JPH0566956U - 電解コンデンサ用キャップ - Google Patents

電解コンデンサ用キャップ

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JPH0566956U
JPH0566956U JP491292U JP491292U JPH0566956U JP H0566956 U JPH0566956 U JP H0566956U JP 491292 U JP491292 U JP 491292U JP 491292 U JP491292 U JP 491292U JP H0566956 U JPH0566956 U JP H0566956U
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JP
Japan
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explosion
electrolytic capacitor
proof valve
cap
cap body
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Pending
Application number
JP491292U
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English (en)
Inventor
ケン テン ン
Original Assignee
ネミック・ラムダ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業によって、電解コンデンサの防爆
弁より確実な爆発を行う。 【構成】 キャップ本体10は有底筒状をなし、電解コン
デンサ6の防爆弁7を覆うようにして装着する。また、
電解コンデンサ6に係止する段部16を設け、底部10と電
解コンデンサ6の防爆弁7との間にガス逃げ用の空隙部
17を形成する。 【効果】 キャップ本体10を電解コンデンサ6に装着す
る簡単な作業により、防爆弁7より高圧ガスが空隙部17
に確実に飛散放出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は防爆弁を有する電解コンデンサ用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電解コンデンサの基本構造は、高純度のアルミニウム箔あるいはタン タル箔を電解酸化して酸化皮膜を作り、これを陽極として隔離紙及び陰極ととも に巻き込み、これをイオン伝導性の電解液に含浸させてアルミニウムケースに密 封したものである。したがって、電解コンデンサはアルミニウムケース内に液体 が充填されており、特に、過電圧によって電解コンデンサ内部に異常が起きると 、アルミニウムケースの内圧が上昇して膨らみ、最終的にはアルミニウムケース を破って高圧ガスが外方に放出される。こうした爆発の際における電解コンデン サ本体の四方への飛散を防止するために、実公昭57−56507号公報のよう に、アルミニウムケースの底部中心を溝状に肉薄とし、この肉薄部以外の底部を 外周に向かって順次厚くしてなる防爆弁を形成することにより、この防爆弁の方 向に爆発を行わせるようにした電解コンデンサが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、防爆弁を有する電解コンデンサをケーシングなどに 収納されるプリント基板に実装する際、実装スペースの関係からリード線を折曲 げて電解コンデンサを横方向に倒す必要がある。このとき、熱伝導性を考慮して 部品実装されたプリント基板上全体をシリコンなどの樹脂材料によりモールドす ると、前記防爆弁に樹脂材が接触し密閉されて、防爆弁からの爆発が行われなく なる虞れがあり、また、部分的に防爆弁付近のモールドを避けようとすると、防 爆弁周辺に予め紙やテープ等の仕切部を設ける手間を生じるため、作業性の著し い低下を招いていた。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を解決して、簡単な作業により防爆弁に樹脂材が 接触し密閉されることを防止して、防爆弁より確実に爆発させることの可能な電 解コンデンサ用キャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は有底筒状をなし、底部と電解コンデンサの防爆弁との間にガス逃げ用 の空隙部を形成するとともに、前記電解コンデンサの防爆弁を覆うようにして装 脱可能に設けられる電解コンデンサ用キャップである。
【0006】
【作用】
上記構成により、キャップが電解コンデンサの防爆弁を覆うようにして装着さ れるため、防爆弁に対する樹脂材の接触は阻止される。また、電解コンデンサに 何等かの異常が起こると、防爆弁とキャップとの間に形成された空隙部に内部か らのガスが飛散放出する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき、図1及び図2を参照して説明する。1はケー シング2内に収納されるプリント基板であり、このプリント基板1は抵抗3及び トランジスタアレイ4等とともに、複数の電解コンデンサ5,6を実装している 。前記電解コンデンサ5,6はその上部に中心より溝状の肉薄部を形成してなる 防爆弁7を備え、また、電解コンデンサ6の底部に形成される封止弁8より一対 のリード線9が設けられ、このリード線9を側方に折曲げることにより、プリン ト基板1に横設された状態で電解コンデンサ6が実装される。
【0008】 10は電解コンデンサ6の防爆弁7を覆うようにして装脱可能に設けられた有底 筒状の一対のキャップ本体である。このキャップ本体10はプラスチック等の絶縁 性に優れた材料からなり、リード線9間並びにリード線9とプリント基板1との 電気的接触を未然に防ぐとともに、底部11に形成された凹部12をピン等により開 口し、この凹部12にリード線9を挿通させることにより、キャップ本体10を電解 コンデンサ6の封止弁8側より装着することを可能にしている。このキャップ本 体10には、側方に形成された筒部13より底部11に跨がって窓部14が切欠き形成さ れており、窓部14が上方を向くようにキャップ本体10を予め回転させて、電解コ ンデンサ6に装着する。また、前記筒部13の上端寄りには電解コンデンサ6の側 部に当接する環状の突出部15が形成されており、キャップ本体10を筒部13の弾性 に抗して電解コンデンサ6の上端及び下端に嵌入すると、突出部15が筒部13に付 勢され電解コンデンサ6の側面に確実に密着する。16は筒部13の下端に形成され た段部であり、この段部16と電解コンデンサ6の端部が係止することにより、電 解コンデンサ6の防爆弁7及び封止弁8とキャップ本体10の底部11との間に空隙 部17が形成される。空隙部17は、少なくとも防爆弁7からの高圧ガスが逃げ得る ような間隔を保持している。18は前記キャップ本体10の窓部14を塞閉しないよう にプリント基板1上に塗布されたシリコン樹脂材であり、抵抗3、トランジスタ アレイ4及びコンデンサ5,6などの各電子部品をモールドしている。そして、 電解コンデンサ6に過電圧が印加されるなどして電解コンデンサ6内部に異常が 起こると、防爆弁7への応力が集中し、この防爆弁7より空隙部17を経て窓部14 に高圧ガスが飛散放出される。
【0009】 以上のように上記実施例によれば、キャップ本体10は防爆弁7を覆うようにし て装着されており、このキャップ本体10によりシリコン樹脂材18が防爆弁7に直 接接触し密閉されることが防止され、さらに、防爆弁7と電解コンデンサ6との 間にガス逃げ用の空隙部17を形成することによって、電解コンデンサ6が爆発す る際、防爆弁7からの高圧ガスを確実に飛散させることが可能になる。しかも、 単にキャップ本体10を電解コンデンサ6に装着するだけで防爆弁7を確実に動作 させることが可能であり、その作業性を著しく向上させることができる。
【0010】 また、実施例上の効果として、キャップ本体10の底部11にピン等により開口可 能な凹部12を形成したことにより、同一形状のキャップ本体10により電解コンデ ンサ6の防爆弁7のみならず封止部側8への装着が可能となり、型の共通化によ るコスト低減を図り、同時に、封止部8からの高圧ガスも確実に飛散することが できる。
【0011】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲にお いて種々の変形実施が可能である。例えば、キャップ本体の材質は絶縁性を有す るものであればプラスチック以外のものでもよく、また、形状も電解コンデンサ の外形に応じて適宜変形すればよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案は電解コンデンサの防爆弁との間にガス逃げ用の空隙部を形成するとと もに、前記電解コンデンサの防爆弁を覆うようにして装脱可能に設けられるもの であり、簡単な作業により防爆弁に樹脂材が接触し密閉されることを防止して、 防爆弁より確実に爆発させることの可能な電解コンデンサ用キャップを提供でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電解コンデンサを実装
したプリント基板の斜視図である。
【図2】同上断面図である。
【符号の説明】
6 コンデンサ 7 防爆弁 11 底部 17 空隙部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状をなし、底部と電解コンデンサ
    の防爆弁との間にガス逃げ用の空隙部を形成するととも
    に、前記電解コンデンサの防爆弁を覆うようにして装脱
    可能に設けられることを特徴とする電解コンデンサ用キ
    ャップ。
JP491292U 1992-02-10 1992-02-10 電解コンデンサ用キャップ Pending JPH0566956U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069726A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Nippon Chemicon Corp 電解コンデンサ用取付具およびそれを用いた電解コンデンサ
JP2014238965A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 三菱電機株式会社 点灯回路ユニット、照明ランプ、照明装置、及び、点灯回路ユニットの製造方法
JP2016076613A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社デンソー 電子装置
JP2021009903A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社Nttファシリティーズ 分電盤、電解コンデンサ収容盤及び装置
JP2021009904A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社Nttファシリティーズ コンデンサ用具、収納棚、分電盤、及び電解コンデンサ
JP2021009905A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社Nttファシリティーズ 保護具、電解コンデンサ及び装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981207