JPH05627U - 紙製皿容器 - Google Patents

紙製皿容器

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JPH05627U
JPH05627U JP5321391U JP5321391U JPH05627U JP H05627 U JPH05627 U JP H05627U JP 5321391 U JP5321391 U JP 5321391U JP 5321391 U JP5321391 U JP 5321391U JP H05627 U JPH05627 U JP H05627U
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JP
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bottom plate
plate
paper
corner
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JP5321391U
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English (en)
Inventor
禎美 伊藤
Original Assignee
禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 底板、側板一体成形の水漏れし辛い紙製の丸
味付き角皿容器を体裁良く、しかも材料取り率高くかつ
均等品質で大量に作る。 【構成】 弯曲隅部を有する底板の周囲に側板となるべ
き相似形リング状側板部分を一体に形成し、底板の丸隅
部分の外周長と側板丸隅部の外周長との差分を等分して
吸収する三本一組の折線からなる余長吸収部分を前記側
板の弯曲隅部に形成し、この余長吸収部分をそのセンタ
で外方に折り出して合掌貼りすることで底板の周囲に側
板を美しく一体起立させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は丸味を有する角形紙素材の弯曲隅部をV字状に折り出して飾片を突 設形成することで、底板に対し側板を一体的に美しく起立保形して、ケーキ菓子 などの食品類を載せて用いて好適な紙製皿容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙製容器あるいはカップとしては従来例えば実公昭61−35021 号公報に記載のものがある。
【0003】 この従来の技術は円形の底板と、扇形の側板との2つの部材を用い、前記した 側板はその短径長側に頂点までの長さが底板の半径長に等しい三角形状のフラッ プを突設し、側板の両端を接合して筒状とした後、このフラップを内側に折り曲 げ、このフラップに底板を貼り付けることで容器(カップ)としての形態を構成 するというものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の技術は容器を作り上げるに当り、2種類の部材を必要とするた め、それぞれを紙葉から切出す金型が2種類必要であり、側板に底板を貼り付け る工程でフラップで形成する仮底板上に合せて貼り付けないと側面の短径側の縁 から底板が仮底板の中心から偏心した分だけ食み出し体裁が良くなく、材料取り 率も悪くコスト高になるし接着部が僅かでも剥れると直ちに水漏れが始まり、こ の水漏れが加速度的に増大するという問題点が有った。
【0005】 この考案は前記した各問題点を除去するために、丸味を帯びた隅部を有する紙 素材の底板となる部分の内隅部周長とその周辺側板の外隅部周長との差分を側板 丸隅部でV字状に折り出し接着した余長吸収部分で吸収して底板面に対し側板を 一体的に美しく起立保形して紙製皿容器とすることで、加工性向上と材料取りの 向上および水漏れ防止を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記したこの考案の目的は、一枚の紙葉を折り曲げることで底板の周囲に側板 を一体起立形成した紙製容器を作るに当り、弯曲隅部を有する底板1 の周縁に形 成した輪郭折線2 に連接して相似環状の側板3 を一体形成するとともに、この側 板3 の内隅部4 と外隅部5 とを放射状に結ぶ三本一組のヒダ折線6,6 からなる二 面一組の余長吸収面7 の複数組を形成し、また前記ヒダ折線6,6 のうち中央のヒ ダ折線6 をその両側のヒダ折線6,6 により外向きに折曲すると共に側板3 を輪郭 折線2 から起立させ、前記余長吸収面7,7 同志を合掌貼りして飾片8 を突設する ことで、底板1 にその輪郭折線2 から側板3 を起立保形することで達成できる。
【0007】
【作用】
この考案の紙製皿容器は上述した構成としたので、一枚の紙葉から皿状の容器 が底板と側板を一体に形成できる。
【0008】 すなわち弯曲隅部を有する底板とその周辺に有る側片となるべき相似角形リン グ状の側板部分の内周・外周差を分割して吸収するための余長吸収面を側板丸隅 部分に均等分配し、この分配部分に形成したヒダ折線をその中央の放射状折線と 共に折り出して上記の余長吸収面を作り、これら各面を合掌貼りすることで、上 記周差余長部分を吸収でき、底板周囲に側板を一体的に美しく直立保形できる。
【0009】 したがって折り出し定着部分には切断線が存しないから合掌貼り部の少しの剥 れ位の損傷では水漏れしない。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 先ずこの考案の基本構成はクラフト紙などの一枚の紙葉を折り曲げることで図 1に示すような底板の周囲に側板を一体的に起立形成した紙製容器を構成するに 当り、図2に示すような展開構造の例えば弯曲隅部を有する三角形の底板1 の周 縁における輪郭折線2 に連接して相似三角形環状の側板3 を一体形成した板状素 材を用意する。
【0011】 そして前記側板3 の内隅部4 と外隅部5 とを放射状に結ぶ三本一組のヒダ折線 6,6 からなる二面一組の余長吸収面7 の複数組を各丸隅部に形成して図2のよう なこの考案による紙製皿容器の展開構造を構成する。
【0012】 そして弯曲隅部を有する底板とその周辺に有る側片となるべき相似形リング状 の側板の内・外各丸隅部分の内周・外周差を分割して吸収するための余長吸収面 7 を側板丸隅部分に均等分配する。
【0013】 すなわちこの分配部分に放射状に形成した三本一組の前記ヒダ折線6,6 のうち 中央のヒダ折線6 をその両側のヒダ折線6,6 により図3のように外側に向けて折 曲すると共に、側板3 を輪郭折線2 から起立させ、前記周差の余長吸収面7,7 を 作り、これらの余長吸収面同志を図4のように糊料などで合掌貼りして飾片8 を 形成することで、底板1 の輪郭折線2 から側板3 を美しく一体起立保形して図1 のようなこの考案による紙製皿容器を構成する。
【0014】 なお余長吸収面7,7 同志の合掌貼り部分すなわち飾片8 の外面を図4の鎖線で 示すように側板3 の外面に貼着すれば、積み重ねが容易となる。
【0015】 また図5に示すような短辺が丸味を帯びた三角形または図6に示すような弯曲 隅部を有する四角形の紙製皿容器を作ることもできる。
【0016】 さらにまたこの考案による紙製皿容器を作る紙葉として、その一面または両面 に食品衛生上問題ない加熱溶融性合成樹脂薄膜を塗着あるいはラミネート加工し た複合紙つまりポリラミ紙を用いることで、側板3 から外方に折り出した余長吸 収面7,7 同志を図示してない加熱可能な金型を用いて加熱加圧することで飾片8 を突設でき接着剤を用いなくてもよくなるし、水に強い合掌貼り部が得られる。
【0017】
【考案の効果】
この考案は以上説明したように構成したので、以下に記載の効果を奏する。 弯曲隅部を有する底板とその周辺に有る側片となるべき相似形リング部分の内 周・外周差を多数分割して吸収するための余長吸収面を側板丸隅部分に均等分配 し、この分配部分に形成したヒダ折線をその中央の放射状折線と共に折り出して 上記の余長吸収面を作り、これら各面を合掌貼りすることで、上記周差余長部分 を吸収し、底板周囲に側板を一体的に美しく直立保形できるという第1の効果が 有る。
【0018】 そして折り出し合掌貼り部分には切断線が存しないから合掌貼り部の少しの剥 れ位の損傷では水漏れしないといった第2の効果も有る。
【0019】 またこの考案による紙製皿容器における容器素材は紙葉からの切り出しと折り 目付けだけの加工でよく、切り出しと折り目付けのための金型が一つで済み、材 料取り率も複数の素材を切り出す場合に比し良くなり、複数の素材を重ね合せて 貼り付ける必要がないので、機械加工による自動製造が容易であり、美品を大量 生産でき、安定した品質の紙製角皿容器を安価に提供できるといった多くの効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による紙製皿容器の一例を示す斜視図
【図2】図1に示す紙製皿容器の展開図
【図3】紙製皿容器の余長吸収面の折出し途中の状態を
示す部分的斜視図
【図4】同じく余長吸収面同志を合掌貼りした部分的斜
視図
【図5】この考案による紙製皿容器の他の実施例を示す
斜視図
【図6】この考案による紙製皿容器のさらに他の実施例
を示す斜視図
【符号の説明】
1 底板 2 輪郭折線 3 側板 4 内隅部 5 外隅部 6 ヒダ折線 7 余長吸収面 8 飾片

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一枚の紙葉を折り曲げることで底板の周
    囲に側板を一体起立形成した紙製容器において、弯曲隅
    部を有する底板1 の周縁に形成した輪郭折線2 に連接し
    て相似環状の側板3 を一体形成するとともに、この側板
    3 の内隅部4と外隅部5 とを放射状に結ぶ三本一組のヒ
    ダ折線6,6 からなる二面一組の余長吸収面7 の複数組を
    形成し、また前記ヒダ折線6,6 のうち中央のヒダ折線6
    をその両側のヒダ折線6,6 により外向きに折曲すると共
    に側板3 を輪郭折線2 から起立させ、前記余長吸収面7,
    7 同志を合掌貼りして飾片8 を突設することで、底板1
    にその輪郭折線2 から側板3 を起立保形してなる紙製皿
    容器。
JP5321391U 1991-06-14 1991-06-14 紙製皿容器 Pending JPH05627U (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021186764A1 (ja) * 2020-03-18 2021-09-23

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JPS442548Y1 (ja) * 1966-03-24 1969-01-30
JPH066421U (ja) * 1991-06-05 1994-01-28 モリト株式会社 吊り環

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