JPH0562652U - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH0562652U
JPH0562652U JP1051692U JP1051692U JPH0562652U JP H0562652 U JPH0562652 U JP H0562652U JP 1051692 U JP1051692 U JP 1051692U JP 1051692 U JP1051692 U JP 1051692U JP H0562652 U JPH0562652 U JP H0562652U
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pipe
headed pin
shaft
fitted
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徴 北尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コ型クランプの直角2側面に対するパイプク
ランプの選択的付け替えを簡単容易に行うことが出来る
クランプ装置を提供すること。 【構成】 コ字形クランプ本体5のクランプ用ねじ6に
対向する側の脚部3の外側と両脚部2,3をつなぐ底部
4の外側とに頭付きピン14,15を突設し、パイプク
ランプ8の底部には、頭付きピン14,15の頭部14
a,15aが嵌入し得る大巾部16aと頭付きピン1
4,15の軸部14b,15bが嵌入し得る小巾部16
bとから成る段付き孔16を設けると共に、この段付き
孔16の小巾部16bに嵌入した頭付きピン14,15
の軸部14b,15bが大巾部16a側へ移動するのを
許す状態と阻止する状態とに切り換え可能なストッパー
手段17を併設した構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄骨などのフランジ部(以降、板体部と称する)に足場用パイプや 足場に付設される手摺用パイプを取付けるのに使用されるクランプ装置に関し、 特に、前記板体部を咬持するコ型クランプと、これに揺動可能に連結されて前記 パイプを抱持するパイプクランプとを備え、前記パイプクランプを、前記コ型ク ランプに咬持される板体部の板面と平行または直角の向きに固定することのでき るクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来におけるこの種のクランプ装置としては、コ型クランプにパイプクランプ を角根ボルトにより枢支連結して、パイプクランプの連結角度を自在に変更でき るようにしたものがあるが、このようなクランプ装置では、パイプクランプをコ 型クランプに対して単に平行または垂直位置に連結する場合にその組み替え操作 が非常に面倒で作業能率が悪いという問題があった。
【0003】 本考案は、上記の課題に鑑み、コ型クランプに対するパイプクランプの向きの 変更、即ち平行位置と垂直位置との組み替えを簡単容易に行うことができるクラ ンプ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のクランプ装置は、コ字形クランプ本体の対向両脚部の内の一方にクラ ンプ用ねじを螺合貫通させたコ型クランプと、着脱自在なパイプクランプとから 成り、前記コ字形クランプ本体の前記クランプ用ねじに対向する側の脚部の外側 と両脚部をつなぐ底部の外側とに頭付きピンを突設し、前記パイプクランプの底 面には、前記頭付きピンの頭部が嵌入し得る大径部と前記頭付きピンの軸部が嵌 入し得る小径部とから成るダルマ孔を設けると共に、このダルマ孔の前記小径部 に嵌入した前記頭付きピンの軸部が前記大径部側へ移動するのを許す状態と阻止 する状態とに切り換え可能なストッパー手段を併設して成ることを特徴とするも のである。
【0005】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1〜図3は本考案に係るクラン プ装置を示しており、これらの図において、1は鉄骨などのフランジ部、即ち板 体部Fを咬持するコ型クランプで、相対向する両脚部2,3とこれらをつなぐ底 部4とから成るコ字形クランプ本体5を有し、前記両脚部2,3の内の一方の脚 部2には先端に皿ばね7を有するクランプ用ねじ6が螺合貫通させてあって、こ のねじ6を締結することにより、コ字形クランプ本体5内に前記板体部Fを咬持 する。8は足場用などのパイプPを抱持するパイプクランプで、図3に示すよう に、それぞれの一端部で互いに枢着された上下一対の抱持体9,10を有し、両 抱持体9,10間にパイプPを抱持して、下側の抱持体9の他端部に軸支された クランプ用揺動自在螺軸11の先端部を他方の抱持体10の他端部の係入溝12 に係入させ、ナット13を締付けることにより、パイプPを抱持固定するもので ある。
【0006】 前記コ字形クランプ本体には、前記クランプ用ねじ6に対向する側の脚部3の 外側と、両脚部2,3をつなぐ底部4の外側とにそれぞれ頭付きピン14,15 が突設されており、そして前記パイプクランプ8の下部側抱持体9の底面には、 図3に示すように前記各頭付きピン14,15の頭部14a,15aが嵌入し得 る大径部16aと、前記頭付きピン14,15の軸部14b,15bが嵌入し得 る小径部16bとから成るダルマ孔16が設けられていると共に、このダルマ孔 16の前記小径部16bに嵌入した前記頭付きピン14,15の軸部軸部14b ,15bが前記大径部16a側へ移動するのを許す状態と阻止する状態とに切り 換え可能なストッパー手段17が併設されている。
【0007】 前記頭付きピン14,15は、それぞれ軸部14b,15bの下方にこれより 径小の螺軸部14c,15cを同軸一体に形成していて、一方の頭付きピン14 の螺軸部14cは前記脚部3のねじ孔18に、他方の頭付きピン15の螺軸部1 5cは前記底部4のねじ孔19にそれぞれ螺入されて固着されている。
【0008】 前記ストッパー手段17は、図1、図2及び図4に示すように、前記パイプク ランプ8におけるクランプ用揺動自在螺軸11の軸支側端部から前記ダルマ孔1 6側へ突設された突出片20を備え、前記螺軸11が図1及び図2の実線図示の ようなクランプ作用位置にあるときには前記突出片20が前記ダルマ孔16に嵌 入している前記頭付きピン14または15の頭部14aまたは15aに隣接し、 前記螺軸11が同図の仮想線図示のようなクランプ解除位置に倒されたときには 前記突出片20が前記頭付きピン14または15の頭部14aまたは15aから 離間するようになっている。
【0009】 次に、上記のような構成より成るクランプ装置の使用例について説明すると、 パイプPを、鉄骨などの例えば水平に延びた板体部Fの板面(水平面)に対して これと平行に固定する場合には、コ型クランプ1におけるコ字形クランプ本体5 の脚部3側に突設された頭付きピン14を使用する。しかして、図1に示すよう に、、コ字形クランプ本体5を板体部Fに嵌合させ、クランプ用ねじ6を締結し てコ型クランプ1を板体部Fに固定させた後、パイプクランプ8のクランプ用揺 動自在螺軸11を仮想線図示のようなクランプ解除位置に倒した状態で、当該パ イプクランプ8の底面に設けてあるダルマ孔16の大径部16aに前記頭付きピ ン14の頭部14aを嵌入貫通させて、当該頭付きピン14の軸部14bをダル マ孔16の小径部16bに嵌入させる。この状態でパイプクランプ8の両抱持体 9,10間にパイプPを挿入し、前記クランプ用揺動自在螺軸11を前記クラン プ解除位置から実線図示のクランプ作用位置に起立させてナット13を締結する ことにより、前記ストッパー手段17を構成するクランプ用揺動自在螺軸11の 突出片20が前記頭付きピン14の軸部14bをダルマ孔16の小径部16bに ロックせしめ、これによってパイプクランプ8はそれ自体がコ型クランプ1上に 固定されると共に、パイプPを水平に固定することができる。この場合、前記頭 付きピン14の軸部14aが前記ダルマ孔16の小径部14bに対し回転自在で あるため、パイプクランプ8は当該軸部14aの周りで回転可能である。
【0010】 パイプPを板体部Fと垂直な向きに固定する場合には、前記コ字形クランプ本 体5の底部4側に突設された頭付きピン15を使用する。しかして、図2に示す ように、コ型クランプ1を板体部Fに固定させた後、パイプクランプ8のクラン プ用揺動自在螺軸11を仮想線図示のようなクランプ解除位置に倒した状態で、 当該パイプクランプ8の底面に設けてあるダルマ孔16の大径部16aに前記頭 付きピン14の頭部14aを嵌入貫通させて、当該頭付きピン14の軸部14b をダルマ孔16の小径部16bに嵌入させる。この状態から、パイプクランプ8 を、前記頭付きピン14の軸部14aの周りに90度回転させて、このパイプク ランプ8の両抱持体9,10間にパイプPを挿入し、しかして前記クランプ用揺 動自在螺軸11を実線図示のクランプ作用位置に起立させてナット13を締結す ることにより、前記パイプクランプ8がコ型クランプ1上に固定されるとともに 、パイプPが板体部Fと垂直な向きに固定される。
【0011】 以上説明した実施例では、頭付きピン14の軸部14bを円筒状にすると共に 、これが嵌入する前記ダルマ孔16の小径部14bを円形孔にして、パイプクラ ンプ8を前記軸部14aの周りで回転可能としたが、前記頭付きピン14の軸部 14aの周りで前記パイプクランプ8が回転するのを阻止する手段を設けること もできる。図5は、そのような回転阻止手段の一例を示すもので、この回転阻止 手段27は、前記パイプクランプ8の向きを90度転向固定できるように、頭付 きピン24の軸部24bを断面正四角形とすると共に、パイプクランプ8側に設 けるダルマ孔26の小径部26bを前記軸部24bに対応する角形としたもので ある。もちろん、頭付きピン24の頭部24aは円形軸であり、ダルマ孔26の 大径部26aは円形孔である。また、図6に示す回転阻止手段37は、 頭付き ピン34の頭部周面に直角2側面34aを形成し、この直角2側面34aの任意 の一方に前記クランプ用揺動自在螺軸11の突出片20の先端を当接させるよう にしたものである。この頭付きピン34の軸部34bは円筒軸である。
【0012】
【考案の作用及び効果】
本考案のクランプ装置によると、例えば水平に延びた板体部に対してパイプを これと平行に固定するのに、コ字形クランプ本体のクランプ用ねじに対向する側 の脚部に突設された頭付きピンを使用する場合には、コ字形クランプ本体を板体 部に固定させた後、このパイプクランプ底面のダルマ孔の大径部に前記頭付きピ ンの頭部を嵌入貫通させて、当該頭付きピンの軸部をダルマ孔の小径部に嵌入さ せ、そしてストッパー手段でこの軸部を小径孔内に保持することによって、パイ プクランプをコ型クランプ状に垂直に固定させることができ、従ってこのパイプ クランプによりパイプを板体部と平行に固定することができる。
【0013】 また、パイプを、上記同様に水平に延びる板体部に対し垂直に固定する場合に は、前記コ字形クランプ本体の底部側に突設された頭付きピンを使用し、この頭 付きピンを、パイプクランプがパイプを垂直位置に把持しうる位置で当該パイプ クランプのダルマ孔の小径部に嵌入し、ストッパー手段でその位置に固定させる ことにより、パイプを板体部と垂直に固定することができる。
【0014】 このように本考案のクランプ装置は、コ字形クランプ本体の一方の脚部と底部 との2箇所に突設した頭付きピンのいずれかを選択的にパイプクランプのダルマ 孔に対して嵌入させるだけの極めて簡単な操作で、コ型クランプに対するパイプ クランプの向きの変更、即ち平行位置と垂直位置との組み替えを行うことができ る。また、非使用時にはパイプクランプをコ型クランプから離脱させることがで きるため、搬送や保管上便利である。
【0015】 また、ストッパー手段が、パイプクランプにおけるクランプ用揺動自在螺軸部 の軸支側端部から前記ダルマ孔側へ突設された突出片を備え、前記螺軸がクラン プ作用位置にあるときには前記突出片が前記ダルマ孔に嵌入している前記頭付き ピンの頭部に隣接し、前記螺軸がクランプ解除位置に倒されたときには前記突出 片が前記頭付きピンの頭部から離間するようにした場合には、クランプ用揺動自 在螺軸部によるクランプ操作と同時に頭付きピンのロック操作を行わせることが できるため、操作が簡便に行えると共に、ストッパー手段としての構造も非常に 簡単となる。
【提出日】平成4年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄骨などのフランジ部など(以下、板体部と称する)に足場用パイ プや足場に付設される手摺用パイプなどの各種仮設用パイプ(鋼管)を取付ける のに使用されるクランプ装置に関し、特に、前記板体部を挟持するコ型クランプ と、これに揺動可能に連結されて前記パイプを抱持するパイプクランプとを備え 、前記パイプクランプに抱持固定されるパイプの向きを水平向きと垂直向きとに 変えることが出来るクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来におけるこの種のクランプ装置としては、コ型クランプの直角両外側面に パイプクランプをボルトナットで付け替え可能に装着したものが知られているが 、このような従来のクランプ装置では、パイプクランプの取付け向きを変えるの に多大の手間と時間がかかり、作業能率が悪いという問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のような従来の問題点を解決するために成されたものであって、 その特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本考案のクランプ装置は 、コ字形クランプ本体5の対向両脚部2,3の内の一方にクランプ用ねじ6を螺 合貫通させたコ型クランプ1と、着脱自在なパイプクランプ8とから成り、コ字 形クランプ本体5のクランプ用ねじ6に対向する側の脚部3の外側と両脚部2, 3をつなぐ底部4の外側とに頭付きピン14,15を突設し、パイプクランプ8 の底部には、頭付きピン14,15の頭部14a,15aが嵌入し得る大巾部1 6aと頭付きピン14,15 軸部14b,15bが嵌入し得る小巾部16bと から成る段付き孔16を設けると共に、この段付き孔16の小巾部16bに嵌入 した頭付きピン14,15の軸部14b,15bが大巾部16a側へ移動するの を許す状態と阻止する状態とに切り換え可能なストッパー手段17を併設した点 に特徴を有する。
【0004】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1〜図3は本考案に係るクラン プ装置を示しており、これらの図において、1は鉄骨などのフランジ部、即ち板 体部F、を挟持するコ型クランプで、相対向する両脚部2,3とこれらをつなぐ 底部4とから成るコ字形クランプ本体5を有し、前記両脚部2,3の内の一方の 脚部2には先端に皿ばね7を有するクランプ用ねじ6が螺合貫通させてあって、 このねじ6を締結することにより、コ字形クランプ本体5内に前記板体部Fを挟 持する。8は足場用などのパイプPを抱持するパイプクランプで、図3に示すよ うに、それぞれの一端部で互いに枢着された上下一対の抱持体9,10を有し、 両抱持体9,10間にパイプPを抱持させ、下側抱持体9の遊端部に軸支された クランプ用揺動自在螺軸11の先端部を上側抱持体10の遊端部に形成されてい る二股部12に嵌合させ、ナット13を締付けることにより、パイプPを抱持固 定するものである。
【0005】 前記コ字形クランプ本体5には、クランプ用ねじ6に対向する側の脚部3の外 側と、両脚部2,3をつなぐ底部4の外側とにそれぞれ頭付きピン14,15が 突設されており、そしてパイプクランプ8の底部(下側抱持体9の底部)には、 図3に示すように各頭付きピン14,15の頭部14a,15aが嵌入し得る大 巾部16aと、各頭付きピン14,15の軸部14b,15bが嵌入し得る小巾 部16bとから成る段付き孔16が設けられていると共に、この段付き孔16の 小巾部16bに嵌入した頭付きピン14,15の軸部14b,15bが前記大巾 部16a側へ移動するのを許す状態と阻止する状態とに切り換え可能なストッパ ー手段17が併設されている。
【0006】 前記頭付きピン14,15は、それぞれ軸部14b,15bの下方にこれより 小径の螺軸部14c,15cが同軸一体に形成されていて、一方の頭付きピン1 4の螺軸部14cは前記脚部3のねじ孔18に、他方の頭付きピン15の螺軸部 15cは前記底部4のねじ孔19にそれぞれ螺入されて固着されている。
【0007】 前記ストッパー手段17は、図1、図2及び図4に示すように、前記パイプク ランプ8におけるクランプ用揺動自在螺軸11の軸支側端部から前記段付き孔1 6側へ突設された突出片20を備え、前記螺軸11が図1及び図2の実線図示の ようなクランプ作用位置にあるときには、前記突出片20が段付き孔16に嵌入 している頭付きピン14の頭部14aまたは頭付きピン15の頭部15aに隣接 し、前記螺軸11が同図の仮想線図示のようなクランプ解除位置に倒されたとき には、前記突出片20が頭付きピン14の頭部14aまたは頭付きピン15の頭 部15aから離間するようになっている。
【0008】 次に、上記のような構成より成るクランプ装置の使用例について説明すると、 パイプPを、鉄骨などの例えば水平に延びた板体部Fの上側で水平に取付ける場 合には、コ型クランプ1におけるコ字形クランプ本体5の脚部3側に突設された 頭付きピン14を使用して、パイプクランプ8をコ形クランプ1に仮止めする。 即ち、クランプ用揺動自在螺軸11を図1に仮想線で示すクランプ解除位置に倒 した状態で、パイプクランプ8の段付き孔16に於ける大巾部16aを頭付きピ ン14の頭部14aに嵌合させた後、パイプクランプ8をスライドさせて、頭付 きピン14の軸部14bを段付き孔16の小巾部16b内に嵌入させる。
【0009】 そして図1に示すように、パイプクランプ8が板体部Fの上側に位置するよう にコ字形クランプ本体5を板体部Fに嵌合させ、クランプ用ねじ6を締結してコ 型クランプ1を板体部Fに固定させる。この状態でパイプクランプ8の両抱持体 9,10間にパイプPを挿入し、クランプ用揺動自在螺軸11をクランプ解除位 置から実線図示のクランプ作用位置に起立させてナット13を締結することによ り、前記ストッパー手段17を構成するクランプ用揺動自在螺軸11の突出片2 0が頭付きピン14の頭部14aに隣接して、当該ピン14の軸部14bが段付 き孔16の小巾部16bから大巾部16aへ脱出移動するのを阻止する。これに よって、パイプPを抱持固定したパイプクランプ8がコ型クランプ1の脚部3上 に固定される。この場合、前記頭付きピン14の軸部14bが前記段付き孔16 の小巾部16bに対し回転自在であるため、パイプクランプ8は当該軸部14b の周りで回転可能であるから、図1に実線で示す向きのパイプクランプ8を90 度回転させて、パイプPを仮想線で示すように水平左右横向き(コ形クランプ1 の嵌合方向)とすることが出来る。
【0010】 パイプPを板体部Fの横側方で垂直な向きに固定する場合には、前記コ字形ク ランプ本体5の底部4側に突設された頭付きピン15を使用して、上記の要領で パイプクランプ8をコ形クランプ1に仮止めする。そして当該パイプクランプ8 が板体部Fの横側方に位置するようにコ型クランプ1を板体部Fに嵌合させ、ク ランプ用ねじ6を締結してコ型クランプ1を板体部Fに固定させる。この後、パ イプPをパイプクランプ8に上記の要領で抱持固定することにより、ストッパー 手段17の突出片20でパイプクランプ8をコ形クランプ底部4の外側に固定す ることが出来る。この場合も、前記頭付きピン15の軸部15bが前記段付き孔 16の小巾部16bに対し回転自在であるため、パイプクランプ8は当該軸部1 5bの周りで回転可能であるから、図2に実線で示す向きのパイプクランプ8を 90度回転させて、パイプPを仮想線で示すように上下垂直向きとすることが出 来る。
【0011】 以上説明した実施例では、頭付きピン14,15の軸部14b,15bを円柱 状にして、パイプクランプ8を当該軸部14b,15bの周りで回転可能とした が、頭付きピン14,15の軸部14b,15bの周りで前記パイプクランプ8 が回転するのを阻止する手段を設けることも出来る。図5は、そのような回転阻 止手段の一例を示すもので、この回転阻止手段27は、前記パイプクランプ8の 向きを90度転向固定出来るように、前記頭付きピン14,15として使用され る頭付きピン24の軸部24bを断面正四角形とすると共に、パイプクランプ8 側に設ける段付き孔26の小巾部26bを前記軸部24bの回転を阻止し得る巾 としたものである。勿論、頭付きピン24の頭部24aは段付き孔26の大巾部 26aに対して貫通自在であり、そして当該大巾部26a内では前記軸部24b は回転可能である。
【0012】 また、図6に示す回転阻止手段37は、前記頭付きピン14,15として使用 される頭付きピン34の頭部周面に直角2側面34aを形成し、この直角2側面 34aの任意の一方に前記クランプ用揺動自在螺軸11の突出片20の先端を当 接させるようにしたものである。この場合、頭付きピン34の軸部34bは円柱 状であっても良い。これら回転阻止手段27,37を併用するときは、パイプP を、図1に示すように板体部Fの上側で水平前後向きと水平左右横向きの何れか 任意の一方で固定し、或いは、図2に示すように板体部Fの横側方位置で水平前 後向きと上下垂直向きの何れか任意の一方で固定することが出来る。
【0013】
【考案の作用及び効果】
以上のように本考案のクランプ装置によると、パイプクランプに抱持固定され るパイプの向きや位置を変えるために、コ形クランプのクランプ用ねじに対向す る脚部の外側と、両脚部をつなぐ底部の外側との内、任意の一方に、パイプクラ ンプを取付けることが出来るのであるが、コ形クランプ側の頭付きピンをパイプ クランプ底部側の段付き孔に嵌合して両者を相対移動させ、以て、段付き孔の小 巾部に頭付きピンの軸部を嵌合させた後、ストッパー手段を機能させるだけで、 コ形クランプに対するパイプクランプの取付けが行えるので、従来のボルトナッ トを利用する構造と比較して、パイプクランプの取付け位置変更が簡単容易に行 える。また、非使用時にはパイプクランプをコ型クランプから離脱させることが 出来るため、運搬や保管に便利である。
【0014】 特に、段付き孔の小巾部に嵌入した前記頭付きピンの軸部が大巾部側へ移動す るのを許す状態と阻止する状態とに切り換えるストッパー手段を、パイプクラン プにおけるクランプ用揺動自在螺軸部の軸支側端部から前記段付き孔側へ突設さ れた突出片で構成し、前記螺軸がクランプ作用位置にあるときには前記突出片が 段付き孔に嵌入している頭付きピンの頭部に隣接して、段付き孔の小巾部に嵌入 した頭付きピンの軸部が大巾部側へ移動するのを阻止し、前記螺軸がクランプ解 除位置に倒されたときには前記突出片が前記頭付きピンの頭部から離間するよう に構成するときは、クランプ用揺動自在螺軸部によるクランプ操作と同時に頭付 きピンのロック操作を行わせることが出来るため、パイプクランプをコ形クラン プに固定するための特別な操作が不要であり、パイプクランプの取付け位置変更 がより一層簡単容易に行えると共に、ストッパー手段そのものの構造も非常に簡 単で安価に実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクランプ装置の実施例を示す側面
図で、パイプクランプを板体部に対し垂直な向きでコ型
クランプに固定する場合を示している。
【図2】図1と同様な側面図で、パイプクランプを板体
部に対し平行な向きでコ型クランプに固定する場合を示
している。
【図3】同上のクランプ装置の分解斜視図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【図6】更に他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コ型クランプ 2 脚部 3 脚部 4 底部 5 コ字形クランプ本体 6 クランプ用ねじ 8 パイプクランプ 11 クランプ用揺動自在螺軸 14 頭付きピン 14a 頭部 14b 軸部 15 頭付きピン 15a 頭部 15b 軸部 16 ダルマ孔 16a 大径部 16b 小径部 17 ストッパー手段 F 板体部 P パイプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 クランプ装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例に係るクランプ装置の使用状態を
示す側面図で、パイプクランプをコ形クランプの上側に
取付けた場合を示している。
【図2】図1と同様な側面図で、パイプクランプをコ形
クランプの横側方に取付けた場合を示している。
【図3】同上のクランプ装置の分解斜視図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【図6】更に他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 コ型クランプ 2 脚部 3 脚部 4 底部 5 コ字形クランプ本体 6 クランプ用ねじ 8 パイプクランプ 11 クランプ用揺動自在螺軸 14 頭付きピン 14a 頭部 14b 軸部 15 頭付きピン 15a 頭部 15b 軸部 16 段付き孔 16a 大巾部 16b 小巾部 17 ストッパー手段 20 突出片 24 頭付きピン 26 段付き孔 26a 大巾部 26b 小巾部 27 回転阻止手段 34 頭付きピン 37 回転阻止手段 F 板体部 P パイプ
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ字形クランプ本体の対向両脚部の内の
    一方にクランプ用ねじを螺合貫通させたコ型クランプ
    と、着脱自在なパイプクランプとから成り、前記コ字形
    クランプ本体の前記クランプ用ねじに対向する側の脚部
    の外側と両脚部をつなぐ底部の外側とに頭付きピンを突
    設し、前記パイプクランプの底面には、前記頭付きピン
    の頭部が嵌入し得る大径部と前記頭付きピンの軸部が嵌
    入し得る小径部とから成るダルマ孔を設けると共に、こ
    のダルマ孔の前記小径部に嵌入した前記頭付きピンの軸
    部が前記大径部側へ移動するのを許す状態と阻止する状
    態とに切り換え可能なストッパー手段を併設して成るク
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー手段が、前記パイプクラ
    ンプにおけるクランプ用揺動自在螺軸部の軸支側端部か
    ら前記ダルマ孔側へ突設された突出片を備え、前記螺軸
    がクランプ作用位置にあるときには前記突出片が前記ダ
    ルマ孔に嵌入している前記頭付きピンの頭部に隣接し、
    前記螺軸がクランプ解除位置に倒されたときには前記突
    出片が前記頭付きピンの頭部から離間するようにして成
    る請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記パイプクランプを、前記頭付きピン
    の軸部の周りで回転可能に構成して成る請求項1または
    2に記載のクランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記頭付きピンの軸部の周りで前記パイ
    プクランプが回転するのを阻止する手段を併設して成る
    請求項1または2に記載のクランプ装置。
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JP2011047463A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Mirai Ind Co Ltd 取着体装置及び取着体
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