JPH0565958A - 油圧駆動クローラ車両 - Google Patents

油圧駆動クローラ車両

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Publication number
JPH0565958A
JPH0565958A JP22732791A JP22732791A JPH0565958A JP H0565958 A JPH0565958 A JP H0565958A JP 22732791 A JP22732791 A JP 22732791A JP 22732791 A JP22732791 A JP 22732791A JP H0565958 A JPH0565958 A JP H0565958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
crawler
oil pump
control valve
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP22732791A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Sunaga
慶太郎 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜地であってもブレーキペダルの操作のみ
でクローラ車両の完全な停止を可能とする。 【構成】 オイルポンプ1とオイルモータ5との間を接
続すると共にオイルモータ5にクローラ4を連結し、オ
イルポンプ1から吐出される作動油でクローラ4を駆動
する。オイルモータ5のディスイブレーキ18を操作す
るスイッチ24をブレーキペダル17の踏み込み最下点
で動作する位置に設置する。従って、ブレーキペダル1
7を強く踏み込ことにより、ディスクブレーキ18が作
動して、傾斜地でも完全に停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易な構造で傾斜地で
も完全な停止をし得る油圧駆動クローラ車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オイルポンプ及びオイルモー
タ等を用いて油圧により履帯であるクローラを駆動する
クローラ車両が土木建設用車両などに採用されている。
このようなクローラ車両の油圧回路の一例を図2に示
し、この図に基づき従来の技術を説明する。
【0003】図2に示すように、図示しないエンジンに
よりポンプケース33内の可変容量ポンプであるオイル
ポンプ31が駆動され、例えば送油路37を介してオイ
ルモータ35に作動油が送られて、クローラ34を駆動
している。そして、送油路38を通り、オイルポンプ3
1に作動油が戻り、再度オイルポンプ31によりオイル
モータ35に送られて、循環することとなる。
【0004】また、傾転角度制御シリンダ32が図示し
ないステアリングハンドルの操作に合わせオイルポンプ
31の容積を制御し、オイルポンプ31からオイルモー
タ35への作動油の流出方向及び流出量を調整してい
た。
【0005】そして、走行中のクローラ車両を停止させ
る場合は、ブレーキペダル47を踏んで方向制御弁44
を切換えることにより、傾転角度制御シリンダ32に加
わるパイロット圧を有した作動油をタンク45に逃が
し、傾転角度制御シリンダ32を中立位置に移動してオ
イルモータ35へ送油を停止していた。従って、この送
油が停止された結果として、オイルモータ35が強制的
に停止されて、クローラ34の駆動が止まることとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような油圧回路
を用いたクローラ車両では、オイルポンプ31、オイル
モータ35及び送油路37、38等の隙間から作動油が
若干量ずつ漏れ出し、完全にクローラ車両が停止しない
虞れを有していた。特に、傾斜地では、ブレーキペダル
47を強く踏み込んだとしても、クローラ34側から外
力が加わる結果、オイルモータ35が回転し、完全な停
止をすることが困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による油圧駆動ク
ローラ車両は、作動油を吐出すオイルポンプと、該オイ
ルポンプに取付けられ且つ該オイルポンプの吐出容量を
制御するシリンダと、前記オイルポンプに接続され且つ
前記オイルポンプから送られる作動油によりクローラを
駆動するオイルモータと、前記シリンダに接続され且つ
ブレーキペダルにより操作されると共に前記シリンダの
パイロット圧を制御して前記オイルポンプの吐出量を変
化させる第1の方向制御弁と、前記オイルモータに取付
けられてオイルモータの制動をするディスクブレーキ
と、該ディスクブレーキに接続されて該ディスクブレー
キの動作を操作する第2の方向制御弁と、該第2の方向
制御弁と接続され且つ前記ブレーキペダルの踏み込み最
下点で該第2の方向制御弁を切換えるように動作するス
イッチとを有したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】シリンダに吐出容量を制御されてオイルポンプ
から作動油が吐出され、この作動油によりオイルモータ
がクローラを駆動する。ブレーキペダルを踏み込むと、
第1の方向制御弁がシリンダのパイロット圧を制御して
オイルポンプから吐出される作動油の量が減少する。こ
の結果、オイルモータの回転数が減少し、クローラ車両
の車速が減速されて停止する。
【0009】傾斜地で完全にクローラ車両を停止する際
には、さらにブレーキペダルを強く踏み込むことによ
り、踏み込み最下点でスイッチが動作し、第2の方向制
御弁がオイルモータのディスクブレーキを操作する。こ
の結果、オイルモータが強制的に停止され、クローラ車
両が完全に停止する。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例に係わる油圧回路図を図1
に示し、この図に基づき本実施例を説明する。尚、クロ
ーラ及びクローラを駆動する油圧回路は、通常、車両に
左右一対設置されているが、一対の油圧回路は全く同様
の構造をしている為、片側の油圧回路に基づいて説明す
る。
【0011】図1に示すように、クローラ車両の一点鎖
線で示すポンプケース3内には、可変容量ポンプである
オイルポンプ1が位置しており、このオイルポンプ1は
図示しないエンジンに歯車等を介して連結されている。
また、オイルポンプ1には、このオイルポンプ1の容積
を制御する傾転角制御シリンダ2が設置されている。そ
して、図示しない方向切換電磁弁でこのシリンダ2の動
作を制御している。
【0012】一方、同じく一点鎖線で示すモータケース
6内には、簡略化して示されるクローラ4に連結されて
クローラ4を駆動するオイルモータ5が位置しており、
このオイルモータ5とオイルポンプ1との間を一対の送
油路7、8がつないでいる。従って、エンジンが回転し
てオイルポンプ1が駆動されると、一対の送油路7、8
の内の一方の送油路を介してオイルモータ5側に作動油
が送られ、オイルモータ5が回転してクローラ4が駆動
される。この結果として、クローラ車両が移動すること
となる。
【0013】また、上記の油圧回路からの作動油の漏れ
に対処すべく、一対の送油路7、8の間をつなぐ送油管
19がポンプケース3内に設置され、この送油管19内
に作動油を導入する一対のチェックバルブ11、12が
対向して位置している。そして、一対のチェックバルブ
11、12の間に、所定の圧力で作動油を補給する送油
管9が接続されている。
【0014】他方、傾転角度制御シリンダ2には、パイ
ロット圧を増減する送油管13が接続され、また、パイ
ロット圧の圧力源16から作動油が加わるようになって
いる。そして、送油管13内には、パイロット圧を逃が
す第1の方向制御弁14が位置し、この方向制御弁14
の作動によりタンク15に作動油を流してパイロット圧
を減少していた。さらに、方向制御弁14はブレーキペ
ダル17と連動していて、ブレーキペダル17を運転者
が踏み込むことにより、前述のように、方向制御弁14
が作動してパイロット圧が減少する。このパイロット圧
減少の結果、傾転角度制御シリンダ2が中立位置側に移
動して、オイルポンプ1からの作動油の吐出が停止若し
くは減少される。
【0015】また、オイルモータ5内には、オイルモー
タ5の回転を停止するディスクブレーキ18が有り、こ
のディスクブレーキ18を操作する為の第2の方向制御
弁20が油圧源21とタンク22との間をつなぐブレー
キ配管23内に、ディスクブレーキ18と直列して位置
している。従って、方向制御弁20を操作して作動油の
流れを切換えることにより、オイルモータ5にブレーキ
が加わることとなる。この結果、前述の傾転角度制御シ
リンダ2を中立位置に操作してクローラ車両を停止する
のとは別に、ディスクブレーキ18によりクローラ車両
の停止をすることが可能となる。
【0016】そして、方向制御弁20は、運転者がブレ
ーキペダル17を最も強く踏み込んだ時に作動するスイ
ッチ24と電気回路26を介して接続されており、ブレ
ーキペダル17を最も強く踏み込み踏み込み最下点に達
すると、ディスクブレーキ18が作動することとなる。
この一方、方向制御弁20は、レバースイッチ25とも
電気回路26を介して接続されており、運転者がレバー
スイッチ25を操作することによってもディスクブレー
キ18が作動することとなる。従って、ディスクブレー
キ18はパーキングブレーキとして利用することも可能
となる。
【0017】次に、以上のような本発明の一実施例に係
わる回路構成が採用されたクローラ車両の作用効果を説
明する。
【0018】クローラ車両が走行していて、車速を低下
させようとする場合、運転者はブレーキペダル17を踏
んで車速を低下させる。この時、方向制御弁14の切換
えによる傾転角度制御シリンダ2の操作により、オイル
モータ5に送られる作動油の量が変動して、クローラ4
と連結されるオイルモータ5の回転数が強制的に減少す
る結果、ブレーキペダル17の踏み込み量は小さく、ス
イッチ24が操作されることはない。特に、クローラ車
両の車速が高速であると、この傾向が強く、ブレーキペ
ダル17の踏み込み量が小さくとも、急激に減速される
こととなる。
【0019】この一方、クローラ車両を完全に停止させ
ようとする場合、同様に運転者はブレーキペダル17を
踏み続けて停止させる。この時、傾転角度制御シリンダ
2が中立の位置に移動して、クローラ4と連結されるオ
イルモータ5の回転数が強制的にゼロとなる。但し、ク
ローラ車両を傾斜地に停止させようとする際などには、
クローラ4を介してオイルモータ5に外力が加わると共
に油圧回路内から若干量の作動油の漏れにより、完全な
停止は困難となる。
【0020】従って、クローラ車両が完全に停止しない
為、運転者はさらに強くブレーキペダル17を踏み込む
結果、ブレーキペダル17と連動したスイッチ24がO
Nとなり、方向制御弁20の動作を介してオイルモータ
5のディスクブレーキ18が作動する。この為、オイル
モータ5の回転が強制的に停止させられ、傾斜地であっ
ても完全な停止が可能となる。
【0021】他所、クローラ車両を駐車する場合、運転
者が手動でレバースイッチ25を操作することによって
も、オイルモータ5のディスクブレーキ18を作動する
ことができ、この操作によってもオイルモータ5を停止
することができる。
【0022】尚、クローラ車両の一対の油圧回路の内の
本実施例で説明しない油圧回路も、同様の作用効果を有
することはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明の油圧駆動クローラ車両によれ
ば、オイルモータを直接制動するディスクブレーキの操
作をブレーキペダルで行えるような構造とした結果、オ
イルポンプの吐出量を調整して車速を減速するブレーキ
との組み合わせにより、傾斜地でもクローラ車両の完全
な停止をブレーキペダルの操作のみで行うことが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る油圧回路図である。
【図2】従来の技術に係る油圧回路図である。
【符号の説明】
1、31 オイルポンプ 3、33 ポンプケース 4、34 クローラ 5、35 オイルモータ 6 モータケース 7,8 送油路 11、12 チェックバルブ 14、20 方向制御弁 15、22 タンク 16、21 圧力源 17 ブレーキペダル 18 ディスクブレーキ 24 スイッチ 25 レバースイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油を吐出すオイルポンプと、該オイ
    ルポンプに取付けられ且つ該オイルポンプの吐出容量を
    制御するシリンダと、前記オイルポンプに接続され且つ
    前記オイルポンプから送られる作動油によりクローラを
    駆動するオイルモータと、前記シリンダに接続され且つ
    ブレーキペダルにより操作されると共に前記シリンダの
    パイロット圧を制御して前記オイルポンプの吐出量を変
    化させる第1の方向制御弁と、前記オイルモータに取付
    けられてオイルモータの制動をするディスクブレーキ
    と、該ディスクブレーキに接続されて該ディスクブレー
    キの動作を操作する第2の方向制御弁と、該第2方向制
    御弁と接続され且つ前記ブレーキペダルの踏み込み最下
    点で該第2の方向制御弁を切換えるように動作するスイ
    ッチとを有したことを特徴とする油圧駆動クローラ車
    両。
JP22732791A 1991-09-06 1991-09-06 油圧駆動クローラ車両 Pending JPH0565958A (ja)

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JP22732791A JPH0565958A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 油圧駆動クローラ車両

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JPH0565958A true JPH0565958A (ja) 1993-03-19

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ID=16859076

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JP (1) JPH0565958A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270607A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Kubota Corp 作業車の変速操作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009270607A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Kubota Corp 作業車の変速操作装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981013