JP2002240165A - 液密有底筒状容器 - Google Patents
液密有底筒状容器Info
- Publication number
- JP2002240165A JP2002240165A JP2001038252A JP2001038252A JP2002240165A JP 2002240165 A JP2002240165 A JP 2002240165A JP 2001038252 A JP2001038252 A JP 2001038252A JP 2001038252 A JP2001038252 A JP 2001038252A JP 2002240165 A JP2002240165 A JP 2002240165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- tight
- container
- blank
- bonded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cartons (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
重合部分同士を液密接着するとともに、容器底部を液密
補強した安全で量産性に富む真円に近い液密有底筒状容
器を安価に多量製造すること。 【解決手段】 ほぼ円形のブランクの中央をリング状の
折り線2を外縁とした底板3となし、折り線2付近から
ブランク外周縁まで延びる多数の放射状切断線4を設け
て紙製容器の展開構造となし、各切断線4,4間におけ
るブランクの多数の扇状部分をすべて容器側片5として
折り線2から折り起こし、これら側片5同士の重合部分
5aを互いに接着することで、底板3の周辺に多数の接
着済み側片5による容器胴部6を一体起立保形し、か
つ、この容器胴部6における側片5同士の重合部分5a
の特に下部に生じ易い不完全接着部7を重合部分5aと
底板周辺との間に接着した縦断面扁平U字形の丸皿状ま
たは環状の液密封止体8で液密的に封止補強した。
Description
食品等の加熱加工食品とか、お惣菜などの一般食品類そ
の他の物品を収納したり植木鉢に用いたりするに好適な
液密有底筒状容器に関する。
開平1−226548号公報記載のものが有る。
抜き、この円板体に折り目付け機で円形の折り目を形成
して、この折り目と円板体の外縁との間に多数の内向き
折り目と外向き折り目とを所定ピッチ毎に放射状に形成
するとともに、外向き折り目で折り返し部を外側に、内
向き折り目と円形の折り目とで側板構成部を内側にそれ
ぞれ折り曲げると共に、折り返し部の外面に接着剤をの
り付け機で付けてから該折り返し部を側板構成部の外側
に貼着した紙カップとその製造方法である。
は、紙カップ側板いわゆる胴紙部分を底板周辺から一体
的に折り上げ保形するに当たり、先ず、前記従来例公報
第10図のような対向面に複雑な折り目付け用凹凸が有
る二つの折り目目付け治具で挟み、円形紙の周辺部に放
射状の内向き、外向きの多数の折り目を交互に形成した
後、これら多数の折り目を同公報第11図のような二つ
の深シボリ型で紙カップ形状になるまで強引に締め付け
シボリ込んで深い折り目を作り、これら各折り目による
側板重合面同士を接着するとしたものである。
り目のうち、底板周辺部に近い折り目ほど、互いに密接
してしまう結果、紙固有の剛性により、折り目が付けづ
らく、上記側板重合面同士が離れてしまう傾向となり、
密接した接着ができず、商品価値が大幅に下落してしま
うという本質的、かつ、重大な問題が有るため、この従
来例は量産不可能で、世の中に商品としては出まわって
いない。
公報記載のもののように、矩形シートの略中央に、底矩
形領域を定め、この底矩形領域の4つの底辺毎に、底辺
を上底とし、この底辺の両端から該矩形シートの一辺に
至る2つの側辺をそれぞれの脚とし、これらの側辺の間
に挟まれる該矩形シートの一辺の中央部分を下底とする
側壁等脚台形領域を定め、この矩形シートの4つの角毎
に、角を挟む各側壁等脚台形領域の2つの側辺と、この
角に交わり、これらの側壁等脚台形領域の下底から外れ
る該シートの2つの辺の端部分からなる糊しろ四辺形領
域を定め、底矩形領域の4つの底辺を折り曲げるととも
に、この矩形シートの4つの角毎に、角を挟む2つの側
壁等脚台形領域の側辺のうちの一方を切り込み、他方を
折り曲げて、糊しろ四辺形領域を一方の側壁等脚台形領
域に重ねて固定してなる物品収納皿も周知である。
ぼ中央に底矩形領域を定めて上広がりの有底角筒状容器
となしたものだから、真円に近い有底円筒状容器は実現
できないという本質問題が有る。
9号公報記載のもののように、1枚の紙ブランクを折り
曲げて、略矩形の底部と、該底部から折り立てた長辺側
および短辺側の各一対の側壁を形成し、長辺側の各側壁
の両側の延長部を折り返して隣接する短辺側の側壁の外
面に糊付けしたものをトレー本体とし、その底部の内面
を覆うよう吸水シートを貼着した紙トレーも周知である
が、この従来例でも真円に近い有底円筒状容器は実現不
可能である。
平8−151030号公報に記載のものも、底板部分が
四辺形であるので、これまた、真円に近い有底円筒状容
器とならないという問題点が有った。
ために、ほぼ円形のブランクの中央に定めたほぼ円形の
底板周辺からブランク外周縁までに多数の放射状切れ目
を設け、これら各切れ目間のブランク扇形部分を前記底
板周辺から折り起してこれらブランク扇形部分の重合部
分同士を液密接着すると共に、これら側片同士の重合部
分の特に下部に生じ易い不完全接着部による微小間隙を
前記重合部分と底板周辺間に接着した液密封止体で液密
的に封止補強することで、容器底部をシッカリと液密補
強した安全で量産性に富む真円に近い液密有底筒状容器
を安価に多量製造することを目的とする。
は、ブランクをその中央における底部の周辺から折り起
こし接着することで、底板の周辺に容器胴部を一体起立
保形した容器を作るに当たり、ほぼ円形のブランクの中
央をリング状の折り線を外縁とした底板となし、前記折
り線付近からブランク外周縁まで延びる多数の放射状切
断線を設けて容器の展開構造となし、これら各切断線間
におけるブランクの多数の扇状部分をすべて容器側片と
して前記折り線から折り起こし、これら側片同士の重合
部分を互いに接着することで、底板の周辺に多数の接着
済み側片による容器胴部を一体起立保形し、かつ、前記
側片同士の重合部分の特に下部に生じ易い不完全接着部
を前記重合部分と底板周辺間に接着した液密封止体で液
密的に封止補強したことで達成できた。
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
厚手西洋紙やプラスチックシートなどで作ったブランク
をその中央における底部の周辺から折り起こし接着する
ことで、底板の周辺に容器胴部を一体起立保形した容器
を作るに当たり、図2のようなほぼ円形のブランク1の
中央にリング状の折り線2を外縁としたほぼ円形の底板
3となる部分を形成するとともに、前記折り線2付近か
らブランク外周縁1aまで延びる多数の放射状切断線
(切れ目線)4を設けて容器の展開構造を構成する。
ランク1の多数の末広がりの扇状部分をすべて容器側片
5として前記折り線2から図3のように折り起こし、こ
れら側片5同士の重合部分5aを互いに図1のように液
密接着することで、底板3の周辺に多数の接着済み側片
5による容器胴部6を一体起立保形し、かつ、この容器
胴部6における前記側片5同士の重合部分5aの特に下
部に生じ易い不完全接着部7を前記重合部分5aの内面
と底板周辺との間に、紙やプラスチックで作った縦断面
扁平U字形の丸皿状または環状の液密封止体8を、図1
における切欠部内で示すように液密的に封止接着してシ
ッカリと補強したことで、容器底部を液密補強した本発
明による液密有底筒状容器を得ることができた。
器やプラスチック容器として普通に使用できるが、飲料
等の液体を入れて飲用コップとして使用するには、折り
線2に近い側片重合部分5aにおける不完全接着部7に
よる微小間隙を前記封止体8で厳重に液密接着封止補強
して作ったものを用いることで、容器内液体の外部漏出
を防止できる。また、上記不完全接着部7に対する液密
封止体8の接着補強手段としては、食品衛生上害のない
接着糊料による接着とか周知の筒体ヒートシール接着等
による接着補強手段により、容器底部をシッカリと液密
的に補強することができたので、外力に対して変形し辛
い安全な液密容器を得ることができた。
5のように、図1のものに比し、浅い容器または深い液
密有底筒状容器とすることができる。
合成樹脂層被着紙で作り、その樹脂層を介して前記側片
5同士の重合部分5aをヒートシール接着した紙製容器
も作ることができ、また、前記側片5同士の重合部分5
aを周知の回転治具を用いて一方向に揃えて液密封止体
8と共に重合接着してもよく、さらに、前記ブランク1
の一面に上記重合部分5aを除きシリコン樹脂層を被着
したり、ワックス塗工をして容器内面を防水加工面とし
てもよく、さらにまた、前記ブランク1にシリコン樹脂
を混練した剛性の大きい紙素材やポリプロピレン等のプ
ラスチックシートを用いることもでき、容器胴部6の上
縁を周知のカールマシーンでカールを施こせば、外力に
強い紙製容器も作ることができる。
たので、以下に記載の効果を奏する。ほぼ円形のブラン
ク1の中央に定めたほぼ円形の底板周辺からブランク外
周縁1aまでに多数の放射状切れ目線(切れ目線)4を
設けて、これら各切れ目線間のブランク扇状部分を前記
底板周辺の折り線2から折り起こし、これら折り起こし
たブランク扇状部分の重合部分5a同士を接着すること
で容器胴部6を形成するとともに、前記側片5同士の重
合部分5aの下部に生じ易い不完全接着部7による微小
間隙を前記重合部分5aと底板周辺との間に接着した縦
断面扁平U字形の丸皿状または環状の液密封止体8で液
密封止したので、容器底部をシッカリ液密補強した安全
で量産性に富む真円に近い液密有底筒状容器を安価に多
量製造することができたし、容器の形態は、前記側片5
同士の重合部分5aの重合接着形態を変えるだけで、液
密有底筒状容器の立面形状を上細または下細等の任意の
形態に容易に選定できるという工業的な効果が有る。
を加熱接着性合成樹脂層被着紙で作り、その樹脂層を介
して前記側片5同士の重合部分5aをヒートシール接着
することができ、糊料を用いなくて良いから接着工程を
簡素化できるという効果を付加できた。
合部分を一方向に揃えて重合接着したので、接着容易で
見栄えの良い容器となし得るという効果を付加できた。
の一面に前記重合部分5aを除きシリコン樹脂層を被着
したり、ワックス塗工をしたりして容器内面を防水加工
面となしたので、容器内面に食品素材や他の粘稠物がコ
ビリ付かないという効果を付加できた。
性が大となるため、容器内に水などの重量物を収納して
も、容器運搬時に容器の変形を小となし、より一層安全
に持ち運べるという効果を付加できた。
ールさせたので、容器上部の剛性が大となるため、容器
把持感がシッカリした安全性の高いものとなったという
効果を付加できた。
た外向きカール縁に逆皿状の蓋を係合させることで、容
器開口縁を容易確実に密閉施蓋することができるという
効果を付加できた。
図
図
Claims (7)
- 【請求項1】 ブランクをその中央における底部の周辺
から折り起こし接着することで、底板の周辺に容器胴部
を一体起立保形した容器において、ほぼ円形のブランク
1の中央にリング状の折り線2を外縁とした底板3を形
成し、前記折り線2付近からブランク外周縁1aまで延
びる多数の放射状切断線4を設けて容器の展開構造とな
し、これら各切断線間におけるブランク1の多数の扇状
部分をすべて容器側片5として前記折り線2から折り起
こし、これら側片5同士の重合部分5aを互いに液密接
着することで、底板3の周辺に多数の接着済み側片5に
よる容器胴部6を一体起立保形し、かつ、前記側片5同
士の重合部分5aの下部に生じ易い不完全接着部7を前
記重合部分5aと底板周辺間に接着した液密封止体8で
液密的に封止補強してなる液密有底筒状容器。 - 【請求項2】 前記ブランク1を加熱接着性合成樹脂層
を被着した紙で作り、前記樹脂層を介して前記側片5同
士の重合部分5aをヒートシール接着してなる請求項1
記載の液密有底筒状容器。 - 【請求項3】 前記側片5同士の重合部分を一方向に揃
えて重合接着してなる請求項1または請求項2記載の液
密有底筒状容器。 - 【請求項4】 容器内面を防水加工面となした請求項1
から請求項3までに記載の液密有底筒状容器。 - 【請求項5】 前記ブランク1に剛性の大きいシート素
材を用いてなる請求項1から請求項4までに記載の液密
有底筒状容器。 - 【請求項6】 前記容器胴部6の上縁を外向きにカール
させてなる請求項1から請求項5までに記載の液密有底
筒状容器。 - 【請求項7】 前記容器胴部6の上縁を外側にカールさ
せてその縁辺に逆皿状の蓋を被せてなる請求項6記載の
液密有底筒状容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001038252A JP2002240165A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 液密有底筒状容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001038252A JP2002240165A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 液密有底筒状容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002240165A true JP2002240165A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18901262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001038252A Pending JP2002240165A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 液密有底筒状容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002240165A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5218630B1 (ja) * | 1966-03-21 | 1977-05-23 | ||
JPH03111246A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-05-13 | Yutaka:Kk | 紙状カップ並びに紙状カップの製造方法及びその装置 |
JPH07290611A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-07 | Sansei Kogyo Kk | 紙カップ成形装置 |
JPH1035639A (ja) * | 1996-07-29 | 1998-02-10 | Yutaka Shiki Hanbai Kk | 接着組立紙製品及びその型紙用原紙 |
JPH11255230A (ja) * | 1998-03-10 | 1999-09-21 | Sadami Ito | 加熱加工菓子用紙カップ |
JP2000308452A (ja) * | 1999-04-28 | 2000-11-07 | Yutaka Shiki Hanbai Kk | 焼成食品用カップ |
-
2001
- 2001-02-15 JP JP2001038252A patent/JP2002240165A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5218630B1 (ja) * | 1966-03-21 | 1977-05-23 | ||
JPH03111246A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-05-13 | Yutaka:Kk | 紙状カップ並びに紙状カップの製造方法及びその装置 |
JPH07290611A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-07 | Sansei Kogyo Kk | 紙カップ成形装置 |
JPH1035639A (ja) * | 1996-07-29 | 1998-02-10 | Yutaka Shiki Hanbai Kk | 接着組立紙製品及びその型紙用原紙 |
JPH11255230A (ja) * | 1998-03-10 | 1999-09-21 | Sadami Ito | 加熱加工菓子用紙カップ |
JP2000308452A (ja) * | 1999-04-28 | 2000-11-07 | Yutaka Shiki Hanbai Kk | 焼成食品用カップ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7344677B2 (ja) | コップ状容器およびコップ状容器用積層体 | |
JPS6020258B2 (ja) | 凸縁部のあるカツプ状容器 | |
US3733023A (en) | Cup-shaped carton with gusseted seams | |
RU2633240C2 (ru) | Двухсекционный пластмассовый контейнер и упаковка для пищевых продуктов, включающая в себя такие контейнеры | |
JP2013545678A (ja) | 改良された紙コップ | |
GB2484149A (en) | Stackable beverage cups which resist separation | |
JPH02233350A (ja) | 円筒形容器及びその製造方法 | |
JP2930787B2 (ja) | 多部片式平頂容器 | |
EP0017276B1 (en) | Package | |
JP2012106782A (ja) | 食品包装用蓋材および食品包装容器 | |
JP2002240165A (ja) | 液密有底筒状容器 | |
JPH066064Y2 (ja) | 成形容器の集合包装体 | |
JP2002154525A (ja) | 紙製容器 | |
JP2002128057A (ja) | 紙製角形容器 | |
RU2733601C1 (ru) | Сосуд с опорной конструкцией между укупорочной мембраной и крышкой | |
JPH0644851Y2 (ja) | 添物付き食品用容器 | |
JPH0732448Y2 (ja) | フランジのない密封容器 | |
GB2030120A (en) | Closure structures | |
JP4651205B2 (ja) | 開封が容易なシ―ルされた包装体 | |
JP4517446B2 (ja) | カップ状容器 | |
JP4478287B2 (ja) | コップ状容器 | |
CN214357642U (zh) | 容器及容器盖 | |
JP2001048247A (ja) | 容器に入った菓子 | |
JP7364419B2 (ja) | 容器 | |
JP2003341651A (ja) | 使い捨て包装用容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20061117 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20071221 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101102 |