JPH0231779Y2 - - Google Patents

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JPH0231779Y2
JPH0231779Y2 JP15477084U JP15477084U JPH0231779Y2 JP H0231779 Y2 JPH0231779 Y2 JP H0231779Y2 JP 15477084 U JP15477084 U JP 15477084U JP 15477084 U JP15477084 U JP 15477084U JP H0231779 Y2 JPH0231779 Y2 JP H0231779Y2
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bottom plate
plate
capacitor element
flat
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JP15477084U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電解コンデンサの改良に係り、特
に、偏平状に形成されたコンデンサ素子を収納す
る場合に最適な封口構造に関する。
〔従来の技術〕
近来、電子機器の筐体の形状、寸法等との間係
から、電解コンデンサの小型軽量化の要請が強く
出されている。この要請に対応する手段として、
電解コンデンサを偏平状に形成し、縦寸法の短縮
を図ることが考えられている。
一般に電解コンデンサは、アルミニウム等の金
属からなる有底筒状の外装ケースに、電解液を含
浸したコンデンサ素子を収納して形成されてい
る。このコンデンサ素子に含浸される電解液は、
湿気、不純物によりその特性が大きく変化してし
まう。そこで、前記外装ケースの開口部は、弾性
ゴム等からなる封口部材が装着されるとともに、
外装ケースの開口端および側面が加締変形され
て、前記封口部材に嵌入し、外装ケースを密閉す
る構造となつている。
〔解決しようとする問題点〕
しかし、従来の電解コンデンサの封口構造で
は、外装ケースの加締部分が封口部材に嵌入する
空間が必要となり、縦寸法を短くすることを困難
にしているとともに、縦寸法が極端に少ない平板
型電解コンデンサにこの封口構造を応用すること
はできない。
この考案の目的は、偏平状に形成されたコンデ
ンサ素子および電解質を外部から密閉遮断して、
平板型電解コンデンサを実現する封口構造の提供
にある。
〔問題点を解決する手段〕
この考案は、矩形の底板および蓋板と、底板の
辺部に底板と一体に形成されるとともに底板に対
して直角に立設した突片部と、底板および蓋板の
周縁近傍に配置された直線状の突起部と、底板お
よび蓋板の間に介在するとともに前記突起部と内
側面で接触する矩形状の弾性ゴム部材からなる枠
部とからなり、底板と蓋板とによつて囲繞された
空間に偏平状のコンデンサ素子が収納されている
とともに、突片部の先端部が折曲されて蓋板に係
着し、コンデンサ素子が収納された空間を密閉し
ていることを特徴としている。
〔実施例〕
次いで、この考案の実施例を図面に従い説明す
る。
第1図は、この考案の実施例を示す分解斜視図
である。コンデンサ素子1は、外観形状が偏平状
に形成されている。このコンデンサ素子1は、短
冊状の電極箔を巻回しながら積層して形成されて
おり、端面からは、電極引出用のリード8が導出
されている。
外観形状が矩形に形成された底板2は、鉄、銅
等の金属板にアルミニウム等をコーテイングして
形成し、中央部には、この底板2の機械的強度を
強化するための凹凸部7が直線状に配設されてい
る。また、底板2の周辺部には突片部4が一体に
形成されている。この突片部4は、第2図に示す
ように、底板2に対して直角に立設され、コンデ
ンサ本体の側面を形成することになる。更にこの
突片部4の内側には、弾性ゴム等からなる矩形の
枠部5が環置され、突片部4とともに偏平状のコ
ンデンサ素子1を収納する空間を確保する。
偏平状のコンデンサ素子1から導出した電極引
出し用のリード8は、底板2の一部に設けられた
外部接続用の端子9と電気的に接続される。
底板2および蓋板3の周縁部には、それぞれ底
板2および蓋板3と一体に形成された突起部6が
周設されている。この突起部6は、プレス加工し
て形成した直線状の凸部からなり、枠部5の内側
面に接することになる。
底板2と同形に形成された蓋板3は、偏平状の
コンデンサ素子1が収納空間に収納された状態で
枠部5の上部に載置する。底板2と一体に形成さ
れた突片部4は、第2図に示したように、矢印A
の方向に折曲されて枠部5と当接し、更に、先端
部分が矢印Bの方向から押圧されて蓋板3の周縁
に接合して蓋板3を係着し、コンデンサ素子1を
収納した空間を密封する。
第3図は、この考案の第2の実施例を示した図
面で、枠部5を突起部6によつて係止するととも
に、底板2および蓋板3の周縁部に設けた第2の
突起部10が枠部5に嵌入した構成からなる。第
2の実施例は、製造工程における枠部5の移動、
脱落等を防止するほか、枠部5自体の熱変形を防
止し、内圧上昇に対しても、第1の実施例と比較
して、より強固になる。
〔作用〕
枠部5には、第2図に示したように、突片部4
を矢印Aの方向に折曲する工程において、コンデ
ンサ素子1の収納空間に向かう圧力が印加され
る。また、突片部4の先端部分を蓋板3の周縁部
に押圧して接合する工程においても、この押圧に
よつて枠部5を内部に押し遺る圧力が印加され
る。しかし、枠部5は、底板2と一体に形成され
た突起部6によつて内側を係止されているので、
枠部5が内部に折れ曲がり、あるいは、移動する
ことはない。
また、完成した平板型電解コンデンサに外部か
ら機械的ストレスが印加された場合、特に側面部
を形成している突片部4もしくは枠部5にストレ
スが印加された場合等においても、枠部5は、突
起部6によつて内側で係止され、外部の機械的ス
トレスが内部のコンデンサ素子1に影響を及ぼす
虞がない。
なお、実施例においては、突起部6を底板2お
よび蓋板3の全周にわたり設置したが、枠部5を
内側で係止するのであれば、底板2もしくは蓋板
3の各片の一部に断片的に設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案は、矩形の底板および蓋
板と、底板の周辺に底板と一体に形成されるとと
もに底板に対して直角に立設した突片部と、底板
および蓋板の周縁近傍に配置された直線状の突片
部と、底板および蓋板の間に介在するとともに前
記突片部と内側面で接触する矩形状の枠部とから
なり、底板と蓋板とによつて囲繞された空間に偏
平状のコンデンサ素子が収納されているととも
に、突片部の先端部が折曲されて蓋板に係着し、
コンデンサ素子が収納された空間を密閉している
ことを特徴としているので、縦寸法が極端に短い
平板型の電解コンデンサにおいても、底板および
蓋板のの周縁に設けられた突起部によつて、コン
デンサ内部の気密を保持する枠部が強固に保持さ
れ、高度な気密性を確保することができ、寿命特
性の向上を図ることが可能となる。
また、この封口構造にかかる平板型電解コンデ
ンサを製造する場合、突片部を立設する工程ある
いは突片部の先端部分を蓋板に係留させる工程に
おいて、内側方向に印加される圧力によつて、枠
部が移動することがなくなり、気密不良を未然に
防止することができるほか、内部のコンデンサ素
子を破損する虞がなくなり、製造工程における歩
留りを向上させることが容易となる。
以上のように、この考案は、縦寸法が極端に短
い平板型電解コンデンサにおいても充分な気密性
を維持して、信頼性の高い平板型電解コンデンサ
を実現する有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による平板形電解コンデンサ
の封口構造を示す分解斜視図、第2図はこの考案
の第1の実施例を示す断面図、第3図はこの考案
の第2の実施例を説明する断面図である。なお共
通する部分、部品については共通の符合を附して
いる。 1……コンデンサ素子、2……底板、3……蓋
板、4……突片部、5……枠部、6……突起部、
7……凹凸部、8……リード、9……端子、10
……第2の突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形の底板および蓋板と、底板の周辺に底板と
    一体に形成されるとともに底板に対して直角に立
    設した突片部と、底板および蓋板の周縁近傍に配
    置された直線状の突起部と、底板および蓋板の間
    に介在するとともに前記突起部と内側面で接触す
    る矩形状の弾性ゴム部材からなる枠部とからな
    り、底板および蓋板と、枠部とによつて囲繞され
    た空間に偏平状のコンデンサ素子が収納されてい
    るとともに、突片部の先端部が折曲されて蓋板に
    係着し、コンデンサ素子が収納された空間を密閉
    していることを特徴とする平板型電解コンデンサ
    の封口構造。
JP15477084U 1984-10-13 1984-10-13 Expired JPH0231779Y2 (ja)

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JP15477084U JPH0231779Y2 (ja) 1984-10-13 1984-10-13

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Publication Number Publication Date
JPS6169822U JPS6169822U (ja) 1986-05-13
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