JP2001184686A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

Info

Publication number
JP2001184686A
JP2001184686A JP37266599A JP37266599A JP2001184686A JP 2001184686 A JP2001184686 A JP 2001184686A JP 37266599 A JP37266599 A JP 37266599A JP 37266599 A JP37266599 A JP 37266599A JP 2001184686 A JP2001184686 A JP 2001184686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coils
coil
objective lens
disk
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37266599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Fujimori
晋也 藤森
Nobuyuki Maeda
伸幸 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP37266599A priority Critical patent/JP2001184686A/ja
Publication of JP2001184686A publication Critical patent/JP2001184686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】対物レンズ駆動装置において、対物レンズ駆動
装置の性能(感度、ダイナミックレンジなど)を劣化さ
せることなく対物レンズのディスク半径方向および/ま
たはディスク接線方向の傾きを補正する。 【解決手段】トラッキングコイルおよび/またはフォー
カシングコイルに発生する磁界内に電流を流すチルトコ
イルを配置し、このチルトコイルの電流を制御すること
により可動部に加える推力を調整して、対物レンズの傾
きを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置に用
いられる対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置に用いられる対物レンズ駆
動装置において、ディスクとレンズとの相対的な傾きを
低減する方策の一例として、特開平7−65397号公
報に記載のものが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】対物レンズ駆動装置、
および光学装置によってディスク上のデータを再生、ま
たは記録する際、対物レンズの光軸と対物レンズとが傾
いていると、ディスク上に形成されるスポットには収差
が発生する。また、対物レンズとディスクとが相対的に
傾いている場合も、ディスク上に形成されるスポットに
は収差が発生する。このため、対物レンズの光軸と対物
レンズとの傾き、および対物レンズとディスクとの相対
的な傾きを極力減らす必要がある。特に近年、光ディス
ク装置の記録密度を向上させるため、開口数の大きい対
物レンズを用いる傾向がある。このため、対物レンズと
ディスクとの相対的な角度ずれ量に対しては、厳しい精
度が要求される。
【0004】上記従来技術に記載の対物レンズ駆動装置
は、対物レンズ、および対物レンズを駆動するためのフ
ォーカシングコイル、トラッキングコイルを搭載した可
動部に、レンズ傾き補正用の第3のコイルを搭載する構
成となっている。対物レンズとディスクとの相対角度を
検出する手段を有して、検出された傾きの信号に応じて
第3のコイルに通電することによって、第3のコイルに
傾きを低減する方向に推力を発生させるものである。
【0005】しかし、この方法では、第3のコイルに通
電するために、フォーカスコイル、およびトラッキング
コイルとは別の電流供給手段を要する。通常、上記従来
技術に記載のようなバーサスペンション方式の対物レン
ズ駆動装置では、対物レンズを搭載した可動部は、4本
のバーサスペンション(以下、ワイヤと称す)によって
保持される。このワイヤがフォーカスコイル、およびト
ラッキングコイルへの導線を兼ねることにより、これら
コイルへの通電を可能にしている。第3のコイルを可動
部に搭載する場合、第3のコイルへの電流の供給を、フ
ォーカスコイル、およびトラッキングコイルとは別系統
に設ける必要が生じる。ワイヤを6本に増やすと、可動
部は過剰に拘束される。また、第3のコイルの端部を弛
ませた状態で使用すると、過剰拘束は避けられるが、弛
んだ部分の導線が多少とも可動部に対して負荷になり、
感度が低下したり、対物レンズの傾きに悪影響を及ぼ
す。更に、4本のワイヤのうちの1本を共通グランドと
して、他の3本でフォーカスコイル、トラッキングコイ
ルおよびチルトコイルに通電する場合、通常行われる電
流の正負の切換えが出来ないため、ダイナミックレンジ
が低下する、などの問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ディスクへの情報の記録あるいは再生
のための対物レンズと、 該対物レンズを保持するボビ
ンと、フォーカシング方向に上記ボビンを駆動する力を
発生するフォーカシングコイルと、トラッキング方向に
上記ボビンを駆動する力を発生するトラッキングコイル
と、上記フォーカシングコイルおよび上記トラッキング
コイルに作用する磁束を発生する磁気回路と、上記ボビ
ンを一端で支持する弾性支持部材と、該弾性支持部材の
他端を支持するホルダとからなり、上記フォーカシング
コイルまたは上記トラッキングコイルに通電することに
よってフォーカシングコイルまたはトラッキングコイル
の巻線に発生する円電流が重なって生じる磁界内を通過
する第3のコイルを配置し、上記フォーカシングコイル
または上記トラッキングコイルに通電して上記対物レン
ズをフォーカシング方向またはトラッキング方向へ移動
させるとともに磁界を発生させ、これと同時に上記第3
のコイルに通電することによって、上記対物レンズを保
持するボビンに所望の推力を加える。
【0007】また、上記第3のコイルは、少なくとも2
つのコイルから構成され、かつ2つのコイルは、上記デ
ィスクの半径方向に配列され、2つのコイルに通電する
ことによって、上記フォーカシングコイルまたは上記ト
ラッキングコイルのうち、上記第3のコイルの2つのコ
イルに対向した位置に、上記対物レンズの光軸方向にそ
れぞれ相反する向きの推力を発生させることにより、該
対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜する。
【0008】また、上記第3のコイルは、少なくとも2
つのコイルから構成され、かつ該2つのコイルは、上記
ディスクの半径方向に配列され、該2つのコイルのどち
らか一方のコイルに通電することによって、上記フォー
カシングコイルまたは上記トラッキングコイルのうち、
上記第3のコイルの通電したコイルに対向した位置に、
上記対物レンズの光軸方向に推力を発生させることによ
り、該対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜す
る。
【0009】また、上記第3のコイルは、少なくとも2
つのコイルから構成され、かつ2つのコイルは、上記デ
ィスクの接線方向に配列され、2つのコイルに通電する
ことによって、上記フォーカシングコイルまたは上記ト
ラッキングコイルのうち、上記第3のコイルの2つのコ
イルに対向した位置に、上記対物レンズの光軸方向に相
反する向きの推力を発生させることにより、該対物レン
ズが上記ディスクの接線方向に傾斜する。
【0010】また、上記第3のコイルは、少なくとも2
つのコイルから構成され、かつ2つのコイルは、上記デ
ィスクの接線方向に配列され、2つのコイルのどちらか
一方のコイルに通電することによって、上記フォーカシ
ングコイルまたは上記トラッキングコイルのうち、上記
第3のコイルの通電したコイルに対向した位置に、上記
対物レンズの光軸方向に推力を発生させることにより、
対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜する。
【0011】また、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
対物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上
記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点
に配置し、上記4つのコイルに通電することによって、
上記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイ
ルのうち、上記第3のコイルの上記ディスク外周側の2
つのコイルに対向した位置と、上記第3のコイルの上記
ディスク内周側の2つのコイルに対向した位置とで、上
記対物レンズの光軸方向に相反する向きの推力を発生さ
せることにより、上記対物レンズが上記ディスクの半径
方向に傾斜する。
【0012】また、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記対
物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記
ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に
配置し、上記4つのコイルに通電することによって、上
記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイル
のうち、上記第3のコイルの上記ディスク接線方向で上
記ホルダ側の2つのコイルに対向した位置と、上記第3
のコイルの上記ホルダと反対側の2つのコイルに対向し
た位置とで、上記対物レンズの光軸方向に相反する向き
の推力を発生させることにより、上記対物レンズが上記
ディスクの接線方向に傾斜する。
【0013】また、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記対
物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記
ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に
配置し、上記4つのコイルに通電することによって、上
記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイル
のうち、上記第3のコイルの上記ディスク外周側の2つ
のコイルに対向した位置と、上記第3のコイルの上記デ
ィスク内周側の2つのコイルに対向した位置とで、上記
対物レンズの光軸方向に相反する向きの推力を発生させ
ることにより、上記対物レンズが上記ディスクの半径方
向に傾斜するとともに、上記フォーカシングコイルまた
は上記トラッキングコイルのうち、上記第3のコイルの
上記ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つのコイルに
対向した位置と、上記第3のコイルの上記ホルダと反対
側の2つのコイルに対向した位置とで、上記対物レンズ
の光軸方向に相反する向きの推力を発生させることによ
り、上記対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜す
る。
【0014】また、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記対
物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記
ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に
配置し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記
ディスク内周側の2つのコイルまたは上記ディスク外周
側の2つのコイルのどちらかに通電することによって、
上記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイ
ルのうち、上記第3のコイルの上記ディスク内周側の2
つのコイルに対向した位置または上記ディスク外周側の
2つのコイルに対向した位置に、上記対物レンズの光軸
方向の推力を発生させることにより、上記対物レンズが
上記ディスクの半径方向に傾斜する。
【0015】また、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記対
物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記
ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に
配置し、上記4つのコイルのうち、上記ディスク接線方
向で上記ホルダ側の2つのコイルまたは上記ホルダと反
対側の2つのコイルのどちらかに通電することによっ
て、上記フォーカシングコイルまたは上記トラッキング
コイルのうち、上記第3のコイルの上記ディスク接線方
向で上記ホルダ側の2つのコイルに対向した位置または
上記第3のコイルの上記ホルダと反対側の2つのコイル
に対向した位置に、上記対物レンズの光軸方向の推力を
発生させることにより、上記対物レンズが上記ディスク
の接線方向に傾斜する。
【0016】また、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記対
物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記
ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に
配置し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記
ディスク内周側の2つのコイルまたは上記ディスク外周
側の2つのコイルのどちらかに通電することによって、
上記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイ
ルのうち、上記第3のコイルの上記ディスク外周側の2
つのコイルに対向した位置または上記第3のコイルの上
記ディスク内周側の2つのコイルに対向した位置に、上
記対物レンズの光軸方向の推力を発生させることによ
り、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜す
るとともに、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、
上記ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つのコイルま
たは上記ホルダと反対側の2つのコイルのどちらかに通
電することによって、上記フォーカシングコイルまたは
上記トラッキングコイルのうち、上記第3のコイルの上
記ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つのコイルに対
向した位置と、上記第3のコイルの上記ホルダと反対側
の2つのコイルに対向した位置とで、上記対物レンズの
光軸方向に相反する向きの推力を発生させることによ
り、上記対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜す
る。
【0017】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも2つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、上記第3のコイルは、少なくとも2つのコイル
から構成され、かつ該2つのコイルは、上記2つのトラ
ッキングコイルが作る磁界内をそれぞれ通過するように
配列され、該2つのコイルに通電することによって、上
記トラッキングコイルに、上記対物レンズの光軸方向に
それぞれ相反する向きの推力を発生させることにより、
該対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜する。
【0018】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも2つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、上記第3のコイルは、少なくとも2つのコイル
から構成され、かつ2つのコイルは、上記2つのトラッ
キングコイルが作る磁界内をそれぞれ通過するように配
列され、2つのコイルのどちらか一方のコイルに通電す
ることによって、上記トラッキングコイルのうち、上記
第3のコイルの通電した側のコイルが通過する磁界を作
る側のトラッキングコイルに、上記対物レンズの光軸方
向に推力を発生させることにより、該対物レンズが上記
ディスクの半径方向に傾斜する。
【0019】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記4
つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
し、上記4つのコイルに通電することによって、上記4
つのトラッキングコイルのうち、上記ディスク外周側の
2つと上記ディスク内周側の2つとで、上記対物レンズ
の光軸方向に相反する向きの推力を発生させることによ
り、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜す
る。
【0020】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記4
つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
し、上記4つのコイルに通電することによって、上記4
つのトラッキングコイルのうち、上記ディスク接線方向
で上記ホルダ側の2つと、上記ディスク接線方向で上記
ホルダと反対側の2つとで、上記対物レンズの光軸方向
に相反する向きの推力を発生させることにより、上記対
物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜する。
【0021】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
し、上記4つのコイルに通電することによって、上記ト
ラッキングコイルのうち、上記ディスク外周側の2つの
コイルと、上記ディスク内周側の2つとで、上記対物レ
ンズの光軸方向に相反する向きの推力を発生させること
により、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾
斜するとともに、上記トラッキングコイルのうち、上記
ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つと、上記ホルダ
と反対側の2つとで、上記対物レンズの光軸方向に相反
する向きの推力を発生させることにより、上記対物レン
ズが上記ディスクの接線方向に傾斜する。
【0022】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記4
つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記ディ
スク内周側の2つのコイルまたは上記ディスク外周側の
2つのコイルのどちらかに通電することによって、上記
トラッキングコイルのうち、上記ディスク内周側の2つ
または上記ディスク外周側の2つに、上記対物レンズの
光軸方向の推力を発生させることにより、上記対物レン
ズが上記ディスクの半径方向に傾斜する。
【0023】また、上記対物レンズ駆動装置は、少なく
とも4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルか
らなり、トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
つのコイルから構成され、かつ4つのコイルを、上記4
つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
し、上記4つのコイルのうち、上記ディスク接線方向で
上記ホルダ側の2つのコイルまたは上記ホルダと反対側
の2つのコイルのどちらかに通電することによって、上
記トラッキングコイルのうち、上記ディスク接線方向で
上記ホルダ側の2つまたは上記ホルダと反対側の2つ
に、上記対物レンズの光軸方向の推力を発生させること
により、上記対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾
斜する。
【0024】記対物レンズ駆動装置は、少なくとも4つ
以上のコイルを連結したトラッキングコイルからなり、
トラッキングコイルの少なくとも4つのコイルは、上記
対物レンズを中心として上記ディスク半径方向および上
記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点
に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4つのコイ
ルから構成され、かつ4つのコイルを、上記4つのトラ
ッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置し、上記第
3のコイルの4つのコイルのうち、上記ディスク内周側
の2つまたは上記ディスク外周側の2つのどちらかに通
電することによって、上記トラッキングコイルのうち、
上記ディスク外周側の2つまたは上記ディスク内周側の
2つに、上記対物レンズの光軸方向の推力を発生させる
ことにより、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向
に傾斜するとともに、上記第3のコイルの4つのコイル
のうち、上記ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つま
たは上記ホルダと反対側の2つのどちらかに通電するこ
とによって、上記トラッキングコイルのうち、上記ディ
スク接線方向で上記ホルダ側の2つと、上記ホルダと反
対側の2つとで、上記対物レンズの光軸方向の推力を発
生させることにより、上記対物レンズが上記ディスクの
接線方向に傾斜する。
【0025】以上の対物レンズ駆動装置は、上記ディス
クと上記対物レンズとの相対的な角度を検出する手段を
有し、検出手段の出力信号に応じて上記第3のコイルに
通電することにより、該ディスクと該対物レンズとの上
記ディスクの半径方向および/または接線方向の相対的
な角度を一定に保つ。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1〜7によって本発明の
実施の形態について説明する。
【0027】図1は、本実施の形態による対物レンズ駆
動装置1を示す斜視図である。また、図2は、本発明の
の形態による対物レンズ駆動装置1を示す分解斜視図で
ある。
【0028】ボビン3には対物レンズ2が搭載されてお
り、また、ボビン3の中央部にはフォーカシングコイル
4が配置されている。フォーカシングコイル4は、長方
形断面を有する空芯コイルから構成されている。また、
ボビン3には、4つのコイルを連結したトラッキングコ
イル5が取り付けられている。トラッキングコイル5
は、矩形の空芯コイルである。対物レンズ2、ボビン
3、フォーカシングコイル4、およびトラッキングコイ
ル5は一体で移動する。以下、これを可動部15と称
す。フォーカシングコイル4およびトラッキングコイル
5の端部は、弾性を有する4本のワイヤ8と電気的に接
続されている。
【0029】6は、ヨークである。ヨーク6は、立上げ
部6a、および6bを有する。ヨーク立上げ部6bに
は、磁石7がそれぞれ取り付けられる。13は、上側ヨ
ークであり、ヨーク6に上側ヨーク13が取り付けられ
ることにより、磁気回路を構成している。
【0030】本実施の形態の対物レンズ駆動装置1は、
4本のワイヤを使って可動部を支持している。この4本
のワイヤ8は略平行に配置されている。また、可動部1
5側、ホルダ9側ともに、ワイヤ8の固定点は、矩形の
4つの頂点の位置に配置されている。
【0031】9は、ホルダである。10は、ホルダ9に
接着固定される基板である。4本のワイヤ8は基板に半
田等の導電性接着剤で固定される。これにより、可動部
15は、ワイヤ8によってホルダ9に片持ち支持され
る。ホルダ9は、バネ14によってヨーク6に固定され
る。
【0032】12は、本実施の形態の対物レンズ駆動装
置1における、対物レンズの傾き補正用のコイル(以
下、チルトコイルと称す)である。また、11は、コイ
ル12を支持する芯である。
【0033】図4は、本実施の形態による対物レンズ駆
動装置の平面図を示す。ただし、上側ヨーク13は、図
示していない。ヨーク立上げ部6bに取り付けられた磁
石7と、ヨーク立上げ部6aとは、フォーカシングコイ
ル4の長手方向およびトラッキングコイル5を挟み込
み、かつフォーカシングコイル4の長手方向の表面にほ
ぼ直角に磁束が作用するように配置される。また、矢印
Bは、図示しないディスクの半径方向すなわちトラッキ
ング方向を示す。
【0034】チルトコイル12は、図3に示すように、
2つの磁石7の両側に、トラッキングコイル5と対向す
る形で配置されている。
【0035】図5は、本実施の形態による対物レンズ駆
動装置の側方断面図を示す。フォーカシングコイル4お
よびトラッキングコイル5が、ヨーク6の立上げ部6
a、および立上げ部6bに取り付けられた磁石7に挟ま
れるように位置する。上側ヨーク13の立上げ部は、ヨ
ーク6の立上げ部6a、および立上げ部6bと当接して
磁気回路を構成する。また、矢印Aは、図示しないディ
スクに垂直な方向すなわちフォーカシング方向を示す。
【0036】ワイヤ8を介してフォーカスコイル4、ト
ラッキングコイル5に電流を流すと、ヨーク6、磁石7
によって構成された磁気回路が作る磁束内を電流が流れ
るため、可動部15を変位させる力が発生する。この力
によって可動部15は、矢印Aすなわちディスクに垂直
な方向、および矢印Bすなわちディスク半径方向に移動
する。
【0037】次に、図5を用いて対物レンズ駆動装置が
動作した際に発生するレンズ傾きについて説明する。図
5は、フォーカシングコイル4と磁石7とを図3または
図4の矢印Pの方向から見た模式図である。図5(5)
には、トラッキングコイル5も合わせて点線で示した。
また、図5の中で、 Gwireは、ワイヤ8を固定した4
箇所の固定点の対角線の交点、Gmagは、磁石7の中心
を示す。
【0038】図5(5)は、可動部15がフォーカシン
グ方向にもトラッキング方向にも変位していない状態を
示す。すなわち、GwireとGmagとは、ほぼ一致してい
る。ここで、フォーカシングコイル4に通電した場合、
力は、主にフォーカシングコイル4の長手方向(図3お
よび図4でヨーク6の立上げ部6aと、立上げ部6bに
取り付けられた磁石7に挟まれた部分)に発生する。す
なわち、図5(5)のフォーカシングコイル4におい
て、ハッチングした領域に主に力が発生する。一方、磁
石7の磁束分布は、概ね磁石7の中心Gmagにおいて最
大となる。このため、図5に示す方向から見た場合、フ
ォーカシングコイル4に発生する力の着力点は、等価的
に磁石7の中心(Gmag)と一致すると考えて差し支え
ない。この着力点をPfomxとする。
【0039】図5(5)は、前述したように、Gwireと
Gmagとが一致している。このためフォーカシングコイ
ル4に通電すると、フォーカシングコイル4は発生する
力によって、図8(2)に示すように図8の真っ直ぐ上
方、または図8(8)に示すように図8の真っ直ぐ下方
に移動する。この移動に伴って可動部15が傾くことな
く図5の矢印Aの方向、すなわちディスクに垂直な方向
に移動する。このため対物レンズ2は、傾かない。
【0040】図5(4)は、図5(5)の状態からトラ
ッキングコイル5に通電して可動部15が、ΔLだけト
ラッキング方向(図5の紙面に向かって左側)に移動し
た場合を示す。この場合、GmagとPfomxとは、図5
(5)と同様に一致するが、Gwireは、Gmag(=Pfom
x)とΔLだけずれる。このためフォーカシングコイル
4に通電して、例えばフォーカシングコイル4を図5の
上方に移動させる力を発生させると、力はPfomxに加わ
るため、Gwireを中心として図8の反時計まわりに回転
する方向にモーメントが発生する。フォーカシングコイ
ル4は、図5(1)に示すように、図5の上方への移動
に伴って図5の反時計方向に傾く。このため可動部12
はディスクに垂直な方向への移動に伴って傾き、対物レ
ンズ2も、傾く。図5(7)は、図5(4)の状態から
フォーカシングコイル4に図5の下方に移動させる力を
発生させた場合であり、フォーカシングコイル4は、G
wireを中心として図5の時計まわりに回転する。これに
伴って対物レンズも傾く。
【0041】図5(6)は、図5(5)の状態からトラ
ッキングコイル5に通電して可動部15が、図5の右方
へΔLずれている場合を示す。フォーカシングコイル4
に通電して、フォーカシングコイル4を図5の上方に移
動させる力を発生させると、Gwireを中心として図5の
時計まわりに回転する方向にモーメントが発生する。フ
ォーカシングコイル4は、図5(3)に示すように、図
5の上方への移動に伴って図5の反時計まわりに傾く。
図5(9)は、図5(6)の状態からフォーカシングコ
イル4に図5の下方に移動させる力を発生させた場合で
あり、フォーカシングコイル4は、Gwireを中心として
図5の時計まわりに回転する。図5の(3),(9)に
示したフォーカシングコイル4の回転によって対物レン
ズ2がディスク半径方向に傾く。
【0042】次に、図6、図7を用いて、本実施の形態
による対物レンズ駆動装置のレンズ傾き補正方法につい
て説明する。
【0043】図6(a)は、4つのコイルからなるトラ
ッキングコイル5のうち、隣接する2つのコイルを示
す。すなわし、図3または図4の矢印Pの方向からトラ
ッキングコイル5を見たところを示す。トラッキングコ
イル5は、図6(a)に示すように巻線されている。図
6(b)は、トラッキングコイル5の電流の向きを示す
模式図である。トラッキングコイル5のうち、トラッキ
ング方向への駆動力を発生する有効線素は、隣接する2
つのコイルの内側の部分(図6(b)斜線部)であるた
め、この部分の電流の向きを図6(b)に示すように同
じ方向にする。このとき、図6(b)の向かって左側の
コイルは、矢印の向きの電流によって、コイル内部に図
6の紙面に垂直に手前に向かって磁界が発生する。ま
た、図6(b)の向かって右側のコイルは、同様に矢印
の向きの電流によって、コイル内部に図6の紙面に垂直
に奥に向かって磁界が発生する。すなわち、トラッキン
グコイル5のそれぞれのコイルが、電磁石の作用を持
つ。
【0044】図6(c)は、トラッキングコイル5と対
向して配置されるチルトコイル12を、図3または図4
の矢印Pの方向から見たところを示す。チルトコイル1
2は、図6(c)に示すように巻線されている。図6
(d)は、チルトコイル12の電流の向きを示す模式図
である。チルトコイル12の電流は、図6の水平方向、
すなわちトラッキング方向に流れる。これは、図6
(b)に示したトラッキングコイル5によって発生する
磁界の向きに直交している。
【0045】図7は、チルトコイル12の作用によるレ
ンズ傾き補正の動作を示す模式図であり、トラッキング
コイル5(一点鎖線)とチルトコイル12(実線)と
を、図3または図4の矢印Pの方向から見た状態を示
す。
【0046】図7(5)は、可動部15がフォーカシン
グ方向にもトラッキング方向にも変位していない位置に
おけるトラッキングコイル5とチルトコイル12との位
置を示す。また、図7(2)は、図7(4)の状態か
ら、可動部15をフォーカシング方向上側に移動させた
状態を示す。更に図7(8)は、図7(4)の状態か
ら、可動部15をフォーカシング方向下側に移動させた
状態を示す。これらの位置では、可動部15がトラッキ
ング方向に移動していないため、トラッキングコイル5
には電流が流れていない。また、チルトコイル12にも
電流は流れておらず、可動部12は、傾くことなくフォ
ーカシング方向に上下する。
【0047】図7(4)は、トラッキングコイル5a、
5bにそれぞれ矢印a方向の電流を流して、可動部15
を図7(5)の位置から図7の向かって左側へ移動させ
た状態を示す。トラッキングコイル5の向かって左側の
コイル5aが、チルトコイル12の向かって左側のコイ
ル12aに対向する位置にあることがわかる。図7
(1)は、図7(4)の状態から、可動部15をフォー
カシング方向上側に移動させた状態を示す。図5(1)
に示したように、このとき可動部15には、図5または
図7に向かって反時計方向に回転する力が加わる。この
とき、図7(1)に示すようにチルトコイル12のコイ
ル12aに矢印cの向きに電流を流す。ただし、矢印c
の向きは、チルトコイル12aのトラッキングコイル5
aに対向した側の線素に流れる電流の向きを示す。する
と、コイル5aに発生した磁界に対して直交する向きに
電流cが流れるため、コイル12aには図7の下向きに
力が加わる。しかし、コイル12aは、ヨーク6に固定
されているため、この力の反作用として、コイル5aに
図7の上向きに力が加わる。従って可動部15は、図7
(1)の矢印Aの方向に回転する力を受ける。この力に
よって、図5(1)に示した可動部15の傾きは補正さ
れる。ここで、チルトコイル12aに通電するのと同時
に、チルトコイル12cにも可動部15が矢印Aの方向
に回転する力を受けるように電流を流しても良いことは
言うまでもない。
【0048】図7(7)は、図7(4)の状態から、可
動部15をフォーカシング方向下側に移動させた状態を
示す。図5(7)に示したように、このとき可動部15
には、図5または図7に向かって時計方向に回転する力
が加わる。このとき、図7(7)に示すようにチルトコ
イル12のコイル12aに矢印eの向きに電流を流す。
ただし、図7(1)と同様に、矢印eの向きは、チルト
コイル12aのトラッキングコイル5aに対向した側の
線素に流れる電流の向きであり、図7(1)の矢印cと
逆方向の電流を示す。コイル5aに発生した磁界に対し
て直交する向きに電流eが流れるため、コイル12aに
は図7の上向きに力が加わる。しかし、コイル12a
は、ヨーク6に固定されているため、この力の反作用と
して、コイル5aに図7の下向きに力が加わる。従って
可動部15は、図7(1)の矢印Aの方向に回転する力
を受ける。この力によって、図5(1)に示した可動部
15の傾きは補正される。ここで、チルトコイル12a
に通電するのと同時に、チルトコイル12bにも可動部
15が矢印Bの方向に回転する力を受けるように電流を
流しても良いことは言うまでもない。
【0049】図7(6)は、トラッキングコイル5a、
5bにそれぞれ矢印b方向の電流を流して、可動部15
を図7(5)の位置から図7の向かって右側へ移動させ
た状態を示す。トラッキングコイル5の向かって右側の
コイル5bが、チルトコイル12の向かって右側のコイ
ル12bに対向する位置にあることがわかる。図7
(3)は、図7(6)の状態から、可動部15をフォー
カシング方向上側に移動させた状態を示す。図5(3)
に示したように、このとき可動部15には、図5または
図7に向かって時計方向に回転する力が加わる。このと
き、図7(3)に示すようにチルトコイル12のコイル
12bに矢印cの向きに電流を流す。ただし、ここでも
矢印dの向きは、チルトコイル12bのトラッキングコ
イル5bに対向した側の線素に流れる電流の向きを示
す。すると、コイル5bに発生した磁界に対して直交す
る向きに電流dが流れるため、コイル12bには図7の
下向きに力が加わる。しかし、コイル12bは、ヨーク
6に固定されているため、この力の反作用として、コイ
ル5bに図7の上向きに力が加わる。従って可動部15
は、図7(3)の矢印Bの方向に回転する力を受ける。
この力によって、図5(3)に示した可動部15の傾き
は補正される。ここで、チルトコイル12bに通電する
のと同時に、チルトコイル12dにも可動部15が矢印
Bの方向に回転する力を受けるように電流を流しても良
いことは言うまでもない。
【0050】図7(9)は、図7(6)の状態から、可
動部15をフォーカシング方向下側に移動させた状態を
示す。図5(9)に示したように、このとき可動部15
には、図5または図7に向かって反時計方向に回転する
力が加わる。このとき、図7(9)に示すようにチルト
コイル12のコイル12bに矢印fの向きに電流を流
す。矢印fの向きは、チルトコイル12bのトラッキン
グコイル5bに対向した側の線素に流れる電流の向きで
あり、図7(3)の矢印dと逆方向の電流を示す。コイ
ル5bに発生した磁界に対して直交する向きに電流fが
流れるため、コイル12bには図7の上向きに力が加わ
る。しかし、コイル12bは、ヨーク6に固定されてい
るため、この力の反作用として、コイル5bに図7の下
向きに力が加わる。従って可動部15は、図7(1)の
矢印Dの方向に回転する力を受ける。この力によって、
図5(9)に示した可動部15の傾きは補正される。こ
こで、チルトコイル12bに通電するのと同時に、チル
トコイル12dにも可動部15が矢印Dの方向に回転す
る力を受けるように電流を流しても良いことは言うまで
もない。
【0051】本実施の形態では、フォーカシングコイル
に発生するモーメントをチルトコイルによって打ち消す
ことにより、光軸に対して対物レンズが傾かない方法に
ついて説明したが、ディスクと対物レンズとの相対的な
傾き角を検出する手段を有する光ピックアップにおい
て、この検出信号によってディスクと対物レンズとの相
対的な傾きが無くなるようにチルトコイル流す電流を制
御して、信号の記録あるいは再生中にディスクと対物レ
ンズとの相対傾きを減少させることも可能である。この
際、ディスクと対物レンズとの相対的な傾きを検出する
手段としては、チルトセンサを用いる方法、フォーカス
エラー信号からチルトエラー信号を取り出す方法など、
どのような方法にも適用できる。
【0052】また、本実施の形態では、チルトコイル1
2a,12bのどちらかに電流を流して可動部15の傾
きを補正したが、可動部15がトラッキング方向にシフ
トした場合でもトラッキングコイル5a,5bの両方に
チルトコイル12a,12bを対向して配置できる場合
は、チルトコイル12a,12bの両方に電流を流して
可動部15の傾きを補正することも可能である。その
際、チルトコイル12a,12bに通電するのと同時
に、チルトコイル12c,12dにも電流を流して、可
動部15に所望の方向に回転する力を加えても良いこと
は言うまでもない。また、この場合、4つのチルトコイ
ルを2つずつ、あるいは4つ全てを連結して、2つ、あ
るいは1つの駆動信号で動作させることが可能となる。
【0053】更に本実施の形態では、ディスク半径方向
の対物レンズの傾きだけを補正する方法について説明し
たが、チルトコイル12aあるいは12bの電流と、チ
ルトコイル12cあるいは12dの電流との差分を利用
することにより、ディスク接線方向の対物レンズの傾き
も補正することが可能である。
【0054】また、本発明の形態におけるトラッキング
コイルの空芯部に鉄芯、あるいは鉄管を挿入することに
より、トラッキングコイルにより作られる磁界を強くし
てもよい。
【0055】本実施の形態によれば、トラッキングコイ
ルによって発生する磁界を使うことにより、可動部に第
3のコイルを搭載することなく対物レンズの傾きを補正
できる。このため、第3のコイルに電流を供給する手段
を必要とせず、対物レンズ駆動装置の性能(感度、ダイ
ナミックレンジなど)を劣化させることがない。また、
可動部に対物レンズ補正用の磁石などの新たな部品を搭
載する必要がない。さらにトラッキングコイルに対向す
る複数のチルトコイルを使うことにより、ディスク半径
方向のレンズ傾きのみでなく、ディスク接線方向の傾き
も同時に補正できる。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、対物レン
ズ駆動装置において、可動部に搭載する部品を増やすこ
となく、簡単な構成で対物レンズのディスク半径方向お
よび/またはディスク接線方向への傾きを補正すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対物レンズ駆動装置の実施の形態を示
す斜視図。
【図2】本発明の対物レンズ駆動装置の実施の形態を示
す分解斜視図。
【図3】本発明の対物レンズ駆動装置の実施の形態を示
す平面図。
【図4】本発明の対物レンズ駆動装置の実施の形態を示
す側方断面図。
【図5】対物レンズ駆動装置の動作に伴うレンズ傾きの
原理を示す模式図。
【図6】本発明のトラッキングコイルおよびチルトコイ
ルの動作を示す模式図。
【図7】本発明の対物レンズ駆動装置の実施の形態の動
作を示す模式図。
【符号の説明】
1…対物レンズ駆動装置、2…対物レンズ、3…ボビ
ン、4…フォーカシングコイル、5…トラッキングコイ
ル、6…ヨーク、7…マグネット、8…ワイヤ、9…ホ
ルダ、10…基板、12…チルトコイル、15…可動
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA13 BA01 EB11 EB23 EC04 EC07 ED05 FB11

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクへの情報の記録あるいは再生のた
    めの対物レンズと、該対物レンズを保持するボビンと、
    フォーカシング方向に上記ボビンを駆動する力を発生す
    るフォーカシングコイルと、トラッキング方向に上記ボ
    ビンを駆動する力を発生するトラッキングコイルと、上
    記フォーカシングコイルおよび上記トラッキングコイル
    に作用する磁束を発生する磁気回路と、上記ボビンを一
    端で支持する弾性支持部材と、該弾性支持部材の他端を
    支持するホルダとからなり、上記フォーカシングコイル
    または上記トラッキングコイルに通電することによって
    該フォーカシングコイルまたは該トラッキングコイルの
    巻線に発生する円電流が重なって生じる磁界内を通過す
    る第3のコイルを配置し、上記フォーカシングコイルま
    たは上記トラッキングコイルに通電して上記対物レンズ
    をフォーカシング方向、またはトラッキング方向へ移動
    させると共に、磁界を発生させ、これと同時に上記第3
    のコイルに通電することによって、上記対物レンズを保
    持するボビンに所望の推力を加えることを特徴とする対
    物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】上記第3のコイルは、少なくとも2つのコ
    イルから構成され、かつ該2つのコイルは、上記ディス
    クの半径方向に配列され、該2つのコイルに通電するこ
    とによって、上記フォーカシングコイルまたは上記トラ
    ッキングコイルのうち、上記第3のコイルの2つのコイ
    ルに対向した位置に、上記対物レンズの光軸方向にそれ
    ぞれ相反する向きの推力を発生させることにより、該対
    物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜することを特
    徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】上記第3のコイルは、少なくとも2つのコ
    イルから構成され、かつ該2つのコイルは、上記ディス
    クの半径方向に配列され、該2つのコイルのどちらか一
    方のコイルに通電することによって、上記フォーカシン
    グコイルまたは上記トラッキングコイルのうち、上記第
    3のコイルの通電したコイルに対向した位置に、上記対
    物レンズの光軸方向に推力を発生させることにより、該
    対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜することを
    特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】上記第3のコイルは、少なくとも2つのコ
    イルから構成され、かつ該2つのコイルは、上記ディス
    クの接線方向に配列され、該2つのコイルに通電するこ
    とによって、上記フォーカシングコイルまたは上記トラ
    ッキングコイルのうち、上記第3のコイルの2つのコイ
    ルに対向した位置に、上記対物レンズの光軸方向に相反
    する向きの推力を発生させることにより、該対物レンズ
    が上記ディスクの接線方向に傾斜することを特徴とする
    請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】上記第3のコイルは、少なくとも2つのコ
    イルから構成され、かつ該2つのコイルは、上記ディス
    クの接線方向に配列され、該2つのコイルのどちらか一
    方のコイルに通電することによって、上記フォーカシン
    グコイルまたは上記トラッキングコイルのうち、上記第
    3のコイルの通電したコイルに対向した位置に、上記対
    物レンズの光軸方向に推力を発生させることにより、該
    対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜することを
    特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】上記対物レンズ駆動装置は、上記ディスク
    と上記対物レンズとの相対的な角度を検出する手段を有
    し、該検出手段の出力信号に応じて上記第3のコイルに
    通電することにより、該ディスクと該対物レンズとの上
    記ディスクの接線方向の相対的な角度を一定に保つこと
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の対
    物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】上記第3のコイルは、少なくとも4つのコ
    イルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記対物レ
    ンズを中心として上記ディスク半径方向および上記ディ
    スク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に配置
    し、上記4つのコイルに通電することによって、上記フ
    ォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイルのう
    ち、上記第3のコイルの上記ディスク外周側の2つのコ
    イルに対向した位置と、上記第3のコイルの上記ディス
    ク内周側の2つのコイルに対向した位置とで、上記対物
    レンズの光軸方向に相反する向きの推力を発生させるこ
    とにより、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に
    傾斜することを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ
    駆動装置。
  8. 【請求項8】上記第3のコイルは、少なくとも4つのコ
    イルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記対物レ
    ンズを中心として上記ディスク半径方向および上記ディ
    スク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に配置
    し、上記4つのコイルに通電することによって、上記フ
    ォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイルのう
    ち、上記第3のコイルの上記ディスク接線方向で上記ホ
    ルダ側の2つのコイルに対向した位置と、上記第3のコ
    イルの上記ホルダと反対側の2つのコイルに対向した位
    置とで、上記対物レンズの光軸方向に相反する向きの推
    力を発生させることにより、上記対物レンズが上記ディ
    スクの接線方向に傾斜することを特徴とする請求項1に
    記載の対物レンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】上記第3のコイルは、少なくとも4つのコ
    イルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記対物レ
    ンズを中心として上記ディスク半径方向および上記ディ
    スク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に配置
    し、上記4つのコイルに通電することによって、上記フ
    ォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイルのう
    ち、上記第3のコイルの上記ディスク外周側の2つのコ
    イルに対向した位置と、上記第3のコイルの上記ディス
    ク内周側の2つのコイルに対向した位置とで、上記対物
    レンズの光軸方向に相反する向きの推力を発生させるこ
    とにより、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に
    傾斜するとともに、上記フォーカシングコイルまたは上
    記トラッキングコイルのうち、上記第3のコイルの上記
    ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つのコイルに対向
    した位置と、上記第3のコイルの上記ホルダと反対側の
    2つのコイルに対向した位置とで、上記対物レンズの光
    軸方向に相反する向きの推力を発生させることにより、
    上記対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  10. 【請求項10】上記第3のコイルは、少なくとも4つの
    コイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記対物
    レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記デ
    ィスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に配
    置し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記デ
    ィスク内周側の2つのコイルまたは上記ディスク外周側
    の2つのコイルのどちらかに通電することによって、上
    記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイル
    のうち、上記第3のコイルの上記ディスク内周側の2つ
    のコイルに対向した位置または上記ディスク外周側の2
    つのコイルに対向した位置に、上記対物レンズの光軸方
    向の推力を発生させることにより、上記対物レンズが上
    記ディスクの半径方向に傾斜することを特徴とする請求
    項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  11. 【請求項11】上記第3のコイルは、少なくとも4つの
    コイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記対物
    レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記デ
    ィスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に配
    置し、上記4つのコイルのうち、上記ディスク接線方向
    で上記ホルダ側の2つのコイルまたは上記ホルダと反対
    側の2つのコイルのどちらかに通電することによって、
    上記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイ
    ルのうち、上記第3のコイルの上記ディスク接線方向で
    上記ホルダ側の2つのコイルに対向した位置または上記
    第3のコイルの上記ホルダと反対側の2つのコイルに対
    向した位置に、上記対物レンズの光軸方向の推力を発生
    させることにより、上記対物レンズが上記ディスクの接
    線方向に傾斜することを特徴とする請求項1に記載の対
    物レンズ駆動装置。
  12. 【請求項12】上記第3のコイルは、少なくとも4つの
    コイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記対物
    レンズを中心として上記ディスク半径方向および上記デ
    ィスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺形の頂点に配
    置し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記デ
    ィスク内周側の2つのコイルまたは上記ディスク外周側
    の2つのコイルのどちらかに通電することによって、上
    記フォーカシングコイルまたは上記トラッキングコイル
    のうち、上記第3のコイルの上記ディスク外周側の2つ
    のコイルに対向した位置または上記第3のコイルの上記
    ディスク内周側の2つのコイルに対向した位置に、上記
    対物レンズの光軸方向の推力を発生させることにより、
    上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜すると
    ともに、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記
    ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つのコイルまたは
    上記ホルダと反対側の2つのコイルのどちらかに通電す
    ることによって、上記フォーカシングコイルまたは上記
    トラッキングコイルのうち、上記第3のコイルの上記デ
    ィスク接線方向で上記ホルダ側の2つのコイルに対向し
    た位置と、上記第3のコイルの上記ホルダと反対側の2
    つのコイルに対向した位置とで、上記対物レンズの光軸
    方向に相反する向きの推力を発生させることにより、上
    記対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜すること
    を特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  13. 【請求項13】上記対物レンズ駆動装置は、上記ディス
    クと上記対物レンズとの相対的な角度を検出する手段を
    有し、該検出手段の出力信号に応じて上記第3のコイル
    に通電することにより、該ディスクと該対物レンズとの
    上記ディスクの半径方向および/または接線方向の相対
    的な角度を一定に保つことを特徴とする請求項1,7,
    8,9,10,11,12のいずれか1項に記載の対物
    レンズ駆動装置。
  14. 【請求項14】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    2つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、上記第3のコイルは、少なくとも2つのコイルから
    構成され、かつ該2つのコイルは、上記2つのトラッキ
    ングコイルが作る磁界内をそれぞれ通過するように配列
    され、該2つのコイルに通電することによって、上記ト
    ラッキングコイルに、上記対物レンズの光軸方向にそれ
    ぞれ相反する向きの推力を発生させることにより、該対
    物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜することを特
    徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  15. 【請求項15】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    2つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、上記第3のコイルは、少なくとも2つのコイルから
    構成され、かつ該2つのコイルは、上記2つのトラッキ
    ングコイルが作る磁界内をそれぞれ通過するように配列
    され、該2つのコイルのどちらか一方のコイルに通電す
    ることによって、上記トラッキングコイルのうち、上記
    第3のコイルの通電した側のコイルが通過する磁界を作
    る側のトラッキングコイルに、上記対物レンズの光軸方
    向に推力を発生させることにより、該対物レンズが上記
    ディスクの半径方向に傾斜することを特徴とする請求項
    1に記載の対物レンズ駆動装置。
  16. 【請求項16】上記対物レンズ駆動装置は、上記ディス
    クと上記対物レンズとの相対的な角度を検出する手段を
    有し、該検出手段の出力信号に応じて上記第3のコイル
    に通電することにより、該ディスクと該対物レンズとの
    上記ディスクの半径方向の相対的な角度を一定に保つこ
    とを特徴とする請求項1,14,15のいずれか1項に
    記載の対物レンズ駆動装置。
  17. 【請求項17】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、該トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
    は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
    および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
    形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
    つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
    4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
    し、上記4つのコイルに通電することによって、上記4
    つのトラッキングコイルのうち、上記ディスク外周側の
    2つと上記ディスク内周側の2つとで、上記対物レンズ
    の光軸方向に相反する向きの推力を発生させることによ
    り、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾斜す
    ることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装
    置。
  18. 【請求項18】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、該トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
    は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
    および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
    形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
    つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
    4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
    し、上記4つのコイルに通電することによって、上記4
    つのトラッキングコイルのうち、上記ディスク接線方向
    で上記ホルダ側の2つと、上記ディスク接線方向で上記
    ホルダと反対側の2つとで、上記対物レンズの光軸方向
    に相反する向きの推力を発生させることにより、上記対
    物レンズが上記ディスクの接線方向に傾斜することを特
    徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  19. 【請求項19】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、該トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
    は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
    および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
    形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
    つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
    4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
    し、上記4つのコイルに通電することによって、上記ト
    ラッキングコイルのうち、上記ディスク外周側の2つの
    コイルと、上記ディスク内周側の2つとで、上記対物レ
    ンズの光軸方向に相反する向きの推力を発生させること
    により、上記対物レンズが上記ディスクの半径方向に傾
    斜するとともに、上記トラッキングコイルのうち、上記
    ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つと、上記ホルダ
    と反対側の2つとで、上記対物レンズの光軸方向に相反
    する向きの推力を発生させることにより、上記対物レン
    ズが上記ディスクの接線方向に傾斜することを特徴とす
    る請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  20. 【請求項20】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、該トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
    は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
    および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
    形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
    つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
    4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
    し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記ディ
    スク内周側の2つのコイルまたは上記ディスク外周側の
    2つのコイルのどちらかに通電することによって、上記
    トラッキングコイルのうち、上記ディスク内周側の2つ
    または上記ディスク外周側の2つに、上記対物レンズの
    光軸方向の推力を発生させることにより、上記対物レン
    ズが上記ディスクの半径方向に傾斜することを特徴とす
    る請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  21. 【請求項21】上記対物レンズ駆動装置は、少なくとも
    4つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、該トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
    は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
    および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
    形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
    つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
    4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
    し、上記4つのコイルのうち、上記ディスク接線方向で
    上記ホルダ側の2つのコイルまたは上記ホルダと反対側
    の2つのコイルのどちらかに通電することによって、上
    記トラッキングコイルのうち、上記ディスク接線方向で
    上記ホルダ側の2つまたは上記ホルダと反対側の2つ
    に、上記対物レンズの光軸方向の推力を発生させること
    により、上記対物レンズが上記ディスクの接線方向に傾
    斜することを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆
    動装置。
  22. 【請求項22】記対物レンズ駆動装置は、少なくとも4
    つ以上のコイルを連結したトラッキングコイルからな
    り、該トラッキングコイルの少なくとも4つのコイル
    は、上記対物レンズを中心として上記ディスク半径方向
    および上記ディスク接線方向に概略平行な辺を持つ四辺
    形の頂点に配置し、上記第3のコイルは、少なくとも4
    つのコイルから構成され、かつ該4つのコイルを、上記
    4つのトラッキングコイルが作る磁界内にそれぞれ配置
    し、上記第3のコイルの4つのコイルのうち、上記ディ
    スク内周側の2つまたは上記ディスク外周側の2つのど
    ちらかに通電することによって、上記トラッキングコイ
    ルのうち、上記ディスク外周側の2つまたは上記ディス
    ク内周側の2つに、上記対物レンズの光軸方向の推力を
    発生させることにより、上記対物レンズが上記ディスク
    の半径方向に傾斜するとともに、上記第3のコイルの4
    つのコイルのうち、上記ディスク接線方向で上記ホルダ
    側の2つまたは上記ホルダと反対側の2つのどちらかに
    通電することによって、上記トラッキングコイルのう
    ち、上記ディスク接線方向で上記ホルダ側の2つと、上
    記ホルダと反対側の2つとで、上記対物レンズの光軸方
    向の推力を発生させることにより、上記対物レンズが上
    記ディスクの接線方向に傾斜することを特徴とする請求
    項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  23. 【請求項23】上記対物レンズ駆動装置は、上記ディス
    クと上記対物レンズとの相対的な角度を検出する手段を
    有し、該検出手段の出力信号に応じて上記第3のコイル
    に通電することにより、該ディスクと該対物レンズとの
    上記ディスクの半径方向および/または接線方向の相対
    的な角度を一定に保つことを特徴とする請求項1,1
    7,18,19,20,21,22のいずれか1項に記
    載の対物レンズ駆動装置。
JP37266599A 1999-12-28 1999-12-28 対物レンズ駆動装置 Pending JP2001184686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37266599A JP2001184686A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 対物レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37266599A JP2001184686A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 対物レンズ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001184686A true JP2001184686A (ja) 2001-07-06

Family

ID=18500843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37266599A Pending JP2001184686A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 対物レンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001184686A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030093683A (ko) * 2002-06-05 2003-12-11 삼성전자주식회사 호환형 광픽업
JP2008065887A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Sony Corp 光ピックアップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030093683A (ko) * 2002-06-05 2003-12-11 삼성전자주식회사 호환형 광픽업
JP2008065887A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Sony Corp 光ピックアップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5905255A (en) Objective lens driver
JP3822434B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
US7697381B2 (en) Object lens drive unit
WO2005112012A1 (ja) 光ピックアップ及び光ディスク装置
KR100788705B1 (ko) 광픽업 액츄에이터
JP3658526B2 (ja) 対物レンズ駆動装置ならびにそれを用いた光ディスク装置
US7168082B2 (en) Optical actuator
JP2000149292A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2003173556A (ja) 光ヘッド装置
US8166495B2 (en) Optical pickup
JP3625207B2 (ja) 光学手段駆動装置
US7327644B2 (en) Optical pickup and disc drive apparatus
US6917480B2 (en) Apparatus to drive objective lens of an optical pickup
JP2001184686A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3658528B2 (ja) 対物レンズ駆動装置ならびにそれを用いた光ディスク装置
JP3550547B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH11306570A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0922537A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH10116428A (ja) 光ピックアップ装置
JP2001110076A (ja) 光ピックアップ装置
JP2000067444A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP3983149B2 (ja) 光ピックアップの対物レンズ駆動装置
JPH11296884A (ja) 対物レンズ駆動装置及びこれを用いたディスク装置
JPH0816985B2 (ja) 光ディスク装置の対物レンズ保持装置
KR20060046636A (ko) 광픽업 및 디스크 드라이브 장치