JPH03111246A - 紙状カップ並びに紙状カップの製造方法及びその装置 - Google Patents

紙状カップ並びに紙状カップの製造方法及びその装置

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JPH03111246A
JPH03111246A JP1237662A JP23766289A JPH03111246A JP H03111246 A JPH03111246 A JP H03111246A JP 1237662 A JP1237662 A JP 1237662A JP 23766289 A JP23766289 A JP 23766289A JP H03111246 A JPH03111246 A JP H03111246A
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JP
Japan
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paper
cup
punch
die
circumferential side
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JP1237662A
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Akira Yamanaka
亮 山中
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Yutaka Co Ltd
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Yutaka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円筒状の紙状カップ並びに紙状カップの製造
方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、飲料等の液体を容れる紙状カップとして、例えば
紙カップと称される容器が、第14図に示すように知ら
れている。図において、この祇カップ101は、円形の
底紙材102の周りに1枚の展開された扇状の紙材10
3を巻き付けてその両側端部104,105を合わせ、
適当な接着材で貼り合わせて周側面106を形成し、さ
らに、その周側面106の一端側にその環状縁部から所
定の長さ巻き付けたカール部107をカール成形するこ
とにより製造されている。
また、紙状カップとして、第15図、第16図に示すよ
うに、周側面にプリーツが形成されたものが知られてい
る0図において、この紙状カップ1−11は、円形の底
紙材112の周りに1枚の展開されプリーツPが施され
た扇状の紙材113を巻き付けてその両側端部114.
115を合わせて、適当な接着材で貼り合わせて周側面
116を形成して製造されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、第14図に示す祇カップ101にあっては、
その周側面106は、1枚の展開された扇状の紙材10
3の両側端部104,105が貼り合わせであるので、
その貼り合わせが不充分の場合には、紙カップ101の
貼り合わせ面の隙間から飲料等の液体が零れることにな
る。第15図に示す紙状カップ111についても同様の
問題がある。
また、第14図に示す紙カップ101においては、周側
面用の紙材103の紙材として、カール部107を成形
するために腰の強いものが使用されており、腰の弱い周
側面用の紙材を使用すると、紙特有の性質である復元性
等のため紙材が破れ、カール成形が困難であった。
一方、第15図に示すプリーツ状の紙状カップ111を
成形するに際しては、例えば、1枚の展開された扇状の
周側面用の紙材113を順々に折り畳んでプリーツPを
成形することが行なわれ、著しく時間を要し、また、プ
リーツPの重なりが揃わなかった。また、第15図に示
す紙状カップ111では、紙の復元力でプリーツPの重
なる部分p+、’pz(第16図図示)が離れるので、
これを防止するため、プリーツPの重なる部分Pl。
P2が接着されていた。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は、内部から飲料等の液体が漏れず、紙の
復元力で変形しない一体型の紙状カップを提供するとと
もに、プリーツの重なりを揃え、プリーツの成形時間を
短縮することができ、さらに、腰の弱い紙材でもカール
成形を可能にし、1つの装置で成形可能な紙状カップの
製造方法及びその装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、円
形状紙材を材料として継目なく形成されており、周側面
にプリーツが形成されるとともに周側面の一端側にその
環状縁部から所定の長さ巻き付けたカール部が形成され
ているものである。
請求項2記載の発明は、周側面にプリーツが形成された
円筒状の紙状カップを、円形状紙材を材料として加工す
ることにより成形するものであって、最初に、前記円形
状紙材を絞り加工して、その中央部から円周縁部にかけ
て放射状に凹凸が形成された傘状体に成形し、次いで、
この傘状体をさらに深絞り加工で、周側面にプリーツが
形成された円筒状の紙状カップに成形するものである。
請求項3記載の発明は、周側面の一端側にその環状縁部
から所定の長さ巻き付けたカール部が形成されている紙
状カップを、有底円筒状紙材を材料として加工する紙状
カップの製造方法において、前記有底円筒状紙材の周側
面の環状縁部付近に円環状の折れ線を形成し、次いで、
その折れ線の形成の際に跳ね上がった周側面の折れ線か
ら環状縁部に至る部分を円筒状に戻し、さらに、周側面
の環状縁部を紙状カップの底面側方向に押して周側面の
折れ線から環状縁部に至る部分をカール成形することに
より、周側面の一端側にその環状縁部から所定の長さ巻
き付けたカール部が形成されている紙状カップを成形す
るものである。
請求項4記載の発明は、周側面にプリーツが形成される
とともに周側面の一端側に環状縁部から所定の長さ巻き
付けたカール部が形成されている円筒状の紙状カップを
、円形状紙材を材料として加工することにより成形する
ものであって、第1工程で、前記円形状紙材を絞り加工
して、その中央部から円周縁部にかけて放射状に凹凸が
形成された傘状体に成形し、 第2工程で、この傘状体をさらに深絞り加工で、周側面
にプリーツが形成された円筒体に成形し、第3工程で、
この円筒体の周側面の環状縁部付近に円環状の折れ線を
形成し、次いで、その折れ線の形成の際に跳ね上がった
周側面の折れ線から環状縁部に至る部分を円筒状に戻し
、さらに、周側面の環状縁部を紙状カップの底面側方向
に押して周側面の折れ線から環状縁部に至る部分をカー
ル成形することにより、周側面にプリーツが形成される
とともに周側面の一端側にその環状縁部から所定の長さ
巻き付けたにカール部が形成されている紙状カップを成
形するものである。
請求項5記載の発明は、周側面にプリーツが形成される
円筒状の紙状カップを、円形状紙材を材料として加工す
るものであって、ポンチ側のポンチプレートとダイ側の
ダイプレートを対向・配置し、 ポンチ側には、 ポンチプレートの中央部にシリンダ部を固設し、シリン
ダ部のロッドの先端に紙押さえ部材を固設し、 ポンチプレートにシリンダ部を囲む外周部材を設け、 凹凸状のプリーツ成形面が形成されたリング状のプリー
ツ成形部材を外周部材に設け、シリンダ部のロッドの外
周に、有底円筒状の深絞りポンチを、その底面がシリン
ダ部の一端側を向くように移動自在に遊嵌・支持し、 深絞りポンチを押圧する深絞りポンチ押し部材を、外周
部材の内周壁とシリンダ部の外周壁の間に摺動自在に嵌
挿し、 一方、ダイ側には、 ダイプレートに、ポンチ側の紙押さえ部材に対向すると
ともに深絞りポンチの内周面と面状に接触可能な柱状の
ダイスを紙押さえ部材と同心軸上に設け、 プリーツ成形部材のプリーツ成形面と面状に接触可能な
凹凸状のプリーツ成形面が形成されたプリーツ成形可動
部材を、ダイス外周に移動自在にダイプレートに設けた
ものである。
請求項6記載の発明は、周側面の一端側にその環状縁部
から所定の長さ巻き付けたカール部が形成されている円
筒状の紙状カップを、有底円筒状紙材を材料として加工
するものであって、ポンチ側のポンチプレートとダイ側
のダイプレートを対向・配置し、 ポンチ側には、 ポンチプレートの中央部にシリンダ部を固設し、シリン
ダ部のロッドの先端に紙押さえ部材を固設し、 ポンチプレートにシリンダ部を囲む外周部材を設け、 内縁にカール用環状溝部が形成されたカール成形部材を
外周部材に設け、 シリンダ部のロッドの外周に、先端がカール・ブリーフ
成形部材のカール用環状溝部の内側に位置して相対的に
カール用環状溝部に対して後退可能となる有底円筒状の
深絞りポンチを、その底面がシリンダ部の一端側を向く
ように移動自在に遊嵌・支持し、 シリンダ部の一端側と深絞りポンチの底面との間に所定
の空間を形成させる深絞りポンチ押し部材を、外周部材
の内周壁とシリンダ部の外周壁の間に摺動自在に嵌挿し
、 一方、ダイ側には、 ダイプレートに、ポンチ側の紙押さえ部材に対向し深絞
りポンチの内周面と面状に接触可能な小径部とこの小径
部に環状段差を介して連続する大径部とからなる柱状の
ダイスを紙押さえ部材と同心軸上に設け、 ポンチ側のカール成形部材の後退時カール成形部材のカ
ール用環状溝部と対接するカール用環状溝部が先端に形
成されたカール成形部材を、ダイスの外周に移動自在に
ダイプレートに設けたものである。
請求項7記載の発明は、周側面にプリーツが形成される
とともに周側面の一端側にその環状縁部から所定の長さ
巻き付けたカール部が形成されている円筒状の紙状カッ
プを、円形状紙材を材料として加工するものであって、
ポンチ側のポンチプレートとダイ側のダイプレートを対
向・配置し、ポンチ側には、 ポンチプレートの中央部にシリンダ部を固設し、シリン
ダ部のロッドの先端に紙押さえ部材を固設し、 ポンチプレートにシリンダ部を囲む外周部材を設け、 内縁にカール用環状溝部が形成されるとともにこのカー
ル用環状溝部の周りに凹凸状のプリーツ成形面が形成さ
れたリング状のカール・プリーツ成形部材を、外周部材
に設け、 シリンダ部のロッドの外周に、先端がカール・プリーツ
成形部材のカール用環状溝部の内側に位置して相対的に
カール用環状溝部に対して後退可能となる有底円筒状の
深絞りポンチを、その底面がシリンダ部の一端側を向く
ように移動自在に遊嵌・支持し、 シリンダ部の一端側と深絞りポンチの底面との間に所定
の空間を形成させる深絞りポンチ押し部材を、外周部材
の内周壁とシリンダ部の外周壁の間に摺動自在に嵌挿し
、 一方、ダイ側には、 ダイプレートに、ポンチ側の紙押さえ部材に対向し深絞
りポンチの内周面と面状に接触可能な小径部とこの小径
部に環状段差を介して連続する大径部とからなる柱状の
ダイスを紙押さえ部材と同心軸上に設け、 ポンチ側のカール・プリーツ成形部材の後退時カール・
プリーツ成形部材のカール用環状溝部と対接するカール
用環状溝部が先端に形成されたカール成形部材を、ダイ
スの外周に移動自在にダイプレートに設け、 カール・プリーツ成形部材のプリーツ成形面と面状に接
触可能な凹凸状のプリーツ成形面が形成されたプリーツ
成形可動部材を、カール成形部材の外周に移動自在にダ
イプレートに設けたものである。
〔作 用] 本発明においては、次に記載する作用が生じる。
請求項1記載の発明においては、紙状カップは従来例の
ような継ぎ目の無い一体の構造となっており、その周側
面のプリーツの重なった部分が、紙白体の固有の性質で
ある復元力により拡がろうとしても、カール部により拡
がりを規制されている。
請求項2記載の発明においては、材料となる円形状紙材
は絞り加工され、その中央部から円周縁部にかけて放射
状に凹凸が形成されると同時に次の深絞り加工の際に変
形が容易なように傘状体に成形される。
次いで、この傘状体をさらに深絞り加工で、傘状体のプ
リーツが紙白体の復元力で元に戻らないように押圧され
ながら、円筒状の周側面にプリーツが形成された紙状カ
ップに成形される。
請求項3記載の発明においては、有底円筒状紙材の周側
面の環状縁部付近に円環状の折れ線が形成され、この円
環状の折れ線によりカール成形する際、有底円筒状紙材
の周側面の復元力が弱くなる。
請求項4記載の発明においては、請求項2及び3記載の
作用を生じる。
請求項5記載の発明においては、先ず、紙押さえ部材と
ダイスの間に円形状紙材を供給し、紙押さえ部材を前進
させると、この紙押さえ部材とダイスの間に円形状紙材
が挟持され、位置決めされる。
次に、プリーツ成形部材とプリーツ成形可動部材の間に
円形状紙材を挟んで押圧することにより、円形状紙材は
、その中央部から円周縁部にかけて凹凸が放射状に施さ
れた傘状体に成形される。
さらに、プリーツ成形部材とプリーツ成形可動部材の間
から傘状体の中央部から円周縁部を離しつつ、深絞りポ
ンチとダイスの間に挾むことにより、傘状体は、周側面
にプリーツが形成された円筒体に成形される。
この状態において、深絞りポンチを適当な力でロックす
ると、円筒体がダイスに押し付けられ、位置決めされ、
プリーツが施された円筒体が成形される。
請求項6記載の発明においては、先ず、紙押さえ部材と
ダイスの間に有底円筒状紙材を供給し、紙押さえ部材を
前進させると、この紙押さえ部材とダイスの間に有底円
筒状紙材が挟持される。
次に、深絞りポンチ押し部材を前進させて深絞りポンチ
を適当な力でロックすると、シリンダ部と深絞りポンチ
の底面との間に所定の空間が形成され、同時に有底円筒
状紙材が位置決めされ、有底円筒状紙材がダイスの環状
段差に押し付けられるので、周側面の環状縁部付近に円
環状の折れ線が形成され、周側面の折れ線から環状縁に
至る部分が跳ね上がる。
さらに、ポンチ側のカール成形部材のカール用環状溝部
の内側に位置する深絞りポンチの先端が相対的にカール
用環状溝部に対して後退する(深絞りポンチに対してカ
ール成形部材が相対的に前進する)。これにより、周側
面の折れ線から環状縁部に至る跳ね上がった部分が円筒
状に戻される。
次に、ポンチ側のカール成形部材が後退する際、ダイ側
のカール成形部材が同時に前進し、その先端のカール用
環状溝部とポンチ側のカール成形部材のカール用環状溝
部とが、対接した状態でこれらの中に有底円筒状紙材の
周側面の環状縁部を入れて、有底円筒状紙材に対して前
進するにつれて、有底円筒状紙材の周側面の折れ線から
環状縁部に至る部分がカール成形され、周側面の一端側
にその環状縁部かち所定の長さ巻き付けたカール部が形
成される。
請求項7記載の発明においては、先ず、紙押さえ部材と
ダイスの間に円形状紙材を供給し、紙押さえ部材を前進
させると、この紙押さえ部材とダイスの間に円形状紙材
が挟持され、位置決めされる。
次に、カール・プリーツ成形部材とプリーツ成形可動部
材の間に円形状紙材を挟んで押圧することにより、円形
状紙材は、その中央部から円周縁部にかけて凹凸が放射
状に施された傘状体に成形される。
そして、カール・プリーツ成形部材とプリーツ成形可動
部材の間から傘状体をその中央部から円周縁部を離しつ
つ、深絞りポンチとダイスの間に挟むことにより、周側
面にプリーツが形成された円筒体に成形される。
この状態において、深絞りポンチ押し部材を前進させて
深絞りポンチを適当な力でロックすると、シリンダ部と
深絞りポンチの底面との間に所定の空間が形成され、同
時に前述の円筒体が位置決めされ、円筒体の内周面がダ
イスの環状段差に押し付けられるので、周側面の環状縁
部付近に円環状の折れ線が形成され、周側面の折れ線か
ら環状縁に至る部分が跳ね上がる。
さらに、カール・プリーツ成形部材のカール用環状溝部
の内側に位置する深絞りポンチの先端が相対的にカール
用環状溝部に対して後退する(深絞りポンチに対してカ
ール・プリーツ成形部材が相対的に前進する)。これに
より、周側面の折れ線から環状縁部に至る跳ね上がった
部分が円筒状に戻される。
次に、カール・プリーツ成形部材が後退する際、ダイ側
のカール成形部材が同時に前進する。そして、その先端
のカール用環状溝部とカール・プリーツ成形部材のカー
ル用環状溝部とが、対接した状態でこれらの中に円筒体
の周側面の環状縁部を入れて円筒体に対して前進するに
つれて、円筒体の周側面の折れ線から環状縁部に至る部
分がカール成形され、周側面の一端側にその環状縁部か
ら所定の長さ巻つけたカール部が形成される。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図、第2図は本発明の実施例に係る紙状カップを示
す。
図において、lは円筒状の紙状カップで、その周側面4
2aにプリーツPが形成されるとともに周側面42aの
一端側にその環状縁部42bから所定の長さ巻き付けた
カール部Cが形成され、図示しない円形状紙材を材料と
した継目の無い一体構造体である。
かかる構造によれば、紙状カップ1は従来例のような継
ぎ目の無い一体の構造となっている。このため、従来例
のような継ぎ目から飲物等の液体が漏れる不具合を解消
することができる。
また、紙状カップlの周側面42aのプリーツPの重な
った部分が、紙白体の固有の性質である復元力により拡
がろうとしても、カール部Cにより拡がりを規制されて
いる。従って、従来例のように紙状カップ1のプリーツ
Pの重なった部分を貼着しなくても形状を維持できる。
第3図は本発明の実施例に係り、第1図、第2図に示す
一体構造の紙状カップ1の製造方法の手順を示す。
最初の(a)工程において、帯状の紙材Wが準備され、
(b)工程で、これを打ち抜いて円形状紙材40が形成
される。
(C)工程において、円形状紙材40を絞り加工して、
その中央部41aから円周縁部41bにかけて放射状に
鋸状の凹凸41cが形成された傘状体41が成形され、
(d)工程に進む。
(d)工程において、この傘状体41をさらに深絞り加
工で、周側面42aにプリーツP((g)工程にて図示
)が形成された台形円錐体42に成形され、この台形円
錐体42の周側面42aの環状縁部42b付近に円環状
の折れ線42cが形成され、(e)工程に進む。
(e)工程において、折れ線42cの形成の際に跳ね上
がった周側面42aの折れ線42cから環状縁部42b
に至る部分42dが円筒状に戻され、(f)工程に進む
(f)工程において、周側面42aの環状縁部42bを
紙状カップt((g)工程にて図示)の底面側方向に押
して周側面42aの折れ線42cから環状縁部42bに
至る部分42dがカール成形される。このようにして、
(g)工程に進み、周側面42aにプリーツPが形成さ
れるとともに周側面42aの一端側にその環状縁部42
bから所定の長さ巻き付けたにカール部Cが形成されて
いる台形円錐状の紙状カップ1が、円形状紙材40を材
料として成形される。
以上の如き構成によれば、材料となる円形状紙材40は
絞り加工され、その中央部41aから円周縁部41bに
かけて放射状に鋸状の凹凸41cが形成されると同時に
次の深絞り加工の際に変形が容易なように傘状体41に
成形される。
この傘状体41をさらに深絞り加工で、傘状体41の鋸
状の凹凸41cが紙白体の復元力で元に戻らないように
押圧されながら、台形円錐体42の周側面42aにプリ
ーツPが形成された紙状カップ1を成形できる。従って
、紙状カップ1のプリーツPの重なりを一定にすること
ができる。
また、台形円錐体42の周側面42aの環状縁部42b
付近に円環状の折れ線42cが形成され、カール成形す
る際、台形円錐体42の周側面42aの復元力を弱くす
ることができる。従って、この円環状の折れ線42cに
より台形円錐体42の腰が弱くても、カール成形特形状
が維持され、破損しないで周側面42aの一端側にその
環状縁部42bから所定の長さ巻き付けたカール部Cを
成形することができる。
なお、本実施例においては、紙状カップ1は台形円錐状
になっているが、円筒形にすることもできる。
また、本実施例においては、第1図に示すように、紙状
カップ1は、その周側面42aにプリーツPが形成され
るとともに周側面42aの一端側にその環状縁部42b
から所定の長さ巻き付けたカール部Cが形成されている
が、周側面42aにプリーツPのみが形成され紙状カッ
プを成形することもできる。また、周側面42aの一端
側にその環状縁部42bから所定の長さ巻き付けたカー
ル部Cのみが形成された紙状カップを成形することもで
きる。
第4図ないし第13図は本発明の実施例に係り、第3図
に示す一体構造の紙状カップの製造方法の実施に使用さ
れる製造装置を示す。
第4図、第5図において、上型11からなるポンチ側の
ポンチプレート12と、下型13からなるダイ側のダイ
プレート14とが対向・配置され、ポンチプレート12
はプレス機械のスライダ(図示せず)に、ダイプレート
14はボルスタ(図示せず)に固定されている。ポンチ
プレート12の中央部には、空気溜まり12aが設けら
れ、この空気溜まり12aには空気供給通路12bがら
空気が供給される。
ポンチプレート12には4本の円柱部Eが垂設されてい
る。ポンチプレート12の中央部にシリンダ部15が固
設され、このシリンダ部15のロッド15aの先端に紙
押さえ部材16が固設されている。
ポンチプレート12にシリンダ部15を囲む外周部材1
7が固設されている。外周部材17は、上部環状部材1
7Aと、この上部環状部材17Aの下面に連続して設け
た下部環状部材17Bとから構成されている。上部環状
部材17Aには空気供給通路17aが、下部環状部材1
7Bには空気供給通路17bが設けられている。
外周部材17にリング状のカール・プリーツ成形部材1
8が固設されている。このカール・プリーツ成形部材1
8には、第6図、第7図にも示すように、内縁にカール
用環状溝部19が形成されるとともにこのカール用環状
溝部19の周りに鋸状のプリーツ成形面20が形成され
、さらに、プリーツ成形面20の周りに、打抜ポンチ2
1が形成されている。
22は深絞りポンチで、その先端22aが開口した台形
円錐状に構成され、この先端22aはカール・プリーツ
成形部材18のカール用環状溝部19と同一位置にあり
、相対的にカール用環状溝部19に対して後退可能とな
っており、その底面22bをシリンダ部15の一端側1
5bを向けるようにシリンダ部15のロッド15aの外
周に、移動自在に遊嵌・支持されている。
23は深絞りポンチ押し部材で、外周部材17の内周壁
17cとシリンダ部15の外周壁15cの間に摺動自在
に嵌挿され、シリンダ部15の一端側15bと深絞りポ
ンチ−22の底面22bとの間に所定の空間24を形成
でき、外周部材17内に作動室23a、23bが形成さ
れる。
一方、ダイプレート14に柱状のダイス25が紙押さえ
部材16と同心軸上に固設されている。
このダイス25は、上記紙押さえ部材16に対向する台
形円錐部26と、この台形円錐部26の下端26aに環
状段差27を介して連続して台形円錐部26の下端26
aよりも径の大きい大径円柱部28とから構成されてい
る。
ダイス25の外周に円筒状のカール成形部材29が配置
され、このカール成形部材29は、カール用シリンダ部
30により移動する棒状の内側昇降スライダ31上に載
置されている。カール成形部材29の先端には、上型1
1のカール・プリーツ成形部材18の後退時カール・プ
リーツ成形部材18のカール用環状溝部19と対接する
カール用環状溝部32が形成されている。
カール成形部材29の外周にプリーツ成形可動部材33
が配置され、このプリーツ成形可動部材33は、円筒体
34を介して、圧縮バネ35に支持されたスライダブロ
ック36の内側支持棒36a上に載置されている。スラ
イダブロック36の外側支持棒36bは、ポンチプレー
ト12に設けた4本の円柱部Eにより追従して昇降する
ようになっている。プリーツ成形可動部材33には、上
型11のカール・プリーツ成形部材18のプリーツ成形
面20と面状に接触可能な鋸状のプリーツ成形面39が
形成されている。
そして、プリーツ成形可動部材33の外周に、打抜用円
筒ダイ37が配置され、この打抜用円筒ダイ37は、バ
ネ材38を介して円筒体34のフランジ部材34a上に
載置されている。
また、打抜用円筒ダイ37の周りに、これを保持する円
筒状ダイス37aがダイプレート14に固定されている
次に、本実施例の作用を説明する。
第4図、第5図に示すように、最初、上型11は上死点
の位置に上昇した状態にあり、その紙押さえ部材16.
カール・プリーツ成形部材1B。
深絞りポンチ22は、後退位置にある。
下型13では、カール成形部材29.プリーツ成形可動
部材33は前進位置にある。
第8図に示すように、先ず、紙押さえ部材16とダイス
25の間に帯状の紙材Wを供給し、上型11を下降させ
ると同時に紙押さえ部材16を前進させ、カール成形部
材29を後退させる。紙材Wが打抜ポンチ21と円筒状
ダイス37aにより円形に切り抜かれる。同時に、この
紙押さえ部材16とダイス25の間に円形状紙材40が
挟持され、位置決めされる。
第9図に示すように、上型11をさらに下降させると、
カール・プリーツ成形部材18とプリーツ成形可動部材
33の間に円形状紙材40が挟んで押圧され、これによ
り、円形状紙材40は絞り加工され、その中央部41a
から円周縁部41bにかけて放射状に凹凸41c(第3
図図示)が形成された傘状体41が成形される。
そして、第10図に示すように、この傘状体41をさら
に深絞り加工で、周側面にプリーツが形成された台形円
錐体42に成形する 即ち、上型11の前進によりそのカール・プリーツ成形
部材18をさらに前進させると、カール・プリーツ成形
部材18に押圧されてプリーツ成形可動部材33が圧縮
バネ35の付勢力に抗して後退する。これに伴って、傘
状体41の鋸状の凹凸面が施された中央部から円周縁部
にかけての部分が、カール・プリーツ成形部材18とプ
リーツ成形可動部材33の間から離れて台形円錐状に変
形しながらダイス25の側面に近接する。この動作と同
時に上型11の前進により深絞りポンチ22が前進し、
傘状体41の鋸状の凹凸面が施された中央部から円周縁
部にかけての部分が、ダイス25の側面と深絞りポンチ
22の内周面の間に絞られる。これにより、傘状体41
が台形円錐体42に成形される。
この状態において、第4図に示す深絞りポンチ押し部材
23の上側の作動室23aに空気を供給すると、第11
図に示すように、深絞りポンチ22が適当な力でロック
される。これによりシリンダ部15と深絞りポンチ22
の底面22bとの間に所定の空間24が確保され、同時
に前述の台形円錐体42が位置決めされ、台形円錐体4
2の周側面がダイス25の環状段差27に押し付けられ
るので、台形円錐体42の周側面42aの環状縁部42
b付近に円環状の折れ線42cが形成され、周側面42
aの折れ線42cから環状縁部42bに至る部分42d
が跳ね上がる。
さらに、第11図の状態から第4図に示す上型11が下
降すると、第12図に示すようになる。
即ち、深絞りポンチ22は台形円錐体42を介してダイ
ス25に当接しているので下降せず、この深絞りポンチ
22の底面22bから深絞りポンチ押し部材23が上方
に押圧力を受ける。従って、空気室23a(第4図図示
)には空気が供給されていても、空気がハネのように圧
縮する性質を利用して空気室23aが圧縮される。同時
に、上型11の全体が下降し、これに伴い、上型11の
シリンダ部15が下降するので、空間24が縮まる。
これにより、カール・プリーツ成形部材18のカール用
環状溝部19の内側の深絞りポンチ22の先端22aが
、相対的にカール用環状溝部19に対して後退する(深
絞りポンチ22に対してカール・プリーツ成形部材18
が相対的に前進する)この結果、台形円錐体42の周側
面42aの折れ線42cから環状縁部42bに至る跳ね
上がった部分42dが円筒状に戻され、上型11は下死
点に至る。
さらに、第12図の状態の下死点に至った上型11は後
退(上昇)するが、第13図に示すように、その後退に
伴いカール・プリーツ成形部材18が後退する際、下型
12のカール成形部材29が同時に前進する。そして、
下型12の先端のカール用環状溝部32とカール・プリ
ーツ成形部材18のカール用環状溝部19とが、対接し
た状態でこれらの中に台形円錐体42の周側面42aの
環状縁部42bを入れて前進するにつれて、台形円錐体
42の周側面42aの折れ線42cから環状縁部42b
に至る部分42dがカール成形される。
このようにして、第1図、第3図((f)工程)に示す
ように、一体構造の台形円錐体42からなり、その周側
面42aにプリーツPが形成されるとともに周側面42
aの一端側にその環状縁部42bから所定の長さ巻き付
けたカール部Cが形成された紙状カップ1が成形される
次に、本実施例の効果を説明する。
第1に、周側面42aにプリーツPが形成される台形円
錐状の紙状カップ1を、円形状紙材40を材料として1
つの装置で一体成形することができる。その結果、従来
例のようにプリーツPを折り畳む作業を解消できる。
第2に、台形円錐体42の周側面42aの環状縁部42
b付近に円環状の折れ線42cを形成するものの、1つ
の装置でカール成形することができる。
第3に、周側面42aにプリーツPが形成されるととも
に周側面42aの一端側にその環状縁部42bから所定
の長さ巻き付けたカール部Cが形成されている台形円錐
状の紙状カップlを、円形状紙材40を材料として1つ
の装置で一体成形することができる。
なお、本実施例においては、帯状の紙材Wを使用し、こ
れを上型11と下型13により円形に切り取って使用し
ているが、最初から円形状紙材40を用意して使用する
こともできる。
また、本実施例においては、深絞りポンチ22は台形円
錐状に構成され、これに対応してダイス25も台形円錐
状に構成されているが、これらを円筒形に構成し、円筒
形の紙状カップを成形することもできる。
さらに、本実施例においては、第1図に示すように、紙
状カップ1は、その周側面42aにプリーツPが形成さ
れるとともに周側面42aの一端側にその環状縁部42
bから所定の長さ巻き付けたカール部Cが形成されてい
るが、上述したように、周側面42aにプリーツPのみ
が形成され紙状カップを成形することもできる。この場
合には、カール成形部材29等のカール成形機構は不要
となる。また、周側面42aの一端側にその環状縁部4
2bから所定の長さ巻き付けたカール部Cのみが形成さ
れた紙状カップを成形することもできる。この場合には
、プリーツ成形面20やプリーツ成形面39等のプリー
ツ成形機構は不要となる。
〔発明の効果〕
本発明は、上述のように構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
請求項1記載の発明においては、紙状カップは従来例の
ような継ぎ目の無い一体の構造となっている。このため
、従来例のような継ぎ目から飲物等の液体が漏れる不具
合を解消することができる。
また、紙状カップの周側面のプリーツの重なった部分が
、紙白体の固有の性質である復元力により拡がろうとし
ても、カール部により拡がりを規制されている。従って
、従来例のように紙状カップのプリーツの重なった部分
を貼着しなくても形状を維持できる。
請求項2記載の発明においては、材料となる円形状態紙
材は絞り加工され、その中央部から円周縁部にかけて放
射状にプリーツが形成されると同時に次の深絞り加工の
際に変形が容易なように傘状体に成形される。
この傘状体をさらに深絞り加工で、傘状体のプリーツが
紙白体の復元力で元に戻らないように押圧されながら、
円筒状の周側面にプリーツが形成された紙状カップを成
形できる。従って、紙状カップのプリーツの重なりを一
定にすることができる。
請求項3記載の発明においては、有底円筒状紙材の周側
面の環状縁部付近に円環状の折れ線が形成され、カール
成形する際、有底円筒状紙材の周側面の復元力が弱くす
ることができる。従って、この円環状の折れ線により有
底円筒状紙材の腰が弱くても、カール成形時形状が維持
され、破損しないで周側面の一端側にその環状縁部から
所定の長さ巻き付けたカール部を成形することができる
請求項4記載の発明においては、請求項2及び3記載の
発明に記載した効果が生じる。
請求項5記載の発明においては、周側面にプリーツが形
成された円筒状の紙状カップを、円形状紙材を材料とし
て1つの装置で一体成形することができる。その結果、
従来例のようにプリーツを折り畳む作業を解消できる。
請求項6記載の発明においては、有底円筒状紙材の周側
面の環状縁部付近に円環状の折れ線を形成するものの、
1つの装置でカール成形することができる。
請求項7記載の発明においては、周側面にプリーツが形
成されるとともに周側面の一端側にその環状縁部から所
定の長さ巻き付けたカール部が形成されている円筒状の
紙状カップを、円形状紙材を材料として1つの装置で一
体成形することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る紙状カップの正面図であ
る。 第2図は第1図のに部拡大断面図である。 第3図は本発明の実施例に係る紙状カップの製造方法の
手順を示す説明図である。 第4図は本発明の実施例に係る紙状カップの製造装置の
断面図である。 第5図は同紙状カップの製造装置の要部断面図である。 第6図は第4図のカール・プリーツ成形部材の平面図で
ある。 第7図は第6図のカール用環状溝部の断面を示す説明図
である。 第8図は本実施例の材料供給工程を示す断面図である。 第9図は本実施例のプリーツ成形工程を示す要部断面図
である。 第10図は本実施例の台形円錐体の成形工程を示す要部
断面図である。 第11図は本実施例の紙状カップのカール部の成形工程
前の折れ線成形工程を示す要部断面図である。 第12図は本実施例の紙状カップの周側面の環状縁部の
戻し工程を示す要部断面図である。 第13図は本実施例の紙状カップのカール部の成形工程
を示す要部断面図である。 第14図は従来の紙状カップの斜視図である。 第15図は従来の他の紙状カップの斜視図である。 第16図は第15図の紙状カップの周側面の詳細を示す
説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1・・・紙状カップ 11・・・上型 12・・・ポンチプレー1− 13・・・下型 14・ ・ ・ダイプレート 15・・・シリンダ部 15a・・・ロッド 15b・・・一端側 16・・・紙押さえ部材 17・・・外周部材 17c・・・内周壁 18・・・カール・プリーツ成形部材 19・・・カール用環状溝部 20・・・プリーツ成形面 22・・・深絞りポンチ 22a・・・先端 24・・・空間 25・・・ダイス 26・・・台形円錐部 27・・・環状段差 28・・・大径円柱部 29・・・カール成形部材 33・・・プリーツ成形可動部材 39・・・プリーツ成形面 40・・・円形状紙材 41・・・傘状体 41a・・・中央部 41b・・・円周縁部 41c・・・凹凸 42・・・台形円錐体 42a・・・周側面 42b・・・環状縁部 42c・・・折れ線 42d・・・周側面の折れ線から環状縁部に至る部分 C・・・カール部 P・・・プリーツ W・・・紙材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円形状紙材を材料として継目なく形成されており
    、周側面にプリーツが形成されるとともに周側面の一端
    側にその環状縁部から所定の長さ巻き付けたカール部が
    形成されていることを特徴とする紙状カップ。
  2. (2)周側面にプリーツが形成された円筒状の紙状カッ
    プを、円形状紙材を材料として加工することにより成形
    するものであって、最初に、前記円形状紙材を絞り加工
    して、その中央部から円周縁部にかけて放射状に凹凸が
    形成された傘状体に成形し、次いで、この傘状体をさら
    に深絞り加工で、周側面にプリーツが形成された円筒状
    の紙状カップに成形することを特徴とする紙状カップの
    製造方法。
  3. (3)周側面の一端側にその環状縁部から所定の長さ巻
    き付けたカール部が形成されている紙状カップを、有底
    円筒状紙材を材料として加工する紙状カップの製造方法
    において、前記有底円筒状紙材の周側面の環状縁部付近
    に円環状の折れ線を形成し、次いで、その折れ線の形成
    の際に跳ね上がった周側面の折れ線から環状縁部に至る
    部分を円筒状に戻し、さらに、周側面の環状縁部を紙状
    カップの底面側方向に押して周側面の折れ線から環状縁
    部に至る部分をカール成形することにより、周側面の一
    端側にその環状縁部から所定の長さ巻き付けたカール部
    が形成されている紙状カップを成形することを特徴とす
    る紙状カップの製造方法。
  4. (4)周側面にプリーツが形成されるとともに周側面の
    一端側に環状縁部から所定の長さ巻き付けたカール部が
    形成されている円筒状の紙状カップを、円形状紙材を材
    料として加工することにより成形するものであって、 第1工程で、前記円形状紙材を絞り加工して、その中央
    部から円周縁部にかけて放射状に凹凸が形成された傘状
    体に成形し、 第2工程で、この傘状体をさらに深絞り加工で、周側面
    にプリーツが形成された円筒体に成形し、第3工程で、
    この円筒体の周側面の環状縁部付近に円環状の折れ線を
    形成し、次いで、その折れ線の形成の際に跳ね上がった
    周側面の折れ線から環状縁部に至る部分を円筒状に戻し
    、さらに、周側面の環状縁部を紙状カップの底面側方向
    に押して周側面の折れ線から環状縁部に至る部分をカー
    ル成形することにより、周側面にプリーツが形成される
    とともに周側面の一端側にその環状縁部から所定の長さ
    巻き付けたにカール部が形成されている紙状カップを成
    形することを特徴とする紙状カップの製造方法。
  5. (5)周側面にプリーツが形成される円筒状の紙状カッ
    プを、円形状紙材を材料として加工するものであって、
    ポンチ側のポンチプレートとダイ側のダイプレートを対
    向・配置し、 ポンチ側には、 ポンチプレートの中央部にシリンダ部を固設し、シリン
    ダ部のロッドの先端に紙押さえ部材を固設し、 ポンチプレートにシリンダ部を囲む外周部材を設け、 凹凸状のプリーツ成形面が形成されたリング状のプリー
    ツ成形部材を外周部材に設け、 シリンダ部のロッドの外周に、有底円筒状の深絞りポン
    チを、その底面がシリンダ部の一端側を向くように移動
    自在に遊嵌・支持し、 深絞りポンチを押圧する深絞りポンチ押し部材を、外周
    部材の内周壁とシリンダ部の外周壁の間に摺動自在に嵌
    挿し、 一方、ダイ側には、 ダイプレートに、ポンチ側の紙押さえ部材に対向すると
    ともに深絞りポンチの内周面と面状に接触可能な柱状の
    ダイスを紙押さえ部材と同心軸上に設け、 プリーツ成形部材のプリーツ成形面と面状に接触可能な
    凹凸状のプリーツ成形面が形成されたプリーツ成形可動
    部材を、ダイス外周に移動自在にダイプレートに設けた
    ことを特徴とする紙状カップの製造装置。
  6. (6)周側面の一端側にその環状縁部から所定の長さ巻
    き付けたカール部が形成されている円筒状の紙状カップ
    を、有底円筒状紙材を材料として加工するものであって
    、ポンチ側のポンチプレートとダイ側のダイプレートを
    対向・配置し、 ポンチ側には、 ポンチプレートの中央部にシリンダ部を固設し、シリン
    ダ部のロッドの先端に紙押さえ部材を固設し、 ポンチプレートにシリンダ部を囲む外周部材を設け、 内縁にカール用環状溝部が形成されたカール成形部材を
    外周部材に設け、 シリンダ部のロッドの外周に、先端がカール・プリーツ
    成形部材のカール用環状溝部の内側に位置して相対的に
    カール用環状溝部に対して後退可能となる有底円筒状の
    深絞りポンチを、その底面がシリンダ部の一端側を向く
    ように移動自在に遊嵌・支持し、 シリンダ部の一端側と深絞りポンチの底面との間に所定
    の空間を形成させる深絞りポンチ押し部材を、外周部材
    の内周壁とシリンダ部の外周壁の間に摺動自在に嵌挿し
    、 一方、ダイ側には、 ダイプレートに、ポンチ側の紙押さえ部材に対向し深絞
    りポンチの内周面と面状に接触可能な小径部とこの小径
    部に環状段差を介して連続する大径部とからなる柱状の
    ダイスを紙押さえ部材と同心軸上に設け、 ポンチ側のカール成形部材の後退時カール成形部材のカ
    ール用環状溝部と対接するカール用環状溝部が先端に形
    成されたカール成形部材を、ダイスの外周に移動自在に
    ダイプレートに設けたことを特徴とする紙状カップの製
    造装置。
  7. (7)周側面にプリーツが形成されるとともに周側面の
    一端側にその環状縁部から所定の長さ巻き付けたカール
    部が形成されている円筒状の紙状カップを、円形状紙材
    を材料として加工するものであって、ポンチ側のポンチ
    プレートとダイ側のダイプレートを対向・配置し、 ポンチ側には、 ポンチプレートの中央部にシリンダ部を固設し、シリン
    ダ部のロッドの先端に紙押さえ部材を固設し、 ポンチプレートにシリンダ部を囲む外周部材を設け、 内縁にカール用環状溝部が形成されるとともにこのカー
    ル用環状溝部の周りに凹凸状のプリーツ成形面が形成さ
    れたリング状のカール・プリーツ成形部材を、外周部材
    に設け、 シリンダ部のロッドの外周に、先端がカール・プリーツ
    成形部材のカール用環状溝部の内側に位置して相対的に
    カール用環状溝部に対して後退可能となる有底円筒状の
    深絞りポンチを、その底面がシリンダ部の一端側を向く
    ように移動自在に遊嵌・支持し、 シリンダ部の一端側と深絞りポンチの底面との間に所定
    の空間を形成させる深絞りポンチ押し部材を、外周部材
    の内周壁とシリンダ部の外周壁の間に摺動自在に嵌挿し
    、 一方、ダイ側には、 ダイプレートに、ポンチ側の紙押さえ部材に対向し深絞
    りポンチの内周面と面状に接触可能な小径部とこの小径
    部に環状段差を介して連続する大径部とからなる柱状の
    ダイスを紙押さえ部材と同心軸上に設け、 ポンチ側のカール・プリーツ成形部材の後退時、カール
    ・プリーツ成形部材のカール用環状溝部と対接するカー
    ル用環状溝部が先端に形成されたカール成形部材を、ダ
    イスの外周に移動自在にダイプレートに設け、 カール・プリーツ成形部材のプリーツ成形面と面状に接
    触可能な凹凸状のプリーツ成形面が形成されたプリーツ
    成形可動部材を、カール成形部材の外周に移動自在にダ
    イプレートに設けたことを特徴とする紙状カップの製造
    装置。
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