JPH0561508U - 部品間の取り付け構造 - Google Patents

部品間の取り付け構造

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JPH0561508U
JPH0561508U JP901092U JP901092U JPH0561508U JP H0561508 U JPH0561508 U JP H0561508U JP 901092 U JP901092 U JP 901092U JP 901092 U JP901092 U JP 901092U JP H0561508 U JPH0561508 U JP H0561508U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも片方が樹脂製の二つ以上の部品か
らなり、その二つの部品のあいだに合わせ面を有したよ
うな部品間の取り付け構造に係わり、二つの部品のあい
だに隙間ができるのを防止したものである。 【構成】 少なくとも片方が樹脂製の二つ以上の部品同
志を取り付ける場合、それらの部品間に合わせ面を有す
るような部品間の取り付け構造において、第1の部品の
端部に少なくとも部分的にクリップ部を設け相対する第
2の部品の端部に前記クリップ部を挿入する固定部を設
け、前記クリップ部を前記固定部に挿入し、クリップ部
にて第2の部品の端部を挟み、また固定部にてクリップ
部の位置を固定してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は少なくとも片方が樹脂製の二つ以上の部品からなり、その二つの部品 のあいだに合わせ面を有したような部品間の取り付け構造に係わり、例えば自動 車内装品に用いられる発泡成形品の裏材取り付け構造等の表材と裏材のような二 つの部品のあいだに隙間ができるのを防止したものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に樹脂からなる製品で二つ以上の部品からなり、その二つの部品間に合わ せ面を有し、それぞれの部品を成形したのちにそれらの部品を組付けるようなも のでは、部品の成型時に成形変形などを起こすことが多く、それらの合わせ面が ぴったりと合わさるように組付けられないことがある。 またそれらの部品に発泡成形品が含まれている場合には、成形変形が起こる頻 度、また変形の大きさの度合いが大きいことが多い。発泡成形品の例を挙げると 自動車内装品がある。
【0003】 自動車内装品には、コンソールリッドやグローブリッド等予め成形した表皮中 にインサートを挿入し、ウレタン等の樹脂が一体的に発泡成形された表材の裏側 にやはり樹脂などからなる裏材を取り付けたようなものがあり、裏材の表材への 取り付けは裏材と表皮との合わせ面を要所でタッピング止めや融着止め等するこ とによって行っていた。 ここでタッピング止めや融着止めを合わせ面の全面に行わずに要所のみとして いるのは取り付け工数を少なくし製品のコストを下げるという理由からであり、 取りつけの強度は充分に得ることができかつコストも高くなりすぎないような数 でタッピング止めなどが成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本来、上記のように組み付けを要する製品の場合、その製品を形成するそれぞ れの部品は、成形時にそれぞれの部品の寸法が合わされており、ちょうど組付け 箇所に嵌まり合うように成形されるべきものである。 しかし、実際の成形では全ての部品が理想的な形で精度良く成形されるもので はなく、全体的な成形変形や一体発泡成形時のインサートの位置ずれなどの原因 によって寸法にわずかながら狂いができ、要所のみの固定では組付け後、合わせ 面に隙間が生じてしまうことがあった。隙間を生じるとどうしても外観としては 悪くなることになり、場合によっては商品としての価値を失うことになりかねな い。
【0005】 本考案はこのような問題を解決し、二つの部品間に隙間を生じないような外観 に優れた部品間の取り付け構造の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を達成するために少なくとも片方が樹脂製の二つの 部品を取り付ける場合、それらの部品間に合わせ面を有するような部品間の取り 付け構造において、第1の部品の端部に少なくとも部分的にクリップ部を設け相 対する第2の部品の端部に前記クリップ部を挿入する固定部を設け、前記クリッ プ部を前記固定部に挿入し、クリップ部にて第2の部品の端部を挟み、また固定 部にてクリップ部の位置を固定してなることを特徴とする。
【0007】 また、対象とする部品が発泡成形品を含む場合にも、少なくとも表皮と発泡層 とインサートを有する表材である第1の部品に裏材である第2の部品を取り付け る部品間の取り付け構造において、前記インサートの端部に少なくとも部分的に クリップ部を設けるとともに裏材にも表材のクリップ部に相対する位置に前記ク リップ部を挿入する固定部を設け、前記クリップ部を前記固定部に挿入し、表材 の表皮と裏材の端部を該クリップ部で挟み、また固定部にてクリップ部の位置を 固定してなることを特徴とすることが後述する理由により有利である。
【0008】
【作用】 このような構造にすると、部品間の合わせ面を強制的に圧縮状態にできるため 、少々の成形変形やインサートの位置ずれがあっても合わせ面に隙間が生じるこ とがなく、また、第1の部品のクリップ部を第2の部品の固定部に挿入している ことから部品の端部の形成する線と平行の方向のずれも矯正され、後工程である ネジ止めの工程なども非常に容易にできるようになり、外観のよい製品とするこ とができる。 以下、本考案の実施例を添付図面にしたがって説明する。
【0009】
【実施例】
図1はコンソールリッドの背面斜視図である。 コンソールリッド1は予め成形された表皮2内にインサート3を入れ、ウレタ ンなどの樹脂で一体的に発泡成形した第1の部品である表材4と表材4にネジ等 で組付ける第2の部品である裏材5よりなり、図2に示すようなコンソールボッ クスCの蓋の部分に当たるものである。
【0010】 表材4と裏材5は別々に成形されたのちに、図3に示すようにインサート3か ら突出したネジ止め部6にネジ7によって組付けられたものであり、それらの境 界には両者の合わせ面8が存在する。
【0011】 図4は図1におけるA−A断面図であり、図13は従来のコンソールリッドの 図4に当たる断面図である。 従来のコンソールリッドでは表材24と裏材25を組付けるのに、たとえばコ ンソールリッド21の隅の4箇所とあと長辺の中央を1箇所ずつタッピング止め や融着止め(図示しない)などの方法で固定しており、その固定された箇所以外 の部分には、表材24と裏材25の合わせ面26に隙間27が発生している。
【0012】 一方、図4に示す本考案のコンソールリッド1では従来のものと同様に表皮2 内にインサート3が入りウレタンなどの樹脂で一体的に発泡成形された表材4と 裏材5が組付けられているが、インサート3の端部に二股に分けられたクリップ 部9が設けられており、該クリップ部9の脚部9aと脚部9bで表皮2の端部と 裏材5の端部を挟み込むようになっており、合わせ面6に隙間が開かないように している。 また、図5および図6に示すように裏材5側の端部には鍵状の部材を二つ突出 させた固定部10が設けられ該固定部10にクリップ部9の二股のうち裏材5側 の脚部9aを挿入し、クリップ部9での挟持位置が移動しないようにしている。 脚部9aには固定部10と当接する突出部9cが部分的に設けられており、脚部 9aを固定部10内に挿入しやすい構造となっている。
【0013】 このような構造を取ることによって、表材4と裏材5のあいだの合わせ面6に 隙間ができなくなるとともに表材4と裏材5の端部の辺に平行な方向の位置ずれ も生じなくなり、表材4と裏材5を組み合わせたのちのネジ止め固定の際にもネ ジ穴がずれていてネジ止めに手間が掛かることもない。
【0014】 クリップ部9はインサート3の端部全周に渡ってほとんど隙間なく設けてもよ いし、部分的に複数箇所設けてもよい。また、クリップ部9および固定部10は 夫々一つずつが組み合わされて固定が完了するので、夫々のクリップ部9に対し て一つの固定部を設けてもよいが、クリップ部9の数が比較的多い場合、例えば 一辺に3箇所のクリップ部9がある場合そのクリップ部9に対する固定部10は 2箇所のみに設けて2箇所のみで固定してもよい。
【0015】 更にクリップ部9の形状は、表材4と裏材5の合わせ面6を圧縮的に挟持でき るものであればどのような形状でもよく、部分的にクリップ部9を設けるもので あれば、例えば図7や図8に示すように対面する2本の足を持つもの、互い違い に3本の足を持つものなどが挙げられる。 また、固定部10もクリップ部9の脚部9aを挿入でき、クリップ部9を固定 できるものであれば形状は前記実施例の鍵状の部材が二つ突出したものに限られ ることはない。
【0016】 図9は、別の実施例を示す図4に当たる断面図であるが、クリップ部9で表材 4の端部と裏材5の端部を挟持するために嵌め込むことによってクリップ部9の 裏材5側の脚部9aの背面を押圧するようなテーパ付の突起11を裏材5の裏に 設けており、合わせ面6の隙間をなくす効果をより高めている。
【0017】 本実施例では、コンソールリッドを例に挙げて説明しているが、本考案はコン ソールリッドだけに適用されるものではなく、自動車内装品のその他の物品また 、一般樹脂成形品で二部品以上からなり、部品間に合わせ面を持つようなもので あれば全て適用することができる。
【0018】 ここで一般樹脂成形品に係わる実施例を挙げる。 図10に示すのは、家電製品であるテレビであり、テレビ21にも図11で示 すようにハウジング22のブラウン管23が配置されている場所の上部などにハ ウジング22を形成する第1および第2の部品22a、22bの合わせ面が存在 し、その合わせ面23は第1の部品22aの端部に設けたクリップ部24で第2 の部品22bの端部を挟み込み更にクリップ部24の脚部24aを第2の部品2 2bの端部に設けた挿入部25に嵌合挿入することによって、合わせ面23の隙 間および合わせ面23に平行方向のずれを防止することができる。
【0019】 また、テレビの他の実施例として図12に示すような方向のクリップ31を第 1の部品32aに設けて第2の部品32bの端部33を挟み込むことによってハ ウジング32のずれだけでなく、部品間に段差がつくことも防止できる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によると、二つ以上の部品からなる樹脂成形品で部品の境界に夫々の部 品の合わせ面を有するような成形品の組付け構造において、一方の部品の端部に クリップ部を設けた方の部品の端部を挟み込むことによってそれらの部品間の合 わせ面には従来、樹脂製の部品の成形変形や、成型後においても温度変化による 熱変形によって隙間や段差が生じることがあったのを防止することができ、更に 本考案では、クリップ部で挟み込んだ他方の部品側にクリップ部の脚部を挿入し 固定する固定部を有しており、脚部を挿入することによってクリップ部は他方部 品に対して固定され、部品間の位置決めも精度良く行うことができることから、 二つの部品のネジ穴がずれることがなく、後工程であるネジ止め作業もスムーズ に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品であるコンソールリッドの底面斜視
図。
【図2】コンソールボックスの斜視図。
【図3】図1におけるB−B断面図。
【図4】図1におけるA−A断面図。
【図5】図4におけるクリップ部の拡大断面図。
【図6】図5におけるC−C断面図。
【図7】クリップ部の例を示す要部底面図。
【図8】クリップ部の別の例を示す要部底面図。
【図9】本考案の別の実施例を示す図4に相当する断面
図。
【図10】本考案の更に別の実施例であるテレビの斜視
図。
【図11】図10にハウジングにおけるD−D断面図。
【図12】テレビに関する別の実施例を示す図12に相
当する断面図。
【図13】従来のコンソールリッドの図4に相当する断
面図。
【符号の説明】
1 コンソールリッド 2 表皮 3 インサート 4 表材 5 裏材 7 合わせ面 8 隙間 9 クリップ部 9a 脚部 9b 脚部 9c 突出部 10 固定部 21 テレビ 22 ハウジング 23 合わせ面 24 クリップ部 25 挿入部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片方が樹脂製の二つ以上の部
    品同志を取り付ける場合、それらの部品間に合わせ面を
    有するような部品間の取り付け構造において、第1の部
    品の端部に少なくとも部分的にクリップ部を設け相対す
    る第2の部品の端部に前記クリップ部を挿入する固定部
    を設け、前記クリップ部を前記固定部に挿入し、クリッ
    プ部にて第2の部品の端部を挟み、また固定部にてクリ
    ップ部の位置を固定してなることを特徴とする部品間を
    取り付け構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも表皮と発泡層とインサートを
    有する表材である第1の部品に裏材である第2の部品を
    取り付ける部品間の取り付け構造において、前記インサ
    ートの端部に少なくとも部分的にクリップ部を設けると
    ともに裏材にも表材のクリップ部に相対する位置に前記
    クリップ部を挿入する固定部を設け、前記クリップ部を
    前記固定部に挿入し、表材の表皮と裏材の端部を該クリ
    ップ部で挟み、また固定部にてクリップ部の位置を固定
    してなることを特徴とする部品間の取り付け構造。
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