JPH055945A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH055945A
JPH055945A JP18166891A JP18166891A JPH055945A JP H055945 A JPH055945 A JP H055945A JP 18166891 A JP18166891 A JP 18166891A JP 18166891 A JP18166891 A JP 18166891A JP H055945 A JPH055945 A JP H055945A
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JP
Japan
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film
bar code
spool
circuit
magnetic recording
Prior art date
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Application number
JP18166891A
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English (en)
Inventor
Takeshi Egawa
全 江川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH055945A publication Critical patent/JPH055945A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムの給送量から1駒中の磁気記録範囲
を制御することで、駒間に重なりを生じさせることなく
磁気記録をローコストに行えるようにする。 【構成】 磁気記憶部を有するフィルム、及び該フィル
ムに関する情報がバーコードの形で記録されると共にス
プールと一体に回転する円盤を備えたフィルムカートリ
ッジが装填され、前記バーコードを検出すると共に前記
磁気記憶部に対して磁気ヘッドにより情報の記録及び再
生が可能なカメラにおいて、フィルム給送中に前記バー
コードを検出するバーコード検出手段と、該検出手段の
出力に基づいてデジタル信号に変換するデコード手段
と、前記バーコード検出手段の出力時間をカウントする
カウント手段と、該手段によるカウント値を前記デジタ
ル信号によって補正しながら前記スプールの回転速度を
ステップ108により演算する演算手段と、該演算手段
の演算結果に基づいてフィルム給送量をステップ10
9,113により算出するフィルム給送量算出手段と、
前記フィルム給送量に応じて磁気記録を開始する制御手
段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードが設けられ
たカートリッジに装填され、かつ磁気記録部を有するフ
ィルムに対してデータの記録及び再生を行うためのカメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムに関する情報をフィルムの給送
と一体的に動く部材に磁気情報として記録し、フィルム
の給送に伴って前記磁気情報を読み取れるようにしたカ
メラが特開昭55−22799号公報に提案されてい
る。
【0003】また、実開昭58−183695号公報で
は、リールのフランジにバーコードを備え、情報を保持
する技術が提案されている。また、フィルムに磁気記録
部を備え、磁気ヘッドで情報を磁気記録部に記録或は再
生する技術が米国特許4,864,332に提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、フィルムカートリッジのバーコード
と磁気記録部とは動作上、独立しており、カメラは磁気
記録を行う時に各1駒送りに同期させて適度な記録密度
を行う必要から、フィルムスピードを検出するためのロ
ータリーエンコーダなどを備えなければならず、コスト
アップ及び装置の複雑化を招いていた。
【0005】また、エンコーダを持たない場合、カメラ
のフィルム給送は本来、定速送りなどを考えて設計され
ていないため、記録密度が大きくばらつき、記録エラー
を生じる原因になっている。
【0006】さらに、磁気記録の方式として、フィルム
の1駒1駒に記録を行う場合、隣の駒の磁気記録と重な
らないようにする必要がある。
【0007】また、現像所でプリントする時に、プリン
トする駒の情報を読み取るのにも、駒のなかに入ってい
なければならないが、隣の駒と重なった場合、磁気デー
タの消失あるいは駒との対応の判定ができなくなるとい
う問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、駒間に重なりを
生じさせずに磁気記録をローコストに行えるようにする
カメラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、磁気記憶部を有するフィルム、及び該フ
ィルムに関する情報がバーコードの形で記録されると共
にスプールと一体に回転する円盤を備えたフィルムカー
トリッジが装填され、前記バーコードを検出すると共に
前記磁気記憶部に対して磁気ヘッドにより情報の記録及
び再生が可能なカメラにおいて、フィルム給送中に前記
バーコードを検出するバーコード検出手段と、該検出手
段の出力に基づいてデジタル信号に変換するデコード手
段と、前記バーコード検出手段の出力時間をカウントす
るカウント手段と、該手段によるカウント値を前記デジ
タル信号によって補正しながら前記スプールの回転速度
を演算する演算手段と、該演算手段の演算結果に基づい
てフィルム給送量を算出するフィルム給送量算出手段
と、前記フィルム給送量に応じて磁気記録を開始する制
御手段とを設けるようにしている。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、フィルム給送中の磁気
記録時にもフィルムカートリッジのバーコード信号を検
出してスプールの回転を検出し、また、デコードしたデ
ジタル信号からバーコードの幅に応じた補正が加えら
れ、フィルムの給送スピードが判別され、これに基づい
てフィルムの給送量が求められる。したがって、1駒の
範囲で適正な位置に駒間の重なりを生じさせることなく
磁気記録を行うことが可能になる。
【0011】
【実施例】図1は本発明における記録処理を示すフロー
チャートである。また、図2は本発明に用いられるフィ
ルムカートリッジを示す斜視図である。図3は図2のフ
ィルムカートリッジの平面図を示すものである。さら
に、図4はフィルム上の磁気記録部を説明するためのフ
ィルムの図である。なお、図1の処理の前後の処理を示
したのが図7及び図8である。
【0012】まず、図2の構成から説明する。図中、1
はフィルムカートリッジ、2はスプール、2aは後記す
るフォークに係合する穴であり、3はスプール2と一体
的に回転するフィルムに関する情報がバーコードにより
記録されている円盤である。図4において、11はフィ
ルムの撮影駒の位置決めに使われるパーフォレーショ
ン、12はフィルム、13は露光される撮影駒、14は
磁気記録部である。磁気記録部14には、フィルム給送
と同時に、長手方向に磁気記録が後述のカメラの磁気ヘ
ッドによって行われる。
【0013】図5は、本発明のカメラの背面図である。
ここでは、説明のために外装を外した状態を示してい
る。
【0014】21はレリーズボタン、22はファイン
ダ、23はカメラ本体、24はスプール室、25はフィ
ルム巻取り用スプール、26はフィルムガイド用レー
ル、27はフィルムの1駒分を検出するためのパーフォ
レーション信号を得るフォトリフレクタ、28はフィル
ムを露光するアパーチャ、29は図1、図2に示す円盤
3のバーコードの名案を検出するフォトリフレクタ、3
0は、図1のスプールの穴2aと係合してスプールを回
転させるためのフォーク、31はフィルムカートリッジ
室、32はフィルムカートリッジ室蓋33の開閉を検出
するためのピンであり、図6のカートリッジ室蓋スイッ
チ37と連動する。34はフィルムの磁気記録部24に
磁気記録を行うための磁気ヘッドである。この磁気記録
情報には、例えば、撮影年月日情報、撮影時のシャッタ
ースピード、絞り、或は光源の種類、情報などがある。
【0015】図6は図5の示したカメラの電気ブロック
図である。
【0016】35はカメラのシーケンスを制御するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンという)、36は図
5のレリーズボタン21に連動するレリーズスイッチ、
37は図5のピン32に連動するカートリッジ室蓋スイ
ッチ、38は測光回路、39は測距回路、40は図5の
フォトリフレクタ29の出力を受けて、バーコード3の
信号を検出するバーコードエンコーダ回路、41はフィ
ルムのパーフォレーション検出用のフォトリフレクタ2
7の出力より、パーフォレーション信号を出力するエン
コーダ回路、42はフィルム給送用のモータ制御回路、
43はシャッター制御回路、44はレンズ制御回路であ
る。45は磁気ヘッド制御回路であり、図5の磁気ヘッ
ド34を制御し、フィルムの磁気記録部24に情報を磁
気記録する。
【0017】図7及び図8は、図6のマイコン35の動
作を示すフローチャートである。図8と図7に引き続く
処理を示している。なお、図中のSは、ステップを意味
している。
【0018】まず、カートリッジ室蓋33が閉められた
か否かをカートリッジ室蓋スイッチ37で判別し(S2
01)、閉められたことを判別すると、フォーク31が
一定量回転させるべく所定時間をカウントするタイマー
をスタート(S202)させ、モータ制御回路42によ
って巻き上げを開始する(S203)。ついで、バーコ
ードエンコーダ40より信号を入力する(S204)。
この後、ステップ204で入力した信号に、バーコード
による信号を記録した円盤3により、明暗の信号が存在
するかを判別する(205)。無ければ次のステップに
進み、ステップ202で開始したタイマーが所定時間を
カウントしたか否かを判別し(S206)、終了してい
なければステップ204に戻り、バーコードエンコーダ
回路40より信号を入力し、ステップ204〜206の
処理を繰り返す。タイマーが終了したことを検出すると
(S206)、巻き上げ停止を行い(S207)、次に
カートリッジ室蓋33が開かれる(S208)まで繰り
返す。
【0019】S204,S205,S206,S207
の処理は、バーコード信号が無かった場合、フィルムカ
ートリッジ室31内にフィルムカートリッジが無いこと
を意味する。ステップ205でバーコードの信号が検出
された場合には、読み取られたバーコード信号より、フ
ィルム情報、例えばフィルム感度、フィルム枚数カメラ
に設定する(S209)。次に、エンコード回路41か
らフィルムのパーフォレーションを受けて1駒目になっ
たか否かを判別し(S210)、1駒目になれば巻き上
げを停止する(S211)。ついで、フィルム1駒の給
送に要したスプールの回転角をバーコードより求め、こ
れを記憶する(S212)。なお、1駒目の前のフィル
ム部分のリーダ部にパーフォレーションがなく、1駒分
がわからない場合には、フィルム先端から1駒目までの
フィルム長さで1駒分のスプールの回転量を求めればよ
い。
【0020】図9はフィルムリーダ部より回転量を求め
る様子を示す説明図である。
【0021】リーダ部のスプール回転量がθ1 のとき、
フィルム1駒をLの長さとするとリーダ部が3Lであれ
ば、1駒当たりのスプール回転量はθ1/3となる。以
後、1枚目、2枚目、3枚目はθ2 、θ3 、θ4 の回転
量となる。ステップ211の処理が終了すると、フィル
ムスプールの停止した位置のバーコード停止位置の状態
を記憶する(S213)。ここで状態を記憶することに
より、バーコードのどの位置から次がスタートするか、
そのバーコードがデコードした状態がなにかまでわか
り、直ちに次のバーコードの線からデコードができるこ
とになる。
【0022】さらに、レリーズボタン21が押されたか
否かが検出され(S214)、レリーズスイッチ36が
オンになると、次のステップへ進む。すなわち、測光回
路38によって被写体の輝度が測定される(S21
5)。さらに、測距回路39によって被写体までの距離
が測定される(S216)。ついで、測定した距離にピ
ントが合うようにレンズ制御回路44によってレンズが
制御される(S217)。この後、シャッター制御回路
43によってシャッターが制御され(S218)、ステ
ップ215で測光した値で適正露光がフィルムに行われ
る。さらに、モータ制御回路42とエンコーダ回路41
の出力より1駒給送を行う(S219)。
【0023】さらに、磁気ヘッド制御回路45によって
磁気ヘッド34を制御し、かつ、バーコードエンコーダ
回路40の出力及びバーコードをデコードしたデジタル
信号値、及び図1のステップ118で記憶されたバーコ
ード停止位置の状態から、フィルムスプールの回転速度
を検出し、磁気記録密度を制御する。
【0024】ついで、撮影できるフィルムが終了したか
否かを判別(S220)しており、終了していなければ
ステップ214に戻り、フィルムが終了であれば次のス
テップへ進む。フィルム終了の場合、モータ制御回路4
2によって巻き戻しが開始され(S221)、さらに、
エンコーダ41によってフィルムがアパーチャ28より
無くなったか否かが検出され(S222)、検出した
後、フィルムカートリッジ内にフィルムが全て巻き込ま
れるように、所定時間をカウントし(S223)、巻き
戻しを停止する(S224)。ついで、カートリッジ室
蓋が開かれるまで待ち(S225)、ステップ201に
戻る。
【0025】図1は、図8のフローチャートのステップ
219をさらに詳しく説明したフローチャートである。
【0026】まず、モータ制御回路42によってフィル
ムの巻き上げを開始する(S101)。ついで、マイコ
ン35のメモリに記憶された撮影情報など或は、必要で
あれば周辺の電気ブロックより撮影年月日等を入力し
(S102)、フィルムに記録する情報を用意する。図
7のステップ213で記憶されたバーコードの停止位置
の状態をマイコン35の記憶部より入力する(S10
3)。さらに、バーコードエンコーダ回路40より、フ
ィルムカートリッジのフィルムスプールの回転に応じた
円盤3のバーコード信号を入力する(S104)。
【0027】バーコード信号入力には、白部分、黒部分
の夫々の長さ、この場合は時間で入力することになる。
そして、バーコード信号を“0”、“1”にデコードす
るが、このためには“0”、“1”を判断するための基
準が必要である。最悪時はスプールを一回転させて信号
の基準を捜すことも考えられるが、少なくともバーコー
ドコードの数本を読むまでは“0”、“1”に変換でき
ないことになる。しかし、ステップ103で入力したバ
ーコードの停止位置の状態がわかっているので、次のバ
ーコードをすぐに識別することが可能になる。
【0028】識別の基本は、ステップ104で得られた
バーコード信号の明、暗の時間を比較して“0”、
“1”或は「スタート」を判定する(S105)。ステ
ップ105で判定されたデジタル値より、ステップ10
4で得られた実際の黒の幅、白の幅がわかるので、それ
ぞれの幅に相当する時間を、実際の判別された幅の値で
補正することにより、白黒の幅に依存しない信号となる
(S106)。ステップ106の補正された信号よりフ
ィルムスプールの回転速度に変換する(S107)。つ
いで、1駒目の速度は、図7のステップ212で記憶さ
れたフィルムの1駒当たりのスプール回転角を使い、フ
ィルムの給送スピードに補正して得る(S108)。即
ち、1駒当たりの移動量をバーコードの角度に対応させ
て、正確なフィルムの移動速度を得る。
【0029】2駒目以降では、図1のステップ119で
記憶されたフィルム1駒当たりのスプール回転角を使
い、フィルム移動速度を補正して得る。よって、常に撮
影駒の給送に最も近いスプール回転角で補正されること
になる。ついで、補正されたフィルム移動速度を積分す
ることによって、巻き上げ開始からのフィルムの移動量
を求める(S109)。さらに、ステップ109で得ら
れたフィルム移動量が所定量1に達したか否かを監視し
ており、達していれば次のステップへ進み、所定量1に
達していなければ、ステップ104へ戻る(S11
0)。ここで、前の撮影駒との間に磁気記録を行わない
部分を設けることができる。
【0030】ついで、ステップ107で得られたフィル
ムスプールの回転速度がアパーチャ28部を通過するフ
ィルムの速度に対応していることから、1駒の間にステ
ップ102の記録情報をフィルムの磁気記録部14に、
適正な記録密度になるような、磁気ヘッド34を制御す
る周波数を求める。そして、実際にフィルムの給送中
に、ステップ102の記録情報の記録周波数を判別し
(S111)、その周波数に応じてフィルムの磁気記録
部14に磁気ヘッド34が磁気記録を行う(S11
2)。この後、再びフィルム給送量を演算する(S11
3)。さらに、フィルム給送量が所定量2になったか否
かを判別し(S114)、所定量2に達していなければ
ステップ104に戻る。この場合の所定量2は、フィル
ムの駒の終了近くを示している。これによって、次の撮
影駒との間に磁気記録を行わない部分を設定できる。つ
いで、磁気記録が途中であっても中止する(S11
5)。この場合、1駒の間に情報を繰り返し記録してい
るので、途中であっても問題ない。エンコーダ41によ
って、フィルムのパーフォレーション11を検出するま
で繰り返し(S116)、検出すれば巻き上げを停止し
(S117)、次のステップへ進む。次に、図7のステ
ップ213と同様に、バーコード停止位置の状態をマイ
コン35のメモリに記憶し(S118)、ステップ11
9へ進む。ステップ119では、ステップ212と同様
にステップ101〜ステップ117の1駒給送の間に検
出されたバーコードより、1駒給送に要するフィルムス
プールの回転角をマイコン35のメモリに記憶する。
【0031】図10は、本発明の電気系の他の実施例を
示すブロック図である。
【0032】図6の構成ではマイコン35によって処理
していたが、図10ではマイコンを使わずに個別回路
(バーコードエンコーダ回路46、デコーダ回路47、
フィルム感度・記憶回路48、補正演算回路49、記憶
回路50、給送制御回路51、発振回路52、シャッタ
ー制御回路53、磁気ヘッド制御回路54、時計回路5
5、積分回路56からなる)を用いて構成しているとこ
ろに特徴がある。バーコードエンコーダ回路46は、フ
ィルムカートリッジにあるバーコードをフォトリフレク
タで検出し、デジタル値として出力する。この2値化さ
れた出力は、デコーダ回路47、補正演算回路49及び
記憶回路50に出力される。デコーダ47は、バーコー
ドの基準パターンに対してデータ部分、即ち、白の幅、
黒の幅の大きさを判別して“0”、“1”の判定を行
い、判定結果をフィルム感度・記憶回路48、補正演算
回路49に出力する。
【0033】記憶回路50では、給送制御回路51より
スプールの回転開始から停止までのタイミングを受け取
り、その間のデコーダ47の出力を積算して、スプール
の回転角を記憶する。さらに、停止時のバーコードの状
態をバーコードエンコーダ46及び、デコーダ47の出
力で記憶する。さらに、給送開始時には、補正演算回路
49に記憶した内容を出力する。補正演算回路49で
は、給送開始と同時に記憶回路50からバーコードの現
在の状態を入力し、初期状態を設定してから、デコーダ
回路47で“0”、“1”に判定された値と、この値に
相当するバーコードエンコーダ回路46の黒の幅、或は
白の幅の時間を補正して、正確なスプールの回転速度に
変換し、さらに、1駒当たりの前回のスプール回転量よ
り、フィルムの移動速度に補正して得た値を発振回路5
2に送り、発振周波数を制御している。
【0034】フィルム感度記録回路48では、デコーダ
回路47の“0”、“1”、或はスタートビットと判定
された出力信号より、バーコードのスタートビットを検
出し、フィルム感度をデコードして記憶する。このフィ
ルム感度値は、シャッター制御回路53に送られて、フ
ィルムへの露光量が適正になるように制御される。発振
回路52は、補正演算回路49の出力より求めたフィル
ムカートリッジのスプールの回転速度に応じた発振周波
数のパルス列を磁気ヘッド制御回路に送る。即ち、スプ
ールの回転が早い時には高い周波数、スプールの回転が
遅い時は低い周波数となる。
【0035】磁気ヘッド制御回路54は、給送制御回路
51からフィルムの巻き上げ中の信号をもらうと、時計
回路55より年月日情報を受け取り、発振回路52のパ
ルス列に同期して、磁気ヘッド34を駆動して、磁気記
録を行う。積分回路56は、補正演算回路49より得ら
れるフィルム移動速度を積分して、巻き上げ開始からの
フィルム移動量を求める。この求められた移動量によっ
て、1駒の最初と最後の所定量に磁気記録を行わないよ
うに磁気ヘッド制御回路45を制御する。
【0036】図11は図1のフローチャートのステップ
104〜ステップ107、及び図10のバーコードエン
コーダ回路46、デコーダ回路47、補正演算回路49
の具体的な動作を示した説明図である。図中、(a)は
バーコード3の一部を示し、(b)はフォトリフレクタ
などで検出された明部、暗部の夫々の時間t1 〜t4を
示している。(c)はバーコードの幅に相当する時間t
1 〜t4 から“0”、“1”を判定した様子を示してい
る。この場合、時間の短いほうが“0”、長い方が
“1”である。(d)は、(b),(c)の値より、検
出時の速度に相当する値を示している。即ち、短い幅で
は、定数Aに対して、A/t1 、長い幅では幅が短いも
のに比べて2倍であるので、2A/t2 となる。
【0037】図12はバーコードの始まりである“st
art(スタート)”を検出する様子を示す説明図であ
る。(a)、(b)は図11と同様の意味を有してい
る。“start”の幅は、短い幅の6倍であるので、
図12の(d)で6A/t5 という速度に相当する値を
出力する。
【0038】図13は本発明に係るマイコンの他の動作
例を示すフローチャートである。
【0039】この実施例は、図7のステップ205とス
テップ209の間にステップ230を挿入したところに
特徴がある。即ち、ステップ230では、バーコード3
をスプール1回転分、空送り時にマイコン35のメモリ
に記憶する処理を行う。ここで記憶された情報を基に、
ステップ212、ステップ103、ステップ118での
バーコード停止位置がスプールの回転の絶対角度に対応
させることができ、バーコードを読み取る前にデコード
値“0”、“1”、“start”がわかるので、正確
に早く回転速度を求めることができる。この場合、図1
のステップ105のデコードの方法は、ステップ230
で記録されたバーコード情報に対応させるのみでよい。
【0040】図14は図13のステップ230のバーコ
ードの1回転を記憶するときの様子を示している。回転
角0°〜360°でバーコードの明部、暗部を記憶して
いる。あるいは、明部、暗部の幅がデコードした値と対
応するので、デコードした一連の情報を記憶するだけで
も角度を求めることができる。
【0041】図15は、フィルム枚数でスプールの回転
量が変わり、回転中に得られるバーコードの範囲を示し
ている。(a)は回転するバーコードを連続させたもの
であり、360°毎に繰り返される。(b)は1枚目の
回転量であり、ほぼスプールの1回転である。(c)は
10枚目で25%程度回転量が増えており、(d)は2
0枚で1枚目に比べて50%程回転量が増えている様子
を示している。
【0042】なお、図7及び図1のフローチャートで
は、ノーマルワインドについて説明したが、撮影前にカ
メラのスプール25に全てのフィルムを巻き取るプリワ
インド方式においても本発明は有効であり、図7のステ
ップ212に記憶するスプールの回転角は、プリワイン
ド中の最後の駒、即ち撮影最初の駒になる自分自身のス
プールの回転角を記憶すればよいことになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明は、磁気記
憶部を有するフィルム、及び該フィルムに関する情報が
バーコードの形で記録されると共にスプールと一体に回
転する円盤を備えたフィルムカートリッジが装填され、
前記バーコードを検出すると共に前記磁気記憶部に対し
て磁気ヘッドにより情報の記録及び再生が可能なカメラ
において、フィルム給送中に前記バーコードを検出する
バーコード検出手段と、該検出手段の出力に基づいてデ
ジタル信号に変換するデコード手段と、前記バーコード
検出手段の出力時間をカウントするカウント手段と、該
手段によるカウント値を前記デジタル信号によって補正
しながら前記スプールの回転速度を演算する演算手段
と、該演算手段の演算結果に基づいてフィルム給送量を
算出するフィルム給送量算出手段と、前記フィルム給送
量に応じて磁気記録を開始する制御手段とを設けるよう
にしたので、1駒の範囲で適正な位置に駒間の重なりを
生じさせることなく磁気記録を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における記録処理を示すフローチャート
である。
【図2】本発明に用いられるフィルムカートリッジを示
す斜視図である。
【図3】図2のフィルムカートリッジの平面図を示すも
のである。
【図4】フィルム上の磁気記録部を説明するためのフィ
ルムの図である。
【図5】本発明のカメラの背面図である。
【図6】図5に示したカメラの電気ブロック図である。
【図7】図1の処理の前段の処理を示すフローチャート
である。
【図8】図1の処理の後段の処理を示すフローチャート
である。
【図9】フィルムリーダ部より回転量を求める様子を示
す説明図である。
【図10】本発明の電気系の他の実施例を示すブロック
図である。
【図11】図1のフローチャートのステップ104〜ス
テップ107、及び図10のバーコードエンコーダ回
路、デコーダ回路、補正演算回路の具体的な動作を示す
説明図である。
【図12】バーコードの始まりである“start(ス
タート)”を検出する様子を示す説明図である。
【図13】本発明に係るマイコンの他の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図14】図13の「バーコード1回転記憶処理」にお
ける具体的な処理内容を示す説明図である。
【図15】フィルム枚数でスプールの回転量が変わり、
回転中に得られるバーコードの範囲を示している。
【符号の説明】 1 フィルムカートリッジ 2 スプール 2a 穴 3 円盤 11 パーフォレーション 12 フィルム 13 撮影駒 14 磁気記録部 21 レリーズボタン 22 ファインダー 23 カメラ本体 24 スプール室 25 フィルム巻き取り用スプール 26 フィルムガイド用レール 27 フォトリフレクタ 28 アパーチャ 29 フォトリフレクタ 30 フォーク 31 フィルムカートリッジ室 32 ピン 34 磁気ヘッド 35 マイコン 36 レリーズスイッチ 37 カートリッジ室蓋スイッチ 38 測光回路 39 測距回路 40 バーコードエンコーダ回路 41 エンコーダ回路 42 フィルム給送用のモータ制御回路 43 シャッター制御回路 44 レンズ制御回路 45 磁気ヘッド制御回路 46 バーコードエンコーダ回路 47 デコーダ回路 48 フィルム感度・記憶回路 49 補正演算回路 50 記憶回路 51 給送制御回路 52 発振回路 53 シャッター制御回路 54 磁気ヘッド制御回路 55 時計回路 56 積分回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 磁気記憶部を有するフィルム、及び該フ
    ィルムに関する情報がバーコードの形で記録されると共
    にスプールと一体に回転する円盤を備えたフィルムカー
    トリッジが装填され、前記バーコードを検出すると共に
    前記磁気記憶部に対して磁気ヘッドにより情報の記録が
    可能なカメラにおいて、フィルム給送中に前記バーコー
    ドを検出するバーコード検出手段と、前記バーコード検
    出手段の出力よりフィルム給送量を算出するフィルム給
    送量算出手段と、前記フィルム給送量に応じて磁気記録
    を開始する制御手段とを具備することを特徴とするカメ
    ラ。
JP18166891A 1991-06-27 1991-06-27 カメラ Pending JPH055945A (ja)

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