JPH0566660B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0566660B2
JPH0566660B2 JP59224233A JP22423384A JPH0566660B2 JP H0566660 B2 JPH0566660 B2 JP H0566660B2 JP 59224233 A JP59224233 A JP 59224233A JP 22423384 A JP22423384 A JP 22423384A JP H0566660 B2 JPH0566660 B2 JP H0566660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
lens system
wires
optical head
disk recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59224233A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60121545A (ja
Inventor
Edoarudo Fuan Rosumar Herarudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPS60121545A publication Critical patent/JPS60121545A/ja
Publication of JPH0566660B2 publication Critical patent/JPH0566660B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
    • G02B7/182Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors
    • G02B7/1821Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors for rotating or oscillating mirrors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/0857Arrangements for mechanically moving the whole head
    • G11B7/08576Swinging-arm positioners
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/093Electromechanical actuators for lens positioning for focusing and tracking

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フレームと、光学素子を有する可動
光学系と、この光学系を前記のフレームに対して
可動に支持し且つその厚さとの関係において長い
支持部材と、前記の可動光学系を制御して動かす
電磁的な作動子とを有する、光デイスク記録再生
装置用光学ヘツドに関するものである。
(従来の技術) このタイプの光デイスク記録再生装置用光学ヘ
ツドは、例えば欧州特許願第0077581号から、
色々な形で知られている。これに記載された光デ
イスク記録再生装置用光学ヘツドは、揺動宛を使
用し、レーザよりの光を焦点調節して光スポツト
を形成する光ビームにより回転光デイスクの記録
面の記録トラツクの書込および/または読出を行
うようにしたものである。光学系は、フレームに
固定された幾つかのレンズを組合された光デイス
ク記録再生装置用光学ヘツドの対物レンズを形成
する複数のレンズより成る。可撓性の支持部材は
2個の板ばねを有し、これ等の板ばねは相互に間
隔をもち、互いに少なくとも実質的に平行に延在
し、可動光学系に連結された一端とフレームに固
定された他端を有する。ここで「フレーム」とい
うのは、光学系を有する一体の光学ピツクアツプ
のハウジングを意味するもので、このピツクアツ
プは、前記の揺動腕装置の揺動腕内に完全に取付
けられることができる。
光学系は板ばねによつて支持され、光デイスク
の情報構造体上に光スポツトが常に焦点を結ぶよ
うにその光軸に沿つて動くことができるようにさ
れている。光デイスクのトラツクをやはり光学系
によつて半径方向に追従できるように揺動腕全体
が駆動されるが、これは、揺動腕の回動運動を板
ばねを介して光学系に伝達せねばならないことを
意味する。したがつて、板ばねは相反する要求を
満足せねばならない。フオーカシング運動は、光
学系とこの光学系を取囲む環状磁石の質量を加速
し減速するためのエネルギを必要とするだけでな
く、ばねの偏倚のためのエネルギも必要とする。
フレーム上に配された作動コイルの熱消費と、光
学系のフオーカシング運動を制御するサーボ系の
増幅器の寸法とを最小にするためには、弱い板ば
ねを使用せねばならない。このことは、フオーカ
シングのためには板ばねは弱くなければならない
が、これを横切る方向には板ばねは硬くなければ
ならないことを意味する。この要求は、板ばねを
薄くする反面十分に広くすることによつて部分的
に満足することができる。別の要求は、板ばねは
最小の質量をもたねばならず、また光学系の運動
の周波数に共振してはならないということであ
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、支持装置に課せられる前述の相反す
る要求をより有効に満たすようにした冒頭記載の
タイプの光デイスク記録再生装置用光学ヘツドを
得ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明は次の点を
特徴とする。すなわち、フレームと、光軸を有す
る光学素子をそなえた可動光学系と、曲げに対し
て低い抵抗を有する、光学系を可動に支持する少
なくとも1つの細長い支持部材と、光学系を動か
す電磁作動子と、支持部材にその長手方向にプリ
テンシヨンを与えるための、フレームに連結され
た第1磁気要素及び光学系に連結された第2の磁
気要素より成る磁気装置とを有し、前記の磁気要
素は、支持部材にその長手方向にプリテンシヨン
を与えるようにエアギヤツプを介して互いに共働
することを特徴とする。このプリテンシヨン付与
装置は、たとえ薄いばねが使用されても、横方向
への運動に適当な抵抗を与えることができる。磁
気的なプリテンシヨン付与装置は、光学系をフレ
ーム上に可動に支持する支持部材の部分を形成す
るように考慮してもよい。支持部材の力−変位特
性は磁気低なプリテンシヨン付与装置の選択によ
つて影響を与えることができ、より線形の特性を
得ることが可能である。
永久磁石は電源を要しないので、プリテンシヨ
ン付与装置の磁気要素は永久磁石であるのが好ま
しい。けれども、原理的にはこの代わりに電磁的
装置または電磁的装置と永久磁石装置の組合せを
用いることも可能である。有利な実施態様では、
プリテンシヨン付与装置の少なくとも一部が作動
子の部分をも形成する。この作動子の部分はこの
場合2つの機能を果たすので、必要な付加部分は
極く僅かですむかまたは全く必要ない。
本発明の意義は、冒頭に記載したタイプの光デ
イスク記録再生装置用光学ヘツドの全く新たな世
代の開発を可能にしたことである。
前に挙げた欧州特許出願第0077581号に記載さ
れているように、可動光学系は例えば光軸を有す
るレンズ系であつてもよい。ここで言う「レンズ
系」という言葉は、少なくとも1個のレンズを有
する光学系を意味するものとする。レンズ系が、
曲げに対して低い抵抗を有するワイヤによつて支
持された場合には、光軸に垂直な軸を中心とする
この系の傾斜を防ぐ対策を講じることが必要であ
る。この点に関して有利な本発明の実施態様で
は、光学系は光軸を有するレンズ系であり、支持
部材は、少なくとも略々垂直に延在する2対のワ
イヤを有し、第1の対はレンズ系の第1の端近く
を延在し、第2の対はレンズ系の第2の端近くを
延在し、また各対のワイヤは互いに角度をなして
配される。支持部材によつて示される傾斜に対す
る抵抗は次のような事実の結果である。即ち、ワ
イヤは互いに或る角度をなして配されしたがつて
光学系の傾斜の間は異なる弧を描かねばならない
ので、ワイヤに予め与えられている応力に打ち勝
つのに必要なトルク限度以上の大きさの傾斜トル
クが加えられた場合にだけ光学系は傾斜可能であ
る。この実施態様は更に次のような特徴を有する
ようにできる。即ち、第1の対のワイヤは第1固
定点で交わり、第2の対のワイヤは第2固定点で
交わり、これ等の第1と第2固定点は、互いに間
隔をおいて、レンズ系の光軸と平行に延在する該
レンズ系の回動軸上にある。したがつて、両側に
2つのワイヤを用いても、これ等のワイヤに対し
て2つの固定点を必要とするだけである。更に、
レンズ系は円弧に沿つて動き、このことは生産技
術に関して光学ヘツドの静止部分を最適にするこ
とができる。この光学ヘツドの更に別の利点は、
平行なワイヤにくらべ、光軸および回動軸と交わ
りこれに垂直な軸を中心とするレンズ系の望まし
くない回動運動に対して大きな抵抗を生じること
である。これについては後で更に詳しく説明す
る。
前述の欧州特許出願第00721131号に記載された
揺動腕装置は、揺動腕に対する高価な支持部材に
加え、この揺動腕上にレンズ系を支持するための
支持部材を使用する必要がある。この欧州特許出
願に記載された手段によれば、回転毎に生ずるト
ラツクの半径方向の振動に「単ステージサーボシ
ステム」と呼ばれる唯一のサーボシステムによつ
て絶えず追従する揺動腕装置を得ることができ
る。これは、レンズ系が揺動腕に対して半径方向
に別個に制御されないことを意味する。揺動腕全
体が、迅速なトラツキングのために1つのサーボ
ループ内に組込まれている。この揺動腕装置の運
動幅は最も厳密な要求に従わねばならないが、こ
れには困難を伴う。本発明は、この公知の揺動腕
を、極めて大きな幅と小数の部品を有する電磁的
装置で完全に置き換えることを可能としたもので
ある。この目的に対し、前記の実施態様の特徴を
もちその上に次のような点を特徴とする別の実施
態様が用いられる、即ち、レンズ系は、読出され
るべき光デイスクの環状の半径方向寸法と少なく
とも等しい長さの弦を有する弧に沿つて回動軸を
中心として回動可能であり、第1作動装置は、そ
の曲率中心が回動軸上にある弧の形を有し、レン
ズ系の回動位置に関係なく少なくも略々一定のエ
アギヤツプを経て電磁的な作動子の第2の作動機
構と共働する。回転する光デイスクを別のサーボ
制御径方向可能装置を用いることなしに完全に走
査することができるようにしたこの本発明の実施
態様は、ワイヤとの接触を全く必要としないやり
方でプリテンシヨンを与えられたワイヤにより支
持されたレンズ系の形の唯一つの可動部分をもつ
だけである。
本発明は、例えば米国特許第4021101号明細書
に記載されているような別のタイプの光デイスク
記録再生装置用光学ヘツドに有利に用いることも
できる。この公知の電磁装置では、レンズ系は、
永久磁石固定子の環状エアギヤツプに設けた可動
コイルによつて光軸に沿つて前後に動かされる。
回転している光デイスクのトラツクに追従するた
めに、この公知の装置を、光スポツトの半径方向
のトラツクへの追従と光スポツトを接線方向に動
かすことによるタイミング誤差の補償に夫々役立
つ1個または2個のミラーと組合せて使用するこ
とができる。この公知の装置は、本発明の次のよ
うな実施態様、即ち、支持部材が、光軸と平行に
延在しまた光軸と離れた少なくとも3つの等長の
ワイヤを有する実施態様を用いることにより、回
動ミラーが無くてすむように改良することができ
る。ワイヤは例えばレンズ系の下側に配設し、プ
リテンシヨン付与装置がレンズ系を重力に抗して
上向き方向に荷重するようにしてもよい。このよ
うに上向き方向に荷重されたレンズ系は、適当な
電磁作動子を使用して光軸に沿つてだけでなくこ
の光軸に垂直な方向にも高い周波数で動かされる
ことができる。
ワイヤを本発明の光デイスク記録再生装置用光
学ヘツドに迅速に取付けるには、支持部材部分を
形成するワイヤを連続した一本のワイヤで形成す
るようにするのが有利であることがわかつた。
曲げに対しては低い抵抗をもつに拘らず十分に
強いワイヤを得るためには、ワイヤが複数の別個
の繊維を有するようにした実施態様を用いること
ができる。これに関して、ワイヤが少なくとも第
1タイプの繊維と第2タイプの繊維を有し、第1
タイプの繊維を情報信号の伝送に適した即ち電気
または光の導伝材料よりつくり、第2タイプの繊
維を前記の第1タイプの材料よりも弾性の小さな
材料よりつくるようにすると有利であろう。可動
光学系もやはり電子装置を有するかまたは光フア
イバを経て光ビームを受けると特に有利である。
ワイヤが長手方向に極めて低い弾性を有すると
いうことは需要である。このワイヤは、鋼よりも
大きい弾性係数を有する材料より成るのが好まし
い。例えば、この材料が炭化水素系ポリマーであ
るのが好ましい。
DU Pont de Nemour より市販されている
材料「KEVLAR.49」よりつくられた多重繊維ワ
イヤの使用によつて優れた結果が得られている。
この材料は芳香族ポリアミドである。別の例は、
Akzo B.V.より市販されている材料
「ARENKA」である。その他の有望且つ適当な
材料は、例えばポリ パーラーフエニレン−テレ
フタレートおよびメーカより発表されているか未
だ市販されていない超強ポリテン繊維である。前
記の材料の「KEVLAR.49」は極めて高い引張強
さと鋼の1/5の質量(7.2Kg/dm3の代略に1.4)
とが組合さつたもので、鋼の略々1.5倍の弾性係
数を有する。この材料は直径略々12ミクロンの繊
維の形で入手することができ、この繊維は、極端
に低い弾性を有する所要の太さのワイヤをつくる
のに適している。
(実施例) 以下に本発明の幾つかの実施例を図面を参照し
てより詳細に説明する。
第1図および第2図に示した光デイスク記録再
生装置用光学ヘツドは、前述の欧州特許出願第
0057581号に記載された光学ヘツドに変更を加え
たものである。この光学ヘツドは、反射層3で覆
つた情報パターンを上面にもつた透明な基板2を
有する光学デイスク1を読取る役をする。このデ
イスクは、例えば光学的なオーデイオデイスクで
もビデオデイスクでもよい。装置は、筒4Aとこ
の筒上に配設されたユニツト4Bとより成るフレ
ーム4を有する。このユニツト4Bは、対物レン
ズの可動部分を形成する可動レンズ系5を支持す
る。このレンズ系はレンズ6(第2図参照)と図
示しない幾つかの別のレンズを有する。光学ヘツ
ドは更に2個の固定レンズ7と8および2個のビ
ーム分光プリズム9Aと9Bとを有する。半導体
レーザ10は光ビーム11を放射し、この光ビー
ムは、デイスク1の情報面に光スポツト12を形
成するようにレンズ系によつて合焦される。反射
層3によつて反射され、情報によつて変調された
光ビームは、ビーム分光プリズム9Aと9B間の
反射面によつて、ビーム13として半導体ダイオ
ードシステム14に向けて反射される。
前記のレンズ系5は、板ばね15と16を有す
る可撓性の細長い支持部材によつてフレーム4に
可動に連結される。レンズ系の運動を制御するた
めに、フレーム上のコイル17Aの形の第1作動
機構とレンズ系上の環状磁石17Bの形の第2作
動機構とより成る電磁作動子17が設けられる。
これ等の作動機構はエアギヤツプ18を経て互い
に共働する。前記の電磁作動子によつて、弾性的
に懸吊されたレンズ系5は、デイスク1の情報面
に光スポツト12をフオーカシングするために光
軸19に沿つて制御された運動を行うことができ
る。
板ばね15と16は予め応力を与えられる、即
ち、磁気的なプリテンシヨン付与装置によつてそ
の長手方向に予め張力を与えられる。前記のプリ
テンシヨン付与装置はフレーム上に配設された環
状磁石20の形の第1プリテンシヨン付与装置と
レンズ系上に配設された前述の環状磁石17Bの
形の第2プリテンシヨン付与装置とより成る。こ
の2つのプリテンシヨン付与装置はエアギヤツプ
18を経て互いに磁気的に共働する。環状磁石1
7Bは、上側と下側にS極の領域が形成されまた
中央部分にはN極が形成されるように軸方向に磁
化されている。環状磁石20は板ばね15と16
の長手方向に磁化されている。第2図にNとSで
示したように、環状磁石20の一方の側はN極の
領域を有し、反対側はS極の領域を有する。この
結果、N極側は環状磁石17Bに反発力を及ぼし
またS極側は吸引力を及ぼし、これ等2つの力が
板ばねにプリテンシヨンを与える。
環状磁石20は局部的に磁化されているが環全
体が磁性材料でつくられているので、環全体が環
状磁石17Bと磁気的に共働する。これが、焦点
調節のためにレンズ系5に及ぼされるべき力に影
響を与える。これを第3図によつて説明する。こ
の第3図はXOF系軸と3つの曲線121,12
2および123を示す。曲線121は、変位Xと
板ばね15と16を偏向するためこの変位を要す
る軸方向の力Fとの関係を表わすグラフである。
小さな変位に対しては曲線121は直線と見做し
て差支えない。曲線123は、変位Xと、環状磁
石20および環状磁石17Bの磁気的な共働によ
つて可動レンズ系5に及ぼされる軸方向力との関
係を表わす。作動子によつて可動レンズ系が受け
る合成電磁力は曲線121と123に加えた合成
曲線122によつて表わされる。この曲線は曲線
121よりも著しく平坦なので、焦点調節に要す
る軸方向の力は環状磁石20が無い場合よりも小
さい。
第4図に示した光学ヘツドは第1図および第2
図に示した光学ヘツドの上部の別の実施例を示
す。この光学ヘツドはユニツト21を有し、この
ユニツトは前記の筒4A上に配設することができ
る。装置は更にレンズ23をそなえた可動レンズ
系22と、細長い可撓性の支持部材24と25
と、フオーカシングコイル26A1と2個のトラ
ツキングコイル26A2の形の第1作動機構(一
括して26Aという)とを有する。レンズ系22
上に配設された2個の環状磁石26Bの形の第2
作動機構も設けられている。磁気的なプリテンシ
ヨン付与装置は、板27Aと2個の軟鉄条帯27
Bより成る第1プリテンシヨン付与装置(一括し
て27という)を有する。第2プリテンシヨン付
与装置は、レンズ系上に配設され、環状磁石26
Bを有する。
前記のユニツト21は、適当な非磁性材料例え
ばアルミニユームまたは合成樹脂よりつくられ、
4個の上向きに延在するリム28を有する。前記
の2個のトラツキングコイル26A2は、例えば
適当な接着剤によつて前記のリムの2個の間に
夫々取付けられる。フオーカシングコイル26A
1はリムの周囲に取付けられ、やはり接着剤によ
つてリムに固定される。プリテンシヨン付与装置
27もやはり接着剤で固定される。
可動レンズ系22の支持部材は2対のワイヤ2
4と25を有し、これ等のワイヤは、該可動レン
ズ系22の光軸29に少なくとも略々垂直に延在
する。第1の対のワイヤ24はレンズ系の第1の
端近くに延在し、第2の対のワイヤ25はこのレ
ンズ系の他方の即ち第2の端近くに延在する。各
対24と25の2個のワイヤは夫々互いに角度α
を形成する。第1の対のワイヤ24は第1固定点
30で交わり、第2の対のワイヤ25は第2固定
点31で交わる。これ等の固定点は互いに離れ、
可動レンズ系22の光軸29と平行に延在する該
可動レンズ系の回動軸32上にある。ユニツト2
1は壁部分33にスロツト34をもつ。このスロ
ツトは光軸29と平行に延在する。ワイヤ24と
25は前記のスロツトを通つて延在し、固定点3
0と31の場所で壁部分33に接着剤で固定され
る。
環状磁石26Bは、同一の極性が互いに面する
ように軸方向に磁化されている。トラツキングコ
イル26A2の存在により、対物レンズは光軸2
9に沿つて可動であるだけでなく、回動軸32を
中心として電気的に制御された回動運動を行うこ
ともできる。これは、レンズ系5が光軸19に沿
つた運動しかできない第1図および2図の光学ヘ
ツドと異なる点である。このために、第4図の光
学ヘツドを、光デイスクの回転軸の半径方向に並
進可能で且つ走査すべきトラツクに粗く追従する
揺動腕またはスライドに取付けることが可能とな
る。トラツクの半径方向の僅かな偏差は、可動レ
ンズ系22の修正運動によつて追従することがで
きる。
ワイヤ24と25の夫々互いに傾斜した配置
は、第1図および第2図の板ばねと同様に2つず
つ互いに平行に延在するようにしたワイヤに比べ
ると、重要な付加的な利点を有する。第1図およ
び2図のレンズ系5が、光軸と直角に交わり且つ
板ばね15と16に平行な軸84を中心として傾
くと、板ばね15と16は曲げ荷重を受ける。け
れども、第4図のレンズ系22が対応した軸85
を中心として傾くと、4個のワイヤの2個(1つ
の上方ワイヤと、この上方ワイヤと平行でない1
つの下方ワイヤ)は常に引張応力を受ける。これ
を図によつて説明すると、例えばレンズ系22が
軸85を中心として矢印の方向に傾斜運動を受
けると、点Aは、矢印で示した下方運動と、矢
印で示した固定点30のまわりの回転運動と、
矢印で示した光軸29のまわりの回転運動をし
ようとし、同時に点Bは、矢印で示した上方運
動と、矢印で示した固定点3のまわりの回転
運動と、矢印で示した光軸29のまわりの回転
運動をしようとする。ワイヤ24と25が張力を
受けている限りは、回転運動とは互いに反対
に働き、傾斜に対して抵抗を生じる。若しワイヤ
が平行ならば、傾斜に対する抵抗は全く存しな
い。
前述したことから、第1図および2図に示した
光学ヘツドは、板ばね15と16を平行とはせず
に例えば第2図に破線で示すように代りのばね1
5′とすればこれを改良できることは明らかであ
ろう。これ等のばねの可動レンズ系5から遠い方
の端は、図示のように狭くなるのではなくて拡が
るように配設してもよい。
以上説明した傾きに対する抵抗の改良は、本発
明の光学ヘツドと対比的にプリテンシヨン付与装
置をもたない光学ヘツドでも得ることができる。
例えば、第1図および2図の光学ヘツドで得られ
た改良は環状磁石20が無くても存続する。板ば
ねの代りに、これと異なる断面例えば円形断面の
ばねを使うことも可能である。けれども、支持部
材の長さがその厚さに比して比較的大きいため
に、張力と圧縮力に対する抵抗の方が常に曲げに
対する抵抗よりも大きい。
第5,8図は本発明の重要な実施例を示す。こ
の光デイスク記録再生装置用光学ヘツドは、レン
ズ系に対する支持部材については第4図の光学ヘ
ツドと類似している。。けれども、この光学ヘツ
ドは原理的に半径方向トラツキングおよび半径方
向への所要の修正運動の両方を行うのに適してい
る。この光学ヘツドは、光軸36を有するレンズ
系35と、やはり対で設けられ且つ光軸を横切つ
て延在するワイヤ37と38を有する前記レンズ
系の支持部材とより成り、第1の対のワイヤ37
はレンズ系35の第1の端近くを延在し、第2の
対のワイヤ38はレンズ系35の第2の端近くで
延在している。各対のワイヤは互いに角度βを形
成する。第1の対のワイヤ37はフレーム41の
柱40の第1固定点39で交わる。第2の対のワ
イヤ38は柱40の第2固定点42で交わる。こ
れ等の2つの固定点は、レンズ系35の光軸と平
行に延在する該レンズ系の回動軸43上に互いに
離れて存する。一方の対のワイヤ間と他方の対の
ワイヤ間の角度が共にβであることは厳密には必
要でない。場合によつてはこれ等の角度を異なる
値にすることが有利でありまたは必要であること
もあろう。この実施例では、レンズ系は、レンズ
44および考えられるその他のレンズ以外に、光
源、および、光スポツト46を形成するように光
ビームを集束して合焦しまた光デイスク47上の
情報で光変調された反射光を受光してこの情報を
電気変調に変換するのに必要なその他のすべての
光学部分および光電子部分を有する。レンズ系3
5は例えば第1〜2図に示した装置に存する部分
を有することもできる。レンズ系35はしたがつ
て可動の電子光学走査ユニツトも見做すことがで
きる。前記のレンズ系は回動軸43を中心として
弧48に沿つて回動可能で、その弦49(第5図
参照)の長さは、読出すべき情報デイスクの環状
の情報区域の半径方向の寸法に少なくとも等し
い。したがつてレンズ系は情報読出しに必要な全
通路に沿つて動くことが可能である。ワイヤ3
7,38による懸吊は、必要とされる唯一の支持
部材である。この部材は、光軸に沿つたフオーカ
シング運動と、デイスク上のトラツクに追従する
ための回動軸43を中心とする回動運動の両方を
生じることができる。
作動子(一括して51という)は、フレーム4
1上に配設され且つ曲率半径が回動軸43上にあ
る弧に沿つて延在する第1作動機構(一括して5
1Aという)を有する。第2作動機構(一括して
51Bという)は、レンズ系35の回動位置とは
無関係に一定であるエアギヤツプ53を経て前記
の第1作動機構と共働する。
前記の第1作動機構51Aは、4個の弧状の軟
鉄条帯51A1,51A4と、回動軸43に対し
て半径方向に延在する2個の軟鉄側板51A5と
を有する。第1作動機構は更に回動軸に対して半
径方向に磁化された2個の弧状の永久磁石51A
6と51A7を有する。第2作動機構51Bは、
レンズ系35上に交差して配された2個のコイル
51B1と51B2とを有する。前記の永久磁石
51A6と51A7の磁化方向は第6図と7図に
夫々北極と南極を表わす文字NとSで示されてい
る。レンズ系35は、前記の2個のコイルを同相
で付勢することによつて光軸36に沿つて動かさ
れる。ピボツト軸43を中心とするピボツト運動
はコイルを逆相で付勢することによつて得ること
ができる。
ワイヤ37と38をレンズ系35に取付けるた
めに、このレンズ系に4個の取付スタツド54が
設けられる。ワイヤはこのスタツドに適当な接着
剤によつて固定される。フレームの柱40の両端
にはスロツトが形成され、ワイヤはこのスロツト
内にやはり接着剤で固定される。
磁気的なプリテンシヨン付与装置は、前記の第
1の作動機構の一部を形成する軟鉄条帯51A2
の形の第1プリテンシヨン付与装置と、レンズ系
35上の永久磁石板55の形の第2プリテンシヨ
ン付与装置とより成る。これ等の装置はそれ等の
間に形成されたエアギヤツプを経て互いに磁気的
に共働する。したがつて、ワイヤ37と38は、
これ等ワイヤとの接触を全く必要としないやり方
で長手方向にプリテンシヨンが与えられる。
第9図と10図に示した実施例は、米国特許明
細書第4621101号に記載された光デイスク記録再
生装置用光学ヘツドに変更を加えたものである。
フレームは、円筒状スリーブ57を設けた基板5
6を有する。可動光学系はレンズ系58を有し、
このレンズ系は唯1個の光学素子59を有する。
この光学素子は非球面レンズで、光ビーム60を
合焦し、光デイスク63上の情報面に含まれる情
報を走査する光スポツト61を形成する役をす
る。このレンズは光軸70を有する。
レンズ系は更に前記レンズ59の取付部材64
を有する。前記のレンズ系は、4個の可撓性ワイ
ヤ65によつて支持体66上に支持される。
電磁的な作動子(一括して67という)は、軸
方向に反対に磁化された2個の環状の永久磁石の
形の第1作動機構67A1および67A2と、エ
アギヤツプを経て前記の環状の永久磁石と共働す
る2対のコイル67B1および67B2の形の第
2作動機構とを有する。ワイヤ65は、エアギヤ
ツプを経て共働し且つ環状の磁石67A1とキヤ
ツプ69に配設された強磁性リング68とを有す
る第1および第2プリテンシヨン付与装置によつ
て予め張力を与えられる。レンズ系58は作動子
によつて移動軸XXとZZに沿つて動くこができる
(第11図参照)。情報面62に光スポツト61の
焦点を合わせるために、全レンズ系は第1図の軸
YYに沿つた光軸70に沿つて動くことができ
る。この目的で、支持体66は、スリーブ57内
を軸方向に滑動可能な円筒状のスリーブ71内に
配設されている。このスリーブ71の上端には、
環状のフオーカシングコイル73を有するフラン
ジ72が設けられている。このコイルは、軸方向
に磁化された環状磁石74、端板75と76、お
よび中央部分77より成る永久磁石固定子の環状
エアギヤツプ内を軸方向に可動である。
ワイヤ65は同じ長さをもち、光軸70と平行
に延在する。したがつてXX方向とZZ方向への小
さな幅のモーメントは並進と見做して差支えな
い。第9図と10図に示した光デイスク記録再生
装置用光学ヘツドによつて、光スポツト61は情
報面62上に自動的に合焦され、またレンズ系5
8によつて、トラツクに対する位置の修正および
トラツクのタイミング誤差の修正に必要なXX方
向およびZZ方向への迅速な修正運動を行うこと
もできる。
永久磁石によるプリテンシヨン付与装置67A
および68に加えて電磁的なプリテンシヨン付与
装置が設けられている。この装置は、1個の環状
のプリテンシヨン付与コイル82と2個の磁石6
7A1および67A2とより成る。前記のプリテ
ンシヨン付与コイル82はワイヤ62に張力を加
えることができ、その大きさは印加電圧によつて
決まる。このプリテンシヨン付与コイルは焦点調
節コイル73と直列に設けられ、光軸に沿つたレ
ンズ系の加速または減速の結果ワイヤ65の張力
に全くか又は殆ど変化が生じることのないような
寸法にされることができる。レンズ系58によつ
てワイヤに及ぼされる変化する内力の結果として
のワイヤのプリテンシヨンの変化はこの場合同じ
大きさの逆修正によつて修正される。その結果、
支持部材のプリテンシヨンは、レンズ系が光軸に
沿つて迅速な焦点調節を行うにも拘らず全く変化
しなかまたは極く僅かしか変化しない。これは、
本願人の出願に係る前述の欧州特許願第
83201437.7号の主題をなす原理の応用である。
原理的には強磁性リング68は無くてもよく、
この場合ワイヤのプリテンシヨンは専ら電磁的プ
リテンシヨン付与装置によつて発生される。この
場合プリテンシヨンコイル82は特別なステツプ
なしにフオーカシングコイルと直列に配すること
はできない。その理由は、プリテンシヨン付与コ
イルに加えられるべき電流は、ワイヤ65に一定
の張力を発生するためのd,c成分と、修正力を
発生するための可変成分とを有せねばならないか
らで、この可変成分は、前記のd,c成分に重畳
され且つフオーカシングコイルの電流の関数であ
る。
レンズ系の支持部材が例えば第4,11図の実
施態様におけるように複数のワイヤを有する本発
明の実施態様においては、場合によつては全部の
ワイヤを単一の連続した長さのワイヤで形成する
ことも可能である。これはワイヤの取付を著しく
簡単にする。第4図には、ワイヤ24と25を終
端79と80をもつた単一の連続した長さのワイ
ヤ78で形成するやり方が示されている。このワ
イヤ78は破線で示したように可動レンズ系22
上に配設されている。ワイヤ78の長さのうち支
持部材24と25の部分を形成してない部分は、
適当な接着剤によつて可動レンズ系22に固定さ
れる。このようにしてワイヤ24と25を簡単な
工具で容易に形成できることがわかつた。ワイヤ
24の端部分とワイヤ25の固定点31の位置に
おけるループ部分81とは、接着剤によつて壁分
33のスロツト34内に固定される。第5図,第
8図に示した実施態様でも支持部材は同じように
構成される。
最適の可撓性とするためにワイヤは複数の分離
した繊維よりつくられる。「KEVLAR.49」とい
う商品名でDu Pont de Nemoursより出されて
いる芳香族ポリアミドでつくつたワイヤを用いて
第4図の実施態様で実験が行われた。各繊維の直
径は12ミクロンでワイヤ78はこのような繊維を
10本含む。前記の実施態様を示す図面には光学ヘ
ツドの可動部分と固定部分との間に電気または光
信号をどのように伝えるかについては示されてい
ない。場合によつては、第5図,8図に示した実
施態様におけるように、光学ヘツドの可動部分に
電力を加えることも必要である。光学ヘツドの可
動部分は、可動ワイヤまたは電導体のパターンを
有する可撓性薄膜によつて普通の方法で固定部分
と接続してもよい。支持部材が板ばね15と16
を有する第1図と第2図の実施態様では、コイル
17Aと、このばねを経て加えられた信号で駆動
することができる。支持部材が複数の繊維より成
る場合には第1タイプと第2タイプの繊維を用
い、第1タイプは、情報信号を伝送するのに適し
た材料でつくり、第2タイプは、第1タイプより
も弾性の小さな材料でつくるようにすることがで
きる。前記の第1タイプの材料は、電気信号また
は電流を伝送するための例えば金属、或いは光信
号を伝送するための光学材料とすることができ
る。支持機能は第2タイプの繊維で与えられるの
で、第1タイプの材料の高い弾性は光学システム
の支持に何等の機能を有しない。
支持部材がワイヤより成る本発明の実施態様で
は、ワイヤを鋼よりも大きな弾性係数を有する材
料でつくるのが好ましい。この材料としては前述
の「KELVAR.49」のような炭化水素系ポリマー
が好ましい。このような材料は実際上弾性を示さ
ず、したがつて、極めて小さな質量を関係運動方
向即ち光学系の関係運動方向の極めて大きな可撓
性と組合せた、光学系に対して極めて安定した支
持部材が得られる。
第12図の光学ヘツドは第5図,8図の実施態
様に変更を加えたものと見做すことができる。こ
の光学ヘツドは、レンズ92および必要ならばそ
れ以上のレンズと、図示しない光源と、光電子部
分とより成るレンズ系90を有する。このレンズ
系90は光軸94を有する。前記の光学ヘツドは
更に、光軸94を横切つて延在する2個の板ばね
96と98を有する。これ等の板ばね96と98
は、2つの条帯部104と106を形成するため
に夫々切欠100と102を有し、炭素繊維を含
む材料より成るばね鋼のような弾性材料よりつく
られる。一方の板ばね96はレンズ系90の上端
に固定され、他方の板ばね98はレンズ系の下端
に固定される。前記の2個の板ばね96と98
は、ボールピボツト108と110によつて、線
図的に示したフレーム112の一部を形成するロ
ツド114に取付けられている。
板ばね96と98を使用したこの支持部材によ
つて、光軸94に沿つたレンズ系90の焦点調節
運動とボールピボツト108と110を通つて延
在する回動軸116を中心とするトラツキング運
動とが可能になる。
作動機構(一括して119という)は、フレー
ム112に取付けられ且つその曲率中心が回動軸
116上にある弧状の第1作動機構(一括して1
18Aという)を有する。第2作動機構(一括し
て118Bという)はエアギヤツプ120Aと1
20Bを経て前記の第1作動機構と共働する。前
記の第1作動機構は、2個の軟鉄側板118A2
および118A3を有する軸方向に磁化された磁
石118Aと、鉄部材118A5および閉合板1
18A6を有する半径方向に磁化された磁石11
8A4とを有する。この等の磁石118A1と1
18A4の磁化方向は、北極および南極を表わす
文字NとSによつて夫々示されている。前記の第
2作動機構118Bはフオーカシングコイル11
8B1とトラツキングコイル118B2とを有す
る。
磁気的なプリテンシヨン付与装置は、前記の第
1作動機構に属する側板118A2と118A3
を有する焦点調節磁石118A1の形の第1プリ
テンシヨン付与装置と、レンズ系90の軟鉄板1
22の形の第2プリテンシヨン付与装置とより成
る。これ等は前記のエアギヤツプ120Aを経て
磁気的に互いに共働し、これによつて板ばね96
と98は接触することなしに軸方向に予め張力が
与えられる。
本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその他
の種々の実施態様が可能である。可動の光学系は
必ずしもレンズ系ではなく例えばミラーまたはそ
の他の光学素子を有するものでもよい。プリテン
シヨン付与装置は必ずしも作動装置に含むもので
なくてもよく、支持部材にプリテンシヨンを与え
る作用の外には作用をもたらす専用の装置でもよ
い。
支持部材は必ずしも板ばねまたはワイヤを使用
しなくてもよい。この代わりに、端を回動可能に
取付けたアームを用いてもよい。若し可動の光学
系を2次元以上の自由度で動かすことが必要なら
ば、支持部材が唯1個の細長いプリテンシヨンを
与えられた支持手段を有するようにすれば有利で
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の線−における拡大断面図
で示した本発明の光デイスク記録再生装置用光学
ヘツドの一実施例、第2図は第1図の平面図、第
3図は第1図の装置の可動レンズ系の軸方向変位
とこの変位に必要な軸方向力との関係を示すグラ
フ、第4図は別の実施例の拡大分解斜視図、第5
図は本発明の主要部分と光デイスクとの関係を示
す平面図、第6図は第5図の光デイスクと一緒に
使用する光デイスク記録再生装置用光学ヘツドの
平面図、第7図は第6図の線−における断面
図、第8図は第6図と第7図に示した光デイスク
記録再生装置用光学ヘツドの正面図、第9図は第
3の実施例の拡大断面図、第10図はその平面
図、第11図は第9図と第10図に示した光学ヘ
ツドのコイル装置の分解斜視図、第12図は第4
の実施例の斜視図。 1,47……光デイスク、2……基板、3……
反射層、4A……筒、4B……ユニツト、5,2
2,35,58,90……可動光学系、6,2
3,44,59,92……光学素子、9A,9B
……ビーム分光プリズム、10……半導体レー
ザ、12,46……光スポツト、14……半導体
ダイオードシステム、15,15′,16,96,
98……板ばね、17A,51B1,51B2,
67B1,67B2……コイル、17B,20,
67A1,67A2……環状磁石、18,53,
83,120A……エアギヤツプ、24,25,
37,38……ワイヤ、26A1,118B1…
…フオーカシングコイル、26A2,118B2
……トラツキングコイル、27A……板、27
B,51A1,51A2,51A3,51A4…
…軟鉄条帯、29,36,70,94……光軸、
30,39……第1固定点、31,42……第2
固定点、32,43,116……回動軸、51A
5,118A2,118A3……軟鉄側板、51
A6……永久磁石、55……永久磁石板、68…
…強磁性リング、82……プリテンシヨン付与コ
イル、118A5……鉄部材、118A6……閉
合板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フレーム4と、光軸を有する光学素子をそな
    えた可動光学系5,22,35,58,90と、
    曲げに対して低い抵抗を有する、光学系を可動に
    支持する少なくとも1つの細長い支持部材15,
    16,24,25,37,38,65,96,9
    8と、光学系を動かす電磁作動子17,26,5
    1,67,118と、支持部材にその長手方向に
    プリテンシヨンを与えるための、フレームに連結
    された第1磁気要素20,27,51A6,6
    8,82,118A1及び光学系に連結された第
    2磁気要素17B,26B,55,67B1,B
    2,122より成る磁気装置とを有し、前記の磁
    気要素は、支持部材にその長手方向にプリテンシ
    ヨンを与えるようにエアギヤツプを介して互いに
    共働することを特徴とする光デイスク記録再生装
    置用光学ヘツド。 2 プリテンシヨン付与装置の磁気要素は永久磁
    石である特許請求の範囲第1項記載の光デイスク
    記録再生装置用光学ヘツド。 3 プリテンシヨン付与装置の少なくとも一部は
    作動子の部分をも形成する特許請求の範囲第1項
    記載の光デイスク記録再生装置用光学ヘツド。 4 光学系は光軸を有するレンズ系であり、支持
    部材は、少なくとも略々垂直に延在する2対のワ
    イヤを有し、第1の対はレンズ系の第1の端近く
    を延在し、第2の対はレンズ系の第2の端近くを
    延在し、また各対のワイヤは互いに角度をなして
    配された特許請求の範囲第3項記載の光デイスク
    記録再生装置用光学ヘツド。 5 第1の対のワイヤは第1固定点で交わり、第
    2の対のワイヤは第2固定点で交わり、これ等の
    第1と第2の固定点は、互いに間隔をおいて、レ
    ンズ系の光軸と平行に延在するレンズ系の回動軸
    上にある、特許請求の範囲第4項記載の光デイス
    ク記録再生装置用光学ヘツド。 6 レンズ系は、読出されるべき光デイスクの環
    状の半径方向寸法と少なくとも等しい長さの弦を
    有する弧に沿つて回動軸を中心として回動可能で
    あり、電磁的な作動子の第1の作動機構は、その
    曲率中心が回動軸上にある弧の形を有し、レンズ
    系の回動位置に関係なく少なくとも略々一定のエ
    アギヤツプを経て電磁的な作動子の第2の作動機
    構と共働する特許請求の範囲第5項記載の光デイ
    スク記録再生装置用光学ヘツド。 7 1組の細長い支持部材は同じ長さの少なくと
    も3個のワイヤを有し、これ等のワイヤは前記の
    光軸と平行に延在し、この光軸と間隔をおいた特
    許請求の範囲第4項記載の光デイスク記録再生装
    置用光学ヘツド。 8 ワイヤは複数の別個の繊維より成る特許請求
    の範囲第4項記載の光デイスク記録再生装置用光
    学ヘツド。 9 ワイヤは少なくとも第1タイプの繊維と第2
    タイプの繊維を有し、第1タイプの繊維は電気ま
    たは光の導伝材料よりつくられ、第2タイプの繊
    維は前記の第1タイプの材料よりも弾性の小さな
    材料よりつくられた特許請求の範囲第8項記載の
    光デイスク記録再生装置用光学ヘツド。 10 ワイヤは、鋼よりも大きな弾性係数をもつ
    た材料を有する特許請求の範囲第4項記載の光デ
    イスク記録再生装置用光学ヘツド。 11 材料は炭化水素系ポリマーである特許請求
    の範囲第10項記載の光デイスク記録再生装置用
    光学ヘツド。
JP59224233A 1983-10-27 1984-10-26 光ディスク記録再生装置用光学ヘッド Granted JPS60121545A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8303700 1983-10-27
NL8303700A NL8303700A (nl) 1983-10-27 1983-10-27 Electro-optische inrichting.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60121545A JPS60121545A (ja) 1985-06-29
JPH0566660B2 true JPH0566660B2 (ja) 1993-09-22

Family

ID=19842624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59224233A Granted JPS60121545A (ja) 1983-10-27 1984-10-26 光ディスク記録再生装置用光学ヘッド

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4557564A (ja)
EP (1) EP0143483B1 (ja)
JP (1) JPS60121545A (ja)
KR (1) KR930000352B1 (ja)
CA (1) CA1228422A (ja)
DE (1) DE3476597D1 (ja)
HK (1) HK82791A (ja)
NL (1) NL8303700A (ja)
SG (1) SG49990G (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064415Y2 (ja) * 1984-04-23 1994-02-02 パイオニア株式会社 レンズ駆動装置
JPS60239939A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 Hitachi Ltd 対物レンズ駆動装置
JPS6124820U (ja) * 1984-07-13 1986-02-14 パイオニア株式会社 レンズ駆動装置
NL8403052A (nl) * 1984-10-08 1986-05-01 Philips Nv Optische inrichting.
EP0334392B1 (de) * 1985-08-14 1993-02-24 Philips Patentverwaltung GmbH Optische Abtasteinheit
DE3529090A1 (de) * 1985-08-14 1987-02-26 Philips Patentverwaltung Lichtoptische vorrichtung zur lenkung bzw. ausrichtung eines strahlenbuendels auf spuren eines informationstraegers
DE3529091A1 (de) * 1985-08-14 1987-02-26 Philips Patentverwaltung Lichtoptische vorrichtung zur lenkung bzw. ausrichtung eines strahlenbuendels
DE3683227D1 (de) * 1985-08-14 1992-02-13 Philips Patentverwaltung Optische abtasteinheit.
EP0214529B1 (de) * 1985-08-27 1991-01-02 Siemens Aktiengesellschaft Positioniereinrichtung für einen optischen Datenspeicher
US4750164A (en) * 1985-12-09 1988-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Optical system driving device
NL8600437A (nl) * 1986-02-21 1987-09-16 Philips Nv Electro-optische inrichting.
US5001694A (en) * 1986-05-06 1991-03-19 Pencom International Corp. Tracking and focus actuator for a holographic optical head
US4978844A (en) * 1986-07-31 1990-12-18 Pioneer Electronic Corporation Optical element carrying printed substrate and optical head device using the substrate
US4782475A (en) * 1986-12-22 1988-11-01 Eastman Kodak Company Flexure supported read head
EP0273367B1 (en) * 1986-12-26 1994-02-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Objective lens driving apparatus
DE3681178D1 (de) * 1986-12-30 1991-10-02 Ibm Deutschland Schwenkbarer zugriffsarm fuer optische platten.
NL8701211A (nl) * 1987-05-21 1988-12-16 Philips Nv Samenstel omvattende een eerste en een met behulp van een lijm daaraan bevestigd tweede element alsmede een inrichting voorzien van het samenstel.
NL8701526A (nl) * 1987-06-30 1989-01-16 Philips Nv Inrichting voor het optisch aftasten van een roterende plaat.
US4913527A (en) * 1988-09-19 1990-04-03 Eastman Kodak Company Lens focus adjustment means
US5132944A (en) * 1988-09-20 1992-07-21 Hewlett-Packard Company Half-height magneto-optic disk drive
US5023861A (en) * 1988-12-20 1991-06-11 Literal Corporation Single stage tracking actuator apparatus for optical beam information storage drive system
FR2642883B1 (ja) * 1989-02-09 1995-06-02 Asahi Optical Co Ltd
US5220543A (en) * 1989-02-14 1993-06-15 Victor Company Of Japan, Ltd. Compact optical disc recording/reproducing system
US5040861A (en) * 1989-08-02 1991-08-20 Optical Recording Corporation Optical scanner
US5029955A (en) * 1989-08-02 1991-07-09 Optical Recording Corporation Optical scanner
US5184002A (en) * 1989-11-24 1993-02-02 Optical Recording Corporation Optical scanner
US5194721A (en) * 1989-11-24 1993-03-16 Optical Recording Corporation Optical scanner
JPH03203032A (ja) * 1989-12-28 1991-09-04 Toshiba Corp 光学系移動装置
US5289445A (en) * 1992-02-11 1994-02-22 International Business Machines Corporation Suspension system for focus actuator of an optical disk drive
US5579175A (en) * 1994-02-18 1996-11-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Actuator for optical equipment capable of reducing the number of coils to necessary to move an objective lens in a tracking direction and a focusing direction
US6246204B1 (en) * 1994-06-27 2001-06-12 Nikon Corporation Electromagnetic alignment and scanning apparatus
US5640279A (en) * 1996-06-07 1997-06-17 Eastman Kodak Company Beam splitter for optical reading and writing actuator
EP1095374A1 (en) * 1999-05-07 2001-05-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical scanning device comprising a bent actuator coil
US8542423B2 (en) 2008-01-08 2013-09-24 Abb Inc. Stiffness compensation in opto-mechanical mechanisms

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58155531A (ja) * 1982-03-11 1983-09-16 Akai Electric Co Ltd 光ピツクアツプ装置の対物レンズ上下左右移動装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4092529A (en) * 1975-10-08 1978-05-30 Olympus Optical Company Limited Detecting head for use in an apparatus for reading optically an information recorded on a record carrier as a track or tracks
NL176315C (nl) * 1976-05-12 1985-03-18 Philips Nv Optische aftastinrichting.
US4157861A (en) * 1977-08-03 1979-06-12 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Optical beam steering system
JPS5753835A (ja) * 1980-09-16 1982-03-31 Victor Co Of Japan Ltd Hikaribiimuhenkosochi
US4592037A (en) * 1980-11-28 1986-05-27 Hitachi, Ltd. Device for displacing a pickup head in multi-axial directions
JPS57103131A (en) * 1980-12-18 1982-06-26 Sony Corp Biaxial driver
JPS57122030U (ja) * 1981-01-26 1982-07-29
JPS624909Y2 (ja) * 1981-04-20 1987-02-04
JPS57208641A (en) * 1981-06-19 1982-12-21 Hitachi Ltd Multishaft driving device
NL8103960A (nl) * 1981-08-26 1983-03-16 Philips Nv Zwenkarminrichting voor een optische aftasteenheid.
NL8104589A (nl) * 1981-10-08 1983-05-02 Philips Nv Optische aftasteenheid.
US4553227A (en) * 1982-04-23 1985-11-12 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Optical pickup

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58155531A (ja) * 1982-03-11 1983-09-16 Akai Electric Co Ltd 光ピツクアツプ装置の対物レンズ上下左右移動装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE3476597D1 (en) 1989-03-09
EP0143483A1 (en) 1985-06-05
NL8303700A (nl) 1985-05-17
KR930000352B1 (ko) 1993-01-16
US4557564A (en) 1985-12-10
SG49990G (en) 1990-08-31
EP0143483B1 (en) 1989-02-01
HK82791A (en) 1991-11-01
CA1228422A (en) 1987-10-20
JPS60121545A (ja) 1985-06-29
KR850003034A (ko) 1985-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0566660B2 (ja)
JPH0378706B2 (ja)
JP3775677B2 (ja) Memsミラー装置および光ディスク装置
JPH06139599A (ja) 対物レンズ駆動装置
US6574052B2 (en) Optical pick-up actuator
JPH0673189B2 (ja) 光電装置
KR20010094007A (ko) 광 픽업 엑츄에이터
JPH05504645A (ja) 光ディスクシステム用のアクチュエータ組立体
JPH0145144B2 (ja)
JPS6349294B2 (ja)
US5579295A (en) Scanning device and optical player comprising the scanning device
GB2307329A (en) Optical pick-up driving device
KR100361498B1 (ko) 틸팅 구동이 가능한 액츄에이터의 지지구조
JP3371384B2 (ja) 二軸アクチュエータ
JPH0816985B2 (ja) 光ディスク装置の対物レンズ保持装置
JPS6076039A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3609209B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH07240031A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH08194962A (ja) 二軸アクチュエータ
KR20040091156A (ko) 회전가능한 광 디스크의 정보면에 대해 정보를 기록및/또는 재생하는 광 디스크 장치
JPS58211333A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0145141B2 (ja)
KR20080009316A (ko) 디스크 드라이브용 광 픽업장치와 이 광 픽업장치를 구비한디스크 드라이브
JPH01286126A (ja) 光ピックアップの補正駆動装置
JPH0140407B2 (ja)