JP2003335316A - 縦ひだ絞り紙製容器とその製造方法 - Google Patents

縦ひだ絞り紙製容器とその製造方法

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JP2003335316A JP2002139755A JP2002139755A JP2003335316A JP 2003335316 A JP2003335316 A JP 2003335316A JP 2002139755 A JP2002139755 A JP 2002139755A JP 2002139755 A JP2002139755 A JP 2002139755A JP 2003335316 A JP2003335316 A JP 2003335316A
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Sadami Ito
禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦ひだ絞り紙製容器の保形性を確保し、この容
器の重積体から容器を単品分離し易くするとともに、縦
ひだ絞り紙製容器の開口縁に簡単確実に施蓋可能しな
し、容器内食品に触れる紙の切断端縁を容器内のすべて
の個所から無くして食品衛生上好ましい縦ひだ絞り紙製
容器を得ること。 【解決手段】用紙1をその中央における容器底部2にな
る部分の周辺から多数の縦ひだ3と共に折り起こし、容
器胴部4を円形に沿った連続波形に絞り形成した縦ひだ
絞り紙製容器5の開口周辺5Aを満遍なく外向き上方に
広げ起して前記容器胴部4の上部周辺に横鍔4Aと、こ
の横鍔に連接した縦鍔4Bとをそれぞれ一体形成し、こ
の縦鍔4Bの上部を外向き下方に満遍なく丸め返すこと
で、前記横鍔4Aの外側に可及的に接近したカール縁辺
4Cを形成し、このカール縁辺4Cの剛性により前記容
器上部を妄りに変形しない程度に補強した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保形性を強化した
縦ひだ絞り紙製容器に係り、特に容器内に焼き菓子や蒸
し菓子などの菓子生地を入れて加熱加工した後、そのま
ま流通経路に乗せて販売できる加熱加工食品用容器や調
理用容器などに用いた際、縦ひだ絞り紙製容器が妄りに
変形しないように補強するとともに、容器内食品に触れ
る紙の切断端縁を容器内のすべての個所から無くし、か
つ、施蓋もできる食品衛生上好ましい縦ひだ絞り紙製容
器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】容器の上部にフランジ(鍔)を形成した
ものとしては従来、実開昭55−93688号公報記載
のもののように、熱可塑性プラスチックを縦断面円形に
沿った連続波形に成形した縦ひだ付きの容器が有るが、
このプラスチック成形容器に焼き菓子や蒸し菓子などの
菓子生地を入れて加熱加工すると、容器の加熱に伴う変
形が著しく使用不可能であるし、不要になつた容器のゴ
ミ処理上の問題も有るため、この種の加熱加工食品用容
器としては、元来、加熱に強くゴミ処理問題も無い紙や
アルミホイールを絞り加工した縦ひだ絞り成形容器を用
いている。この縦ひだ絞り紙製容器としては、従来、例
えば実公平7−6782号公報記載のもののように、保
形フイルムをラミネート被着した複合用紙をその中央に
おける底部の周辺から多数の縦ひだと共に折り起こして
容器胴部となしたパン焼き皿状の縦ひだ絞り紙製容器
や、実開昭64−45979号公報記載の横鍔付きのア
ルミホイールやセロファンで作った縦ひだ絞り加工容器
が周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例による各容
器は、その開口縁や横鍔にも満遍なく多数の縦ひだが形
成してあるので、若干の剛性を付与した容器であるから
といっても、これらの容器の開口縁や横鍔は多数の縦ひ
だの蛇腹作用のため僅かな外力でもアコーデオンや提灯
のように横向きまたは斜め下向きにフワフワと大きく動
いてしまい極めて不安定で、依然として容器上部の保形
性が著しく悪いという本質的、かつ、大きな問題点が有
る。なお、前記実開昭64−45979号公報記載のよ
うな縦ひだ絞り加工容器は、アルミホイール(アルミ
箔)で作ると電磁波を反射してしまうため、容器内食品
の電子レンジでの再加熱が不可能であるし、アルミ箔や
セロファンで作った縦ひだ絞り加工容器は、紙製の縦ひ
だ絞り加工容器よりもその価格が二倍から三倍程度と高
くなり不経済であり、また、安価な普通紙から美しい横
鍔付きの縦ひだ絞り加工容器を作ることは至難の技で、
たといセロファンや普通紙から無理に横鍔付きの縦ひだ
絞り加工容器を作ってみた処で、周辺湿度や温度変化、
その他経時変化による横鍔復元作用で、折角の横鍔がそ
の折り目部分から上向きに自立し易く、肝心の横鍔によ
る容器の保形効果も著しく悪くなってしまうし、全体的
に歪み易く不安定で著しい姿形不良となって使い物にな
らなくなり易いという本質的、かつ、大きな問題点が有
り、横鍔付きの縦ひだ絞り加工容器としては、アルミホ
イール製以外のものを実用化した例はない。
【0004】さらに、前記各従来例は、それぞれ容器の
開口縁や横鍔に上蓋を被せても不安定で係止できず、外
れ易いため施蓋実用不可能で不衛生でもあるし、使い勝
手が前記のように極めて不良であるという大きな問題点
が有るほかに、これらの従来例は、多数の容器を重積し
たものからユーザが容器を一個ずつ単品分離して使用す
る際に、上記容器重積体の保管や搬送により多数の縦ひ
だ同士が互いにきつく食いつき密着した結果となってい
るので、この容器重積体から容器を単品分離することは
極めて困難で、菓子製造現場における容器の単品分離使
用に当たり極めて非能率で不便であるという大きな問題
点も有る。
【0005】また、特に前記実公平7−6782号公報
記載の従来例は、容器上縁に容器内食品に触れる紙の切
断端縁が有り、この切断端縁の紙質から栄養に富む容器
内食品からの水分が毛細管作用で滲み込んでしまうため
雑菌や細菌の温床となり、食品衛生上有害な菌が増殖し
易いので、不衛生であるという問題点も有る。この発明
は、上記各従来例における多くの問題点を除去するため
に、縦ひだ絞り紙製容器の保形性を確保し、この容器の
重積体から容器を一個ずつ単品分離し易くするととも
に、縦ひだ絞り紙製容器の開口縁に簡単確実に施蓋でき
かつ、容器内食品に触れる紙の切断端縁を容器内のすべ
ての個所から無くした食品衛生上好ましい縦ひだ絞り紙
製容器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、用紙をその中央における容器底部になる部分の周辺
から多数の縦ひだと共に折り起こし、容器胴部を円形に
沿った連続波形に絞り形成した縦ひだ絞り紙製容器を作
るに当たり、前記容器の開口周辺を満遍なく外向き上方
に広げ起こして前記容器胴部の上部周辺に横鍔と、この
横鍔に連接した縦鍔とをそれぞれ一体形成し、この縦鍔
の上部を外向き下方に満遍なく丸め返すことで、前記横
鍔の外側に可及的に接近したカール縁辺を容器上部に形
成し、このカール縁辺の剛性により前記容器上部を妄り
に変形しない程度に補強したことで達成できた。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のうち、先
ず、本発明の基本的な形態例を説明する。本発明の基本
的な形態は、図1のように、縦ひだ絞り紙製容器5を作
るための薄葉紙や中厚紙等の用紙1をその中央における
平面輪郭が円形または非円形の容器底部2になる部分の
周辺から多数の縦ひだ3と共に折り起こして容器胴部4
となした縦ひだ絞り紙製容器5を作るに当たり、本発明
では先ず、周知の縦ひだ絞り成形手段により得た上記縦
ひだ絞り紙製容器5の上部に満遍なく縦横の各鍔を成形
する過程として、後述する手段により、前記容器5の開
口周辺5Aを満遍なく外向き上方に広げ起こして前記容
器胴部4の上部周辺に横鍔4Aと、この横鍔に連接した
縦鍔4Bとをそれぞれ図5のように一体形成する。
【0008】次いで、前記縦鍔4Bの上部をさらに後述
する手段により、図1のように外向き下方に満遍なく丸
め返すことで、前記横鍔4Aの外側に可及的に接近した
カール縁辺4Cを形成し、このカール縁辺4Cの剛性に
より前記容器上部を妄りに変形しない程度に補強した同
図1のような本発明による縦ひだ絞り紙製容器を構成す
ることができた。ただし、前記図5では、横鍔4Aと、
この横鍔に連接した縦鍔4Bとをそれぞれ便宜上白く無
地に表現してあるが、実際には、これら各鍔4A,4B
には前記容器胴部4の上部における多数の縦ひだ3によ
る若干の潰しシワが生じる。
【0009】前記容器胴部4の上部に横鍔4Aと、この
横鍔に連接した縦鍔4Bとを図5のように一体形成する
に当たっては、周知の縦ひだ絞り紙製容器の上部に手作
業で丁寧に上記各鍔を一体形成してもよいが、図1のよ
うな本発明品を多量製造するには、図2のように縦ひだ
付き内周面を有するリング状または有底の雌型6の上部
に拡径リング6Aを着脱可能かつ、同軸的に備えるとと
もに、この雌型6内に縦横各鍔の無い縦ひだ絞り原形容
器5Bをその縦ひだを合致させて同図2のように納置し
た後、雌型6に対応した縦ひだ付きの雄型7を上記雌型
6内にある原形容器5B内に図3のように押し込むこと
で、この容器の上部周辺5Aを雄型7の拡径周辺7Aに
より前記拡径リング6Aの内周面6Bに強く挟み付け、
前記多数の容器縦ひだ3の上部を広げながら前記容器の
上部周辺5Aを満遍なく外向き上方に広げ起こして前記
容器胴部4の上部周辺に横鍔4Aと、この横鍔に連接し
た縦鍔4Bとをそれぞれ満遍なく一体形成した縦ひだ絞
り紙製容器5を図4、図5のように一体形成することが
できた。
【0010】その後、本発明の主眼である縦ひだ絞り紙
製容器のカール縁辺成形過程として、先ず、前記雌型6
からその拡径リング6Aを図6のように取り除き、容器
横鍔4Aの下面を同図6のように前記雌型6の上縁で支
持しつつ、この雌型6の上面から突出している容器縦鍔
4Bの上部に、同図6における中心線Lを中心として回
転する周知のカール形成ダイ8のカール形成溝8Aを図
7のように押し当てながら、縦鍔4Bの上部を外向き下
方に図7、図8のように満遍なく丸め込んだ後、その先
端を図8のような別のカール形成ダイ8のカール形成溝
8Aで内向き上方に図9、図1の鎖線部分のようにさら
に丸め上げることで、前記横鍔4Aの外側に接近した縦
断面渦巻き状のカール縁辺4Cを容器上部に図1のよう
に形成することができ、このカール縁辺4Cの剛性によ
り前記容器上部を妄りに変形しない程度に補強した同図
1のような本発明による縦ひだ絞り紙製容器5を構成す
ることができた。ただし、上記図6から図9までの各図
では、縦ひだ絞り紙製容器5の縦ひだと、雌型8の縦ひ
だとの表記をそれぞれ便宜上省略してある。
【0011】このようにして作った本発明による各縦ひ
だ絞り紙製容器5は、いずれもこの容器自体の保形性、
特にその開口縁の保形性を上記カール縁辺4Cでシッカ
リ確保でき、その多数を図10のように重積して運搬、
保管しても、この重積体から容器単品を上記カール縁辺
4Cに手指を掛けて一個ずつ容易に分離でき、また前記
カール縁辺4Cに図11のように上蓋4Dの下部におけ
る下向き突片4dを係合させて容器5に上蓋4Dを簡単
確実に施蓋でき、しかも用紙1の切断端縁は、図1や図
11のように容器の外部における前記カール縁辺4Cで
丸め込んであるから、容器内食品に触れる紙の切断端縁
が容器内の何処にも無く、この食品からの水分の滲み込
み場所が容器5に無くなったので、有害な菌の増殖も無
い衛生的な縦ひだ絞り紙製容器となった。
【0012】
【実施例】前記実施形態ではカール形成ダイをその中心
線Lを中心として回転させながら縦ひだ絞り紙製容器の
上部にカール縁辺4Cを形成する例を示したが、カール
形成ダイは回転させなくても上記カール縁辺4Cを形成
することができ、また、前記雌型6を回転させながら容
器横鍔4Aの下面を雌型6の上縁で支持しつつこの雌型
の上面から突出している容器縦鍔4Bの上部にカール形
成ダイのカール形成溝を押し当てることで、縦鍔4Bの
上部を外向き下方に満遍なく丸め込むこともてき、容器
上部にカール縁辺4Cを形成することもできた。
【0013】なお、前記用紙1として、普通の薄葉紙や
中厚紙または、普通紙にポリエチレンテレフタレート
(PET)フイルムのような加熱軟化性保形フイルムを
ドライラミネーションやポリエチレンなどの加熱接着性
プラスチックを糊料媒体として紙面に周知のエキストリ
ュージョンラミネート被着法で被着し強化した複合用紙
1を用いてもよいが、この場合には、前記容器胴部4の
上部周辺を150°C程度に加熱し、前記保形フイルム
を軟化させながら横鍔4Aと、この鍔4Aに連接した縦
鍔4Bとをそれぞれ一体形成した容器5を作った後、同
じく前記容器胴部4の上部周辺を加熱し、保形フイルム
を軟化しながら前記カール縁辺4Cを形成した後、この
カール縁辺4Cを冷却固化することで、縦ひだ絞り紙製
容器全体としての保形性を前記熱軟化性保形フイルムの
冷却固化後の強い剛性により、さらに一層確実に強化す
ることができた。また、上記保形フイルムの面または紙
面にシリコン樹脂層を塗工してもよく、さらに、上記加
熱接着性プラスチックによる糊料媒体の代りに熱硬化性
糊料を用いてもよい。
【0014】さらに、前記保形フイルムの面に予めコロ
ナ照射を施したり、強酸や強アルカリ溶液内に浸漬する
などして保形フイルムの面を活性化し、この活性化面に
シリコン樹脂層を被着すれば、フイルム面に対するシリ
コン樹脂層の食いつきがよくなり、少量のシリコン樹脂
でもその被着強度を増すことができる。さらにまた、前
記保形フイルムを溶融ポリエチレン等の加熱接着性プラ
スチックを糊料媒体として用紙1にラミネート被着すれ
ば、良質で長尺の用紙1をその中央における安価に得る
ことができ、結局、良質で安価な縦ひだ絞り紙製容器を
多量製造することができた。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上のような形態を採用した
ので、以下に記載の効果を奏する。この発明における請
求項1および請求項3の各発明によれば、用紙1をその
中央における容器底部2になる部分の周辺から多数の縦
ひだ3と共に折り起こし、容器胴部4を円形に沿った連
続波形に絞り形成した縦ひだ絞り紙製容器5において、
前記容器5の開口周辺5Aを満遍なく外向き上方に広げ
起こして前記容器胴部4の上部周辺に横鍔4Aと、この
横鍔に連接した縦鍔4Bとをそれぞれ一体形成し、この
縦鍔4Bの上部を外向き下方に満遍なく丸め返すことで
容器上部にカール縁辺4Cを形成し、このカール縁辺4
Cの剛性により前記容器上部を妄りに変形しない程度に
補強することができた。
【0016】したがって、本発明における前記請求項1
および請求項3の各発明によれば、縦ひだ絞り紙製容器
自体の保形性、特にその開口縁の保形性を上記カール縁
辺4Cの強いツッバリ作用でシッカリ補強して確保で
き、また、多数の容器の重積体から容器単品を上記カー
ル縁辺4Cに手指を掛けて一個ずつ容易に分離できると
ともに、前記カール縁辺4Cに上蓋4Dの下部における
下向き突片4dを係合させて容器5に上蓋4Dを簡単確
実に施蓋できたし、用紙1の切断端縁は、容器の外部に
おける前記カール縁辺4Cで丸め込んであるから、容器
内食品に触れる紙の切断端縁が容器内の何処にも無く、
この食品からの水分の滲み込み場所が容器5に無くなっ
たので、有害な菌の増殖も無い衛生的な縦ひだ絞り紙製
容器を得ることができたという優れた効果が有る。
【0017】本発明における請求項2の発明によれば、
前記した諸効果に加えて、前記縦鍔4Bの上部を外向き
下方に満遍なく丸め返し、さらに、その先端を内向き上
方に丸め上げることで、前記横鍔4Aの外側に接近した
縦断面渦巻き状のカール縁辺4Cを形成したので、この
縦断面渦巻き状のカール縁辺4Cのより一層強い剛性に
より前記容器上部をさらにシッカリ強固に補強すること
ができた。
【0018】本発明における請求項4の発明によれば、
前記した諸効果に加えて、前記用紙1に保形フイルムを
ラミネート被着した複合用紙1を用い、この複合用紙1
を底部の周辺から多数の縦ひだと共に加熱し折り起こし
て容器胴部を一体形成することができるので、縦ひだ絞
り紙製容器全体としての保形性をカール縁辺4Cの剛性
と上記保形フイルムの冷却固化後の強い剛性により、さ
らに一層シッカリ確保できた。
【0019】この発明における請求項5の発明のよう
に、前記用紙1の面にシリコン樹脂層を塗工した用紙1
を用い、この用紙1から多数の縦ひだ3と前記カール縁
辺4Cとを一体形成した縦ひだ絞り紙製容器では、前記
諸効果に加えて、シリコン樹脂の大きな表面滑性により
容器を絞り成形し易くなったし、容器重積体から紙製容
器単品をさらに一層分離し易くなったという効果を付加
できた。
【0020】本発明における請求項6の発明によれば、
用紙1をその中央における容器底部2になる部分の周辺
から絞り成形により多数の縦ひだ3と共に折り起こして
円形に沿った連続波形の容器胴部4となした縦ひだ絞り
紙製容器5を作るに当たり、上部に拡径リング6Aを同
軸的に備えた雌型6内に容器5を納置した後、雌型6に
対応した雄型7を容器5内に押し込むことで、前記容器
5の上部周辺5Aを雄型7の拡径周辺7Aにより前記拡
径リング6Aの内周面6Bに強く挟み付け、前記多数の
縦ひだ3の上部を広げながら前記容器5の上部周辺5A
を満遍なく外向き上方に広げ起こして前記容器胴部4の
上部周辺に横鍔4Aと、この横鍔に連接した縦鍔4Bと
をそれぞれ一体形成した容器5を作り、次いで、前記雌
型6からその拡径リング6Aを取り除き、容器横鍔4A
の下面を前記雌型6の上縁で支持しつつこの雌型6の上
面から突出している容器縦鍔4Bの上部にカール形成ダ
イのカール形成溝8Aを押し当てながら縦鍔4Bの上部
を外向き下方に満遍なく丸め込むことで、前記横鍔4A
の外側に可及的に接近したカール縁辺4Cを容器上部に
形成することができたので、肉厚が薄い紙製容器でも前
記多くの絞り成形時に用紙1が破けることがなく、容器
開口縁の保形性に優れ、かつ、多数の容器の重積体から
の容器単品分離が容易で、しかも、容器開口縁に簡単確
実に施蓋でき、かつ、容器の上部で用紙1の切断端縁が
外向きの衛生的な縦ひだ絞り紙製容器を安価に多量製造
できるという工業的な効果が有る。
【0021】本発明における請求項7の発明によれば、
前記請求項6の発明における前記諸効果に加えて、前記
容器縦鍔4Bの上部にカール形成ダイのカール形成溝8
Aを押し当てながら縦鍔4Bの上部を外向き下方に満遍
なく丸め込み、さらに、その先端を内向き上方に丸め上
げることで、前記横鍔4Aの外側に接近した縦断面渦巻
き状で強い剛性のカール縁辺4Cを容器上部に形成する
ことができたので、このカール縁辺4Cの強い剛性によ
り前記容器上部を変形しないようにさらに補強すること
ができ、保形性に富む縦ひだ絞り紙製容器を安価に多量
製造できるという工業的な効果が有る。
【0022】本発明における請求項8および請求項9の
各発明によれば、前記請求項6の発明における前記諸効
果に加えて、前記雌型6の上面から突出している容器縦
鍔4Bの上部にカール形成ダイ8を回転させながらその
カール形成溝8Aを押し当て、または、雌型6を回転さ
せながら上記カール形成溝8Aを容器縦鍔4Bに押し当
てることで、極めて容易かつ、美しくカール縁辺4Cを
容器上部に形成することができるという工業的な効果を
付加できた。
【0023】本発明における請求項10の発明によれ
ば、前記請求項6から請求項9までの各発明における前
記諸効果に加え、前記用紙1に熱軟化性保形フイルムを
ラミネート被着した複合用紙1を用い、前記容器胴部4
の上部周辺における保形フイルムを加熱軟化しながら横
鍔4Aと、この横鍔に連接した縦鍔4Bと、さらにこの
縦鍔4Bに連接した4Aとをそれぞれ一体形成した容器
5を作った後、同じく縦鍔4Bにおける保形フイルムを
加熱軟化しながら縦鍔4Bの上部を外向き下方に満遍な
く丸め込んでカール縁辺4Cを形成した後冷却固化する
ことで、このカール縁辺4Cの剛性をより一層強化する
ことができ、縦ひだ絞り紙製容器上部の保形性をさらに
シッカリ補強することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦ひだ絞り紙製容器の一例を示す
縦断立面図
【図2】本発明による紙製容器における縦横鍔成形過程
の一例を示す縦断立面図
【図3】図2に示すものと状態を異にした縦断立面図
【図4】本発明による縦横鍔成形過程の最終例を示す縦
断立面図
【図5】本発明による縦ひだ絞り紙製容器の縦横鍔成形
例を示す斜視図
【図6】本発明による紙製容器のカール縁辺成形過程の
一例を示す縦断立面略図
【図7】本発明による紙製容器のカール縁辺成形過程の
途中を示す縦断立面略図
【図8】本発明による紙製容器のカール縁辺成形過程の
途中を示す縦断立面略図
【図9】本発明による紙製容器のカール縁辺成形過程の
最終例を示す縦断立面略図
【図10】本発明による縦ひだ絞り紙製容器の重積体の
一例を示す縦断立面図
【図11】本発明による縦ひだ絞り紙製容器の施蓋状態
の一例を示す縦断立面図
【符号の説明】
1 容器を作るための用紙(複合用紙) 2 容器底部 3 容器縦ひだ 4 容器胴部 4A 横鍔 4B 縦鍔 4C 容器上部に形成したカール縁辺 4D 上蓋 4d 上蓋の下向き突片 5 縦ひだ絞り紙製容器 5A 容器の上部周辺 5B 縦ひだ絞り原形容器 6, 雌型(回転雌型) 6A 雌型6の拡径周辺部 6B 雌型6の拡径周辺部内周面 7, 雄型 7A,雄型7の拡径周辺 8 カール形成ダイ 8A カール形成溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B31B 49/00 B31B 49/00 P B65D 1/09 B65D 1/00 A B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙1をその中央における容器底部2に
    なる部分の周辺から多数の縦ひだ3と共に折り起こし、
    容器胴部4を円形に沿った連続波形に絞り形成した縦ひ
    だ絞り紙製容器5において、前記容器5の開口周辺5A
    を満遍なく外向き上方に広げ起こして前記容器胴部4の
    上部周辺に横鍔4Aと、この横鍔に連接した縦鍔4Bと
    をそれぞれ一体形成し、この縦鍔4Bの上部を外向き下
    方に満遍なく丸め返すことで、前記横鍔4Aの外側に可
    及的に接近したカール縁辺4Cを形成し、このカール縁
    辺4Cの剛性により前記容器上部を妄りに変形しない程
    度に補強してなる縦ひだ絞り紙製容器。
  2. 【請求項2】 用紙1をその中央における容器底部2に
    なる部分の周辺から多数の縦ひだ3と共に折り起こし、
    容器胴部4を円形に沿った連続波形に絞り形成した縦ひ
    だ絞り紙製容器5において、前記容器5の開口周辺5A
    を満遍なく外向き上方に広げ起こして前記容器胴部4の
    上部周辺に横鍔4Aと、この横鍔に連接した縦鍔4Bと
    をそれぞれ一体形成し、この縦鍔4Bの上部を外向き下
    方に満遍なく丸め返し、さらに、その先端を内向き上方
    に丸め上げることで、前記横鍔4Aの外側に接近した縦
    断面渦巻き状のカール縁辺4Cを形成し、このカール縁
    辺4Cの剛性により前記容器上部を妄りに変形しない程
    度に補強してなる縦ひだ絞り紙製容器。
  3. 【請求項3】前記カール縁辺4Cの外側に上蓋4Dの下
    向き突片4dを係合させて容器5上蓋4Dを被せてなる
    請求項1または請求項2に記載の縦ひだ絞り紙製容器。
  4. 【請求項4】 前記用紙1に保形フイルムをラミネート
    被着した複合用紙1を用いてなる請求項1から請求項3
    までのいずれか一つの請求項に記載の縦ひだ絞り紙製容
    器。
  5. 【請求項5】 前記用紙1にシリコン樹脂を塗工した用
    紙1を用いた請求項1から請求項4までのいずれか一つ
    の請求項に記載の縦ひだ絞り紙製容器。
  6. 【請求項6】 用紙1をその中央における容器底部2に
    なる部分の周辺から絞り成形により多数の縦ひだ3と共
    に折り起こして円形に沿った連続波形の容器胴部4とな
    した縦ひだ絞り紙製容器5を作るに当たり、上部に拡径
    リング6Aを同軸的に備えた雌型6内に容器5を納置し
    た後、雌型6に対応した雄型7を容器5内に押し込むこ
    とで、前記容器5の上部周辺5Aを雄型7の拡径周辺7
    Aにより前記拡径リング6Aの内周面6Bに強く挟み付
    け、前記多数の縦ひだ3の上部を広げながら前記容器5
    の上部周辺5Aを満遍なく外向き上方に広げ起こして前
    記容器胴部4の上部周辺に横鍔4Aと、この横鍔に連接
    した縦鍔4Bとをそれぞれ一体形成した容器5を作り、
    次いで、前記雌型6からその拡径リング6Aを取り除
    き、容器横鍔4Aの下面を前記雌型6の上縁で支持しつ
    つこの雌型6の上面から突出している容器縦鍔4Bの上
    部にカール形成ダイ8のカール形成溝8Aを押し当てな
    がら縦鍔4Bの上部を外向き下方に満遍なく丸め込むこ
    とで、前記横鍔4Aの外側に可及的に接近したカール縁
    辺4Cを容器上部に形成し、このカール縁辺4Cの剛性
    により前記容器上部を妄りに変形しない程度に補強する
    ことを特徴とした縦ひだ絞り紙製容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記雌型6の上面から突出している容器
    縦鍔4Bの上部にカール形成ダイ8のカール形成溝8A
    を押し当てながら縦鍔4Bの上部を外向き下方に満遍な
    く丸め込み、さらに、その先端を内向き上方に丸め上げ
    ることで、前記横鍔4Aの外側に接近した縦断面渦巻き
    状のカール縁辺4Cを容器上部に形成し、このカール縁
    辺4Cの剛性により前記容器上部を補強することを特徴
    とした請求項6に記載の縦ひだ絞り紙製容器の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記雌型6の上面から突出している容器
    縦鍔4Bの上部にカール形成ダイ8を回転させながらそ
    のカール形成溝8Aを押し当て、縦鍔4Bの上部を外向
    き下方に満遍なく丸め込むことで、前記横鍔4Aの外側
    に可及的に接近したカール縁辺4Cを容器上部に形成
    し、このカール縁辺4Cの剛性により前記容器上部を妄
    りに変形しない程度に補強することを特徴とした請求項
    6または請求項7に記載の縦ひだ絞り紙製容器の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記雌型6を回転させながらその上面か
    ら突出している容器縦鍔4Bの上部にカール形成ダイ8
    のカール形成溝8Aを押し当て、縦鍔4Bの上部を外向
    き下方に満遍なく丸め込むことで、前記横鍔4Aの外側
    に可及的に接近したカール縁辺4Cを容器上部に形成
    し、このカール縁辺4Cの剛性により前記容器上部を妄
    りに変形しない程度に補強することを特徴とした請求項
    6または請求項7に記載の縦ひだ絞り紙製容器の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記用紙1に熱軟化性保形フイルムをラ
    ミネート被着した複合用紙1を用い、前記容器胴部4の
    上部周辺における保形フイルムを加熱軟化しながら横鍔
    4Aと、この横鍔に連接した縦鍔4Bとをそれぞれ一体
    形成した容器5を作った後、同じく前記容器胴部4の上
    部周辺における保形フイルムを加熱軟化しながら前記縦
    鍔4Bの上部を外向き下方に満遍なく丸め込んで容器上
    部にカール縁辺4Cを形成し、このカール縁辺4Cを冷
    却固化することで、縦ひだ絞り紙製容器全体としての保
    形性を前記カール縁辺4Cの剛性と前記熱軟化性保形フ
    イルムの冷却固化後の剛性とにより強化することを特徴
    とした請求項6から請求項9までのいずれか一つの請求
    項に記載の縦ひだ絞り紙製容器の製造方法。
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