JPH0450357Y2 - - Google Patents

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JPH0450357Y2
JPH0450357Y2 JP13728185U JP13728185U JPH0450357Y2 JP H0450357 Y2 JPH0450357 Y2 JP H0450357Y2 JP 13728185 U JP13728185 U JP 13728185U JP 13728185 U JP13728185 U JP 13728185U JP H0450357 Y2 JPH0450357 Y2 JP H0450357Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築現場等において足場板を支持す
るパイプ支柱の交叉部分を結合するクランプ金具
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に建築現場等で使用される組立足場は、パ
イプを縦横にクランプ金具で連結することによつ
て行われているが、従来のクランプ金具10は、
第4図に示すように、パイプ11を嵌入する半円
形の弧状凹部12を有する固定受け部材13と、
該固定受け部材13の一端にピン14を介して回
動自在に連結されている半円弧状の弧状凹部15
を有する可動受け部材16と、上記固定受け部材
13の他端にピン17を介して回動自在に連結さ
れている揺動片18と、該揺動片18と上記可動
受け部材16とを連結するボルト19及びナツト
20を有してなり、ナツト20を締めることによ
つて該クランプ金具10をパイプ11の外周に押
圧することによつて取付けていた。
そして、図示していないが、上記固定受け部材
13には他のパイプを固定する金具を構成する固
定受け部材21がピンを介して回動自在に取付ら
れ、パイプ11と他のパイプを交叉した状態で連
結するようになつている。
また、同様な考案が実公昭53−44260号公報に
おいても提案されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、第4図に示すように、揺動片18に
はボルト19を通す孔22が設けられていると共
に、上記揺動片18の内側には上記パイプ11を
押圧するパイプ締付け部23が形成されている
が、ボルト19を締めた場合にパイプ締付け部2
3に加わる力は、支点であるピン17の中心位置
からボルト19の軸線距離に等しいボルト取付け
孔の作用点距離aが、ピン17の中心位置と揺動
片のパイプ締付け部23の押圧線との距離に等し
いパイプ締付け部23の作用点距離bに略等しく
構成されていたので、揺動片18のパイプ11に
対する押圧力が小さいという問題点があつた。
このため、クランプ金具10の全体の保持力を
増すためには、ナツト20を締付ける以外にはな
く、またパイプ11への締付け力は、上記ボルト
19の締付け力と同様であつたので、ナツトの締
付けに労力が必要であるという問題点があつた。
更には、必要な締付け力を加えても十分にボル
ト、ナツトが強度を保つために、大きな径のボル
ト、ナツトが必要であるという問題点があつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、従来のクランプ金具に比べてパイプの締付
け力が大きく、労力を要せずして必要な締めつけ
力を得ることができるクランプ金具を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的に沿う本考案に係るクランプ金具は、
半円形の弧状凹部を有する固定受け部材と、該固
定受け部材の一端にその一端が回動自在にピンを
介して連結され、他端にはナツト受け座が形成さ
れている円形の弧状凹部を有する可動受け部材
と、上記固定受け部材の他端に回動自在にピンを
介してその支点孔が連結され、先部にはボルト装
着孔が形成されていると共に、内側にはパイプ締
付け部が設けられている揺動片とを有してなるク
ランプ金具において、上記揺動片の支点孔と上記
ボルト取付け孔に装着されるボルトの軸線との間
の距離が、上記揺動片の支点孔と上記パイプ締付
け部の作用線との距離の少なくとも1.5〜5倍で
あるようにして構成されている。
ここに、揺動片の支点孔とボルト取付け孔に装
着されるボルトの軸線との間の距離とは、揺動片
の支点孔からボルトの軸線に対して垂直に下ろさ
れた線分の長さをいい、揺動片の支点孔とパイプ
締付け部の作用線との距離とは、揺動片の支点孔
からパイプ締付け部の作用線に垂直の下ろされた
線分の長さをいう。
〔作用〕
上記のような構成となつているクランプ金具を
所定の径のパイプに装着し、ナツトを締付ける
と、揺動片の支点孔とボルト取付け孔に装着され
るボルトの軸線との間の距離が、揺動片の支点孔
とパイプ締付け部の作用線との距離の1.5〜5倍
に構成されているので、揺動片のパイプ締付け部
によつて押圧される締付け圧力が、ナツトによる
締付け力の1.5〜5倍になり、従つて少ないナツ
トの締付け力でパイプに該クランプ金具を取付け
ることができる。
このため、ボルト自身に受ける力は該クランプ
金具の締付け力の略1/5〜1/1.5となるので、ボル
トの径を小さくすることも可能となる。
なお、上記揺動片の支点孔と上記ボルト取付け
孔に装着されるボルトの軸線との間の距離が、上
記揺動片の支点孔と上記パイプ締付け部の作用線
との距離が少なくとも1.5〜5倍となるようにし
たのは、余り小さいと本考案の効果が発揮され
ず、余り大きいと、パイプに大きな力が掛かつ
て、パイプあるいは他の部材に変形等が生じるこ
とがあるからである。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を
具体化した一実施例につき説明し、本考案の理解
に供する。
第1図に示すように、本考案の一実施例に係る
クランプ金具25は、半円形の弧状凹部26を有
する固定受け部材27と、該固定受け部材27の
一端に回動自在にピン28を介して連結されてい
る可動受け部材29と、上記固定受け部材27の
他端に回動自在にピン30を介して連結されてい
る揺動片31と、該揺動片31と可動受け部材2
9とを連結するボルト32及びナツト33を有し
て構成されている。以下、これらについて詳しく
説明する。
上記固定受け部材27は、内部に半円形の弧状
凹部26が形成され、その一端にはピン28を介
して、半円形の弧状凹部34が形成されている可
動受け部材29が回動自在に取付けられている。
そして、この固定受け部材27は、この固定受け
部材27と同様な構造となつた固定受け部材27
aが回動自在に連結されている。
この可動受け部材29の他端には、端部が開放
されている長孔35が設けられていると共に、そ
の端部には突起36が設けられて、ナツト受け座
37を形成している。
上記固定受け部材27の端部には、揺動片31
が、ピン30を介して回動自在に取付られてい
る。この該揺動片31は中央部の横断面が溝状と
なつて内部にボルト取付け孔38が形成されてい
ると共に、パイプ39を押圧するパイプ締付け部
40が形成されている。そして、上記ピン30が
嵌入し、該揺動片31の回動の支点となる支点孔
41から、上記ボルトの軸線mに垂直に下ろした
線分の長さdが、支点孔41から上記パイプ締付
け部40の作用線nに下ろした垂直に下ろした線
分の長さcの約1.5〜5倍程度になるように、パ
イプ締付け部40及びボルト取付け孔38の位置
が決定されている。
このようにクランプ金具25は形成されている
ので、使用にあつては、所定の形のパイプ39を
固定受け部材27と、可動受け部材29で挟むと
共に、ナツト33及び座金42の装着されたボル
ト32を可動受け部材29のナツト受け座37に
嵌入し、座金42が突起36に引つ掛かつて長孔
35から外れないようにする。
次にナツト33をスパナ、モンキー等で回して
締付け、揺動片31のパイプ締付け部40が十分
にパイプ39を押圧するようにする。
このようにすることによつて、揺動片31のパ
イプ締付け部40の反力が固定受け部材27と、
可動受け部材29とに掛かり、全体としてクラン
プ金具25をパイプ39に確実に固定できること
になる。
次に、第2図に示すクランプ金具43について
上記実施例に係るクランプ金具25との相違につ
いて説明する。なお、クランプ金具25と同一の
構成要素については同一の番号を付してその説明
を省略する。
即ち、第2図に示す実施例においては、第3図
に示すような頭部44の両側に円柱状の回動ピン
45が形成されたボルト46が、揺動片47の両
側板48,49に形成されたボルト取付け孔5
0,51に嵌入して取付られている。そして、第
2図に示すように上記ボルト取付け孔50,51
は2個の孔が重合して開けられ、図において上部
の孔に上記回動ピン45が掛止している場合は、
該クランプ金具43を径の大きいパイプ(例えば
48.6)に固定する場合に使用し、クランプ金具
43を径の小さいパイプ(例えば42.7)に使用す
る場合は、ボルト46の回動ピン45を下側の孔
に掛止するようにする。このように形成すること
によつて、可動受け部材29のナツト受け座37
に座金42の全体を当接してナツト33を締付け
ることができる。
なお、以上の説明においては詳しい説明を省略
したが、固定受け部材27aにも上記と同様な構
造をなした可動受け部材、揺動片、ボルト等が設
けられ、他のパイプに接続できるようになつてい
る。
〔考案の効果〕
本考案に係るクランプ金具は以上の説明からも
明らかなように、揺動片の支点孔とボルト取付け
孔に装着されるボルトの軸線との間の距離が、揺
動片の支点孔と上記パイプ締付け部の作用線との
距離の少なくとも1.5〜5倍になつているので、
揺動片のパイプ締付け力が増加すると共に、少な
い力で該クランプ金具を所定の径にパイプに取付
けることが可能となる。
更には、従来と同じ締付けでもつてパイプを締
付ける場合は、ボルトに掛かる力は小さくなるの
で、細径のボルト及びこれに螺合するナツトを使
用できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るクランプ金具
の一部切欠き平断面図、第2図は本考案の他の実
施例に係るクランプ金具の一部省略平断面図、第
3図は上記本考案の他の実施例に係るクランプ金
具に使用するボルトの平面図、第4図は従来例に
係るクランプ金具の側断面図である。 符号の説明、25,43……クランプ金具、2
6……弧状凹部、27……固定受け部材、28…
…ピン、29……可動受け部材、30……ピン、
31,47……揺動片、32……ボルト、33…
…ナツト、34……弧状凹部、38……ボルト取
付け孔、40……パイプ締付け部、50,51…
…ボルト取付け孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半円形の弧状凹部を有する固定受け部材と、該
    固定受け部材の一端にその一端が回動自在にピン
    を介して連結され、他端にはナツト受け座が形成
    されている円形の弧状凹部を有する可動受け部材
    と、上記固定受け部材の他端に回動自在にピンを
    介してその支点孔が連結され、先部にはボルト装
    着孔が形成されていると共に、内側にはパイプ締
    付け部が設けられている揺動片とを有してなるク
    ランプ金具において、上記揺動片の支点孔と上記
    ボルト取付け孔に装着されるボルトの軸線との間
    の距離が、上記揺動片の支点孔と上記パイプ締付
    け部の作用線との距離の少なくとも1.5〜5倍で
    あることを特徴とするクランプ金具。
JP13728185U 1985-09-07 1985-09-07 Expired JPH0450357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13728185U JPH0450357Y2 (ja) 1985-09-07 1985-09-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13728185U JPH0450357Y2 (ja) 1985-09-07 1985-09-07

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JPS6246741U JPS6246741U (ja) 1987-03-23
JPH0450357Y2 true JPH0450357Y2 (ja) 1992-11-27

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JP13728185U Expired JPH0450357Y2 (ja) 1985-09-07 1985-09-07

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JP3870329B2 (ja) * 1997-02-25 2007-01-17 日本機電株式会社 鋼管緊結金具

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JPS6246741U (ja) 1987-03-23

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