JPH05141129A - 屋根膜の取付方法 - Google Patents
屋根膜の取付方法Info
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- JPH05141129A JPH05141129A JP32834791A JP32834791A JPH05141129A JP H05141129 A JPH05141129 A JP H05141129A JP 32834791 A JP32834791 A JP 32834791A JP 32834791 A JP32834791 A JP 32834791A JP H05141129 A JPH05141129 A JP H05141129A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根膜を構成する各部品を現場で組み立てて
取り付けることにより、屋根膜の運搬を容易にする。 【構成】 屋根膜14を外膜14aおよび内膜14bで
二重膜構造として構成する。ケーブル20を一次ケーブ
ル20aと二次ケーブル20bとで構成する。床面18
に内膜14bの膜片32を敷設する。各膜片32間に二
次ケーブル20bおよび一次ケーブル20aを配索す
る。膜片32の外側に外膜14aの膜片42を敷設す
る。一次ケーブル20aに取り付けた連結金具44の係
止片46に膜片32両端のフック34を掛止する。連結
金具44の下側に設けた係止片48に二次ケーブル20
bのフック38を掛止する。膜片42の各端部を連結金
具44に植設したボルト50,50に連結する。膜片3
2に取り付けた継手膜36の各先端部を、二次ケーブル
20bの下側に垂設したボルト52に連結する。
取り付けることにより、屋根膜の運搬を容易にする。 【構成】 屋根膜14を外膜14aおよび内膜14bで
二重膜構造として構成する。ケーブル20を一次ケーブ
ル20aと二次ケーブル20bとで構成する。床面18
に内膜14bの膜片32を敷設する。各膜片32間に二
次ケーブル20bおよび一次ケーブル20aを配索す
る。膜片32の外側に外膜14aの膜片42を敷設す
る。一次ケーブル20aに取り付けた連結金具44の係
止片46に膜片32両端のフック34を掛止する。連結
金具44の下側に設けた係止片48に二次ケーブル20
bのフック38を掛止する。膜片42の各端部を連結金
具44に植設したボルト50,50に連結する。膜片3
2に取り付けた継手膜36の各先端部を、二次ケーブル
20bの下側に垂設したボルト52に連結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根膜が外壁間に架設
されるケーブルに支持されるようになった屋根膜の取付
方法に関する。
されるケーブルに支持されるようになった屋根膜の取付
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ドーム等の無柱構造となった大空
間施設の屋根を膜屋根として構築するものが出現してい
る。この膜屋根構造は大空間施設を取り囲む外壁の上端
部を、防水性の可撓膜で形成された屋根膜で覆うように
なっている。前記屋根膜は、施設内部に空気を注入する
ことによりインフレート(膨脹)し、このインフレート
状態で中央部が膨出したドーム状の屋根が構成される。
また、前記屋根膜は風等の影響でフラッタリングされる
のを防止するために、通常、対向する外壁間に架設され
たケーブルに支持されるようになっている。
間施設の屋根を膜屋根として構築するものが出現してい
る。この膜屋根構造は大空間施設を取り囲む外壁の上端
部を、防水性の可撓膜で形成された屋根膜で覆うように
なっている。前記屋根膜は、施設内部に空気を注入する
ことによりインフレート(膨脹)し、このインフレート
状態で中央部が膨出したドーム状の屋根が構成される。
また、前記屋根膜は風等の影響でフラッタリングされる
のを防止するために、通常、対向する外壁間に架設され
たケーブルに支持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の膜屋根構造物にあっては、大空間施設の全体を屋
根膜で連続して覆う必要があるため、この屋根膜はその
面積が著しく広いものとなる。このため、前記大空間施
設の施工時に前記屋根膜を工場で製作して現場に搬入し
ようとした場合、屋根膜を折り畳んだ場合にもこれが著
しく嵩張ることになり、その運搬が容易でなくなる。特
に、前記屋根膜に断熱材を取り付けて断熱膜屋根とした
場合とか、また、工場において予めケーブルを屋根膜に
取り付けた場合には、屋根膜が更に嵩張ることになり、
その運搬が著しく困難になってしまうという課題があっ
た。
従来の膜屋根構造物にあっては、大空間施設の全体を屋
根膜で連続して覆う必要があるため、この屋根膜はその
面積が著しく広いものとなる。このため、前記大空間施
設の施工時に前記屋根膜を工場で製作して現場に搬入し
ようとした場合、屋根膜を折り畳んだ場合にもこれが著
しく嵩張ることになり、その運搬が容易でなくなる。特
に、前記屋根膜に断熱材を取り付けて断熱膜屋根とした
場合とか、また、工場において予めケーブルを屋根膜に
取り付けた場合には、屋根膜が更に嵩張ることになり、
その運搬が著しく困難になってしまうという課題があっ
た。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、屋根膜を構成する各部品を現場で組み立てて取り付
けることにより、屋根膜の運搬を容易にすることができ
る屋根膜の取付方法を提供することを目的とする。
て、屋根膜を構成する各部品を現場で組み立てて取り付
けることにより、屋根膜の運搬を容易にすることができ
る屋根膜の取付方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の第1の取付方法は、大空間施設の対向する
外壁間に、インフレート,デフレート可能に張架される
屋根膜を備え、この屋根膜がこれら外壁間に架設される
ケーブルを介して支持される屋根膜の取付方法におい
て、屋根膜を構成する複数の膜片をそれぞれ大空間施設
の床面に敷設すると共に、これら各膜片間にケーブルを
配索し、各膜片の端部同志を互いに接続すると共に、こ
の接続部分にケーブルを取り付ける。
めに本発明の第1の取付方法は、大空間施設の対向する
外壁間に、インフレート,デフレート可能に張架される
屋根膜を備え、この屋根膜がこれら外壁間に架設される
ケーブルを介して支持される屋根膜の取付方法におい
て、屋根膜を構成する複数の膜片をそれぞれ大空間施設
の床面に敷設すると共に、これら各膜片間にケーブルを
配索し、各膜片の端部同志を互いに接続すると共に、こ
の接続部分にケーブルを取り付ける。
【0006】また、かかる目的を達成するために本発明
の第2の取付方法は、大空間施設の対向する外壁間に、
インフレート,デフレート可能に張架され、外膜および
内膜により二重膜構造として構成される屋根膜を備え、
この屋根膜がこれら外壁間に架設される一次ケーブルお
よび二次ケーブルを介して支持される屋根膜の取付方法
において、内膜を構成する複数の膜片をそれぞれ大空間
施設の床面に敷設すると共に、これら各膜片間に第2ケ
ーブルを配索し、この第2ケーブルにそれぞれ対応して
これの外側に第1ケーブルを配索すると共に、内膜の膜
片の外側に外膜を構成する複数の膜片を敷設し、内膜の
膜片と外膜の膜片との対応する端部同志を接続すると共
に、内膜の膜片の端部同志および外膜の膜片の端部同志
をそれぞれ接続し、これら接続部分に第1ケーブルを取
り付けると共に、この第1ケーブルに二次ケーブルを取
り付けたことを特徴とする屋根膜の取付方法。
の第2の取付方法は、大空間施設の対向する外壁間に、
インフレート,デフレート可能に張架され、外膜および
内膜により二重膜構造として構成される屋根膜を備え、
この屋根膜がこれら外壁間に架設される一次ケーブルお
よび二次ケーブルを介して支持される屋根膜の取付方法
において、内膜を構成する複数の膜片をそれぞれ大空間
施設の床面に敷設すると共に、これら各膜片間に第2ケ
ーブルを配索し、この第2ケーブルにそれぞれ対応して
これの外側に第1ケーブルを配索すると共に、内膜の膜
片の外側に外膜を構成する複数の膜片を敷設し、内膜の
膜片と外膜の膜片との対応する端部同志を接続すると共
に、内膜の膜片の端部同志および外膜の膜片の端部同志
をそれぞれ接続し、これら接続部分に第1ケーブルを取
り付けると共に、この第1ケーブルに二次ケーブルを取
り付けたことを特徴とする屋根膜の取付方法。
【0007】更に、かかる第1および第2の取付方法に
あって、膜片の敷設工程で断熱材を取り付けることが望
ましい。
あって、膜片の敷設工程で断熱材を取り付けることが望
ましい。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明の屋根膜の第1の取付
方法にあっては、屋根膜を構成する複数の膜片をそれぞ
れ大空間施設の床面に敷設すると共に、これら各膜片間
にケーブルを配索し、各膜片の端部同志を互いに接続す
ると共に、この接続部分にケーブルを取り付けるように
したので、屋根膜を構成する各部品を現場において簡単
に組み立てることができる。従って、前記屋根膜は工場
でその組み立てを完成すること無く、各部品を個別にし
て現場に搬入できるため、その運搬を容易にすることが
できる。
方法にあっては、屋根膜を構成する複数の膜片をそれぞ
れ大空間施設の床面に敷設すると共に、これら各膜片間
にケーブルを配索し、各膜片の端部同志を互いに接続す
ると共に、この接続部分にケーブルを取り付けるように
したので、屋根膜を構成する各部品を現場において簡単
に組み立てることができる。従って、前記屋根膜は工場
でその組み立てを完成すること無く、各部品を個別にし
て現場に搬入できるため、その運搬を容易にすることが
できる。
【0009】また、本発明の屋根膜の第2の取付方法に
あっては、屋根膜を外膜および内膜により二重膜構造と
して構成すると共に、ケーブルを一次ケーブルと二次ケ
ーブルとで構成したものに本発明を適用したもので、内
膜を構成する複数の膜片をそれぞれ床面に敷設すると共
に、これら各膜片間に第2ケーブルを配索し、この第2
ケーブルにそれぞれ対応してこれの外側に第1ケーブル
を配索すると共に、内膜の膜片の外側に外膜を構成する
複数の膜片を敷設し、内膜の膜片と外膜の膜片との対応
する端部同志を接続すると共に、内膜の膜片の端部同志
および外膜の膜片の端部同志をそれぞれ接続し、これら
接続部分に第1ケーブルを取り付けると共に、この第1
ケーブルに二次ケーブルを取り付けることにより、前記
第1の取付方法と同様に屋根膜を現場で組み立てること
ができる。従って、この第2の取付方法にあっても屋根
膜の運搬を容易にできると共に、この屋根膜を二重膜構
造としたので断熱効果を高め、かつ、ケーブルを一次ケ
ーブルと二次ケーブルとで構成したので、一方のケーブ
ルを屋根膜のインフレート時の支持に用い、他方のケー
ブルをデフレート時の屋根膜垂れ下がりの規制用として
用いることにより、災害発生時の安全性を向上すること
ができる。
あっては、屋根膜を外膜および内膜により二重膜構造と
して構成すると共に、ケーブルを一次ケーブルと二次ケ
ーブルとで構成したものに本発明を適用したもので、内
膜を構成する複数の膜片をそれぞれ床面に敷設すると共
に、これら各膜片間に第2ケーブルを配索し、この第2
ケーブルにそれぞれ対応してこれの外側に第1ケーブル
を配索すると共に、内膜の膜片の外側に外膜を構成する
複数の膜片を敷設し、内膜の膜片と外膜の膜片との対応
する端部同志を接続すると共に、内膜の膜片の端部同志
および外膜の膜片の端部同志をそれぞれ接続し、これら
接続部分に第1ケーブルを取り付けると共に、この第1
ケーブルに二次ケーブルを取り付けることにより、前記
第1の取付方法と同様に屋根膜を現場で組み立てること
ができる。従って、この第2の取付方法にあっても屋根
膜の運搬を容易にできると共に、この屋根膜を二重膜構
造としたので断熱効果を高め、かつ、ケーブルを一次ケ
ーブルと二次ケーブルとで構成したので、一方のケーブ
ルを屋根膜のインフレート時の支持に用い、他方のケー
ブルをデフレート時の屋根膜垂れ下がりの規制用として
用いることにより、災害発生時の安全性を向上すること
ができる。
【0010】更に、かかる第1および第2の取付方法に
あって、膜片の敷設工程で断熱材を取り付けることによ
り、屋根膜を断熱膜屋根として構成することができ、そ
の断熱効果を著しく向上することができる。また、前記
断熱材も個別に現場に搬入することができるため、同様
にその運搬が容易になる。
あって、膜片の敷設工程で断熱材を取り付けることによ
り、屋根膜を断熱膜屋根として構成することができ、そ
の断熱効果を著しく向上することができる。また、前記
断熱材も個別に現場に搬入することができるため、同様
にその運搬が容易になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1から図3は本発明にかかる屋根膜の取付
方法の一実施例を示し、図1は本発明が適用される大空
間施設の断面を示す概略構成図、図2(A),(B),
(C),(D),(E)は屋根膜の施工を順を追って示
す工程図、図3(A),(B),(C),(D),
(E)は屋根膜を構成する膜片同志の接続および屋根膜
とケーブルとの取り付けを順を追って示す工程図であ
る。
説明する。図1から図3は本発明にかかる屋根膜の取付
方法の一実施例を示し、図1は本発明が適用される大空
間施設の断面を示す概略構成図、図2(A),(B),
(C),(D),(E)は屋根膜の施工を順を追って示
す工程図、図3(A),(B),(C),(D),
(E)は屋根膜を構成する膜片同志の接続および屋根膜
とケーブルとの取り付けを順を追って示す工程図であ
る。
【0012】即ち、図1に示した大空間施設は人工スキ
ー場10として用いたもので、両側に図中紙面表裏方向
に連続する外壁12,12が構築され、これら外壁1
2,12の上端部間に屋根膜14が張架される。そし
て、前記外壁12,12および屋根膜14で構成される
大空間部16の床面18は、外壁12,12の延設方向
(図中紙面直角方向)に連続して傾斜され、この傾斜さ
れた床面18に人工雪を積もらせてその積雪上を滑走で
きるようになっている。前記屋根膜14は、外膜14a
と内膜14bとによって二重膜構造として構成される。
ー場10として用いたもので、両側に図中紙面表裏方向
に連続する外壁12,12が構築され、これら外壁1
2,12の上端部間に屋根膜14が張架される。そし
て、前記外壁12,12および屋根膜14で構成される
大空間部16の床面18は、外壁12,12の延設方向
(図中紙面直角方向)に連続して傾斜され、この傾斜さ
れた床面18に人工雪を積もらせてその積雪上を滑走で
きるようになっている。前記屋根膜14は、外膜14a
と内膜14bとによって二重膜構造として構成される。
【0013】また、対向する前記外壁12,12間には
ケーブル20が架設され、このケーブル20によって前
記屋根膜14が支持される。前記ケーブル20はそれぞ
れ対を成して内外方向(尚、内,外の方向は大空間部1
6を中心とした方向を示す。以下同様)に配置される一
次ケーブル20aと二次ケーブル20bとによって構成
される。尚、図1中実線状態では大空間部16の内部に
空気が注入されて、屋根膜14がインフレートされた状
態を示し、また、2点鎖線状態では内部の空気圧が排除
されてデフレートされた状態を示す。
ケーブル20が架設され、このケーブル20によって前
記屋根膜14が支持される。前記ケーブル20はそれぞ
れ対を成して内外方向(尚、内,外の方向は大空間部1
6を中心とした方向を示す。以下同様)に配置される一
次ケーブル20aと二次ケーブル20bとによって構成
される。尚、図1中実線状態では大空間部16の内部に
空気が注入されて、屋根膜14がインフレートされた状
態を示し、また、2点鎖線状態では内部の空気圧が排除
されてデフレートされた状態を示す。
【0014】前記外壁12,12の外側には機械室22
およびリフト室24が設けられ、機械室22には空調
機,人工造雪機およびスノーガン等が設置される。
およびリフト室24が設けられ、機械室22には空調
機,人工造雪機およびスノーガン等が設置される。
【0015】前記屋根膜14を二重膜構造として構成す
る外膜14aおよび内膜14bはそれぞれ可撓性膜で形
成され、特に外膜14aは耐水性を有する可撓性膜で形
成される。また、前記外膜14aと内膜14bとは、多
数の連結膜26を介して適宜間隔を設けて連結されると
共に、これら外膜14aと内膜14bとの間に後述する
断熱材30が介在され、前記屋根膜14は断熱膜屋根と
して構成される。
る外膜14aおよび内膜14bはそれぞれ可撓性膜で形
成され、特に外膜14aは耐水性を有する可撓性膜で形
成される。また、前記外膜14aと内膜14bとは、多
数の連結膜26を介して適宜間隔を設けて連結されると
共に、これら外膜14aと内膜14bとの間に後述する
断熱材30が介在され、前記屋根膜14は断熱膜屋根と
して構成される。
【0016】前記一次ケーブル20aおよび前記二次ケ
ーブル20bは、前記外膜14aと前記内膜14bとの
間に配置され、一次ケーブル20aは外膜14aの内側
(内膜14b側)に沿って配索されると共に、二次ケー
ブル20bは内膜14bの外側(外膜14a側)に沿っ
て配索される。そして、前記一次ケーブル20aの長さ
を、インフレート状態にある外膜14aの膨出形状に略
沿った長さに設定し、これら一次ケーブル20aと外膜
14aとを後述する連結金具44(図3参照)を介して
結合する。一方、前記二次ケーブル20bを前記一次ケ
ーブル20aより短く形成し、屋根膜14がデフレート
された時に、この屋根膜14を床面18より所定高さh
に吊持する長さに設定する。尚、本実施例では所定高さ
hを略3m程度とする。また、前記二次ケーブル20b
は前記連結金具44の下側に取り付けるようになってい
る。
ーブル20bは、前記外膜14aと前記内膜14bとの
間に配置され、一次ケーブル20aは外膜14aの内側
(内膜14b側)に沿って配索されると共に、二次ケー
ブル20bは内膜14bの外側(外膜14a側)に沿っ
て配索される。そして、前記一次ケーブル20aの長さ
を、インフレート状態にある外膜14aの膨出形状に略
沿った長さに設定し、これら一次ケーブル20aと外膜
14aとを後述する連結金具44(図3参照)を介して
結合する。一方、前記二次ケーブル20bを前記一次ケ
ーブル20aより短く形成し、屋根膜14がデフレート
された時に、この屋根膜14を床面18より所定高さh
に吊持する長さに設定する。尚、本実施例では所定高さ
hを略3m程度とする。また、前記二次ケーブル20b
は前記連結金具44の下側に取り付けるようになってい
る。
【0017】前記屋根膜14は図2の(A)から(E)
に示す工程をもって外壁12,12間に張架される。即
ち、前記図2(A)から(E)は図1に対応した概略断
面としてそれぞれ示し、まず、図2(A)に示すように
断熱材30を外側面に取り付けた内膜14bを床面18
全体に敷設して、この内膜14bの両端部を外壁12,
12の中間高さ部分に仮止めする。そして、図2(B)
に示すように前記内膜14bの上面に二次ケーブル20
bを配索し、この二次ケーブル20bの両端部を、外壁
12,12の上端部内側面に係止する。
に示す工程をもって外壁12,12間に張架される。即
ち、前記図2(A)から(E)は図1に対応した概略断
面としてそれぞれ示し、まず、図2(A)に示すように
断熱材30を外側面に取り付けた内膜14bを床面18
全体に敷設して、この内膜14bの両端部を外壁12,
12の中間高さ部分に仮止めする。そして、図2(B)
に示すように前記内膜14bの上面に二次ケーブル20
bを配索し、この二次ケーブル20bの両端部を、外壁
12,12の上端部内側面に係止する。
【0018】次に、図2(C)に示すように前記二次ケ
ーブル20bの外側に一次ケーブル20aを配索し、更
に、この一次ケーブル20aの外側に外膜14aを敷設
する。そして、前記一次ケーブル20aの両端部および
前記外膜14aの両端部を、前記二次ケーブル20bの
係止部より上方となる外壁12,12の上端に固定す
る。このとき、前記一次ケーブル20aの長さは、上述
したようにインフレート状態にある外膜14aの膨出形
状に略沿った長さに設定される。
ーブル20bの外側に一次ケーブル20aを配索し、更
に、この一次ケーブル20aの外側に外膜14aを敷設
する。そして、前記一次ケーブル20aの両端部および
前記外膜14aの両端部を、前記二次ケーブル20bの
係止部より上方となる外壁12,12の上端に固定す
る。このとき、前記一次ケーブル20aの長さは、上述
したようにインフレート状態にある外膜14aの膨出形
状に略沿った長さに設定される。
【0019】次に、図2(D)に示すように前記二次ケ
ーブル20bを前記一次ケーブル20aと略平行となる
ように引き上げると共に、内膜14bの両端部をこの二
次ケーブル20bの係止部近傍に固定する。そして、こ
の状態で大空間部16内に空気を注入して屋根膜14を
インフレートさせる。図2(E)は屋根膜14がインフ
レート完了された状態を示し、このようにインフレート
された時点で前記二次ケーブル20bを更に引っ張って
緊張させた状態で固定する。このとき、二次ケーブル2
0bは前記一次ケーブル20aより短くなり、図1に示
したように屋根膜14がデフレートされた時に、この屋
根膜14を床面18より所定高さhに吊持することがで
きる。
ーブル20bを前記一次ケーブル20aと略平行となる
ように引き上げると共に、内膜14bの両端部をこの二
次ケーブル20bの係止部近傍に固定する。そして、こ
の状態で大空間部16内に空気を注入して屋根膜14を
インフレートさせる。図2(E)は屋根膜14がインフ
レート完了された状態を示し、このようにインフレート
された時点で前記二次ケーブル20bを更に引っ張って
緊張させた状態で固定する。このとき、二次ケーブル2
0bは前記一次ケーブル20aより短くなり、図1に示
したように屋根膜14がデフレートされた時に、この屋
根膜14を床面18より所定高さhに吊持することがで
きる。
【0020】ところで、前記屋根膜14は著しく大型化
されることから、複数の膜片を互いに接続して屋根膜1
4の全体が構成される。従って、前記図2に示した工程
を経て屋根膜14を取り付ける際、図3に示す工程を経
て前記各膜片同志の接続および屋根膜14とケーブル2
0との取り付けが行われる。
されることから、複数の膜片を互いに接続して屋根膜1
4の全体が構成される。従って、前記図2に示した工程
を経て屋根膜14を取り付ける際、図3に示す工程を経
て前記各膜片同志の接続および屋根膜14とケーブル2
0との取り付けが行われる。
【0021】即ち、図3(A)の工程では床面に内膜1
4bを構成する膜片32,32…を敷設する。尚、これ
ら各膜片32,32…には断熱材30が取り付けられて
いる。また、各膜片32,32…の端部にはフック34
が固定されると共に、その端部から適宜距離Lをもって
継手膜36がそれぞれ取り付けられている。そして、図
3(B)の工程では、各膜片32,32間に二次ケーブ
ル20bが配索される。この二次ケーブル20bには、
上端部にフック38を有する金具40が取り付けられて
いる。
4bを構成する膜片32,32…を敷設する。尚、これ
ら各膜片32,32…には断熱材30が取り付けられて
いる。また、各膜片32,32…の端部にはフック34
が固定されると共に、その端部から適宜距離Lをもって
継手膜36がそれぞれ取り付けられている。そして、図
3(B)の工程では、各膜片32,32間に二次ケーブ
ル20bが配索される。この二次ケーブル20bには、
上端部にフック38を有する金具40が取り付けられて
いる。
【0022】次に、図3(C)の工程では、前記二次ケ
ーブル20bにそれぞれ対応してこれの外側に一次ケー
ブル20aを配索すると共に、前記内膜14bの膜片3
2の外側に外膜14aを構成する各膜片42を敷設す
る。尚、このように前記一次ケーブル20aが敷設され
る際、この一次ケーブル20aに連結金具44を取り付
けてある。そして、図3(D)に示すように、前記連結
金具44の両端下側に設けた係止片46,46に、前記
膜片32,32両端のフック34,34を掛止すると共
に、この連結金具44の中央部下側に設けた係止片48
に二次ケーブル20bのフック38を掛止する。また、
前記外膜14aの膜片42の対向される各端部を、前記
連結金具44の両端上側に植設したボルト50,50に
連結する。
ーブル20bにそれぞれ対応してこれの外側に一次ケー
ブル20aを配索すると共に、前記内膜14bの膜片3
2の外側に外膜14aを構成する各膜片42を敷設す
る。尚、このように前記一次ケーブル20aが敷設され
る際、この一次ケーブル20aに連結金具44を取り付
けてある。そして、図3(D)に示すように、前記連結
金具44の両端下側に設けた係止片46,46に、前記
膜片32,32両端のフック34,34を掛止すると共
に、この連結金具44の中央部下側に設けた係止片48
に二次ケーブル20bのフック38を掛止する。また、
前記外膜14aの膜片42の対向される各端部を、前記
連結金具44の両端上側に植設したボルト50,50に
連結する。
【0023】次に、図3(E)に示すように、各膜片3
2,32から延設される継手膜36,36の各先端部
を、前記二次ケーブル20bの下側に垂設されるボルト
52に連結する。このように継手膜36,36を互いに
連結することにより、前記膜片32と前記継手膜36と
は屋根膜14の内側を連続して覆うことになり、これら
膜片32と継手膜36とによって内膜14bが構成され
る。また、前記膜片32は、継手膜36の取付部分から
先端部側が外膜14aに連結されることになり、当該部
分が前述した連結膜26となる。
2,32から延設される継手膜36,36の各先端部
を、前記二次ケーブル20bの下側に垂設されるボルト
52に連結する。このように継手膜36,36を互いに
連結することにより、前記膜片32と前記継手膜36と
は屋根膜14の内側を連続して覆うことになり、これら
膜片32と継手膜36とによって内膜14bが構成され
る。また、前記膜片32は、継手膜36の取付部分から
先端部側が外膜14aに連結されることになり、当該部
分が前述した連結膜26となる。
【0024】ところで、前記内膜14bの膜片32の端
部が外膜14aを固定した連結金具44に掛止されるこ
とにより、これら外膜14aと内膜14bとはケーブル
20の支持部分で互いに連結される。また、前記二次ケ
ーブル20bは金具40を介して前記一次ケーブル20
aの下側に取り付けられることにより、この二次ケーブ
ル20bは屋根膜14に連結される。
部が外膜14aを固定した連結金具44に掛止されるこ
とにより、これら外膜14aと内膜14bとはケーブル
20の支持部分で互いに連結される。また、前記二次ケ
ーブル20bは金具40を介して前記一次ケーブル20
aの下側に取り付けられることにより、この二次ケーブ
ル20bは屋根膜14に連結される。
【0025】以上の構成により本実施例の屋根膜の取付
方法にあっては、屋根膜14を外膜14aと内膜14b
とによって二重膜構造として構成し、かつ、それぞれの
内膜14bおよび外膜14aが膜片32および42の接
続により構成されるようになっている。そして、前記各
膜片32および42を人口スキー場10の床面18に敷
設し、それぞれを連結金具44を介して接続することが
できる。また、このように角膜片32,42が接続され
る際、同時に断熱材30が取り付けられると共に、一次
ケーブル20aおよび二次ケーブル20bが取り付けら
れる。
方法にあっては、屋根膜14を外膜14aと内膜14b
とによって二重膜構造として構成し、かつ、それぞれの
内膜14bおよび外膜14aが膜片32および42の接
続により構成されるようになっている。そして、前記各
膜片32および42を人口スキー場10の床面18に敷
設し、それぞれを連結金具44を介して接続することが
できる。また、このように角膜片32,42が接続され
る際、同時に断熱材30が取り付けられると共に、一次
ケーブル20aおよび二次ケーブル20bが取り付けら
れる。
【0026】従って、本実施例では屋根膜14が現場と
なる人口スキー場10で組み立てることができるため、
この屋根膜14を構成する各部品、つまり、膜片32,
42,一次ケーブル20a,二次ケーブル20bおよび
断熱材30等を個別に現場に搬入することができる。こ
のため、屋根膜14自体の面積が著しく広くなった場合
にも、その運搬を容易に行うことができる。
なる人口スキー場10で組み立てることができるため、
この屋根膜14を構成する各部品、つまり、膜片32,
42,一次ケーブル20a,二次ケーブル20bおよび
断熱材30等を個別に現場に搬入することができる。こ
のため、屋根膜14自体の面積が著しく広くなった場合
にも、その運搬を容易に行うことができる。
【0027】また、かかる屋根膜14の取付方法では、
内膜14bの膜片32および断熱材30を床面18に敷
設し、その外方に二次ケーブル20bそして一次ケーブ
ル20aを配索すると共に、外膜14aの膜片42を敷
設し、この状態で各膜片32,42を連結金具44を介
して接続すると共に、一次,二次ケーブル20a,20
bを取り付けることにより屋根膜14の取り付けを行う
ことができるため、この取り付け作業を著しく簡単化す
ることができる。
内膜14bの膜片32および断熱材30を床面18に敷
設し、その外方に二次ケーブル20bそして一次ケーブ
ル20aを配索すると共に、外膜14aの膜片42を敷
設し、この状態で各膜片32,42を連結金具44を介
して接続すると共に、一次,二次ケーブル20a,20
bを取り付けることにより屋根膜14の取り付けを行う
ことができるため、この取り付け作業を著しく簡単化す
ることができる。
【0028】更に、この実施例では上述したように屋根
膜14を外膜14aと内膜14bとにより二重膜構造と
して構成したので、断熱材30を設けたことと相俟って
その断熱効果を著しく向上することができる。
膜14を外膜14aと内膜14bとにより二重膜構造と
して構成したので、断熱材30を設けたことと相俟って
その断熱効果を著しく向上することができる。
【0029】更にまた、ケーブル20を一次ケーブル2
0aと二次ケーブル20bとで構成し、一次ケーブル2
0aは専らインフレートされた屋根膜14を支持し、二
次ケーブル20bはこの一次ケーブル20bより短くし
て、デフレートされた屋根膜14を床面18から所定高
さhが確保されるように吊持するようになっている。こ
のため、災害発生時に屋根膜14がデフレートされた際
にあっても、人員の避難をスムーズに行って安全性を確
保することができる。
0aと二次ケーブル20bとで構成し、一次ケーブル2
0aは専らインフレートされた屋根膜14を支持し、二
次ケーブル20bはこの一次ケーブル20bより短くし
て、デフレートされた屋根膜14を床面18から所定高
さhが確保されるように吊持するようになっている。こ
のため、災害発生時に屋根膜14がデフレートされた際
にあっても、人員の避難をスムーズに行って安全性を確
保することができる。
【0030】また、本実施例では屋根膜14を外膜14
aと内膜14bとで二重膜構造とし、これら外膜14a
と内膜14bとの間に前記一次ケーブル20aおよび前
記二次ケーブル20bを配置したので、これらケーブル
20a,20bが外方に露出されるのを防止して、これ
を雨水等から保護することができる。従って、前記ケー
ブル20a,20bの発錆を防止してその耐久性を向上
することができると共に、ケーブル20a,20bが露
出されないことから、屋根膜14の外観性を向上するこ
とができる。
aと内膜14bとで二重膜構造とし、これら外膜14a
と内膜14bとの間に前記一次ケーブル20aおよび前
記二次ケーブル20bを配置したので、これらケーブル
20a,20bが外方に露出されるのを防止して、これ
を雨水等から保護することができる。従って、前記ケー
ブル20a,20bの発錆を防止してその耐久性を向上
することができると共に、ケーブル20a,20bが露
出されないことから、屋根膜14の外観性を向上するこ
とができる。
【0031】更に、前記一次ケーブル20aと前記二次
ケーブル20bとを対に設け、一次ケーブル20aに設
けた係止部48に、フック38を介して二次ケーブル2
0bを掛止することにより、二次ケーブル20bは一次
ケーブル20aを介して屋根膜14に取り付けられる。
つまり、二次ケーブル20bは一次ケーブル20aの屋
根膜支持部分を介して屋根膜14を支持することができ
ため、二次ケーブル20bと屋根膜14との支持部分を
余分に設ける必要がなく、その構成を簡略化することが
できる。
ケーブル20bとを対に設け、一次ケーブル20aに設
けた係止部48に、フック38を介して二次ケーブル2
0bを掛止することにより、二次ケーブル20bは一次
ケーブル20aを介して屋根膜14に取り付けられる。
つまり、二次ケーブル20bは一次ケーブル20aの屋
根膜支持部分を介して屋根膜14を支持することができ
ため、二次ケーブル20bと屋根膜14との支持部分を
余分に設ける必要がなく、その構成を簡略化することが
できる。
【0032】尚、本実施例では屋根膜14を外膜14a
と内膜14bとで二重膜構造とし、かつ、ケーブル20
を一次ケーブル20aと二次ケーブル20bとをもって
構成したものを開示したが、これに限ること無く屋根膜
を単膜構造としたもの、またはケーブルを一本としたも
のにあっても本発明を適用できることは勿論である。
と内膜14bとで二重膜構造とし、かつ、ケーブル20
を一次ケーブル20aと二次ケーブル20bとをもって
構成したものを開示したが、これに限ること無く屋根膜
を単膜構造としたもの、またはケーブルを一本としたも
のにあっても本発明を適用できることは勿論である。
【0033】また、人工スキー場10に本発明の屋根膜
の取付方法を適用した場合を開示したが、これに限るこ
となく屋根膜を用いた他の大空間施設、例えば一般のド
ーム等に本発明を適用することができることは勿論であ
る。
の取付方法を適用した場合を開示したが、これに限るこ
となく屋根膜を用いた他の大空間施設、例えば一般のド
ーム等に本発明を適用することができることは勿論であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す屋根膜の取付方法にあっては、屋根膜を構成する各
部品を現場に搬入して、この現場で屋根膜を組み立てて
大空間施設に取り付けることができる。従って、前記屋
根膜は工場から各部品を個別にして現場に搬入すること
ができるため、その運搬を著しく容易にすることができ
る。
示す屋根膜の取付方法にあっては、屋根膜を構成する各
部品を現場に搬入して、この現場で屋根膜を組み立てて
大空間施設に取り付けることができる。従って、前記屋
根膜は工場から各部品を個別にして現場に搬入すること
ができるため、その運搬を著しく容易にすることができ
る。
【0035】また、本発明の請求項2に示す屋根膜の取
付方法にあっては、屋根膜を外膜および内膜により二重
膜構造として構成すると共に、ケーブルを一次ケーブル
と二次ケーブルとで構成したものにあって、この屋根膜
の各部品を現場で組み立てて取り付けることができる。
従って、屋根膜の運搬を容易にできるのは勿論のこと、
屋根膜を二重膜構造としたので断熱効果を高めることが
できると共に、ケーブルを一次ケーブルと二次ケーブル
とで構成したので、一方のケーブルを屋根膜のインフレ
ート時の支持に用い、他方のケーブルをデフレート時の
屋根膜垂れ下がりの規制用として用いることにより、災
害発生時の安全性を向上することができる。
付方法にあっては、屋根膜を外膜および内膜により二重
膜構造として構成すると共に、ケーブルを一次ケーブル
と二次ケーブルとで構成したものにあって、この屋根膜
の各部品を現場で組み立てて取り付けることができる。
従って、屋根膜の運搬を容易にできるのは勿論のこと、
屋根膜を二重膜構造としたので断熱効果を高めることが
できると共に、ケーブルを一次ケーブルと二次ケーブル
とで構成したので、一方のケーブルを屋根膜のインフレ
ート時の支持に用い、他方のケーブルをデフレート時の
屋根膜垂れ下がりの規制用として用いることにより、災
害発生時の安全性を向上することができる。
【0036】更に、本発明の請求項3にあっては、屋根
膜を構成する膜片の敷設工程で断熱材を取り付けること
により、屋根膜の断熱効果を著しく向上できると共に、
前記断熱材も個別に現場に搬入することができるため、
同様にその運搬が容易になるという各種優れた効果を奏
する。
膜を構成する膜片の敷設工程で断熱材を取り付けること
により、屋根膜の断熱効果を著しく向上できると共に、
前記断熱材も個別に現場に搬入することができるため、
同様にその運搬が容易になるという各種優れた効果を奏
する。
【図1】本発明が適用される大空間施設の一実施例の断
面を示す概略構成図である。
面を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例における屋根膜の施工を順を
追って示す工程図である。
追って示す工程図である。
【図3】本発明の一実施例における屋根膜を構成する膜
片同志の接続および屋根膜とケーブルとの取り付けを順
を追って示す工程図である。
片同志の接続および屋根膜とケーブルとの取り付けを順
を追って示す工程図である。
10 人工スキー場(大空間施設) 12 外壁 14 屋根膜 14a 外膜 14b 内膜 20 ケーブル 20a 一次ケーブル 20b 二次ケー
ブル 30 断熱材 32,42 膜片
ブル 30 断熱材 32,42 膜片
Claims (4)
- 【請求項1】 大空間施設の対向する外壁間に、インフ
レート,デフレート可能に張架される屋根膜を備え、こ
の屋根膜がこれら外壁間に架設されるケーブルを介して
支持される屋根膜の取付方法において、 屋根膜を構成する複数の膜片をそれぞれ大空間施設の床
面に敷設すると共に、これら各膜片間にケーブルを配索
し、各膜片の端部同志を互いに接続すると共に、この接
続部分にケーブルを取り付けることを特徴とする屋根膜
の取付方法。 - 【請求項2】 屋根膜の敷設工程で断熱材を取り付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の屋根膜の取付方法。 - 【請求項3】 大空間施設の対向する外壁間に、インフ
レート,デフレート可能に張架され、外膜および内膜に
より二重膜構造として構成される屋根膜を備え、この屋
根膜がこれら外壁間に架設される一次ケーブルおよび二
次ケーブルを介して支持される屋根膜の取付方法におい
て、 内膜を構成する複数の膜片をそれぞれ大空間施設の床面
に敷設すると共に、これら各膜片間に第2ケーブルを配
索し、この第2ケーブルにそれぞれ対応してこれの外側
に第1ケーブルを配索すると共に、前記内膜の膜片の外
側に外膜を構成する複数の膜片を敷設し、内膜の膜片と
外膜の膜片との対応する端部同志を接続すると共に、内
膜の膜片の端部同志および外膜の膜片の端部同志をそれ
ぞれ接続し、これら接続部分に第1ケーブルを取り付け
ると共に、この第1ケーブルに二次ケーブルを取り付け
たことを特徴とする屋根膜の取付方法。 - 【請求項4】 屋根膜の敷設工程で断熱材を取り付ける
ことを特徴とする請求項3に記載の屋根膜の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328347A JP2800514B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 屋根膜の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328347A JP2800514B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 屋根膜の取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05141129A true JPH05141129A (ja) | 1993-06-08 |
JP2800514B2 JP2800514B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=18209228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3328347A Expired - Lifetime JP2800514B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 屋根膜の取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800514B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4814063A (en) * | 1984-09-12 | 1989-03-21 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Process for the preparation of super needle coke |
US4855037A (en) * | 1984-09-12 | 1989-08-08 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Hydrogenation catalyst for coal tar, a method of hydrogenation of coal tar with use of such catalyst, and a method of producing super needle coke from the hydrogenation product of coal tar |
CN107642272A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-01-30 | 天津德亨自动化设备有限公司 | 一种充气式建筑物顶棚结构 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5194093B2 (ja) * | 2010-11-10 | 2013-05-08 | 圭助 阿部 | 換気手段を備えたエアドーム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4955709U (ja) * | 1972-08-22 | 1974-05-16 | ||
JPS5947451U (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-29 | 宇部興産株式会社 | 簡易保温ハウス |
JPS6078074A (ja) * | 1983-10-04 | 1985-05-02 | 清水建設株式会社 | 空気膜屋根の構築法 |
JPS61221471A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-10-01 | 大成建設株式会社 | 膜屋根のリフトアツプ工法 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP3328347A patent/JP2800514B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4955709U (ja) * | 1972-08-22 | 1974-05-16 | ||
JPS5947451U (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-29 | 宇部興産株式会社 | 簡易保温ハウス |
JPS6078074A (ja) * | 1983-10-04 | 1985-05-02 | 清水建設株式会社 | 空気膜屋根の構築法 |
JPS61221471A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-10-01 | 大成建設株式会社 | 膜屋根のリフトアツプ工法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4814063A (en) * | 1984-09-12 | 1989-03-21 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Process for the preparation of super needle coke |
US4855037A (en) * | 1984-09-12 | 1989-08-08 | Nippon Kokan Kabushiki Kaisha | Hydrogenation catalyst for coal tar, a method of hydrogenation of coal tar with use of such catalyst, and a method of producing super needle coke from the hydrogenation product of coal tar |
CN107642272A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-01-30 | 天津德亨自动化设备有限公司 | 一种充气式建筑物顶棚结构 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2800514B2 (ja) | 1998-09-21 |
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