JP7033698B2 - ガス器具判別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスの流量の変化を検出することにより、使用が開始されたガス器具を判別し、判別した器具のガス使用量を積算する技術に関する。
配管内を流れるガスの流量変化に基づいて、使用が開始されたガス器具が何であるかを特定するガスメータ装置が提案されている。例えば下記の特許文献1は、一定時間間隔でガス流量を計測し、得られた流量パターンを計測毎の差分値として取得し、ガス器具ごとに予め登録されたガス器具の流量パターンに対応した差分値と比較することにより、使用が開始されたガス器具を判別するガスメータ装置を開示している。
また、判別できなかったときの対応として、例えば下記の特許文献2や特許文献3のように、基地局に送信することでその旨を伝達する手段や所定の操作で流量パターン情報を登録する手段を有するガスメータ装置が開示されている。
さらに、下記の特許文献4は、季節によって登録されている流量パターン情報を削除するガスメータ装置が開示されている。
特開2010-107208号公報 特許第4604896号公報 特開2008-107269号公報 特許第5217289号公報
しかしながら、従来の構成では、新しい流量パターンの器具が設置されなどして、判別できない器具が現れた場合、都度現場等で流量パターンの登録操作を行う必要があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、判別できない器具が設置されたような場合でも、自動で該当器具を判別できるようにするガス器具判別装置を提供することを目的とする。
本明細書にかかる例示的な流量計測装置は、流路に流れるガスの流量を一定時間間隔で計測する流量計測手段と、ガス器具が消費するガスの流量特性を器具情報として登録するガス器具情報登録手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データから流量特性を抽出し、前記ガス器具情報登録手段に登録された器具情報と比較しガス器具を判別するガス器具判別手段とを備え、前記ガス器具情報登録手段は、前記ガス器具判別手段によって抽出されたガス器具の流量特性が前記ガス器具情報登録手段の器具情報として未登録の場合、該ガス器具の稼動開始後の稼動状況を計測し、該ガス器具の流量特性と稼動状況に基づいてガス器具を特定できた場合、この流量特性を新たなガス器具の器具情報として追加登録することを特徴とするものである。
これにより、予め登録された流量特性と一致せずに判別できないガス器具の流量特性を
登録することで登録以降は計測された流量特性によりガス器具を判別することが可能となる。
本発明のガス器具判定装置によれば、判別できないガス器具が現れても、自動でガス器具情報を取得し、判別できるようにすることが可能となる。
本発明の実施形態1によるガスメータ100の例示的な構成を示すブロック図 本発明の実施形態1によるガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111の処理フローチャート (a)ファンヒータ使用時の流量変化の一例を示すグラフ、(b)ファンヒータの使用頻度の一例を表す図 本発明の実施形態2によるガスメータ100の例示的な構成を示すブロック図 本発明の実施形態2によるガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111、器具流量積算手段120の処理フローチャート 本発明の実施形態3によるガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111の処理フローチャート (a)ファンヒータの使用開始時の流量特性の一例を示すグラフ、(b)ガス器具情報登録手段110に登録されているファンヒータの流量特性PT1を表す図、(c)ガス器具情報登録手段110に登録されているファンヒータの流量特性PT2を表す図 ガスメータ100のハードウェア構成の一例を示すブロック図 本実施の形態1,2におけるガス器具情報登録手段110に登録される器具情報の一例を示す図
第1の発明は、流路に流れるガスの流量を一定時間間隔で計測する流量計測手段と、ガス器具が消費するガスの流量特性を器具情報として登録するガス器具情報登録手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データから流量特性を抽出し、前記ガス器具情報登録手段に登録された器具情報と比較しガス器具を判別するガス器具判別手段とを備え、前記ガス器具情報登録手段は、前記ガス器具判別手段によって抽出されたガス器具の流量特性が前記ガス器具情報登録手段の器具情報として未登録の場合、該ガス器具の稼動開始後の稼動状況を計測し、該ガス器具の流量特性と稼動状況に基づいてガス器具を特定できた場合、この流量特性を新たなガス器具の器具情報として追加登録することを特徴とするもので、予め登録された流量特性と一致せずに判別できないガス器具の流量特性を登録することで登録以降は計測された流量特性によりガス器具を判別することが可能となる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記ガス器具情報登録手段は、流量特性が未登録であるガス器具が特定できた回数を特定されたガス器具毎にカウントし、第1所定期間中に第1所定回数以上カウントされたガス器具の流量特性を新たなガス器具の器具情報として追加登録し、第2所定期間以上カウントされないガス器具の器具情報の流量特性を削除することを特徴とするものである。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記流量計測手段で計測されたガス流量を前記ガス器具判別手段で判別されたガス器具毎に積算する器具流量積算手段を備え、前記器具流量積算手段は、同じガス器具でも予め前記ガス器具情報登録手段に登録された器具情報で判別されたガス器具と新たに追加登録されたガス器具とで積算するカウンタを
分けることを特徴とするものである。
第4の発明は、第1~3のいずれか1つの発明において、前記ガス器具情報登録手段に予め登録されている流量特性は所定の値に対する第1所定範囲で規定されており、前記ガス器具判別手段は、前記ガス器具情報登録手段で追加登録された新たなガス器具の流量特性と、前記ガス器具情報登録手段に予め登録されている流量特性を前記第1所定範囲よりも大きい第2所定範囲で規定される値とを比較した場合に器具が判定できた場合、前記ガス器具情報登録手段は、予め登録されている流量特性を前記第2所定範囲で規定する値に変更し、前記新たなガス器具の流量特性を削除することを特徴とするものである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明にかかるガス器具判別装置の実施形態を説明する。以下に説明する実施の形態では、ガス器具判別装置の例として、ガスメータを挙げ、その処理を説明する。図面において、同じ構成要素には同じ参照符号を付し、既に説明した構成要素については再度の説明を省略する。なお、本発明は、以下で説明する実施の形態によって限定されることはない。
(実施の形態1)
(流量計測装置の例示的な構成)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガスメータのブロック図である。
図1において、ガスメータ100は、流路101と、流量計測手段102と、ガス器具情報登録手段110と、ガス器具判別手段111とを備えたものである。さらにガスメータ100は、流路101ガス配管1に配置接続される。ガスメータ100の下流側には、ガス配管2を介してガス器具10~12が接続されている。
流量計測手段102としての超音波流量計は、流路101に流れる流体としてのガスに対し、一定時間間隔(例えば0.5秒や2秒ごと)で超音波を発射してその流量を計測するものであり、一般的なものを使用することができる。
ガス器具情報登録手段110は、ガス器具が消費するガスの流量特性を器具情報として登録するものである。
ガス器具判別手段111は、流量計測手段102によって取得される流量値に基づき、ガス器具10~12の稼動開始時に得られた流量特性と、ガス器具情報登録手段110に登録されている流量特性を比較し、使用開始されたガス器具の種類(給湯器、ファンヒータ、コンロ等)を判別するものである。なお、ガス器具の使用開始が検知されたものの、ガス器具を判別できない場合は、何らかの器具の使用が開始されたものとし、判別結果として不明器具とする。
ガス器具情報登録手段110は、ガス器具判別手段111においてガス器具を判別する為の流量特性を器具情報として登録している。この流量特性は、ガス器具の稼動開始時の流量変化の特徴を表すもので、ガス器具の種類(給湯器、ファンヒータ、コンロ等)及び機種に対応して登録されている。
図9(a)はガス器具情報登録手段110に登録される器具情報の一例を示すもので、同じファンヒータであっても機種に応じて複数の流量特性が登録されており、この点は給湯器、コンロについても同様である。
また、ガス器具情報登録手段110は、ガス器具判別手段111によって抽出されたガス器具の流量特性がガス器具情報登録手段110の器具情報として登録された流量特性と
一致しない場合は未登録の流量特性と判断して、該ガス器具の稼動状況を計測し、該ガス器具の稼動開始時の流量特性と使用状況に基づいてガス器具を特定できた場合、この流量特性を該ガス器具の器具情報として追加登録することができるものであり、詳細は後述する。
なお、本実施の形態では、器具情報が未登録であるガス器具が特定できた回数を特定されたガス器具毎にカウントし、第1所定期間中に第1所定回数カウントされたガス器具の流量特性を器具情報として登録し、第2所定期間以上カウントされないガス器具の器具情報を削除する構成としており、詳細は後述する。
以下、ガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111の処理の流れを図2のフローチャートを用いて説明する。
なお、以下の説明では、ガス器具判別手段111で不明器具と判別された後、ガス器具情報登録手段110でこの不明器具がファンヒータと特定されて、その時の流量特性が登録されていないファンヒータの機種(FH―Xとする)の器具情報として登録されるまでを説明する。
処理S10では、ガス器具判別手段111によって、ガス器具の使用開始の検知を行うと共に、使用開始が検知された場合はガス器具の流量特性P1を取得し、処理S20に移行する。処理S10でガス器具の判別が行われず流量特性P1を取得しなかった場合は、処理S40に移行する。
処理S20では、更にガス器具判別手段111によって、処理S10にて取得された流量特性P1をガス器具情報登録手段110に登録してある登録情報の各流量特性と比較し、一致する流量特性が存在するか否かを判定し、存在しない場合は不明器具として処理S30に移行し、存在する場合は稼動開始したガス器具を特定(例えば、給湯器と特定)し、処理S40に移行する。
処理S30では、ガス器具情報登録手段110により、不明器具の稼働状況として使用時間T1のカウントを開始する。
処理S40では、不明器具の使用時間T1をカウント中か否かの判定を行い、カウント中の場合は処理S50に移行し、カウント中でない場合は処理S70に移行する。
処理S50では、流量計測手段102により取得される流量値Q1がガス器具の最低流量値Q2以上か否かの判定を行い、Q2以上の場合は処理S60に移行し、不明器具の使用時間T1をカウントアップし、Q2未満の場合は処理S70に移行する。これにより、不明器具の使用時間を計測する。なお、最低流量値Q2は、ガス器具が使用中と判定できる流量で設定するものであるが、不明器具の初期流量を基に演算で決定しても良い。
処理S70では、不明器具の使用時間T1が所定時間T2(本実施の形態では30分とする)以上か否かの判定を行い、T2以上の場合は処理S80に移行し、T2未満の場合は、処理S90に移行する。所定時間T2はガス器具毎に設定された時間であり、ここではファンヒータを判別する為、通常の使用時間を基に30分に設定している。
なお、処理S70は、不明器具の使用中に行っているが、不明器具の使用が停止したタイミングで使用時間T1がT2以上か否かを判定する構成でも良い。
また、上記の説明では不明器具の稼働状況として使用時間を用いて判定したが、稼働状
況として稼動開始からのガスの使用量を用い、ファンヒータの通常の使用ガス量を基に設定した値と比較して判定する構成でも良い。
処理S80では、不明器具がガスファンヒータと特定できたとして、処理S10で取得した流量特性P1をガスファンヒータの流量情報として記憶し、処理S81に移行して、所定期間D1のカウントをクリア、処理S82でファンヒータを特定できた回数C1をカウントアップする。
処理S90では、所定期間D1をカウントアップし、処理S91に移行し、所定期間D1が第1所定期間D2(本実施の形態では7日とする)以上か否かの判定を行う。第1所定期間D2以上の場合は処理S92に移行し、第1所定期間D2未満の場合は処理S100に移行する。なお、第1所定期間D2はガス器具の特定を確実に行う為の期間であり、特定されるガス器具に応じて設定される。
処理S92では、処理S80で記憶した流量特性P1を削除し、処理S93では処理S81にてカウントしたファンヒータの特定回数C1をクリアする。本処理は、判別できない不明器具が頻繁に発生する場合に新たに器具情報を登録することを想定しており、頻度の少ない流量特性は対象としていない。これにより、同じファンヒータが稼動したにも関わらず、供給元の流量の揺れの影響によって得られた類似した流量特性を別々のファンヒータの機種と特定してしまい誤って登録することを抑制することが可能になる。
処理S100では、ファンヒータが特定された回数C1と第1所定回数C2(本実施の形態では5回とする)の比較を行い、第1所定回数C2以上の場合は処理S101に移行し、処理S80で記憶した流量特性P1をガス器具情報登録手段110の器具情報のファンヒータの流量特性として登録する。図9(b)は、上記処理により、特定されたファンヒータの器具情報が、機種FH-X,流量特性PP1として追加登録された状態を示している。
なお、本実施の形態の説明では、同じ流量特性P1が得られたことを前提として、回数C1をカウントしているが、異なる流量特性P2が得られた場合には特定できた回数は別の回数C2としてカウントするものであり、特定できた回数は流量特性毎にカウントする。
さらに、ガスメータ100の上流側の流量変動や圧力変動、或いは流量計測手段102の計測タイミングの違いにより、同一のガス器具であっても稼動開始時の流量特性は全く同じにはなるとは限らない。従って、新たに得られた流量特性P1’がそれ以前に特定されたガス器具の流量特性P1と同じかどうかの判断は、最初に得られた流量特性P1に幅を持たせた範囲内(例えば、安定流量が±30L/h以内)に入るかどうかで判断している。
また、流量特性P1と流量特性P1’が同じガス器具と特定された場合は、流量特性P1と流量特性P1’の平均を次の比較の為の流量特性とする、或いは、任意の1つの流量特性を採用するなど、適宜設定することができる。
従って、処理S101で新規に登録する流量特性PP1は、第1所定回数C2分だけ記憶された複数の流量特性を基に、ばらつきを含め決定することになる。
また、処理S101にて登録された流量特性P1が、ガス器具判別手段111にて判別された回数をカウントし、第2所定期間(例えば、7日)以上で所定回数(例えば、1回)以上判別されなかった場合は、ファンヒータ(機種:FH-X)の流量特性として記憶
したPP1を削除する構成でも良い。これにより、季節毎に使用頻度が変化するガス器具、例えばファンヒータのように、冬から春に変わり、使用が無くなった場合には、流量特性を削除することで、プログラムを構成するのに必要な容量の削減、夏場の暖房器具誤判定を抑制することが可能になる。
また、ガス器具情報登録手段110に登録される器具情報の数を最少限とするができ、器具情報保持の為のメモリの増大を防止すると共に、ガス器具判別手段111における器具判別に要する演算処理等の負荷を軽減することができる。
次に、図3を用いて、図2に示すフローチャートに基づく動作を説明する。
図3(a)は、ガス器具情報登録手段110に器具情報が登録されていないファンヒータのみが使用され、開始から停止するまでの流量変化の一例を示すグラフであり、図3(b)は、このファンヒータの使用頻度(日当たりの使用回数と使用時間)の一例を表す表である。なお、グラフの縦軸は流量[L/h]、横軸は時間[分]である。
図3(a)の稼動開始時に取得された流量特性P1による判定で、不明器具と判定されたので、使用時間T1のカウントを開始する。その後は、使用時間T1のカウントを続け、使用時間T1が30分経過した時点で、不明器具はファンヒータであったと特定できたとして、流量特性P1を記憶し、D1のカウントをクリア、C1をカウントアップする。その後、ファンヒータをOFFした時点での使用時間206分(図3(b)の1日の1回目)を記憶する。
図3(b)に示す流量特性P1の使用頻度によれば、4日には使用時間が何れも30分以下である為にファンヒータと特定できなかったのでD1をカウントアップするが、5日にファンヒータを特定できるためD1はクリアされる。4日のように、ファンヒータを特定できない日が続くと、D1はカウントし続け、連続して7日経過時に、P1とC1をクリアする。
図3(b)に示す例では、5日の1回目(167分)のファンヒータを使用したときに、ファンヒータを特定することになるのでファンヒータを特定できた回数が計5回になりガス器具情報登録手段110に流量特性P1がファンヒータの機種FH-Xの流量特性PP1として登録される。その後は、ガス器具情報登録手段110に流量特性P1が登録されているため、5日の2回目と3回目は、ファンヒータとして正しく認識することが可能となる。
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、判定できなかったガス器具の流量特性を新たに登録することができるようになることから、ガス器具情報登録手段110に予め登録された器具情報では判別できないガス器具でも自動で判別することが可能になる。
なお、本実施の形態において、不明器具をファンヒータとして説明したが、ファンヒータ以外でも同様に自動で登録できることは言うまでも無い。
(実施の形態2)
次に、図4に示すブロック図、図5に示すフローチャートに基づき、実施の形態2の動作を説明する。
図4は、実施の形態2のブロック図を示しており、実施の形態1と異なるのは、器具流量積算手段120を設けた点である。
器具流量積算手段120は、流量計測手段102によって取得される流量値に基づき、ガス器具10~12の流量値を算出し、ガス器具判別手段111により判別されたガス器具毎に別々の積算カウンタに積算するものである。
図5は、実施の形態2の動作を説明するフローチャートで有り、実施の形態1の動作説明で用いた図2に示すフローチャートと異なる点は、処理S20と処理S40の間に処理S21と処理S35、処理S36、処理S37、処理S38を追加した点であり、他の処理については説明を省略する。
なお、以下の説明ではガス器具判別手段111の器具情報として上述のファンヒータの機種FH-Xの流量特性PP1として追加登録されている状態を前提としている。
処理S20では、ガス器具判別手段111によって、判別されたガス器具がファンヒータか否かを判定し、ファンヒータの場合は処理S21に移行し、ファンヒータでない場合は処理S30に移行する。
処理S21では、ファンヒータと判定されたときの流量特性P1がガス器具情報登録手段110によって処理S101にて新たに登録された流量特性PP1か否かの判定を行う。流量特性PP1と一致しない場合は処理S36に移行し、一致する場合は処理S37に移行する。
処理S35、処理S36、処理S37ではそれぞれの判定結果によるガス器具の流量値を積算するために使用する積算対象カウンタM1~M3をそれぞれ設定し、処理S38に移行する。
処理S38では、流量計測手段102によって取得される流量値から対象積算値Sを算出し、ガス器具判別手段111による器具判別結果に基づき積算対象カウンタM1~M3に積算する。
以上より、今回処理S101にて新たに登録された流量特性PP1か否かによりファンヒータの積算カウンタを分けることで、ガス事業者は、新たなガス器具によりガス使用が増えたという情報や古いガス器具は使われなくなったなどの情報を把握できることができる。
(実施の形態3)
次に、図1に示すブロック図、図6に示すフローチャートに基づき、実施の形態3の動作を説明する。
図6は、実施の形態3の動作を説明するフローチャートで有り、実施の形態1の動作説明で用いた図2に示すフローチャートと異なる点は、処理S10と処理S20の間に処理S11と処理S12を追加した点と処理S20を処理S25、処理S101を処理S102に変更した点、及び処理S80と処理S92を削除した点であり、他の処理については説明を省略する。
ガス器具判別手段111は、流量計測手段102によって取得される流量値に基づき、ガス器具10~12の稼動開始時に得られた流量特性P1と、ガス器具情報登録手段110に登録されている流量特性PTnとを比較するもので、流量特性PTnは所定の範囲を持ち、流量特性P1が流量特性PTn内に含まれるか否かを判定するものである。流量特性とは、ガス器具が使用開始されたときの最大流量に上昇する途中で一時的に安定する流
量(例えば、ファンヒータの場合)や、一定時間後の安定した流量を意味する。
処理S11では、新たなガス器具が追加登録されたかどうかの判定を行い、追加登録有りの場合は処理S12に移行し、無しの場合は処理S13に移行する。
処理S12では、追加登録された新たなガス器具に応じてガス器具情報登録手段110にて登録されているガス器具の流量特性PT1に所定係数(本実施の形態では1.2とする)を乗じ、流量特性PT2を取得する。本実施の形態では、追加登録された新たなガス器具がファンヒータFH-Xと特定されたものとし、流量特性PT1はファンヒータFH-Aの流量特性FH-PAとして説明する(図9(b)参照)。処理S13では、PT2=PT1とする。
処理S25では、ファンヒータFH-Xの使用開始時に取得した流量特性P1と、処理S12または処理S13にて算出した流量特性PT2とを比較し、P1がPT2に含まれるか否かを判定する。含まれる場合は処理S30に移行し、含まれない場合は処理S40に移行する。
処理S102では、新たなガス器具が追加登録有り情報を設定する。
また、新たなガス器具が追加登録有り情報は、処理S82にてカウントする所定時間(本実施の形態では30分とする)以上使用した回数をカウントし、第2所定期間(例えば、7日)以上で所定回数(例えば、5回)以上カウントされなかった場合は、新たなガス器具が追加登録有り情報をクリアする構成でも良い。
次に、図7を用いて、図6に示すフローチャートに基づく動作を説明する。
図7(a)は、追加登録されたファンヒータFH-Xの使用開始時から一定時間で安定するまでの流量変化の一例を示すグラフであり、図7(b)、(c)は、ガス器具情報登録手段110が保持している器具情報の一例を示す図で、図7(b)は、ファンヒータFH-Aの流量特性PT1の一例、図7(c)は、図6の処理S12にて用いる流量特性PT2の一例であり、ファンヒータFH-Aの流量特性PT1に所定係数(1.2)を乗じた求めた値である。図7(b)、(c)において、ファンヒータの使用開始時の流量が最大流量に上昇する途中で一時的に安定する流量(i)を中間安定流量、一定時間後の安定した流量(ii)を安定流量とする。
なお、グラフの縦軸は流量[L/h]、横軸は流量計測手段102によって一定時間間隔(本実施の形態では、0.5秒)で計測された流量データに付与した連番である。
ここで、図7(a)に示すように流量計測手段102で得られた流量特性P1は、(i)中間安定流量が52L/h、(ii)安定流量が186L/hである。従って、流量特性P1を図7(b)の流量特性PT1と比較すると中間安定流量部分が流量範囲内に含まれず、ファンヒータFH-Aとの判定とはならない。
図7(a)に示す流量特性で30分以上使用することが7日間経過する前に5回出現した場合は、図6の処理S102で新規流量特性有り情報を設定する。その後、再度図7(a)のような流量特性で使用開始された際は、図6の処理S12にて比較する流量特性がPT2(=PT1×1.2)となり、図7(a)の流量特性P1は図7(c)の流量特性PT2の範囲内になるため、ファンヒータFH-Aと判定することが可能になる。
従って、不明器具がファンヒータと特定されてファンヒータFH-Xとして追加登録さ
れたガス器具は、ファンヒータFH-Aと判定するための流量特性FH-PAの中間安定流量、安定流量を広く設定することでファンヒータFH-Aである判別することができ、追加登録されたファンヒータFH-Xは削除することができる。
なお、ファンヒータFH-Aと判定できなかった場合は、流量特性PT1を同じファンヒータの他のファンヒータFH-B、ファンヒータFH-Cの流量特性に代えて同様の処理を行って同じかどうかを判定することになる。
以上のように、同じ流量特性が連続して得られる場合には、予め登録している流量特性の範囲を広げることで、予め登録しているガス器具と同一であると判断することができる。
本実施の形態では、流量特性PT1、PT2を、所定の流量値に対する絶対値を変える方法(±10L/h、又は±12(=10×1.2)L/h)で範囲を設定しているが、流量特性PT1、PT2を所定の流量値に対する比率を変える方法(例えば、PT1は所定値±10%、PT2は所定値±15%)で範囲を設定しても良い。
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、ガス器具情報登録手段110に予め登録している流量特性でガス器具を判別できなかった場合でも、予め登録している流量特性の判定範囲を変更することで、判別できないガス器具でも自動で判別することが可能になる。
なお、本実施の形態において、ガス器具をファンヒータとして説明したが、ファンヒータ以外でも自動で判定範囲を変更できることは言うまでも無い。
(ハードウェア構成)
図8は、ガスメータ100のハードウェア構成の一例を示す。図6に例示する構成において、ガスメータ100は、中央演算回路(CPU)210と、メモリ220と、流量計204とを有している。流量計204は、図1に示す流量計測手段102の一例であり、公知の流量計、例えば、超音波流量計であり得る。
CPU210は、メモリ220に格納されたコンピュータプログラム221を実行する。コンピュータプログラム221には、上述した各種の処理が記述されている。CPU210は、例えば、図1に示すガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111の各種処理を実行する。メモリ220は、典型的には、RAMおよびROMを含み、例えば、ガス器具情報登録手段110に登録されている流量特性に対応する。ガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111が、メモリ220をその一部に含んでいても構わない。
ガス器具情報登録手段110、ガス器具判別手段111は、単一のプロセッサ(CPU210)の一部であってもよい。制御手段130が、複数のプロセッサの集合によって実現されてもよい。制御手段130は、1以上のメモリ、周辺回路などを含んでいてもよい。制御手段130の外部に、1以上のメモリが配置されてもよい。例えば、ガス器具判別手段111が、制御手段130の外部に配置されていてもよい。CPU210とメモリ220を用いて上述した各種処理を実行することにより、精度良く器具を判別することができる。
以上、本発明の実施形態を説明した。上述の実施形態の説明は、本発明の例示であり、本発明を限定するものではない。また、上述の実施形態で説明した各構成要素を適宜組み合わせた実施形態も可能である。本発明は、特許請求の範囲またはその均等の範囲におい
て、改変、置き換え、付加および省略などが可能である。
以上のように、本発明にかかるガス器具判別装置は、判別できないガス器具が現れても、自動でガス器具情報を取得し、判別できるようにすることができることから、工業用流量計や水道メータにおいても同様に、流量計測装置の下流側に接続された使用器具の特定や、そのグルーピングに対しても適用できる。
10~12 ガス器具
100 ガスメータ
101 流路
102 流量計測手段
110 ガス器具情報登録手段
111 ガス器具判別手段
120 器具流量積算手段
130 制御手段

Claims (4)

  1. 流路に流れるガスの流量を一定時間間隔で計測する流量計測手段と、
    ガス器具が消費するガスの流量特性を器具情報として登録するガス器具情報登録手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データから流量特性を抽出し、前記ガス器具情報登録手段に登録された器具情報と比較しガス器具を判別するガス器具判別手段とを備え、
    前記ガス器具情報登録手段は、
    前記ガス器具判別手段によって抽出されたガス器具の流量特性が前記ガス器具情報登録手段の器具情報として未登録の場合、該ガス器具の稼動開始後の稼動状況を計測し、該ガス器具の流量特性と稼動状況に基づいてガス器具を特定できた場合、この流量特性を新たなガス器具の種類及び機種の器具情報として追加登録することを特徴とするガス器具判別装置。
  2. 前記ガス器具情報登録手段は、
    流量特性が未登録であるガス器具が特定できた回数を特定されたガス器具毎にカウントし、第1所定期間中に第1所定回数以上カウントされたガス器具の流量特性を新たなガス器具の器具情報として追加登録し、第2所定期間以上カウントされないガス器具の器具情報の流量特性を削除することを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。
  3. 前記流量計測手段で計測されたガス流量を前記ガス器具判別手段で判別されたガス器具毎に積算する器具流量積算手段を備え、
    前記器具流量積算手段は、同じガス器具でも予め前記ガス器具情報登録手段に登録された器具情報で判別されたガス器具と新たに追加登録されたガス器具とで積算するカウンタを分けることを特徴とする請求項1または2に記載のガス器具判別装置。
  4. 前記ガス器具情報登録手段に予め登録されている流量特性は所定の値に対する第1所定範囲で規定されており、
    前記ガス器具判別手段は、前記ガス器具情報登録手段で追加登録された新たなガス器具の流量特性と、前記ガス器具情報登録手段に予め登録されている流量特性を前記第1所定範囲よりも大きい第2所定範囲で規定される値とを比較した場合に器具が判定できた場合、
    前記ガス器具情報登録手段は、予め登録されている流量特性を前記第2所定範囲で規定する値に変更し、前記新たなガス器具の流量特性を削除することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガス器具判別装置。
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