JPH0319216Y2 - - Google Patents

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JPH0319216Y2
JPH0319216Y2 JP2801186U JP2801186U JPH0319216Y2 JP H0319216 Y2 JPH0319216 Y2 JP H0319216Y2 JP 2801186 U JP2801186 U JP 2801186U JP 2801186 U JP2801186 U JP 2801186U JP H0319216 Y2 JPH0319216 Y2 JP H0319216Y2
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lead wire
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capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案はチツプ型アルミニウム電解コンデンサ
に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 近年、電子機器の小形・軽量化傾向が強まるな
かで各種電子部品におけるチツプ化の進展はめざ
ましいものがあり、小容量アルミニウム電解コン
デンサにおいても例外でなく、リードレス化した
チツプ型アルミニウム電解コンデンサが各種提案
され、本格的な実用化の段階を迎えている。しか
して、種々提案されているチツプ型アルミニウム
電解コンデンサの中で従来最も注目をあつめてい
る構造は特開昭59−211213号公報、特開昭59−
214216号公報および特開昭59−219922号公報など
に開示されているものである。
上記公報に開示されている技術は、例えば第9
図および第10図に示すように駆動用電解液を含
浸したコンデンサ素子21を金属ケース22内に
収容し、前記素子21に接続したリード線23を
前記ケース22開口端を封口する封口部材24を
とおして引出してなるコンデンサ本体25と、該
コンデンサ本体25のリード線23を引出した端
面に当接して配設し、かつ前記リード線23が貫
通する貫通孔26と外表面に前記貫通孔26につ
ながる凹部27を設けた絶縁板28とで構成し、
前記貫通孔26を貫通した前記リード線23の先
端部を丸棒のまままたは扁平加工を施し前記凹部
27内に納まるように折曲げて折曲げ部分を基板
との接着部としてなるものである。しかして、上
記構成になるチツプ型アルミニウム電解コンデン
サは、第11図に示すように駆動用電解液を含浸
してなる巻回型のコンデンサ素子29を金属ケー
ス30に収納し、開口端を封口材31にて封口し
構成したアルミニウム電解コンデンサから引出さ
れたリード線32をゴム状端子33に接続し、該
コム状端子33を除く全体にモールド樹脂外装3
4を施してなるものと比較して、モールド樹脂外
装時における高温、高圧の過酷な条件下にさらさ
れないため、駆動用電解液の蒸散による静電容量
の減少やtanδの増大などの特性劣化がなく、また
モールド樹脂外装にともなうコストアツプの問題
もなく、さらに小形化に最大限貢献できる構造と
して好適なものと言える。しかしながら、このよ
うな構成になるチツプ型アルミニウム電解コンデ
ンサを基板に取付ける場合は第12図に示すよう
に基板35に対する接着部は絶縁板28の外表面
に設けた凹部27内に位置するリード線23先端
部の折曲げ部分のみであり、基板35との接着安
定性を考慮しリード線23先端部の折曲げ部分を
扁平化したとしても接着材36を介した一面接着
構造としかならず、しかも扁平化したとしてもリ
ード線23直径が0.45〜0.8mmときわめて細いた
め基板35との接着面積がさほど大きくならず接
着強度に不安があり、信頼性に富む接着強度を得
ることは困難であつた。また基板35との接着安
定性を考慮しリード線23先端部を絶縁板28に
貫通する前に扁平加工を行うのが一般的である
が、扁平化した状態で絶縁板28に設けた貫通孔
26に扁平部の方向を一定化し、折曲げた場合に
は該扁平部が凹部27内に容易に納める作業は困
難であり、いずれにしても実用上解決すべき課題
をかかえていた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、作
業性容易にして基板に対する安定した取付状態を
確保でき、信頼性に富む接着強度を得ることので
きるチツプ型アルミニウム電解コンデンサを提供
することを目的とするものである。
[考案の概要] 本考案のチツプ型アルミニウム電解コンデンサ
は、有底筒状の金属ケースと、該ケース内に収容
したコンデンサ素子と、該素子から導出した一対
のリード線と、該リード線を貫通させ前記ケース
開口端を封口した断面凸状封口体と、該封口体の
凸部表面に設けた少なくとも1個の嵌合凸起と、
前記一対のリード線先端部に形成した扁平部とか
らなるコンデンサ本体と、前記封口体の凸部表面
に当接して配置した両側面から外表面に連通して
設けた凹溝と、該凹溝形成反対面に該凹溝と連通
して設けたリード線収納溝と、該リード線収納溝
形成面と同一面に設けた前記嵌合凹部に対応した
個数の嵌合凸起とからなる絶縁板とを具備し、前
記リード線収納溝に沿つて引出した前記一対のリ
ード線の扁平部を折曲げ前記絶縁板の両側面の凹
溝を介して外表面の凹溝内に収納すると同時に、
前記嵌合凸起を前記嵌合凹部に嵌合し前記コンデ
ンサ本体と前記絶縁板とを一体化したことを特徴
とするものである。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。すなわち、第1図および第2図に示す
ように、陽極箔と陰極箔との間にスペーサを介し
て巻回し駆動用電解液を含浸したコンデンサ素子
1を有底筒状の金属ケース2内に収納し、第3図
に示すように該ケース2開口端を前記コンデンサ
素子1に接続した一対のリード線3を貫通し、凸
部4表面に嵌合凹部5を設けた凸状封口体6にて
封口し、前記一対のリード線3先端部に扁平部7
を形成してなるコンデンサ本体8の前記凸状封口
体6の凸部4表面に第4図および第5図に示すよ
うに両側面から一表面に連通して設けた凹溝9
と、該凹溝9と連通し他方面に一直線上に形成し
たリード線収納溝10と、該リード線収納溝10
形成面と同一面に設けた前記嵌合凹部5に対応し
た個数の嵌合凸起11とからなる絶縁板12の前
記凹溝9となる一表面を外側にして当接し、前記
一対のリード線3を前記リード線収納溝10それ
ぞれに沿つて引出し、前記一対のリード線3先端
部の扁平部7を折曲げ前記両側面それぞれに位置
する凹溝9を介して外表面に位置する凹溝9内に
収納すると同時に、前記嵌合凸起11を前記嵌合
凹部5に嵌合し前記コンデンサ本体8と前記絶縁
板12とを一体化してなるものである。
以上のように構成してなるチツプ型アルミニウ
ム電解コンデンサは、リード線3先端部に形成し
た扁平部7が絶縁板12を貫通することなく該絶
縁板12の両側に沿つて絶縁板12の外表面に引
出された構造であるため、第6図に示すように基
板13に取付けたときの接着部は絶縁板12の外
表面に位置するリード線3の扁平部7のみなら
ず、接着材14を介して絶縁板12の両側面に位
置するリード線3の扁平部7も含んだL面接着構
造となり、従来構造の一面接着構造に比し信頼性
に富む接着強度を得ることができる。また凸状封
口体6の凸部4表面に設けた嵌合凹部5と絶縁板
12に設けた嵌合凸起11とを嵌合し、しかも凸
状封口体6の凸部4表面に対する当接面となる絶
縁板12にはリード線収納溝10を設け、該リー
ド線収納溝10に沿つてリード線3を引出してい
るため凸状封口体6に対する絶縁板12は面接触
で、前記リード線3の先端部の扁平部7を絶縁板
12の両側から外表面に連通して設けた凹溝9内
に収納した構造としているためコンデンサ本体8
と絶縁板12の固定状態も安定したものとなる。
さらに基板13への接着部となるリード線3先端
部の扁平部7を従来構造のように絶縁板12を貫
通することなく、単に折曲げるのみであるため組
立作業が容易であるなどの利点を有する。
なお、上記実施例では絶縁板12に設けたリー
ド線収納溝10構造として該収納溝10を一直線
上に設けて、絶縁板12に設けた凹溝9構造とし
て前記リード線収納溝10と連通した両側面から
一表面に連通して設けたものを例示して説明した
が、第7図に示すように凸状封口体6の凸部4表
面と当接する面にリード線収納溝10を並行位置
に設け、第8図に示すように該リード線収納溝1
0と連通した相対する両側面から他表面に凹溝9
を連通して一対設けた絶縁板12を用いたもの、
または必要に応じて絶縁板に設けるリード線収納
溝の位置およびリード線収納溝の位置に応じて凹
溝の位置を適宜変更した構造としたものに適用さ
れることは勿論である。
また、上記各実施例では凸状封口体に設ける嵌
合凹部と絶縁板に設ける嵌合凸起の数として1個
のものを例示して説明したが、必要に応じて2個
以上設けてもよく、さらに嵌合凹部おび嵌合凸起
形状も上記各実施例に例示したものに限定するこ
となく、それぞれの形状を適宜用いてもかまわな
い。
[考案の効果] 本考案によれば、作業性容易にして基板に対す
る安定した取付状態を確保できる実用的価値の高
いチツプ型アルミニウム電解コンデンサを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例に係るもの
で第1図および第2図はチツプ型アルミニウム電
解コンデンサを示すもので第1図は斜視図、第2
図は一部断面正面図、第3図は第1図および第2
図を構成する凸状封口体を示す斜視図、第4図は
第1図および第2図を構成する絶縁板の斜視図、
第5図は第4図A−A断面図、第6図は基板に取
付けた状態を示す一部断面正面図、第7図および
第8図は他の実施例に係る絶縁板を示すもので第
7図は底面図、第8図は第7図に示す絶縁板の斜
視図、第9図および第10図は従来例に係るチツ
プ型アルミニウム電解コンデンサを示すもので第
9図は斜視図、第10図は一部断面正面図、第1
1図は従来の他の参考例に係るチツプ型アルミニ
ウム電解コンデンサの正断面図、第12図は第1
0図に示すコンデンサを基板に取付けた状態を示
す一部断面正面図である。 1……コンデンサ素子、2……金属ケース、3
……リード線、4……凸部、5……嵌合凹部、6
……凸状封口体、7……扁平部、8……コンデン
サ本体、9……凹溝、10……リード線収納溝、
11……嵌合凸起、12……絶縁板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状の金属ケースと、該ケース内に収容し
    たコンデンサ素子と、該素子から導出した一対の
    リード線と、該リード線を貫通させ前記ケース開
    口端を封口した断面凸状封口体と、該封口体と凸
    部表面に設けた少なくとも1個の嵌合凹部と、前
    記一対のリード線先端部に形成した扁平部とから
    なるコンデンサ本体と、前記封口体の凸部表面に
    当接して配置した両側面から外表面に連通して設
    けた凹溝と、該凹溝形成反対面に該凹溝と連通し
    た設けたリード線収納溝と、該リード線収納溝形
    成面と同一面に設けた前記嵌合凹部に対応した個
    数の嵌合凸起とからなる絶縁板とを具備し、前記
    リード線収納溝に沿つて引出した前記一対のリー
    ド線の扁平部を折曲げ前記絶縁板の両側面の凹溝
    を介して外表面の凹溝内に収納すると同時に、前
    記嵌合凸起を前記嵌合凹部に嵌合し前記コンデン
    サ本体と前記絶縁板とを一体化したことを特徴と
    するチツプ型アルミニウム電解コンデンサ。
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JP2000100662A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Nippon Chemicon Corp チップ形コンデンサ
JP4618418B2 (ja) * 2005-01-19 2011-01-26 エルナー株式会社 チップ型アルミニウム電解コンデンサ

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