JPH0565755A - 支持金物への石材の取り付け方法 - Google Patents

支持金物への石材の取り付け方法

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Publication number
JPH0565755A
JPH0565755A JP25288191A JP25288191A JPH0565755A JP H0565755 A JPH0565755 A JP H0565755A JP 25288191 A JP25288191 A JP 25288191A JP 25288191 A JP25288191 A JP 25288191A JP H0565755 A JPH0565755 A JP H0565755A
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JP
Japan
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bolt
stone
stone material
hole
bolt hole
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Pending
Application number
JP25288191A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ono
正 小野
Shigemasa Suematsu
茂正 末松
Hisaaki Takasaki
尚昭 高崎
Yoshiaki Nakazato
欣暎 中里
Akio Tanaka
章夫 田中
Jinji Nakajima
仁治 中嶋
Shinichi Sugimori
真一 杉森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Sankyo Aluminium Industry Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 小口被覆部21を有し、石材裏面当接部22
に貫通したボルト穴24を有する支持金物2を、小口が
支持金物2の小口被覆部21の形状に対応して形成さ
れ、傾斜したボルト穴12が裏面の所定部位に形成され
た石材1に当てがい、ボルト穴24からボルト穴12の
側にボルト5の一端を差し込んでボルト穴12に接着・
固定し、該ボルト5の突出した螺子部にナット5を緊着
して石材1を支持金物2に取り付ける。 【効果】 ボルト穴12が傾斜しているため、石材が薄
い場合にもボルトは比較的長く埋め込まれるのでボルト
を確実に取り付けることができる。また、ボルトによる
取り付け方法であるため、石材が破損した時にも交換が
容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花崗岩などの石材を建
築物の壁面などに取り付ける施工技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁面などに花崗岩、大理
石、タイルなどの石材を取り付ける方法としては、 タイルなどの場合にはその裏面に凸型の裏足を作成
しておき、このアンカー効果(投錨効果)とコンクリー
トとの付着力で外装材を支持・固定し、落下を防止する
方法 外装材の裏面に2本の溝を設け、ここに固定用のク
リップを取り付け、これをコンクリートに埋め込んで支
持固定する方法 外装材の裏面に一対の穴を設け、ここにシアーコネ
クターなどの固定金具を取り付け、これをコンクリート
に埋め込んで支持固定し、外装材の落下を防止する方法 石材の小口に穴を開け、ここにだぼピンを差し込ん
で支持金物で固定する方法 などがある。
【0003】しかし、上記〜の方法は乾式石貼り工
法には不向きであるため、作業工程が煩雑で施工能率が
劣ると云った問題点があり、の方法は最近増加してい
る30mm程度の比較的薄い石材に適用するのが困難であ
ると共に、面外方向の建て込み精度の確保が困難である
ため、専門技能工が不足している折り採用し難い工法で
あると云った問題点がある。また、上記〜の何れの
工法も石材が破損したときに取り替えが困難であると云
う問題点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来実施
されている上記石材取り付け方法には、乾式石貼り工法
が困難で作業能率が悪いとか、薄い石材の取り付けが困
難である云った種々の問題点があり、この点の解決が課
題とされていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、小口被覆部
を有し、石材裏面に当接させる部位に貫通したボルト穴
を有する支持金物を、小口が支持金物の小口被覆部の形
状に対応して形成され、傾斜したボルト穴が裏面の所定
部位に形成された石材に当接し、支持金物のボルト穴側
から石材のボルト穴にボルトの一端を差し込んで該ボル
トを石材のボルト穴に接着・固定し、該ボルトの突出し
た螺子部にナットを緊着して石材と支持金物とを固定す
ることを特徴とする支持金物への石材の取り付け方法を
提供することにより、前記した従来技術の課題を解決す
るものである。
【0006】
【作用】ボルトを接着・固定するためのボルト穴を傾斜
して設けるため、石材が薄い部材であってもボルトは比
較的長く埋め込まれることになり、ボルトは確実に石材
に取り付けられる。そして、ボルトの突出した螺子部に
ナットを締着することにより、石材が支持金物に取り付
けられる方法であるので、支持金物のボルト穴をルーズ
穴にすることによって石材が破損などしたときには容易
に交換することができる。
【0007】
【実施例】添付した図面に基づいて本発明を詳細に説明
すると、符号1は石材(石板)、2は支持金物、3は支
持部材であり、石材1が支持金物2を介して支持部材3
に取り付けられている。
【0008】支持金物2はアルミニウムなどからなり、
石材1の小口形状に対応する小口被覆部21を有し、石
材裏面当接部22にボルト穴24が貫通して形成され、
石材裏面当接部22と平行に設けられた支持部材当接部
23にボルト穴25が貫通して設けられている。
【0009】石材1は小口にノッチ11が形成され、略
45度に傾斜したボルト穴12が裏面の所定位置に設け
られている。図1に例示したボルト穴12は、底部を小
口の側に向けて形成されている。
【0010】前記構成の支持金物2を上記形状に加工し
た石材1に当接し、石材1のボルト穴12にエポキシ樹
脂系などの接着剤4を適宜の量充填し、ボルト5の一端
を支持金物2のボルト穴24の側から差し込んでボルト
穴12に接着・固定させる。このボルト5をボルト穴1
2に接着・固定させる方法は、空のボルト穴12に接着
剤をたっぷり付けたボルトを差し込んで固定しても良
い。
【0011】接着剤4が硬化するまで養生し、ボルト5
が石材1のボルト穴12に確実に接着・固定された後、
座金6をボルト5にセットし、さらにナット7を締め付
けることにより、支持金物2に石材1を確実に取り付け
る。なお、この場合の座金6は、ナット7を締め込むと
きに応力がボルト5の軸方向に作用するよう、ナット7
に接する面がボルト5の軸方向と垂直に交差する形状と
なっている。
【0012】そして、支持部材3には例えば支持部材当
接部23に設けたボルト穴25から支持部材3のボルト
穴31の側にボルト5aを貫挿させ、突出した螺子部に
ナット7を締着することにより確実に取り付けることが
できる。ボルト穴25または31の何れかをルーズ穴と
して形成しておけば、石材1と支持部材3の相対位置を
調整して取け付けることが可能となり、例えば1個の支
持部材3に複数個の石材1を取り付けた乾式ユニットを
完成させることができ、壁面などに高精度にしかも能率
良く取り付けることが可能となる。
【0013】なお、ボルト穴12を傾斜させる方向は特
に限定するものではないが、図1のように底部が小口の
側に向くように形成すると、接着剤4の接着効果が万一
薄れたときにも石材1が脱落する懸念がないと云う利点
がある。一方、ボルト穴12を図3のように逆方向に向
けて形成した場合には、ボルト穴12に接着・固定した
ボルト5にナット7を締着するとき、小口被覆部21と
石材1の小口とが密着する方向に応力が作用するため小
口部が奇麗に仕上がると云う利点がある。したがって、
取り付ける壁面の形状、位置などに応じて傾斜させる方
向は適宜選定すれば良い。
【0014】また、石材1の小口加工と支持金物2の小
口被覆部21は図3に例示したような形状とすることも
可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明になる支持金
物への石材の取り付け方法によれば、傾斜したボルト穴
を石材に設けてボルトを接着・固定するため、石材が薄
い部材であってもボルトを比較的長く埋め込むことがで
きるので、石材にボルトを確実に取り付けることが可能
であり、また、支持部材への取り付けはルーズ穴などに
より位置を調節を行いながら取り付けることができるの
で、一つの支持部材に精度良く複数の石材を取り付ける
ことも可能であり、壁面などに取り付ける際の精度調整
が容易となる。そして、このような乾式ユニット化を図
ることにより、金属フレームや枠材を見せないデザイン
の建築物が可能となり、しかも風圧に伴う面外方向の荷
重に対しては強く固定し、温度変化や地震などに伴う面
内方向の変位はスライドやロッキングによって吸収する
ことが可能であるので、外装材の寿命が大幅に伸びる。
また、ボルトとナットを用いて取り付ける方法であるの
で、破損などの理由で石材が剥がれたり、交換する必要
が生じたときにも容易に対応することが可能であり、特
に専門技術が要求されることもないので専門技能工が不
足している折り、建築の内装あるいは外装工事を能率良
く行うことを可能とするものであり、現場施工の能率ア
ップに顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の説明図である。
【図2】一実施例の要部の斜視図である。
【図3】他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 石材 11 ノッチ 12 ボルト穴 2 支持金物 21 小口被覆部 22 石材裏面当接部 23 支持部材当接部 24 ボルト穴 25 ボルト穴 3 支持部材 31 ボルト穴 4 接着剤 5 ボルト 5a ボルト 6 座金 7 ナット
フロントページの続き (72)発明者 高崎 尚昭 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中里 欣暎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 田中 章夫 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 (72)発明者 中嶋 仁治 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 (72)発明者 杉森 真一 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小口被覆部を有し、石材裏面に当接させ
    る部位に貫通したボルト穴を有する支持金物を、小口が
    支持金物の小口被覆部の形状に対応して形成され、傾斜
    したボルト穴が裏面の所定部位に形成された石材に当接
    し、支持金物のボルト穴側から石材のボルト穴にボルト
    の一端を差し込んで該ボルトを石材のボルト穴に接着・
    固定し、該ボルトの突出した螺子部にナットを緊着して
    石材と支持金物とを固定することを特徴とする支持金物
    への石材の取り付け方法。
JP25288191A 1991-09-05 1991-09-05 支持金物への石材の取り付け方法 Pending JPH0565755A (ja)

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JP25288191A JPH0565755A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 支持金物への石材の取り付け方法

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JP25288191A JPH0565755A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 支持金物への石材の取り付け方法

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JPH0565755A true JPH0565755A (ja) 1993-03-19

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JP25288191A Pending JPH0565755A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 支持金物への石材の取り付け方法

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