JPH0816985B2 - 光ディスク装置の対物レンズ保持装置 - Google Patents

光ディスク装置の対物レンズ保持装置

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JPH0816985B2
JPH0816985B2 JP1090176A JP9017689A JPH0816985B2 JP H0816985 B2 JPH0816985 B2 JP H0816985B2 JP 1090176 A JP1090176 A JP 1090176A JP 9017689 A JP9017689 A JP 9017689A JP H0816985 B2 JPH0816985 B2 JP H0816985B2
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JP
Japan
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holder
objective lens
focus
metal wire
tracking
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JP1090176A
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博 安田
正之 伊藤
裕行 中村
俊樹 松野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディスク状の記録媒体に光スポットを投射
して光学的に情報を読み取ることができる光ディスク装
置の対物レンズ保持装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 一般にこの種の光ディスク装置において、正確に情報
を読み取るためには、ディスクのソリや振れに対して対
物レンズと情報トラック位置との距離を制御するフォー
カス制御と、情報トラックの偏心に対して対物レンズを
追従制御するトラッキング制御を行う必要があり、その
ためにフォーカス方向・トラッキング方向に自在に動く
ように対物レンズを保持する必要がある。
従来は対物レンズをフォーカス用とトラッキング用別
々の板バネで保持し、この板バネのたわみによって対物
レンズのフォーカス方向・トラッキング方向の動きを許
容するようにしていた。しかしながら、このようにフォ
ーカス用とトラッキング用の別々の板バネで対物レンズ
を保持することは機構が複雑でコスト高となり、しかも
有害な部分共振を発生し易いという欠点があった。すな
わち、対物レンズのフォーカス方向の動きを許容する板
バネがフォーカス方向にたわむときに、トラッキング方
向の動きを許容する板バネに対してフォーカス方向の応
力が発生するため、その分だけ部分共振が発生するとい
う欠点があった。
発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を解消するもので、コ
ストが安く、有害な部分共振が少なく、さらに過渡応答
特性の優れた対物レンズ保持装置を提供することを目的
とする。
発明の構成 本発明は対物レンズを保持するホルダーと、基台と、
ホルダー及び基台にそれぞれの両端が取付けられた少な
くとも4本の金属線と、この金属線の外周に配した粘弾
性チューブとを備えた対物レンズ保持装置であり、上記
金属線により、基台に対してホルダーをフォーカス方向
・トラッキング方向の両方向に弾性的に保持し、また上
記粘弾性チューブにより過渡応答におけるオーバーシュ
ート量を減少させ特性を改善するものである。
また金属線をホルダーを駆動するための駆動コイルに
電流を供給する通電線として兼用させたものである。
実施例の説明 第1図は本発明の一実施例を示すものであり、第2図
はその要部の分解斜視図である。
対物レンズ1はホルダー2に接着により保持されてお
り、ホルダー2の周囲にはフォーカス用の駆動コイル3
が巻かれ、さらにホルダー2の対向する両側面には2対
のトラッキング用の駆動コイル4が接着により取付けら
れている。
ゴムチューブ5に被覆された4本の金属線6はそれぞ
れの一端がホルダー2の対向する側面においてそれぞれ
上下部に設けられた穴2aを貫通し、それぞれの先端はホ
ルダー2の側面にそれぞれ貼り付けにより取付けられた
プリント基板7にハンダ付けによって接続されている。
一方、それぞれの金属線6の他端はプリント基板8にハ
ンダ付けにより接続されている。このプリント基板8は
ネジ9によってコ字状の基台10の側面に固着されてお
り、これによりホルダー2は4本の金属線6により弾性
をもって基台10に片持ち支持されている。基台10は磁性
材料で構成されており、その対向する側板の内側には2
個のマグネット11,11が接着により取付けられており、
磁気回路を構成している。
プリント基板7にはフォーカス用の駆動コイル3の両
端とトラッキング用の駆動コイル4の両端がハンダ付け
により接続されており、これらの駆動コイル3と4はプ
リント基板7の銅箔を介して4本の金属線6とそれぞれ
電気的に結合されている。
プリント基板8にはリード線12がハンダ付けにより接
続されており、銅箔を介して前記金属線6と電気的に結
合されている。
リード線12に電流を供給すると金属線6を介してフォ
ーカス用の駆動コイル3あるいはトラッキング用の駆動
コイル4に電流が流れ、マグネット11との電磁作用によ
りホルダー2とともに対物レンズ1は金属線6の弾性に
抗してそれぞれの方向に移動する。
本実施例によれば同一形状の4本の金属線6で対物レ
ンズ1を保持しているホルダー2を片持ち支持している
ため、そのホルダー2のフォーカス方向とトラッキング
方向の両方向のコンプライアンスが等しくなり、そのた
め両方向を同量の電力で駆動できる。
また金属線6は線状であるため、ホルダー2のフォー
カス方向の移動で金属線6がフォーカス方向にたわんだ
ときに、それと略直交するトラッキング方向の金属線6
にかかる不要な応力は、板バネを使用した従来のものに
比べてはるかに小さくなる。このため有害な部分共振が
少なくなる。
また、金属線6の外周にゴムチューブ5を配している
ので、過渡応答におけるオーバーシュート量を減少させ
る制動効果があり、従って、対物レンズ保持装置のフォ
ーカス引込み及びトラックジャンプ時のトラッキング引
込みを安定にすることができる。また、光ディスクに
傷,欠陥等があった際の対物レンズの振動を早く抑える
ことができ、再生性(プレイヤビリティー)を高上する
ことができる。さらに、片持ち構造のため、同じコンプ
ライアンスを得るには両持ち構造に比べて金属線6の線
径を太くすることができ、その結果、金属線6の長さを
長くすることができる。このためホルダー2の変位を大
きくとることができるため、大きなフォーカス制御,ト
ラッキング制御が可能となり、しかもへたりにくい信頼
性の高いバネ特性が得られる。逆に両持ち構造の場合と
同じ線径の金属線6を用いるのであれば、コンプライア
ンスが大きくとれるため高効率となる。
したがってコンプライアンスと線径の両方を考慮して
最適の値に設定すれば、高効率で信頼性の高いバネ特性
が得られる。
また基台10の側板に対してホルダー2を常に平行を保
ったまま移動させることができるので、対物レンズ1の
傾き発生しない。
さらにネジ9を中心にして可動部全体を回転させるこ
とができるため、製造時において対物レンズ1の傾きを
調整が容易である。
なお本実施例では金属線6を4本としたが、それ以上、
例えば一方に3本、他方に3本の合計6本であってもよ
い。また金属線6にゴムチューブ5を被覆したが、ゴム
に金属線6をインサート成形してもよい。またプリント
基板8と基台10を1本のネジ9で固定したが基台10とプ
リント基板8の間にゴムをはさんでネジ固定して、ホル
ダー2のフォーカス方向やトラッキング方向の傾きだけ
でなく長手方向の位置の調整を可能にしてもよい。
発明の効果 以上のように本発明の光ディスク装置の対物レンズ保
持装置は、基台と、対物レンズを保持するホルダーと、
一端が前記基台に取り付けられ、他端が前記ホルダーに
取り付けられ、かつその長手方向が前記対物レンズの光
軸方向であるフォーカス方向に対して略直交する方向に
伸び、前記ホルダーを前記基台に対して片持ち支持する
ように配置された少なくとも4本の金属線と、前記各金
属線の外周に配した粘弾性チューブと、前記ホルダーを
フォーカス方向及びそのフォーカス方向と略直交する方
向であるトラッキング方向に駆動する駆動手段とを備
え、前記各金属線は前記ホルダーがフォーカス方向及び
トラッキング方向に自由に移動可能なように1本1本の
金属線自身がフォーカス方向及びトラッキング方向に弾
性を有し、それによって前記ホルダーが前記駆動手段に
よりフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動された
際に前記各金属線自身が前記駆動手段による駆動方向に
撓むことにより前記ホルダーの移動を許すように構成し
たことにより、同一支持部材(各金属線)にて、対物レ
ンズをフォーカス方向及びトラッキング方向の2方向に
同時に移動可能に支持すると共に、同一制動用部材(各
粘弾性チューブ)にて過渡応答におけるオーバシュート
量をフォーカス方向及びトラッキング方向の2方向に同
時に減少させることができる。
また、制動用の粘弾性部材をチューブ形状としたこと
により、金属線をこの粘弾性チューブに通すだけで構成
でき、金属線と粘弾性チューブとの接着が不要なため組
み立てが容易であり、かつ金属線と粘弾性チューブとの
接着が剥離するという問題もなく、接着により支持部材
が硬くなる心配もない。
また、4本の同一形状の金属線で対物レンズを保持し
ているホルダーを片持ち支持するためフォーカス方向と
トラッキング方向の両方向のコンプライアンスが等しく
なる。
また、この金属線の外周に配した4本とも同一形状の
粘弾性チューブにて制動するためフォーカス方向とトラ
ッキング方向の両方向のダンピング量が等しくなり、フ
ォーカス方向の移動で金属線がフォーカス方向に撓んだ
とき、フォーカス方向と略直交するトラッキング方向の
金属線にかかる不要な効力は、板ばねを使用した従来の
ものに比べはるかに小さくなり、このため有害な部分共
振が少なくなる。
また、片持ち支持構造のため、金属線及び粘弾性チュ
ーブが、長手方向の全長に亘り撓むことにより対物レン
ズがフォーカス方向及びトラッキング方向の2方向に移
動することを許すため、大きなフォーカス制御及びトラ
ッキング制御が可能となり、しかもへたり難い信頼性の
高いばね特性が得られるものである。また金属線自身を
駆動コイルへの通電に兼用したため、専用の通電線が不
要であり、この点でも構造が簡単であり、部品数も少な
くなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図はその要部
の分解斜視図である。 1……対物レンズ、2……ホルダー、3……フォーカス
用の駆動コイル、4……トラッキング用の駆動コイル、
5……ゴムチューブ、6……金属線、7……プリント基
板、8……プリント基板、9……ネジ、10……基台、11
……マグネット、12……リード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 裕行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松野 俊樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−30128(JP,A) 実開 昭56−170538(JP,U) 実開 昭57−149533(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、対物レンズを保持するホルダー
    と、一端が前記基台に取り付けられ、他端が前記ホルダ
    ーに取り付けられ、かつその長手方向が前記対物レンズ
    の光軸方向であるフォーカス方向に対して略直交する方
    向に伸び、前記ホルダーを前記基台に対して片持ち支持
    するように配置された少なくとも4本の金属線と、前記
    各金属線の外周に配した粘弾性チューブと、前記ホルダ
    ーをフォーカス方向及びそのフォーカス方向と略直交す
    る方向であるトラッキング方向に駆動する駆動手段とを
    備え、前記各金属線は前記ホルダーがフォーカス方向及
    びトラッキング方向に自由に移動可能なように1本1本
    の金属線自身がフォーカス方向及びトラッキング方向に
    弾性を有し、それによって前記ホルダーが前記駆動手段
    によりフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動され
    た際に前記各金属線自身が前記駆動手段による駆動方向
    に撓むことにより前記ホルダーの移動を許すように構成
    したことを特徴とする光ディスク装置の対物レンズ保持
    装置。
  2. 【請求項2】前記駆動手段は前記基台に取り付けられた
    マグネットと前記ホルダーに取り付けられた駆動コイル
    からなり、前記駆動コイルの両端をそれぞれ独立の前記
    金属線にそれぞれ電気的に接続し、この金属線を介して
    前記駆動コイルに電流を供給するように構成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ディスク装置
    の対物レンズ保持装置。
JP1090176A 1989-04-10 1989-04-10 光ディスク装置の対物レンズ保持装置 Expired - Lifetime JPH0816985B2 (ja)

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