JPH0561276A - 電子写真式印刷版 - Google Patents

電子写真式印刷版

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JPH0561276A
JPH0561276A JP22287891A JP22287891A JPH0561276A JP H0561276 A JPH0561276 A JP H0561276A JP 22287891 A JP22287891 A JP 22287891A JP 22287891 A JP22287891 A JP 22287891A JP H0561276 A JPH0561276 A JP H0561276A
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JP
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printing plate
photoconductive layer
electrophotographic
compound
electrophotographic printing
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JP22287891A
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Yoshihiro Nishio
吉弘 西尾
Yoshihiro Sato
義浩 佐藤
Masanobu Nakamura
正延 中村
Kenji Takahashi
賢次 高橋
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可視光波長域で高感度を有し、ハロゲンラン
プ、キセノンランプなどを光源とする投影露光方式の電
子写真製版システムに適用する電子写真式平版印刷版を
提供する。 【構成】 フタロイミドメチルフタロシアニン系化合
物、ペリノン系化合物及びアルカリ可溶性樹脂を含有す
る光導電層を親水化処理されたアルミニウム基板上に設
けた電子写真式印刷版である。 【効果】 可視領域の光に対し、インダクション効果が
少なく高感度を有するので、投影露光方式の電子写真製
版システムで印刷版上に高品質のトナー画像が得られ
る。アルカリ性水溶液で非画像部の光導電層を容易に除
去することができ、作製した平版印刷版は、5万枚以上
の優れた耐刷力がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真式製版システ
ム、更に詳しくは、投影露光方式の電子写真式製版シス
テムに用いられる電子写真感度が改善させた電子写真式
印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より画像形成に必要とされる露光量
がオフセットPS(Presensitized)版の1/100以
下で充分である高感度な製版方法として、光導電現象を
利用する画像記録方式、いわゆる電子写真製版法の開発
が進められている。
【0003】この電子写真製版法とは、次のようにして
行なうものである。即ち、陽極酸化等の方法で親水化処
理された基板(金属板、金属箔、紙等)上に、光導電性
物質をアルカリ可溶性樹脂バインダー中に含有させた光
導電層を設けた製版可能な電子写真感光体に、通常の電
子写真法により静電潜像を形成し、電子トナーを用いそ
の潜像を可視化する。続いて加熱又は溶剤の蒸気により
トナー像を感光体上に定着する。この場合アルカリ性水
溶液に不溶性のトナーを選択すれば、トナー像の定着後
非画像部をアルカリ性水溶液で除去することにより、印
刷版が得られる。
【0004】電子写真感光体上にトナー画像を形成した
後に、トナー画像部以外の非画像部の光導電層を除去し
て印刷版とする電子写真式印刷版はすでに多く知られて
いる。
【0005】例えば、特公昭37−17162号公報、
同38−6961号公報、同38−7758号公報、同
41−2426号公報、同46−39405号公報、特
開昭55−16250号公報、同56−107246号
公報、同56−146145号公報、同57−1476
56号公報、同57−161863号公報、同59−1
47335号公報、同59−152456号公報、同6
0−17751号公報、同60−254142号公報等
に記載の電子写真式印刷版が挙げられる。
【0006】特開昭63−97965号公報には、ジス
アゾ系化合物、ペリノン系化合物、オキサジアゾール系
化合物をアルカリ可溶性樹脂に分散させた光導電層を有
する電子写真式印刷版が開示されている。また、特開昭
56−146145号公報には、アルカリ可溶性アクリ
ル系樹脂中に縮合多環キノン顔料、オキサジアゾール化
合物を含有する光導電層を有する電子写真式印刷版が開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電子写真感光体を印刷
版として使用するためには、通常、トナー画像を形成し
た後に、トナー画像部以外の非画像部の光導電層を除去
し、親水面を露出させる必要がある。そのため、電子写
真式印刷版の結合樹脂としてアルカリ性水溶液に溶解す
るか、もしくは膨潤して離脱する樹脂が用いられる。ジ
スアゾ系化合物、ペリノン系化合物、多環キノン系化合
物のような光導電性顔料をアルカリ性水溶液に溶解又は
膨潤する樹脂に含有させた電子写真感光体は、インダク
ション効果を示し、感度が低い。上記の光導電性顔料・
樹脂分散系感光体に電荷輸送物質であるオキサゾール系
化合物、オキサジアゾール系化合物、ヒドラゾン系化合
物を含有させると、インダクション効果が軽減し、感度
は向上する。しかし、これらの電荷輸送物質は、一般に
アルカリ性水溶液に溶解又は膨潤する樹脂との相溶性が
低い。電子写真式印刷版の感度の向上を図るため、光導
電層中に多量の電荷輸送物質を含有させた場合、電荷輸
送物質が経時により分離析出してくるという問題点があ
った。また、光導電層中の電荷輸送物質の含有量が少な
いと十分な感度が得られないという欠点を有していた。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、負帯電
性感光体として可視光領域で高い感度を有する投影露光
に適したアルカリ性水溶液で非画像部の光導電層を除去
し易い電子写真式印刷版を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、導電性基板上に、結着樹脂中に分散された
光導電性顔料を含有する光導電層を有し、これを電子写
真法によりトナー画像を形成した後に、トナー画像部以
外の非画像部の光導電層を除去することにより印刷版と
する電子写真式印刷版において、前記光導電層が(a)
フタロイミド化フタロシアニン系化合物、(b)ペリノ
ン系化合物及び(c)アルカリ可溶性樹脂を含有するこ
とを特徴とする電子写真式印刷版を提供する。
【0010】本発明で使用するフタロイミドメチルフタ
ロシアニン系化合物としては、フタロイミドメチル金属
フタロシアニン及びフタロイミドメチル無金属フタロシ
アニンが挙げられるが、フタロイミドメチル金属フタロ
シアニンがより好ましく用いられる。
【0011】フタロイミドメチル金属フタロシアニンと
しては、金属としてマグネシウム、亜鉛、モリブデン、
マンガン、鉄、コバルト、ニッケル等の化合物を用いる
ことができるが、フタロイミドメチル銅フタロシアニン
が特に好ましい。
【0012】本発明で使用するペリノン系化合物として
は、ピグメントオレンジ43(C.I.No.7110
5)、ピグメントレッド194(C.I.No.711
00)等が挙げられる。
【0013】本発明で使用するアルカリ可溶性樹脂とし
ては、例えば、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、スチ
レン−マレイン酸共重合体、ノボラック型フェノール樹
脂、アクリル酸エステル−メタクリル酸系共重合体、メ
タアクリル酸エステル−アクリル酸系共重合体等が挙げ
られる。
【0014】本発明の印刷版の光導電層は、(a)フタ
ロイミドメチルフタロシアニン系化合物、(b)ペリノ
ン系化合物及び(c)アルカリ可溶性樹脂を含有してな
るものである。
【0015】本発明の(b)成分と(c)成分とからな
る光導電層を導電性基板に設けた電子写真感光体は、光
照射直後の表面電位の減衰に遅れを生ずるインダクショ
ン効果が大きいため感度が低い。(a)フタロイミドメ
チルフタロシアニン系化合物を上記の光導電層に含有さ
せた電子写真感光体は、インダクション効果が小さくな
り感度が著しく向上する。
【0016】従って、本発明のフタロイミドメチルフタ
ロシアニン系化合物は、インダクション効果を軽減し、
電子写真感光体の感度を向上させる増感剤の機能を有す
るものと考えられる。
【0017】また、本発明の(a)及び(b)の化合物
は、水や有機溶剤に不溶性の微粒子顔料であり、(c)
の樹脂はアルカリ性水溶液に完全に溶解するので、本発
明の電子写真式印刷版はアルカリ性水溶液で非画像部の
光導電層を容易に除去することができる。
【0018】また、本発明の光導電層中に、N−エチル
カルバゾール、N−プロピルカルバゾール等のカルバゾ
ール系化合物、2,5ビス(5’−ジエチルアミノフェ
ニル−1’)−1,3,4オキサジアゾール、2,5−
ビス(4’−ジメチルアミノフェニル−1’)−1,
3,4オキサジアゾール等のオキサジアゾール系化合
物、4,4’−ベンジリデンビス(N,N’−ジエチル
−m−トルイジン)等のトリフェニルメタン系化合物等
を光導電層に含有させて使用することもできる。
【0019】本発明の電子写真式印刷版は、例えば、前
記の微細化された(a)〜(b)の化合物を適当な有機
溶剤中に溶解したアルカリ可溶性樹脂の溶液に加え、常
法の分散機(ボールミル、ペイントシェーカー、アトラ
イター、サンドミル等)により均一に分散させ、これを
導電性基板上に、塗布、乾燥することにより作製でき
る。光導電層の塗布には、通常、ロールコーター、ワイ
ヤーバー、ドクターブレード等を用いることができる。
【0020】アルカリ可溶性樹脂を溶解する溶媒として
は、例えば、ベンゼン、トルエンの如き芳香族炭化水素
類;アセトン、メチルエチルケトンの如きケトン類;エ
チルエーテルの如きエーテル類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンの如き環状エーテル類;酢酸エチル、メチル
セロソルブアセテートの如きエステル類が挙げられ、こ
れらのうち一種又は二種以上を用いることができる。
【0021】光導電層の厚さは、1〜20μmの範囲が
好ましく、3〜10μmの範囲が特に好ましい。
【0022】光導電層の厚さが1μmよりも薄いと、感
光体の表面電位が低くなる傾向にあり、トナー現像で画
像部にトナーが少量しか付着しないため、定着してもト
ナー像の完全な被膜が形成されず、画像部に微細な空隙
やピンホールのようなトナーが存在しない部分が生ず
る。そのため、アルカリ性水溶液で感光体の非画像部を
溶解除去して印刷版を作製する際に、アルカリ水溶液が
トナー画像の空隙やピンホールを浸透して画像部の光導
電層が部分的に溶解除去されるので好ましくない。
【0023】また、光導電層が20μmよりも厚いと、
感光体上にはトナー画像の完全な被膜は形成できるが、
アルカリ性水溶液で感光体の非画像部を溶解除去する際
に時間を要するばかりではなく、サイドエッチングによ
り、細線や微細な網点等の画像部の光導電層も除去され
易くなる傾向にあるので好ましくない。
【0024】光導電層中の(a)及び(b)割合は、1
5〜50重量%の範囲が好ましく、20〜40重量%の
範囲が特に好ましい。光導電層中の(a)の割合は0.
1〜8重量%の範囲が好ましく、0.3〜6重量%の範
囲が特に好ましい。光導電層中の(b)の割合は、10
〜45重量%の範囲が好ましく、15〜40重量%の範
囲が特に好ましい。
【0025】本発明の印刷版の支持体には、例えば、ア
ルミニウム等の金属板、又は金属箔、アルミニウム等の
金属を蒸着したプラスチックフィルム、或いは導電処理
を施した紙等が用いられ、これらは親水化処理して使用
される。
【0026】このようにして作製した電子写真式印刷版
の断面図を図1に示した。図1の印刷版は親水化処理さ
れた導電性支持体(A)上に、フタロイミドメチルフタ
ロシアニン系化合物(1)、ペリノン系化合物(2)及
びアルカリ可溶性樹脂(3)中に分散させてなる光導電
層(B)を設けたものである。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。なお、各実施例及び各比較
例中の「部」は、特に断りのない限り、『重量部』を表
わす。
【0028】(実施例1)フタロイミドメチル銅フタロ
シアニン2部、「ホスタパームオレンジGR」(ヘキス
ト社製ペリノン顔料)33部、「RESYN28−29
30」(NationalStarch Chem. 社製カルボキシル化ポ
リ酢酸ビニル)65部をメチルエチケトン50重量%及
びメチルセロソルブ50重量%からなる混合溶剤525
部に溶解した樹脂溶液とを容器に仕込み、ペイントシェ
ーカーを用いて均一に分散して光導電層用塗料を作製し
た。この塗料をワイヤーバーを用い陽極酸化したアルミ
ニウム板上に塗布、乾燥し、光導電層の膜厚5μmの電
子写真式印刷版を作製し、帯電特性と光感度を測定し
た。測定機として「ペーパーアナライザーSP−42
8」(川口電機社製)を使用した。
【0029】暗所で(−)6KVのコロナ帯電電圧を印
刷版表面に印加した直後の感光体の表面電位 V
0(V)、電圧印加中止後、10秒間経過時の印刷版の
表面電位V10(V)を測定し、印刷版の電荷保持能をV
10/V0 の値で評価した。
【0030】帯電した印刷版の表面に白色光光源のタン
グステンランプを用いて露光することにより印刷版の感
度を測定した。光強度を5ルックスとして、露光後の表
面電位が初期表面電位の1/2に減少するのに要する露
光量 E1/2(ルックス・秒)と、露光後の表面電位が初
期表面電位の1/10に減少するのに要する露光量E
1/10(ルックス・秒)と、露光開始後15秒間経過時の
表面電位 VR15(V)を測定し、その結果を第1表にま
とめて示した。
【0031】(比較例1)ホスタパームオレンジGR3
5部、「RESYN28−2930」65部を実施例1
で使用した混合溶剤525部に溶解した樹脂溶液を容器
に仕込み、ペイントシェーカーを用いて光導電層用塗料
を作製した。この塗料を用いて実施例1と同じ膜厚の光
導電層の電子写真式印刷版を作製し、実施例1と同様に
して、その特性を測定し、その結果を第1表に示した。
【0032】(比較例2)ホスタパームオレンジGR2
5部、2,5ビス(4’−ジエチルアミノフェニル−
1’)−1,3,4オキサジアゾール10部、「RES
YN28−2930」65部を実施例1で使用した混合
溶剤525部に溶解した樹脂溶液を容器に仕込み、ペイ
ントシェーカーを用いて光導電層用塗料を作製した。こ
の塗料を用いて実施例1と同じ膜厚の光導電層の電子写
真式印刷版を作製し、実施例1と同様にして、その特性
を測定し、その結果を第1表に示した。
【0033】
【表1】
【0034】この結果から明らかなように、本発明の感
光体は、ペリレン・樹脂分散系感光体、ペリレン・オキ
サジアゾール・樹脂分散系感光体に比較し、インダクシ
ョン効果が極めて小さく、感度が高い。
【0035】(実施例2)フタロイミドメチル銅フタロ
シアニン1部、ホスタパームオレンジGR34部、「R
ESYN28−2930」65部を実施例1で使用した
混合溶剤525部に溶解した樹脂溶液を容器に仕込み、
ペイントシェーカーを用いて光導電層用塗料を作製し
た。この塗料を用いて実施例1と同じ膜厚の感光層の電
子写真式印刷版を作製し、実施例1と同様にしてその特
性を測定し、その結果を第2表に示した。
【0036】
【表2】
【0037】(実施例3〜5)実施例1において、第3
表に記載した配合組成を用いた以外は、実施例1と同様
にして電子写真式印刷版を作製し、これらの特性を測定
し、結果を第4表に示した。
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】いずれの電子写真式印刷版もインダクショ
ン効果が小さく、良好な感度を示した。また、光導電層
中のフタロイミドメチル銅フタロシアニンの含有量が増
加すると電荷保持能が低下する傾向が認められた。
【0041】(実施例6)フタロイミドメチル銅フタロ
シアニン4部、ホスタパームオレンジGR16部、「R
ESYN28−2930」80部を実施例1で使用した
混合溶剤400部に溶解した樹脂溶液を容器に仕込み、
ペイントシェーカーを用いて光導電層用塗料を作製し
た。この塗料を用いて実施例1と同じ膜厚の光導電層の
電子写真式印刷版を作製し、実施例1と同様な方法で負
帯電及び正帯電での特性を測定し、結果を第5表に示し
た。
【0042】
【表5】
【0043】実施例1〜5の光導電層組成に比較し、イ
ミドメチル銅フタロシアニンの含有量が多く、ペリノン
系化合物の含有量の少ない光導電層を有する本発明の電
子写真式印刷版は、負帯電では電荷保持性が低いが、正
帯電で電荷保持性が高く、半減露光量が10ルックス・
Sec以下の実用に供し得る感度を示した。
【0044】(実施例7)実施例1〜5で作製した電子
写真式印刷版に、ハロゲンランプを光源とした投影露光
型製版機「AZ−DTK製版機カメラ」(大日本インキ
化学工業(株)製)と液体現像剤「CBR−310」
(大日本インキ化学工業(株)製)を用いて帯電、露
光、液体現像、定着の操作によりトナー画像を形成させ
た。
【0045】その後、アルカリ現像液「デコーティング
ソリューション872」(ポリクローム社製)を水で1
2倍に希釈したアルカリ水溶液を用いてトナーの付着し
ていない非画像部分の光導電層を溶解除去することによ
りトナー画像を画線部として残した平版印刷版を作製し
た。
【0046】この平版印刷版を用いてオフセット印刷を
行なったところ、5万枚印刷後もなお鮮明な印刷物を得
ることができた。
【0047】
【発明の効果】本発明の電子写真式印刷版は、少なくと
も(a)フタロイミドメチルフタロシアニン系化合物、
(b)ペリノン系化合物及び(c)アルカリ可溶性樹脂
を含有する光導電層を導電性基板上に設けたものであ
り、負帯電感光体として可視光領域において高い感度を
有し、アルカリ性水溶液で非画像部の光導電層を除去し
易い特徴を有する。また、正帯電感光体としても可視領
域において実用感度を有するものである。
【0048】従って、本発明の印刷版は、投影露光方式
の電子写真製版システムの印刷版として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真式印刷版の例の断面図を示し
たものである。
【符号の説明】
A 導電性支持体 B 光導電層 1 フタロイミドメチルフタロシアニン系化合物 2 ペリノン系化合物 3 アルカリ可溶性樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板上に光導電層を設けた電子写
    真感光体上に、トナー画像を形成した後に、トナー画像
    部以外の非画像部の光導電層を除去することにより印刷
    版とする電子写真式印刷版において、前記光導電層が (a)フタロイミドメチルフタロシアニン系化合物、 (b)ペリノン系化合物 及び (c)アルカリ可溶性樹脂 を含有することを特徴とする電子写真式印刷版。
  2. 【請求項2】 フタロイミドメチルフタロシアニン系化
    合物がフタロイミドメチル金属フタロシアニンである請
    求項1記載の電子写真式印刷版。
  3. 【請求項3】 フタロイミドメチル金属フタロシアニン
    がフタロイミドメチル銅フタロシアニンである請求項2
    記載の電子写真式印刷版。
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