JP2847165B2 - 壁 材 - Google Patents

壁 材

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JP2847165B2
JP2847165B2 JP19620489A JP19620489A JP2847165B2 JP 2847165 B2 JP2847165 B2 JP 2847165B2 JP 19620489 A JP19620489 A JP 19620489A JP 19620489 A JP19620489 A JP 19620489A JP 2847165 B2 JP2847165 B2 JP 2847165B2
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lattice
slab
stone
adhesive
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JP19620489A
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幹雄 市山
二郎 小川
幹夫 三▲吉▼
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OFUDETSUKU KK
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OFUDETSUKU KK
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、壁材に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、花崗岩板や大理石板等の石板を壁材として利用
する際には、セメントを塗った石板取付面に石板を面接
触させて、同セメントの接着性を利用して接着するのが
一般的である。
また、第4図に示すように、石板(a)の裏面側にア
ンカーボルト(b)を突設し、同ボルト(b)を石板取
付壁(c)に貫通させて、同ボルトの突出端にナット
(d)を螺着して締付け固定する施工方法も採られてい
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところが、単に石板を石板取付面にセメントにより面
接着させた場合には、接着が一面的であるためにセメン
トと石板との膨張係数の差異により石板がズレを生じや
すく、また、セメント自体の不規則な収縮作用によりひ
び割りを生じ、このひび割れた隙間から雨水等が浸入し
て、二次的な膨張及び異常収縮を生じて石板が脱落する
ことが多かった。
そこで、上記課題を解決するために、石板にアルミニ
ウ製のハニカム状枠を接着剤により一面で接着し、同ハ
ニカム状枠を介して石板を石板取付面にセメントにより
接着する施工方法が開発されているが、上記ハニカム状
枠は高価であり、かつ施工上も同ハニカム状枠が石板と
一面接着であるために、長期間の接着性が確保できない
という問題があった。
また、石板と石板取付面とをセメントにより接着させ
た場合には、セメント層自体に亀裂が生じやすく、石板
との接着を安定させることができなくて、石板が脱落す
ることがあった。
また、アンカーボルトにより締付け固定する施工方法
は、石板取付壁の肉厚が大きくアンカーボルトを貫通さ
せることができない場合等には、採用できないという問
題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本発明では、天然若しくは人造の石板の裏面
に格子状の溝部を設け、同溝部に格子状枠を嵌合すると
共に、接着剤により接着してなる壁材を提供せんとする
ものである。
また、格子状枠を金属、プラスチック、プラスチック
アロイ、若しくはプラスチックコンポジットにより成形
したこと、及び、接着剤として、ホットメルト型、若し
くはエポキシ系の接着剤を使用したことにも特徴を有す
る。
(ホ)作用効果 本発明によれば、以下のような作用効果が生起され
る。
すなわち、壁材を、石板の裏面には設けた格子状の溝
部に、格子状枠を嵌合すると共に、接着剤により接着し
て構成しているために、同石板と格子状枠とは、嵌合状
態にて面接触する三面が接着剤により接着していること
になり、石板と格子状枠とが一体的に接着した壁材とす
ることができる。
この際、格子状枠は、アルミニウム板や鉄板等の金属
板により形成することも、また、プラスチック、プラス
チックアロイ、若しくはプラスチックコンポジットによ
り形成することもでき、施工場所に応じて適当な大き
さ、強度、重量等に自由に設計できる。
また、接着剤としては、ホットメルト型若しくはエポ
キシ系の接着剤で、ポットライフの長いもの、例えばエ
ポキシ樹脂を選定して、加工費を節約することができ
る。
また、かかる壁材は、工場内においても、又施工現場
においても簡単に製造可能である。
また、上記した壁材を壁材取付面に取付ける際には、
壁材取付面にセメント又はモルタルを塗り、未乾燥状態
の同モルタル層に壁材を圧着し、同圧着状態をモルタル
層が乾燥するまで保持具等により保持し、モルタル層の
乾燥後に保持具等を取外すことにより、施工が完了す
る。
この際、石板の裏面に取付けた格子状枠は、セメント
又はモルタルの中に圧着され、同格子状枠の各格子中に
モルタル等が充填されることになり、同モルタル等が石
板の裏面と格子状枠の上下左右側内面の五面で接着する
ために接着を確実にすることができ、しかも、同モルタ
ル等の膨張・収縮を各格子の範囲内に限定して、一面接
着の場合に生じやすい亀裂の発生を防止することができ
る。
また、格子状枠は、石板肉厚方向の幅を大きくするこ
とにより、石板の裏面とモルタル面等との間に空間を形
成して、容易に断熱及び防音効果が得られるようにする
ことができる。
さらに、上記空間内にグラスファイバー等の断熱・防
音材を充填することにより、上記断熱・防音効果を向上
させることもできる。
また、このように断熱・防音効果を有する壁材は、浴
槽の壁材として利用した場合には、優良な浴湯の保温効
果を得ることができる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る壁材(A)の斜視図、第2図は
同壁材(A)の一部を構成する石板(1)の斜視図、第
3図は同壁材(A)の施工状態での断面側面図である。
かかる壁材(A)は、第1図に示すように、石板
(1)の裏面に格子状枠(2)を一体的に取付けて構成
している。
そして、石板(1)は、第2図に示すように、裏面に
格子状の溝部(1a)を設けている。
ここで、石板(1)は、大理石や花崗岩等の天然岩石
を板状に形成し、かつダイヤモンドカッター等を使用し
て溝部(1a)を形成することができる。また、石板
(1)は、人造石により形成し、溝部(1a)も押し型に
より石板成形と同時に成形することができる。
また、格子状枠(2)は、上記溝部(1a)に一側面側
を一部嵌合すると共に、接着剤(3)(第4図参照)に
より接着している。
ここで、格子状枠(2)は、アルミニウム板や鉄板等
の金属板により形成することも、また、耐熱性のプラス
チック、プラスチックアロイ(例えば、ポリビニールク
ロライド、ポリプロピレン及びABSのアロイ)、若しく
はプラスチックコンポジットにより射出成形することも
でき、施工場所に応じて適当な大きさ、強度、重量等に
自由に設計できる。
また、接着剤(3)としては、ホットメルト型、若し
くはエポキシ系の接着剤でポットライフの長いもの(例
えば、エポキシ樹脂)を選定して、加工費を節約するこ
とができる。
また、上記した壁材(A)は、工場内においても、又
施工現場においても簡単に製造可能である。
次に、第3図を参照して、上記した壁材(A)を壁材
取付面(B)に取付ける施工方法について説明する。
すなわち、壁材(A)を壁材取付面(B)に取付ける
際には、壁材取付面(B)にセメント又はモルタル
(C)を塗り、未乾燥状態の同モルタル層に壁材を圧着
し、同圧着状態をモルタル層が乾燥するまで保持具等に
より保持し、モルタル層の乾燥後に保持具等を取外すこ
とにより、施工が完了する。
この際、石板(1)の裏面に取付けた格子状枠(2)
は、セメント又はモルタル(C)の中に圧着され、同格
子状枠(2)の各格子中にモルタル(C)等が充填され
ることになり、同モルタル(C)等が石板(1)の粗面
と格子状枠(2)の上下左右側内面の五面で接着するた
めに接着を確実にすることができ、しかも、同モルタル
(C)等の膨張・収縮を各格子の範囲内に限定して、一
面接着の場合に生じやすい亀裂の発生を防止することが
できる。
しかも、格子状枠(2)は、石板肉厚方向の幅を大き
くして、石板(1)の裏面とモルタル層との間に空間を
形成することにより、容易に断熱及び防音効果が得られ
るようにしており、本実施例では、上記空間内にグラス
ファイバー等の断熱・防音材(D)を充填することによ
り、上記断熱・防音効果を向上させている。
また、このように断熱・防音効果を有する壁材(A)
は、浴槽の壁材として利用した場合には、優良な浴湯の
保温効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る壁材の斜視図。 第2図は、同壁材を一部構成する石板の斜視図。 第3図は、同壁材の施工状態での断面側面図。 第4図は、従来の石板取付状態の断面側面図。 (A):壁材 (B):壁材取付面 (C):モルタル (D):断熱・防音材 (1):石板 (1a):溝部 (2):格子状枠 (3):接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三▲吉▼ 幹夫 山口県岩国市今津町5丁目8番22号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/14 101 E04F 13/14 102 E04F 13/14 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然若しくは人造の石板(1)の裏面に格
    子状の溝部(1a)を設け、同溝部(1a)に格子状枠
    (2)を嵌合すると共に、接着剤(3)により接着して
    なる壁材。
  2. 【請求項2】格子状枠(2)を金属、プラスチック、プ
    ラスチックアロイ、若しくはプラスチックコンポジット
    により成形したことを特徴とする請求項1記載の壁材。
  3. 【請求項3】接着剤(3)として、ホットメルト型、若
    しくはエポキシ系の接着剤を使用したことを特徴とする
    請求項1又は2記載の壁材。
JP19620489A 1989-07-27 1989-07-27 壁 材 Expired - Lifetime JP2847165B2 (ja)

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