JPH0621241U - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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Publication number
JPH0621241U
JPH0621241U JP6230892U JP6230892U JPH0621241U JP H0621241 U JPH0621241 U JP H0621241U JP 6230892 U JP6230892 U JP 6230892U JP 6230892 U JP6230892 U JP 6230892U JP H0621241 U JPH0621241 U JP H0621241U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing plate
outer case
electrolytic capacitor
internal pressure
mechanical strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP6230892U
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English (en)
Inventor
洋介 渕脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 封口板の機械的強度を向上させるとともに、
信頼性の高い電解コンデンサを提供する。 【構成】 周縁部から中心部にかけて凹部を形成した封
口板で、コンデンサ素子を収納した外装ケースの開口端
を密閉したものであって、前記封口板の凹部は外装ケー
スの内側に向いている。このため、外装ケース内圧が上
昇すると、封口板には、封口板に垂直方向に働く力と、
封口板の周縁部から凹部の中心部方向に働く力との二つ
の力が発生する。その結果、封口板に加わる外装ケース
内圧のベクトルを分散させることができる分だけ、従来
のような平板状の封口板に比べて、外装ケース内圧に対
する封口板の機械的強度が上昇して、信頼性の高い電解
コンデンサを提供できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、外部端子を装着した封口板で、外装ケースの開口端を密閉した電 解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な大型の電解コンデンサの一つに、図2に示すような電解コンデンサが 知られている。この電解コンデンサは、有底筒状の外装ケース2にコンデンサ素 子1を収納して、この外装ケース2の開口端を外部端子3を装着した平板状の封 口板4で密閉して構成しており、外装ケース2の底面の外表面には切欠状の安全 弁5bを形成している。
【0003】 ところで、このような電解コンデンサの安全弁5bが作動するには、外装ケー ス2の内圧が上昇した場合に、安全弁5bの機械的強度が、封口板4や外装ケー ス2の機械的強度よりも脆弱でなければならない。外装ケース2はアルミニウム 等の金属から一体形成するので、機械的強度に特に不安はないものの、フェノー ル樹脂などからなる封口板4の強度は、アルミニウムなどと比べるとあまり充分 ではなかった。
【0004】 そこで、上記のような封口板4に充分な機械的強度を持たせるには、封口板4 を厚く形成すれば良いのだが、厚い封口板は、電解コンデンサの小型化を妨げる 一因になってしまう。このため、やたらに封口板を厚くして、その機械的強度を 上昇させることは、近年の電子部品の小型化の趨勢を考えると余り好ましくない 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、たとえば図3のように、外装ケース2に形成した安全弁5cの切 欠部を所定の切欠の深さよりも浅く形成してしまった場合には、封口板4の機械 的強度よりも安全弁5cの機械的強度の方が強くなってしまうことがある。この ような電解コンデンサの外装ケース2の内圧が上昇すると、安全弁5cが適性に 作動せずに、平板状の封口板4に外装ケース2の外方に向かう垂直方向の力が加 わって、封口板4が、破損したり外装ケース2から外れたりすることがあった。
【0006】 この考案の目的は、封口板の機械的強度を向上させるとともに、信頼性の高い 電解コンデンサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、周縁部から中心部にかけて凹部を形成した封口板で、コンデンサ 素子を収納した外装ケースの開口端を密閉したものであって、前記封口板の凹部 は外装ケースの内側に向いていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
この考案は、外装ケース2を密閉する封口板4に、その周縁部から中心部にか けて凹部6を形成しており、この凹部6は外装ケース2の内側に向いている。こ のため、外装ケース2の内圧が上昇すると、封口板4には、外装ケース2の内部 から封口板4に垂直方向に働く力と、封口板4の周縁部から凹部6の中心部方向 に働く力との二つの力が発生する。その結果、封口板4に加わる外装ケース2の 内圧のベクトルを分散させることができる分だけ、従来のような平板状の封口板 4に比べて、外装ケース2の内圧に対する封口板4の機械的強度を上昇させるこ とができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図に従って説明する。図1は本考案の実施例による 電解コンデンサの断面図である。
【0010】 図1に示すコンデンサ素子1は、アルミニウムなどの弁作用金属からなる陽極 箔と陰極箔との間にセパレータを介在させて巻回して形成し、電解液が含浸され ている。コンデンサ素子1を収納している有底円筒状の外装ケース2は、アルミ ニウムなどの金属からなり、その開口端を、絞り加工とカール加工により封口板 4で密閉している。また、この外装ケース2の底面の外表面には、切欠状の安全 弁5aを形成している。この安全弁は外装ケース側面に切欠部を設けたり、ある いは封口板に貫通孔を設けて、この貫通孔をゴム等で閉塞したりしたものでも良 い。
【0011】 円形の封口板4は、フェノール樹脂などの合成樹脂からなる硬質絶縁板と弾性 を有する硬質ゴムを張り合わせて構成していて、硬質絶縁板には、周縁部から中 心部にかけて椀状の凹部6を形成している。そして、封口板4は、この凹部6が 外装ケース2の内側に向くように外装ケース2を密閉する。このとき、封口板4 の硬質ゴムには、外装ケース2の開口端の先端が食い込んで、電解コンデンサに 気密性を与える。
【0012】 また、この封口板4の中央部付近には、リベットが装着されていて、このリベ ットを介してコンデンサ素子1から導出された電極タブ7と外部端子3とが電気 的に接続される。
【0013】 この実施例では、外装ケース2を密閉する封口板4に、その周縁部から中心部 にかけて凹部6を形成しており、この凹部6は外装ケース2の内側に向いている 。このため、この外装ケース2の内圧が上昇すると、封口板4には、外装ケース 2の内部から封口板4に垂直方向に働く力と、封口板4の周縁部から凹部6の中 心部方向に働く力との二つの力が発生する。その結果、封口板4に加わる外装ケ ース2の内圧のベクトルを分散させることができる分だけ、従来のような平板状 の封口板4に比べて、外装ケース2の内圧に対する封口板4の機械的強度を上昇 させることができる。
【0014】 なお、封口板4の凹部6は本実施例の形状に限定されるものではなく、封口板 の周縁部よりも中心部の方が凹んでいれば良い。
【0015】 また、本実施例では、アルミニウムからなる外装ケース2にコンデンサ素子1 を収納して、硬質絶縁板と硬質ゴムを張り合わせた封口板4で外装ケース2の開 口端を密閉したものを例にとって説明したが、これに限定されるものではない。 たとえば、外装ケースに樹脂ケースなどを用いた際には、合成樹脂のみからなる 封口板を用いれば良い。この場合、本実施例のような硬質ゴムは不要になる。
【0016】
【考案の効果】
以上のようにこの考案は、周縁部から中心部にかけて凹部を形成した封口板で 、外装ケースの開口端を密閉したものであって、前記封口板の凹部は外装ケース の内側に向いている。このため、外装ケース内圧が上昇した場合、封口板には、 封口板に垂直方向と働く力と、封口板の周縁部から中心部方向に働く力との二つ の力が発生して、封口板に加わる外装ケース内圧のベクトルが分散する。その結 果、外装ケース内圧に対する封口板の機械的強度が上昇して、従来のように、外 装ケースから封口板が外れたり、破損したりする事故を減少させることができ、 電解コンデンサの信頼性が向上する。
【0017】 また、封口板の機械的強度が上昇するので、従来のものよりも、薄い封口板で 外装ケースを密閉することができる。このため、封口板が薄くなった分だけ電解 コンデンサの小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による電解コンデンサの断面図
である。
【図2】従来の電解コンデンサの断面図である。
【図3】従来の電解コンデンサの断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 外装ケース 3 外部端子 4 封口板 5a、5b、5c 安全弁 6 凹部 7 電極タブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部から中心部にかけて凹部を形成し
    た封口板で、コンデンサ素子を収納した外装ケースの開
    口端を密閉したものであって、前記封口板の凹部は外装
    ケースの内側に向いていることを特徴とする電解コンデ
    ンサ。
JP6230892U 1992-08-12 1992-08-12 電解コンデンサ Pending JPH0621241U (ja)

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JP6230892U JPH0621241U (ja) 1992-08-12 1992-08-12 電解コンデンサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020038875A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 サン電子工業株式会社 電解コンデンサ
WO2021049015A1 (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 サン電子工業株式会社 コンデンサ

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WO2021049015A1 (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 サン電子工業株式会社 コンデンサ
WO2021049190A1 (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 サン電子工業株式会社 コンデンサ
JPWO2021049015A1 (ja) * 2019-09-13 2021-03-18

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