JPH0564637B2 - - Google Patents

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JPH0564637B2
JPH0564637B2 JP60101663A JP10166385A JPH0564637B2 JP H0564637 B2 JPH0564637 B2 JP H0564637B2 JP 60101663 A JP60101663 A JP 60101663A JP 10166385 A JP10166385 A JP 10166385A JP H0564637 B2 JPH0564637 B2 JP H0564637B2
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estratrien
estratriene
butyl
ester according
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JP60101663A
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Henry Laurent
Dieter Bittler
Sybille Beier
Walter Elger
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Bayer Pharma AG
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Schering AG
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Publication of JPH0564637B2 publication Critical patent/JPH0564637B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J1/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen, not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, androstane
    • C07J1/0051Estrane derivatives
    • C07J1/0066Estrane derivatives substituted in position 17 beta not substituted in position 17 alfa
    • C07J1/007Estrane derivatives substituted in position 17 beta not substituted in position 17 alfa the substituent being an OH group free esterified or etherified
    • C07J1/0074Esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J51/00Normal steroids with unmodified cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton not provided for in groups C07J1/00 - C07J43/00

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、特許請求の範囲記載の新規エストリ
オールエステル、その製法および新規エストリオ
ールエステルを含有するエストロゲン作用性医薬
調剤に関する。 従来の技術 化学名1,3,5(10)−エストラトリエン−
3,16α,17β−トリオールを有するエストリオ
ールは、重要な天然のエストロゲンである。 エストリオールは、たとえば更年期の女性にお
けるエストロゲン欠乏症においてエストロゲン代
理療法のための調剤中の有効成分としても適用さ
れる。 エストリオールは非常に急速に身体から排出さ
れるので、エストリオールは短い間隔で(1日に
1〜3回)適用しなければならない。 文献には、エストリオールのいくつかのエステ
ルも記載されており、たとえばエストリオール−
トリエステル、16,17−ジエステルおよび16−モ
ノエステルは、ケミカル アンドフアーマシユー
テイカル ブルテイン(Chem.Pharm.Bull.)第
1巻(1963年)第510〜514ページに記載され、さ
らに3−アセテート、3,16−ジアセテートおよ
び16,17−ジアセテートは、アクタ ケミカ ス
カンジナビカ(Acta Chem.Scand。)第22巻
(1968年)、第254ページに記載されている。 1日に3回適用されねばならない、エストリオ
ールコハク酸エステルを除き、エストリオールエ
ステルは医療には適用されていない。 発明を達成するための手段(その1) これまで記載されていない、2〜10の炭素原子
を有するモノカルボン酸とエストリオールとの
3,17β−ジエステルが、エストロゲン作用の強
さおよび期間でエストリオールにまさる。 本発明は一般式: 〔式中Rはそれぞれ2〜10の炭素原子を有する
モノカルボン酸の残基を表わす〕で示されるエス
トリオールエステルである。 一般式のエステル基Rは、主に同じであり、
脂肪族、環状脂肪族−脂肪族または芳香族モノカ
ルボン酸から誘導される。有利なエステル基R
は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバ
リン残、バレリアン酸、カプロン酸、エナント
酸、オクタン−およびデカン酸、さらにβ−シク
ロペンチルプロピオン酸および安息香酸の残基で
ある。 発明の効果 新規エストリオールエステルのエストロゲン作
用性およびデポー特性を、ルビン(Rubin)によ
る変更子宮成長試験で、卵巣切除されたラツト
で、エストリオール(E3)と比較して測定した
〔エンドクリノロジー(Endocrinology)第49巻
(1951年)第429〜439ページ)。 配量1グループにつき6匹の体重約150gの成
熟卵巣切除されたラツトを、1回それぞれの試験
−ないしは対照物質(エストリオール)で処理し
た。物質投与の日は、試験の1日(d1)とする。
物質は4:6の比の安息香酸ベンジルエステル+
ひまし油に溶解し、1日量を0.2mlの容量で皮下
(s.c.)適用する。対照グループには賦形剤0.2ml
のみを投与する。 有効なエストロゲンは、卵巣切除ラツトにおい
て膣上皮の特徴的な変化を生じる。膣上皮の強い
増殖および表面細胞の角質化が生じる。1日に1
回膣かき取りを実施する。かき取り組織像を細胞
学的に評価する。 次の一連の段階を区別する: 1=発情静止期(Dio¨strus)(白血球および有核
上皮細胞)、 2=発情前期(Proo¨strus)(有核上皮細胞)、 3=発情期(O¨Ostrus)(無核角質塊)、 4=メトエストルス(Meto¨strus)(無核角質塊、
白血球、上皮細胞)。 膣におけるエストロゲン作用時間の測定のため
に、時間を発情期が保持される日で測定する。 表1から、エストリオール(E3)の適用後、
動物は1日発情期にとどまり;等モル量のE3
ジプロピオナート、E3−ジブチラート、E3−ジ
イソブチラート、E3−ジバレリアナートおよび
E3−ジヘキサノエートの適用後、発情期は8日、
16日、23日、28日ないしは27日持続する。 表 1 卵巣切除されたラツトにおいて、エストリオー
ル(E3)を1回注射(s.c.)、ないしは種々の3,
17−ジエステルをそれぞれ1回、等モル量注射し
た後の膣でのエストロゲン作用時間 化合物 発情期 エストリオール(E3) 1日 100μg s.c. E3−ジプロピオナート 8日 139μg s.c. E3−ジブチラート 16日 149μg s.c. E3−ジイソブチラート 23日 149μg s.c. E3−ジバレリアナート 28日 158μg s.c. E3−ジヘキサノエート 27日 168μg s.c. 表2には、卵巣切除されたラツトにおいて、エ
ストリオール(E3)を1回注射(s.c.)および
種々のE3−3,17−ジエステルをそれぞれ1回
注射(s.c.)した後のエストリオール(E3)−血
清濃度の時間的経過をpモル/で記載する。 1日目では注射の2時間前、注射後5日目、10
日目、15日目、20日目、25日目および30日目に動
物から血液を採取して、RIA(放射線免疫検定法)
を用いて血清E3濃度を測定する。 表2から、エストリオール−3,17−ジエステ
ルの適用後、放射線免疫検定法で測定されたE3
濃度はエストリオール(E3)の等モルの適用後
よりも5〜15倍高いことが明らかになる。 ジエステルでは高められたE3濃度は適用後30
日まで観察され、エストリオールでは僅か8日間
だけ観察されるにすぎない。
【表】 動物実験結果から、エストリオールのエステル
化により作用強度も作用時間も高まることが見て
とれる。 前記の動物実験結果は、エストリオール−3,
17−ジプロピオナート並びに−ジヘキサノエート
を用いて実施したヒトにおける研究でも確認でき
た。E3−3,17−ジプロピオナート6.94mgもしく
はE3−3,17−ジヘキサノエート8.4mg(エスト
リオール5mgに相当)の1回適用で、全ての被検
者に良好に認容され、追試の分野で実施される実
験室的検査では、いかなるパラメータでも、臨床
的に重大な障害性所見は認められなかつた。即
ち、この適用量で毒性を示さなかつた。 3,17−位でのエストリオールのエステル化に
より、医学的に多岐に適用できる。天然のエスト
ロゲンの物質代謝−安定化型が得られる。新規エ
ステルは経口投与できるにもかかわらず、非経口
的適用法が有利であり、それというのもこの場合
にはじめて新規エステルの利点が十分に現われる
からである。非経口的適用により、最初の肝臓通
過が避けられ、それにより急速な代謝が避けられ
る。さらに、非経口的適用により、たとえば血液
凝固因子の増加、ホルモン輸送蛋白質の増加、ア
ンジオテンシノーゲンの増大および肝蛋白質の平
衡移動のような有害な肝臓のエストロゲン作用が
避けられる。 発明を達成するための手段(その2) 新規エストリオールエステルの主適用領域は、
熱によるのぼせ、骨多孔症、皮膚−および生殖萎
縮症のような更年期障害に悩んでいる閉経期の女
性におけるエストロゲンの代理、さらに女性の受
精調節およびたとえば膣萎縮症、外陰萎縮症のよ
うな婦人科の適応症である。 新規エストリオールエステルの投与すべき量
は、広い範囲内で変動し、それぞれの有効量がカ
バーされる。治療すべき状態、投与の種類および
頻度に依存して、量は約1〜100mgに達する。 新規エステルは、注入可能なまたは植込み可能
なデポー調剤の製造のためのエストリオールの前
駆薬剤として特に適している。これは経口適用可
能な調剤に対し、唯1回の注入で1または数ケ月
十分であるという利点を有し、たとえば錠剤は毎
日服用しなければならない。デポー剤作用時間
は、エステルの鎖長および量、ならびに作用物質
を放出する担持物質の種類に依存する。 担持物質として、作用物質が溶解または懸濁さ
れていてよい生理学的に認容性の希釈剤が適して
いる。希釈剤として、たとえば電解塩または増粘
剤の添加ありかまたはなしの水が適している。そ
こで、デポー調剤はたとえば微細結晶水性懸濁液
であつてよい。 非常に頻繁に希釈剤として、溶解助剤、海面活
性剤、懸濁−または乳化剤の添加ありかまたはな
しの油状物も使用される。使用される油状物の例
は、殊にオリーブ油、落花生油、綿実油、大豆
油、ひまし油およびごま油である。溶解助剤の例
は、殊にベンジルアルコールおよびベンジルベン
ゾエートである。有利な混合物は、ひまし油6重
量部およびベンジルベンゾエート4重量部から成
る。 デポー避妊薬として、新規エストリオールエス
テルを使用する場合、新規エステルはデポーゲス
ターゲンまたは経口投与すべきゲスターゲンと組
合せることができる。組合せ適用は、同時にまた
は時間をずらして行なうことができる。そこで、
たとえば一般式のデポーエストロゲンおよびデ
ポーゲスターゲンを1ケ月注入に組合せることが
できる。油状液用デポーゲスターゲンとしてはた
とえばノルエチステロンエナントエートおよび微
細結晶懸濁液用にはメドロキシプロゲステロンア
セテートが適している。 所望の作用時間に応じて、新規デポーエストロ
ゲン約3〜100mgを、デポーゲスターゲン30〜300
mgと組合せることができる。 本発明によるデポーエストロゲンは注射するこ
ともでき、ノルエチステロン、ノルゲストレル、
レボノルゲストレルまたはシプロテロンアセテー
トのような常用のゲスターゲンを毎日経口適用す
ることもできる。 発明を達成するための手段(その3) 一般式の新規化合物は、特許請求の範囲第1
3項記載の方法により、一般式: 〔式中R1,R2,R3は同じかまたは異なり、そ
れぞれ1〜5の炭素原子を有するアルキル、フエ
ニルまたはベンジルを表わす〕で示されるエスト
リオール−16−シリルエーテルを、自体公知の方
法で3−および17−位でエステル化し、引続きシ
リルエーテルを脱離することにより製造すること
ができる。 エストリオール−16−シリルエーテルの3−お
よび17β−位におけるヒドロキシ基のエステル化
は、自体公知の方法で、相当するモノカルボン酸
RCOOHまたは誘導体、殊に塩基の存在でモノカ
ルボン酸の無水物または塩化物を用いて行なわれ
る。塩基としては、殊にピリジン、4−ジメチル
アミノピリジン、コリジン、トリエチルアミンの
ような第三アミンまたはこれらのアミンの混合物
が挙げられる。 引続きシリルエーテルを脱離するのは、同様に
自体公知の方法で実施する。有利な方法は、無水
テトラヒドロフラン中室温でテトラブチルアンモ
ニウムフロリドを用いる脱離である。 出発化合物として使用される一般式のエスト
リオール−16−シリルエーテルは、エストリオー
ルと相応するシリルクロリドとをジメチルホルム
アミド中でイミダゾールの存在で反応させること
により製造される。シリルクロリドとしてはたと
えばt−ブチルジメチルシリルクロリド、ジメチ
ル−2−(3−メチル−ブチル)−シリルクロリ
ド、トリメチル−、トリフエニル−およびトリベ
ンジルシリルクロリドが挙げられる。 実施例 出発化合物16α−(t−ブチル−ジメチルシリ
ルオキシ)−1,3,5(10)−エストラトリエ
ン−3,17β−ジオールの製造 ジメチルホルムアミド200ml中の1,3,5
(10)−エストラトリエン−3,16α,17β−チオ
ールの−20℃に冷却した溶液に、イミダゾール
6.52gの添加後、ジメチルホルムアミド100ml中
のt−ブチル−ジメチルシリルクロリド13.24g
の溶液を滴加する。この反応混合物を1時間さら
に冷却しながら攪拌し、引続き氷水に注ぐ。生じ
た沈殿物を濾取し、水で洗浄し、ジクロロメタン
に溶解する。溶液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、
真空中で蒸発濃縮する。残分をシリカゲルでのク
ロマトグラフイーにかける。 収量:16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキ
シ)−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール 11.30g 融点:194℃ 例 1 a ピリジン3ml中の16α−(t−ブチル−ジメ
チルシリルオキシ)−1,3,5(10)−エスト
ラトリエン−3,17β−ジオール750mgの溶液
に、無水酢酸1.5mlを加える。20℃で20時間の
反応時間後、溶液を氷水に注ぐ。生じた沈殿物
を濾取し、水で洗浄し、乾燥する。3,17β−
ジアセトキシ−16α−(t−ブチル−ジメチル
シリルオキシ)−1,3,5(10)−エストラト
リエン950mgが得られる。 b 3,17β−ジアセトキシ−16α−(t−ブチル
−ジメチル−シリルオキシ)−1,3,5(10)
−エストラトリエン950mgを無水テトラヒドロ
フラン9.5ml中に溶解する。溶液にテトラブチ
ルアンモニウムクロリド950mlを加え、20℃で
2.5時間攪拌する。反応混合物にジエチルエー
テルを加え、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、真空中で蒸発濃縮する。残分をシリカ
ゲルで、ペンタン−ジエチルエーテル−勾配液
(0〜20%ジエチルエーテル)を用いるクロマ
トグラフイーにかける。 収量:融点132℃の(ジイソプロピルエーテル
から)3,17β−ジアセトキシ−1,3,5
(10)−エストラトリエン−16α−オール
310mg。 〔α〕D=+96°(クロロホルム中)。 例 2 a ピリジン2ml中の16α−(t−ブチル−ジメ
チルシリルオキシ)−1,3,5(10)−エスト
ラトリエン−3,17β−ジオール500mgの溶液
に、無水プロピオン酸1.0mlを加え、室温で48
時間放置する。反応溶液をジエチルエーテルで
希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、真空中で蒸発濃縮する。残分を、ペンタン
−ジエチルエーテル−勾配液(0〜20%ジエチ
ルエーテル)を用いてクロマトグラフイーを行
なう。 収量:16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオ
キシ)−3,17β−ジプロピオニルオキシ−1,
3,5(10)−エストラトリエン 660mg b 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−3,17β−ジプロピオニルオキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン660mgを、例1b)に
記載されたように、テトラブチルアンモニウム
クロリドと反応させる。相当する後処理後、融
点105℃(ジイソプロピルエーテルから)の3,
17β−ジプロピオニルオキシ−1,3,5(10)
−エストラトリエン−16α−オール220mgが得
られる。 〔α〕22 D=+90°(クロロホルム中)。 例 3 a ピリジン4mlおよび無水酪酸2ml中の16α−
(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−1,
3,5(10)−エストラトリエン−3,17β−ジ
オール1.0gの溶液を、4−ジメチルアミノピ
リジン100mgの添加下に、室温で20時間放置す
る。後処理は、例2a)に記載されているよう
に行なう。16α−(t−ブチル−ジメチルシリ
ルオキシ)−3,17β−ジブチリルオキシ−1,
3,5(10)−エストラトリエン1.4gが得られ
る。 b 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−3,17β−ジブチリルオキシ−1,3,5
(10)−エストラトリエン1.4gを、例1b)に記
載したようにして反応させる。相当する後処理
後、3,17−ジブチリルオキシ−1,3,5
(10)−エストラトリエン−16α−オール900mg
が油状物として得られる。 〔α〕22 D=+84°(クロロホルム中)。 例 4 a 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール1.0gを、例3a)に記載された反
応条件下に、無水イソ酪酸と反応させる。16α
−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−3,
17β−ジイソブチリルオキシ−1,3,5(10)
−エストラトリエン1.3gが得られる。 b 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−3,17β−ジイソブチリルオキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン1.3gから、例1b)
に記載された条件下に、融点114℃の3,17β
−ジイソブチリルオキシ−1,3,5(10)−エ
ストラトリエン−16α−オール830gが得られ
る。 〔α〕22 D=+86°(クロロホルム中)。 例 5 a 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール1.0gから、無水吉草酸を用い
て、例3a)に記載された条件下に、16α−(t
−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−3,17β
−ジバレリルオキシ−1,3,5(10)−エスト
ラトリエン1.37gが得られる。 b 例1b)に記載された条件下に、16α−(t−
ブチル−ジメチルシリルオキシ)−3,17β−
ジバレリルオキシ−1,3,5(10)−エストラ
トリエン1.37gから、3,17β−ジバレリルオ
キシ−1,3,5(10)−エストラトリエン−
16α−オール760mgが油状物として得られる。 〔α〕22 D=+79°(クロロホルム中)。 例 6 a 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール750mgから、無水カプロン酸を
用いて、例3a)に記載された反応条件下に、
16α−(tert.−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−3,17β−ジヘキサノイルオキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン1.08gが得られる。 b 例1b)に記載された条件下に、16α−(tert.
−ブチル−ジメチル−シリルオキシ)−3,
17β−ジヘキサノイルオキシ−1,3,5(10)
−エストラトリエン1.08gから、3,17β−ジ
ヘキサノイルオキシ−1,3,5(10)−エスト
ラトリエン−16α−オール580mgが油状物とし
て得られる。 〔α〕22 D=+75°(クロロホルム中)。 例 7 a 16α−(tert.−ブチル−ジメチルシリルオキ
シ)−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール1.0gから、ピバロイルクロリド
を用いて、例3a)に記載された条件下に、16α
−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)−3,
17β−ジピバロイルオキシ−1,3,5(10)−
エストラトリエン1.38gが得られる。 b 16α−(tert.−ブチル−ジメチルシリルオキ
シ)−3,17β−ジピバロイルオキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン1.38gを、例1b)に
記載された反応条件下に、3,17β−ジピバロ
イルオキシ−1,3,5(10)−エストラトリエ
ン−16α−オール1.10gに変える。 融点:164℃。 〔α〕22 D=+83°(クロロホルム中)。 例 8 a 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール750mgから、デカノイルクロリ
ドを用いて、例3a)に記載された条件下に、
16α−(tert.−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−3,17β−ジデカノイルオキシ−1,3,5
(10)−エストラトリエン1.10gが得られる。 b 16α−(tert.−ブチル−ジメチルシリルオキ
シ)−3,17β−ジデカノイルオキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン1.10gを、例1b)に
記載された条件下に、3,17β−ジデカノイル
オキシ−1,3,5(10)−エストラトリエン−
16α−オール580mgに変える。 融点:64℃。 〔α〕22 D=+63°(クロロホルム中)。 例 9 a 16α−(t−ブチル−ジメチルシリルオキシ)
−1,3,5(10)−エストラトリエン−3,
17β−ジオール1.0gから、ベンゾイルクロリド
を用いて、例3a)に記載された条件下に、3,
17β−ジベンゾイルオキシ−16α−(t−ブチル
−ジメチルシリルオキシ)−1,3,5(10)−
エストラトリエン1.34gが得られる。 b 3,17β−ジベンゾイルオキシ−16α−(t−
ブチル−ジメチル−シリルオキシ)−1,3,
5(10)−エストラトリエン1.34gを、例1b)に
記載された条件下に、3,17β−ジベンゾイル
オキシ−1,3,5(10)−エストラトリエン−
16α−オール765mgに変える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: 〔式中Rはそれぞれ2〜10の炭素原子を有する
    モノカルボン酸の残基を表わす〕で示されるエス
    トリオールエステル。 2 3,17β−ジアセトキシ−1,3,5(10)−
    エストラトリエン−16α−オールである、特許請
    求の範囲第1項記載のエストリオールエステル。 3 3,17β−ジプロピオニルオキシ−1,3,
    5(10)−エストラトリエン−16α−オールであ
    る、特許請求の範囲第1項記載のエストリオール
    エステル。 4 3,17β−ジイソブチリルオキシ−1,3,
    5(10)−エストラトリエン−16α−オールであ
    る、特許請求の範囲第1項記載のエストリオール
    エステル。 5 3,17β−ジバレリルオキシ−1,3,5
    (10)−エストラトリエン−16α−オールである、
    特許請求の範囲第1項記載のエストリオールエス
    テル。 6 3,17β−ジヘキサノイルオキシ−1,3,
    5(10)−エストラトリエン−16α−オールであ
    る、特許請求の範囲第1項記載のエストリオール
    エステル。 7 3,17β−ジピバロイルオキシ−1,3,5
    (10)−エストラトリエン−16α−オールである、
    特許請求の範囲第1項記載のエストリオールエス
    テル。 8 3,17β−ジデカノイルオキシ−1,3,5
    (10)−エストラトリエン−16α−オールである、
    特許請求の範囲第1項記載のエストリオールエス
    テル。 9 3,17β−ジベンゾイルオキシ−1,3,5
    (10)−エストラトリエン−16α−オールである、
    特許請求の範囲第1項記載のエストリオールエス
    テル。 10 3,17β−ジブチリオキシ−1,3,5
    (10)−エストラトリエン−16α−オールである、
    特許請求の範囲第1項記載のエストリオールエス
    テル。 11 一般式: 〔式中Rはそれぞれ2〜10の炭素原子を有する
    モノカルボン酸の基を表わす〕で示されるエスト
    リオールエステルの製法において、一般式: 〔式中R1,R2,R3は同じかまたは異なり、そ
    れぞれ1〜5の炭素原子を有するアルキル、フエ
    ニルまたはベンジルを表わす〕で示されるエスト
    リオール−16−シリルエーテルを、自体公知の方
    法で3−および17−位でエステル化し、引続きシ
    リルエーテルを脱離することを特徴とする、エス
    トリオールエステルの製法。 12 一般式: 〔式中Rはそれぞれ2〜10の炭素原子を有する
    モノカルボン酸の基を表わす〕で示されるエスト
    リオールエステルを含有することを特徴とする、
    エストロゲン作用性医薬調剤。
JP60101663A 1984-05-16 1985-05-15 エストリオールエステル、その製法およびこれを含有するエストロゲン作用性医薬調剤 Granted JPS6194A (ja)

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