JP2000308452A - 焼成食品用カップ - Google Patents

焼成食品用カップ

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Publication number
JP2000308452A
JP2000308452A JP11120939A JP12093999A JP2000308452A JP 2000308452 A JP2000308452 A JP 2000308452A JP 11120939 A JP11120939 A JP 11120939A JP 12093999 A JP12093999 A JP 12093999A JP 2000308452 A JP2000308452 A JP 2000308452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
peripheral wall
paper
peripheral
pieces
Prior art date
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Pending
Application number
JP11120939A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Nakayama
幸尋 中山
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YUTAKA SHIKI HANBAI KK
Original Assignee
YUTAKA SHIKI HANBAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙の無駄になる部分を極力減らすと共に焼成
時の保形性を向上する。 【解決手段】 底部分2aと、底部分の周縁に放射状に
配設された複数の周壁部分3aとを一体に切り出し、周
壁片を起立状態に折曲し、周壁片の一側縁3b側に設け
た糊代部5にて隣り合う他方の周壁片に接着してカップ
を形成する。糊代部の外縁5aを対応する周壁片の側縁
3cの中間部に至るようにし、外縁5aと側縁3cとに
よるY字状にカットして切り出す。 【効果】 紙から底部分と複数の周壁片とを一体に切り
出すことから、別々に切り出すものに対して紙の無駄を
極力無くすことができると共に、糊代部の底部分側が広
い面積により接着力が増大するため、十分な保形性を確
保でき、パン生地などが隙間から漏れることを防止して
焼成時の見栄えを向上し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼成食品用カップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パンやケーキなどの焼成食品用カ
ップにおいて、カップの周壁の一部若しくは全部に波形
のひだ状部が形成されるように、紙をプレス成形したも
のや、周壁となる部分と底壁となる部分とを別々に切り
出して、周壁部を環状に形成し、底壁部と貼り合わせて
カップ状にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
レス成形したものにあっては、ひだ状部の保形力が、湿
気により弱くなったり、焼成時におけるパンなどの生地
の膨張に抗することができなくなるなど、原形を保持す
ることができなくなるという問題があった。また、別々
に切り出した周壁部と底壁部とを貼り合わせたものにあ
っては、周壁部と底壁部とが別々に紙から切り出される
ため、紙に無駄な部分が生じて紙代がコストアップした
り、製造時間も長くなり、さらにカップに加工する装置
も複雑化して高騰化するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、紙の無駄になる部分を極力減らすと共に焼成時の保
形性を向上することを実現するために、本発明に於いて
は、1枚の紙から、カップの底となる底部分と、前記底
部分の周縁から放射状に延出するように前記底部分を外
囲する周方向に対して互いに分離して配設された複数の
周壁片とを一体に切り出して、前記複数の周壁片を前記
底部分に対して起立させた状態で外囲するように折曲
し、前記起立させた状態の前記複数の周壁片の隣り合う
もの同士の一部を接着してカップ状に形成する焼成食品
用カップであって、前記紙から切り出して前記カップ状
に形成する前の展開状態で、前記複数の周壁片の隣り合
うもの同士の一方の側縁に他方に延出する糊代部が当該
側縁に沿って設けられ、かつ前記糊代部の前記側縁に沿
う外縁が、前記他方の周壁片を切り出すための半径方向
切り込みの中間部に至るように形成されていものとし
た。
【0005】これによれば、複数の周壁片を底部分に対
して起立状態に折曲してカップを形成する際に、隣り合
う周壁片の一方に設けた糊代部が他方に重なり合うが、
その糊代部の底部分側が、広い面積をもって上記他方の
周壁片に重なり合うことができ、周壁片を形成するため
底部分の周縁に至る半径方向切り込みにおける底部分側
の隙間の生じ易い部分の接着力を増大することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明が適用された焼成食品用紙
製容器の組立斜視図である。本カップ1は、図に示され
るように、底2と、底2の周縁にて起立状態に曲折して
底2を外囲する環状に形成した周壁3とによりカップ状
に組み立てられている。そのカップ1内に生地を入れて
加熱し、パンや菓子などを焼成するのに用いられる。
【0008】上記容器1を組み立てる前にあっては、ま
ず裁断工程で、図示されない原紙(ロール紙など)から
切り出された図2に示される展開状態の形状をなしてい
る。その原紙にあっては、上質紙・グラシン紙・パーチ
メント紙など、食品包装などに適する紙であれば良く、
その種類を限定するものではないと共に、厚さにおいて
もパン生地などを焼成し得るように紙質に応じた厚さで
あれば良く、薄紙から厚紙まで適用し得る。
【0009】本発明による原紙から切り出されたカップ
形成前の展開状態にあっては、図2に示される本図示例
では、底2となる6角形状の底部分2aが折り目(裁断
時に同時加工されて良い)により画定され、その底部分
2aの周りには、6角形状の底2の各辺をそれぞれ上底
とする台形状をなす複数(本図示例では6片)の周壁片
3aが放射状に配設されている。
【0010】各周壁片3aは、底部分2aを外囲する周
方向に対して、隣接するもの同士の間に三角形状の空間
部4(裁断時に切除される)を介して互いに分離してい
る。各周壁片3aの周方向両端の両側縁の一方3bに
は、上記空間部4に向けて所定の幅wをもって延出する
糊代部5(図の点描ハッチング)が、側縁3bに沿って
延在するように形成されている。糊代部5と周壁片3a
とを区切る上記側縁3bは、底部分2aの折り目と同様
の折り目により形成されている。
【0011】図3に併せて示されるように、隣り合う周
壁片3aの他方の側縁3cが底部分3aの周縁に達して
おり、切り出す際の半径方向切り込みは、その側縁3c
の全長に渡っている。それに対して、糊代部5の幅wを
上記側縁3bとの間に画定するべく糊代部5の側縁3b
に沿う外縁5aは、上記側縁3cの中間部(底部分2a
の周縁よりも所定の距離だけ外側の位置)に至るように
形成されている。すなわち、他方の周壁片3aの側縁3
cと糊代部5の外縁5aとがY字状をなし、カップ形成
前の展開品は、Y字状のカットにて紙から切り出される
ようになっている。
【0012】これにより、糊代部5の周方向外端縁(5
a)を例えば想像線で示されたように、隣り合う周壁片
3aの一方の側縁3bと他方の側縁3cとの交点に至る
ように深く切り込んだ場合には糊代部(5a)の底部分
2aに接する部分の頂角θ1が極めて小さくなるのに対
して、本発明による糊代部5における底部分2aに接す
る部分の頂角θ2は比較的大きくなる。したがって、周
壁片3aを底部分2aに対して起立させるように折り目
で曲折し、糊代部5を隣り合う周壁片3aの外面に重ね
合わせて接着する場合に、頂角θ2部分ののり付け面積
が広くなるため、高い接着力を得ることができる。
【0013】なお、糊代部5の幅wを広く取ることによ
り、より一層接着力を高めることができる。また、図示
例では、糊代部5の幅wを糊代部5の全長に渡ってほぼ
一定にしたが、必ずしも幅wを一定する必要はなく、十
分な接着力が得られれば、底部分2a側を狭くしたり、
逆に周壁片3aの外周側を狭くしても良い。
【0014】図2に示されるカップ形成前の展開状態に
切り出されたものにおける糊代部5に接着剤を塗布し、
次の工程で、上記したように各周壁片3aを底部分2a
に対して起立状態にするべく底部分2aとの間の折り目
で折曲して、隣り合う周壁片3aの対応する側縁3a・
3b同士を一致させ、かつ糊代部5を対応する周壁片3
aの外面に重ね合わせて、型による加圧を行ってカップ
を成形する。この時、糊代部5に塗布した接着剤により
各周壁片3a同士が接着されるが、接着時間を早めるた
めに加熱を伴わせるようにしても良い。
【0015】このようにして図1に示されるよう形成さ
れたカップ1にあっては、隙間が生じ易い底部分2aの
周縁と周壁片3aの半径方向切り込み(側縁3c)とが
交差する部分が、糊代部5の比較的広い面積による高い
接着力が得られるため、焼成時にパン生地などが膨張し
た場合に、接着力不足による上記部分からのパン生地な
どの漏れを防止することができる。したがって、パン生
地の漏れがない外観の美しい焼成食品を提供することが
できる。
【0016】なお、原紙として、1枚の紙の片面または
両面の全面にポリエチレンや塩化ビニリデンなどの熱融
着性の合成樹脂をコーティングし、そのように合成樹脂
をコーティングした紙から図示例と同様に底部分と複数
の周壁片とを切り出し、各周壁片の周方向に重なり合う
部分を熱溶着してカップを形成したものがある。このよ
うなカップにあっては、高い接着力が得られるが、紙に
コーティングされた合成樹脂を接着剤代わりにしている
ため、パンなどの焼成時に合成樹脂が溶けると、異臭が
発生するという問題があった。それに対して、本発明の
カップにあっては、糊代部に接着剤を塗布して接着する
ことから、異臭の発生しない接着剤を選択することがで
き、焼成時に異臭が発生することもない。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、紙から底部
分と複数の周壁片とを一体に切り出すことから、別々に
切り出すものに対して紙の無駄を極力無くすことができ
ると共に、隣り合う周壁片の一方に設けた糊代部の底部
分側が、広い面積をもって隣り合う他方の周壁片に重な
り合うことができ、糊代部の底部分側の接着力が増大す
るため、周壁片を形成するため底部分の周縁に至る半径
方向切り込みにおける底部分側に隙間が生じることを防
止して十分な保形性を確保して、焼成時にパン生地など
が漏れ出すことを防止でき、焼成品の外観の見栄えを向
上し得る。また、接着力が高まるため焼成時の保形性も
問題が生じることがなく、原紙として薄い紙から厚い紙
まで種々の紙を用いることができ、種々のパン生地など
に対応した好適なカップを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された食品用紙製容器の組立斜視
図。
【図2】原紙から切り出したカップ形成前の展開状態を
示す図。
【図3】図2の要部を示す部分拡大図。
【符号の説明】
1 カップ 2 底 2a 底部分 3 周壁 3a 周壁片 3b 側縁 3c 側縁 4 空間部 5 糊代部 5a 外縁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の紙から、カップの底となる底部分
    と、前記底部分の周縁から放射状に延出するように前記
    底部分を外囲する周方向に対して互いに分離して配設さ
    れた複数の周壁片とを一体に切り出して、前記複数の周
    壁片を前記底部分に対して起立させた状態で外囲するよ
    うに折曲し、前記起立させた状態の前記複数の周壁片の
    隣り合うもの同士の一部を接着してカップ状に形成する
    焼成食品用カップであって、 前記紙から切り出して前記カップ状に形成する前の展開
    状態で、前記複数の周壁片の隣り合うもの同士の一方の
    側縁に他方に延出する糊代部が当該側縁に沿って設けら
    れ、かつ前記糊代部の前記側縁に沿う外縁が、前記他方
    の周壁片を切り出すための半径方向切り込みの中間部に
    至るように形成されていることを特徴とする焼成食品用
    カップ。
JP11120939A 1999-04-28 1999-04-28 焼成食品用カップ Pending JP2000308452A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240165A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Sadami Ito 液密有底筒状容器
JP2009050207A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Yoriaki Yamai ケーキ又はパン類の釜落ち防止機能を備えた焼成用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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