JPH0658153B2 - 車両用動力伝達装置の制御装置 - Google Patents

車両用動力伝達装置の制御装置

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JPH0658153B2
JPH0658153B2 JP17719093A JP17719093A JPH0658153B2 JP H0658153 B2 JPH0658153 B2 JP H0658153B2 JP 17719093 A JP17719093 A JP 17719093A JP 17719093 A JP17719093 A JP 17719093A JP H0658153 B2 JPH0658153 B2 JP H0658153B2
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ratio
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千昭 加藤
雅彦 安藤
和久 尾崎
定弘 小柴
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無段変速装置を備えた
車両用動力伝達装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運転席に設けられたシフトレバ−または
シフトスイッチ等を操作することにより無段変速装置の
トルク比を任意に設定可能な無段変速装置を備えている
車両用動力伝達装置においては、エンジンブレ−キある
いはマニュアル走行時のMレンジを備えており、Mレン
ジでは、運転者の操作により設定された任意のトルク比
範囲に無段変速装置のトルク比が制御され、設定トルク
比範囲を運転者の操作により順次変更することによりマ
ニュアル走行ができ、またトルク比の小さな定常走行状
態から任意のトルク比を選択することにより、任意のエ
ンジンブレ−キを得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の車両用動力
伝達装置は、運転者がシフトレバ−を走行中のMレンジ
でダウンシフト側へ操作した場合、現在走行中のトルク
比より手動操作後に設定されるMレンジの設定トルク比
範囲の最小トルク比の方が小さいと、ダウンシフトせず
にアップシフトされてしまう。しかし運転者によるMレ
ンジでのダウンシフト側への操作は、エンジンブレ−キ
または加速を望んでなされるものであるから、前記のア
ップシフトが生じることは運転者にとってフィ−リング
が悪い。
【0004】そこで本発明は、走行中のMレンジでのダ
ウンシフト側への操作時にアップシフトを防止して、運
転者の意志に従った変速を行う車両用動力伝達装置の制
御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用動力伝達
装置の制御装置は、トルク比を連続的に変化可能な無段
変速装置を備えている車両用動力伝達装置の制御装置に
おいて、最小トルク比から最大トルク比の間のトルク比
範囲が最小トルク比が順次増大するように連続的に設定
された複数のトルク比範囲の中から運転者の操作により
任意のトルク比範囲を選択し、該トルク比範囲の最小ト
ルク比を示す信号を出力する設定トルク比範囲選択装置
3と、前記無段変速装置の入力部材の回転数を検出する
入力部材回転数検出センサ7と、前記無段変速装置の出
力部材の回転数を検出する出力部材回転数検出センサ8
と、スロットル開度を検出するスロットル開度検出セン
サ11と、前記設定トルク比範囲選択装置3が出力する
最小トルク比を示す信号が大きくなるダウンシフト操作
を検出するダウンシフト操作検出装置9と、前記設定ト
ルク比範囲選択装置3の設定位置に応じて前記無段変速
装置のトルク比を制御するトルク比制御装置4と、該ト
ルク比制御装置4の出力信号に応じて前記無段変速装置
の入力及び出力部材間のトルク比を変化させるアクチュ
エ−タ10とを備え、前記トルク比制御装置4は、前記
入力部材回転数検出センサ7及び前記出力部材回転数検
出センサ8からの出力信号を入力して前記無段変速装置
の現状トルク比を検出する現状トルク比検出手段41
と、前記スロットル開度検出センサ11からの信号を入
力しスロットル開度に対応して予め設定されたテ−ブル
回転数を読み出し、該テ−ブル回転数と前記出力部材回
転数検出センサ8からの出力部材回転数とからテ−ブル
トルク比を演算するテ−ブルトルク比演算手段42と、
該テ−ブルトルク比演算手段42からのテ−ブルトルク
比と前記設定トルク比範囲選択装置3の操作量に応じた
最小トルク比を検出する最小トルク比検出装置32から
の最小トルク比とを入力し、テ−ブルトルク比の最小ト
ルク比に対する割合が1以下の時には最小トルク比を目
標トルク比とし、その割合が1以上の時にはテ−ブルト
ルク比を目標トルク比とする目標トルク比設定手段と4
3、前記現状トルク比検出手段41からの現状トルク比
と前記目標トルク比設定手段43からの目標トルク比と
を入力し、現状トルク比の目標トルク比に対する割合が
1より小さい所定値より小さい時には前記無段変速装置
のトルク比を増大させるダウンシフト信号を出力し、該
割合が1以上の時には前記無段変速装置のトルク比を減
少させるアップシフト信号を出力し、該割合が所定値以
上で且つ1より小さい時には前記無段変速装置のトルク
比を現状トルク比に維持する信号を出力するシフト信号
発生手段44と、前記ダウンシフト操作検出装置9から
の出力信号を入力し、前記設定トルク比範囲選択装置3
が最小トルク比を増大するようにダウンシフト側に操作
された時に、前記現状トルク比検出手段41からの現状
トルク比の前記目標トルク比設定手段43からの目標ト
ルク比に対する割合が1以上の時でもアップシフト信号
を出力せずに、現状トルク比に維持する信号を出力する
アップシフト阻止手段45と、前記ダウンシフト操作検
出装置9及び前記シフト信号発生手段44からの出力信
号を入力し、前記設定トルク比範囲選択装置3が最小ト
ルク比を増大するようにダウンシフト側に操作された時
に、一旦ダウンシフト信号を出力されると前記現状トル
ク比検出手段41からの現状トルク比の前記目標トルク
比設定手段43からの目標トルク比に対する割合が1以
上の時にはアップシフト信号を出力するように前記アッ
プシフト阻止手段45の作動を解除するアップシフト阻
止解除手段46とを有していることを特徴とする。
【0006】
【作用及び発明の効果】本発明は、設定トルク比範囲選
択装置により、最小トルク比から最大トルク比の間のト
ルク比範囲が最小トルク比が順次増大するように連続的
に設定された複数のトルク比範囲の中から運転者の操作
により任意のトルク比範囲を選択でき、運転者の選択し
た任意のトルク比範囲の最小トルク比に無段変速装置の
トルク比を手動変速することができるとともに、運転者
の選択した任意のトルク比範囲内で車両走行条件に応じ
て無段変速装置のトルク比を最大トルク比から最小トル
ク比にわたって自動変速することができる。
【0007】そして、本発明によれば、走行中、設定ト
ルク比範囲選択装置が最小トルク比を増大するようにダ
ウンシフト側に操作された時には、アップシフト阻止手
段により、現状トルク比検出手段からの現状トルク比の
目標トルク比設定手段からの目標トルク比に対する割合
が1以上の時でもアップシフト信号を出力せずに、現状
トルク比に維持する信号を出力してアップシフトを阻止
する。
【0008】その後、アップシフト阻止解除手段によ
り、一旦ダウンシフト信号を出力されると現状トルク比
検出手段からの現状トルク比の目標トルク比設定手段か
らの目標トルク比に対する割合が1以上の時にはアップ
シフト信号を出力するようにアップシフト阻止手段の作
動を解除する。
【0009】従って本発明によれば、走行中、運転者が
エンジンブレ−キを効かせるためにダウンシフトを期待
して、設定トルク比範囲選択装置が最小トルク比を増大
するようにダウンシフト側に操作された時に、選択した
任意のトルク比が現状のトルク比より小さい場合でも、
アップシフトが行われないので、運転者の意志に従った
変速を行うことができるという効果を有する。
【0010】
【実施例】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置を図
に示す実施例に基づき説明する。
【0011】第1図は本発明の車両用動力伝達装置の制
御装置のブロック図を示す。
【0012】車両用動力伝達装置の制御装置1は、本実
施例では、トルク比を連続的に変化可能な無段変速装置
2であるVベルト式無段変速機21と、運転者の操作に
よりその設定位置を切換える切換装置であるシフトレバ
−6と、該シフトレバ−6のマニュアル変速のMレンジ
が選択された時に、最小トルク比から最大トルク比の間
のトルク比範囲が最小トルク比が順次増大するように連
続的に設定された複数のトルク比範囲の中から運転者の
操作により任意のトルク比範囲を選択し、該トルク比範
囲の最小トルク比を示す信号を出力する設定トルク比範
囲選択装置3と、前記無段変速装置の入力部材の回転数
を検出する入力部材回転数検出センサ7と、前記無段変
速装置の出力部材の回転数を検出する出力部材回転数検
出センサ8と、スロットル開度を検出するスロットル開
度検出センサ11と、前記設定トルク比範囲選択装置3
が出力する最小トルク比を示す信号が大きくなるダウン
シフト操作を検出するダウンシフト操作検出装置9と、
前記設定トルク比範囲選択装置3の設定位置に応じて前
記無段変速装置のトルク比を制御するトルク比制御装置
4と、該トルク比制御装置4の出力信号に応じて前記無
段変速装置の入力及び出力部材間のトルク比を変化させ
るアクチュエ−タ10とから構成される。
【0013】Vベルト式無段変速機21は、入力軸2
2、該入力軸22と平行して並列された出力軸23、入
力軸22上に設けられ入力軸22と一体成型された固定
フランジ24a及び入力軸22上を軸方向に摺動する可
動フランジ24bを有する入力プ−リ24、出力軸23
上に設けられ出力軸23と一体成型された固定フランジ
25a及び出力軸23上を軸方向に摺動する可動フラン
ジ25bを有する出力プ−リ25、入力プ−リ24及び
出力プ−リ25間に張設されたVベルト26からなり、
トルク比を無段階に可変とするよう入力プ−リ24及び
出力プ−リ25のV字状溝24A、25Aの有効径を増
大または減少させる。
【0014】切換装置であるシフトレバ−6は、パ−キ
ング(P)レンジ、リバ−ス(R)レンジ、ニュ−トラ
ル(N)レンジ、マニュアル(M)レンジの各設定位置
を有する。シフトレバ−6のマニュアル(M)設定位置
は、HIGHからLOWまで往復摺動可能となってお
り、その設定位置に応じた信号を出力する設定トルク比
範囲選択装置3が設けられている。この設定トルク比範
囲選択装置3は、シフトレバ−6の動きをポテンショメ
−タ31に伝え、このポテンショメ−タ31の電位差に
より最小トルク比を検出する最小トルク比検出装置32
からなる。
【0015】第5図および第6図はシフトレバ−ストロ
−クと設定トルク比範囲の関係を示した図であり、第5
図はシフトレバ−ストロ−クに対して設定トルク比範囲
を無段階に設定した場合を示し、第6図はシフトレバ−
ストロ−クに対して設定トルク比範囲を多段階に設定し
た場合を示す。
【0016】トルク比制御装置4は、前記入力部材回転
数検出センサ7及び前記出力部材回転数検出センサ8か
らの出力信号を入力して前記無段変速装置の現状トルク
比を検出する現状トルク比検出手段41と、 スロッ
トル開度に対応して予め設定されたテ−ブル回転数と前
記出力部材回転数検出センサからの出力部材回転数とを
入力しテ−ブルトルク比を演算するテ−ブルトルク比演
算手段42と、該テ−ブルトルク比演算手段42からの
テ−ブルトルク比と前記設定トルク比範囲選択装置3か
らの最小トルク比とを入力し、テ−ブルトルク比の最小
トルク比に対する割合が1以下の時には最小トルク比を
目標トルク比とし、その割合が1以上の時にはテ−ブル
トルク比を目標トルク比とする目標トルク比設定手段4
3と、前記現状トルク比検出手段41からの現状トルク
比と前記目標トルク比設定手段43からの目標トルク比
とを入力し、現状トルク比の目標トルク比に対する割合
が1より小さい所定値より小さい時には前記無段変速装
置のトルク比を増大させるダウンシフト信号を出力し、
該割合が1以上の時には前記無段変速装置のトルク比を
減少させるアップシフト信号を出力し、該割合が所定値
以上で且つ1より小さい時には前記無段変速装置のトル
ク比を現状トルク比に維持する信号を出力するシフト信
号発生手段44と、前記ダウンシフト操作検出装置9か
らの出力信号を入力し、前記設定トルク比範囲選択装置
3が最小トルク比を増大するようにダウンシフト側に操
作された時に、前記現状トルク比検出手段41からの現
状トルク比の前記目標トルク比設定手段43からの目標
トルク比に対する割合が1以上の時でもアップシフト信
号を出力せずに、現状トルク比に維持する信号を出力す
るアップシフト阻止手段45と、前記ダウンシフト操作
検出装置9及び前記シフト信号発生手段44からの出力
信号を入力し、前記設定トルク比範囲選択装置3が最小
トルク比を増大するようにダウンシフト側に操作された
時に、一旦ダウンシフト信号を出力されると前記現状ト
ルク比検出手段41からの現状トルク比の前記目標トル
ク比設定手段43からの目標トルク比に対する割合が1
以上の時にはアップシフト信号を出力するように前記ア
ップシフト阻止手段45の作動を解除するアップシフト
阻止解除手段46とを有している。
【0017】第2図は本発明の車両用動力伝達装置の制
御装置の作動フロ−チャ−トを示す。
【0018】スタ−タ−キ−をONしてエンジンを作動
させ(201)、初期値設定を行い(202)、シフト
レバ−6のシフトポジション信号を入力し(203)、
スロットル開度を入力し(204)、入力プ−リ回転数
検出センサ7からの入力プ−リ回転数(Ni)信号を入
力し(205)、出力プ−リ回転数検出センサ8からの
出力プ−リ回転数(No)信号を入力し(206)、設
定トルク比範囲選択装置3より設定最小トルク比を入力
し(207)、シフトレバ−6のシフトポジションがP
レンジかRレンジかNレンジかMレンジかを判断し(2
08)、Pレンジの時Pレンジコントロ−ルサブル−チ
ンを行い(209)、その後(203)へ帰還し、Rレ
ンジの時Rレンジコントロ−ルサブル−チンを行い(2
10)、その後(203)へ帰還し、Nレンジの時Nレ
ンジコントロ−ルサブル−チンを行い(211)、その
後(203)へ帰還し、Mレンジの時Mレンジコントロ
−ルサブル−チンを行い(212)、その後(203)
へ帰還する。
【0019】第3図は、本発明の車両用動力伝達装置の
制御装置のP、R、Nレンジサブル−チンを示す。
【0020】P、R、Nレンジサブル−チンは、最大ト
ルク比を維持する信号を出力し(121)、Vベルト式
無段変速機21のトルク比を最大トルク比に制御する。
【0021】第4図は、本発明の車両用動力伝達装置の
制御装置のMレンジサブル−チンを示す。
【0022】記憶装置(メモリ−)Xの値を記憶装置
(メモリ−)Yに移し(241)、メモリ−Xに設定最
小トルク比を読み込ませ(242)、(メモリ−X)−
(メモリ−Y)=aを演算し、0>aか、a>0か、a
=0かを判断する(243)。つまり、メモリ−Xに読
み込んだ現在の設定最小トルク比と、メモリ−Yに読み
込んだ前回の設定最小トルク比とを比較してシフトレバ
−の動かされた方向を判断している。0>aの時(アッ
プシフト側へ動かされた時)、メモリ−Aに1を読み込
ませ(244)、次に(246)へ進み、a>0の時
(ダウンシフト側へ動かされた時)、メモリ−Aに0を
読み込ませ(245)、次に(246)へ進み、a=0
の時(動かされていない時)、入力プ−リ回転速度(N
i)と出力プ−リ回転速度(No)から現状トルク比
(i)を算出する(246)。
【0023】運転者により選択された設定最小トルク比
が現状の車速でとり得る最大許容トルク比より大きい場
合には、入力プ−リ回転速度がエンジンの許容回転速度
を越えてしまい、エンジンがオ−バ−ランしてしまう危
険がある。そこで出力プ−リ回転速度とエンジンの許容
回転速度付近に設定された入力プ−リの最大許容回転速
度から現在の車速でとり得る最大許容トルク比を算出し
(247)、第7図のMレンジテ−ブルからスロットル
開度に対応するテ−ブル回転速度を読み取り、出力プ−
リ回転速度とからテ−ブルトルク比を算出し(24
8)、{(テ−ブルトルク比)/(設定最小トルク
比)}=eが、1≧eか、e>1かを判断し(24
9)、1≧eの時、{(設定最小トルク比)/(最大許
容トルク比)}=fが、1≧fか、f>1かを判断し
(250)、1≧fの時、設定最小トルク比を目標トル
ク比とし(251)、f>1の時、最大許容トルク比を
目標トルク比とし(252)、目標トルク比が現状の車
速でとり得る最大許容トルク比を越えないようにして、
入力プ−リ回転速度がエンジンの許容回転速度以上にな
らないようにしてエンジンのオ−バ−ランを防止してい
る。
【0024】e>1の時、テ−ブルトルク比を目標トル
ク比とし(253)、{(現状トルク比)/(目標トル
ク比)}=gがX>gか、g≧1か、X≦g<1かを判
断し(254)、X>gの時メモリ−Aを1とし(25
5)、アクチュエ−タ10にダウンシフト信号を出力し
(256)、Vベルト式無段変速機21をダウンシフト
させる。X≦g<1の時、アクチュエ−タ10に現状ト
ルク比(i)を維持する信号を出力し(257)、Vベ
ルト式無段変速機21の現状トルク比を維持する。g≧
1の時、メモリ−A=1か否かを判断し(258)、A
=1ではない時(257)に進み、A=1の時、アクチ
ュエ−タ10にアップシフト信号を出力し(259)、
Vベルト式無段変速機21をアップシフトさせる。
【0025】ここで、Xはヒステリシス用の係数を意味
し、アップシフトとダウンシフトの変速が頻繁に繰り返
されてフィ−リングを悪くすることを防ぐために、変速
をさせずに現状トルク比を維持する範囲を定めている。
【0026】第7図は、Mレンジのスロットル開度に対
するテ−ブル回転速度の関係を示した図であり、このテ
−ブル回転速度は最良燃費をとるように決定されたり、
最大動力をとるように決定されたりするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置のフロ
−チャ−トである。
【図3】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置のP、
R、Nレンジサブル−チンである。
【図4】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置のMレ
ンジサブル−チンである。
【図5】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置の無段
階のシフトレバ−ストロ−クと設定トルク比範囲の関係
を示す図である。
【図6】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置の多段
階のシフトレバ−ストロ−クと設定トルク比範囲の関係
を示す図である。
【図7】本発明の車両用動力伝達装置の制御装置のMレ
ンジテ−ブルを示す図である。
【符号の説明】
1 車両用動力伝達装置の制御装置 2 無段変速装置 3 設定トルク比範囲選択装置 4 トルク比制御装置 6 切換装置 31 ポテンショメ−タ 32 最小トルク比検出装置 7 入力プ−リ回転数検出センサ 8 出力プ−リ回転数検出センサ 11 スロットル開度検出センサ 9 ダウンシフト操作検出装置 10 アクチュエ−タ 41 現状トルク比検出手段 42 テ−ブルトルク比演算手段 43 目標トルク比設定手段 44 シフト信号発生手段 45 アップシフト阻止手段 46 アップシフト阻止解除手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:40 9240−3J 59:42 9240−3J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルク比を連続的に変化可能な無段変速装
    置を備えている車両用動力伝達装置の制御装置におい
    て、 最小トルク比から最大トルク比の間のトルク比範囲が最
    小トルク比が順次増大するように連続的に設定された複
    数のトルク比範囲の中から運転者の操作により任意のト
    ルク比範囲を選択し、該トルク比範囲の最小トルク比を
    示す信号を出力する設定トルク比範囲選択装置3と、 前記無段変速装置の入力部材の回転数を検出する入力部
    材回転数検出センサ7と、 前記無段変速装置の出力部材の回転数を検出する出力部
    材回転数検出センサ8と、 スロットル開度を検出するスロットル開度検出センサ1
    1と、 前記設定トルク比範囲選択装置3が出力する最小トルク
    比を示す信号が大きくなるダウンシフト操作を検出する
    ダウンシフト操作検出装置9と、 前記設定トルク比範囲選択装置3の設定位置に応じて前
    記無段変速装置のトルク比を制御するトルク比制御装置
    4と、 該トルク比制御装置4の出力信号に応じて前記無段変速
    装置の入力及び出力部材間のトルク比を変化させるアク
    チュエ−タ10とを備え、 前記トルク比制御装置4は、 前記入力部材回転数検出センサ7及び前記出力部材回転
    数検出センサ8からの出力信号を入力して前記無段変速
    装置の現状トルク比を検出する現状トルク比検出手段4
    1と、 前記スロットル開度検出センサ11からの信号を入力し
    スロットル開度に対応して予め設定されたテ−ブル回転
    数を読み出し、該テ−ブル回転数と前記出力部材回転数
    検出センサ8からの出力部材回転数とからテ−ブルトル
    ク比を演算するテ−ブルトルク比演算手段42と、 該テ−ブルトルク比演算手段42からのテ−ブルトルク
    比と前記設定トルク比範囲選択装置3の操作量に応じた
    最小トルク比を検出する最小トルク比検出装置32から
    の最小トルク比とを入力し、テ−ブルトルク比の最小ト
    ルク比に対する割合が1以下の時には最小トルク比を目
    標トルク比とし、その割合が1以上の時にはテ−ブルト
    ルク比を目標トルク比とする目標トルク比設定手段と4
    3、 前記現状トルク比検出手段41からの現状トルク比と前
    記目標トルク比設定手段43からの目標トルク比とを入
    力し、現状トルク比の目標トルク比に対する割合が1よ
    り小さい所定値より小さい時には前記無段変速装置のト
    ルク比を増大させるダウンシフト信号を出力し、該割合
    が1以上の時には前記無段変速装置のトルク比を減少さ
    せるアップシフト信号を出力し、該割合が所定値以上で
    且つ1より小さい時には前記無段変速装置のトルク比を
    現状トルク比に維持する信号を出力するシフト信号発生
    手段44と、 前記ダウンシフト操作検出装置9からの出力信号を入力
    し、前記設定トルク比範囲選択装置3が最小トルク比を
    増大するようにダウンシフト側に操作された時に、前記
    現状トルク比検出手段41からの現状トルク比の前記目
    標トルク比設定手段43からの目標トルク比に対する割
    合が1以上の時でもアップシフト信号を出力せずに、現
    状トルク比に維持する信号を出力するアップシフト阻止
    手段45と、 前記ダウンシフト操作検出装置9及び前記シフト信号発
    生手段44からの出力信号を入力し、前記設定トルク比
    範囲選択装置3が最小トルク比を増大するようにダウン
    シフト側に操作された時に、一旦ダウンシフト信号を出
    力されると前記現状トルク比検出手段41からの現状ト
    ルク比の前記目標トルク比設定手段43からの目標トル
    ク比に対する割合が1以上の時にはアップシフト信号を
    出力するように前記アップシフト阻止手段45の作動を
    解除するアップシフト阻止解除手段46とを有している
    ことを特徴とする車両用動力伝達装置の制御装置。
JP17719093A 1993-04-26 1993-04-26 車両用動力伝達装置の制御装置 Expired - Lifetime JPH0658153B2 (ja)

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