JPS6017905Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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Publication number
JPS6017905Y2
JPS6017905Y2 JP1979006278U JP627879U JPS6017905Y2 JP S6017905 Y2 JPS6017905 Y2 JP S6017905Y2 JP 1979006278 U JP1979006278 U JP 1979006278U JP 627879 U JP627879 U JP 627879U JP S6017905 Y2 JPS6017905 Y2 JP S6017905Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer case
insulating sheet
valve
case
grooves
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979006278U
Other languages
English (en)
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JPS55105946U (ja
Inventor
俊朗 丸山
Original Assignee
マルコン電子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by マルコン電子株式会社 filed Critical マルコン電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外装ケースの底面に防爆弁を設けた電解コンデ
ンサに関する。
従来小形電解コンデンサの防爆弁は封口ゴムに薄肉部を
残して上下から防爆孔を穿孔して構成したものが多用さ
れていたが、この構成では封口ゴムの製作上厚みのバラ
ツキが生じ弁動作が不確実となる欠点があった。
また封口ゴムはプリント基板に取付配線した場合基板側
に位置し基板に接しているため封口ゴムに防爆弁を設け
たものは開弁した際電解液が基板に流出し他の部品を電
気的に短絡させることがあった。
このため最近たとえば実開昭48−5284峰公報や実
開昭48−53543号公報のようにアルミニウム外装
ケースの内底面または内側面の一部に薄肉の切溝を設は
プリント基板から離れた位置になるように防爆弁を設け
たものが多数提案されているが、これらはいずれもアル
ミニウム外装ケースの内部に切溝を設けているため薄肉
部の厚みを0.03rIrIn以下にしないと確実に開
弁せず信頼性が低いという欠点があり、しかもアルミニ
ウム外装ケースの外表面に絶縁スリーブと絶縁シートを
被覆するものは防爆弁が前記絶縁スリーブまたは絶縁シ
ートで閉塞されてしまいせっかく切溝が破れても開弁じ
ない事故が発生する欠点があった。
本考案は上記のような欠点を除去するためになされたも
のでアルミニウム外装ケースの外底面に略中心点から放
射状に少なくとも3本の切溝を設け、かつ絶縁シートに
透孔を設けることによって確実に開弁し信頼性の高い安
全な電解コンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の詳細につき図面を参照しながら説明する。
すなわち第1図に示すようなアルミニウムまたはその合
金からなる外装ケース1に電解液を含浸したコンデンサ
素子を収容し該コンデンサ素子から導出した電極端子を
封口体の端子挿通孔に挿通し前記外装ケース1の開口部
を前記封口体で封目し側面を押圧するとともに端部を巻
締し密封する。
前記外装ケース1は有底円筒状で底面2の外側に略中心
点から放射状にV字状またはU字状のような切溝3を少
なくとも3本以上設けたものである。
しかして第2図に示すように外装ケース1の外表面に絶
縁スリーブ4および絶縁シート5を被覆してなるもので
ある。
該絶縁シート5の略中心部には第3図A、B、Cに示す
ような円形、角形または星形の透孔6を設けておき前記
切溝3が破れたとき透孔6により開弁が円滑に行なわれ
るようにしたものである。
このような構成の防爆弁を外装ケース1の外底面に設け
たことによってコンデンサの内部圧が急激に上昇した場
合外装ケース1か底面2に設けた各切溝4の交叉点から
切溝3に沿って破れてガスは絶縁シート5の透孔6から
外部に排出される。
切溝3を外装ケース1底面2の外側に設け、かつ絶縁シ
ート5に透孔6を設けたので開弁じやすくなり開弁まで
の時間が均一で従来の底面内側に設けたものや絶縁スリ
ーブや絶縁シートで防爆弁の上面を被覆し閉塞したもの
と比べていちぢるしく信頼性が高くなる。
つぎに本考案の実施例Aと従来の参考例Bとの開弁試験
結果を第1表に示す。
いずれもアルミニウム外装ケースを用いたアルミニウム
小形電解コンデンサで電流値IA、 2A、 3A、
5Aにつき逆電圧および交流125V、ACの電圧を印
加したときの開弁までの時間を測定したものである。
第1表から明らかなように実施例Aは参考例Bと比較し
て開弁までの時間のバラツキがきわめて小さく確実に開
弁することが理解される。
なお上記説明では外装ケース底面の略中心点から放射状
の切溝3を3本設けたものについて例示したが切溝3は
少なくとも3本以上であれば何本でもよく5〜8本設け
てもよいことはいうまでもない。
また切溝3は必ずしも外装ケース1底面2の略中心点か
ら放射状に設けるものに限定するものではなく中心点か
ら離れた偏心した箇所から放射状に設けてもよいし、絶
縁シート5の透孔も略中心部に限定するものではなく偏
心した箇所に設けてもよい。
以上詳述したように本考案によればコンデンサ素子を収
容するアルミニウム外装ケースの外底面に略中心点から
放射状に少なくとも3本の切溝を設け、かつ絶縁シート
に透孔を設けたことによってコンデンサの内部圧が上昇
した場合前記外装ケースが底面に設けた各切溝の交叉点
から切溝に沿って破れガスは絶縁シートの透孔から外部
に排出されるので確実に開弁し開弁時間のバラツキを小
さくし得、信頼性の高い安全な電解コンデンサを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例に係るもので第1図は外
底面に切溝を設けた外装ケースの一実施例を示す斜視図
、第2図は絶縁スリーブを被覆した外装ケースの底面を
示す断面図、第3図A。 B、 Cは絶縁シートに設けた透孔の形状を示す平面図
である。 1・・・・・・外装ケース、2・・・・・・底面、3・
・・・・・切溝、4・・・・・・絶縁スリーブ、5・・
・・・・絶縁シート、6・・・・・・透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電解液を含浸したコンデンサ素子と、該コンデンサ素子
    を収容する有底円筒状のアルミニウムまたはその合金か
    らなる外装ケースと、該外装ケースの外底面に略中心点
    から放射状に少なくとも3本設けた切溝と、前記外装ケ
    ースの開口部を封口する封口体と、前記外装ケースの外
    底面を被覆し透孔を設けた絶縁シートと、該絶縁シート
    および前記外装ケースを被覆する絶縁スリーブとを具備
    したことを特徴とする電解コンデンサ。
JP1979006278U 1979-01-19 1979-01-19 電解コンデンサ Expired JPS6017905Y2 (ja)

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JP1979006278U JPS6017905Y2 (ja) 1979-01-19 1979-01-19 電解コンデンサ

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JP1979006278U JPS6017905Y2 (ja) 1979-01-19 1979-01-19 電解コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS55105946U JPS55105946U (ja) 1980-07-24
JPS6017905Y2 true JPS6017905Y2 (ja) 1985-05-31

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ID=28812913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979006278U Expired JPS6017905Y2 (ja) 1979-01-19 1979-01-19 電解コンデンサ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629710Y2 (ja) * 1981-04-25 1987-03-06
JPS629709Y2 (ja) * 1981-04-25 1987-03-06

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017905U (ja) * 1973-06-13 1975-02-27
JPS513376U (ja) * 1974-06-25 1976-01-12

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49100142U (ja) * 1972-12-18 1974-08-29
JPS53154337U (ja) * 1977-05-11 1978-12-05

Patent Citations (2)

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JPS5017905U (ja) * 1973-06-13 1975-02-27
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS55105946U (ja) 1980-07-24

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