JPH0565754A - 締結金物による支持部材への石材の取り付け方法 - Google Patents

締結金物による支持部材への石材の取り付け方法

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Publication number
JPH0565754A
JPH0565754A JP25288091A JP25288091A JPH0565754A JP H0565754 A JPH0565754 A JP H0565754A JP 25288091 A JP25288091 A JP 25288091A JP 25288091 A JP25288091 A JP 25288091A JP H0565754 A JPH0565754 A JP H0565754A
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JP
Japan
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bolt
stone
hole
stone material
support member
Prior art date
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Pending
Application number
JP25288091A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ono
正 小野
Shigemasa Suematsu
茂正 末松
Hisaaki Takasaki
尚昭 高崎
Yoshiaki Nakazato
欣暎 中里
Akio Tanaka
章夫 田中
Jinji Nakajima
仁治 中嶋
Shinichi Sugimori
真一 杉森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Shimizu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Sankyo Aluminium Industry Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH0565754A publication Critical patent/JPH0565754A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 石材1を複数の締結金物2を介して支持部材
3に取り付ける際に、石材1に傾斜して設けた複数のボ
ルト穴11それぞれにボルト5の一端を差し込んで該ボ
ルトを接着剤によって接着固定し、このボルト4を締結
金物2のボルト穴24に貫挿し、支持部材3のボルト溝
31にセットしたボルト5aを締結金物2のボルト穴
(ルーズ穴)25に貫挿し、該ボルト穴25のゆとりを
利用して支持部材3に対する石材1の相対位置を調節
し、ナット6を締結することにより取付固定する。 【効果】 ボルト穴11が傾斜しているため、石材が薄
い場合にもボルトは比較的長く埋め込まれるのでボルト
を確実に取り付けることができ、ルーズ穴によって相対
位置が調節されるので取り付け精度が向上し、またボル
トを用いて取り付けるため石材が破損した時などの交換
が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花崗岩などの石材を建
築物の壁面などに取り付ける施工技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁面などに花崗岩、大理
石、タイルなどの石材を取り付ける方法としては、 タイルなどの場合にはその裏面に凸型の裏足を作成
しておき、このアンカー効果(投錨効果)とコンクリー
トとの付着力で外装材を支持・固定し、落下を防止する
方法 外装材の裏面に2本の溝を設け、ここに固定用のク
リップを取り付け、これをコンクリートに埋め込んで支
持固定する方法 外装材の裏面に一対の穴を設け、ここにシアーコネ
クターなどの固定金具を取り付け、これをコンクリート
に埋め込んで支持固定し、外装材の落下を防止する方法 石材の小口に穴を開け、ここにだぼピンを差し込ん
で支持金物で固定する方法 などがある。
【0003】しかし、上記〜の方法は乾式石貼り工
法には不向きであるため、作業工程が煩雑で施工能率が
劣ると云った問題点があり、の方法は最近増加してい
る30mm程度の比較的薄い石材に適用するのが困難であ
ると共に、面外方向の建て込み精度の確保が困難である
ため、専門技能工が不足している折り採用し難い工法で
あると云った問題点がある。また、上記〜の何れの
工法も石材が破損した時に取り替えが困難であると云う
問題点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来実施
されている上記石材取り付け方法には、乾式石貼り工法
が困難で作業能率が悪いとか、薄い石材の取り付けが困
難である云った種々の問題点があり、この点の解決が課
題とされていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、傾斜して設
けた石材のボルト穴にボルトの一端を差し込んで接着・
固定し、該ボルトの突出螺子部を締結金物のボルト穴に
貫挿してナットにより締着・固定し、該締結金物に設け
た他のボルト穴に貫挿させるボルトを介して複数の締結
金物を一つの支持部材に固定する石材の取り付け方法で
あって、前記締結金物に設けたボルト穴の少なく共も一
方がルーズ穴であり、支持部材と石材の相対位置を調節
可能としたことを特徴とする締結金物による支持部材へ
の石材の取り付け方法を提供することにより、前記した
従来技術の課題を解決するものである。
【0006】
【作用】ボルトを接着・固定するためのボルト穴を傾斜
して設けるため、石材が薄い部材であってもボルトは比
較的長く埋め込まれることになり、ボルトは確実に石材
に取り付けられ、締結金物が有するボルト穴の何れかが
ルーズ穴であるから、このルーズ穴を介して石材と支持
部材の相対位置が容易に調節される。
【0007】
【実施例】添付した図面に基づいて本発明を詳細に説明
すると、符号1は石材(石板)、2は締結金物、3は支
持部材であり、石材1が締結金物2を介して支持部材3
に取り付けられている。
【0008】締結金物2はアルミニウムなどからなり、
平行に形成された石材当接部21と支持部材当接部22
とを有し、連結部23にボルト穴24が設けられ、支持
部材当接部22にボルト穴25が形成されている。そし
て、ボルト穴24は、石材当接部21(支持部材当接部
22)の当接面に略45度の角度で交差するように設け
られ、ボルト穴25はルーズ穴の形状に設けられてい
る。
【0009】石材1の所定部位に略45度に傾斜したボ
ルト穴11を設け、このボルト穴11にエポキシ樹脂系
などの接着剤4を適宜の量充填し、このボルト穴11に
ボルト5の一端を差し込んで接着・固定させる。ボルト
5をボルト穴11に接着・固定する方法は、空のボルト
穴11に接着剤をたっぷり付けたボルトを差し込んで固
定しても良い。
【0010】ボルト5aをボルト溝31にセットした状
態の支持部材3を石材1に載せ、締結金物2のボルト穴
24にボルト5を貫挿し、ボルト穴25にボルト5aを
貫挿させ、それぞれに座金6をセットし、支持部材3に
対する石材1の相対位置をルーズ穴であるボルト穴25
のゆとりを利用して調節し、それぞれのボルトにナット
7を締め付け、石材1を支持部材3に締結金物2を介し
て固定する。
【0011】なお、支持部材3への取り付け方法として
は図3に例示したように、支持部材3にボルト穴32を
穿設しておき、このボルト穴32にボルト5aを貫挿し
てナット7により締着させる構成とすることも可能であ
る。また、ボルト穴24と25の両方をルーズ穴とする
ことも可能であり、ボルト穴24のみをルーズ穴として
も良い。そして、石材1に約45度に傾斜した穴を複数
設け、これを1本の支持部材に固定するため、接着・固
定するボルト5の接着剤4の接着効果が万一薄れても石
材1が抜け落ちる懸念がないので好ましい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明になる締結金
物による支持部材への石材の取り付け方法によれば、傾
斜したボルト穴を石材に設けてボルトを接着・固定する
ため、接着効果が薄れても抜け落ちる心配がなく、また
石材が薄い部材であってもボルトを比較的長く埋め込む
ことができるので、石材にボルトを確実に取り付けるこ
とが可能であり、さらに、締結金物のルーズ穴によって
取り付け位置の調節ができるので、一つの支持部材に精
度良く複数の石材を取り付けることも可能であり、壁面
などに取り付ける際の精度調整が容易である。そして、
このような乾式ユニット化を図ることにより、金属フレ
ームや枠材を見せないデザインの建築物が可能となり、
しかも風圧に伴う面外方向の荷重に対しては強く固定
し、温度変化や地震などに伴う面内方向の変位はスライ
ドやロッキングによって吸収することが可能であるの
で、外装材の寿命が大幅に伸びる。また、ボルトとナッ
トを用いて取り付ける方法であるので、破損などの理由
で石材が剥がれたり、交換する必要が生じたときにも容
易に対応することが可能であり、特に専門技術が要求さ
れることもないので専門技能工が不足している折り、建
築の内装あるいは外装工事を能率良く行うことを可能と
するものであり、現場施工の能率アップに顕著な効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の説明図である。
【図2】一実施例に用いた締結金物の説明図である。
【図3】他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 石材 11 ボルト穴 2 締結金物 21 石材当接部 22 支持部材当接部 23 連結部 24 ボルト穴 25 ボルト穴 3 支持部材 31 ボルト溝 32 ボルト穴 4 接着剤 5 ボルト 5a ボルト 6 座金 7 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高崎 尚昭 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中里 欣暎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 田中 章夫 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 (72)発明者 中嶋 仁治 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 (72)発明者 杉森 真一 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜して設けた石材のボルト穴にボルト
    の一端を差し込んで接着・固定し、該ボルトの突出螺子
    部を締結金物のボルト穴に貫挿してナットにより締着・
    固定し、該締結金物に設けた他のボルト穴に貫挿させる
    ボルトを介して複数の締結金物を一つの支持部材に固定
    する石材の取り付け方法であって、前記締結金物に設け
    たボルト穴の少なく共も一方がルーズ穴であり、支持部
    材と石材の相対位置を調節可能としたことを特徴とする
    締結金物による支持部材への石材の取り付け方法。
JP25288091A 1991-09-05 1991-09-05 締結金物による支持部材への石材の取り付け方法 Pending JPH0565754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25288091A JPH0565754A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 締結金物による支持部材への石材の取り付け方法

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JP25288091A JPH0565754A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 締結金物による支持部材への石材の取り付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0565754A true JPH0565754A (ja) 1993-03-19

Family

ID=17243450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25288091A Pending JPH0565754A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 締結金物による支持部材への石材の取り付け方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH0565754A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100609473B1 (ko) * 2004-05-24 2006-08-10 지영화 건축 외장재의 코너부 고정장치

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