JP2001068386A - コンデンサの封口構造 - Google Patents

コンデンサの封口構造

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JP2001068386A
JP2001068386A JP23741699A JP23741699A JP2001068386A JP 2001068386 A JP2001068386 A JP 2001068386A JP 23741699 A JP23741699 A JP 23741699A JP 23741699 A JP23741699 A JP 23741699A JP 2001068386 A JP2001068386 A JP 2001068386A
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Japan
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outer case
open end
capacitor
peripheral side
hanging piece
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JP23741699A
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English (en)
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Shigeru Sasaki
滋 佐々木
Hideki Shibuya
秀樹 渋谷
Kiyoshi Tagawa
清 田川
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Ccr Kk
Nippon Chemi Con Corp
CCR KK
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Ccr Kk
Nippon Chemi Con Corp
CCR KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封性の高い状態で有底四角筒状の外装ケー
スの開放端を封口することができるコンデンサの封口構
造を提供すること。 【解決手段】 嵌入部3aの外周側面と垂下片3cの内
周側面との間に外装ケース2の開放端が嵌入されてお
り、該開放端の変形が抑制されるため、外装ケース2に
おける垂下片3cの下部近傍をほぼ全周にわたって加締
め凹入しても、外装ケース2の開放端の4角部が外方に
めくりあがることがないので、密封性の高い状態で有底
四角筒状の外装ケース2の開放端を封口することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ素子を
有底四角筒伏の外装ケースに収納し、その開口端部を封
口部材にて封口してなるコンデンサの封口構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンデンサの封口構造と
しては、特開平10−50555号に提案されているよ
うに、コンデンサ素子を収容した有底四角筒状の外装ケ
ースの開放端に、4角部を除く周側縁に凹溝を形成した
蓋体を挿着した後、外装ケースの外側から前記蓋体の凹
溝に沿って加締め凹入して閉蓋する構造があり、これに
より、密封性の高い状態で閉蓋できるので、一定の実用
性を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案の封口構造においては、外装ケースの4角部が加締め
凹入されていないので、外装ケース内部の密封性の確保
が不十分であり、外装ケースより電解液が漏出し、電解
コンデンサの寿命特性等に影響を及ぼす恐れがあるとと
もに、漏出した電解液が他の部品を汚染してしまう不都
合があった。このため、4角を含め、外装ケースの周縁
を加締め凹入する方法が考えられるが、この場合、外装
ケースの4角における開放端が外側にめくりあがってし
まい、さらに密封性が悪化してしまうという問題があっ
た。
【0004】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、密封性の高い状態で有底四角筒状の
外装ケースの開放端を封口することができるコンデンサ
の封口構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明のコンデンサの封口構造は、コンデンサ
素子を収容する有底四角筒状の外装ケースと、該外装ケ
ースの開放端を封口する封口部材とからなるコンデンサ
の封口構造であって、前記封口部材は、前記外装ケース
の開放端内に嵌入可能な嵌入部を有するとともに、少な
くとも4角部に前記嵌入部の外周側面に沿って下方に延
びる垂下片が形成されており、前記嵌入部の外周側面と
垂下片の内周側面との間に外装ケースの開放端を嵌入
し、該外装ケースにおける垂下片の下部近傍をほぼ全周
にわたって、前記嵌入部の外周側面を挟持するように加
締め凹入してなることを特徴としている。この特徴によ
れば、嵌入部の外周側面と垂下片の内周側面との間に外
装ケースの開放端が嵌入されており、該開放端の変形が
抑制されるため、外装ケースにおける垂下片の下部近傍
をほぼ全周にわたって加締め凹入しても、外装ケースの
開放端の4角部が外方にめくりあがることがないので、
密封性の高い状態で有底四角筒状の外装ケースの開放端
を封口することができる。
【0006】本発明のコンデンサの封口構造は、前記垂
下片が封口部材の全周にわたり形成されていることが好
ましい。このようにすれば、前記嵌入部の外周側面と垂
下片の内周側面との間に、外装ケースの開放端の全体が
嵌入されるため、外装ケースの開放端における4角以外
の変形も抑制され、外方にめくりあがることがないの
で、外装ケース内部の密封性を一層向上できる。
【0007】本発明のコンデンサの封口構造は、前記嵌
入部の外周側面における垂下片の下部近傍に、ほぼ全周
にわたって溝部が形成されていることが好ましい。この
ようにすれば、嵌入部の外周側面に形成された溝部に沿
って、外装ケースを加締め凹入することで、前記溝部に
外装ケースの加締め凹入した部分が入り込むため、封口
部材が確実に固定される。
【0008】本発明のコンデンサの封口構造は、前記嵌
入部の外周側面に弾性部材が設けられていることが好ま
しい。このようにすれば、封口部材の嵌入部を外装ケー
スに嵌入した際に、弾性部材の表面が外装ケースの開放
端の内周面に圧着するため、外装ケース内部の密封性を
一層向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンデンサの封口
構造を適用した実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】(実施例)図1は、本実施例のコンデンサ
を示す外観斜視図であり、図2は、外装ケースから封口
部材を外した状態を示す外観斜視図、図3は、外装ケー
スから封口部材を外した状態を示す断面図、図4は、外
装ケースを封口部材にて封口した状態を示す断面図であ
る。
【0011】本実施例のコンデンサ1は、図1に示すよ
うな外観形状を有しており、リードタブ5aを有するコ
ンデンサ素子5を内部に収容した有底四角筒状の外装ケ
−ス2と、この外装ケース2の開放端を封口するととも
に、接続端子4が貫通して形成された封口部材3とから
主に構成されている。
【0012】外装ケ−ス2は、図2に示すように、アル
ミニウムを有底四角筒状に形成したもので、その内部に
は前述のように、リードタブ5aを有するコンデンサ素
子5が収容されている。
【0013】コンデンサ素子5には、アルミニウム等の
弁金属からなる陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介
在させて、巻回して形成され、電解液が含浸されたもの
や、電解質として固体の二酸化マンガン層をアルミニウ
ム等の弁金属からなる陽極箔と陰極箔との間に形成し
た、固体電解コンデンサ素子等を用いることができる。
【0014】封口部材3は、図2及び図3に示すよう
に、絶縁板であるフェノール板を加工成形したもので、
外装ケース2の開放端に嵌入可能な嵌入部3aと、この
嵌入部3aの上縁部に形成された鍔部3bを介し、嵌入
部3aの外周側面に沿って下方に延びるように形成され
た環状の垂下片3cとから構成されている。
【0015】なお、本実施例では、封口部材3の材質を
フェノール板としているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、適宜な強度と絶縁性を有するものであれ
ば良い。
【0016】嵌入部3aには、外装ケース2側の端面か
ら上面に貫通する一対の接続端子4が設けられており、
この接続端子4の接続端部4aにコンデンサ素子5より
導出されたリードタブ5aがボルト接続されるようにな
っている。
【0017】また、嵌入部3aにおける外周側面の垂下
片3cよりも下方位置には、全周にわたり溝部3dが設
けられている。また、嵌入部3aの外周側面全体と鍔部
3bの内面には、ゴム等からなる弾性部材6が貼着され
ている。
【0018】この際、弾性部材6の表面と垂下片3cの
内面との離間幅が外装ケース2の開放端の肉厚よりも若
干幅狭となるようになっており、弾性部材6を圧縮させ
ることで、嵌入部3aと垂下片3cとの間に外装ケース
2の開放端を嵌入できるようになっている。
【0019】このように、本実施例では、嵌入部3aの
外周側面に溝部3dを設けることにより、外装ケース2
の封口時に全周にわたって形成される横溝部2aが溝部
3d内に入り込み、封口部材3を外装ケース2に対し確
実に固定できるため好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、図5に示す封口部材3’の
ように、横溝部2aの内面で嵌入部3aの外周側面を強
固に挟持することで、封口部材3’を外装ケース2に対
し固定するようにしても良い。
【0020】また、本実施例では、嵌入部3aの外周側
面全体と鍔部3bの内面に、ゴム等からなる弾性部材6
が貼着されており、外装ケース2の封口時に、この弾性
部材の表面が外装ケース2の開放端の内周面に圧着し、
外装ケース2の内部の密封性を向上できることから好ま
しいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、図5に示す封口部材3’のように、弾性部材6’を
嵌入部の外周側面のみに形成したものでも良く、さらに
は、図6に示す封口部材3”のように、特に弾性部材は
設けず、嵌入部3aと垂下片3cとの離間幅を外装ケー
ス2の開放端の肉厚と同寸に形成し、これら嵌入部3a
と垂下片3cとの間に外装ケース2の開放端を密着する
ように嵌入するようにしても良い。
【0021】次に、本実施例のコンデンサ1の封口要領
を図3及び図4に基づいて説明する。
【0022】まず、コンデンサ素子5より導出されたリ
ードタブ5aを接続端部4aにボルト接続した後、弾性
部材6の嵌入部3aの外周側面にあたる部分を内側に圧
縮した状態とし、嵌入部3aと垂下片3cとの間に外装
ケース2の開放端を嵌入する。
【0023】次いで、封口部材3を上方から押圧して、
弾性部材6を鍔部3bの内面と外装ケース2の開放端と
で圧縮した状態とし、外装ケース2の外周側面を、その
内方に位置する嵌入部3aの溝部3dに沿って、外方か
ら全周にわたり加締め凹入する。
【0024】これにより、加締め凹入することで形成さ
れた横溝部2aの内面が嵌入部3aの溝部3dに入り込
むため、封口部材3が外装ケース2に対し確実に固定さ
れるようになる。さらに、弾性部材6の表面が外装ケー
ス2の開放端の内周面及び上端面に圧着するため、外装
ケース2の内部が密封されることとなる。
【0025】以上のように構成された本実施例のコンデ
ンサ1にあっては、嵌入部3aと垂下片3cとの間に外
装ケース2の開放端が嵌入されており、この開放端の変
形が抑制されるため、外装ケース2の外周側面における
垂下片3cの下部近傍をほぼ全周にわたって加締め凹入
しても、外装ケース2の開放端の4角部が外方にめくり
あがることがないので、密封性の高い状態で有底四角筒
状の外装ケース2の開放端を封口することができる。
【0026】以上、本発明を図面に基づいて説明してき
たが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
く、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更や追加があ
っても、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0027】例えば、上記実施例においては、垂下片3
cが封口部材3の全周にわたり環状に形成されており、
嵌入部3aの外周側面と垂下片3cの内周側面との間
に、外装ケース2の開放端の全体が嵌入され、外装ケー
ス2の開放端における4角以外の変形も抑制され、外方
にめくりあがることがないので、外装ケース2内部の密
封性を一層向上できるため好ましいが、本発明はこれに
限定されるものではなく、少なくとも、封口部材の4角
部に形成されていれば良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0029】(a)請求項1の発明によれば、嵌入部の
外周側面と垂下片の内周側面との間に外装ケースの開放
端が嵌入されており、該開放端の変形が抑制されるた
め、外装ケースにおける垂下片の下部近傍をほぼ全周に
わたって加締め凹入しても、外装ケースの開放端の4角
部が外方にめくりあがることがないので、密封性の高い
状態で有底四角筒状の外装ケースの開放端を封口するこ
とができる。
【0030】(b)請求項2の発明によれば、前記嵌入
部の外周側面と垂下片の内周側面との間に、外装ケース
の開放端の全体が嵌入されるため、外装ケースの開放端
における4角以外の変形も抑制され、外方にめくりあが
ることがないので、外装ケース内部の密封性を一層向上
できる。
【0031】(c)請求項3の発明によれば、嵌入部の
外周側面に形成された溝部に沿って、外装ケースを加締
め凹入することで、前記溝部に外装ケースの加締め凹入
した部分が入り込むため、封口部材が確実に固定され
る。
【0032】(d)請求項4の発明によれば、封口部材
の嵌入部を外装ケースに嵌入した際に、弾性部材の表面
が外装ケースの開放端の内周面に圧着するため、外装ケ
ース内部のの密封性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるコンデンサを示す外観
斜視図である。
【図2】図1のコンデンサの外装ケースから封口部材を
外した状態を示す外観斜視図である。
【図3】図1のコンデンサの外装ケースから封口部材を
外した状態を示す断面図である。
【図4】図1のコンデンサの外装ケースを封口部材にて
封口した状態を示す断面図である。
【図5】図1のコンデンサの変形例を示す断面図であ
る。
【図6】図1のコンデンサの変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンデンサ 2 外装ケース 2a 横溝部 3、3’、3”封口部材 3a 嵌入部 3b 鍔部 3c 垂下片 3d 溝部 4 接続端子 4a 接続端部 5 コンデンサ素子 5a リードタブ 6、6’ 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 秀樹 東京都青梅市東青梅一丁目167番地の1 株式会社シーシーアール青梅センター内 (72)発明者 田川 清 東京都青梅市東青梅一丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子を収容する有底四角筒状
    の外装ケースと、該外装ケースの開放端を封口する封口
    部材とからなるコンデンサの封口構造であって、前記封
    口部材は、前記外装ケースの開放端内に嵌入可能な嵌入
    部を有するとともに、少なくとも4角部に前記嵌入部の
    外周側面に沿って下方に延びる垂下片が形成されてお
    り、前記嵌入部の外周側面と垂下片の内周側面との間に
    外装ケースの開放端を嵌入し、該外装ケースにおける垂
    下片の下部近傍をほぼ全周にわたって、前記嵌入部の外
    周側面を挟持するように加締め凹入してなることを特徴
    とするコンデンサの封口構造。
  2. 【請求項2】 前記垂下片が封口部材の全周にわたり形
    成されている請求項1に記載のコンデンサの封口構造。
  3. 【請求項3】前記嵌入部の外周側面における垂下片の下
    部近傍に、ほぼ全周にわたって溝部が形成されている請
    求項1または2に記載のコンデンサの封口構造。
  4. 【請求項4】 前記嵌入部の外周側面に弾性部材が設け
    られている請求項1ないし3のいずれかに記載のコンデ
    ンサの封口構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019082A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Nissan Diesel Motor Co Ltd 電気二重層キャパシタおよびその製造方法
JP2012248787A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Hitachi Aic Inc フィルムコンデンサ

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