JPH1086926A - 成形紙容器 - Google Patents

成形紙容器

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Publication number
JPH1086926A
JPH1086926A JP20061796A JP20061796A JPH1086926A JP H1086926 A JPH1086926 A JP H1086926A JP 20061796 A JP20061796 A JP 20061796A JP 20061796 A JP20061796 A JP 20061796A JP H1086926 A JPH1086926 A JP H1086926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
flange
paper container
bottom wall
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20061796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ozaki
正憲 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ECHO KK filed Critical TOYO ECHO KK
Priority to JP20061796A priority Critical patent/JPH1086926A/ja
Publication of JPH1086926A publication Critical patent/JPH1086926A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形紙容器の復元性を少なくして、保形性及
び強度を向上させることである。 【解決手段】 底壁11と、その周縁から立ち上る側壁
12と、開口部外周に設けられたフランジ13の周縁に
設けた縁巻き14より成る成形紙容器10において、前
記底壁11と側壁12の屈曲接続部及び側壁12とフラ
ンジ13の屈曲接続部全周にわたってエンボス15及び
16を形成したのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、紙容器、特にプレス成
形によって作製した紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の紙容器は、紙自体の保形性が劣
っているため、従来から浅いトレイ程度のものしか作れ
ない問題があり、成形性を高め出来るだけ深い容器を形
成するために、予め原紙に溝や折線を形成しておく方法
が提案されている(例えばアメリカ特許3,033,4
34号公報、特公昭56−48300号公報)。
【0003】これに加えて、さらに保形性を高めるた
め、加湿、加熱を行なうなどの方法が採られている。
【0004】しかしこのような処理を施しても、形状安
定性が低く、かつ変形し易い問題は解決されていない。
勿論このような付加的処理は、コストを高める要因とな
る。
【0005】
【発明の課題】そこで、この発明の課題は、できるだけ
簡単な処理によって紙容器の保形性及び強度を向上させ
ることにある。
【0006】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、底壁と側壁を一体成形し、開口部外周にフラン
ジと、このフランジの周縁に縁巻きを設けた紙容器にお
いて、前記側壁と底壁及び側壁とフランジの少くとも一
方の屈曲接続部全周にわたって凹凸を形成したのであ
る。
【0007】また、前記縁巻きの全長に延びる陥没線を
設けることができる。
【0008】容器の全体形状は、屈曲部によって維持さ
れている。従って屈曲部に凹凸を設けることにより、屈
曲部の復元性が減少するため、容器全体の保形性及び強
度が高められる。
【0009】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0010】図1乃至図4に示すように、紙容器10
は、底壁11と、その周縁から一体に立ち上る側壁12
から成り、側壁12の上端開口部の外周には、フランジ
13が設けられ、フランジ13の周縁には縁巻き14が
設けられている。
【0011】前記側壁12には、成形時の皺を吸収する
リブ12a、12bが放射方向に設けられている。リブ
12aは、フランジ13から底壁11の近辺まで延びて
おり、リブ12bは、それより短く、側壁12の中途部
分で終っている。そして、リブ12aは、ほぼ等間隔に
設けられ、リブ12bは、隣接するリブ12aと12a
の間に2本設けられている。勿論リブ12bは1本であ
ってもよい。即ち、長いリブ12aと短いリブ12bが
交互になる配置である。また、前記底壁11にも、リブ
11aが形成されている。
【0012】前記底壁11と側壁12が連続する屈曲部
にまたがって、容器10の外側に突出するエンボス15
が設けられている。また、フランジ13と側壁12の屈
曲部に、容器10の内側方向に突出するエンボス16が
設けられている。これらのエンボス15及び16の形
状、大きさ、間隔は、任意に選択可能であるが、大きさ
と間隔をほぼ同一にしてエンボス15、16によって形
成された凹又は凸と、隣接するエンボス間の相対的な凸
又は凹が交互に連続して均一な凹凸を形成しておくこと
ができる。
【0013】また、側壁12とフランジ13との間に設
けられたエンボス16が、側壁12の皺を吸収するため
のリブ12a又は12bの全部又はいずれかを押圧して
圧縮するようにしておけばエンボスによる補強効果をさ
らに向上させることができる。図3中、符号16aは、
そのようにしてリブ12bの上端部分を圧潰したエンボ
スを示す。
【0014】前記縁巻き14には、長さ方向全長にわた
って陥没線条14aを形成しておくことができる。この
線条14aは、図5に示すように、縁巻き14の周方向
の位置を問わない。例えば図5(イ)のように縁巻き1
4の上方、図5(ロ)のように側方、図5(ハ)のよう
に下方のいずれでもよい。
【0015】前記線条14aを形成するには、例えば図
6に示すように、容器10をダイス20で保持し、縁巻
き14と対応する円筒状のパンチ21の下端のブレード
22で縁巻き14をプレスする方法がある。また、縁巻
き14を形成する際に、縁巻きの一部を坐屈させること
によって、線条14aを形成することもできる。縁巻き
の形成は、図7に示すように、センタブロック30とフ
ォームパンチ31によって底壁11、側壁12及びフラ
ンジ13を成形し、次いで、縁巻き用ダイス32、33
を矢印方向に上昇させることにより、フランジ13から
延びるマージン14bをダイス32、33内に導く。こ
のときマージン14bには、予め前記陥没線条14aを
形成するのに充分な幅を持たせておく。即ち通常の円形
縁巻きを形成するよりも広い幅にしておく。
【0016】なお、容器10の平面形状は、図示の円形
に限られず、楕円形、多角形など任意である。
【0017】
【効果】この発明によれば、以上のように、成形紙容器
の屈曲部全周にわたって凹凸を形成したので、屈曲部の
復元性を減少させ保形性が増大し、これが容器の屈曲部
全体を取り巻いているため、容器の保形性及び強度を大
きく向上させる。また、縁巻きに線条を設けることによ
ってさらに容器の保形性を向上させ、かつ細工が複雑に
なった外観を呈し、美観を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紙容器の一例を示す縦断面図
【図2】同上の平面図
【図3】紙容器の裏面図
【図4】同上の一部拡大縦断面図
【図5】縁巻きの形状を示す断面図
【図6】陥没線条の形成方法を示す縦断面図
【図7】陥没線条の他の形成方法を示す縦断面図
【符号の説明】 10 成形紙容器 11 底壁 11a リブ 12 側壁 12a、12b リブ 13 フランジ 14 縁巻き 14a 陥没線条 14b マージン 15、16、16a エンボス 20 ダイス 21 パンチ 22 ブレード 30 センタブロック 31 フォームパンチ 32、33 ダイス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁とその周縁から立ち上る側壁を一体
    成形し、開口部外周にフランジと、このフランジ周縁に
    縁巻きを設けた紙容器において、前記側壁と底壁及び側
    壁とフランジの少くとも一方の屈曲接続部全周にわたっ
    て凹凸を設けたことを特徴とする成形紙容器。
  2. 【請求項2】 前記縁巻きの長さ方向全長に延びる陥没
    線条を設けたことを特徴とする請求項1に記載の成形紙
    容器。
JP20061796A 1996-07-25 1996-07-30 成形紙容器 Pending JPH1086926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20061796A JPH1086926A (ja) 1996-07-25 1996-07-30 成形紙容器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-196491 1996-07-25
JP19649196 1996-07-25
JP20061796A JPH1086926A (ja) 1996-07-25 1996-07-30 成形紙容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1086926A true JPH1086926A (ja) 1998-04-07

Family

ID=26509766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20061796A Pending JPH1086926A (ja) 1996-07-25 1996-07-30 成形紙容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1086926A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003335316A (ja) * 2002-05-15 2003-11-25 Sadami Ito 縦ひだ絞り紙製容器とその製造方法
JP2015515953A (ja) * 2012-05-08 2015-06-04 ネステク ソシエテ アノニム 耐荷重能力が向上した容器

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Effective date: 20060807

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061128