JPH0562265B2 - - Google Patents

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JPH0562265B2
JPH0562265B2 JP27262384A JP27262384A JPH0562265B2 JP H0562265 B2 JPH0562265 B2 JP H0562265B2 JP 27262384 A JP27262384 A JP 27262384A JP 27262384 A JP27262384 A JP 27262384A JP H0562265 B2 JPH0562265 B2 JP H0562265B2
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JP
Japan
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rotation speed
torque ratio
output
signal
input member
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JP27262384A
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Chiaki Kato
Masahiko Ando
Kazuhisa Ozaki
Sadahiro Koshiba
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、無段変速装置を備えた車両用動力伝
達装置の制御装置に関する。
[従来の技術] 運転席に設けられたシフトレバーまたはシフト
スイツチ等を操作することにより無段変速装置の
トルク比を任意に設定可能な無段変速装置を備え
ている車両用動力伝達装置においては、エンジン
ブレーキあるいはマニユアル走行時のMレンジを
備えており、Mレンジでは、運転者の操作により
設定された任意のトルク比範囲に無段変速装置の
トルク比が制御され、設定トルク比範囲を運転者
の操作により順次変更することによりマニユアル
走行ができ、またトルク比の小さな定常走行状態
から任意のトルク比を選択することにより、任意
のエンジンブレーキを得ることができる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記構成の車両用動力伝達装置は、運転者がシ
フトレバーを走行中のMレンジでダウンシフト側
へ操作した場合、現在走行中のトルク比より手動
操作後に設定されるMレンジの設定トルク比範囲
の最小トルク比の方が小さいと、ダウンシフトせ
ずにアツプシフトされてしまう。しかし運転者に
よるMレンジでのダウンシフト側への操作は、エ
ンジンブレーキまたは加速を望んでなされるもの
であるから、前記のアツプシフトが生じることは
運転者にとつてフイーリングが悪い。
そこで本発明は、走行中のMレンジでのダウン
シフト側への操作時にアツプシフトを防止して、
運転者の意志に従つた変速を行う車両用動力伝達
装置の制御装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の車両用動力伝達装置の制御装置は、 トルク比を連続的に変化可能な無段変速装置を
備えている車両用動力伝達装置の制御装置におい
て、 最小トルク比が最大トルク比の間のトルク比範
囲が最小トルク比が順次増大するよう連続的に設
定された複数のトルク比範囲の中から運転者の操
作により任意のトルク比範囲を選択し、該トルク
比範囲の最小トルク比を示す信号を出力する設定
トルク比範囲選択装置3と、 前記無段変速装置の入力部材の回転数を検出す
る入力部材回転数検出センサ7と、 前記無段変速装置の出力部材の回転数を検出す
る出力部材回転数検出センサ8と、 スロツトル開度を検出するスロツトル開度検出
センサ11と、 前記設定トルク比範囲選択装置3が出力する最
小トルク比を示す信号が大きくなるダウンシフト
操作を検出するダウンシフト操作検出装置9と、 前記設定トルク比範囲選択装置3の設定位置に
応じて前記無段変速装置4のトルク比を制御する
トルク比制御装置と、 該トルク比制御装置4の出力信号に応じて前記
無段変速装置の入力及び出力部材間のトルク比を
変化させるアクチユエータ10とを備え、 前記トルク比制御装置4は、 前記設定トルク比範囲選択装置3の操作量に応
じた最小トルク比を検出する最小トルク比検出装
置32からの最小トルク比信号と前記出力部材回
転数検出センサ8からの出力部材回転数とを入力
し、前記無段変速装置の入力部材の設定回転数を
演算する設定入力回転数演算手段41と、 前記スロツトル開度検出センサ11からの信号
を入力してスロツトル開度に対応して予め設定さ
れたテーブル回転数を設定するテーブル回転数設
定手段46と、 該テーブル回転数と前記設定回転数とを比較
し、設定回転数がテーブル回転数より大きい時に
は設定回転数を目標回転数とし、小さい時にはテ
ーブル回転数を目標回転数とする目標回転数設定
手段42と、 該目標回転数設定手段42で演算された目標回
転数と前記入力部材回転数検出センサ7からの入
力部材回転数とを比較し、その回転数差[(目標
回転数)−(入力部材回転数)]が所定値より大き
い時には前記無段変速装置のトルク比を増大させ
るダウンシフト信号を出力し、その回転数差
[(目標回転数)−(入力部材回転数)]がゼロより
小さい時には前記無段変速装置のトルク比を減少
させるアツプシフト信号を出力し、その回転数差
[(目標回転数)−(入力部材回転数)]がゼロ以上
で所定値以下の時には前記無段変速装置のトルク
比を現状トルク比に維持する信号を出力するシフ
ト信号発生手段43と、 前記ダウンシフト操作検出装置9からの出力信
号を入力し、前記設定トルク比範囲選択装置3が
最小トルク比を増大するようにダウンシフト側に
操作された時に、前記目標回転数設定手段42で
演算された目標回転数と前記入力部材回転数検出
センサ7からの入力部材回転数との回転数差がゼ
ロよりも小さい時でもアツプシフト信号を出力せ
ずに、現状トルク比に維持する信号を出力するア
ツプシフト阻止手段44と、 前記ダウンシフト操作検出操作9及び前記シフ
ト信号発生手段43からの出力信号を入力し、前
記設定トルク比範囲選択装置3が最小トルク比を
増大するようにダウンシフト側に操作された時
に、一旦ダウンシフト信号を出力されると前記目
標回転数設定手段42で演算された目標回転数と
前記入力部材回転数検出センサ7からの入力部材
回転数との回転数差がゼロより小さい時にはアツ
プシフト信号を出力するように前記アツプシフト
阻止手段44の作動を解除するアツプシフト阻止
解除手段45とを有していることを特徴とする。
[作用及び発明の効果] 本発明は、設定トルク比範囲選択装置により、
最小トルク比から最大トルク比の間のトルク範囲
が最小トルク比が順次増大するように連続的に設
定された複数のトルク比範囲の中から運転者の操
作により任意のトルク比範囲を選択でき、運転者
の選択した任意のトルク比範囲の最小トルク比に
無段変速装置のトルク比を手動変速することがで
きるとともに、運転者の選択した任意のトルク比
範囲内で車両走行条件に応じて無段変速装置のト
ルク比を最大トルク比から最小トルク比にわたつ
て自動変速することができる。
そして、本発明によれば、走行中、設定トルク
比範囲選択装置が最小トルク比を増大するように
ダウンシフト側に操作された時には、アツプシフ
ト阻止手段により、目標回転数設定手段で演算さ
れた目標回転数と入力部材回転数検出センサから
の入力部材回転数との回転数差がゼロより小さい
時でもアツプシフト信号を出力せずに、現状トル
ク比に維持する信号を出力してアツプシフトを阻
止する。
その後、アツプシフト阻止解除手段により、一
旦ダウンシフト信号を出力されると目標回転数設
定手段で演算された目標回転数と入力部材回転数
検出センサからの入力部材回転数との回転数差が
ゼロより小さい時にはアツプシフト信号を出力す
るようにアツプシフト阻止手段の作動を解除す
る。
従つて本発明によれば、走行中、運転者がエン
ジンブレーキを効かせるためにダウンシフトを期
待して、設定トルク比範囲選択装置が最小トルク
比を増大するようにダウンシフト側に操作された
時に、選択した任意のトルク比が現状のトルク比
より小さい場合でも、アツプシフトが行われない
ので、運転者の意志に従つた変速を行うことがで
きるという効果を有する。
[実施例] 本発明の車両用動力伝達装置の制御装置を図に
示す実施例に基づいて説明する。
本発明の車両用動力伝達装置の制御装置は、ト
ルク比を連続的に変化可能な無段変速装置2を備
えている車両用動力伝達装置の制御装置1であ
り、運転者の設定に応じてP,R,N,Mの各位
置を任意に設定できる切換装置であるシフトレバ
ー6と、該シフトレバー6のMレンジにおいて最
小トルク比から最大トルク比の間のトルク比範囲
が最小トルク比が順次増大するように連続的に設
定された複数のトルク比範囲の中から運転者の操
作により任意のトルク比範囲を選択し、該トルク
比範囲の最小トルク比を示す信号を出力する設定
トルク比範囲選択装置3と、前記無段変速装置の
入力部材の回転数を検出する入力部材回転数検出
センサ7と、前記無段変速装置の出力部材の回転
数を検出する出力部材回転数検出センサ8と、ス
ロツトル開度を検出するスロツトル開度検出セン
サ11と、前記設定トルク比範囲選択装置3が出
力する最小トルク比を示す信号が大きくなるダウ
ンシフト操作を検出するダウンシフト操作検出装
置9と、前記設定トルク比範囲選択装置3の設定
位置に応じて前記無段変速装置のトルク比を制御
するトルク比制御装置4と、該トルク比制御装置
4の出力信号に応じて前記無段変速装置の入力及
び出力部材間のトルク比を変化させるアクチユエ
ータ10とから構成される。
Vベルト式無段変速機21は、入力軸22、該
入力軸22と平行して並列された出力軸23、入
力軸22上に設けられ入力軸22と一体成型され
た固定フランジ24a及び入力軸22上を軸方向
に摺動する可動フランジ24bを有する入力プー
リ24、出力軸23上に設けられ出力軸23と一
体成型された固定フランジ25a及び出力軸23
上を軸方向に摺動する可動フランジ25bを有す
る出力プーリ25、入力プーリ24及び出力プー
リ25間に張設されたVベルト26からなり、ト
ルク比を無段階に可変とするよう入力プーリ24
及び出力プーリ25のV字状溝24A,25Aの
有効径を増大または減少させる。
切換装置であるシフトレバー6は、パーキング
(P)レンジ、リバース(R)レンジ、ニユート
ラル(N)レンジ、マニユアル(M)レンジの各
設定位置を有する。シフトレバー6のマニユアル
(M)設定位置は、HIGHからLOWまで往復摺動
可能となつており、その設定位置に応じた信号を
出力する設定トルク比範囲選択装置3が設けられ
ている。この設定トルク比範囲選択装置3は、シ
フトレバー6の動きをポテンシヨメータ31に伝
え、このポテンシヨメータ31の電位差により最
小トルク比を検出する最小トルク比検出装置32
からなる。
第6図および第7図はシフトレバーストローク
と設定トルク比範囲の関係を示した図であり、第
6図はシフトレバーストロークに対して設定トル
ク比範囲を無段階に設定した場合を示し、第7図
はシフトレバーストロークに対して設定トルク比
範囲を多段階に設定した場合を示す。
トルク比制御装置4は、前記設定トルク比範囲
選択装置3の操作量に応じた最小トルク比を検出
する最小トルク比検出装置32からの最小トルク
比信号と前記出力部材回転数検出センサ8からの
出力部材回転数とを入力し、前記無段変速装置の
入力部材の設定回転数を演算する設定入力回転数
演算手段41と、前記スロツトル開度検出センサ
11からの信号を入力してスロツトル開度に対応
して予め設定されたテーブル回転数を設定するテ
ーブル回転数設定手段46と、該テーブル回転数
と前記設定回転数とを比較し、設定回転数がテー
ブル回転数より大きい時には設定回転数を目標回
転数とし、小さい時にはテーブル回転数を目標回
転数とする目標回転数設定手段42と、該目標回
転数設定手段42で演算された目標回転数と前記
入力部材回転数検出センサ7からの入力部材回転
数とを比較し、その回転数差[(目標回転数)−
(入力部材回転数)]が所定値より大きい時には前
記無段変速装置のトルク比を増大させるダウンシ
フト信号を出力し、その回転数差[(目標回転数)
−(入力部材回転数)]がゼロより小さい時には前
記無段変速装置のトルク比を減少させるアツプシ
フト信号を出力し、その回転数差[(目標回転数)
−(入力部材回転数)]がゼロ以上で所定値以下の
時には前記無段変速装置のトルク比を現状トルク
比に維持する信号を出力するシフト信号発生手段
43と、前記ダウンシフト操作検出装置9からの
出力信号を入力し、前記設定トルク比範囲選択装
置3が最小トルク比を増大するようにダウンシフ
ト側に操作された時に、前記目標回転数設定手段
42で演算された目標回転数と前記入力部材回転
数検出センサ7からの入力部材回転数との回転数
差がゼロより小さいときでもアツプシフト信号を
出力せずに、現状トルク比に維持する信号を出力
するアツプシフト阻止手段44と、前記ダウンシ
フト操作検出装置9及び前記シフト信号発生手段
43からの出力信号を入力し、前記設定トルク比
範囲選択装置3が最小トルク比を増大するように
ダウンシフト側に操作された時に、一旦ダウンシ
フト信号を出力されると前記目標回転数設定手段
42で演算された目標回転数と前記入力部材回転
数検出センサ7からの入力部材回転数との回転数
差がゼロより小さい時にはアツプシフト信号を出
力するように前記アツプシフト阻止手段44の作
動を解除するアツプシフト阻止解除手段45とを
有している。
第2図は本発明の車両用動力伝達装置の作動フ
ローチヤートを示す。
スターターキーをONしてエンジンを作動させ
(101)、初期値設定を行い(102)、シフトレバー
6のシフトポジシヨン信号を入力し(103)、スロ
ツトル開度(θTH)を入力し(104)、入力プー
リ回転速度(Ni)を入力し(105)、設定トルク
比範囲選択装置3より設定最小トルク比を入力し
(106)、シフトレバー6のシフトポジシヨンがP
かRかNかMかを判断し(107)、Pレンジの時、
Pレンジコントロールサブルーチンを行い
(108)、その後(103)へ帰還する。Rレンジの
時、Rレンジコントロールサブルーチンを行い
(109)、その後(103)へ帰還し、Nレンジの時、
Nレンジコントロールサブルーチンを行い
(110)、その後(103)へ帰還し、Mレンジの時、
Mレンジコントロールサブルーチンを行い
(111)、その後(103)へ帰還する。
第3図は本発明の車両用動力伝達装置の制御装
置のP,R,Nレンジサブルーチンを示す。
P,R,Nレンジサブルーチンは、最大トルク
比を維持する信号を出力し(121)、Vベルト式無
段変速機21のトルク比を最大トルク比に維持す
る。第4図は本発明の車両用動力伝達装置の制御
装置のMレンジサブルーチンを示す。
記憶装置(メモリー)Xの値を記憶装置(メモ
リー)Yに移し(141)、メモリーXに設定最小ト
ルク比を読み込ませ(142)、つぎに(メモリー
X)−(メモリーY)=aを演算し、0>aかa>
0かa=0かを判断する(143)。つまり、メモリ
ーXに読み込んだ現在の設定最小トルク比と、メ
モリーYに読み込んだ前回の設定最小トルク比と
を比較して、シフトレバーの動いた方向を判断し
ている。0>aの時(アツプシフト側へ動かされ
た時)、メモリーAに1を読み込ませ(144)、つ
ぎに(146)へ進み、a>0の時(ダウンシフト
側へ動かされた時)メモリーAに0を読み込ませ
(145)、つぎに(146)へ進み、a=0のとき(動
かされていない時)、設定最小トルク比と出力プ
ーリ回転速度より設定入力回転速度を算出し
(146)、つぎにMレンジテーブル(第7図)から
スロツトル開度に対応する入力プーリのテーブル
回転速度を引き出し(147)、{(設定入力回転速
度)−(テーブル回転速度)}=bがb>0かb≦0
かを判断し(148)、b≦0の時テーブル回転速度
を目標回転速度とし(149)、b>0の時設定入力
回転速度を目標回転速度とする。ここで、トルク
比の小さな高速走行中、運転者によるシフトダウ
ン操作により設定される設定最小トルク比が大き
い場合、目標とすべき設定入力回転速度がエンジ
ンの許容回転速度を越えてしまうような場合が生
じ、エンジンがオーバーランしてしまう危険があ
る。そこで、設定入力回転速度とエンジンの許容
回転速度付近に設定された目標回転速度の最大値
とを比較し、その差{(設定入力回転速度)−(目
標回転速度の最大値)}=cがc>0かc≦0かを
判断し(150)、c≦0の時は設定入力回転速度を
目標回転速度とし(151)、c>0の時は目標回転
速度の最大値を目標回転速度とし(152)、目標回
転速度がエンジンの許容回転速度以上にならない
ようにしてエンジンのオーバランを防止してい
る。次に、{(目標回転速度)−(入力プーリ回転速
度)}=dが、H<dかd<0か0≦d≦Hかを判
断し(153)、H<dの時メモリーAを1とし
(154)、つぎにアクチユエータ10にダウンシフ
ト信号を出力し(155)、アクチユエータ10にダ
ウンシフト信号を出力し(155)、Vベルト式無段
変速機21をダウンシフトさせる。d<0の時メ
モリーAが1か否か判断し(156)、A=1の時、
アクチユエータ10にアツプシフト信号を出力し
(157)、Vベルト式無段変速機21をアツプシフ
トさせる。0≦d≦Hの時および(156)におい
てA=1ではない時アクチユエータ10に現状ト
ルク比iを維持する信号を出力し(158)、Vベル
ト式無段変速機21の現状トルク比iを維持す
る。ここで、Hとはヒステリシスを持たせるため
の所定値を意味し、アツプシフトとダウンシフト
の変速が頻繁に繰り返されてフイーリングを悪く
することを防ぐために、変速をさせずに現状トル
ク比iを維持する範囲を定めている。
第7図はMレンジのスロツトル開度に対するテ
ーブル回転速度の関係を示した図であり、このテ
ーブル回転速度は最良燃費をとるように決定され
たり、最大動力をとるように決定されたりするも
のである。
以上説明したように、本発明はシフトレバーの
Mレンジ設定位置に応じて、Vベルト式無段変速
機21のトルク比を任意に選択できるようにした
ものである。たとえば、第6図に示すS点をシフ
トレバーで選択すると、設定トルク比幅はトルク
比T1〜T2の範囲に設定される。トルク比T1〜T2
の範囲内での変速はMレンジテーブルに従い予め
決定されている変速線に従つて自動変速される。
ここで、図に示すように設定トルク比幅の最小ト
ルク比側が順次増大していくように設定しておけ
ば、最小トルク比の大きい側から小さい側へ順次
シフトレバーを操作することにより、無段変速装
置のマニユアル変速が可能になる。また最小トル
ク比の小さい側へシフトレバーを選択しておけ
ば、通常の無段変速装置のようなアクセルの踏み
加減に応じた自動変速が可能になる。また、設定
トルク比幅の最大トルク比側が減少させておけば
(第6図A部)、低トルクでの発進が可能となり、
雪道発進に適するようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用動力伝達装置の制御装
置のブロツク図、第2図は本発明のフローチヤー
ト、第3図は本発明のP,R,Nレンジサブルー
チン、第4図は本発明のMレンジサブルーチン、
第5図および第6図は本発明のシフトレバースト
ロークと設定トルク比幅の関係を示すグラフ、第
7図は本発明のMレンジテーブル回転速度とスロ
ツトル開度の関係を示すグラフである。 図中、1……車両用動力伝達装置の制御装置、
2……無段変速装置、3……設定トルク比範囲選
択装置、4……トルク比制御装置、6……切換装
置、7……入力部材回転数検出センサ、8……出
力部材回転数検出センサ、11……スロツトル開
度検出センサ、9……ダウンシフト操作検出装
置、10……アクチユエータ、31……ポテンシ
ヨメータ、32……最小トルク比検出装置、41
……設定入力回転数演算手段、46……テーブル
回転数設定手段、42……目標回転数設定手段、
43……シフト信号発生手段、44……アツプシ
フト阻止手段、45……アツプシフト阻止解除手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トルク比を連続的に変化可能な無段変速装置
    を備えている車両用動力伝達装置の制御装置にお
    いて、 最小トルク比から最大トルク比の間のトルク比
    範囲が最小トルク比が順次増大するように連続的
    に設定された複数のトルク比範囲の中から運転者
    の操作により任意のトルク比範囲を選択し、該ト
    ルク比範囲の最小トルク比を示す信号を出力する
    設定トルク比範囲選択装置3と、 前記無段変速装置の入力部材の回転数を検出す
    る入力部材回転数検出センサ7と、 前記無段変速装置の出力部材の回転数を検出す
    る出力部材回転数検出センサ8と、 スロツトル開度を検出するスロツトル開度検出
    センサ11と、 前記設定トルク比範囲選択装置3が出力する最
    小トルク比を示す信号が大きくなるダウンシフト
    操作を検出するダウンシフト操作検出装置9と、 前記設定トルク比範囲選択装置3の設定位置に
    応じて前記無段変速装置のトルク比を制御するト
    ルク比制御装置4と、 該トルク比制御装置4の出力信号に応じて前記
    無段変速装置の入力及び出力部材間のトルク比を
    変化させるアクチユエータ10とを備え、 前記トルク比制御装置4は、 前記設定トルク比範囲選択装置3の操作量に応
    じた最小トルク比を検出する最小トルク比検出装
    置32からの最小トルク比信号と前記出力部材回
    転数検出センサ8からの出力部材回転数とを入力
    し、前記無段変速装置の入力部材の設定回転数を
    演算する設定入力回転数演算手段41と、 前記スロツトル開度検出センサ11からの信号
    を入力してスロツトル開度に対応して予め設定さ
    れたテーブル回転数を設定するテーブル回転数設
    定手段46と、 該テーブル回転数と前記設定回転数とを比較
    し、設定回転数がテーブル回転数より大きい時に
    は設定回転数を目標回転数とし、小さい時にはテ
    ーブル回転数を目標回転数とする目標回転数設定
    手段42と、 該目標回転数設定手段42で演算された目標回
    転数と前記入力部材回転数検出センサ7からの入
    力部材回転数とを比較し、その回転数差[(目標
    回転数)−(入力部材回転数)]が所定値より大き
    い時には前記無段変速装置のトルク比を増大させ
    るダウンシフト信号を出力し、その回転数差
    [(目標回転数)−(入力部材回転数)]がゼロより
    小さい時には前記無段変速装置のトルク比を減少
    させるアツプシフト信号を出力し、その回転数差
    [(目標回転数)−(入力部材回転数)]がゼロ以上
    で所定値以下の時には前記無段変速装置のトルク
    比を現状トルク比に維持する信号を出力するシフ
    ト信号発生手段43と、 前記ダウンシフト操作検出装置9からの出力信
    号を入力し、前記設定シフト比範囲選択装置3が
    最小トルク比を増大するようにダウンシフト側に
    操作された時に、前記目標回転数設定手段42で
    演算された目標回転数と前記入力部材回転数検出
    センサ7からの入力部材回転数との回転数差がゼ
    ロより小さい時でもアツプシフト信号を出力せず
    に、現状トルク比に維持する信号を出力するアツ
    プシフト阻止手段44と、 前記ダウンシフト操作検出装置9及び前記シフ
    ト信号発生手段43からの出力信号を入力し、前
    記設定トルク比範囲選択装置3が最小トルク比を
    増大するようにダウンシフト側に操作された時
    に、一旦ダウンシフト信号を出力されると前記目
    標回転数設定手段42で演算された目標回転数と
    前記入力部材回転数検出センサ7からの入力部材
    回転数との回転数差がゼロより小さい時にはアツ
    プシフト信号を出力するように前記アツプシフト
    阻止手段44の作動を解除するアツプシフト阻止
    解除手段45とを有していることを特徴とする車
    両用動力伝達装置の制御装置。
JP27262384A 1984-12-24 1984-12-24 車両用動力伝達装置の制御装置 Granted JPS61150838A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27262384A JPS61150838A (ja) 1984-12-24 1984-12-24 車両用動力伝達装置の制御装置

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JP27262384A JPS61150838A (ja) 1984-12-24 1984-12-24 車両用動力伝達装置の制御装置

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JP17719093A Division JPH0658153B2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 車両用動力伝達装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61150838A JPS61150838A (ja) 1986-07-09
JPH0562265B2 true JPH0562265B2 (ja) 1993-09-08

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ID=17516506

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JPS61192957A (ja) * 1985-02-22 1986-08-27 Nissan Motor Co Ltd 無段変速機の制御方法
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