JPH04316028A - カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はフィルムに関する情報が
バーコードにより記号化されて、記録されている回転部
材を備えたフイルムカートリッジを用いたカメラに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】フィルムに関する情報を、フィルムの給
送と一体に動く部材（デイスク）に磁気情報として記録
し、フィルムの給送に伴って、この情報を読取るように
したカメラが、特開昭５５−２２７９９号において提案
されている。

【０００３】又、実開昭５８−１８３６９５号では、磁
気テ−プのリ−ルのフランジにバーコードを円形に並べ
て表示したことを特徴とするカセットテープが提案され
ている。

【０００４】さらに、フィルムに関する情報を記録する
手段として、バーコードとして記録し、フォトリフレク
タ等の光学的手段により、読取る方法が考えられる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記後
者の従来例では、バーコードからカセットテ−プに関す
る情報を読み取った後は、記憶手段に一時記憶を行うが
、これは片方向でのみ情報の読取りを行うものであり、
往復での読取りを行うものではないので、一度だけの読
取りになってしまうという問題があった。

【０００６】本発明は、往復での読取り動作を有効に活
用しようとするものであり、往復での読取りを読取可、
不可の判定に用いることにより、フイルム感度情報の読
取不可時の露出演算、制御の不確実な動作をすることの
ないカメラを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラはバーコードにより記録されてい
る記録内容を読み取る読取手段と、該読取手段からの読
取内容を記憶する記憶手段と、を有し、該読取手段によ
る複数回の読取の結果を比較し、その結果により前記記
憶手段に記憶されている内容の更新を行うか否かの判断
を行うものである。

【０００８】

【作用】本発明によれば、バーコード情報を正常に読み
取った場合には、記憶手段の内容を更新し、バーコード
情報が読取不能であることを検出した場合には、記憶手
段の内容を更新しないことにより、読取不能の場合には
、前回記憶した値を用いることによって、読取不能時の
露出演算、制御の不確実な動作を未然に防止している。

【０００９】

【実施例】図１において、１はカメラ全体の制御を司る
マイクロプロセッサ、２は測光回路、３は測距回路、４
はシャッタ制御回路、５は絞り制御回路で、２〜５はい
ずれも公知の回路として構成される。

【００１０】６は測光・測距開始スイッチ（ＳＷ１）、
７は撮影動作開始スイッチ（ＳＷ２）で、これらは、レ
リーズ釦のそれぞれ第１ストローク、第２ストロークで
、オンとなるようなスイッチである。８はメインスイッ
チ、９は磁気記録回路、１０は磁気ヘッド、１１は背蓋
の開閉状態を知るための背蓋スイッチ、１２はバーコー
ド情報読取手段、１３はシャッタ秒時や絞り値、又は、
フィルムパトローネの有無や、フィルム取り出しの警告
等を行う表示回路、１４は巻き戻し開始（ＲＥＷ）釦、
１５はフィルム１６の給送を行うモータ駆動回路、１７
はフィルム１６を収納するパトロ−ネ内のフイルム供給
スプールに一体的に設けられ、該供給スプ−ルの回転に
伴って回転する表面にバーコードが記録されているバー
コード記録部としての回転部材、１８はパ−フォ−レー
ション検出回路であり、例えばフォトインタラプタの投
光部と受光部で構成されパ−フォ−レーションの有無が
検出される。

【００１１】また、２０は電池交換を検知するための電
池交換検出スイッチである。

【００１２】図４は、本実施例において使用されるフィ
ルムについて示したものである。

【００１３】スプールと一体的に回転する部材に、フィ
ルムに関する情報（例えば、フィルム感度情報）が、バ
ーコードにより記号化されて記録されている。

【００１４】また、１９は１駒に対しては１対１に対応
しているパ−フォ−レーションである。さらに、フィル
ム下部にはバーコード情報の検出を行わないカメラに対
応するために、例えば、ＩＳＯ情報において、高感度用
フィルム／低感度用フィルムを識別するための識別部が
設けられている。

【００１５】次に、図１の回路の動作をマイクロプロセ
ッサ１の動作について、図２、図３のフローチャートを
用いて説明する。

【００１６】メインスイッチ８がオフの位置にある時に
は、他のスイッチは受け付けず、オンの位置になると、
ステップ１０１からステップ１０２に進み、オートロー
ディングを行う状態か否かを判別する。オ−トロ−ディ
ングを行わない状態ならばステップ１０３へ進み、行う
状態ならば、ステップ１２６〜１３０を実行する。また
、ステップ１０３では、電池交換が行われたか否か判別
する。もし、電池交換がなければステップ１０４へ進み
電池交換が行われたならば、後で詳しく述べるように、
ステップ１１７〜１２５を実行する。ステップ１０４で
は、ＲＥＷ釦１１が押されているか判断し、若し、押さ
れていなければステップ１０５へ進み押されていたなら
ば、後述のステップ１１４以降に進む。ステップ１０５
では、スイッチ（ＳＷ１）６がオンかオフかを判断する
。その結果、オフであった場合には、ステップ１０１に
戻り、オンであれば、ステップ１０６以降に進む。 ステップ１０６では測光回路２を用いて、測光値を求め
、これをＡ／Ｄ変換して、ステップ１０７へ進み、ここ
で、ＴＶ（シャッタ開時間）、ＡＶ（絞り）の各値をあ
らかじめ内部に記憶されているプログラム線図に基づい
て決定する。次のステップ１０８では、測距回路３を用
いて、測距情報を求め、次のステップ１０９にて、前記
測距情報に基づいて不図示のレンズの駆動を行う。その
後、ステップ１１０にて、スイッチ（ＳＷ２）７がオン
されれば、ステップ１１１以降に進む。

【００１７】ステップ１１１では、シャッタ制御回路４
及び絞り制御回路５を動作させ、フィルムへの露光を行
う。次のステップ１１２では、フィルムの巻上げを行い
、次いでステップ１１３にて、若し規定駒数を撮影した
ならば、ステップ１１４に進み、そうでなければ、ステ
ップ１０１に戻る。

【００１８】ステップ１１４では、フィルム巻戻しを行
い、巻戻し終了後、フィルムマークを点滅させる等して
、カメラよりフィルムの取り出しを促す警告を表示回路
１３により行い、ステップ１１６にて背蓋スイッチ１１
により背蓋が開放されるのを検出されるまで待つ。

【００１９】ステップ１１７〜１２５は、電池交換が行
われた後の処理ルーチンであり、電池交換が行われた後
は、ステップ１１７にてモ−タ駆動回路１５を動作させ
ることにより給送をスタートさせ、フィルムカートリッ
ジ上のバーコードを読み込む準備を行う。ステップ１１
８にてバーコードのスタートパターンを認識するまで待
ち、スタートパターンを認識した後は、ステップ１１９
において、読取手段１２によりデータを読取り、このデ
ータの値を仮にＡとする。ステップ１２０において、フ
ィルムを元の位置まで戻すため、モ−タ駆動回路１５に
逆通電することにより逆方向に回転を始める。ステップ
１２１にてバーコードのスタートパターンを認識するま
で待ち、スタートパターンを認識した後は、ステップ１
２２において、読取手段１２によりデータを読取り、こ
の値を仮にＢとする。

【００２０】ステップ１２３にて元のフィルム停止位置
までフィルムを送り、パ−フォ−レーション検出回路１
８にてパ−フォ−レーションを検出することにより停止
する。ステップ１２４では、往復で読取ったデータの値
Ａ、Ｂの比較を後述の比較手段（図５）で行い、一致し
た場合のみ、ステップ１２５にてマイクロプロセッサ１
にもうけられた不図示のＲＡＭとしての記憶手段に記憶
する。

【００２１】ステップ１２６〜１３０は、オートローデ
ィングを行う場合の処理ルーチンであり、ステップ１２
６にてオートローディングをモ−タ駆動回路１５を動作
させることによりスタートさせ、フィルムカートリッジ
上のバーコードを読み込む準備を行う。ステップ１２７
にてバーコードのスタートパターンを認識するまで待ち
、スタートパターンを認識した後は、ステップ１２８に
おいて、読取手段１２によりデータを読取り、読み取っ
たデータをステップ１２９にてマイクロプロッセサ１に
より設けられた不図示のＲＡＭとしての記憶手段に記憶
する。その後、ステップ１３０において、１駒目まで給
送を行い、撮影の準備を完了する。

【００２２】図５は本実施例をブロック化して示したも
のである。モ−タ駆動回路１５を制御する給送制御手段
５０１により、給送手段５０７を動作させ、フイルムカ
−トリッジ１７上のバ−コ−ドが記録されている回転部
材１７を回転させる。この時の情報を読取手段１２によ
り読取り、一時記憶手段５０６ａ及び５０６ｂに給送方
向を変えてそれぞれ一時記憶を行う。

【００２３】これらの結果を比較手段５０５により比較
し、判定手段５０４にて判断を行う。例えば、比較の結
果、一時記憶された各情報が不一致の場合は読取不能と
判断するための不一致検出手段を有し、記憶手段５０３
への記憶を制御する。この記憶手段５０３の内容に基づ
いて、露出制御手段５０２により露出の演算、制御を行
う。給送制御手段５０１及び露出制御手段５０２は撮影
開始手段としての撮影動作開始スイッチ７により動作が
開始される。

【００２４】尚、５０１〜５０７の各手段は、マイクロ
プロセッサ１の制御により行なわれるが、５０７はモ−
タ駆動回路１５を、５０２はシャッタ制御回路４及び絞
り制御回路５を実際に作動させることにより行われる。 又、５０３，５０６ａ，５０６ｂの各記憶手段は、マイ
クロプロセッサ１に設けられて不図示の揮発性記憶手段
としてのＲＡＭに相当する。

【００２５】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明はバーコ
ード情報を正常に読み取った場合には、記憶手段の内容
を更新し、バーコード情報が読取不能であることを検出
した場合には、記憶手段の内容を更新しないことにより
、バーコード情報の読取不能の場合には、前回記憶した
値を用いることによって、読取不能時の露出演算、制御
の不確実な動作を未然に防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１におけるマイクロプロセッサの動作を示す
プローチャートである。

【図３】図１におけるマイクロプロセッサの動作を示す
プローチャートである。

【図４】本実施例において使用されるフィルムを示す図
である。

【図５】本発明の主要構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１　　　　　　マイクロプロセッサ １２　　　　バーコード読取部 １７　　　　バーコード記録部 ５０１　　給送制御手段 ５０２　　露出制御手段 ５０３　　記憶手段 ５０４　　判定手段 ５０５　　比較手段 ５０６ａ，５０６ｂ　　一時記憶手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　フィルムカートリッジ内のフィルム供
   給スプールと一体的に回転し、フィルムに関する情報が
   バーコードにより記号化されて記録されている回転部材
   を備えたフイルムカ−トリッジを用いるカメラにおいて
   、前記バ−コ−ドを読み取る読取手段と、該読取手段か
   ら読取内容を記憶するための一時記憶手段と、該読取手
   段による複数回の読取りにより記憶手段に記憶した各結
   果を比較し、その比較手段の結果により他の記憶手段に
   記憶されている内容の更新を行うか否かを判断する判定
   手段とを有することを特徴とするカメラ。
2. 【請求項２】請求項１において、判定手段はフィルムを
   送り方向に回転してバーコードによる記録内容を前記読
   取手段により読取り、その後逆方向に回転し、再度バー
   コードによる情報を前記読取手段により読取って一時記
   憶を行う給送手段と、これら往復で読み込んで一時記憶
   させた情報が不一致の場合に読取不能と判断するための
   不一致検出手段とからなることをことを特徴とするカメ
   ラ。