JPH0229342Y2 - - Google Patents

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JPH0229342Y2
JPH0229342Y2 JP1985166599U JP16659985U JPH0229342Y2 JP H0229342 Y2 JPH0229342 Y2 JP H0229342Y2 JP 1985166599 U JP1985166599 U JP 1985166599U JP 16659985 U JP16659985 U JP 16659985U JP H0229342 Y2 JPH0229342 Y2 JP H0229342Y2
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JP
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pipe
support
rope
wire rope
tube
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JP1985166599U
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JPS6275287U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、管をスナツバ等の管支持装置に連結
するために使用される管支持装置用パイプグリツ
プに関する。
〔従来の技術〕
例えば各種化学プラントや原子力プラントにお
ける配管は、スナツバやハンガ、ストラツトなど
の管支持装置を用いて支持される。これら管支持
装置と管とを互いに連結するために、従来は2分
割形の一対のクランプ金具が使用されていた。こ
の一対のクランプ金具は各々半円状をなし、ボル
トとナツトを用いて相互に締付けることにより、
管が挟持される。
しかし上記構造では、特に大口径の配管の場合
にクランプ金具の重量がかなり大となるばかりで
なく、クランプ金具の曲げ剛性が大きくかつ寸法
公差の関係等もあつて、確実に管を軸線方向と軸
回り方向に拘束することが困難な場合があつた。
そこで本考案者らは、以上の欠点を解決するも
のとして、ワイヤロープを利用したパイプグリツ
プ(実願昭57−65972(実公平1−29345号)ある
いは実願昭60−36489号(実公平1−35991号)
等)を提案した。
これらの先行技術は、支持すべき管に外接する
円弧状の支持座を有した支持ベースと、管に巻き
掛けられるとともに両端部が上記支持ベースのロ
ープ支持部に係止されて管を締付けるワイヤロー
プとを備えている。このワイヤロープの少なくと
も一方の端部には、ねじエンドが設けられてい
る。そしてこのねじエンドにナツトを螺合させて
上記ロープ支持部に締付けることにより、ワイヤ
ロープを所望の張力で管に締付けるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上記先行技術においては、ワイヤロープ
によつて支持ベースを固定する際に支持ベースが
脱落したり、ロープを締付ける時に支持ベースが
管の回りを回転することがあるなど、作業性に改
善の余地があつた。
また上記構造はワイヤロープのみで管を支える
ため、ロープに充分な強度をもたせなければなら
ない。このためロープをかなり太くする必要があ
つた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の管支持装置用パイプグリツプは、支持
すべき管の外面に直接または中間部材を介して接
する支持座を有した支持ベースと、上記管に巻き
掛けられるとともに両端部が上記支持ベースのロ
ープ支持部に係止されて上記管を締付け固定する
ワイヤロープと、上記管の外面に沿う湾曲部およ
びこの湾曲部に連なる一対の脚部を有し、上記ワ
イヤロープを管に巻付ける前に予め管を跨いだ状
態で上記脚部がナツトによつて上記支持ベースに
固定されて管をグリツプするUボルトと、を具備
する。
〔作用〕
上記構成のパイプグリツプは、予めUボルトに
よつて支持ベースを管に固定したのちに、ワイヤ
ロープを管に巻付けるとともに、ロープの端部を
支持ベースのロープ支持部を係止させかつロープ
の締付けを行なう。
このように、予め管と支持ベースとをUボルト
により互いに一体化させておくことができるた
め、ロープを巻付ける際に支持ベースが管から脱
落したり、ロープを締付ける際に支持ベースが回
つてしまうことがなくなる。従つて、パイプグリ
ツプの据付け要する作業性が大幅に向上する。ま
た、ワイヤロープだけでなくUボルトにも荷重の
一部を負担させることができるので、比較的細い
ワイヤロープを用いることが可能となる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図に示された一実施例におい
て、鋼などの金属からなる支持ベース10は、前
後一対の平行な板状部11,12を有する。これ
ら板状部11,12の図示下面側には、支持すべ
き管Aの外面形状に対応した曲率の円弧状の支持
座11a,12aが設けられている。この支持座
11a,12aは、管Aに外接する。
また、板状部11,12の図示上端部は互いに
荷重ピン15で結ばれている。このピン15に
は、スナツバやストラツト、ハンガなどの耐震用
の管支持装置16の一端側が連結される。管支持
装置16の他端側は、図示しない梁などの支持構
築物に連結される。
上記板状部11,12の左右両側には、それぞ
れ管Aの軸線方向に沿う各一対の平行な支持板1
8を備えたロープ支持部20,21が固定されて
いる。このロープ支持部20,21の上面には、
管Aの軸線方向に一対の円弧状の凹部24が形成
されている。
各凹部24には、半円柱状をなす可動座金28
が嵌合する。各可動座金28は、凹部24の円弧
面を自由に回動できる。
そして左右のロープ支持部20,21間にわた
つて、前後に一対(計2本)のワイヤロープ33
が設けられている。これらワイヤロープ33は、
例えば鋼芯の構造用ワイヤロープであり、管Aの
外面に約1巻き半ずつ巻掛けられる。ワイヤロー
プ33の両端部には、それぞれ端部材37が固着
されている。
端部材37は、ワイヤロープ33の端部を強固
に固定している円筒部38と、端末に設けられた
ねじエンド39と、これら円筒部38とねじエン
ド39との間に位置する回り止め部40とからな
る。
回り止め部40はその径方向の断面形状を非円
形としたものであり、互いに対向する一対の支持
板18,18の間に回転不能に嵌合させられる。
ねじエンド39は、可動座金28に形成された
貫通孔30(第3図参照)を上下方向に貫通し、
その先端側にナツト50が螺合される。このナツ
ト50は、図示例のように2個重ねるか、あるい
は割ピンを用いるなどして弛まないようにしてあ
る。
なお、支持座11a,12aと管Aとの間に、
例えばメツシユばね等のようにある程度の弾性を
有する中間部材(図示せず)を介在させてもよ
い。こうすることにより、管Aに生じる局部応力
を緩和させることができ、管Aの肉厚が比較的薄
い場合に適する。
また、前側のロープ33と後側のロープ33と
の間に、Uボルト52が取付けられている。この
Uボルト52は、第4図に示されるように、管A
の外周面に沿う半円弧状の湾曲部53と、この湾
曲部53に連なる一対の脚部54,55とからな
る。
脚部54,55の端部には各々ねじ部57,5
8が形成されている。ねじ部57,58は、ロー
プ支持部20,21に形成された貫通孔を挿通し
て上方に突出し、ナツト60,61が螺合され
る。
以上の如く構成された本実施例の支持ベース1
0は、ワイヤロープ33によつて固定される前
に、まずUボルト52を用いて管Aに固定され
る。すなわち、管Aを跨ぐようにしてUボルト5
2を支持ベース10に装着し、ナツト60,61
を締付ける。こうすることにより支持ベース10
は管Aに固定される。Uボルト52はワイヤロー
プ33に比べて管Aに対する取付け作業を容易か
つ速やかに行うことができる。
次に、ワイヤロープ33を管Aに巻付けるとと
もに、ナツト50を回転させることによりワイヤ
ロープ33を牽引して管Aに締付けた状態で固定
する。この場合、支持ベース10が予めUボルト
52によつて管Aに固定されているため、ロープ
33を巻付ける際に支持ベース10が管Aから脱
落したり、ロープ33を締付ける時に支持ベース
10が管Aの周方向に回転するなどの不具合を防
止できる。従つてワイヤロープ33の取付けおよ
び締付け作業を能率よく行なえる。
上記構成のパイプグリツプによれば、ナツト5
0を回転させてワイヤロープ33に所望の張力を
付与することにより、管Aを所望の強さで締付け
ることができる。しかもワイヤロープ33の端部
に回り止め部40が設けられているため、ナツト
50を回す際にワイヤロープ33が一体に回転し
てしまうようなことがない。
そしてワイヤロープ33は曲げ剛性が低いから
管Aの外周面に良くなじみ、密着性に優れてお
り、局部応力に生じにくいとともに、締付け力は
強力であり、管Aと支持ベース10との相対的な
回動や軸方向変位を効果的に防止することができ
る。しかも高い剛性が得られる割には軽量であ
る。
また、第5図に例示されるように管の曲り部
A′に取付けた場合においても、端部材37が円
弧状の凹部24と可動座金28に支えられていて
揺動可能であるから、ワイヤロープ33の端部に
過度の曲げが作用しない。従つて管の曲り部
A′にも問題なく使用できる。
第6図は本考案の他の実施例を示す。この実施
例は支持ベース10に一対の荷重ピン15を設
け、各ピン15を介して一対の管支持装置16を
連結することにより2方向から支持するようにし
ている。この実施例の基本的構成と作用および効
果は前記実施例のものと同様であるから、前記実
施例と共通の部位に同一の符号を付して説明は省
略する。
なお、ワイヤロープ33は管Aに2回転以上巻
付けてもよい。あるいは管支持装置16の例とし
てスプリングハンガのように単に管Aの重量を支
持させる場合には、ワイヤロープ33を管Aに半
回転程度巻き掛けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、パイプグリツプを管に据付け
る際の作業性が向上するとともに作業の安全性が
向上するなど、作業性の良さとグリツプ強度の高
さを両立させることができる。しかもワイヤロー
プを補強することができるため、従来に比べてワ
イヤロープを細くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図はパイプグリツプの側面図、第2図は
一部を切欠いて示すパイプグリツプの正面図、第
3図はUボルトの支持部を示す斜視図、第4図は
Uボルトの正面図、第5図は第1図に示されるパ
イプグリツプを管の曲り部に取付けた場合の側面
図、第6図は本考案の他の実施例を示すパイプグ
リツプの正面図である。 A……管、10……支持ベース、11a,12
a……支持座、16……管支持装置、20,21
……ロープ支持部、33……ワイヤロープ、52
……Uボルト、53……湾曲部、54,55……
脚部、60,61……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支持すべき管の外面に直接または中間部材を介
    して接する支持座を有した支持ベースと、 上記管に巻き掛けられるとともに両端部が上記
    支持ベースのロープ支持部に係止されて上記管を
    締付け固定するワイヤロープと、 上記管の外面に沿う湾曲部およびこの湾曲部に
    連なる一対の脚部を有し、上記ワイヤロープを管
    に巻付ける前に上記管を跨いだ状態で上記脚部が
    ナツトによつて上記支持ベースに固定されて管を
    グリツプするUボルト、 を具備したことを特徴とする管支持装置用パイプ
    グリツプ
JP1985166599U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH0229342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985166599U JPH0229342Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JP1985166599U JPH0229342Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6275287U JPS6275287U (ja) 1987-05-14
JPH0229342Y2 true JPH0229342Y2 (ja) 1990-08-07

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4979420B2 (ja) * 2007-03-19 2012-07-18 株式会社奥村組 トンネル覆工コンクリート打設構造
JP2023107323A (ja) * 2022-01-24 2023-08-03 日本発條株式会社 配管支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS614085Y2 (ja) * 1980-10-23 1986-02-07
JPS58167384U (ja) * 1982-05-06 1983-11-08 日本発条株式会社 配管と支持装置との連結構造

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JPS6275287U (ja) 1987-05-14

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