象検出アルゴリズムの精度を評価するため(すなわち、図7のアクティビティ760)、データセット(単一事象と複事象の両方を含む)内のそれぞれのガス器具事象が反復された。事象検出アルゴリズムの出力は、各事象に対して人間が作成したラベルと比較された。ガス検知デバイス100は、かなりの周囲雑音が存在する場合でさえ、すべてのガス事象の98.22%(図18の表2の2列目)を適正に検出することができた。例えば、多くのデータセットにはリーフブロワー、自動車の通行、音声が存在していたが、いかなる障害も引き起こすことはなかった。それどころか、H5以外のすべての住宅は、100%の精度を有していた。しかし、H5は特別な事例であり、公益事業者が供給する天然ガスよりもむしろプロパンを使用する、データセット内の唯一の住宅である。単一の圧力調整器に依存して受入ガスを安定させる天然ガスメータとは異なり、プロパンの住宅は、2つの調整器(安全性および効率性のため)を使用する。これらの2つの調整器は比例的に圧力を調整しないため、たった1つの調整器のモニタリングではガスの流量を正確に判断することはできない。例えば、ガスコンロ事象は、4つの別々のトライアルで完全に擦れ違っていた。
一旦ガス事象が検出され、絶縁されると、事象検出モジュール124(図1)は事象の発生源を特定する。器具分類アルゴリズムの精度をテストするため、あらゆる住宅に対して検出されたガス事象のそれぞれにわたって10分割交差検定実験が実行された。図18の表2の3列目はこの実験の結果を示す。すべての住宅にわたる総精度は95.1%であり、最も性能の悪い住宅H5でさえ85%を上回る精度であった。この場合もやはり、H5における問題は、2つのプロパンガス調整器の1つのみをモニタする際の音響信号の強度にあった。
さらなる解析の際には、湯沸かし器は、75%の割合で炉として誤って分類されることが観測された。以前に論じられるように、炉と湯沸かし器事象との区別およびこれらの2つの器具の分類の精度の向上に使用できる特有の低周波数信号または「サンプ音」が存在する。
データは、器具タイプではなく、個別の器具に応じてラベル付けされたことに留意されたい。これにより、ガス検知デバイス100が、同じタイプではあるが住宅内の異なる場所に位置する器具を自動的に区別できるかどうかについて調査が可能になった。例えば、H2データセットは、2つの異なる暖炉を含み、100%の精度でそのように適正に分類された。
10分割交差検定は、特定のKNNベースの分類器がその使用源の器具に至るガス事象を適正に分類する点において良い性能を示したことを示す。しかし、実際の現実世界の配備シナリオでは、訓練データは恐らくより小さくなるであろう。すなわち、住宅所有者は、恐らく、各器具の使用のほんの一例を提供することは厭わないであろう。この種のシナリオをテストするため、各器具に対し1つまたは2つの個別のガス事象が訓練用に使用され、データセットの残りはテストデータとして使用された。これらの結果を、図18の表2の右端の列および図19の表3の最後の2列に提示する。
このテストにおけるH9の低検知精度は、検知信号の非線形性の導入が原因であり、それは、H8とH9の両方に影響を与えた。データセットの誘起された非線形性により、収集されたすべてのデータを効果的に表す較正サブセットを見出すことが不可能となった。その結果、複事象の間のステップ増加は、訓練されたステップ増加を代表するものではなかった。分析の完了後、これはオペアンプの低ダイナミックレンジに起因することが見出された。
また、より多くのガス器具を同時に起動する(すなわち、全体的に高流量)と、雑音もまた増幅されることが分かり、それが複事象(特にわずかな負荷)における一部の誤った分類の原因である。最小限の訓練セットの結果とは異なり、H9は、公差検定において良い性能を示す。この性能は、はるかに多くの量の訓練データによって説明することができる。公差検定は、全例の90%を訓練用に無作為に選択し、残りは各分割でのテスト用に選択する。この公差検定は、非線形例からも学習する分類器をもたらし、よりロバストなモデルをもたらす。
図20は、コンピュータユニット120(図1)の少なくとも一部の実施形態の実施に適切なコンピュータ2000を示す。コンピュータ2000は、1つまたは複数の回路基板(図示せず)を含むシャーシ2002と、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ2012と、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)および/またはデジタルビデオディスク(DVD)ドライブ2016と、ハードドライブ2014とを含む。シャーシ2002の内部の回路基板に含まれる要素の代表的なブロック図を図21に示す。図21の中央演算処理装置(CPU)2110は、図21のシステムバス2114と結合される。さまざまな実施形態では、CPU 1710のアーキテクチャは、ARM(高度なRISC(低減された命令セット)コンピューティングマシン)、MIPS(パイプラインステージがインターロックされないマイクロプロセッサ)、RS/6000ファミリ、Motorolaの68000ファミリまたはIntelのx86ファミリを含む、市販用に分配されたさまざまなアーキテクチャファミリのいずれかに対応し得る。
また、システムバス2114は、読み取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むメモリ2108とも結合される。メモリ2108またはROMの不揮発性部分は、システムリセット後にコンピュータ2000(図20)を機能状態にまで復元するのに適したブートコードシーケンスで符号化することができる。それに加えて、メモリ2108は、基本入出力システム(BIOS)などのマイクロコードを含み得る。いくつかの例では、メモリ2108は、格納モジュール126(図1)を含み得る。いくつかの例では、格納モジュール126(図1)は、メモリ2108、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ2012、ハードドライブ2014、および/または、CD−ROMもしくはDVDドライブ2016を含み得る。
図21の描写された実施形態では、さまざまなI/Oデバイス、例えば、ディスクコントローラ2104、グラフィックスアダプタ2124、ビデオコントローラ2102、キーボードアダプタ2126、マウスアダプタ2106、ネットワークアダプタ2120、および、他のI/Oデバイス2122をシステムバス2114と結合することができる。キーボードアダプタ2126およびマウスアダプタ2106はそれぞれ、コンピュータ2000(図20)のキーボード2004(図20および21)およびマウス2010(図20および21)と結合される。図21では、グラフィックスアダプタ2124およびビデオコントローラ2102は異なるユニットとして示されているが、他の実施形態では、ビデオコントローラ2102はグラフィックスアダプタ2124と統合することができ、逆もまた同様である。ビデオコントローラ2102は、モニタ2006(図20および21)をリフレッシュして、コンピュータ2000(図20)のスクリーン2008(図20)上にイメージを表示するのに適している。ディスクコントローラ2104は、ハードドライブ2014(図20および21)、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ2012(図20および21)およびCD−ROMもしくはDVDドライブ2016(図20および21)を制御することができる。他の実施形態では、異なるユニットを使用して、これらのデバイスのそれぞれを別々に制御することができる。
コンピュータ2000(図20)の他の多くのコンポーネントは示されてはいないが、そのようなコンポーネントおよびそれらの相互接続は当業者に周知である。従って、コンピュータ2000の構築および構成ならびにシャーシ2002(図20)内部の回路基板に関するさらなる詳細については、本明細書で論じる必要はない。
図20のコンピュータ2000が作動している場合、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ2012内のフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMおよび/もしくはDVDドライブ2016内のCD−ROMもしくはDVD、ハードドライブ2014、または、メモリ2108(図21)に格納されたプログラム命令は、CPU2110(図21)によって実行される。これらのデバイスに格納されたプログラム命令の一部は、図1〜5および7〜18と関連して以前に説明されるように、方法700(図7)を行うのに適している場合がある。
本発明は、特定の実施形態を参照して説明されてきたが、当業者であれば、本発明の精神または範囲から逸脱することなくさまざまな変更を行うことができることが理解されよう。従って、本発明の実施形態の開示は、本発明の範囲を例示することを意図し、限定することを意図しない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲で必要とされる範囲にのみ限定されるものとすることを意図する。例えば、図6のアクティビティ610,615,620,625,630,635,640、図7のアクティビティ710,715,720,725,730,735,740,745,750,755,760,765、および、手順811〜813は、多くの異なるアクティビティ、手順からなり、多くの異なる順序で多くの異なるモジュールによって実行できること、図1のいかなる要素も変更できること、ならびに、これらの実施形態の前述の議論は必ずしもすべての可能な実施形態の完全な説明を表すわけではないことが当業者には容易に明らかであろう。
特定の請求項において請求されるすべての要素が、その特定の請求項において請求される実施形態に不可欠なものである。結果的に、1つまたは複数の請求される要素の交換は、修理ではなく、再構築に相当する。それに加えて、利益、他の利点および問題の解決法については、特定の実施形態に対して説明してきた。しかし、利益、利点、問題の解決法、および、任意の利益、利点もしくは解決法を生じさせ得るまたはより顕著なものにし得る1つまたは複数のいかなる要素も、請求項の任意のまたはすべての重要な、必要なまたは必須の特徴または要素として解釈すべきではない。
その上、本明細書で開示される実施形態および限定事項は、それらの実施形態および/または限定事項が、(1)請求項内で明示的に請求されていない場合、ならびに、(2)均等論の下で請求項内の明確な要素および/もしくは限定事項と均等であるまたは潜在的に均等である場合、奉仕の原則の下で公に捧げられるものではない。

Claims (15)

  1. 2つ以上のガス器具のガス使用状況を検出するよう構成された装置において、前記装置は、
    コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールと、
    ガス調整器と結合するよう構成された検知ユニットであって、
    前記ガス調整器によって生成された2つ以上の音響信号を検出し、前記2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサ、および、
    前記少なくとも1つの音響センサと電気的に結合され、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号を前記コンピュータユニットに送信するよう構成された送信機を備えた検知ユニット、
    からなる検知ユニットと、を備え、
    前記処理モジュールは、少なくともk近傍法のマシン学習モデルを前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に適用して、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号の共鳴周波数強度の大きさの変化における少なくとも一部に基づき、前記ガス調整器に結合された前記複数のガス器具の各々による個別の前記ガス使用状況を判断する、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記処理モジュールは、前記ガス調整器によって生成された前記2つ以上の音響データ信号を分解することにより、ガスコンロ、湯沸かし器またはガス炉の少なくとも1つによる各々の前記ガス使用状況を判断するよう構成され、
    前記2つ以上のガス器具は、前記ガスコンロ、前記湯沸かし器および前記ガス炉を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記処理モジュールは、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号からの周囲雑音に起因するデータ信号を除去するようさらに構成されることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
  4. 前記処理モジュールは、フーリエ変換または帯域通過フィルタの少なくとも1つを前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に適用するようさらに構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つの音響センサは、全指向性マイクロホンを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の装置。
  6. 前記処理モジュールは、
    訓練モジュールと、
    事象検出モジュールと
    を備え、
    前記訓練モジュールは、第1のガス事象を前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号の少なくとも第1のものと関連付け、第2のガス事象を前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号の少なくとも第2のものと関連付けるよう構成され、
    前記事象検出モジュールは、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号を使用して、前記ガス使用状況の原因である1つまたは複数の第1のガス器具を特定するよう構成され、
    前記2つ以上のガス器具は、前記1つまたは複数の第1のガス器具を含む、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の装置。
  7. 前記ガス調整器は、圧力放散口を備え、
    前記少なくとも1つの音響センサは、前記ガス調整器の前記圧力放散口の前記2つ以上の音響信号を検出するよう構成され、
    前記検知ユニットは、前記ガス調整器の前記圧力放散口と結合する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つの音響センサは、前記ガス調整器の筺体と機械的に結合されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つの音響センサは、以下、すなわち、電気マイクロホン、圧電センサ、音響電気変換器、微小電気機械センサまたは超音波マイクロホンの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の装置。
  10. 建物内のガスの使用状況を検出する方法において、前記建物は、圧力放散口を備えたガス調整器を有し、
    少なくとも1つの音響センサを使用して、前記ガス調整器の前記圧力放散口から1つまたは複数の第1の音響信号を受信する工程と、
    前記ガス調整器の前記圧力放散口からの前記1つまたは複数の第1の音響信号を1つまたは複数の第1のデジタル音響信号に変換する工程と、
    前記ガス調整器に結合された、動作している全てのガス器具によって使用されるガスの総量を前記1つまたは複数の第1のデジタル音響信号に基づいて判断する工程と、
    少なくともk近傍法のマシン学習モデルを使用して、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号の共鳴周波数強度の大きさの変化における少なくとも一部に基づき、第1のガス器具によって使用されるガスの第1の量を判断する工程と、
    を含み、
    前記動作しているガス器具は、前記第1のガス器具を含む、
    ことを特徴とする方法。
  11. 前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号を無線で送信する工程、および
    前記動作しているガス器具によって使用されるガスの総量を判断する前に、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号を無線で受信する工程、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの音響センサを使用して1つまたは複数の第2の音響信号を受信する工程と、
    前記1つまたは複数の第2の音響信号を1つまたは複数の第2の電気信号に変換する工程と、
    前記1つまたは複数の第2の電気信号を使用して、前記1つまたは複数の第2の音響信号を前記動作しているガス器具の第2のガス器具による前記ガスの使用状況と関連付ける工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10および11のいずれか一項記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの音響センサを前記ガス調整器の前記圧力放散口と結合する工程をさらに含むことを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項記載の方法。
  14. ガス検知デバイスを設ける方法において、
    ガス調整器内で生成された2つ以上の音響信号を検出し、前記2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサを設ける工程と、
    前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号を送信するよう構成された送信機を設ける工程と、
    前記送信機を前記少なくとも1つの音響センサと電気的に結合する工程と、
    前記ガス調整器と機械的に結合するよう構成されたセンサ装着具を設ける工程と、
    前記少なくとも1つの音響センサおよび前記送信機を前記センサ装着具と機械的に結合する工程と、
    コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールであって、少なくともk近傍法のマシン学習モデルを前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に適用して、前記ガス調整器に結合された1つまたは複数のガス器具による全てのガス使用状況を判断し、かつ前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号の共鳴周波数強度の大きさの変化における少なくとも一部に基づき、前記1つまたは複数のガス器具の各々による個別のガス使用状況を判断するよう構成された事象検出モジュールを備える、処理モジュールを設ける工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  15. ガス注入口、
    前記ガス調整器中を流れるガスの量を制御するよう構成されたダイヤフラムチャンバ、
    前記ダイヤフラムチャンバと結合された放散バルブ、および、
    前記放散バルブと結合された放散口、
    を備えるガス調整器と、
    前記ガス調整器で生成された2つ以上の音響信号を検出し、前記2つ以上の音響信号を1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に変換するよう構成された少なくとも1つの音響センサであって、前記ガス調整器に位置する、少なくとも1つの音響センサと、
    コンピュータユニット上で実行するよう構成された処理モジュールであって、少なくともk近傍法のマシン学習モデルを前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号に適用して、前記1つまたは複数の第1のデジタル音響データ信号の共鳴周波数強度の大きさの変化における少なくとも一部に基づき、前記ガス調整器に結合された2つ以上のガス器具の各々による個別のガス使用状況を判断するよう構成された、処理モジュールと、
    からなることを特徴とするガス調整器ユニット。
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