JP3680375B2 - ケース組付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の分割された箱体を固定して構成されるケースの組付構造に関するもので、例えば自動車用空調装置のケースに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用空調装置におけるクーラユニット、ヒータユニット、送風機ユニット等のケースは、通常、上下2つの分割された箱体を固定して構成されている。この分割箱体の組付構造としては、種々のものが考案され、実用化されている。
【0003】
図6(a)は2つの樹脂製分割箱体10、11の結合端面10a、11aに、外方へ突出した帯状突出部10c、11dを一体成形し、この突出部10c、11cを複数個所において弾性を有する金属製のC型形状のクリップ2によって一体に結合するものである。
図6(b)は他の従来例で、組付手段として上記クリップ2の代わりにタッピングスクリュ4を用いて分割箱体10、11の突出部10c、11cを一体に結合するものである。
【0004】
図6(c)はさらに他の従来例(実開昭60−30806号公報参照)で、上記のような別体の組付部品(2、4)を用いずに、分割箱体10、11の突出部10c、11cの複数個所に組付手段を一体成形したもので、一方の箱体10に引っ掛け形状を持った係止片5を一体成形するとともに、他方の箱体11にこの係止片5を受入れ係止する係止受け穴部6を一体成形し、この両者5、6の嵌合係止により箱体10、11を一体に組付けするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6(a)、(b)のものは、別体の金属製組付部品(2、4)を用いているので、組付部品製造費用が別途必要になるとともに、別体の組付部品を使用するため、組付工数も増大するという欠点がある。
また、図6(c)のものは、分割箱体10、11の結合端面10a、11aに発生する凹凸や製造公差により、この結合端面10a、11aに隙間が発生して、係止片5が図6(d)に示すように係止受け穴部6に嵌合係止できない場合が生じるという欠点がある。
【0006】
本発明は上記点に鑑み、別体の組付部品を使用することなく、しかも製造公差等による多少の寸法差の有無にかかわらず、分割箱体を確実に嵌合係止できるケース組付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
請求項1ないし6に記載の発明では、樹脂製の2つの分割箱体(10、11)のどちらか一方に一体成形された結合部材(2)を移動させて第1の突出部(20)と第2の突出部(21)を挟み込み、第1の分割箱体(10)と第2の分割箱体(11)を固定することを特徴としている。
【0008】
従って、別体の組付部品を使用しないため、組付部品を別工程で製造する必要はなく、しかも、結合部材(2)が樹脂材料からなるため、別体の金属製の組付部品に比べてコスト安となる。また、組付けが、挟み込むことにより行われるため、製造公差等による多少の寸法差の有無にかかわらず、2つの分割箱体(10、11)を確実に組付けることが可能である。
【0009】
また、請求項2に記載の発明では、連結部(3)を支点として結合部材(2、2a)を移動させることにより、結合部材(2、2a)が第1の突出部(20)と第2の突出部(21)を挟み込むことを特徴としている。
従って、結合部材(2)に対して移動させる方向に力を加えるだけで、結合部材(2)が連結部(3)を支点として第1、第2の突出部(20、21)を挟み込むように移動するため、組付けを行う際、第1、第2の突出部(20、21)を挟み込むように結合部材(2)を直接移動させる必要はなく、2つの分割箱体(10、11)の組付作業が容易となる。
【0010】
また、請求項1に記載の発明では、両箱状突出部(20、21)のうち、クリップ部材(2)の両端部(2c、2d、2e、2f)の移動経路に位置する部分に切欠部(20f、21f、20g、21g)が設けてあることを特徴としている。従って、クリップ部材(2)は妨げられることなくスムーズに移動できる。また、請求項3に記載の発明では、クリップ部材(2)の一端には、このクリップ部材(2)の長手方向に対して略垂直に伸びる支持部(2a)が一体成形されており、両箱状突出部(20、21)のどちらか一方(21)の側面(21a)には、この箱状突出部(21)の外側へ突出する小突出部(21e)が一体成形されており、クリップ部材(2)は、小突出部(21e)の突出端に、支持部(2a)を介して連結して成形され、連結部(3)を支点としてクリップ部材(2)を移動させることにより、クリップ部材(2)が両箱状突出部(20、21)を挟み込むことを特徴としている。
【0011】
従って、支持部(2a)と小突出部(21e)により支点の位置を決めることにより、両箱状突出部(20、21)を挟み込めるような位置に回転させることが出来る。また、請求項4に記載の発明では、クリップ部材(2)の内壁面に、この内壁面から略垂直に突出する略円錐状の支持部(2a)が一体成形され、この支持部(2a)が両箱状突出部(20、21)のいずれか一方(20)の側面(20c)に連結しており、この連結部(3)を支点としてクリップ部材(2)を移動させることにより、クリップ部材(2)が両箱状突出部(20、21)を挟み込むことを特徴としている。
【0012】
従って、組付け終了後、支持部(2a)はクリップ部材(2)と両箱状突出部(20、21)の間に存在して外部に突出していないので、このケースを扱う際に安全である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1はケースの全体構造を示す。図2はケースの組付構造を示し、(a)は(b)のA−A断面図であり、(b)は正面図である。図3はケースの組付過程を示す図である。
【0014】
まず、ケースの組付構造の概略を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、自動車用空調装置のヒータユニットのケースは、3つの分割箱体10、11、14により構成されており、以下、本発明の特徴部分である分割箱体10、11について述べる。10、11は、図中太線で示す分割面により上下に分割可能で、ポリプロピレンのような弾性を有する樹脂材料で断面U形状に形成されており、断面U形状の各端部分が結合端面10a、11aとして形成されている。この分割箱体10、11は、上下型抜きにより成形される。
【0015】
この結合端面10a、11aには、その全周にわたって凹凸嵌合部(図2(a)参照)が形成されており、結合端面10a側には凸部12が形成され、結合端面11a側には凹状溝13が一体成形されている。さらに、分割箱体10、11には、結合端面10a、11aから分割箱体10、11外方へ突出した箱状突出部20、21(第1、第2の突出部)が互いに対称な位置に所定間隔をおいて一体成形されている。
【0016】
そして、分割箱体11に一体成形されたクリップ2(結合部材)により箱状突出部20、21を挟み込んで、分割箱体10、11を固定している。クリップ2と箱状突出部20、21の構造および組付方法は後で詳しく説明する。この箱状突出部20、21は、分割箱体10、11の結合端面10a、11aに沿って、適当な間隔をもって複数箇所設けられている。
【0017】
次に、クリップ2と箱状突出部20、21の構造および組付方法を図2に基づいて詳しく説明する。
図2(a)または(b)に示すように、箱状突出部20、21は、第1側面20a、21a、第2側面20b、21b、第3側面20c、21c、底面20d、21d、開口部20h、21hからなる断面U形状であり、分割箱体10、11を組合わせたとき箱状突出部20、21の底面20d、21dが互いに接するように成形されている。
【0018】
そして、箱状突出部21の第1側面21aの開口部21h側端面には、この箱状突出部21外方へ突出した小突出部21eが一体成形されている。ここで、図2(a)に示すように、小突出部21eの厚さw(図2(b)の紙面垂直方向の幅)は、箱状突出部21の第3側面21cの肉圧dよりやや厚い程度であり、小突出部21eは、第1側面21a外壁において、第3側面21c側に成形されている。また、図2(b)に示すように、小突出部21eの紙面水平方向の幅vは、その突出端に向かって細くなっている。
【0019】
そして、図3(a)および(b)に示すように、箱状突出部21の小突出部21eの突出端には、C型形状のクリップ2が支持部2aを介して一体成形されている。ここで、図3(a)は正面図で、▲1▼はケースを樹脂により一体成形した直後のクリップ2の状態を示し、▲7▼はケースを固定した後のクリップ2の状態を示す。そして、(b)は(a)において▲1▼の状態のA矢視図で、(c)は(a)において▲1▼の状態のB矢視図である。
【0020】
支持部2aは、クリップ2の長手方向に対して垂直に伸びるように成形されており、小突出部21eとはヒンジ部3(連結部)により連結されている。ここで、ケースにクリップ2を一体成形する際に、ヒンジ部3に相当する部分を薄く形成することにより、ヒンジ部3は比較的自在に変形可能となっており、さらに、支持部2aが成形されているため、クリップ2は、ヒンジ部3を中心に所定距離rをおいて回動可能となっている。
【0021】
また、クリップ2の支持部2a側と反対側には、クリップ2の長手方向に伸びる把手部2bが一体成形されている。ここで、図2(a)に示すように、支持部2aの厚さx(図2(b)の紙面垂直方向の幅)は、小突出部21eの厚さw程度であり、図2(b)に示すように、支持部2aの紙面水平方向の幅yは、その突出端に向かって細くなっている。
【0022】
次に、上記構造における分割箱体組付方法を図2および図3に基づいて説明する。
まず、図3(c)において、分割箱体10、11の結合端面10a、11aをそれらの凸部12と凹状溝13とが嵌合可能な位置関係となるように相互に対応させ、分割箱体10、11を組み合わせる。そして、図3(a)において、クリップ2の把手部2bを介して、ヒンジ部3を中心にクリップ2を矢印R方向に回動させ、▲1▼の位置から▲6▼の位置まで移動させる。
【0023】
そして、▲6▼の位置からは、クリップ2の把手部2b側内壁2cおよび先端部2eが箱状突出部20の角に当たらないよう、クリップ2の把手部2b側を図3(a)において紙面手前側(図3(b)においては上方)に起こしながら回動させ、▲7▼の位置で元に戻して回動を停止する。こうすることにより、図2(a)に示すように、クリップ2が箱状突出部20、21を挟み込み、分割箱体10と分割箱体11を固定する。ここで、ヒンジ部3は上述のように薄く形成されているので、クリップ2の把手部2b側を図3(a)において紙面手前側に起こすという変形が可能である。
【0024】
なお、クリップ2を回動させる際にヒンジ部3が切断されてしまっても構わない。この場合、クリップ2の回動中心は多少ずれるが、クリップ2の把手部2bを介してそのまま上述のように移動させることにより、分割箱体10と分割箱体11を挟み込むことができる。また、切断されたクリップ2を、そのC型の開口側が箱状突出部20、21側に向くように配置してから、箱状突出部20、21側へ移動させ、クリップ2を長手方向に弾性変形させながら分割箱体10、11を挟み込むようにしてもよい。
【0025】
以下に、第1の実施形態の作用効果を述べる。
C型形状のクリップ2が、樹脂材料からなるケースと一体成形されているため、従来の金属製クリップに比べてコストダウンすることが出来る。また、別体でクリップ2を形成する必要はないため、クリップ製造工程が省略される。ここで、図3(a)の▲1▼に示すクリップ2を成形する型抜きが図中上下方向であるため、ケースと一体成形することが出来る。
【0026】
また、分割箱体10、11の合わせ面において、製造公差等による隙間、凹凸等が結合端面10a、11aの間に発生するような組付条件であるときにおいても、C型形状のクリップ2は、上記隙間や凹凸に対応して長手方向に関して容易に弾性変形するため、分割箱体10と分割箱体11は固定される。従って、製造上どうしても避けることのできない製造公差等による隙間、凹凸等が結合端面10a、11aの間に発生しても、2つの分割箱体10、11を確実に固定できる。
【0027】
また、上記組付作業において、把手部2bを介してクリップ2を回動させるよう力を加えるだけで、クリップ2が連結部3を支点として箱状突出部20、21を挟み込むように移動するため、別体のC型形状のクリップを組付ける場合のように、クリップ2を直接箱状突出部20、21を挟み込むように移動させる必要はなく、2つの分割箱体10、11の組付作業が容易となる。
【0028】
そして、上述のようにクリップ2の組付け位置が容易に設定できるため、従来の金属製C型形状のクリップを自動組付けする既存の組付けロボットを用いて、クリップ2を箱状突出部10b、11bに容易に自動組付けすることができる。また、一体成形されたクリップ2が破損した場合でも、既存の金属製クリップにより代用できるため、クリップ2の破損により分割箱体10、11を取り替える必要はない。
(第2の実施形態)
まず、ケースの組付構造を図4または図5に基づいて説明する。図4はケースの組付構造を示し、図5はケースの組付過程を示す図である。
【0029】
図4(a)または図4(b)に示すように、箱状突出部20の第3側面20cの底面20d側端部中央に、略円錐状の支持部2aを介してクリップ2が一体成形されている。この支持部2aは、クリップ2の内壁面中央に一体成形されており、支持部2aと箱状突出部20bの間には、ヒンジ部3が形成されている。この支持部2aにより、クリップ2は、ヒンジ部3を中心に回動可能となっている。
【0030】
ここで、一体成形の際にヒンジ部3に相当する部分を薄く形成してあるためヒンジ部3は変形可能となり、クリップ2は、ヒンジ部3を中心に回動可能となる。そして、図5(a)に示すように、箱状突出部20、21において、クリップ2を▲2▼の状態に回動させた際にクリップ2の両端内壁2c、2dが当たる部分に、第1の切欠部20f、21f(図4(b)も参照)が形成されている。
【0031】
ここで、図5(a)は正面図で、▲1▼はケースを樹脂により一体成形した直後のクリップ2の状態を示し、▲3▼はケースを組付けた後のクリップ2の状態を示し、(b)は(a)において▲1▼の状態のA矢視図で、(c)は(a)において▲1▼の状態のB矢視図である。
そして、第1の切欠部20fのクリップ2が入りはじめる位置は、第1の切欠部20fに入りはじめる(図5(a)において、クリップ2が▲1▼と▲2▼の間の位置にある)クリップ2の内壁2cの位置よりもヒンジ部3側にあり、そこから、第1側面20a、第3側面20cを、第3側面20cの辺に対して角度45°に切り欠いて形成されている。また、第1の切欠部20fは、図5(c)に示すように、箱状突出部20の第1の側面20aの開口部20h側の辺全てにわたって形成されている。第1の切欠部21fも同様の形状に形成されている。
【0032】
さらに、図5(a)に示すように、箱状突出部20、21において、クリップ2を▲2▼の状態に回動させた際にクリップ2の両先端部2f、2eが当たる部分には、第2の切欠部20g、21g(図4(b)も参照)が設けられている。
そして、第2の切欠部20gのクリップ2が入りはじめる位置は、第2の切欠部20gに入りはじめるクリップ2の先端部2fの位置よりもヒンジ部3側にあり、そこから、第1側面20aを、第3側面20cの辺に対して角度45°に切り欠いて形成されている。また、第2の切欠部20gは、図5(b)、(c)に示すように、クリップ2の先端部2eの厚さ程度の幅に形成されている。第2の切欠部20gも同様の形状に形成されている。
【0033】
本実施形態による分割箱体組付方法は、まず、上述のように分割箱体10、11を組み合わせ、図5(b)において、▲1▼の位置から、クリップ2の把手部2bを介して、ヒンジ部3を中心に矢印R方向にクリップ2を回動させていく。そして、クリップ2が▲2▼の位置辺りまでくると、クリップ2の両端部内壁2c、2dが第1の切欠部20f、21fに沿って弾性変形しながら回動し、両先端部2e、2fは、第2の切欠部21g、20gに沿って移動する。そして、さらに矢印R方向に回動させることによりクリップ2を▲3▼の位置に係止させる。
【0034】
こうすることにより、第1の実施形態のようにクリップ2を図5(a)において紙面手前側へ倒すことなく、箱状突出部10b、11bを挟み込むことができるため、ロボット等により組付ける際、クリップ2を図5(a)において紙面手前側へ倒すという作業を省くことが出来る。
また、ケース組付け終了後、支持部2aはクリップ2と両箱状突出部20、21の間に存在して外部に突出していないので、このケースを扱う際に人がケガをすることはなく、安全である。
(他の実施形態)
第1の実施形態では、小突出部21eを箱状突出部21の第1側面21aの開口部21h側端面に上述の位置に成形したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、小突出部21eを箱状突出部20の第2側面21bの開口部20h側端面に成形してもよい。
【0035】
そして、この突出端にクリップ2の支持部2aを回動可能に一体に連結して成形することで、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。つまり、本発明は、小突出部21eの突出端のヒンジ部3を中心にクリップ2を回動させて、クリップ2が箱状突出部20、21を挟み込むものであればよい。
また、第2の実施形態では、クリップ2の支持部2aの先端を箱状突出部20の底面20d側端部中央に位置させているが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、箱状突出部21の底面21d側端部中央に位置させてもよい。つまり、本発明は、支持部2a先端のヒンジ部3を中心にクリップ2を回動させて、クリップ2が箱状突出部20、21を挟み込むものであればよい。
【0036】
また、第1および第2の実施形態では、ヒンジ部3を中心にクリップ2を移動させることにより、分割箱体10と分割箱体11を固定していたが、本発明はこれに限定されることはなく、クリップ2を両分割箱体10、11のいずれか一方に一体成形しておき、成形後、分割箱体10、11のいずれか一方からクリップ2を切り離し、このクリップ2を箱状突出部20、21に挟み込ませてもよい。この場合、クリップ2は、分割箱体10、11に一体成形できる場所であればどこに成形してもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、分割箱体10、11の結合端面10a、11aに沿って箱状突出部20、21が複数箇所設けているが、本発明はこれに限定されることはなく、図6に示すような、結合端面10a、11a全周に形成された鍔状の突出部としてもよい。この場合、上記突出部においてクリップ2の両端の移動経路に相当する部分に切欠部を設ければよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケースの全体構造を示す図である。
【図2】第1の実施形態の組付構造を示すもので、(a)は(b)のA−A断面図、(b)は正面図である。
【図3】第1の実施形態の組付方法を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB矢視図である。
【図4】第2の実施形態の組付構造を示すもので、(a)は(b)のA−A断面図、(b)は正面図である。
【図5】第2の実施形態の組付方法を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB矢視図である。
【図6】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ従来の異なる組付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2…クリップ(結合部材)、10、11…分割箱体、10a、11a…結合端面、20、21…箱状突出部(突出部)。
Claims (4)
- 結合端面(10a)を有する樹脂材料からなる第1の分割箱体(10)と、
前記第1の分割箱体(10)の結合端面(10a)に対応する結合端面(11a)を有する樹脂材料からなる第2の分割箱体(11)と、
前記第1の分割箱体(10)の前記結合端面(10a)に、前記第1の分割箱体(10)の外側に向かって延長するように一体成形された第1の突出部(20)と、
前記第1の分割箱体(10)の前記第1の突出部(20)に対応して、前記第2の分割箱体(11)の前記結合端面(11a)に一体成形された第2の突出部(21)と、
前記両分割箱体(10、11)のどちらか一方に一体成形された結合部材(2)とを備え、
前記結合部材(2)を成形後、この結合部材(2)を移動させて前記第1の突出部(20)と前記第2の突出部(21)を挟み込み、前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)を固定するケース組付構造であって、
前記両突出部(20、21)のうち、前記結合部材(2)の両端部(2c、2d、2e、2f)の移動経路に位置する部分に切欠部(20f、21f、20g、21g)が設けてあることを特徴とするケース組付構造。 - 前記結合部材(2)は、前記両分割箱体(10、11)のどちらか一方との連結部(3)を有し、この連結部(3)を支点として前記結合部材(2)が移動可能に成形され、
前記連結部(3)を支点として前記結合部材(2、2a)を移動させることにより、前記結合部材(2、2a)が前記第1の突出部(20)と前記第2の突出部(21)を挟み込むことを特徴とする請求項1に記載のケース組付構造。 - 結合端面(10a)を有する樹脂材料からなる第1の分割箱体(10)と、
前記第1の分割箱体(10)の結合端面(10a)に対応する結合端面(11a)を有する樹脂材料からなる第2の分割箱体(11)と、
前記第1の分割箱体(10)の前記結合端面(10a)に、前記第1の分割箱体(10)の外側に向かって延長するように一体成形された第1の突出部(20)と、
前記第1の分割箱体(10)の前記第1の突出部(20)に対応して、前記第2の分割箱体(11)の前記結合端面(11a)に一体成形された第2の突出部(21)と、
前記両分割箱体(10、11)のどちらか一方に一体成形された結合部材(2)とを備え、
前記結合部材(2)を成形後、この結合部材(2)を移動させて前記第1の突出部(20)と前記第2の突出部(21)を挟み込み、前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)を固定するケース組付構造であって、
前記両突出部(20、21)は、一端に開口部(20h、21h)、他端に底面(20d、21d)を有する箱状に形成されており、
前記両箱状突出部(20、21)の底面(20d、21d)は、前記両分割箱体(10、11)の前記両結合端面(10a、11a)と同一平面上に位置して、互いに接しており、
前記結合部材は、略C型形状のクリップ部材(2)からなり、
前記クリップ部材(2)の一端には、このクリップ部材(2)の長手方向に対して略垂直に伸びる支持部(2a)が一体成形されており、
前記両箱状突出部(20、21)のどちらか一方(21)の側面(21a)には、この箱状突出部(21)の外側へ突出する小突出部(21e)が一体成形されており、
前記クリップ部材(2)は、前記小突出部(21e)の突出端に、前記支持部(2a)を介して連結して成形され、かつ前記C型の開口部分は前記両分割箱体(10、11)側へ向いており、
前記連結している連結部(3)を支点として前記クリップ部材(2)を移動させることにより、前記クリップ部材(2)が前記両箱状突出部(20、21)を挟み込むことを特徴とするケース組付構造。 - 結合端面(10a)を有する樹脂材料からなる第1の分割箱体(10)と、
前記第1の分割箱体(10)の結合端面(10a)に対応する結合端面(11a)を有する樹脂材料からなる第2の分割箱体(11)と、
前記第1の分割箱体(10)の前記結合端面(10a)に、前記第1の分割箱体(10)の外側に向かって延長するように一体成形された第1の突出部(20)と、
前記第1の分割箱体(10)の前記第1の突出部(20)に対応して、前記第2の分割箱体(11)の前記結合端面(11a)に一体成形された第2の突出部(21)と、
前記両分割箱体(10、11)のどちらか一方に一体成形された結合部材(2)とを備え、
前記結合部材(2)を成形後、この結合部材(2)を移動させて前記第1の突出部(20)と前記第2の突出部(21)を挟み込み、前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)を固定するケース組付構造であって、
前記両突出部(20、21)は、一端に開口部(20h、21h)、他端に底面(20d、21d)を有する箱状に形成されており、
前記両箱状突出部(20、21)の底面(20d、21d)は、前記両分割箱体(10、11)の前記両結合端面(10a、11a)と同一平面上に位置して、互いに接しており、
前記結合部材は、略C型形状のクリップ部材(2)からなり、
前記クリップ部材(2)の内壁面には、この内壁面から略垂直に突出する略円錐状の支持部(2a)が一体成形され、
前記クリップ部材(2)は、前記両箱状突出部(20、21)のどちらか一方(20)の側面(20c)に、前記支持部(2a)を介して連結して成形され、かつ前記C型の開口部分は前記両分割箱体(10、11)側へ向いており、
前記連結している連結部(3)を支点として前記クリップ部材(2)を移動させることにより、前記クリップ部材(2)が前記両箱状突出部(20、21)を挟み込むことを特徴とするケース組付構造。
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JP25149695A JP3680375B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ケース組付構造 |
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