JP7022891B2 - ガス器具判別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスの流量の変化を検出することにより、使用が開始されたガス器具を判別し、判別した器具のガス使用量を積算する技術に関する。
配管内を流れるガスの流量変化に基づいて、使用が開始されたガス器具が何であるかを特定するガスメータ装置が提案されている。例えば下記の特許文献1は、一定時間間隔でガス流量を計測し、得られた流量パターンを計測毎の差分値として取得し、ガス器具ごとに予め登録されたガス器具の流量パターンに対応した差分値と比較することにより、使用が開始されたガス器具を判別するガスメータ装置を開示している。
また、ガス使用量を積算する方法として、例えば下記の特許文献2には、所定期間の流量値の平均で流量区分を算出し、該当器具の区分をその器具のガス流量とみなし積算するガスメータ装置が開示されている。
特開2010-107208号公報 特開2006-133158号公報
しかしながら、前記従来のガスメータ装置で給湯器、ファンヒータ、コンロ等のガス器具の種類を判別し、特定のガス器具のガス使用量を積算する場合、給湯器のように火力調整の為に小さな流量変化が頻繁に発生するようなガス器具の場合、流量変化が発生しているにも関わらず一定の流量として積算することで実際のガス使用量と差が生じるという課題があった。
また、給湯器のように大きな流量変化も発生するガス器具の場合、大きな流量変化を別のガス器具の立ち上がりと捉えてしまうことで、給湯器のみが稼動しているにもかかわらず、別のガス器具と判別した分のガス使用量が差し引かれて積算してしまうことから、給湯器のガス使用量を正確に積算することは困難であった。
このように、前記従来の構成では、ガス器具のガス使用量を精度よく積算することが困難であるという課題を有しており、特にガス器具が1台の場合は、全体流量とガス器具の積算値の乖離が顕著に現れることがあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、給湯器のように小さな流量変化が頻繁に発生したり、大きな流量変化が発生したりするガス器具でも、そのガス器具の使用量を正確に算出することができ、精度よく積算することができるガス器具判別装置を提供することを目的とする。
本明細書にかかる例示的な流量計測装置は、流路に流れる流体の流量を一定時間間隔で計測する流量計測手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データを積算する流量積算手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データを所定個数集め、平均流量を算出する平均流量算出手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データから
ガス器具を判別するガス器具判別手段と、前記ガス器具判別手段によって判別されたガス器具とガス器具数を記憶するガス器具記憶手段と、前記平均流量算出手段によって算出された平均流量と前記ガス器具判別手段による判別結果から該当ガス器具の流量を算出する器具流量算出手段と、前記ガス器具判別手段でガス器具が特定のガス器具と判別された場合に、前記器具流量算出手段によって前記特定のガス器具の流量を積算する器具流量積算手段とを備え、前記器具流量積算手段は、前記ガス器具記憶手段に記憶されているガス器具が前記特定のガス器具のみの場合は、前記流量積算手段により積算された積算値を、前記特定のガス器具の積算値とすることを特徴とするものである。
これにより、給湯器のように流量変化の多い器具でも精度よく積算することが可能となる。
本発明のガス器具判定装置によれば、給湯器のように小さな流量変化が頻繁に発生したり、別のガス器具の稼動開始と判別されるような大きな流量変化が発生するガス器具を使用した場合でも、当該ガス器具のガス使用量を精度よく積算することが可能となる。
本発明の実施の形態1によるガスメータ100の例示的な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における処理フローチャート (a)給湯器使用時の流量変化の一例を示すグラフ、(b)(a)図の流量における器具流量算出手段により算出された器具流量の一例を示すグラフ 本発明の実施の形態2によるガスメータ200の例示的な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における処理フローチャート 本実施の形態1、2ガスメータのハードウェア構成の一例を示すブロック図
第1の発明は、流路に流れる流体の流量を一定時間間隔で計測する流量計測手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データを積算する流量積算手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データを所定個数集め、平均流量を算出する平均流量算出手段と、前記流量計測手段によって計測された流量データからガス器具を判別するガス器具判別手段と、前記ガス器具判別手段によって判別されたガス器具とガス器具数を記憶するガス器具記憶手段と、前記平均流量算出手段によって算出された平均流量と前記ガス器具判別手段による判別結果からガス器具の流量を算出する器具流量算出手段と、前記ガス器具判別手段でガス器具が特定のガス器具と判別された場合に、前記器具流量算出手段によって前記特定のガス器具の流量を積算する器具流量積算手段とを備え、前記器具流量積算手段は、前記ガス器具記憶手段に記憶されているガス器具が前記特定のガス器具のみの場合は、前記流量積算手段により積算された積算値を、前記特定のガス器具の積算値とすることを特徴とするもので、これにより小さな流量変化が頻繁に発生するようなガス器具でもガス使用量を精度よく積算することが可能となる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記特定のガス器具を使用中か否かを判別するガス器具使用中判別手段を備え、前記ガス器具記憶手段は、前記ガス器具判別手段によるガス器具の判別が行われた場合に、前記ガス器具使用中判別手段で特定のガス器具を使用中であると判別され、且つ前記ガス器具判別手段による判別結果が所定の結果の場合は、ガス器具数をカウントしないことを特徴とするもので、これにより、大きな流量変化が発生するようなガス器具でもガス使用量を精度よく積算することが可能となる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明にかかるガス器具判別装置の実施形態を説明
する。以下に説明する実施の形態では、ガス器具判別装置の例として、ガスメータを挙げ、その処理を説明する。図面において、同じ構成要素には同じ参照符号を付し、既に説明した構成要素については再度の説明を省略する。なお、本発明は、以下で説明する実施の形態によって限定されることはない。
(実施の形態1)
(流量計測装置の例示的な構成)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガスメータのブロック図である。
図1において、ガスメータ100は、流路101と、流量計測手段102と、ガス器具判別手段110と、ガス器具記憶手段111と、流量積算手段120と、平均流量算出手段121と、器具流量算出手段122と、器具流量積算手段123とを備えたものである。さらにガスメータ100は、ガス配管1に接続され、ガスメータ100の下流側には、ガス配管2を介してガス器具10~12が接続されている。
流量計測手段102としての超音波流量計は、流路101に流れる流体としてのガスに対し、一定時間間隔(例えば0.5秒や2秒ごと)で超音波を発射してその流量を計測するものであり、一般的なものを使用することができる。
ガス器具判別手段110は、流量計測手段102によって取得される流量値に基づき、ガス器具10~12の稼動開始時に得られた流量変化パターンに基づいて、使用開始されたガス器具の種類(給湯器、ファンヒータ、コンロ等)を判別する。なお、ガス器具の使用開始が検知されたものの、ガス器具を判別できない場合は、何らかの器具の使用が開始されたものとし、判別結果として不明器具とする。
ガス器具記憶手段111は、ガス器具判別手段110により判別された結果を記憶するものである。この設置情報の中には、所定の条件下で特定のガス器具が判別された回数(例えば、流量無し状態からの給湯器判別回数や給湯器使用中の不明器具判別回数)などを記憶する構成でもよい。
流量積算手段120は、流量計測手段102で計測された計測流量値を積算するものである。
平均流量算出手段121は、流量計測手段102で計測された計測流量値を所定個数集め、平均流量として算出するものである。従って、平均流量は流量計測手段102における計測間隔である一定時間間隔×所定個数で計算される時間毎に算出される。
器具流量算出手段122は、平均流量算出手段121で算出された平均流量の増減分とガス器具判別手段110により判別された結果から該当ガス器具の流量(器具流量)を算出するものである。
器具流量積算手段123は、器具流量算出手段122で算出された器具流量、或いは流量積算手段120で積算された積算値を、ガス器具判別手段110で判別されたガス器具の内、特定のガス器具或いは全てのガス器具毎に積算するものである。
以下、ガス器具判別手段110、ガス器具記憶手段111、流量積算手段120、器具流量算出手段122、器具流量積算手段123の処理の流れを図2のフローチャートを用いて説明する。
処理S10では、ガス器具判別手段110によって、ガス器具の使用開始の検知と共に
、使用開始が検知された場合はガス器具の判別を行い、ガス器具の判別が行われた場合は、処理S20に移行し、全体器具数K1をカウントアップし、処理S30に移行する。処理S10でガス器具の判別が行われなかった場合は、処理S50に移行する。
処理S30では、ガス器具判別手段110によって判別された結果がガス器具Aか否かの判別を行う。ガス器具Aの場合は、処理S40に移行し、ガス器具A数K2をカウントアップする。
処理S50では、流量計測手段102で計測された流量から流量積算手段120によって、全体積算量Q1の算出を行う。
処理S60では、平均流量算出手段121で算出された平均流量とガス器具判別手段110の判別結果から器具流量算出手段122によって、ガス器具Aの積算量Q2の算出を行う。
ここで、器具流量算出手段122は、ガス器具ごとの流量(器具流量)を算出するもので、平均流量算出手段121によって算出された平均流量を記憶し、平均流量に前回値に比べて判定流量以上の流量変化があった場合に、現在設定されている器具流量に対して流量変化量を増減して新たな器具流量として更新する構成としている。従って、平均流量と器具流量とは必ずしも一致しない。
本実施の形態ではガス器具のガス消費に伴う流量変化で器具判別を行う為に、流量計測手段102としては瞬時流量が計測可能な超音波流量計を採用しているが、計測されるガス流量はガス器具自体の燃焼制御に伴う流量変動や、外部(メータよりも上流)で発生する圧力変動の影響を受ける為に常に変動している。従って、平均流量算出手段121で算出される平均流量も変動しており、この平均流量に応じて器具流量を更新すると処理が煩雑になることから予め定めた判定流量以上の流量変化が発生した場合に器具流量を更新するようにしている。
また、この器具流量はガス器具に応じて定めた継続使用時間を監視する為にも利用されており、流量変化により更新されると継続使用時間計測用のタイマが初期化される構成となっている為、頻繁な更新は好ましくなく、このような条件を設けている。
なお、この判定流量は所定の流量値でも良いが、現在の器具流量の所定比率で求めた流量値でも良い。
処理S70では、全体器具数K1とガス器具A数K2の比較を行い、K1=K2の場合は処理S80に移行し、処理S50にて、器具流量積算手段123によって、算出した全体積算量Q1をガス器具Aの積算値Mに加算する。K1≠K2の場合は、処理S81に移行し、処理S60にて、器具流量積算手段123によって、算出したガス器具Aの積算量Q2をガス器具Aの積算値Mに加算する。
なお、上記説明における全体積算量Q1、ガス器具Aの積算量Q2は所定時間間隔毎に得られる積算量であり、ガス器具Aの積算値Mはガス器具Aの稼働中の全体のガス使用量である。
次に、図3を用いて、図2に示すフローチャートに基づく動作を説明する。
図3(a)は、給湯器(特定のガス器具A)のみが使用されたときの流量変化の一例とガス器具判別手段110による器具判別のタイミングを示すグラフであり、図3(b)は
その時の平均流量とガス器具の判別結果で得られたガス器具毎の流量値(器具流量)の一例を示すグラフである。
なお、グラフの縦軸は流量[L/h]、横軸は流量計測手段102によって一定時間間隔(本実施の形態では、0.5秒)で計測された流量データに付与した連番である。
図3に示す給湯器(特定のガス器具A)の場合、ガス器具判別手段110による使用開始時のガス器具の判別では、給湯器と判別し、平均流量が算出された時点で図3(b)に示すようにその時の平均流量q1が給湯器の器具流量の初期値として登録され、この器具流量が給湯器のガス使用量として器具流量積算手段123で積算される。
しかし、器具流量算出手段122の判定流量以下の流量で徐々に流量が低下する場合には、器具流量の更新が行われない為に、急激な流量減少C1が発生して平均流量が新たな平均流量q2に更新されるまでは、この平均流量q1が器具流量として積算されてしまう。従って、実際の積算流量に対して大きな積算流量となる。
しかし、本実施の形態においては、図2に示すフローチャートの処理において、K1=0,K2=0の初期状態から、処理S10において特定のガス器具Aである給湯器が使用開始されたと判別されると、処理S20でK1がカウントアップされてK1=1,処理S40でK2がカウントアップされてK2=1となる。
そして、流量増加C2が発生するまでは、給湯器が稼働中の状態で新たな器具判別を行わないことからK1,K2のカウントアップは行われないのでK1=K2が継続することになり、給湯器のガス使用量の積算値Mには全体積算量Q1が加算されることになる。
従って、特定のガス器具Aである給湯器のみが稼動している場合には、ガス器具毎の平均流量を積算せず、全体積算量Q1を積算することで流動変動による誤差が生じることなく、正確な積算値を得ることができる。
なお、給湯器が稼動していている場合に2台目以降の器具流量の登録を行うためには、平均流量の増加分を監視して、平均流量の増加分を2台目以降の器具として登録する必要がある。そのため、器具流量の更新条件としては、平均流量の増加分が所定値以上の場合に更新するといった条件を設ける必要がある。すると、給湯器のように流量変化の多い器具で平均流量の増加分が所定値に満たない場合は、器具流量を更新しないため、流量積算手段120によって積算される値と差が生じてくる。給湯器のみを使用している場合は、平均流量を給湯器流量として登録する必要がなく、流量積算手段120により積算される全体の流量が給湯器流量となり、本実施の形態ではそれが可能になる。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、給湯器のように流量変化の頻度の高いガス器具でもそのガス使用量を精度よく積算することが可能になることから、特定のガス器具Aの積算流量の誤差が大きくなることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、特定のガス器具Aを給湯器として説明したが、流量変化の多い他のガス器具、例えば、燃料電池でも同様にして誤差の少ない積算流量を求めることができることは言うまでも無い。
(実施の形態2)
次に、図4に示すブロック図、図5に示すフローチャートに基づき、実施の形態2の動作を説明する。
図4は、実施の形態2のブロック図を示しており、実施の形態1と異なるのは、ガス器具使用中判定手段112を設けた点である。
図5は、実施の形態2の動作を説明するフローチャートで有り、実施の形態1の動作説明で用いた図2に示すフローチャートと異なる点は、処理S10と処理S20の間に処理S11と処理S12を追加した点であり、他の処理については説明を省略する。
処理S10では、ガス器具判別手段110によって、ガス器具の使用開始の検知と共に、使用開始が検知された場合はガス器具の判別を行い、ガス器具の判別が行われた場合は、処理S11にて、ガス器具使用中判定手段112により、現在ガス器具A(本実施の形態では給湯器とする)が使用中か否か判定し、使用中の場合は処理S12にて今回の判別結果が所定結果(本実施の形態では不明器具の判定とする)か否かの判定をし、所定結果(不明器具)の場合は処理S20を実行せず、処理S30に移行する。
処理S11にて、現在ガス器具Aが使用中でないと判定された場合は、処理S20に移行し、全体器具数K1をカウントアップし、処理S30に移行する。処理S10でガス器具の判別が行われなかった場合は、処理S50に移行する。
なお、実施の形態1において、器具流量算出手段122は、平均流量に判定流量以上の流量変化があった場合に、現在設定されている器具流量に対して流量変化量を増減して新たな器具流量として更新する構成するとしたが、ガス器具使用中判定手段112によりガス器具Aの使用中と判定された場合に計測された増加又は減少流量は、ガス器具Aによるものと認識し、この増加流量をガス器具Aの流量として算出する構成でも良い。
次に、図3を用いて、図5に示すフローチャートに基づく動作を説明する。
図3に示す給湯器(特定のガス器具A)の場合、ガス器具判別手段110による使用開始時のガス器具の判別では、給湯器と判別し、平均流量が算出された時点で図3(b)に示すようにその時の平均流量q1が給湯器の器具流量の初期値として登録され、この器具流量が給湯器のガス使用量として器具流量積算手段123で積算される。
その後、急激な流量減少C1が発生して平均流量が新たな平均流量q2に更新されると、この平均流量q2が給湯器の器具流量として登録される。
一方、図3(a)に示すように、その後に急激な流量増加C2、C3が発生し、ガス器具判別手段110による器具判別の結果が不明器具と判別された場合、この時の増加流量は図3(b)に示す不明器具流量として登録され、給湯器の器具流量としては、平均流量q2がそのまま器具流量(給湯器流量)として登録されたままとなる。
従って、給湯器のガス使用量としては平均流量q2が積算されるので不明器具流量分が少なく積算されてしまう。
しかし、本実施の形態においては、特定のガス器具である給湯器が使用中(全体器具数K1=1、ガス器具A数K2=1)の場合に、何らかのガス器具の使用開始が判別されたそれが不明器具であった場合は、処理S20は行われないので全体器具数K1=1のままである。また、不明器具であるので処理S40の処理も行われないのでガス器具A数K2=1のままとなる。
従って、K1=K2=1となり、処理S70の判定に基づき、処理S80が実行されることになり、実施の形態1と同様に給湯器のガス使用量の積算値Mとして全体積算量Q1
を積算することで流動変動による誤差が生じることなく、正確な積算値を得ることができる。
つまり、全体器具数K1と大きな流量変化が発生するような特定のガス器具A数K2が一致する場合、即ち、特定のガス器具のみが稼動している場合には、ガス器具判別手段110により不明器具と判別されたのは特定のガス器具Aの流量変化に伴う増加流量によるものと見做すことで、正確な積算値を得ることができるのである。
(ハードウェア構成)
図6は、ガスメータ100、200のハードウェア構成の一例を示す。図6に例示する構成において、ガスメータ100、200は、中央演算回路(CPU)210と、メモリ220と、流量計204とを有している。流量計204は、図1に示す流量計測手段102の一例であり、公知の流量計、例えば、超音波流量計であり得る。
CPU210は、メモリ220に格納されたコンピュータプログラム221を実行する。コンピュータプログラム221には、上述した各種の処理が記述されている。CPU210は、例えば、図1または図2に示すガス器具判別手段110、ガス器具記憶手段111、ガス器具使用中判定手段112、流量積算手段120、平均流量算出手段121、器具流量算出手段122、器具流量積算手段123の各種処理を実行する。メモリ220は、典型的には、RAMおよびROMを含み、例えば、ガス器具数、器具使用中情報に対応する。ガス器具判別手段110、ガス器具記憶手段111、ガス器具使用中判定手段112、流量積算手段120、平均流量算出手段121、器具流量算出手段122、器具流量積算手段123が、メモリ220をその一部に含んでいても構わない。
ガス器具判別手段110、ガス器具記憶手段111、ガス器具使用中判定手段112、流量積算手段120、平均流量算出手段121、器具流量算出手段122、器具流量積算手段123は、単一のプロセッサ(CPU210)の一部であってもよい。制御手段130が、複数のプロセッサの集合によって実現されてもよい。制御手段130は、1以上のメモリ、周辺回路などを含んでいてもよい。制御手段130の外部に、1以上のメモリが配置されてもよい。例えば、ガス器具判別手段110が、制御手段130の外部に配置されていてもよい。CPU210とメモリ220を用いて上述した各種処理を実行することにより、精度良く器具を判別することができる。
以上、本発明の実施形態を説明した。上述の実施形態の説明は、本発明の例示であり、本発明を限定するものではない。また、上述の実施形態で説明した各構成要素を適宜組み合わせた実施形態も可能である。本発明は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、改変、置き換え、付加および省略などが可能である。
以上のように、本発明にかかるガス器具判別装置は、流量変化の多い器具の積算量を性格に算出することができることから、工業用流量計や水道メータにおいても同様に、流量計測装置の下流側に接続された使用器具の特定や、そのグルーピングに対しても適用できる。
10~12 ガス器具
100、200 ガスメータ(ガス器具判別装置)
101 流路
102 流量計測手段
110 ガス器具判別手段
111 ガス器具記憶手段
112 ガス器具使用中判定手段
120 流量積算手段
121 平均流量算出手段
122 器具流量算出手段
123 器具流量積算手段
130 制御手段

Claims (2)

  1. 流路に流れる流体の流量を一定時間間隔で計測する流量計測手段と、
    前記流量計測手段によって計測された流量データを積算して全体積算量を算出する流量積算手段と、
    前記流量計測手段によって計測された流量データを所定個数集め、平均流量を算出する平均流量算出手段と、
    前記流量計測手段によって計測された流量データからガス器具を判別するガス器具判別手段と、
    前記ガス器具判別手段によって判別されたガス器具とガス器具数を記憶するガス器具記憶手段と、
    前記平均流量算出手段によって算出された平均流量と前記ガス器具判別手段による判別結果からガス器具の流量を算出する器具流量算出手段と、
    前記ガス器具判別手段でガス器具が特定のガス器具と判別された場合に、前記器具流量算出手段によって前記特定のガス器具の流量を積算する器具流量積算手段とを備え、
    前記器具流量積算手段は、
    前記ガス器具記憶手段に記憶されているガス器具が前記特定のガス器具のみの場合は、前記流量積算手段により積算された全体積算量を、前記特定のガス器具の積算値とし、
    前記特定のガス器具のみでない場合は、前記器具流量算出手段で算出されたガス器具の流量を、前記特定のガス器具の積算値とすることを特徴とするガス器具判別装置。
  2. 前記特定のガス器具を使用中か否かを判別するガス器具使用中判別手段を備え、
    前記ガス器具記憶手段は、
    前記ガス器具判別手段によるガス器具の判別が行われた場合に、前記ガス器具使用中判別手段で特定のガス器具を使用中であると判別され、且つ前記ガス器具判別手段による判別結果が所定の結果の場合は、ガス器具数をカウントしないことを特徴とする請求項1に記載のガス器具判別装置。
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