JPH0560022B2 - - Google Patents

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JPH0560022B2
JPH0560022B2 JP1493287A JP1493287A JPH0560022B2 JP H0560022 B2 JPH0560022 B2 JP H0560022B2 JP 1493287 A JP1493287 A JP 1493287A JP 1493287 A JP1493287 A JP 1493287A JP H0560022 B2 JPH0560022 B2 JP H0560022B2
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JP
Japan
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cable
membrane
joining
presser foot
joint
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JP1493287A
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JPS63181871A (ja
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Yoshiteru Iwasa
Yoshio Tanno
Yasushi Nakanishi
Hideyuki Narita
Akira Okada
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、空気膜構造における膜材の接合装置
に係り、やや詳しくは、ケーブル補強空気膜構造
の施工に際し、デフレートさせて組立てた膜屋根
を安全にインフレートさせ得るようにした膜材の
接合装置に関するものである。
「従来の技術」 ケーブル補強空気膜構造とは、例えば第6図に
示すように、建物周辺に設けたコンプレツシヨン
リング1から建物規模に合わせてケーブル2…を
張り渡し、そのケーブル2…間に膜材3…を張り
めぐらして膜屋根を構成し、該膜屋根の単位面積
当たりの重量よりも大きい圧力(例えば25Kg/
m2)を室にかけて当該膜屋根を空気圧で支える構
造である。
そして、上記構造において、膜材3…の張設
は、通常ケーブル2で囲成される面積に裁断の膜
材3の端部間をケーブル2線上でジヨイント処理
することでなされる。
上記ジヨイントは、例えば第7図に示すよう
に、ケーブル2に所定間隔をもつてUボルト4及
び押えプレート5を取り付けると共に、該押えプ
レート5を大型アルミチヤンネル6に差込み固定
して該大型アルミチヤンネル6を膜材ジヨイント
用のプレート部となし、このプレート部上にてロ
ープエツジ7,7を有した膜材3,3の端部をア
ルミ金物8,8でボルトにて押え付けることによ
り、膜材3をケーブル2に対して止着してなるも
のである。なお、第7図中9はガスケツト、10
は防水用ネオプレンゴム、11は結露受けをそれ
ぞれ示す。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、このような従来の空気膜構造にあつ
ては、第5図に示すように、デフレートさせて組
立てた膜屋根をインフレートさせようとすると、
一点鎖線及び二点鎖線で示すような変形モードが
発生する。
このモードは、理論的には不安定な状態で、万
一二点鎖線で示すような好ましくないモードが発
生すると即ち、ケーブル2が局部的にキンク(第
5図中イの部分)したりすると、前述した膜材3
のジヨイント構造から明らかなように、ケーブル
2と膜材3とが同一水平面上で接合していない、
即ち膜材3端部のプレート部に対する接合位置が
ケーブル2の中心線から上方へオフセツトされて
いる場合、ケーブル2の変形に対し膜材3に拘束
応力が発生し、場合によつては膜材の破損等に至
るという問題があつた。
そこで、本発明は、空気膜構造において、デフ
レートさせて組立てた膜屋根を、ケーブルにおけ
る局部的なキンクの発生による膜材の損傷もなく
安全にかつ容易にインフレートさせることができ
る膜材の接合装置を提供しようとするものであ
り、併せて、膜材の接合端部を各部一様に的確に
かつ容易に保持させることができるようにしよう
とするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的達成のため、本発明は、隣接する膜材
の接合端部相互を、ケーブルを介して接合させる
ケーブル補強の空気膜構造において、ケーブルに
沿つて配列する接合金物として、前記ケーブルの
下半部に嵌める樋形で断面半円弧の円弧状基板部
の両側にフランジ板部を水平に突設した所定長さ
の下金物を設け、該下金物を前記ケーブルの下半
部に嵌合させると共に、そのケーブルを跨ぐUボ
ルトで適宜に緊結固定させ、また、前記両側のフ
ランジ板部上にそれぞれボルト・ナツトで締め付
けられる押え金物を添えて、該押え金物とそのフ
ランジ板部とで隣接する膜材の接合端部をそれぞ
れ挟持し、該膜材の接合端部にはロープエツジを
設けて、該ロープエツジを前記押え金物の内縁で
抜け止めしたことを特徴とする。
「作用」 上記接合方法によれば、膜屋根のインフレート
中においては、膜材とケーブルとの同一水平面上
での接合により、ケーブルの変形に対して膜材が
十分に追従することができ、これにより膜屋根に
損傷が生じることなくインフレートする。
「実施例」 以下添付図面に基づいて、本発明の一実施例を
説明する。
第1図及び第2図に示すように、より線からな
るケーブル20には、予め、その軸線方向に接合
金物としての所定長さの下金物21が一列に配列
されて取着され、この下金物21に、相互に隣接
する膜材22,22の各接合端部が接合されてい
る。
上記下金物21は、丁度ケーブル20の下半部
を収容する大きさの円弧状基板部21aの両端か
らフランジ板部21b,21bを横外方に延出し
てなるものであり、第1図及び第2図のように、
ケーブル20の下側へ水平に配した後、この下金
物21にUボルト23を上方からケーブル20を
跨いでネジ結合させることにより、ケーブル20
に取着されるようになつている。
また、両膜材22,22は、その各接合端部
が、上記ケーブル20の両側方に位置して対向す
るように、下金物21のフランジ板部21b,2
1b上に、ゴム製プレート24、押え金物25及
びゴム製防水カバー26を介してそれぞれボルト
27及びナツト28で締結されるものである。
上記膜材22の接合端縁にはロープエツジ29
が形成されている。また、上記ゴム製プレート2
4及び防水カバー26は、ある長さ毎に間隙をも
つた下金物21及び押え金物25に跨つて架設さ
れると共に、ケーブル20の軸線方向へ連続に配
設されるものである。さらに、ゴム製防水カバー
26は、一側半部26aと他側半部26bとに分
割形成され、一側半部26aの先端縁に付設の係
合突条30aが、他側半部26bの先端縁に設け
た嵌合凹部30b内へ、ケーブル20上方にて着
脱自在でかつ水密に嵌合されてなるものである。
次に、ケーブル20,20の交点部では、第3
図に示すような接合金物としてのレベル調整プレ
ート31が用いられる。
即ち、上記レベル調整プレート31は、下金物
状部32a,32bを相互に90度離間させた状態
で円弧状の弾性板部32cにより一体結合してな
るものであり、第3図のように、下金物状部32
aを上部ケーブル20の下側へ、また下金物状部
32bを下部ケーブル20の下側へそれぞれ水平
に配した後、上記両下金物状部32a,32bに
複数のUボルト23…を上方からケーブル20,
20を跨いでネジ結合させることにより、両ケー
ブル20,20に一体に取着されるようになつて
いる。
そして、膜材22は、そのコーナ部を上記レベ
ル調整プレート31上に載置させて、押え金物2
5、ゴム製防水カバー26(以上第1図及び第2
図参照)等を介して上述したと同様の方法でレベ
ル調整プレート31にボルト締めされる。
なお、第3図中33a,33bは交点クランプ
部材をそれぞれ示す。また、上記レベル調整プレ
ート31は、ケーブル20,20の交点部におい
て、対称な位置に二つ配設すれば良いことは自明
である。さらに、上記交点部には、第4図に示す
ように、膜材22…接合後に化粧カバー34が水
密に配設される。
このようにして、本実施例では下金物21及び
レベル調整プレート31等の接合金物を用いるこ
とにより、膜材22と上記接合金物21,31と
の接合レベルをケーブル20の中心線を通る水平
面上へ容易に位置決めすることができる。
「発明の効果」 本発明によれば、接合金物として、ケーブルの
下半部に嵌める樋形で断面半円弧の円弧状基板部
の両側にフランジ板部を水平に突設した下金物を
用い、これをケーブルの下半部に嵌合させてUボ
ルトで適宜に緊結固定させるので、ケーブルと下
金物は的確に一体化させることができて、下金物
の両側のフランジ板部にはどの箇所でもケーブル
に対して一定のレベルを維持させることができる
と共に、ケーブル方向における両者の位置ずれを
無くすことができ、また、かかる下金物の両側の
フランジ板部と、両フランジ板部上にてそれぞれ
ボルト・ナツトで締め付けられる押え金物とで、
隣接する各膜材の薄い接合端部を挟持するので、
隣接する各膜材の接合端部は、どの箇所でもケー
ブルの中心線を通る同一水平面上にて相互に近接
させて接合することができ、したがつて、インフ
レート中には、膜材をケーブルの変形に十分に追
従させてかつ伸び縮みの歪み極力少なく一体的に
無理なく変形させることができ、もつて、膜屋根
の良好なインフレートモードが得られ、ケーブル
における局部的なキンクの発生による膜材の損傷
を回避でき、そして、そのインフレート施工を安
全にかつ容易に遂行できる。
勿論、膜材の接合端部にはロープエツジを設け
て、該ロープエツジを前記押え金物の内縁で抜け
止めするので、膜材の接合端部は各部にて一様に
的確に保持させることができ、しかも、その組み
付けは容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す膜材ジヨイン
ト部の一部切欠き平面図、第2図は同じく膜材ジ
ヨイント部の縦断面図、第3図はケーブルの交点
部における膜材ジヨイント部の施工中の斜視図、
第4図は同じく交点部の施工後の斜視図、第5図
は膜屋根のインフレートモードの説明図、第6図
は空気膜構造の全体平面図、第7図は従来の膜材
ジヨイント部の縦断面図である。 20……ケーブル、21……下金物、22……
膜材、31……レベル調整プレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 隣接する膜材の接合端部相互を、ケーブルを
    介して接合させるケーブル補強の空気膜構造にお
    いて、ケーブルに沿つて配列する接合金物とし
    て、前記ケーブルの下半部に嵌める樋形で断面半
    円弧の円弧状基板部の両側にフランジ板部を水平
    に突設した所定長さの下金物を設け、該下金物を
    前記ケーブルの下半部に嵌合させると共に、その
    ケーブルを跨ぐUボルトで適宜に緊結固定させ、
    また、前記両側のフランジ板部上にそれぞれボル
    ト・ナツトで締め付けられる押え金物を添えて、
    そのフランジ板部と押え金物とで隣接する膜材の
    接合端部をそれぞれ挟持し、該膜材の接合端部に
    はロープエツジを設けて、該ロープエツジを前記
    押え金物の内縁で抜け止めしたことを特徴とする
    空気膜構造における膜材の接合装置。
JP1493287A 1987-01-23 1987-01-23 空気膜構造における膜材の接合装置 Granted JPS63181871A (ja)

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JP1493287A JPS63181871A (ja) 1987-01-23 1987-01-23 空気膜構造における膜材の接合装置

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JPS63181871A JPS63181871A (ja) 1988-07-27
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JPH05125861A (ja) * 1991-11-05 1993-05-21 Ohbayashi Corp 屋根膜のケーブル支持構造
JPH05179838A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Ohbayashi Corp 膜体の接続構造
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